JPH088143A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPH088143A
JPH088143A JP6134082A JP13408294A JPH088143A JP H088143 A JPH088143 A JP H088143A JP 6134082 A JP6134082 A JP 6134082A JP 13408294 A JP13408294 A JP 13408294A JP H088143 A JPH088143 A JP H088143A
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JP
Japan
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anode lead
lead
notch
dent
electrolytic capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6134082A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Masutani
泰之 桝谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体電解コンデンサのコンデンサエレメント
から導出した陽極リードのキズ,ノッチ部形成の安定化
と、外部リード部材との溶接の安定化を図る。 【構成】 弁作用を有する金属粉末にて構成してなるコ
ンデンサエレメント1より導出した陽極リード2を、部
分的に超音波振動を与える工程と、陽極リード2にキズ
2a,ノッチ部2bを形成する工程と、キズ2a部分に
第1の外部リード部材3を溶接する工程と、陽極リード
2をノッチ部2bより切離する工程とを得て製造する。 【効果】 陽極リードに超音波振動を加えることで酸化
層が破壊、除去され、キズ,ノッチ部の深さが安定し、
溶接が確実に行うことができ、またキズ刃,ノッチ刃の
摩耗が軽減でき、長寿命化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解コンデンサの
製造方法に関し、特にコンデンサエレメントより導出さ
れた陽極リードに被覆されている酸化層の破壊方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種固体電解コンデンサは、
例えば図5に示すように、弁作用を有する金属粉末を円
柱上に加圧成形し、焼結して成るコンデンサエレメント
10に、予め弁作用を有する金属線よりなる陽極リード
20を植立し、この陽極リード20の導出端のキズ部2
0aにL形の第1の外部リード部材30を溶接すると共
に、ストレート状の第2の外部リード部材40を、コン
デンサエレメント10の電極引出し層50に半田付け
し、かつコンデンサエレメント10の全周面を樹脂材6
0にて被覆して構成されている。ところで、陽極リード
20への第1の外部リード部材30を溶接に先立って、
陽極リード20には、図6に示すように、キズ70とノ
ッチ刃80とを一体化してなる成形体によって、キズ部
20aとノッチ部20bとが同時に形成されている。そ
して、コンデンサエレメント10とノッチ部20bとの
間に位置するキズ部20aに第1の外部リード部材30
を溶接した後、陽極リード20の不要部分がノッチ部2
0bより切離されている(例えば特公平5−23047
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、陽極リード
20の表面には、コンデンサエレメント10への化成処
理時に誘電体として酸化層が形成され、特に陽極リード
20として弁作用金属、特にタンタルを用いる場合、五
酸化タンタル(Ta2 O5 )の被覆が形成されるが、こ
の酸化層は、タンタルの硬度が大きいことも関連してい
るが、金属単体の硬度以上に硬いものである。従って、
上述の成形体によって陽極リード20にキズ部20aを
同時に形成する際に、酸化層の存在によって、キズ部2
0aにバラツキが生じ、第1外部リード部材30の溶接
性の信頼性も損なわれるという問題がある。従来の方法
ではキズ刃によって圧潰することで酸化層をある程度破
壊しているが、十分には除去できないため、溶接性の信
頼性が小さいという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンタル等の
弁作用を有する金属粉末にて構成してなるコンデンサエ
レメントより導出したタンタル等の陽極リードの所定箇
所に超音波振動を加え陽極リード表面の酸化層を破壊除
去する工程と、陽極リードの上記酸化層の破壊除去部に
キズ,ノッチ部を形成する工程と、キズ部分に外部リー
ド部材を溶接する工程を、陽極リードをノッチ部より切
離する工程とを得て製造するものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、陽極リード部に超音波振動を
与えた後、その部分にキズ,ノッチ部が形成される。従
って、キズ,ノッチ部の形成部分の弁作用金属、特に硬
い五酸化タンタル等の酸化層が破壊除去されてからキ
ズ,ノッチ部が形成されるため、キズ刃,ノッチ刃に対
する摩耗の影響は軽減される上、キズ深さも安定するこ
とにより、外部リード部材の陽極リードへの溶接も確実
に行うことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明に係る固体電解コンデンサにつ
いて、図1の正断面図を参照して説明する。図におい
て、1はタンタル等の弁作用を有する金属粉末を円柱状
に加圧成形し焼結してなるコンデンサエレメントであっ
て、それの中心には、金属粉末の加圧成形に先立って、
タンタル等の弁作用を有する金属線が陽極リード2とし
て植立されている。そして、この陽極リード2の導出端
にはキズ部2aが形成されており、そのキズ部2aに
は、例えばL形外部リード部材3が溶接されている。こ
の第1の外部リード部材3と同一方向に導出される第2
の外部リード部材4の一端は、コンデンサエレメント1
の電極引出し層5に半田付けされている。そして、コン
デンサエレメント1の全周面は樹脂材6にて被覆されて
いる。このように構成された固体電解コンデンサは、例
えば図2乃至図4の側面図に示すように製造される。先
ず、図2に示すように、コンデンサエレメント1より導
出された陽極リード2の所定箇所を、超音波振動機7に
あてて、陽極リード2の表面に形成された酸化層の破壊
除去を行う。次に図3に示すように、陽極リード2の上
記酸化層の破壊除去部に、キズ刃8,ノッチ刃9によっ
て、ほぼ完全に酸化層が破壊除去された機 キズ部2a
とノッチ部2bを形成する。次に、図4に示すように、
陽極リード2のキズ部に第1の外部リードぶざぃ3のL
字状部を交叉させて溶接する。次に、陽極リード2の不
要部をノッチ部2bより切離する。以下、通常の製造方
法によって図1に示す固体電解コンデンサが製造され
る。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
陽極リードに超音波振動をあてることで、酸化層が破壊
除去され、キズ部,ノッチ部の深さも安定し、キズ刃,
ノッチ刃の摩耗も軽減でき長寿命化できる。その上、便
さにバラツキがある酸化層の影響を受けることなく、ま
た、キズ部の深さも安定するため、外部リード部材のキ
ズ部への溶接を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る固体電解コンデンサの正断面図
【図2】 陽極リードに超音波振動を加える状態を示す
側面図
【図3】 キズ部,ノッチ部の形成状態を示す側面図
【図4】 キズ部への第1の外部リード部材の溶接状態
を示す側面図
【図5】 従来例である固体電解コンデンサの正断面図
【図6】 従来の陽極リードへのキズ部,ノッチ部の形
成状態を示す側面図
【符号の説明】
1 コンデンサエレメント 2 陽極リード 2a キズ部 2b ノッチ部 3 第1の外部リード部材 7 超音波振動機 8 キズ刃 9 ノッチ刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁作用を有する金属粉末にて構成してなる
    コンデンサエレメントより導出した陽極リードの所定箇
    所に超音波振動を加え陽極リード表面の酸化層を破壊除
    去する工程と、陽極リードの酸化層の破壊除去部にキ
    ズ,ノッチ部を形成する工程と、傷部分に外部リード部
    材を溶接する工程と、陽極リードのノッチ部より切離す
    る工程を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの製
    造方法。
  2. 【請求項2】前記陽極リードが弁作用を有する金属線に
    て構成されてなることを特徴とする請求項1記載の固体
    電解コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】前記コンデンサエレメントおよび陽極リー
    ドがタンタルにて構成されてなることを特徴とする請求
    項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
JP6134082A 1994-06-16 1994-06-16 固体電解コンデンサの製造方法 Pending JPH088143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130321986A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-05 Avx Corporation Notched Lead Tape for a Solid Electrolytic Capacitor
JP2013251543A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Avx Corp 固体電解コンデンサのためのノッチ付きリード

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013251543A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Avx Corp 固体電解コンデンサのためのノッチ付きリード
US8842419B2 (en) * 2012-05-30 2014-09-23 Avx Corporation Notched lead tape for a solid electrolytic capacitor
GB2502703B (en) * 2012-05-30 2016-09-21 Avx Corp Notched lead for a solid electrolytic capacitor

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