JP3491997B2 - カラーファクシミリ送信装置 - Google Patents

カラーファクシミリ送信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーファクシミリ送
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーファクシミリ装置の符号化
方式として、ITU−T勧告(旧CCITT勧告)T.
80シリーズの一部として採用されたJPEGが用いら
れている。
【0003】JPEGは、元来、カラー静止画像符号化
の国際標準方式としてCCITT−SG8とISO−J
TC1SC29とのジョイント・グループJPEG(Joi
nt Photographic Expert Group) で標準化が進められた
ことから、アルゴリズムの呼称としても用いられてい
る。
【0004】そのなかでも、ベースラインプロセスは、
必須の機能であり、カラーファクシミリ装置においても
広く用いられている。
【0005】図3は、JPEGベースラインプロセスに
よる符号化処理の流れの概略を示す説明図である。
【0006】まず、入力された多値画像データを8行×
8列の画素ブロックに分け、各画素ブロックごとにDC
T変換(Discrete Cosine Transform) を施し、8行×8
列のDCT係数を得る。次に、このDCT係数を、量子
化テーブルを用いて各係数位置ごとに異なるステップサ
イズで線形量子化する。すなわち、DCT係数Sの各係
数をSuv、量子化テーブルQの各係数をQuvとする
と、量子化された係数Rの各係数Ruvは、 Ruv=round(Suv/Quv) により得られる。ここで、u、v=0、……、7であ
り、roundは最も近い整数への整数化を示す。
【0007】こうして得られた係数Rのうち、R00をD
C成分、その他の係数をAC成分と呼ぶ。次に、DC成
分、AC成分のそれぞれをハフマン符号化することで符
号化データが得られる。
【0008】復号化時は、逆に、ハフマン符号を復号
し、これを送信側で用いたのと同じ量子化テーブルを用
いて逆量子化(すなわち、Suv=Ruv×Quv)
し、これを逆DCT変換する。
【0009】ここで、量子化テーブルの作用に注目する
と、同じ入力画像(ここではDCT係数)に対しても各
係数Quvの値を変えることで生成されるDC/AC成
分は異なることがわかる。しかも、変換式がround
であるため、量子化テーブルの値が小さいほど画質が良
く、逆に量子化テーブルの値が大きいほど符号化データ
量は少なくなるものの、劣化は大きくなる。このよう
に、量子化テーブルの値をどのように設定するかは画質
に影響する。
【0010】一方、従来からファクシミリ装置のなかに
はスキャナ部を複数設けたものもあり、特にADF付シ
ートスキャナとブックスキャナを設けたものが多い。
【0011】そして、ADF付シートスキャナの場合に
は、一般に、原稿を直接読み取るイメージセンサ部は固
定しておき、原稿を搬送して1走査ごとに順次読み取っ
ていくことで画像データを得る。逆にブックスキャナの
場合には、原稿を所定の位置に置き、イメージセンサ部
を搬送して1走査ごとに順次読み取っていくことで、画
像データを得る。こうして読み取った画像データを上記
のDCT変換、量子化、ハフマン符号化のプロセスを経
て符号化データが生成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、どのスキャナ部から読み取った画像デー
タであっても同一の量子化テーブルを用いて量子化して
いたため、スキャナ部の差異による画像特性のばらつき
により画像劣化が生じる欠点があった。
【0013】たとえば、ADF付シートスキャナとブッ
クスキャナとの、2個のスキャナ部を備えている場合、
ADF付シートスキャナとブックスキャナとのそれぞれ
にイメージセンサ部と搬送系を備えたものや、搬送系は
別々にしてイメージセンサ部は共通にして備えたものな
どが考えられるが、いずれにしても、光源と原稿面との
距離、原稿のたわみに起因する原稿面の不均一性などの
点で差異が生じ得る。この点を図7、図8を用いて以下
に説明する。
【0014】図7は、ADF付シートスキャナとブック
スキャナとの2個のスキャナ部を備えたファクシミリ装
置の外観斜視図であり、図8は、読取系の構成の概略を
示す断面図である。
【0015】ADF付シートスキャナ本体71は、原稿
台原稿排紙トレイ、および原稿搬送部などを含むもので
ある。このADF付シートスキャナ本体71は、ブック
読取時の原稿カバーをも兼ねるものであり、図7は、原
稿カバーを開けた状態を示している。
【0016】また、ローラ72は、シート読取時の原稿
搬送に用いられる原稿搬送ローラであり、マイラー73
は、シート読取時の原稿排紙をスムーズに行うためのも
のである。通光口74は、シート読取時に原稿面に対す
る光を通過させるためのものであり、原稿台ガラス75
は、ブック読取時に読取り原稿面を載置するものであ
る。
【0017】搬送系76は、光源を含むイメージセンサ
部を搬送させるためのもので、77a、77b、および
77cは、それぞれシート読取時、ブック読取時の原稿
先端部、およびブック読取時の原稿後端部におけるイメ
ージセンサ部の位置を示している。さらに、78aは、
シート読取時の原稿搬送経路(矢印の方向)を示し、7
8bはブック読取時の原稿位置である。
【0018】このような構成の場合、シート読取時とブ
ック読取時のそれぞれの光源と原稿面との距離La、L
bを比較すると、La>Lbとなるのが一般的である。
このため、シート読取時の方がブック読取時よりも読取
レベルが小さくなる傾向にある。
【0019】なお、以上のような読取系の構成は、あく
までも一例ではあるが、同じ原稿でも読取部によって、
画像の特性が異なってしまうことがあることを示してい
る。この差異は、同一の量子化テーブルを用いて量子化
すれば、当然のことながら、量子化したデータにも引き
継がれてしまう。
【0020】そこで、本発明は、スキャナ部の特性に応
じて適正な符号化を行うことができるファクシミリ装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートスキャ
ナ部およびブックスキャナ部を備えたカラーファクシミ
リ送信装置において、上記シートスキャナ部、上記ブッ
クスキャナ部のそれぞれに対応した複数の量子化テーブ
ルと、読み取った原稿を符号化する際には、上記複数の
量子化テーブルのうち、当該原稿の読み取りに用いたス
キャナ部に対応する量子化テーブルを用いて符号化する
符号化部と、符号化データを送信する際には、当該符号
化データと当該符号化に用いた量子化テーブルとを送信
する制御手段とを備えたカラーファクシミリ送信装置で
ある。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるカラー
ファクシミリ送信装置を示すブロック図である。
【0023】なお、本実施例のカラーファクシミリ装置
は、アナログ電話回線に接続されて使用されるG3ファ
クシミリ装置であり、カラー通信制御手順としては、I
TU−T勧告T.30を拡張した手順を用いている。
【0024】CPU1は、CPUバス12を介して本装
置全体を制御するものであり、ROM2は、CPU1が
動作するためのプログラムメモリとして使用される。R
AM3は、バッテリバックアップされた不揮発性のRA
Mである。また、量子化テーブル4aおよび4bは、そ
れぞれJPEG符号化のプロセスで用いる第1の量子化
テーブルおよび第2の量子化テーブルであり、それぞれ
64バイトの所定の値を予め組み込んだROMで構成さ
れるものである。
【0025】モデム部5は、送受信信号の変復調を行う
ものであり、NCU6は、電話網と接続するための回線
制御装置(Network Control Unit)である。時計部7
は、カレンダ機能を有する時計LSIによるものであ
り、操作パネル8は、各種キー入力等を行うものであ
る。
【0026】画像メモリ9は、半導体メモリで構成さ
れ、画像データを格納するメモリであり、RGBの各色
成分で表わされるフルカラー画像データを少なくとも8
ライン分蓄積するバッファメモリと、ITU−T勧告
T.30に規定されるECM(Error Correction Mode
)手順におけるパーシャルページ分の通信バッファと
をそれぞれ独立の領域上に含むものである。
【0027】第1の読取部10aは、光学的に原稿を読
み取り、RGB成分に分解して各色画素を8bitの多
値データとして出力し、また原稿センサを含むADF機
構も備えたシート読取型カラースキャナであり、第2の
読取部10bは、光学的に原稿を読み取り、RGB成分
に分解して各色画素を8bitの多値データとして出力
するブック型カラースキャナである。
【0028】プリンタ部11は、CMYK各色の多値信
号を入力すると各色データを2値データに変換してカラ
ー印刷するプリンタである。
【0029】符号・復号化部13は、JPEG符復号器
と色変換回路を含み、RGB(Red、Green、B
lue)の色成分信号をそれぞれ1画素あたり8bit
の多値信号として入力すると、これをYCrCbの信号
成分に変換した後、JPEGベースライン符号化を施し
て出力し、逆にJPEGベースライン符号化データを入
力すると、これを復号化してYCrCbの各8bit多
値データを得た後、YCrCbからCMYKに変換して
出力するものである。
【0030】図2は、本実施例における上記操作パネル
8の構成例を示す平面図である。
【0031】テンキー8−1は、0〜9、#、*の12
種類のキーから構成され、主に電話番号の入力手段とし
て利用される。LCD表示部8−2は、装置の状態や電
話番号の入力確認のための表示を行うものである。ワン
タッチキー8−3は、予めRAM1−3に書き込まれて
ある宛先番号などを読み出してワンタッチ送信する場合
に使用される。
【0032】スタートキー8−4は、送信等の動作の開
始等を指示するものであり、ストップキー8−5は、動
作の停止を指示するものである。ブックキー8−6は、
原稿をブックスキャナ(第2の読取部)から読み取ると
きに使うものである。このブックキー8−6の内側には
ランプが取り付けられていて、ブックキー8−6を押す
度に点灯/消灯を繰り返す。原稿を読み込むときにこの
ランプの状態を調べ、点灯しているときにはブックスキ
ャナ(第2の読取部)から読み取り、消灯しているとき
はシートスキャナ(第1の読取部)から読み取る。
【0033】図9は、第1の量子化テーブル4aおよび
第2の量子化テーブル4bの構成例を示す説明図であ
る。各テーブルの量子化係数は、それぞれ1オクテット
のデータである。
【0034】次に、図10のフローチャートを参照して
本実施例のカラーファクシミリ送信装置の制御手順を詳
細に説明する。
【0035】S101において、原稿台に原稿を置き、
相手先の電話番号を操作部8のテンキー8−1、もしく
は予め(不図示の手順にて)内容を登録されたワンタッ
チキー8−3を用いて入力する。
【0036】S102において、スタートキー8−5を
押し、送信の開始を指示する。なお、S101にて相手
先をワンタッチキーにて指定したときには、この動作は
不要となる。
【0037】次に、S103において、電話網に接続さ
れるファクシミリ装置に係る接続手順に従い発呼処理を
行う。そして、S104では、相手機と接続された否か
所定の時間監視し、所定の時間内に接続できない場合
は、通信エラーとして切断処理を行う(S112)。な
お、相手機にカラー画像受信能力がないことが判明した
場合にも、S122へ進んで切断処理を行う。
【0038】次に、S105では、ブックキー8−6が
押されている状態により、オペレータがブックスキャナ
上の原稿を読み取るように指示しているかどうかを調べ
る。S105でブックスキャナ読みの指示であると判別
した場合、S106へ進み、原稿をブックスキャナ(第
2の読取部10b)から読み込みながら、第2の量子化
テーブル4bを用いてJPEGベースライン符号化す
る。そして、第2の量子化テーブル4bの内容と符号化
データとを図4および図5のフォーマットに従い編集し
て送信する(S107)。
【0039】また、S105で、ブックスキャナ読みの
指示でないと判別した場合は、直ちにS108へ進み、
シートスキャナ(第1の読取部10a)のADF上に原
稿があるか否か調べ、ある場合にはS109へ進み、原
稿をシートスキャナから読み込みながら、第1の量子化
テーブル4aを用いてJPEGベースライン符号化す
る。そして、第1の量子化テーブル4aの内容と符号化
データとを図4および図5のフォーマットに従い編集し
て送信してから(S110)、再びS108へ戻る。こ
うして、ADF上に原稿がある限り、S108〜S11
0のステップを繰り返す。
【0040】また、S110で、ADF上に原稿がない
と判明した場合は、S111へ進み、通信手順上の終了
処理を行ってから本制御手順を終了する。
【0041】なお、第1の量子化テーブルおよび第2の
量子化テーブルの各係数の値は、読取系の特性に応じて
決めるべきものであるが、たとえば、図7、図8に示す
ような読取系を想定し、シートスキャナ部を第1の読取
部、ブックスキャナ部を第2の読取部とするならば、第
1の量子化テーブルの各係数の値を第2の量子化テーブ
ルの各係数の値よりも適切な範囲内で小さくしておく
と、シート読取時の画質をブック読取時に近づけること
ができる。
【0042】図14は、本実施例にて実行される通信手
順の一例を示すシーケンスチャートである。
【0043】ここでは、第1ページ、第2ページのそれ
ぞれ2個のパーシャルページで構成される例を示してい
る。なお、第1ページ、第2ページともにJPEG符号
化したデータと量子化テーブルおよびその他のデータを
図4、図5、および図6に示すフォーマットのごとく編
集した結果、2個のパーシャルページで構成されている
ものである。
【0044】図14において、まず、着呼側はDISの
拡張フィールドを用いて「カラー通信機能あり」の情報
を発呼側に知らせる。
【0045】これに対して発呼側は、DCSの拡張フィ
ールドを用いて「カラー受信せよ」を指示する。もし、
着呼側からのDISの拡張フィールドの「カラー通信機
能あり」のビットが1でなければ、該フィールドの他の
ビットの値に関わらずに「相手機カラー受信機能無し」
と判断して、回線を切断する(図10のS104、S1
12に相当する)。
【0046】次に、トレーニングの後1ページ目を読み
取りながらデータをJPEGベースライン符号化してパ
ーシャルページごとに1ページ分送信する。
【0047】そして、2ページ目を送信するためにPP
S−MPSを送る。この後、2ページ目を読み取り、デ
ータをJPEGベースライン符号化してパーシャルペー
ジごとに1ページ分送信する。
【0048】次に、送信すべき原稿はないので通信を終
了する。
【0049】なお、前記DIS、DCSの拡張フィール
ドの各ビットの割り当ての例を図15および図16に示
す。
【0050】なお、図15、図16に記載の拡張エリア
のビット2〜6は、本発明の本質には無関係であるが、
本実施例、ならびに後述の実施例においては、インター
リーブ形式は“ブロック順次”、サブサンプリングは
“4:1:1”、色空間は“YCbCr”にて交信可能
としている。
【0051】また、本発明の第2実施例として、以上の
第1実施例における第1の量子化テーブル4a、および
第2の量子化テーブル4bを、それぞれCPU1がRe
ad/Write可能なバッテリバックアップされたR
AMで構成することも可能である。
【0052】この場合、たとえば操作部8の各種キーと
してLCD表示部8−2を用いて対話形式にて量子化テ
ーブルの値を各係数単位で設定可能とする構成も、容易
に実現できる。また、バッテリバックアップされている
ので、電源断が発生してもその設定内容は保持される。
【0053】また、前述の第1、第2実施例では、量子
化テーブルをシートスキャナ用とブックスキャナ用とに
個別に備え、符号・復号化部13は共通に構成するとし
たが、本発明の第3実施例として、図11に示すよう
に、第1の符号・復号化部14aと第2の符号・復号化
部14bとを設ける構成とすることも可能である。
【0054】第1の符号・復号化部14aと第2の符号
・復号化部14bとは、それぞれ図1の符号・復号化部
13を構成するJPEG符復号器と色変換回路とを含
み、しかも図1に示す第1の量子化テーブル4a、第2
の量子化テーブル4bと同等の量子化テーブルを内蔵す
るものである。
【0055】図12は、第1の符号・復号化部14aお
よび第2の符号・復号化部14bの構成例を示すブロッ
ク図である。
【0056】ラスタ/ブロック変換部14a−1は、R
/G/Bの順に転送されてくる8bitデータを各色成
分ごとに8行×8列のブロックマトリックスに変換して
Rブロック/Gブロック/Bブロックというブロック順
次のデータを作成するラスタ→ブロック変換を行う一
方、Cブロック/Mブロック/Yブロックというブロッ
ク順次のデータをC/M/Y各色の8bitラスタデー
タへブロック→ラスタ変換するものである。
【0057】色変換部14a−2は、入力されたブロッ
ク順次のR/G/BデータからY/Cr/Cbのブロッ
ク順次データを公知の色変換演算を施すことにより得る
一方、入力されたブロック順次のY/Cr/Cbデータ
からC/M/Yのブロック順次データを色変換演算によ
り得るものである。
【0058】また、符号・復号化部14a−3は、JP
EGベースラインプロセスによる符号化および復号化を
行うものである。
【0059】量子化テーブル14a−4は、図1に示す
第1の量子化テーブル4aと同等のデータ内容を備えた
ものであり、このデータを予め書き込んだROM等で構
成される。
【0060】バス14a−5は、第1の符号・復号化部
14aの内部で各種データの転送を行うための内部バス
である。また、外部バスインターフェース部14a−6
は、上記バス12を介して各種データの転送を行うため
のものである。
【0061】なお、第2の符号・復号化部14bの構成
は、第1の符号・復号化部14aの構成と同様である
が、量子化テーブル14b−4は、図1に示す第2の量
子化テーブル4bと同等のデータ内容を備えるものとす
る。
【0062】図13は、本実施例のカラーファクシミリ
送信装置の制御手順を示すフローチャートである。
【0063】この制御手順は、本質的には前述の第1実
施例(図9)の場合と同等であるが、図9のフローチャ
ートに示すS106とS107が図13のS206とS
207に、また図9のS108とS109が図13のS
208とS209にそれぞれ置き換わる。
【0064】S206では、原稿をシートスキャナから
読み込みながら、図11に示す第1の符号・復号化部1
4aを用いてJPEGベースライン符号化する。そし
て、量子化テーブル14a−4の内容と符号化データと
を、図4および図5のフォーマットに従い編集して送信
する(S207)。
【0065】同様に、S208では、原稿をブックスキ
ャナから読み込みながら、図11に示す第2の符号・復
号化部14bを用いてJPEGベースライン符号化す
る。そして、量子化テーブル14b−4の内容と符号化
データを図4および図5のフォーマットに従い編集して
送信する(S209)。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シートスキャナ部およびブックスキャナ部を備えたカラ
ーファクシミリ送信装置において、読み取った画像デー
タを符号化する過程において、各スキャナ部の特性にそ
れぞれ対応した量子化テーブルによる量子化を行なうよ
うにできるため、スキャナ部の特性による画像特性のば
らつきを著しく減少することが可能になる効果がある。
【0067】また、第1の量子化テーブルおよび第2の
量子化テーブルを読み書き可能なバッテリバックアップ
されたRAMで構成することによって、量子化テーブル
を各係数ごとに微調整可能となるとともに、電源断が生
じても設定内容が保持されるため、メンテナンス性が向
上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における操作パネルの構成例を
示す平面図である。
【図3】従来のJPEGベースラインプロセスによる符
号化処理の流れの概略を示す説明図である。
【図4】伝送路上の1ページ分のJPEG符号化データ
と各種マーカの構成例を示す説明図である。
【図5】上記第1実施例で用いるマーカおよびその他の
マーカのコードの値を示す説明図である。
【図6】上記第1実施例で用いるDQTマーカのフォー
マットの一例を示す説明図である。
【図7】ファクシミリ装置の外観を示す斜視図である。
【図8】ファクシミリ装置の内部を示す断面図である。
【図9】上記第1実施例で用いる量子テーブルを示す説
明図である。
【図10】上記第1実施例の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】上記第2実施例の第1、第2の符号・復号化
部の構成例を示すブロック図である。
【図13】上記第2実施例の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】上記各実施例における伝送制御手順を示す説
明図である。
【図15】上記図14の伝送制御手順で用いるDISの
拡張フィールドの構成例を示す説明図である。
【図16】上記図14の伝送制御手順で用いるDCSの
拡張フィールドの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、 3…RAM、 4a、4b…量子化テーブル、 5…モデム部、 6…NCU、 7…時計部、 8…操作パネル、 9…画像メモリ、 10a…第1の読取部、 10b…第2の読取部、 11…プリンタ部、 12…CPUバス、 13、14a、14b…符号・復号化部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートスキャナ部およびブックスキャナ部
    を備えたカラーファクシミリ送信装置において、上記シートスキャナ部、上記ブックスキャナ部 のそれぞ
    れに対応した複数の量子化テーブルと; 読み取った原稿を符号化する際には、上記複数の量子化
    テーブルのうち、当該原稿の読み取りに用いたスキャナ
    部に対応する量子化テーブルを用いて符号化する符号化
    部と; 符号化データを送信する際には、当該符号化データと当
    該符号化に用いた量子化テーブルとを送信する制御手段
    と; を備えたことを特徴とするカラーファクシミリ送信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記複数の量子化テーブルの全部または一部は、読み出
    し、書き込み可能であり、かつバッテリバックアップさ
    れた不揮発性メモリで構成されたことを特徴とするカラ
    ーファクシミリ送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記符号化は、JPEGベースラインプロセスを符号化
    方式とすることを特徴とするカラーファクシミリ送信装
    置。
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