JPH088130Y2 - 印字シート - Google Patents
印字シートInfo
- Publication number
- JPH088130Y2 JPH088130Y2 JP1988170337U JP17033788U JPH088130Y2 JP H088130 Y2 JPH088130 Y2 JP H088130Y2 JP 1988170337 U JP1988170337 U JP 1988170337U JP 17033788 U JP17033788 U JP 17033788U JP H088130 Y2 JPH088130 Y2 JP H088130Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- obliquely oriented
- printing
- laminated film
- film
- heat resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、強度性、耐熱性、防湿性等に勝れた印字シ
ートに関する。
ートに関する。
従来の技術 従来の一般的な印字シート、例えば各種ラベルやシー
ト状の帳票類は、通常紙製であるが、これによると、印
字適性には勝れるものの、強度性、耐熱性、防湿性等が
劣り、悪環境下での使用には適さないという不都合があ
る。
ト状の帳票類は、通常紙製であるが、これによると、印
字適性には勝れるものの、強度性、耐熱性、防湿性等が
劣り、悪環境下での使用には適さないという不都合があ
る。
この不都合を解消するものとして、従来においては、
合成紙を用いた印字シートが使用されている。
合成紙を用いた印字シートが使用されている。
考案が解決しようとする課題 ところが合成紙は、防湿性に勝れ、また耐油性にも勝
れてはいるが、耐熱性の面では十分ではなく、ノンイン
パクトプリンタによる印字には適さないという難点があ
る。
れてはいるが、耐熱性の面では十分ではなく、ノンイン
パクトプリンタによる印字には適さないという難点があ
る。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、
強度性、耐熱性、防湿性等に勝れ、ノンインパクトプリ
ンタによる印字にも適した印字シートを提供することを
目的とする。
強度性、耐熱性、防湿性等に勝れ、ノンインパクトプリ
ンタによる印字にも適した印字シートを提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本考案は、一定方向に配向
された複数枚の樹脂フィルムが、少なくとも2枚の樹脂
フィルムの配向軸が交叉するように重ね合わされ、重合
されて一体化され、重ね合わせ面と反対側の表出面の少
なくとも一方には印字適性を有するシート部材が接着さ
れているものである。
された複数枚の樹脂フィルムが、少なくとも2枚の樹脂
フィルムの配向軸が交叉するように重ね合わされ、重合
されて一体化され、重ね合わせ面と反対側の表出面の少
なくとも一方には印字適性を有するシート部材が接着さ
れているものである。
作用 配向軸が交叉するように樹脂フィルムが重合されて接
着されてるので、各方向に対する強度性に勝れるほか耐
熱性、耐湿性等にも勝れ、また、その表出面の少なくと
も一方には印字適性に勝れたシート部材が接着されてい
るので、容易かつ円滑な印字動作をすることができる。
着されてるので、各方向に対する強度性に勝れるほか耐
熱性、耐湿性等にも勝れ、また、その表出面の少なくと
も一方には印字適性に勝れたシート部材が接着されてい
るので、容易かつ円滑な印字動作をすることができる。
実施例 以下、本考案を荷札に適用した場合の好適な実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。
添付図面に基づいて詳細に説明する。
ここにおいて、第1図は荷札の拡大断面図、第2図は
平面図、第3図は樹脂フィルムの接着工程を示す概略的
な斜視図である。
平面図、第3図は樹脂フィルムの接着工程を示す概略的
な斜視図である。
第1図に示すように、荷札1は、耐熱性に勝れた高密
度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる斜配向フィル
ム2,3を、互いの配向方向が直交するように重合して加
熱圧着してなる斜配向積層フィルム4に対して、その加
熱圧着面とは反対の各表出面に、それぞれ粘着剤5,6に
よって印字適性に勝れたシート部材である紙7,8を接着
して構成したものである。そして、第1図及び第2図に
示すように、前記各紙7,8には送り先等の必要な印字事
項9が印字されている。
度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる斜配向フィル
ム2,3を、互いの配向方向が直交するように重合して加
熱圧着してなる斜配向積層フィルム4に対して、その加
熱圧着面とは反対の各表出面に、それぞれ粘着剤5,6に
よって印字適性に勝れたシート部材である紙7,8を接着
して構成したものである。そして、第1図及び第2図に
示すように、前記各紙7,8には送り先等の必要な印字事
項9が印字されている。
次に、第3図に基づいて、斜配向積層フィルム4の構
成をさらに詳細に説明する。
成をさらに詳細に説明する。
各斜配向フィルム2,3は、高密度ポリエチレンを押し
出した後冷却したチューブラーフィルムを、加熱して延
伸し、成形方向に切り開いて製造される。前記各斜配向
フィルム2,3は、厚さが45μ程度、また、配向方向が45
度程度が好ましい。第3図に示すように、コロナ処理し
た後、10μ程度の厚さで高圧ポリエチレンを押し出しコ
ーティングした斜配向フィルム3に、斜配向フィルム2
を、互いの配向軸A,Bが直交するように重合したうえ、
加熱圧着すると、厚さ100μ程度の斜配向積層フィルム4
aとなる。この斜配向積層フィルム4aをさらに加熱して
延伸し、ヒートセットを行って厚さ70μ程度の斜配向積
層フィルム4が形成される。
出した後冷却したチューブラーフィルムを、加熱して延
伸し、成形方向に切り開いて製造される。前記各斜配向
フィルム2,3は、厚さが45μ程度、また、配向方向が45
度程度が好ましい。第3図に示すように、コロナ処理し
た後、10μ程度の厚さで高圧ポリエチレンを押し出しコ
ーティングした斜配向フィルム3に、斜配向フィルム2
を、互いの配向軸A,Bが直交するように重合したうえ、
加熱圧着すると、厚さ100μ程度の斜配向積層フィルム4
aとなる。この斜配向積層フィルム4aをさらに加熱して
延伸し、ヒートセットを行って厚さ70μ程度の斜配向積
層フィルム4が形成される。
このように、斜配向積層フィルム4は、延伸によって
配向方向に大きな強度を有する各斜配向フィルム2,3
を、互いの配向軸A,Bが直交するように交叉積層したも
のであるから、すべての方向の引っ張りに強く、特に、
衝撃や引き裂きに強い。また、斜配向フィルム2,3が耐
熱性に勝れた高密度ポリエチレンからなるので、斜配向
積層フィルム4は、耐熱性、防湿性にも勝れる。
配向方向に大きな強度を有する各斜配向フィルム2,3
を、互いの配向軸A,Bが直交するように交叉積層したも
のであるから、すべての方向の引っ張りに強く、特に、
衝撃や引き裂きに強い。また、斜配向フィルム2,3が耐
熱性に勝れた高密度ポリエチレンからなるので、斜配向
積層フィルム4は、耐熱性、防湿性にも勝れる。
そして、前記斜配向積層フィルム4の両面には紙7,8
が接着されているので、その表面にノンインパクトプリ
ンタを含む適宜なプリンタを用いて印字事項9を印字す
ることができ、第1図及び第2図に示すような荷札1が
形成されるのである。
が接着されているので、その表面にノンインパクトプリ
ンタを含む適宜なプリンタを用いて印字事項9を印字す
ることができ、第1図及び第2図に示すような荷札1が
形成されるのである。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、例えば、斜配向積層フィルム4における配向軸A,
Bの交叉は、直交に限らず、フィルムの長さ方向におい
て60度〜120度程度の範囲にあれば好適である。また、
各斜配向フィルム2,3は2枚に限らず、それらの接着方
法も各種の公知の方法を採用することができるが、接着
強度が100g/15mm〜600g/15mmの範囲にあることが好まし
い。さらに、各斜配向フィルム2,3の原料となる樹脂フ
ィルムとしては、ポリエチレンのほかに、ポリプロピレ
ン、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリビニル化合
物、エチレン・酢酸ビニル共重合体等を挙げることがで
きる。またさらに、斜配向積層フィルム4と紙7,8との
接着は、粘着剤5,6以外の接着剤でも可能なことはもち
ろんである。さらにまた、配向方向は斜方向に限らな
い。また、印字適性を有するシート部材としては、紙7,
8が最も代表的なものであるが、これに限定されないこ
とはいうまでもない。さらに、荷札10以外にも、各種の
ラベルや配送伝票等に適用することができる。
なく、例えば、斜配向積層フィルム4における配向軸A,
Bの交叉は、直交に限らず、フィルムの長さ方向におい
て60度〜120度程度の範囲にあれば好適である。また、
各斜配向フィルム2,3は2枚に限らず、それらの接着方
法も各種の公知の方法を採用することができるが、接着
強度が100g/15mm〜600g/15mmの範囲にあることが好まし
い。さらに、各斜配向フィルム2,3の原料となる樹脂フ
ィルムとしては、ポリエチレンのほかに、ポリプロピレ
ン、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリビニル化合
物、エチレン・酢酸ビニル共重合体等を挙げることがで
きる。またさらに、斜配向積層フィルム4と紙7,8との
接着は、粘着剤5,6以外の接着剤でも可能なことはもち
ろんである。さらにまた、配向方向は斜方向に限らな
い。また、印字適性を有するシート部材としては、紙7,
8が最も代表的なものであるが、これに限定されないこ
とはいうまでもない。さらに、荷札10以外にも、各種の
ラベルや配送伝票等に適用することができる。
効果 以上説明したところで明らかなように、本考案によれ
ば、衝撃、引き裂き、引っ張りに対する強度が大きく、
耐熱性、耐寒性、防湿性にも勝れるとともに、各種プリ
ンタに対する勝れた印字適性を有するので、印字が容易
であり、悪環境下での使用に適するという効果を奏す
る。
ば、衝撃、引き裂き、引っ張りに対する強度が大きく、
耐熱性、耐寒性、防湿性にも勝れるとともに、各種プリ
ンタに対する勝れた印字適性を有するので、印字が容易
であり、悪環境下での使用に適するという効果を奏す
る。
図は本考案を荷札に適用した場合の好適な実施例を示
し、第1図は荷札の拡大断面図、第2図は平面図、第3
図は樹脂フィルムの接着工程を示す概略的な斜視図であ
る。 1……荷札、2,3……斜配向フィルム、4……斜配向積
層フィルム、5,6……粘着剤、7,8……紙、9……印字事
項
し、第1図は荷札の拡大断面図、第2図は平面図、第3
図は樹脂フィルムの接着工程を示す概略的な斜視図であ
る。 1……荷札、2,3……斜配向フィルム、4……斜配向積
層フィルム、5,6……粘着剤、7,8……紙、9……印字事
項
Claims (1)
- 【請求項1】一定方向に配向された複数枚の樹脂フィル
ムが重ね合わされ重合一体化されてなり、少なくとも2
枚の樹脂フィルムは配向軸が交叉するように重ね合わさ
れ一体化され、樹脂フィルムの重ね合わせ面と反対側の
表出面の少なくとも一方には印字適性を有するシート部
材が接着されていることを特徴とする印字シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170337U JPH088130Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 印字シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170337U JPH088130Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 印字シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294157U JPH0294157U (ja) | 1990-07-26 |
JPH088130Y2 true JPH088130Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31461190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988170337U Expired - Lifetime JPH088130Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 印字シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088130Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5048275A (ja) * | 1973-09-06 | 1975-04-30 | ||
JPS5682243A (en) * | 1979-12-10 | 1981-07-04 | Mitsui Petrochemical Ind | Laminated sheet |
JPS60143448U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-24 | アジア原紙株式会社 | プリンタ印字用ohpフイルム |
GB8602593D0 (en) * | 1986-02-03 | 1986-03-12 | Ici Plc | Inkable sheet |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP1988170337U patent/JPH088130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0294157U (ja) | 1990-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |