JPH088028A - 電線の接続方法および電線接続用挟持体 - Google Patents
電線の接続方法および電線接続用挟持体Info
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- JPH088028A JPH088028A JP6141363A JP14136394A JPH088028A JP H088028 A JPH088028 A JP H088028A JP 6141363 A JP6141363 A JP 6141363A JP 14136394 A JP14136394 A JP 14136394A JP H088028 A JPH088028 A JP H088028A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、レーザ光の照射によって、電線と
導電性金属板あるいは電線相互を溶接して接続を行う電
線の接続方法および電線接続用挟持体に関し、多数の電
線を一括して高速で接続できる生産性の高い電線の接続
方法および電線接続用挟持体を提供することを目的とす
る。 【構成】 電線載置板１に設けた電線受容溝４に、絶縁
被覆を剥皮した電線を載置し、電線の上から電線挟持板
２を被せ、電線挟持板２に設けた電線保持溝６に埋設し
た導電性金属板８で該電線を挟圧した後、溶接用穴９を
通じて導電性金属板８にレーザ光を照射して導電性金属
板８と電線とを溶接するようにしている。
導電性金属板あるいは電線相互を溶接して接続を行う電
線の接続方法および電線接続用挟持体に関し、多数の電
線を一括して高速で接続できる生産性の高い電線の接続
方法および電線接続用挟持体を提供することを目的とす
る。 【構成】 電線載置板１に設けた電線受容溝４に、絶縁
被覆を剥皮した電線を載置し、電線の上から電線挟持板
２を被せ、電線挟持板２に設けた電線保持溝６に埋設し
た導電性金属板８で該電線を挟圧した後、溶接用穴９を
通じて導電性金属板８にレーザ光を照射して導電性金属
板８と電線とを溶接するようにしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光の照射によっ
て、電線と導電性金属板あるいは電線相互を溶接して接
続を行う電線の接続方法および電線接続用挟持体に関す
る。
て、電線と導電性金属板あるいは電線相互を溶接して接
続を行う電線の接続方法および電線接続用挟持体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気回路を構成する電線と端子と
を接続する場合は、圧着端子を用いて電線と端子とを機
械的な加圧による加締めにより行われていた。しかし、
自動車等の電気回路に使用されるワイヤハーネスは、近
年の電気機器の発達に伴い高密度化、複雑化が進み、機
械的な加締めによる接続方法では導通不良が発生し易
く、使用中に障害が起こるなどの信頼性低下の問題が生
じているる。
を接続する場合は、圧着端子を用いて電線と端子とを機
械的な加圧による加締めにより行われていた。しかし、
自動車等の電気回路に使用されるワイヤハーネスは、近
年の電気機器の発達に伴い高密度化、複雑化が進み、機
械的な加締めによる接続方法では導通不良が発生し易
く、使用中に障害が起こるなどの信頼性低下の問題が生
じているる。
【０００３】そこで、特開平２−１０３８７６号公報に
開示されているような、レーザ溶接を導入することによ
り、接続部の信頼性を向上させる方法が提案されてい
る。しかし、特開平２−１０３８７６号公報に記載され
た方法は、図９に示すように、従来の圧着端子ａの加締
部ｂ（電線ｄとの接続部）にレーザｃを照射して溶接す
るようにしたものであって、従来の加締工程にレーザ溶
接を付加しているため、接続部の信頼性は向上するが、
工程が複雑化して生産性向上には寄与しない問題点を有
している。
開示されているような、レーザ溶接を導入することによ
り、接続部の信頼性を向上させる方法が提案されてい
る。しかし、特開平２−１０３８７６号公報に記載され
た方法は、図９に示すように、従来の圧着端子ａの加締
部ｂ（電線ｄとの接続部）にレーザｃを照射して溶接す
るようにしたものであって、従来の加締工程にレーザ溶
接を付加しているため、接続部の信頼性は向上するが、
工程が複雑化して生産性向上には寄与しない問題点を有
している。
【０００４】また、特開平５−２０８２８７号公報に
は、レーザによる電気接続部の溶着構造が開示されてい
るが、これまた、図１０に示すように、導電接続部材
（電線）ｄを、対向する導電金属部材ｅ、ｅ′で挟持さ
せて、導電金属部材ｅの上からレーザｃを照射して導電
接続部材（電線）ｄと導電金属部材ｅ、ｅ′とを相互に
溶着させるようにした提案であって、接続工程の生産性
を向上するための能率向上については開示されていな
い。
は、レーザによる電気接続部の溶着構造が開示されてい
るが、これまた、図１０に示すように、導電接続部材
（電線）ｄを、対向する導電金属部材ｅ、ｅ′で挟持さ
せて、導電金属部材ｅの上からレーザｃを照射して導電
接続部材（電線）ｄと導電金属部材ｅ、ｅ′とを相互に
溶着させるようにした提案であって、接続工程の生産性
を向上するための能率向上については開示されていな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、多数の電線を一括して高
速で接続できる生産性の高い電線の接続方法および電線
接続用挟持体を提供することを課題とする。
点に着目してなされたもので、多数の電線を一括して高
速で接続できる生産性の高い電線の接続方法および電線
接続用挟持体を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、請求項１に記載した発明は、電線載置板に設けた電
線受容溝に電線を載置し、該電線の上から電線挟持板を
被せて、該電線挟持板に設けた電線保持溝の底部に埋設
した導電性金属板で該電線を挟圧した後、該電線挟持板
に開設した溶接用穴を通じて該導電性金属板にレーザ光
を照射し、該導電性金属板と電線とを溶接することを特
徴とする。
め、請求項１に記載した発明は、電線載置板に設けた電
線受容溝に電線を載置し、該電線の上から電線挟持板を
被せて、該電線挟持板に設けた電線保持溝の底部に埋設
した導電性金属板で該電線を挟圧した後、該電線挟持板
に開設した溶接用穴を通じて該導電性金属板にレーザ光
を照射し、該導電性金属板と電線とを溶接することを特
徴とする。
【０００７】請求項２に記載した発明は、開閉自在に連
結した電線載置板と電線挟持板とから成り、該電線載置
板に複数の電線受容溝を並設すると共に該電線受容溝の
底部に空隙部を設け、該電線挟持板に複数の電線保持溝
を並設すると共に該電線保持溝の底部に導電性金属板を
埋設し、該電線挟持板の外面から該導電性金属板に達す
る溶接用穴を開設してなることを特徴とする。
結した電線載置板と電線挟持板とから成り、該電線載置
板に複数の電線受容溝を並設すると共に該電線受容溝の
底部に空隙部を設け、該電線挟持板に複数の電線保持溝
を並設すると共に該電線保持溝の底部に導電性金属板を
埋設し、該電線挟持板の外面から該導電性金属板に達す
る溶接用穴を開設してなることを特徴とする。
【０００８】導電性金属板は、端子と一体的に形成され
たブスバーであることが好ましい（請求項３）。導電性
金属板は、複数の電線保持溝間を連絡して埋設されたブ
スバーとすることもできる（請求項４）。電線載置板お
よび電線挟持板の少なくとも一方が、回路導体を有する
回路基板で形成されていてもよい（請求項５）。
たブスバーであることが好ましい（請求項３）。導電性
金属板は、複数の電線保持溝間を連絡して埋設されたブ
スバーとすることもできる（請求項４）。電線載置板お
よび電線挟持板の少なくとも一方が、回路導体を有する
回路基板で形成されていてもよい（請求項５）。
【０００９】
【作用】本発明によれば、電線載置板に複数の電線を並
列に載置し、相手側の導電性金属板の上からレーザ光を
照射して溶接を行うようにしているため、接続する電線
と相手側の導体とを圧着する必要がなく、非接触で一括
して高速度で接続が完了するので自動製造工程に好適で
ある。
列に載置し、相手側の導電性金属板の上からレーザ光を
照射して溶接を行うようにしているため、接続する電線
と相手側の導体とを圧着する必要がなく、非接触で一括
して高速度で接続が完了するので自動製造工程に好適で
ある。
【００１０】また、電線挟持板に埋設する導電性金属板
を端子と一体化した構成とすることにより、電線接続用
挟持体をいわゆるコネクタハウジングとしての機能をも
たせることが可能となり、電線付き端子をコネクタハウ
ジングに挿着する工程が省略され、生産性が著しく向上
する。
を端子と一体化した構成とすることにより、電線接続用
挟持体をいわゆるコネクタハウジングとしての機能をも
たせることが可能となり、電線付き端子をコネクタハウ
ジングに挿着する工程が省略され、生産性が著しく向上
する。
【００１１】さらに、電線挟持板に埋設する導電性金属
板を、複数の電線と接続できるよう並列に配置された電
線間に跨がった構造に形成することにより、電線接続用
挟持体内で分岐回路が形成できる。回路導体を配設した
回路基板の端部を、電線載置板として形成することによ
り、回路基板に直接、複数の電線を高速度で接続するこ
とができる。
板を、複数の電線と接続できるよう並列に配置された電
線間に跨がった構造に形成することにより、電線接続用
挟持体内で分岐回路が形成できる。回路導体を配設した
回路基板の端部を、電線載置板として形成することによ
り、回路基板に直接、複数の電線を高速度で接続するこ
とができる。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明の実施例に係わる電線接続用
挟持体Ａを示す斜視図であり、図２は、その側面図であ
る。電線接続用挟持体Ａは、合成樹脂材の成形加工によ
り一体的に形成されたもので、電線載置板１と、電線挟
持板２とが可撓ヒンジ３によって開閉自在に連結された
ものである。合成樹脂材の材質としては、耐熱性の高い
樹脂を選定することが望ましい。
挟持体Ａを示す斜視図であり、図２は、その側面図であ
る。電線接続用挟持体Ａは、合成樹脂材の成形加工によ
り一体的に形成されたもので、電線載置板１と、電線挟
持板２とが可撓ヒンジ３によって開閉自在に連結された
ものである。合成樹脂材の材質としては、耐熱性の高い
樹脂を選定することが望ましい。
【００１３】電線載置板１の開閉面１ａには、複数の電
線受容溝４が並列に設けられており、電線受容溝４の底
部には空隙部５が穿設されている。一方、電線挟持板２
には、電線載置板１の電線受容溝４に対応する電線保持
溝６が設けられている。電線保持溝６の底部には、端子
７と一体的に形成された銅系金属で電線との相溶性のあ
る導電性金属板８がインサート成形により、その一部が
電線保持溝６に露出するように埋設されている。埋設さ
れた導電性金属板８の略中央部には、電線挟持板２の外
面２ａから導電性金属板に達する溶接用穴９が開設され
ている。
線受容溝４が並列に設けられており、電線受容溝４の底
部には空隙部５が穿設されている。一方、電線挟持板２
には、電線載置板１の電線受容溝４に対応する電線保持
溝６が設けられている。電線保持溝６の底部には、端子
７と一体的に形成された銅系金属で電線との相溶性のあ
る導電性金属板８がインサート成形により、その一部が
電線保持溝６に露出するように埋設されている。埋設さ
れた導電性金属板８の略中央部には、電線挟持板２の外
面２ａから導電性金属板に達する溶接用穴９が開設され
ている。
【００１４】電線載置板１と電線挟持板２とを閉じたと
きに、電線受容溝４と電線保持溝６とが合致して接続す
る電線を受け入れるように形成されているが、電線受容
溝４の底部から埋設された導電性金属板８までの高さを
電線の径よりやや低くして、電線載置板１と電線挟持板
２とを閉じたときに、電線が挟圧されるように設定して
ある。電線挟持板２の端部２ｂには、ロック爪１０が付
設され、図３に示すように、電線載置板１と電線挟持板
２とを閉じた際に、電線載置板１の端部１ｂを把持して
固定するようにしてある。
きに、電線受容溝４と電線保持溝６とが合致して接続す
る電線を受け入れるように形成されているが、電線受容
溝４の底部から埋設された導電性金属板８までの高さを
電線の径よりやや低くして、電線載置板１と電線挟持板
２とを閉じたときに、電線が挟圧されるように設定して
ある。電線挟持板２の端部２ｂには、ロック爪１０が付
設され、図３に示すように、電線載置板１と電線挟持板
２とを閉じた際に、電線載置板１の端部１ｂを把持して
固定するようにしてある。
【００１５】電線挟持板２に埋設された導電性金属板８
に電線を接続するには、先ず、電線載置板１の電線受容
溝４に、末端部の絶縁被覆を剥皮した電線１１を、その
末端部が空隙部５の上を覆う位置に載置した後、図４に
示すように、電線挟持板２を閉じてロック爪１０によ
り、電線載置板１と電線挟持板２とを固定する。
に電線を接続するには、先ず、電線載置板１の電線受容
溝４に、末端部の絶縁被覆を剥皮した電線１１を、その
末端部が空隙部５の上を覆う位置に載置した後、図４に
示すように、電線挟持板２を閉じてロック爪１０によ
り、電線載置板１と電線挟持板２とを固定する。
【００１６】そして、電線挟持板２の溶接用穴９の上方
から導電性金属板８に対し、図５に示すように、溶接モ
ードのレーザ光Ｌを照射して溶接を行う。このとき、レ
ーザ溶接部が電線１１を貫通するような溶接深さが求め
られるが、裏面の合成樹脂材に溶接熱が達すると合成樹
脂材の蒸発が起こり、溶融部に穴が開き溶接不良となる
おそれがある。電線載置板１には、空隙部５が設けてあ
るので、レーザ光Ｌによって電線載置板１の合成樹脂材
が過熱するのを防止することができる。
から導電性金属板８に対し、図５に示すように、溶接モ
ードのレーザ光Ｌを照射して溶接を行う。このとき、レ
ーザ溶接部が電線１１を貫通するような溶接深さが求め
られるが、裏面の合成樹脂材に溶接熱が達すると合成樹
脂材の蒸発が起こり、溶融部に穴が開き溶接不良となる
おそれがある。電線載置板１には、空隙部５が設けてあ
るので、レーザ光Ｌによって電線載置板１の合成樹脂材
が過熱するのを防止することができる。
【００１７】図６は、本発明の他の実施例に係わる電線
接続用挟持体Ｂによって電線相互を接続する状態を示し
た断面図である。電線接続用挟持体Ｂは、前記電線接続
用挟持体Ａとほぼ同様な電線載置板１２と、電線挟持板
１３とを可撓ヒンジ（図示せず）によって開閉自在に連
結したものである。電線接続用挟持体Ａと異なるところ
は、電線挟持板１３に埋設されている導電性金属板１４
は、端子を構成するものではなく、電線１１と１１′と
の接続を行うための溶接用の金属板である。また、電線
受容溝１５および電線保持溝１６には、電線ストッパ１
５ａ、１６ａがそれぞれ突設してある点である。
接続用挟持体Ｂによって電線相互を接続する状態を示し
た断面図である。電線接続用挟持体Ｂは、前記電線接続
用挟持体Ａとほぼ同様な電線載置板１２と、電線挟持板
１３とを可撓ヒンジ（図示せず）によって開閉自在に連
結したものである。電線接続用挟持体Ａと異なるところ
は、電線挟持板１３に埋設されている導電性金属板１４
は、端子を構成するものではなく、電線１１と１１′と
の接続を行うための溶接用の金属板である。また、電線
受容溝１５および電線保持溝１６には、電線ストッパ１
５ａ、１６ａがそれぞれ突設してある点である。
【００１８】図６に示すように、電線１１と１１′とを
重ね合わせた状態で、レーザ光Ｌを導電性金属板１４に
対して照射することにより溶接して電線１１と１１′と
を接続する。電線接続用挟持体Ｂを使用すれば、端子を
用いることなく電線１１、１１′相互を一括して高速度
で接続することができる。
重ね合わせた状態で、レーザ光Ｌを導電性金属板１４に
対して照射することにより溶接して電線１１と１１′と
を接続する。電線接続用挟持体Ｂを使用すれば、端子を
用いることなく電線１１、１１′相互を一括して高速度
で接続することができる。
【００１９】一方、図７に示すように、前記電線接続用
挟持体Ａの電線挟持板２に埋設する導電性金属板８に代
えて、複数の電線保持溝６を連絡するブスバー１７を用
いることにより、電線挟持板２内において分岐回路を形
成するともできる。
挟持体Ａの電線挟持板２に埋設する導電性金属板８に代
えて、複数の電線保持溝６を連絡するブスバー１７を用
いることにより、電線挟持板２内において分岐回路を形
成するともできる。
【００２０】図８は、本発明の別の実施例に係わる電線
接続用挟持体Ｃを示す斜視図である。電線接続用挟持体
Ｃは、成形回路基板１８の末端部を電線載置板１９とし
たもので、可撓性ヒンジ２０を介して電線挟持板２１が
開閉自在に連結されている。
接続用挟持体Ｃを示す斜視図である。電線接続用挟持体
Ｃは、成形回路基板１８の末端部を電線載置板１９とし
たもので、可撓性ヒンジ２０を介して電線挟持板２１が
開閉自在に連結されている。
【００２１】電線載置板１９には、複数の電線受容溝２
２が設けられ、電線受容溝２２には成形回路基板１８の
回路導体１８ａと導通する回路導体２３が形成されてい
る。電線受容溝２２の底部には、空隙部２４が形成され
ている。電線挟持板２１には、複数の電線保持溝２５が
設けられ、その底部に銅板または厚膜メッキによる導電
性金属板２６がそれぞれ埋設されている。
２が設けられ、電線受容溝２２には成形回路基板１８の
回路導体１８ａと導通する回路導体２３が形成されてい
る。電線受容溝２２の底部には、空隙部２４が形成され
ている。電線挟持板２１には、複数の電線保持溝２５が
設けられ、その底部に銅板または厚膜メッキによる導電
性金属板２６がそれぞれ埋設されている。
【００２２】電線載置板１９の電線受容溝２２に、電線
（リボン線）２７の末端部の絶縁被覆を除去して載置
し、電線挟持板２１を閉じたのち、導電性金属板２６に
対しレーザ光Ｌを照射することにより、導電性金属板２
６、電線２７および回路導体２３を溶接する。
（リボン線）２７の末端部の絶縁被覆を除去して載置
し、電線挟持板２１を閉じたのち、導電性金属板２６に
対しレーザ光Ｌを照射することにより、導電性金属板２
６、電線２７および回路導体２３を溶接する。
【００２３】電線接続用挟持体Ｃは、成形回路基板の末
端部を電線載置板１９として形成したいるため、成形回
路基板の回路導体２３と電線２７とを、別部品としての
コネクタを使用することなく、直接接続することが可能
となり、部品点数の削減による小型化、軽量化、作業性
の向上、コスト低減等が達成される。
端部を電線載置板１９として形成したいるため、成形回
路基板の回路導体２３と電線２７とを、別部品としての
コネクタを使用することなく、直接接続することが可能
となり、部品点数の削減による小型化、軽量化、作業性
の向上、コスト低減等が達成される。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、並列に配置された複数
の電線に対し導電性金属板の上からレーザ光を照射して
溶接を行うようにしているため、非接触で一括して高速
度で接続が完了し、信頼性の高い溶接による接続工程の
生産性が著しく向上すると共に、自動製造工程に適用す
ることも可能となる。また、電線挟持板に埋設する導電
性金属板を端子と一体化した構成とすることにより、電
線接続用挟持体をいわゆるコネクタハウジングとしての
機能をもたせることが可能となり、電線付き端子をコネ
クタハウジングに挿着する工程が省略され、生産性が著
しく向上する。さらに、回路導体を配設した回路基板の
端部を、電線載置板として形成することにより、回路基
板に直接、複数の電線を高速度で接続することができる
など、多くの利点がある。
の電線に対し導電性金属板の上からレーザ光を照射して
溶接を行うようにしているため、非接触で一括して高速
度で接続が完了し、信頼性の高い溶接による接続工程の
生産性が著しく向上すると共に、自動製造工程に適用す
ることも可能となる。また、電線挟持板に埋設する導電
性金属板を端子と一体化した構成とすることにより、電
線接続用挟持体をいわゆるコネクタハウジングとしての
機能をもたせることが可能となり、電線付き端子をコネ
クタハウジングに挿着する工程が省略され、生産性が著
しく向上する。さらに、回路導体を配設した回路基板の
端部を、電線載置板として形成することにより、回路基
板に直接、複数の電線を高速度で接続することができる
など、多くの利点がある。
【図１】本発明の実施例に係わる電線接続用挟持体の斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の電線接続用挟持体の側面図である。
【図３】図１の電線載置板と電線挟持板とを折り畳んで
閉じた状態を示す側面図である。
閉じた状態を示す側面図である。
【図４】図１の電線接続用挟持体が電線を挟持した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図５】図４の電線と導電性金属板との接続部を示す電
線の長手方向の断面図である。
線の長手方向の断面図である。
【図６】本発明の他の実施例に係わる電線接続用挟持体
を示す電線の長手方向の断面図である。
を示す電線の長手方向の断面図である。
【図７】本発明のさらに他の実施例に係わる導電性金属
板の構造を示す断面図である。
板の構造を示す断面図である。
【図８】本発明の別の実施例に係わる電線接続用挟持体
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図９】従来の圧着端子にレーザ溶接を行う状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図１０】従来の、他のレーザ溶接の工程を示す説明図
である。
である。
Ａ、Ｂ、Ｃ 電線接続用挟持体 Ｌ レーザ光 １ 電線載置板 ２ 電線挟持板 ２ａ 外面 ４ 電線受容溝 ５ 空隙部 ６ 電線保持溝 ７ 端子 ８ 導電性金属板 ９ 溶接用穴 １１、１１′ 電線 １７ 導電性金属板 １８ 回路基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１０月１８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２１】電線載置板１９には、複数の電線受容溝２
２が設けられ、電線受容溝２２には成形回路基板１８の
回路導体１８ａと導通する回路導体２３が形成されてい
る。電線受容溝２２の底部には、空隙部２４が形成され
ている。電線挟持板２１には、複数の電線保持溝２５が
設けられ、その底部に前記電接続用挟持体Ａと同様の銅
系金属で電線との相溶性のある導電性金属板または厚膜
メッキによる導電性金属板２６がそれぞれ埋設されてい
る。
２が設けられ、電線受容溝２２には成形回路基板１８の
回路導体１８ａと導通する回路導体２３が形成されてい
る。電線受容溝２２の底部には、空隙部２４が形成され
ている。電線挟持板２１には、複数の電線保持溝２５が
設けられ、その底部に前記電接続用挟持体Ａと同様の銅
系金属で電線との相溶性のある導電性金属板または厚膜
メッキによる導電性金属板２６がそれぞれ埋設されてい
る。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２３】電線接続用挟持体Ｃは、成形回路基板の末
端部を電線載置板１９として形成しているため、成形回
路基板の回路導体２３と電線２７とを、別部品としての
コネクタを使用することなく、直接接続することが可能
となり、部品点数の削減による小型化、軽量化、作業性
の向上、コスト低減等が達成される。
端部を電線載置板１９として形成しているため、成形回
路基板の回路導体２３と電線２７とを、別部品としての
コネクタを使用することなく、直接接続することが可能
となり、部品点数の削減による小型化、軽量化、作業性
の向上、コスト低減等が達成される。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
Claims (5)
- 【請求項１】 電線載置板に設けた電線受容溝に電線を
載置し、該電線の上から電線挟持板を被せて、該電線挟
持板に設けた電線保持溝の底部に埋設した導電性金属板
で該電線を挟圧した後、該電線挟持板に開設した溶接用
穴を通じて該導電性金属板にレーザ光を照射し、該導電
性金属板と電線とを溶接することを特徴とする電線の接
続方法。 - 【請求項２】 開閉自在に連結した電線載置板と電線挟
持板とから成り、該電線載置板に複数の電線受容溝を並
設すると共に該電線受容溝の底部に空隙部を設け、該電
線挟持板に複数の電線保持溝を並設すると共に該電線保
持溝の底部に導電性金属板を埋設し、該電線挟持板の外
面から該導電性金属板に達する溶接用穴を開設してなる
ことを特徴とする電線接続用挟持体。 - 【請求項３】 導電性金属板が、端子と一体的に形成さ
れたブスバーである請求項２記載の電線接続用挟持体。 - 【請求項４】 導電性金属板が、複数の電線保持溝間を
連絡して埋設されたブスバーである請求項２または請求
項３記載の電線接続用挟持体。 - 【請求項５】 電線載置板および電線挟持板の少なくと
も一方が、回路導体を有する回路基板である請求項２記
載の電線接続用挟持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141363A JPH088028A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電線の接続方法および電線接続用挟持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141363A JPH088028A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電線の接続方法および電線接続用挟持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH088028A true JPH088028A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15290245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6141363A Withdrawn JPH088028A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電線の接続方法および電線接続用挟持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088028A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002503382A (ja) * | 1997-06-10 | 2002-01-29 | マンネスマン ファウ デー オー アクチエンゲゼルシャフト | 電気的な差込み接続 |
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-
1994
- 1994-06-23 JP JP6141363A patent/JPH088028A/ja not_active Withdrawn
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