JPH0879551A - カラーファクシミリ装置およびカラー画像通信方法 - Google Patents

カラーファクシミリ装置およびカラー画像通信方法

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JPH0879551A
JPH0879551A JP6213762A JP21376294A JPH0879551A JP H0879551 A JPH0879551 A JP H0879551A JP 6213762 A JP6213762 A JP 6213762A JP 21376294 A JP21376294 A JP 21376294A JP H0879551 A JPH0879551 A JP H0879551A
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JP6213762A
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Yasuyuki Nakamura
康幸 仲村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信側通信端末装置の原稿読取部の読取り誤
差の影響を受けることなく、カラー画像データの符号化
処理を行うことができ、また復号画像データを得ること
ができるカラーファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 送信側通信端末において、原稿読取部101
で読み取ったテストチャートの画像データを記憶する第
1記憶部102、テストチャートの画像データをあらか
じめ記憶した第2記憶部103、第1,第2記憶部に記
憶された両画像データにより原稿読取部101による色
ずれを補正するための係数(補正値)を算出する補正値
算出部104、算出された補正値を記憶する補正値記憶
部105、および原稿読取部で読み取った原稿の画像デ
ータに対し、その記憶された補正値による補正を施す画
像データ補正部106を有する。画像データ補正部10
6の出力に対し符号化処理した後、送信する。受信側通
信端末に対しても同様な構成で目的を達成できる(図
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーファクシミリ装
置およびカラー画像通信方法に関し、特に読み取った多
値のカラー画像データを符号化処理し、その符号データ
を送信し、また受信した符号データに復号化処理を施す
ことにより得られるカラー画像データを出力するカラー
ファクシミリ装置およびカラー画像通信方法における色
補正に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、膨大な画像データ量である多値の
カラー画像データに符号化処理を施し、得られた符号デ
ータを送信する通信端末としてカラーファクシミリ装置
が開発されている。従来のこのようなカラーファクシミ
リ装置の構成例を図8に示す。図8において、801は
送信原稿のカラー画像データを読み取る原稿読み取り
部、802は原稿読み取り部801で読み取った画像デ
ータを記憶する画像メモリ、803は画像メモリ802
に記憶された画像データに符号化処理を施す符号化/復
号化処理部、804は符号化/復号化処理部803の符
号化処理により得た符号データを記憶する符号メモリ、
805は符号メモリ804に記憶した符号データを通信
回線に送出する回線制御部、および806は復号化処理
時に画像メモリ802に記憶されたカラー画像データを
出力する画像出力部である。
【0003】従来のカラーファクシミリ装置では、原稿
読み取り部801で読み取った多値のカラー画像データ
を画像メモリ802に一旦記憶し、記憶したカラー画像
データに対して符号化/復号化処理部803で符号化処
理を行う。符号化処理部803により得られた符号デー
タを、符号メモリ804に記憶し、これを回線制御部8
05により読み出して、通信回線に送出する。一方、上
記送信側カラーファクシミリ装置と同じ構成からなる受
信側カラーファクシミリ装置は、通信回線からの符号デ
ータを、回線制御部805で制御して、符号メモリ80
4に記憶する。記憶した符号データを、符号化/復号化
処理部803によって復号し、その復号画像データを画
像メモリ802に記憶する。この記憶したカラー画像デ
ータを、画像出力部806により出力して復号画像を得
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のカラーファクシミリ装置の通信では、送信
側通信端末は、原稿読み取り部で読み取ったカラー画像
データに対して、そのまま符号化処理を行い、この符号
化処理により得られる符号データを送信するので、その
符号データを受信する受信側通信端末の復号画像は、符
号化処理による色ずれ等の画像品質の劣化だけでなく、
送信側通信端末の原稿読み取り部の読み取り時の読み取
り誤差も影響したものとなる。これにより、送信側通信
端末の送信原稿と受信側通信端末での復号画像では色味
がずれたものになり、送信原稿の色合いと同一の復号画
像を得ることが出来ないという問題があった。
【0005】一方、テストチャートを使用して、不特定
多数の異なるスキャナーとプリンター間相互の入出力の
画質(色調や輝度)を常に適切に補正することが可能
で、送信オリジナル原稿に近い画質(色調や輝度)の受
信カラー画像を入手できるカラーファクシミリ装置が本
出願人より提案されている(特願平6−92678
号)。この提案の装置では、送信側通信端末と受信側通
信端末間であらかじめ決められた特定のテストチャート
(共通の標準原稿)を送信側通信端末から送信し、これ
を受信した受信側通信端末ではそのテストチャートの復
号画像をプリンタに出力し、受信側のオペレータがその
プリンタ画像と手元にあるテストチャートのオリジナル
画像とを見比べて、プリンタ画像がオリジナル画像の画
質に近くなるように、操作パネル等を設定し、この設定
による輝度および色差成分に対する補正値を変換テーブ
ルに記憶し、この変換テーブルの補正値を用いて受信画
像の色調整を行っている。
【0006】しかし、このテストチャートを使用して色
調整を行う上述のカラーファクシミリ装置においても、
実際には受信したテストチャートの復号画像に複数回の
マニュアルでの色調整を行わなければ、求める復号画像
を得ることが出来ないという問題があった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、送信側通信端末装置の原
稿読取部の読取り誤差の影響を受けることなく、カラー
画像データの符号化処理を行うことができ、また復号画
像データを得ることができるカラーファクシミリ装置お
よびカラー画像通信方法を提供することにある。
【0008】更に、本発明の他の目的は、送信原稿を伝
送する前に行うテストチャートの送信が不必要になり、
またオペレータが復号画像の色調整を何度も繰り返し行
う必要がないカラーファクシミリ装置およびカラー画像
通信方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の形態は、カラー原稿を読み取り画像
データ信号に変換する原稿読取手段と、該原稿読取手段
から読み込まれた標準カラー原稿の画像データを記憶す
る第1の記憶手段と、前記標準カラー原稿の基準画像デ
ータをあらかじめ記憶している第2の記憶手段と、前記
第1の記憶手段に記憶された前記画像データを前記第2
の記憶手段に記憶されている前記基準画像データに補正
するための補正係数を算出する補正値算出手段と、該補
正値算出手段で算出された前記補正係数の値である補正
値を記憶する補正値記憶手段と、前記原稿読取手段から
読み込まれた送信原稿の画像データに対し前記補正値記
憶手段に記憶された前記補正値により補正処理を行う画
像データ補正手段と、該画像データ補正手段で補正され
た画像データに対して符号化処理を行う符号化処理手段
と、該符号化処理手段で符号化された符号データを通信
回線を介して送信する送信手段とを具備することを特徴
とする。
【0010】また、本発明は、好ましくはその一実施態
様として、前記標準カラー原稿の読み込み、記憶、補正
値算出および補正値記憶までの一連の処理を、装置の電
源投入後の最初の送信処理時に行うように指示制御する
制御手段を有することを特徴とすることができる。
【0011】また、本発明は、好ましくは他の実施態様
として、前記標準カラー原稿の読み込み、記憶、補正値
算出および補正値記憶までの一連の処理を、所定回数の
送信処理毎に行うように指示制御する制御手段を有する
ことを特徴とすることができる。
【0012】また、本発明の第2の形態は、通信回線を
通じて送信されてくるカラー画像データの符号データを
受信する受信手段と、該受信手段で受信された符号デー
タを復号化処理する復号化処理手段と、前記受信手段で
受信され前記復号化処理手段で復号化された各通信端末
で共通の標準カラー原稿の画像データを記憶する第1の
記憶手段と、前記共通の標準カラー原稿の基準画像デー
タをあらかじめ記憶している第2の記憶手段と、前記第
1の記憶手段に記憶された前記復号画像データを前記第
2の記憶手段に記憶されている前記基準画像データに補
正するための補正係数を算出する補正値算出手段と、該
補正値算出手段で算出された前記補正係数の値である補
正値を記憶する補正値記憶手段と、前記受信手段により
受信され前記復号化処理手段により復号化された送信原
稿の画像データに対し前記補正値記憶手段に記憶された
前記補正値により補正処理を行う画像データ補正手段
と、該画像データ補正手段により補正された画像データ
を出力する画像出力手段とを具備することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は好ましくはその一実施態様
として、前記補正値記憶手段は発呼してきた通信端末毎
に個別の記憶領域に前記補正値を記憶し、前記画像デー
タ補正手段は発呼してきた通信端末の回線アドレスに応
じて該通信端末の該当の補正値を前記補正値記憶手段か
ら読み出して前記補正処理を行うことを特徴とすること
ができる。
【0014】また、本発明は好ましくは他の実施態様と
して、前記標準カラー原稿の符号データの受信、復号
化、記憶、補正値算出および補正値記憶までの一連の処
理は、発呼してきた通信端末との通信が初めての通信で
ある場合に行うように指示制御する制御手段を有するこ
とを特徴とすることができる。
【0015】また、本発明は好ましくは他の実施態様と
して、前記補正値算出手段は前記第1の記憶手段に記憶
された前記画像データと前記第2の記憶手段に記憶され
ている前記基準画像データとにより、所定のサンプリン
グポイントにおいて得られるレッド、グリーン、ブルー
信号毎に複数の補正係数を算出し、算出した該複数の補
正係数の値の和を該補正係数の個数で除算して得た平均
値を前記補正値として前記補正値記憶手段に記憶させる
ことを特徴とすることができる。
【0016】また、本発明は好ましくは他の実施態様と
して、前記画像データ補正手段は前記補正値記憶手段に
記憶された補正値と補正対象の画像データとの1次の乗
算により補正処理を行うことを特徴とすることができ
る。
【0017】また、本発明は好ましくは他の実施態様と
して、前記第2の記憶手段に記憶された前記基準画像デ
ータを調整可能とする調整手段を有することを特徴とす
ることができる。
【0018】また、本発明の方法は、標準カラー原稿の
画像データを原稿読取手段から読み取るステップと、該
原稿読取手段から読み込まれた前記標準カラー原稿の画
像データを第1の記憶手段に記憶するステップと、前記
第1の記憶手段に記憶された前記画像データを第2の記
憶手段にあらかじめ記憶されている前記標準カラー原稿
の基準画像データに補正するための補正係数を算出する
ステップと、算出された前記補正係数の値である補正値
を補正値記憶手段に記憶するステップと、送信原稿の画
像データを前記原稿読取手段から読み取るステップと、
該原稿読取手段から読み込まれた前記送信原稿の画像デ
ータに対し前記補正値記憶手段に記憶された前記補正値
により補正処理を行うステップと、該補正処理された画
像データに対して符号化処理を行うステップと、該符号
化処理された符号データを通信回線を介して送信するス
テップとを包含することを特徴とする。
【0019】また、本発明の方法の他の形態は、通信回
線を通じて送信されてくるカラー画像データの符号デー
タを受信するステップと、該受信ステップで受信された
符号データを復号化処理するステップと、該復号化処理
された各通信端末で共通の標準カラー原稿の画像データ
を第1の記憶手段に記憶するステップと、該第1の記憶
手段に記憶された前記復号画像データを第2の記憶手段
にあらかじめ記憶されている前記共通の標準カラー原稿
の基準画像データに補正するための補正係数を算出する
ステップと、算出された前記補正係数の値である補正値
を補正値記憶手段に記憶するステップと、前記復号化処
理するステップにより復号化された送信原稿の画像デー
タに対し前記補正値記憶手段に記憶された前記補正値に
より補正処理を行うステップと、該補正処理された画像
データを出力するステップとを具備することを特徴とす
る。
【0020】
【作用】本発明では、送信側通信端末の原稿読取部で実
際に読み取ったテストチャートの画像データとその送信
側通信端末があらかじめ記憶しているテストチャートの
画像データとにより、読み取った画像データをあらかじ
め記憶している画像データに近づけるための補正値を算
出し、その補正値を用いて補正した画像データに対して
符号化処理を行う。この補正処理によって、送信側通信
端末の原稿読取部の読み取り誤差の影響を含むことなく
符号化処理を行うことができる。更に上記補正を原稿読
取部で読み取った画像データに対して行うので、送信側
通信端末の原稿読取部の誤差をなくし、受信側通信端末
で送信原稿により近い色の出力画像を得ることができ
る。
【0021】また、送信時或いは受信時に、読み取った
テストチャートの画像データとあらかじめ記憶したテス
トチャートの画像データにより、上記補正値を算出する
処理を自動的に行うので、オペレータが復号画像の色調
整を何度も繰り返し行う必要がない。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0023】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例のカラーファクシミリ装置の送信側通信端末の構
成を示す。本例は本発明を送信側通信端末に実施した場
合の一例である。図1において、101は送信原稿及び
送信側通信端末と受信側通信端末が共通に有している複
数のカラー画像の標準原稿(以下、テストチャートと称
する)の画像データを読み取る原稿読取部(スキャナー
とも称する)であり、例えばCCD(電荷結合素子)等
により構成されている。102は原稿読取部101で実
際に読み取ったテストチャートの画像データを記憶する
第1記憶部であり、103はテストチャートの画像デー
タをあらかじめ例えば製品出荷前に記憶した第2記憶部
である。第2記憶部103に記憶された画像データは各
カラーファクシミリ装置において共通の基準データであ
る。104は第1記憶部102及び第2記憶部103に
記憶された画像データにより原稿読取部101による色
ずれを補正するための係数(補正値)を算出する補正値
算出部、105は補正値算出部104により算出された
補正値を記憶する補正値記憶部、および106は原稿読
取部101で読み取った原稿の画像データに対し、補正
値記憶部105に記憶した補正値により補正を施す画像
データ補正部である。
【0024】107は画像データ補正部106により補
正された画像データを記憶する画像メモリ、108は画
像メモリ107に記憶した画像データを読み取って符号
化処理を施す符号化処理部、109は符号化処理部10
8により得た符号データを記憶する符号メモリ、および
110は符号メモリ109に記憶した符号データを読み
取り通信回線へ送出する回線制御部である。なお、上記
符号化処理部108には、エンコーダの他に必要に応じ
てγ変換部、密度変換部、2値化部およびカラー白黒変
換部等を含ませることができる。
【0025】図2のフローチャートは図1の送信側通信
端末の処理の流れを示す。本実施例の通信端末を使用し
てカラー画像データの送信を行う場合は、まず、送信原
稿をセットする前にテストチャートを原稿読取部101
の原稿台(不図示)に載せる。原稿台にテストチャート
をセットしたことの通知は、例えば本例の通信端末装置
のオペレーションパネル等に設けたキーにより設定する
ことで行う。
【0026】ここで、上記テストチャートは、少なくと
も赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の画像成分から
構成される3つ以上の組み合わせからなるものとする。
R,G,Bの各濃度の画像データ精度が8ビット(即
ち、256階調)である場合のテストチャートの一例を
図3に示す。図3のテストチャートのサンプル画像デー
タはR,G,Bの組み合わせが3通りであるものを示し
ているが、このサンプル画像データの数は3通りに制限
される訳ではない。また、サンプル画像データの数が多
いほど、後述する補正値を最適にすることが可能になる
が、説明を簡単にするため以下の説明では、テストチャ
ートの画像データとしては図3のものを使用して行う。
【0027】オペレータによりスタートキー(不図示)
を介して動作開始の指示があると、本装置は処理を開始
する。まず、本装置は原稿読取部101の原稿台にセッ
トされた原稿が送信原稿であるかテストチャートである
かの確認を行う(ステップS201)。このとき、オペ
レーションパネル上のモード設定キー(不図示)等によ
り、原稿台に載せた画像データはテストチャートである
と指定されている場合は、原稿読取部101が原稿台に
セットされたテストチャートの画像データを読み取る
(ステップS202)。即ち、図3に示した3通りのサ
ンプル画像データの読み取りを原稿読取部101で行
う。
【0028】読み取ったテストチャートの画像データは
第1記憶部102に記憶される。テストチャートの全て
の画像データが第1記憶部102に記憶されると、補正
値算出部104が、上記第1記憶部102に記憶された
スキャナー画像データと第2記憶部103にあらかじめ
記憶されたテストチャートの基準画像データとを読み取
って、原稿読取部101により読み取った画像データを
補正するための補正値を算出する(ステップS20
3)。
【0029】次に、図4に示す演算式を用いて原稿読取
部101で読み取った画像データが1次の補正値により
第2記憶部103に記憶されているテストチャートの画
像データにより補正される場合の補正値の算出方法につ
いて説明する。下記の式1〜式9において、右辺に示し
た値は第2記憶部103に記憶されているテストチャー
トの画像データの値であり、Ri,Gi,Biは原稿読
取部101で読み取り、第1記憶部102に記憶したテ
ストチャートの画像データの値である。C1〜C9は原
稿読取部101で読み取った画像データをテストチャー
トの画像データに補正するための係数である。但し、式
1〜式9においては適用するテストチャートのデータに
よりRi,Gi,BiをそれぞれRi1,Gi1,Bi
1,Ri2,Gi2,Bi2,Ri3,Gi3,Bi3
とする。
【0030】C1×Ri1=120 …(式1) C2×Gi1=180 …(式2) C3×Bi1= 50 …(式3) C4×Ri2= 20 …(式4) C5×Gi2=200 …(式5) C6×Bi2= 70 …(式6) C7×Ri3=200 …(式7) C8×Gi3= 10 …(式8) C9×Bi3=160 …(式9) 上記式1〜式9のRi1,Gi1,Bi1,Ri2,G
i2,Bi2,Ri3,Gi3,Bi3に原稿読取部1
01で読み取ったテストチャートの画像データを入力す
ることでC1〜C9を算出し、算出したC1〜C9によ
りR,G,Bそれぞれの補正値を算出する。R,G,B
の補正値はC1〜C9のうち該当する係数の平均をとっ
たものとする。したがって、R,G,Bそれぞれの補正
値は、Rの補正値をC10、Gの補正値をC11、Bの
補正値をC12とすると図4の(a)に示すようにな
る。
【0031】本説明においては、テストチャートのサン
プル画像データをR,G,Bそれぞれ3種類としたが、
補正値は平均したものを用いるのでサンプル数は多い方
が良い。上記のようにして求まった補正値C10〜C1
2を補正値記憶部105に記憶することでテストチャー
トに関する処理を終了する(ステップS204)。
【0032】テストチャートの処理終了後、オペレータ
は送信原稿を原稿台に載せて本装置の処理を開始させ
る。原稿台にセットした原稿がテストチャートではなく
送信原稿であることの通知は、例えばオペレーションパ
ネル上のモード設定キー等により行う。原稿読取部10
1は原稿台に載せられた送信原稿の画像データを読み取
る(ステップS205)。
【0033】読み取ったその画像データは、原稿読取部
101の読み取り精度の影響を受けたものであるので、
次に補正値記憶部105に記憶した上記の補正値を用い
て、原稿台に載せた送信原稿の画像データに近づける処
理、即ち読み取った画像データの補正処理を行う(ステ
ップS206)。より具体的には、原稿読み取り部10
1で読み取った送信原稿の画像データの補正に、補正係
数値C10〜C12を用い、図4の(b)に示した1次
元の変換処理を施すことで補正処理を行う。
【0034】補正した画像データは画像メモリ107に
記憶する(ステップS207)。画像メモリ107に記
憶した画像データは、符号化処理部108で符号化処理
し(ステップS208)、この符号化処理により得た符
号データは符号メモリ109に記憶する(ステップS2
09)。符号メモリ109に記憶された符号データは、
回線制御部110により制御され、通信回線を介して他
のカラーファクシミリ装置へと送られる(ステップS2
10)。
【0035】上述のように、本実施例によれば、送信側
通信端末の原稿読取部101の読み取り精度(読み取り
誤差)に影響されず、送信原稿の画像データとほぼ同一
の画像データに対して符号化処理を施すことが可能にな
る。また、補正処理に用いる補正値をテストチャートの
サンプル点の平均値としているので、受信した復号画像
データをオリジナル画に限りなく近づけることが可能に
なる。また、補正処理を補正値と画像データの1次の乗
算で行っているので、補正に複雑な演算をしなくてもよ
い。
【0036】なお、テストチャートのサンプル画像デー
タによる補正係数の算出処理は、原稿を送信する毎に行
わなければならないというものではない。つまり、所定
の通信回数毎にテストチャートによる補正処理を行うよ
うにしても構わないし、本実施例装置の電源投入後の最
初の送信処理時にのみ行うようにしても良い。また、本
実施例の場合は受信側通信端末は図8の従来例と同様の
構成のものでよい。
【0037】(第2の実施例)次に、本発明を受信側通
信端末に実施した場合の例について説明する。本発明の
第2の実施例における受信機能に関する回路構成を図5
に示す。図5において、501は通信回線から送られる
符号データの受信制御を行う回線制御部、502は回線
制御部501により受信された符号データを一旦記憶す
る符号メモリ、503は符号メモリ502に記憶した符
号データに復号化処理を施す復号化処理部である。この
復号化処理部503には、デコーダの他に必要に応じて
キャラクタジェネレータ、多値化部、密度変換部等を含
ませることができる。
【0038】504は受信した符号データがテストチャ
ートを示す場合、その復号画像データを記憶する第3記
憶部、505は送信側が有しているテストチャートの画
像データと同一の画像データを記憶している第4記憶
部、506は第3記憶部504に記憶した画像データ及
び第4記憶部505に記憶した画像データとにより送信
側通信端末の原稿読取部による読み取り誤差を補正する
ための係数(以下、補正係数と称する)を算出する補正
値算出部、507は補正値算出部506により得られた
補正値を記憶する補正値記憶部である。
【0039】508は上記の復号化処理部503により
復号された画像データを記憶する画像メモリ、509は
画像メモリ508に記憶した復号画像データ及び補正値
記憶部507に記憶した補正値とにより復号画像データ
に補正を施す画像データ補正部、510は補正された復
号画像データを出力するプリンタ等の画像出力部であ
る。
【0040】図8に示す従来例と同様の通信端末を送信
側の通信端末として用いた場合の動作を以下に説明す
る。送信側のオペレータは原稿台に送信する原稿を載せ
る前にテストチャートを原稿読取部801の原稿台に載
せる。原稿台にテストチャートを載せたことの指示は、
例えばオペレーションパネル等に設けた設定キーで行
う。オペレータによりスタートキーを介して動作開始の
指示があると、送信側通信端末の原稿読取部801は、
原稿台に載せられたテストチャートの画像データの読み
取りを開始する。なお、このテストチャートは受信側通
信端末が記憶している画像データと同一のものである。
送信側通信端末の原稿読取部801によりテストチャー
トの画像データが読み込まれ、送信側通信端末は、次に
原稿台に送信原稿が載せられるのを待つ。原稿台に送信
原稿が載せられると、送信側通信端末は送信原稿の画像
データの読み取りを開始する。読み取ったテストチャー
ト及び送信原稿の画像データを画像メモリ802に記憶
する。記憶した最初の画像データ、即ちテストチャート
の画像データは送信側通信端末の原稿読取部801の読
み取り誤差を含んだものであるが、符号化処理部803
は画像メモリ802から符号化処理する画像データ、即
ち原稿読取部801の読み取り誤差を含んだテストチャ
ートの画像データをそのまま読み取って符号化処理を施
し、符号化処理により得た符号データを符号メモリ80
4に記憶する。なお、本実施例においては、テストチャ
ートの画像データに対して行う符号化処理は、受信側の
通信端末が完全に送信側の画像データを復号することが
可能な可逆符号化処理とする。
【0041】テストチャートの画像データの符号化処理
が終了すると、符号化処理部803は次に送信原稿の画
像データに対して符号化処理を施し、テストチャートの
符号化処理時と同様に、得られた符号データは順次符号
メモリに記憶する。なお、送信原稿の画像データに対し
て施す符号化処理方式は、上記のテストチャートに施す
符号化処理と同一のものでなくても良い。つまり、送信
原稿の画像データに対して行う符号化処理に制限はな
く、受信側で完全に送信原稿の画像データを得ることが
可能な可逆符号化処理を行っても良いし、また非可逆符
号化処理を行っても良い。
【0042】従って、符号メモリ804には、テストチ
ャートの符号データと送信原稿の符号データがそれぞれ
独立して記憶される。回線制御部805は、受信側通信
端末と回線接続手続きを行った後に、テストチャートの
符号データ、送信原稿の符号データを順に通信回線へ送
出する。
【0043】次に、図5を参照して、本発明を適用した
受信側通信端末が、上記送信側端末からの符号データを
受信する場合の処理について説明する。図6のフローチ
ャートはこの受信側通信端末の処理の流れを示す図であ
る。受信側通信端末の回線制御部501は、通信回線か
ら符号データが送られてくると、符号データを受信し
(ステップS601)、符号メモリ502に記憶する。
復号化処理部503は符号メモリ502に記憶された符
号データに対して復号化処理を施す。受信した符号デー
タがテストチャートの符号データであるか送信原稿の符
号データであるかの認識は、上記の回線制御部501に
よる回線接続手順(プロトコル)によって行う。例え
ば、NSC(非標準装置命令)の中にテストチャート
(標準原稿)の送信を指示するデータを設定可能なプロ
トコルを用いる。
【0044】受信した符号データがテストチャートの符
号データである場合は、復号化処理により得た復号画像
データを第3記憶部504に記憶する(ステップS60
5)。テストチャートの復号画像データは送信側で可逆
符号化処理を行っているので、送信側通信端末の原稿読
取部801で読み取ったテストチャートの画像データを
完全に再現することが出来る。
【0045】受信側の通信端末では、送信側通信端末が
送信してきたテストチャートと同一であり、送信側通信
端末の原稿読取部801の読み取り誤差を含まない画像
データ(基準画像データ)を第4記憶部505に記憶し
ているので、補正値算出部506は、第3記憶部504
及び第4記憶部505に記憶された画像データを読み取
って、受信した復号画像データを送信原稿に近づけるた
めの補正値を算出する(ステップS606)。この補正
値の算出方法は前述の本発明の第1実施例と同様である
のでここでの詳細な説明は省略する。
【0046】補正値算出部506で算出された補正値
は、補正値記憶部507に記憶する(ステップS60
7)。
【0047】テストチャートの復号化処理が終了する
と、復号化処理部503はテストチャートの符号データ
に続いている送信原稿の符号データの復号化処理を開始
する。受信した全符号データの復号化処理がされた復号
画像データを、順次画像メモリ508に記憶する(ステ
ップS608)。画像メモリ508に記載された復号画
像データを、画像データ補正部509で補正する(ステ
ップS609)。ここでの補正処理も前述の本発明の第
1実施例において説明したものと同一の処理であるの
で、ここでの詳細な説明は省略する。この補正処理を施
すことにより、受信した符号データを復号して得られた
復号画像データから送信側通信端末の原稿読取部の読み
取り誤差を除いた復号画像データを得ることが出来る。
画像データ補正部509により補正された画像データは
画像出力部510からハードコピーで、またフロッピー
等に出力される。これにより、送信側通信端末の原稿読
取部801での読み取り誤差が受信側通信端末によって
補正されて出力されることになる。
【0048】上述のように、本実施例では、送信側通信
端末側において補正処理を行うことで、送信側通信端末
の原稿読取部の読み取り誤差の影響を除いた復号画像デ
ータを得ることができる。
【0049】(第3の実施例)上記の本発明の第2実施
例においては、送信側の通信端末が変わる毎にテストチ
ャートの符号データと送信原稿の符号データを受信する
構成としたが、一度テストチャートの符号データを受信
した送信側通信端末に対しては次回からの補正値算出等
の処理を不要にした別の実施例(第3の実施例)につい
て以下に説明する。即ち、送信側の端末のアドレスがフ
ァクシミリ手順を示すプロトコルで識別できることを利
用して、相手ごとに補正値を最初のテストチャート受信
時に記憶しておき、通信時に相手アドレスをチェック
し、該当する補正値を読み取ることにより、一度登録す
れば以後機械が変わるまで自動的に最適な画像に補正で
きる。なお、ここでの説明においては図5の構成からな
る受信側通信端末が図7の構成で複数の通信端末に接続
されているものとする。また、図5の構成からなる本発
明装置を図7の通信端末704とする。図7において、
701から703は図8に示した構成からなる従来通り
の通信端末であるとする。
【0050】本発明装置である通信端末704の図5に
図示しない中央制御装置(以下、CPUと称する)が例
えば通信端末701からの発呼を認識すると、通信端末
704は上述の本発明の第2実施例に記載した通りに、
まず通信端末701からのテストチャートの符号データ
を受信し、復号化処理を施して、得られた復号画像デー
タを第3記憶部504に記憶する。通信端末704は次
に第4記憶部505にあらかじめ記憶されているテスト
チャートの画像データと第3記憶部504に記憶された
復号画像データとにより、通信端末701の原稿読取部
の読み取り誤差を補正するための補正値を補正値算出部
506で算出する。算出した補正値を補正値記憶部50
7の通信端末701用の領域に記憶する。その際、この
領域のアドレスと通信端末701の個有の回線のアドレ
ス(例えば電話番号)とが対応がとれるようにされるの
は勿論である。
【0051】通信端末704は通信端末701から次に
送られてくる符号データに復号化処理を施し、その復号
画像データを画像メモリ508に記憶した後、補正値記
憶部507に記憶した補正値を用いて、画像データ補正
部509において復号画像データに補正を施し、画像出
力部510から出力する。
【0052】次に通信端末702からの発呼を認識した
場合においても、第2実施例に従って上記の一連の処理
を行うが、通信端末702の原稿読取部の読み取り誤差
を補正する補正値は、補正値記憶部507の通信端末7
02用の補正値領域に記憶する。即ち、通信端末704
の補正値記憶部507には接続された通信端末毎の補正
値が記憶される。従って、通信端末704は次に同一の
通信端末から発呼があった場合は、補正値を算出する処
理は行わずに補正値記憶部507に記憶した補正値を使
用して復号画像データの補正を行うようになる。
【0053】上述のように、本実施例によれば、補正値
を通信端末毎に記憶しているので、通信毎に毎回補正値
を算出する必要がなくなり、また送信側通信端末も送信
原稿を伝送する毎にテストチャートを毎回送信する必要
がなくなる。なお、この場合でも、装置の部品の更新、
装置の経年変化等により出力特性が変動すると予想され
る時は必要に応じて、または定期的に補正値の書き替え
を行っても好ましい。
【0054】(他の実施例)上述した本発明の第2実施
例において、第4記憶部505に記憶された基準画像デ
ータの値を操作パネルから微調整で自在に変更できるよ
うにしておけば、画像出力部510の経年変化等による
特性変動の誤差による影響も同時に取り除くことが可能
となる。
【0055】また、前述のように本発明の第1実施例の
図1の構成と第2実施例の図5の構成のいずれか一方を
備え、他は従来例と同様でも本発明の目的は達成される
ことは容易に理解できるが、図1と図5の構成を組み合
せ、かつ図5の画像メモリ508の出力端と画像出力部
510を直結する迂回路と画像データ補正部509への
ラインとの切り替えを行うスイッチを設けることによ
り、相手方の通信端末が本発明の構成を有している場合
も、有していない場合にも対応できるようになる。すな
わち、図1の構成を有する通信端末から受信した場合は
上記スイッチを上記迂回路に切り替え、図1の構成を有
していない通信端末から受信した場合は上記スイッチを
画像データ補正部509へ切り替えればよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。
【0057】(1)本発明の第1形態では、送信側通信
端末の原稿読取部により読み取ったテストチャートの画
像データと、あらかじめ送信側通信端末に記憶したテス
トチャートの画像データとにより、原稿読取部の読み取
り誤差を補正する補正値を算出し、算出したその補正値
を用いて送信原稿の画像データに補正処理を行うので、
送信側通信端末装置の原稿読取部の読み取り誤差の影響
を受けることなくカラー画像データの符号化処理を行う
ことができる。また、上記補正処理に用いる補正値をテ
ストチャートのサンプル点の平均値とすることにより、
受信した復号画像データをオリジナル画像に限りなく近
づけることが可能になる。更に、上記補正処理を電源投
入時の最初の送信処理時或いは所定回数の送信処理毎に
行うことにより、同一の原稿読取部を補正する補正値を
ひんぱんに算出することをなくすることができる。更に
上記補正処理を補正値と画像データの1次の乗算とする
ことで、補正に複雑な演算をすることをなくすことがで
きる。
【0058】(2)本発明の第2形態では、受信したテ
ストチャートの符号データを復号して得た復号画像デー
タとあらかじめ受信側通信端末に記憶したテストチャー
トの画像データとにより、送信側通信端末の原稿読取部
の読み取り誤差を補正する補正値を算出し、算出したそ
の補正値を用いて、テストチャートの後に伝送される送
信原稿の符号データを復号することにより得た復号画像
データを補正するので、送信側通信端末の原稿読取部の
読み取り誤差の影響を除いた復号画像データを得ること
ができる。
【0059】(3)上記本発明の第2形態において、一
度受信したことがある送信側通信端末の原稿読取部の読
み取り誤差を補正する補正値を送信側通信端末毎に受信
側通信端末内に記憶しているので、補正値を毎回算出す
るという処理が必要なくなる。また、それ故に送信側通
信端末の原稿送信手順においても送信原稿を伝送する前
に行うテストチャートの送信が不必要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるカラーファクシミ
リ装置の送信側通信端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明で使用されるテストチャートの構成の一
例を示す説明図である。
【図4】本発明で実施される補正値の算出方法及び補正
値を用いた補正方法を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるカラーファクシミ
リ装置の受信側通信端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の第3実施例における通信端末装置の接
続例を示すブロック図である。
【図8】従来のカラーファクシミリ装置の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
101 原稿読取部 102 第1記憶部 103 第2記憶部 104 補正値算出部 105 補正値記憶部 106 画像データ補正部 107 画像メモリ 108 符号化処理部 109 符号メモリ 110 回線制御部 501 回線制御部 502 符号メモリ 503 復号化処理部 504 第3記憶部 505 第4記憶部 506 補正値算出部 507 補正値記憶部 508 画像メモリ 509 画像データ補正部 510 画像出力部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿を読み取り画像データ信号に
    変換する原稿読取手段と、 該原稿読取手段から読み込まれた標準カラー原稿の画像
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記標準カラー原稿の基準画像データをあらかじめ記憶
    している第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記画像データを前記
    第2の記憶手段に記憶されている前記基準画像データに
    補正するための補正係数を算出する補正値算出手段と、 該補正値算出手段で算出された前記補正係数の値である
    補正値を記憶する補正値記憶手段と、 前記原稿読取手段から読み込まれた送信原稿の画像デー
    タに対し前記補正値記憶手段に記憶された前記補正値に
    より補正処理を行う画像データ補正手段と、 該画像データ補正手段で補正された画像データに対して
    符号化処理を行う符号化処理手段と、 該符号化処理手段で符号化された符号データを通信回線
    を介して送信する送信手段とを具備することを特徴とす
    るカラーファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記標準カラー原稿の読み込み、記憶、
    補正値算出および補正値記憶までの一連の処理を、装置
    の電源投入後の最初の送信処理時に行うように指示制御
    する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    のカラーファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記標準カラー原稿の読み込み、記憶、
    補正値算出および補正値記憶までの一連の処理を、所定
    回数の送信処理毎に行うように指示制御する制御手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載のカラーファク
    シミリ装置。
  4. 【請求項4】 通信回線を通じて送信されてくるカラー
    画像データの符号データを受信する受信手段と、 該受信手段で受信された符号データを復号化処理する復
    号化処理手段と、 前記受信手段で受信され前記復号化処理手段で復号化さ
    れた各通信端末で共通の標準カラー原稿の画像データを
    記憶する第1の記憶手段と、 前記共通の標準カラー原稿の基準画像データをあらかじ
    め記憶している第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記復号画像データを
    前記第2の記憶手段に記憶されている前記基準画像デー
    タに補正するための補正係数を算出する補正値算出手段
    と、 該補正値算出手段で算出された前記補正係数の値である
    補正値を記憶する補正値記憶手段と、 前記受信手段により受信され前記復号化処理手段により
    復号化された送信原稿の画像データに対し前記補正値記
    憶手段に記憶された前記補正値により補正処理を行う画
    像データ補正手段と、 該画像データ補正手段により補正された画像データを出
    力する画像出力手段とを具備することを特徴とするカラ
    ーファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記補正値記憶手段は発呼してきた通信
    端末毎に個別の記憶領域に前記補正値を記憶し、前記画
    像データ補正手段は発呼してきた通信端末の回線アドレ
    スに応じて該通信端末の該当の補正値を前記補正値記憶
    手段から読み出して前記補正処理を行うことを特徴とす
    る請求項4に記載のカラーファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記標準カラー原稿の符号データの受
    信、復号化、記憶、補正値算出および補正値記憶までの
    一連の処理は、発呼してきた通信端末との通信が初めて
    の通信である場合に行うように指示制御する制御手段を
    有することを特徴とする請求項4または5に記載のカラ
    ーファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記補正値算出手段は前記第1の記憶手
    段に記憶された前記画像データと前記第2の記憶手段に
    記憶されている前記基準画像データとにより、所定のサ
    ンプリングポイントにおいて得られるレッド、グリー
    ン、ブルー信号毎に複数の補正係数を算出し、算出した
    該複数の補正係数の値の和を該補正係数の個数で除算し
    て得た平均値を前記補正値として前記補正値記憶手段に
    記憶させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載のカラーファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データ補正手段は前記補正値記
    憶手段に記憶された補正値と補正対象の画像データとの
    1次の乗算により補正処理を行うことを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載のカラーファクシミリ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶手段に記憶された前記基
    準画像データを調整可能とする調整手段を有することを
    特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載のカラー
    ファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 標準カラー原稿の画像データを原稿読
    取手段から読み取るステップと、 該原稿読取手段から読み込まれた前記標準カラー原稿の
    画像データを第1の記憶手段に記憶するステップと、 前記第1の記憶手段に記憶された前記画像データを第2
    の記憶手段にあらかじめ記憶されている前記標準カラー
    原稿の基準画像データに補正するための補正係数を算出
    するステップと、 算出された前記補正係数の値である補正値を補正値記憶
    手段に記憶するステップと、 送信原稿の画像データを前記原稿読取手段から読み取る
    ステップと、 該原稿読取手段から読み込まれた前記送信原稿の画像デ
    ータに対し前記補正値記憶手段に記憶された前記補正値
    により補正処理を行うステップと、 該補正処理された画像データに対して符号化処理を行う
    ステップと、 該符号化処理された符号データを通信回線を介して送信
    するステップとを包含することを特徴とするカラー画像
    通信方法。
  11. 【請求項11】 通信回線を通じて送信されてくるカラ
    ー画像データの符号データを受信するステップと、 該受信ステップで受信された符号データを復号化処理す
    るステップと、 該復号化処理された各通信端末で共通の標準カラー原稿
    の画像データを第1の記憶手段に記憶するステップと、 該第1の記憶手段に記憶された前記復号画像データを第
    2の記憶手段にあらかじめ記憶されている前記共通の標
    準カラー原稿の基準画像データに補正するための補正係
    数を算出するステップと、 算出された前記補正係数の値である補正値を補正値記憶
    手段に記憶するステップと、 前記復号化処理するステップにより復号化された送信原
    稿の画像データに対し前記補正値記憶手段に記憶された
    前記補正値により補正処理を行うステップと、 該補正処理された画像データを出力するステップとを具
    備することを特徴とするカラー画像通信方法。
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