JPH0878999A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
- Publication number
- JPH0878999A JPH0878999A JP21375594A JP21375594A JPH0878999A JP H0878999 A JPH0878999 A JP H0878999A JP 21375594 A JP21375594 A JP 21375594A JP 21375594 A JP21375594 A JP 21375594A JP H0878999 A JPH0878999 A JP H0878999A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- saw
- chip
- layer
- soldered
- Prior art date
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- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】引出電極の根元のAl電極が、半田腐食して断
線し、伝送不良を発生することのない弾性表面波装置を
提供する。 【構成】SAW基板に形成したIDT電極から引き出さ
れた引出電極の根元のAl電極上に、半田腐食防止用保
護膜を形成した弾性表面波装置。
線し、伝送不良を発生することのない弾性表面波装置を
提供する。 【構成】SAW基板に形成したIDT電極から引き出さ
れた引出電極の根元のAl電極上に、半田腐食防止用保
護膜を形成した弾性表面波装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IDT電極から引き出
された引出電極の根元の半田接続による腐食およびそれ
による断線を防止した弾性表面波装置に関する。
された引出電極の根元の半田接続による腐食およびそれ
による断線を防止した弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の一般的フェイスダウンボ
ンディングタイプの弾性表面波装置のSAWチップ10
を示す。同図において、11はSAW圧電基板で、この
SAW圧電基板11には、近接して2つの入出力IDT
電極12が、この入出力IDT電極12の外側には反射
器電極13が、そして入出力IDT電極12から導出さ
れた引出電極14が、蒸着、スパッタリング等により金
属Alを用いて形成される。
ンディングタイプの弾性表面波装置のSAWチップ10
を示す。同図において、11はSAW圧電基板で、この
SAW圧電基板11には、近接して2つの入出力IDT
電極12が、この入出力IDT電極12の外側には反射
器電極13が、そして入出力IDT電極12から導出さ
れた引出電極14が、蒸着、スパッタリング等により金
属Alを用いて形成される。
【0003】図4に示すSAWチップ10は、図5に示
すように、メタライズ配線電極の形成されたチップキャ
リア15上に、反転されて、即ち、図4に示す表面を下
にして載置され、半田16aにより、SAWチップ10
の引出電極14とチップキャリア15のメタライズ配線
電極とが接続される。そして、チップキャリア15にキ
ャップ17を蓋被して、半田16bにより、これらを接
合封止する構造のものである。
すように、メタライズ配線電極の形成されたチップキャ
リア15上に、反転されて、即ち、図4に示す表面を下
にして載置され、半田16aにより、SAWチップ10
の引出電極14とチップキャリア15のメタライズ配線
電極とが接続される。そして、チップキャリア15にキ
ャップ17を蓋被して、半田16bにより、これらを接
合封止する構造のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフェイスダウンボンディングタイプの弾性表
面波装置は、図5に示す完成品での初期試験またはリフ
ロー試験(260℃、1分間)において、図6に示すよ
うに、半田16aが付着している引出電極14の根元1
4aのAl電極が腐食して断線し、伝送特性不良が発生
するということがあった。
うな従来のフェイスダウンボンディングタイプの弾性表
面波装置は、図5に示す完成品での初期試験またはリフ
ロー試験(260℃、1分間)において、図6に示すよ
うに、半田16aが付着している引出電極14の根元1
4aのAl電極が腐食して断線し、伝送特性不良が発生
するということがあった。
【0005】したがって、本発明は、引出電極の根元の
Al電極が、半田腐食して断線し、伝送不良を発生する
ことのない弾性表面波装置を提供することを目的とす
る。
Al電極が、半田腐食して断線し、伝送不良を発生する
ことのない弾性表面波装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題に対する解
決手段は、SAW基板に形成したIDT電極から引き出
された引出電極の根元のAl電極上に、半田腐食防止用
保護膜を形成した弾性表面波装置である。
決手段は、SAW基板に形成したIDT電極から引き出
された引出電極の根元のAl電極上に、半田腐食防止用
保護膜を形成した弾性表面波装置である。
【0007】
【作用】本発明は、SAW基板に形成したIDT電極か
ら引き出された引出電極の根元のAl電極上に、半田腐
食防止用保護膜を形成しているので、SAWチップの引
出電極をチップキャリアのメタライズ配線電極に半田接
続して、完成品を信頼性試験等にかけて過酷な環境にお
いても、引出電極の根元のAl電極が腐食して断線する
ことがない。
ら引き出された引出電極の根元のAl電極上に、半田腐
食防止用保護膜を形成しているので、SAWチップの引
出電極をチップキャリアのメタライズ配線電極に半田接
続して、完成品を信頼性試験等にかけて過酷な環境にお
いても、引出電極の根元のAl電極が腐食して断線する
ことがない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例のSAWチップ
の平面図、図2は図1におけるX−X断面図である。図
1において、1はSAWチップで、このSAWチップ1
のSAW圧電基板2には、近接して2つの入出力IDT
電極3が、この入出力IDT電極3の外側には反射器電
極4が、そして入出力IDT電極3から導出された引出
電極5が、蒸着、スパッタリング等により金属Alによ
り形成される。
して説明する。図1は本発明の一実施例のSAWチップ
の平面図、図2は図1におけるX−X断面図である。図
1において、1はSAWチップで、このSAWチップ1
のSAW圧電基板2には、近接して2つの入出力IDT
電極3が、この入出力IDT電極3の外側には反射器電
極4が、そして入出力IDT電極3から導出された引出
電極5が、蒸着、スパッタリング等により金属Alによ
り形成される。
【0009】前記引出電極5の根元には、SiO2 、S
iNxなどの保護膜5aがAl電極上に形成される。こ
の部分の断面形状が図2に示される。この保護膜5aの
試作サイズは、800μm×300μm、膜厚:700
±300オンク゛ストロ-ムである。そして、図2に示すよう
に、この保護膜5aの一部と引出電極5上に、Ni層6
aおよびAg層6bが順次形成される。
iNxなどの保護膜5aがAl電極上に形成される。こ
の部分の断面形状が図2に示される。この保護膜5aの
試作サイズは、800μm×300μm、膜厚:700
±300オンク゛ストロ-ムである。そして、図2に示すよう
に、この保護膜5aの一部と引出電極5上に、Ni層6
aおよびAg層6bが順次形成される。
【0010】前記保護膜5aは、前記従来例において説
明した半田腐食による断線を防止するためのものであ
る。また、Ni層6aおよびAg層6bは、半田接続を
良好にするためのものである。
明した半田腐食による断線を防止するためのものであ
る。また、Ni層6aおよびAg層6bは、半田接続を
良好にするためのものである。
【0011】そして、図1に示すSAWチップ1は、従
来例と同様に、図3に示すように、メタライズ配線電極
の形成されたチップキャリア7上に、反転されて、即
ち、図1に示す表面を下にして載置され、半田8aによ
り、SAWチップ1の引出電極5とチップキャリア7の
メタライズ配線電極(図示せず)とが接続される。そし
て、チップキャリア7にキャップ9を蓋被して、半田8
bにより、これらを接合封止する。
来例と同様に、図3に示すように、メタライズ配線電極
の形成されたチップキャリア7上に、反転されて、即
ち、図1に示す表面を下にして載置され、半田8aによ
り、SAWチップ1の引出電極5とチップキャリア7の
メタライズ配線電極(図示せず)とが接続される。そし
て、チップキャリア7にキャップ9を蓋被して、半田8
bにより、これらを接合封止する。
【0012】
【発明の効果】本発明は、SAW基板に形成したIDT
電極から引き出された引出電極の根元のAl電極上に、
半田腐食防止用保護膜を形成しているので、SAWチッ
プの引出電極をチップキャリアのメタライズ配線電極に
半田接続して、完成品を信頼性試験等にかけて過酷な環
境においても、引出電極の根元のAl電極が腐食して断
線することが防止でき、伝送特性の不良率を低減するこ
とができる。
電極から引き出された引出電極の根元のAl電極上に、
半田腐食防止用保護膜を形成しているので、SAWチッ
プの引出電極をチップキャリアのメタライズ配線電極に
半田接続して、完成品を信頼性試験等にかけて過酷な環
境においても、引出電極の根元のAl電極が腐食して断
線することが防止でき、伝送特性の不良率を低減するこ
とができる。
【図1】 本発明の一実施例のSAWチップの平面図
【図2】 図1のX−X断面図
【図3】 図1に示すSAWチップをチップキャリアに
搭載してケーシングした本実施例の断面形態図
搭載してケーシングした本実施例の断面形態図
【図4】 従来例のSAWチップの平面図
【図5】 図4に示すSAWチップをチップキャリアに
搭載してケーシングした従来例の断面形態図
搭載してケーシングした従来例の断面形態図
【図6】 図5に示す従来例のSAWチップの平面図
1 SAWチップ 2 SAW圧電基板 3 入出力IDT電極 4 反射器電極 5 引出電極 5a 保護膜 6a Ni層 6b Ag層 7 チップキャリア 8a、8b 半田 9 キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 SAW基板に形成したIDT電極から引
き出された引出電極の根元のAl電極上に、半田腐食防
止用保護膜を形成した弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21375594A JPH0878999A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21375594A JPH0878999A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878999A true JPH0878999A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16644496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21375594A Pending JPH0878999A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0878999A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404110B1 (en) | 1997-05-16 | 2002-06-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd | Surface acoustic wave element having a bump electrode and surface acoustic wave device comprising the same |
US6552475B2 (en) | 2000-07-19 | 2003-04-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP21375594A patent/JPH0878999A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404110B1 (en) | 1997-05-16 | 2002-06-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd | Surface acoustic wave element having a bump electrode and surface acoustic wave device comprising the same |
US6552475B2 (en) | 2000-07-19 | 2003-04-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device |
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