JPH0878549A - 不揮発性半導体記憶装置並びにその使用方法及び製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置並びにその使用方法及び製造方法Info
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- JPH0878549A JPH0878549A JP6238421A JP23842194A JPH0878549A JP H0878549 A JPH0878549 A JP H0878549A JP 6238421 A JP6238421 A JP 6238421A JP 23842194 A JP23842194 A JP 23842194A JP H0878549 A JPH0878549 A JP H0878549A
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Landscapes
- Dram (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低電圧で動作可能な不揮発性半導体記憶装置
を提供する。 【構成】 メモリセルM11〜M22を形成しているMIS
トランジスタのゲート絶縁膜を構成している強誘電体膜
とSiO2 膜との間に中間電極を設ける。このため、情
報の書き込み及び消去に際して強誘電体膜に印加する電
圧はワード線W1、W2 と中間電極との間にのみ印加す
ればよく、MISトランジスタにチャネルを形成してワ
ード線W1 、W2 とチャネルとの間に電圧を印加する必
要がない。従って、強誘電体膜に印加する電圧を、閾値
電圧に依存することなく決定することができる。
を提供する。 【構成】 メモリセルM11〜M22を形成しているMIS
トランジスタのゲート絶縁膜を構成している強誘電体膜
とSiO2 膜との間に中間電極を設ける。このため、情
報の書き込み及び消去に際して強誘電体膜に印加する電
圧はワード線W1、W2 と中間電極との間にのみ印加す
ればよく、MISトランジスタにチャネルを形成してワ
ード線W1 、W2 とチャネルとの間に電圧を印加する必
要がない。従って、強誘電体膜に印加する電圧を、閾値
電圧に依存することなく決定することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、ゲート電極側の強
誘電体膜とチャネル領域側の常誘電体膜とでゲート絶縁
膜が構成されているMISトランジスタによってメモリ
セルが形成されている不揮発性半導体記憶装置並びにそ
の使用方法及び製造方法に関するものである。
誘電体膜とチャネル領域側の常誘電体膜とでゲート絶縁
膜が構成されているMISトランジスタによってメモリ
セルが形成されている不揮発性半導体記憶装置並びにそ
の使用方法及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、強誘電体のヒステリシス特性
の一例を示している。このヒステリシス特性で、VF は
印加電圧、Qは分極電荷、±VC は抗電圧、±QP は残
留分極電荷を夫々示している。分極方向を反転させるた
めの電圧としては±2VC が一般的に採用されており、
また、このヒステリシス特性から、±2VC /3の電圧
が印加されても分極状態は殆ど変化しないと考えられ
る。
の一例を示している。このヒステリシス特性で、VF は
印加電圧、Qは分極電荷、±VC は抗電圧、±QP は残
留分極電荷を夫々示している。分極方向を反転させるた
めの電圧としては±2VC が一般的に採用されており、
また、このヒステリシス特性から、±2VC /3の電圧
が印加されても分極状態は殆ど変化しないと考えられ
る。
【0003】図14に示したヒステリシス特性から、P
ZT等の強誘電体を用いて不揮発性半導体記憶装置を製
造することが考えられ、大別して2つの方式が既に知ら
れている。図15は、DRAMと略同様の構成を有して
いる第1の方式を示している。即ち、ワード線Wがゲー
ト電極になると共にビット線Bが接続されている1個の
MISトランジスタ11と、プレート電極Pが接続され
ている1個のキャパシタ12とで、1個のメモリセルM
が構成されており、キャパシタ12の誘電体膜として強
誘電体膜が用いられている。
ZT等の強誘電体を用いて不揮発性半導体記憶装置を製
造することが考えられ、大別して2つの方式が既に知ら
れている。図15は、DRAMと略同様の構成を有して
いる第1の方式を示している。即ち、ワード線Wがゲー
ト電極になると共にビット線Bが接続されている1個の
MISトランジスタ11と、プレート電極Pが接続され
ている1個のキャパシタ12とで、1個のメモリセルM
が構成されており、キャパシタ12の誘電体膜として強
誘電体膜が用いられている。
【0004】図16は、第2の方式を示している。この
第2の方式では、図16(a)に示す様に、ワード線W
がゲート電極になると共にビット線B及びソース線Sが
接続されている1個のMISトランジスタ13によっ
て、1個のメモリセルMが形成されている。
第2の方式では、図16(a)に示す様に、ワード線W
がゲート電極になると共にビット線B及びソース線Sが
接続されている1個のMISトランジスタ13によっ
て、1個のメモリセルMが形成されている。
【0005】MISトランジスタ13では、図16
(b)に示す様に、強誘電体膜14のみでゲート絶縁膜
が形成されているか、または、図16(c)に示す様
に、ワード線Wつまりゲート電極側の強誘電体膜14と
チャネル領域側の常誘電体膜15、例えばSiO2 膜、
とでゲート絶縁膜が構成されている。なお、分極可能な
強誘電体膜14を成長させ易くするために、常誘電体膜
15と強誘電体膜14との間に金属膜16が設けられて
いるが、この金属膜16は必ずしも必要ではない。
(b)に示す様に、強誘電体膜14のみでゲート絶縁膜
が形成されているか、または、図16(c)に示す様
に、ワード線Wつまりゲート電極側の強誘電体膜14と
チャネル領域側の常誘電体膜15、例えばSiO2 膜、
とでゲート絶縁膜が構成されている。なお、分極可能な
強誘電体膜14を成長させ易くするために、常誘電体膜
15と強誘電体膜14との間に金属膜16が設けられて
いるが、この金属膜16は必ずしも必要ではない。
【0006】そして、強誘電体膜14の分極によって図
17の様に閾値電圧が制御される。例えば、MISトラ
ンジスタ13がnチャネルであり強誘電体膜14のうち
でチャネル領域側の面に負電荷が誘起されると、閾値電
圧が正側へシフトする。図17に示すゲート電圧−ドレ
イン電流特性では、初期状態の閾値電圧Vth0 及び読み
出し電圧VR を1.5V、消去状態の閾値電圧VthE を
2.5V、書き込み状態の閾値電圧VthW を0.5Vに
してある。なお、MISトランジスタ13中におけるキ
ャパシタ12中と同様の記号は、強誘電体膜14を示し
ている。
17の様に閾値電圧が制御される。例えば、MISトラ
ンジスタ13がnチャネルであり強誘電体膜14のうち
でチャネル領域側の面に負電荷が誘起されると、閾値電
圧が正側へシフトする。図17に示すゲート電圧−ドレ
イン電流特性では、初期状態の閾値電圧Vth0 及び読み
出し電圧VR を1.5V、消去状態の閾値電圧VthE を
2.5V、書き込み状態の閾値電圧VthW を0.5Vに
してある。なお、MISトランジスタ13中におけるキ
ャパシタ12中と同様の記号は、強誘電体膜14を示し
ている。
【0007】図15に示した第1の方式では、読み出し
時に情報を破壊するので、情報の再書き込みが読み出し
毎に必要であり、読み出しを高速に行うことができな
い。また、実効的な消去/書き込み回数が多くなって強
誘電体膜の劣化が多いので、書き換え可能な回数が少な
くて寿命が短い。また、メモリセル面積がDRAM並に
なり、大容量化が容易でない。これに対して、図16に
示した第2の方式では、情報を破壊することなく読み出
すことが可能であり、1個のMISトランジスタ13で
メモリセルMを形成することができるのでメモリセル面
積も小さい。
時に情報を破壊するので、情報の再書き込みが読み出し
毎に必要であり、読み出しを高速に行うことができな
い。また、実効的な消去/書き込み回数が多くなって強
誘電体膜の劣化が多いので、書き換え可能な回数が少な
くて寿命が短い。また、メモリセル面積がDRAM並に
なり、大容量化が容易でない。これに対して、図16に
示した第2の方式では、情報を破壊することなく読み出
すことが可能であり、1個のMISトランジスタ13で
メモリセルMを形成することができるのでメモリセル面
積も小さい。
【0008】図18は、上述の第2の方式で構成されて
いるメモリセルアレイを示している。このメモリセルア
レイでは、選択されたメモリセル、例えばメモリセルM
11、に情報を書き込むためには、図14に示した様に、
分極方向を反転させ得る高い電圧2VC (=VFW)をメ
モリセルM11の強誘電体膜14に印加する必要があり、
そのための書き込み電圧VW をゲート電極つまりワード
線W1 に印加する必要がある。
いるメモリセルアレイを示している。このメモリセルア
レイでは、選択されたメモリセル、例えばメモリセルM
11、に情報を書き込むためには、図14に示した様に、
分極方向を反転させ得る高い電圧2VC (=VFW)をメ
モリセルM11の強誘電体膜14に印加する必要があり、
そのための書き込み電圧VW をゲート電極つまりワード
線W1 に印加する必要がある。
【0009】一方、選択されていないメモリセルM12〜
M22では、それらの強誘電体膜14に電圧が印加される
としても、図14に示した様に、分極方向を反転させな
い低い電圧2VC /3以下しか印加されない様にする必
要がある。選択されていないメモリセルM12〜M22のう
ちでも、選択されたメモリセルM11と異なる行に配置さ
れているメモリセルM21、M22では、選択されたメモリ
セルM11とワード線W1 を共有していないので、このワ
ード線W1 の高い書き込み電圧VW が強誘電体膜14に
は印加されない。
M22では、それらの強誘電体膜14に電圧が印加される
としても、図14に示した様に、分極方向を反転させな
い低い電圧2VC /3以下しか印加されない様にする必
要がある。選択されていないメモリセルM12〜M22のう
ちでも、選択されたメモリセルM11と異なる行に配置さ
れているメモリセルM21、M22では、選択されたメモリ
セルM11とワード線W1 を共有していないので、このワ
ード線W1 の高い書き込み電圧VW が強誘電体膜14に
は印加されない。
【0010】ところが、選択されたメモリセルM11と異
なる列であるが同じ行に配置されているメモリセルM12
では、選択されたメモリセルM11とワード線W1 を共有
している。このため、メモリセルM12では、分極方向を
反転させない低い電圧2VC/3以下の電圧しか強誘電
体膜14に印加されない様にするために、メモリセルM
12のMISトランジスタ13にチャネルを形成すると共
にビット線B2 に所定の電圧を印加し、ソース線S2 を
浮遊状態にし、チャネルの電位をビット線B2の電位と
等しくして、ワード線W1 とチャネルとの間の電圧を書
き込み電圧VWの1/3以下に低くしている。
なる列であるが同じ行に配置されているメモリセルM12
では、選択されたメモリセルM11とワード線W1 を共有
している。このため、メモリセルM12では、分極方向を
反転させない低い電圧2VC/3以下の電圧しか強誘電
体膜14に印加されない様にするために、メモリセルM
12のMISトランジスタ13にチャネルを形成すると共
にビット線B2 に所定の電圧を印加し、ソース線S2 を
浮遊状態にし、チャネルの電位をビット線B2の電位と
等しくして、ワード線W1 とチャネルとの間の電圧を書
き込み電圧VWの1/3以下に低くしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリセルM
12のMISトランジスタ13にチャネルを形成する必要
があるので、ワード線W1 とチャネル領域との間には、
消去状態の閾値電圧VthE 以上の電圧を印加する必要が
ある。従って、ワード線W1 に印加する書き込み電圧V
W の1/3の電圧を閾値電圧VthE 以上にする必要があ
り、結局、書き込み電圧VW を閾値電圧VthE の3倍以
上にする必要がある。
12のMISトランジスタ13にチャネルを形成する必要
があるので、ワード線W1 とチャネル領域との間には、
消去状態の閾値電圧VthE 以上の電圧を印加する必要が
ある。従って、ワード線W1 に印加する書き込み電圧V
W の1/3の電圧を閾値電圧VthE 以上にする必要があ
り、結局、書き込み電圧VW を閾値電圧VthE の3倍以
上にする必要がある。
【0012】図17に示した様に消去状態の閾値電圧V
thE を2.5Vにすると、上述の様に、書き込み電圧V
W は最低でも7.5Vにする必要があり、また、消去電
圧VE は−7.5Vにする必要がある。しかし、半導体
記憶装置の集積度の向上に伴って電源電圧VCCが2.5
〜1.5V程度にまで低下すると、±7.5Vという書
き込み電圧VW 及び消去電圧VE は非常な高電圧にな
る。従って、図16に示した第2の方式でも、低電圧で
動作させることができないという問題点があった。
thE を2.5Vにすると、上述の様に、書き込み電圧V
W は最低でも7.5Vにする必要があり、また、消去電
圧VE は−7.5Vにする必要がある。しかし、半導体
記憶装置の集積度の向上に伴って電源電圧VCCが2.5
〜1.5V程度にまで低下すると、±7.5Vという書
き込み電圧VW 及び消去電圧VE は非常な高電圧にな
る。従って、図16に示した第2の方式でも、低電圧で
動作させることができないという問題点があった。
【0013】また、第2の方式のうちで、図16(b)
に示した様に、強誘電体膜14のみでゲート絶縁膜が形
成されている方式では、強誘電体膜14と半導体基板1
7との界面特性が良好でなく、界面準位の密度が高い。
このため、分極効果が打ち消され、消去状態の閾値電圧
VthE 及び書き込み状態の閾値電圧VthW がばらついて
動作の信頼性が低いという問題点もあった。
に示した様に、強誘電体膜14のみでゲート絶縁膜が形
成されている方式では、強誘電体膜14と半導体基板1
7との界面特性が良好でなく、界面準位の密度が高い。
このため、分極効果が打ち消され、消去状態の閾値電圧
VthE 及び書き込み状態の閾値電圧VthW がばらついて
動作の信頼性が低いという問題点もあった。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の不揮発性半導
体記憶装置は、ゲート電極46側の強誘電体膜44とチ
ャネル領域側の常誘電体膜27とでゲート絶縁膜が構成
されているMISトランジスタ47によってメモリセル
M11〜M22が形成されている不揮発性半導体記憶装置に
おいて、前記強誘電体膜44と前記常誘電体膜27との
間に中間電極31、41が設けられていることを特徴と
している。
体記憶装置は、ゲート電極46側の強誘電体膜44とチ
ャネル領域側の常誘電体膜27とでゲート絶縁膜が構成
されているMISトランジスタ47によってメモリセル
M11〜M22が形成されている不揮発性半導体記憶装置に
おいて、前記強誘電体膜44と前記常誘電体膜27との
間に中間電極31、41が設けられていることを特徴と
している。
【0015】請求項2の不揮発性半導体記憶装置は、請
求項1の不揮発性半導体記憶装置において、スイッチン
グトランジスタTP11 〜TP22 を介して前記中間電極3
1、41が制御電極P1 、P2 に接続されていることを
特徴としている。
求項1の不揮発性半導体記憶装置において、スイッチン
グトランジスタTP11 〜TP22 を介して前記中間電極3
1、41が制御電極P1 、P2 に接続されていることを
特徴としている。
【0016】請求項3の不揮発性半導体記憶装置は、ゲ
ート電極46側の強誘電体膜44とチャネル領域側の常
誘電体膜27とでゲート絶縁膜が構成されているMIS
トランジスタ47によってメモリセルM11〜M22が形成
されており、複数の前記メモリセルM11〜M22が行列状
に配置されており、行方向に配置されている前記MIS
トランジスタ47の前記ゲート電極46が互いに連なっ
てワード線W1 、W2を形成している不揮発性半導体記
憶装置において、前記強誘電体膜44と前記常誘電体膜
27との間に中間電極31、41が設けられており、前
記複数のメモリセルM11〜M22の各々にスイッチングト
ランジスタTP11 〜TP22 が設けられており、前記スイ
ッチングトランジスタTP11 〜TP22 を介して前記中間
電極31、41が制御電極P1 、P2 に接続されてお
り、列方向に配置されている前記スイッチングトランジ
スタTP11 〜TP22 のソース/ドレインが互いに直列に
接続されていることを特徴としている。
ート電極46側の強誘電体膜44とチャネル領域側の常
誘電体膜27とでゲート絶縁膜が構成されているMIS
トランジスタ47によってメモリセルM11〜M22が形成
されており、複数の前記メモリセルM11〜M22が行列状
に配置されており、行方向に配置されている前記MIS
トランジスタ47の前記ゲート電極46が互いに連なっ
てワード線W1 、W2を形成している不揮発性半導体記
憶装置において、前記強誘電体膜44と前記常誘電体膜
27との間に中間電極31、41が設けられており、前
記複数のメモリセルM11〜M22の各々にスイッチングト
ランジスタTP11 〜TP22 が設けられており、前記スイ
ッチングトランジスタTP11 〜TP22 を介して前記中間
電極31、41が制御電極P1 、P2 に接続されてお
り、列方向に配置されている前記スイッチングトランジ
スタTP11 〜TP22 のソース/ドレインが互いに直列に
接続されていることを特徴としている。
【0017】請求項4の不揮発性半導体記憶装置は、請
求項3の不揮発性半導体記憶装置において、前記スイッ
チングトランジスタTP11 〜TP22 が薄膜トランジスタ
48であり、この薄膜トランジスタ48の活性層31と
前記中間電極31とが同一層の半導体膜31で形成され
ていることを特徴としている。
求項3の不揮発性半導体記憶装置において、前記スイッ
チングトランジスタTP11 〜TP22 が薄膜トランジスタ
48であり、この薄膜トランジスタ48の活性層31と
前記中間電極31とが同一層の半導体膜31で形成され
ていることを特徴としている。
【0018】請求項5の不揮発性半導体記憶装置は、請
求項3の不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリ
セルM11の情報を読み出すために前記MISトランジス
タ47のチャネルと前記ワード線W1 との間に印加され
る読み出し電圧VR のうちで前記強誘電体膜44に印加
される電圧VFRがこの強誘電体膜44の抗電圧VC より
も小さくなる様に、この強誘電体膜44及び前記常誘電
体膜27の比誘電率εF 、εOX及び膜厚tF 、tOXが設
定されていることを特徴としている。
求項3の不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリ
セルM11の情報を読み出すために前記MISトランジス
タ47のチャネルと前記ワード線W1 との間に印加され
る読み出し電圧VR のうちで前記強誘電体膜44に印加
される電圧VFRがこの強誘電体膜44の抗電圧VC より
も小さくなる様に、この強誘電体膜44及び前記常誘電
体膜27の比誘電率εF 、εOX及び膜厚tF 、tOXが設
定されていることを特徴としている。
【0019】請求項6の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法は、請求項5の不揮発性半導体記憶装置を使用する
に際して、総ての前記スイッチングトランジスタTP11
〜TP22 を導通状態にし、総ての前記ワード線W1 、W
2 と総ての前記制御電極P1、P2 との間に、前記強誘
電体膜44の抗電圧VC よりも大きい電圧−2VC を印
加することによって、総ての前記メモリセルM11〜M22
の情報を一括消去し、総ての前記スイッチングトランジ
スタTP11 〜TP22 を導通状態にし、選択された前記メ
モリセルM11で互いに交差する第1の前記ワード線W1
と第1の前記制御電極P1 との間に前記抗電圧VC より
も大きく且つ前記一括消去時とは逆極性の電圧2VC を
印加し、前記第1のワード線W1 との間の電圧が前記抗
電圧VCよりも小さい電圧4VC /3を前記第1の制御
電極P1 以外の第2の制御電極P2 に印加し、前記第1
及び第2の制御電極P1 、P2 との間の電圧が前記抗電
圧VC よりも小さい電圧2VC /3を前記第1のワード
線W1 以外の第2のワード線W2 に印加することによっ
て、前記選択されたメモリセルM11に情報を書き込み、
総ての前記スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を
非導通状態にし、選択された前記メモリセルM11を通る
前記ワード線W1 に前記読み出し電圧VR を印加するこ
とによって、前記選択されたメモリセルM11から情報を
読み出すことを特徴としている。
方法は、請求項5の不揮発性半導体記憶装置を使用する
に際して、総ての前記スイッチングトランジスタTP11
〜TP22 を導通状態にし、総ての前記ワード線W1 、W
2 と総ての前記制御電極P1、P2 との間に、前記強誘
電体膜44の抗電圧VC よりも大きい電圧−2VC を印
加することによって、総ての前記メモリセルM11〜M22
の情報を一括消去し、総ての前記スイッチングトランジ
スタTP11 〜TP22 を導通状態にし、選択された前記メ
モリセルM11で互いに交差する第1の前記ワード線W1
と第1の前記制御電極P1 との間に前記抗電圧VC より
も大きく且つ前記一括消去時とは逆極性の電圧2VC を
印加し、前記第1のワード線W1 との間の電圧が前記抗
電圧VCよりも小さい電圧4VC /3を前記第1の制御
電極P1 以外の第2の制御電極P2 に印加し、前記第1
及び第2の制御電極P1 、P2 との間の電圧が前記抗電
圧VC よりも小さい電圧2VC /3を前記第1のワード
線W1 以外の第2のワード線W2 に印加することによっ
て、前記選択されたメモリセルM11に情報を書き込み、
総ての前記スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を
非導通状態にし、選択された前記メモリセルM11を通る
前記ワード線W1 に前記読み出し電圧VR を印加するこ
とによって、前記選択されたメモリセルM11から情報を
読み出すことを特徴としている。
【0020】請求項7の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法は、請求項6の不揮発性半導体記憶装置の使用方法
において、前記書き込みに際して、前記第1の制御電極
P1との間の電圧が前記抗電圧VC よりも小さい電圧2
VC /3を前記第1及び第2のワード線W1 、W2 に印
加すると共に、これら第1及び第2のワード線W1 、W
2 よりも前記第1の制御電極P1 との間の電圧が大きく
且つこれら第1及び第2のワード線W1 、W2 との間の
電圧が前記抗電圧VC よりも小さい電圧4VC/3を前
記第2の制御電極P2 に印加し、総ての前記スイッチン
グトランジスタTP11 〜TP22 を導通状態にした後、前
記第2のワード線W2 よりも前記第1の制御電極P1 と
の間の電圧が大きくて前記抗電圧VC よりも大きく且つ
前記第2の制御電極P2 との間の電圧が前記抗電圧VC
よりも小さい電圧2VC を前記第1のワード線W1 に印
加することを特徴としている。
方法は、請求項6の不揮発性半導体記憶装置の使用方法
において、前記書き込みに際して、前記第1の制御電極
P1との間の電圧が前記抗電圧VC よりも小さい電圧2
VC /3を前記第1及び第2のワード線W1 、W2 に印
加すると共に、これら第1及び第2のワード線W1 、W
2 よりも前記第1の制御電極P1 との間の電圧が大きく
且つこれら第1及び第2のワード線W1 、W2 との間の
電圧が前記抗電圧VC よりも小さい電圧4VC/3を前
記第2の制御電極P2 に印加し、総ての前記スイッチン
グトランジスタTP11 〜TP22 を導通状態にした後、前
記第2のワード線W2 よりも前記第1の制御電極P1 と
の間の電圧が大きくて前記抗電圧VC よりも大きく且つ
前記第2の制御電極P2 との間の電圧が前記抗電圧VC
よりも小さい電圧2VC を前記第1のワード線W1 に印
加することを特徴としている。
【0021】請求項8の不揮発性半導体記憶装置の製造
方法は、請求項4の不揮発性半導体記憶装置を製造する
に際して、前記スイッチングトランジスタTP11 〜T
P22 のゲート電極34を行方向に連ねて形成する工程
と、前記スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の前
記ゲート電極34に、第1の絶縁膜36から成る側壁を
形成する工程と、前記第1の絶縁膜36間で前記活性層
31に接触し且つこれら第1の絶縁膜36間の凹部を埋
める導電膜41を形成する工程と、前記導電膜41を各
列毎に分断する工程と、分断した前記導電膜41間の凹
部を第2の絶縁膜43で埋めた後、これらの導電膜41
及び第2の絶縁膜43の上層に前記強誘電体膜44及び
前記ワード線W1 、W2 を形成する工程とを有すること
を特徴としている。
方法は、請求項4の不揮発性半導体記憶装置を製造する
に際して、前記スイッチングトランジスタTP11 〜T
P22 のゲート電極34を行方向に連ねて形成する工程
と、前記スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の前
記ゲート電極34に、第1の絶縁膜36から成る側壁を
形成する工程と、前記第1の絶縁膜36間で前記活性層
31に接触し且つこれら第1の絶縁膜36間の凹部を埋
める導電膜41を形成する工程と、前記導電膜41を各
列毎に分断する工程と、分断した前記導電膜41間の凹
部を第2の絶縁膜43で埋めた後、これらの導電膜41
及び第2の絶縁膜43の上層に前記強誘電体膜44及び
前記ワード線W1 、W2 を形成する工程とを有すること
を特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1の不揮発性半導体記憶装置では、強誘
電体膜44と常誘電体膜27との間に中間電極31、4
1が設けられているので、強誘電体膜44に印加する電
圧はゲート電極46と中間電極31、41との間にのみ
印加すればよく、MISトランジスタ47にチャネルを
形成してゲート電極46とチャネルとの間に電圧を印加
する必要がない。このため、強誘電体膜44に印加する
電圧を、閾値電圧に依存することなく決定することがで
きる。
電体膜44と常誘電体膜27との間に中間電極31、4
1が設けられているので、強誘電体膜44に印加する電
圧はゲート電極46と中間電極31、41との間にのみ
印加すればよく、MISトランジスタ47にチャネルを
形成してゲート電極46とチャネルとの間に電圧を印加
する必要がない。このため、強誘電体膜44に印加する
電圧を、閾値電圧に依存することなく決定することがで
きる。
【0023】請求項2の不揮発性半導体記憶装置では、
スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を介して中間
電極31、41が制御電極P1 、P2 に接続されている
ので、ゲート電極46と制御電極P1 、P2 との間に所
定の電圧を印加してスイッチングトランジスタTP11 〜
TP22 を導通状態にすれば、この電圧が強誘電体膜44
にのみ印加される。また、スイッチングトランジスタT
P11 〜TP22 を非導通状態にすれば、中間電極31、4
1が浮遊状態になり、ゲート電極46に印加した電圧に
よる電界がMISトランジスタ47のチャネルに作用す
る。
スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を介して中間
電極31、41が制御電極P1 、P2 に接続されている
ので、ゲート電極46と制御電極P1 、P2 との間に所
定の電圧を印加してスイッチングトランジスタTP11 〜
TP22 を導通状態にすれば、この電圧が強誘電体膜44
にのみ印加される。また、スイッチングトランジスタT
P11 〜TP22 を非導通状態にすれば、中間電極31、4
1が浮遊状態になり、ゲート電極46に印加した電圧に
よる電界がMISトランジスタ47のチャネルに作用す
る。
【0024】請求項3の不揮発性半導体記憶装置では、
制御電極P1 、P2 に接続されているスイッチングトラ
ンジスタTP11 〜TP22 のソース/ドレインが互いに直
列に接続されて列方向に延在しており、ワード線W1 、
W2 が行方向に延在している。このため、ワード線
W1 、W2 と制御電極P1 、P2 とを選択することによ
って所望のメモリセルM11〜M22を選択することがで
き、制御電極P1 、P2 を用いる所定の動作を所望のメ
モリセルM11〜M22に対して行うことができる。
制御電極P1 、P2 に接続されているスイッチングトラ
ンジスタTP11 〜TP22 のソース/ドレインが互いに直
列に接続されて列方向に延在しており、ワード線W1 、
W2 が行方向に延在している。このため、ワード線
W1 、W2 と制御電極P1 、P2 とを選択することによ
って所望のメモリセルM11〜M22を選択することがで
き、制御電極P1 、P2 を用いる所定の動作を所望のメ
モリセルM11〜M22に対して行うことができる。
【0025】請求項4の不揮発性半導体記憶装置では、
スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の活性層31
と中間電極31とが同一層の半導体膜31で形成されて
いるので、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の
活性層31と中間電極31とを同一の工程で同時に形成
することができる。
スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の活性層31
と中間電極31とが同一層の半導体膜31で形成されて
いるので、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の
活性層31と中間電極31とを同一の工程で同時に形成
することができる。
【0026】請求項5の不揮発性半導体記憶装置では、
読み出し電圧VR のうちで強誘電体膜44に印加される
電圧VFRがこの強誘電体膜44の抗電圧VC よりも小さ
いので、読み出し時に情報が破壊されず、情報の再書き
込みが不要である。
読み出し電圧VR のうちで強誘電体膜44に印加される
電圧VFRがこの強誘電体膜44の抗電圧VC よりも小さ
いので、読み出し時に情報が破壊されず、情報の再書き
込みが不要である。
【0027】請求項6の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法では、メモリセルM11に情報を書き込む際に、選択
されたメモリセルM11の強誘電体膜44にのみ抗電圧V
C よりも大きな電圧が印加され、選択されていないメモ
リセルM12〜M22の強誘電体膜44には抗電圧VC より
も小さな電圧しか印加されない。このため、選択された
メモリセルM11にのみ情報が書き込まれ、選択されてい
ないメモリセルM12〜M22には情報が書き込まれない。
また、一括消去では総てのメモリセルM11〜M22の情報
が消去され、読み出しでは何れのメモリセルM11〜M22
の情報も破壊されない。
方法では、メモリセルM11に情報を書き込む際に、選択
されたメモリセルM11の強誘電体膜44にのみ抗電圧V
C よりも大きな電圧が印加され、選択されていないメモ
リセルM12〜M22の強誘電体膜44には抗電圧VC より
も小さな電圧しか印加されない。このため、選択された
メモリセルM11にのみ情報が書き込まれ、選択されてい
ないメモリセルM12〜M22には情報が書き込まれない。
また、一括消去では総てのメモリセルM11〜M22の情報
が消去され、読み出しでは何れのメモリセルM11〜M22
の情報も破壊されない。
【0028】請求項7の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法では、総てのスイッチングトランジスタTP11 〜T
P22 を導通状態にする前に、第1及び第2のワード線W
1 、W2 よりも第1の制御電極P1 との間の電圧が大き
い電圧を第2の制御電極P2に印加している。このた
め、第2の制御電極P2 に電圧を印加する時期が第1及
び第2のワード線W1 、W2 に電圧を印加する時期より
早くなっても、メモリセルM11〜M22における中間電極
31、41は浮遊状態であり、この第2の制御電極P2
に接続されているメモリセルM12、M22の情報は破壊さ
れない。
方法では、総てのスイッチングトランジスタTP11 〜T
P22 を導通状態にする前に、第1及び第2のワード線W
1 、W2 よりも第1の制御電極P1 との間の電圧が大き
い電圧を第2の制御電極P2に印加している。このた
め、第2の制御電極P2 に電圧を印加する時期が第1及
び第2のワード線W1 、W2 に電圧を印加する時期より
早くなっても、メモリセルM11〜M22における中間電極
31、41は浮遊状態であり、この第2の制御電極P2
に接続されているメモリセルM12、M22の情報は破壊さ
れない。
【0029】また、第1及び第2のワード線W1 、W2
との間の電圧が抗電圧VC よりも小さい電圧4VC /3
を第2の制御電極P2 に印加した後に、第1の制御電極
P1との間の電圧が抗電圧VC よりも大きく且つ第2の
制御電極P2 との間の電圧が抗電圧VC よりも小さい電
圧2VC を第1のワード線W1 に印加している。このた
め、第2の制御電極P2 に電圧を印加する時期が第1及
び第2のワード線W1、W2 に電圧を印加する時期より
遅くなっても、この第2の制御電極P2 に接続されてい
るメモリセルM12、M22の情報は破壊されない。
との間の電圧が抗電圧VC よりも小さい電圧4VC /3
を第2の制御電極P2 に印加した後に、第1の制御電極
P1との間の電圧が抗電圧VC よりも大きく且つ第2の
制御電極P2 との間の電圧が抗電圧VC よりも小さい電
圧2VC を第1のワード線W1 に印加している。このた
め、第2の制御電極P2 に電圧を印加する時期が第1及
び第2のワード線W1、W2 に電圧を印加する時期より
遅くなっても、この第2の制御電極P2 に接続されてい
るメモリセルM12、M22の情報は破壊されない。
【0030】請求項8の不揮発性半導体記憶装置の製造
方法では、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の
ゲート電極34の側壁である第1の絶縁膜36間の凹部
を導電膜41及び第2の絶縁膜43で平坦にした後に、
これらの導電膜41及び第2の絶縁膜43の上層に強誘
電体膜44及びワード線W1 、W2 を形成しているの
で、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 のゲート
電極34間のスペースが狭くても、強誘電体膜44及び
ワード線W1 、W2 を容易に形成することができる。
方法では、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 の
ゲート電極34の側壁である第1の絶縁膜36間の凹部
を導電膜41及び第2の絶縁膜43で平坦にした後に、
これらの導電膜41及び第2の絶縁膜43の上層に強誘
電体膜44及びワード線W1 、W2 を形成しているの
で、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 のゲート
電極34間のスペースが狭くても、強誘電体膜44及び
ワード線W1 、W2 を容易に形成することができる。
【0031】
【実施例】以下、本願の発明の一実施例を、図1〜13
を参照しながら説明する。図1〜3が本実施例を示して
いるが、まず、図4〜6によって本実施例の製造方法を
説明する。本実施例を製造するためには、図4(a)に
示す様に、p型のSi基板21の表面に積層構造のSi
3 N4 /SiO2 膜22を形成し、このSi3 N4/S
iO2 膜22上でフォトレジスト23を縞状の素子活性
領域のパターンに加工する。
を参照しながら説明する。図1〜3が本実施例を示して
いるが、まず、図4〜6によって本実施例の製造方法を
説明する。本実施例を製造するためには、図4(a)に
示す様に、p型のSi基板21の表面に積層構造のSi
3 N4 /SiO2 膜22を形成し、このSi3 N4/S
iO2 膜22上でフォトレジスト23を縞状の素子活性
領域のパターンに加工する。
【0032】なお、素子活性領域の延在方向がメモリセ
ルアレイの列方向になり、素子活性領域の延在方向とは
垂直な方向がメモリセルアレイの行方向になる。その
後、フォトレジスト23をマスクにしてSi3 N4 /S
iO2 膜22をエッチングし、更にフォトレジスト23
をマスクにしてAs+ 24をSi基板21中へイオン注
入する。
ルアレイの列方向になり、素子活性領域の延在方向とは
垂直な方向がメモリセルアレイの行方向になる。その
後、フォトレジスト23をマスクにしてSi3 N4 /S
iO2 膜22をエッチングし、更にフォトレジスト23
をマスクにしてAs+ 24をSi基板21中へイオン注
入する。
【0033】次に、図4(b)に示す様に、フォトレジ
スト23を除去した後、Si3 N4/SiO2 膜22を
酸化防止膜とするLOCOS法を実行して、素子分離領
域の表面にSiO2 膜25を形成すると共に、イオン注
入したAs+ 24でSiO2膜25下にn+ 拡散層26
a、26bを形成する。
スト23を除去した後、Si3 N4/SiO2 膜22を
酸化防止膜とするLOCOS法を実行して、素子分離領
域の表面にSiO2 膜25を形成すると共に、イオン注
入したAs+ 24でSiO2膜25下にn+ 拡散層26
a、26bを形成する。
【0034】次に、図4(c)に示す様に、Si3 N4
/SiO2 膜22を除去した後、ゲート酸化膜としての
SiO2 膜27を素子活性領域の表面に形成する。な
お、このSiO2 膜27の膜厚tOX=5nm、比誘電率
εOX=3.9とする。そして、不純物を含まない多結晶
Si膜31を全面に堆積させ、この多結晶Si膜31の
全面にB+ 32をイオン注入する。
/SiO2 膜22を除去した後、ゲート酸化膜としての
SiO2 膜27を素子活性領域の表面に形成する。な
お、このSiO2 膜27の膜厚tOX=5nm、比誘電率
εOX=3.9とする。そして、不純物を含まない多結晶
Si膜31を全面に堆積させ、この多結晶Si膜31の
全面にB+ 32をイオン注入する。
【0035】次に、図5(a)に示す様に、素子活性領
域上及びその近傍のSiO2 膜25上を列方向へ延在す
るパターンに多結晶Si膜31を加工し、この多結晶S
i膜31の表面にSiO2 膜33を形成する。なお、多
結晶Si膜31の加工に際しては、その断面形状を従来
公知の方法で順テーパ状にする。その後、n+ 型の多結
晶Si膜34を全面に堆積させ、この多結晶Si膜34
上の全面にSiO2 膜35を堆積させる。
域上及びその近傍のSiO2 膜25上を列方向へ延在す
るパターンに多結晶Si膜31を加工し、この多結晶S
i膜31の表面にSiO2 膜33を形成する。なお、多
結晶Si膜31の加工に際しては、その断面形状を従来
公知の方法で順テーパ状にする。その後、n+ 型の多結
晶Si膜34を全面に堆積させ、この多結晶Si膜34
上の全面にSiO2 膜35を堆積させる。
【0036】次に、図5(b)に示す様に、行方向へ延
在する縞状のパターンに、SiO2膜35、多結晶Si
膜34及びSiO2 膜33を連続的に加工する。そし
て、SiO2 膜36の堆積及びエッチバックによって、
このSiO2 膜36から成る側壁を多結晶Si膜34等
の側面に形成する。そして、SiO2 膜35等をマスク
にして、閾値電圧を調整するためのPhos+ 37と多
結晶Si膜31をn+ 化するためのPhos+ 38と
を、エネルギを互いに異ならせて連続的にイオン注入す
る。
在する縞状のパターンに、SiO2膜35、多結晶Si
膜34及びSiO2 膜33を連続的に加工する。そし
て、SiO2 膜36の堆積及びエッチバックによって、
このSiO2 膜36から成る側壁を多結晶Si膜34等
の側面に形成する。そして、SiO2 膜35等をマスク
にして、閾値電圧を調整するためのPhos+ 37と多
結晶Si膜31をn+ 化するためのPhos+ 38と
を、エネルギを互いに異ならせて連続的にイオン注入す
る。
【0037】次に、図6(a)に示す様に、n+ 型の多
結晶Si膜41の堆積及びエッチバックによって、Si
O2 膜36同士の間の凹部を埋めて行方向へ延在する縞
状の多結晶Si膜41を形成する。そして、Pt膜や積
層構造のPt/TiN膜等である金属膜42を全面に堆
積させ、多結晶Si膜31と同程度の幅に金属膜42及
び多結晶Si膜41、31を加工する。この結果、多結
晶Si膜41は、各メモリセルに対応して孤立している
島状のパターンになる。
結晶Si膜41の堆積及びエッチバックによって、Si
O2 膜36同士の間の凹部を埋めて行方向へ延在する縞
状の多結晶Si膜41を形成する。そして、Pt膜や積
層構造のPt/TiN膜等である金属膜42を全面に堆
積させ、多結晶Si膜31と同程度の幅に金属膜42及
び多結晶Si膜41、31を加工する。この結果、多結
晶Si膜41は、各メモリセルに対応して孤立している
島状のパターンになる。
【0038】次に、図6(b)に示す様に、SiO2 膜
43の堆積及びエッチバックによって、多結晶Si膜4
1、31同士の間の凹部をSiO2 膜43で埋めて表面
を平坦化する。そして、図3に示した様に、PZT等の
強誘電体膜44、Ti膜等のバリアメタル膜45及びA
l膜46を順次に形成し、行方向に並んでいる多結晶S
i膜41同士を連ねるワード線のパターンに、これらの
Al膜46、バリアメタル膜45及び強誘電体膜44を
連続的に加工する。
43の堆積及びエッチバックによって、多結晶Si膜4
1、31同士の間の凹部をSiO2 膜43で埋めて表面
を平坦化する。そして、図3に示した様に、PZT等の
強誘電体膜44、Ti膜等のバリアメタル膜45及びA
l膜46を順次に形成し、行方向に並んでいる多結晶S
i膜41同士を連ねるワード線のパターンに、これらの
Al膜46、バリアメタル膜45及び強誘電体膜44を
連続的に加工する。
【0039】なお、強誘電体膜44の抗電界EC =6×
104 V/cm、膜厚tF =125nm、抗電圧VC =
EC ・tF =0.75V、比誘電率εF =250とす
る。その後、従来公知の方法で表面保護膜(図示せず)
等を形成して、本実施例を完成させる。
104 V/cm、膜厚tF =125nm、抗電圧VC =
EC ・tF =0.75V、比誘電率εF =250とす
る。その後、従来公知の方法で表面保護膜(図示せず)
等を形成して、本実施例を完成させる。
【0040】以上の様にして製造した本実施例では、図
1、2に示した様に、n+ 拡散層26aを共通ソース線
S12とし、n+ 拡散層26bをビット線B1 、B2 つま
りドレイン線とし、Al膜46から成っているワード線
W1 、W2 をゲート電極とするMISトランジスタ47
によって、メモリセルM11〜M22等のメモリセルMが形
成されている。
1、2に示した様に、n+ 拡散層26aを共通ソース線
S12とし、n+ 拡散層26bをビット線B1 、B2 つま
りドレイン線とし、Al膜46から成っているワード線
W1 、W2 をゲート電極とするMISトランジスタ47
によって、メモリセルM11〜M22等のメモリセルMが形
成されている。
【0041】また、多結晶Si膜31を活性層とし、多
結晶Si膜34をゲート電極GP とする薄膜トランジス
タ48によって、スイッチングトランジスタTP11 〜T
P22等が形成されている。そして、書き込み及び消去用
の制御電極としてのプレート電極P1 、P2 が、多結晶
Si膜31の端部(図示せず)に接続されている。
結晶Si膜34をゲート電極GP とする薄膜トランジス
タ48によって、スイッチングトランジスタTP11 〜T
P22等が形成されている。そして、書き込み及び消去用
の制御電極としてのプレート電極P1 、P2 が、多結晶
Si膜31の端部(図示せず)に接続されている。
【0042】次に、総てのメモリセルM11〜M22の情報
を一括消去した後、メモリセルM11に選択的に情報を書
き込み、更にこのメモリセルM11から情報を読み出す場
合の動作について順次に説明する。次の表1は、その場
合に印加する電圧を示している。なお、電源電圧VCCは
抗電圧VC =0.75Vの2倍である1.5Vに設定し
てある。
を一括消去した後、メモリセルM11に選択的に情報を書
き込み、更にこのメモリセルM11から情報を読み出す場
合の動作について順次に説明する。次の表1は、その場
合に印加する電圧を示している。なお、電源電圧VCCは
抗電圧VC =0.75Vの2倍である1.5Vに設定し
てある。
【0043】まず、総てのメモリセルM11〜M22の情報
を一括消去するためには、表1に示した様に電圧を印加
して、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通
させる。すると、総てのメモリセルM11〜M22におい
て、Al膜46と多結晶Si膜31、41との間に、図
14に示した−2VC の電圧が印加される。この結果、
図7に示す様に強誘電体膜44が分極し、MISトラン
ジスタ47の閾値電圧が正側へシフトして図17に示し
たVthE になる。
を一括消去するためには、表1に示した様に電圧を印加
して、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通
させる。すると、総てのメモリセルM11〜M22におい
て、Al膜46と多結晶Si膜31、41との間に、図
14に示した−2VC の電圧が印加される。この結果、
図7に示す様に強誘電体膜44が分極し、MISトラン
ジスタ47の閾値電圧が正側へシフトして図17に示し
たVthE になる。
【0044】
【表1】
【0045】メモリセルM11に選択的に情報を書き込む
ためには、表1に示した様に電圧を印加して、スイッチ
ングトランジスタTP11 〜TP22 を導通させる。する
と、プレート電極P1 に接続されている多結晶Si膜3
1とワード線W1 との交点に位置しているメモリセルM
11では、Al膜46と多結晶Si膜31、41との間
に、図14に示した2VC の電圧が印加される。この結
果、図8に示す様に強誘電体膜44が分極し、MISト
ランジスタ47の閾値電圧が負側へシフトして図17に
示したVthW になる。
ためには、表1に示した様に電圧を印加して、スイッチ
ングトランジスタTP11 〜TP22 を導通させる。する
と、プレート電極P1 に接続されている多結晶Si膜3
1とワード線W1 との交点に位置しているメモリセルM
11では、Al膜46と多結晶Si膜31、41との間
に、図14に示した2VC の電圧が印加される。この結
果、図8に示す様に強誘電体膜44が分極し、MISト
ランジスタ47の閾値電圧が負側へシフトして図17に
示したVthW になる。
【0046】しかし、プレート電極P2 に接続されてい
る多結晶Si膜31とワード線W1との交点に位置して
いるメモリセルM12では、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、図14に示した2VC /3の電圧し
か印加されない。このため、図9に示す様に強誘電体膜
44の分極が消去状態から反転せず、MISトランジス
タ47の閾値電圧は変化しない。
る多結晶Si膜31とワード線W1との交点に位置して
いるメモリセルM12では、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、図14に示した2VC /3の電圧し
か印加されない。このため、図9に示す様に強誘電体膜
44の分極が消去状態から反転せず、MISトランジス
タ47の閾値電圧は変化しない。
【0047】また、プレート電極P1 に接続されている
多結晶Si膜31とワード線W2 との交点に位置してい
るメモリセルM21でも、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、2VC /3の電圧しか印加されな
い。このため、図10に示す様に強誘電体膜44の分極
が消去状態から反転せず、MISトランジスタ47の閾
値電圧は変化しない。
多結晶Si膜31とワード線W2 との交点に位置してい
るメモリセルM21でも、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、2VC /3の電圧しか印加されな
い。このため、図10に示す様に強誘電体膜44の分極
が消去状態から反転せず、MISトランジスタ47の閾
値電圧は変化しない。
【0048】更に、プレート電極P2 に接続されている
多結晶Si膜31とワード線W2 との交点に位置してい
るメモリセルM22でも、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、メモリセルM12、M21の場合と大き
さが同じで極性が反対の電圧しか印加されない。このた
め、図11に示す様に強誘電体膜44の分極が消去状態
から反転せず、MISトランジスタ47の閾値電圧はや
はり変化しない。
多結晶Si膜31とワード線W2 との交点に位置してい
るメモリセルM22でも、Al膜46と多結晶Si膜3
1、41との間に、メモリセルM12、M21の場合と大き
さが同じで極性が反対の電圧しか印加されない。このた
め、図11に示す様に強誘電体膜44の分極が消去状態
から反転せず、MISトランジスタ47の閾値電圧はや
はり変化しない。
【0049】図12は、以上の様にメモリセルM11に選
択的に情報を書き込む場合における各電圧の印加タイミ
ングを示している。ゲート電極GP に電圧VCCを印加し
てスイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通状態
にする前は、多結晶Si膜31、41は浮遊状態であ
り、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通状
態にして始めて、プレート電極P1 、P2 の電位が多結
晶Si膜31、41に伝わる。
択的に情報を書き込む場合における各電圧の印加タイミ
ングを示している。ゲート電極GP に電圧VCCを印加し
てスイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通状態
にする前は、多結晶Si膜31、41は浮遊状態であ
り、スイッチングトランジスタTP11 〜TP22 を導通状
態にして始めて、プレート電極P1 、P2 の電位が多結
晶Si膜31、41に伝わる。
【0050】従って、この図12から明らかな様に、ゲ
ート電極GP に電圧VCCを印加する前において、プレー
ト電極P2 に電圧2VCC/3を印加する時期が、ワード
線W1 、W2 に電圧VCC/3を印加する時期からずれた
としても、メモリセルM12〜M22の強誘電体膜44には
2VC /3以下の電圧しか印加されない。従って、これ
らのメモリセルM12〜M22の情報が意図に反して破壊さ
れることがない。
ート電極GP に電圧VCCを印加する前において、プレー
ト電極P2 に電圧2VCC/3を印加する時期が、ワード
線W1 、W2 に電圧VCC/3を印加する時期からずれた
としても、メモリセルM12〜M22の強誘電体膜44には
2VC /3以下の電圧しか印加されない。従って、これ
らのメモリセルM12〜M22の情報が意図に反して破壊さ
れることがない。
【0051】最後に、メモリセルM11から情報を読み出
すためには、表1に示した様に電圧を印加して、スイッ
チングトランジスタTP11 〜TP22 を非導通状態にす
る。すると、多結晶Si膜31、41が浮遊状態にな
り、また、SiO2 膜27及び強誘電体膜44の膜厚t
OX、tF 及び比誘電率εOX、εF が既述の様な値を有し
ているので、強誘電体膜44に印加される電圧VFRは、
読み出し電圧VR =VCCに対して、 VFR=VR /〔1+(εF ・tOX)/(εOX・tF )〕 =VR /3.5641 になる。
すためには、表1に示した様に電圧を印加して、スイッ
チングトランジスタTP11 〜TP22 を非導通状態にす
る。すると、多結晶Si膜31、41が浮遊状態にな
り、また、SiO2 膜27及び強誘電体膜44の膜厚t
OX、tF 及び比誘電率εOX、εF が既述の様な値を有し
ているので、強誘電体膜44に印加される電圧VFRは、
読み出し電圧VR =VCCに対して、 VFR=VR /〔1+(εF ・tOX)/(εOX・tF )〕 =VR /3.5641 になる。
【0052】そして、既述の様にVR =VCC=1.5V
であるので、上式からVFR=0.42Vとなる。従っ
て、強誘電体膜44に印加される電圧VFRは2VC /3
=VCC/3=0.5V以下であり、図13に示す様に強
誘電体膜44の分極が書き込み状態から反転せず、読み
出しに伴ってメモリセルM11の情報が破壊されることは
ない。
であるので、上式からVFR=0.42Vとなる。従っ
て、強誘電体膜44に印加される電圧VFRは2VC /3
=VCC/3=0.5V以下であり、図13に示す様に強
誘電体膜44の分極が書き込み状態から反転せず、読み
出しに伴ってメモリセルM11の情報が破壊されることは
ない。
【0053】以上の説明からも明らかな様に、本実施例
では、消去電圧VE 、書き込み電圧VW 、読み出し電圧
VR の何れもが電源電圧VCC=1.5Vと等しいので、
低電圧で動作させることができる。従って、昇圧回路や
高耐圧回路が不要であり、周辺回路の面積が小さくなる
と共に、周辺回路の形成工程が簡易化され且つ工程数も
減少する。
では、消去電圧VE 、書き込み電圧VW 、読み出し電圧
VR の何れもが電源電圧VCC=1.5Vと等しいので、
低電圧で動作させることができる。従って、昇圧回路や
高耐圧回路が不要であり、周辺回路の面積が小さくなる
と共に、周辺回路の形成工程が簡易化され且つ工程数も
減少する。
【0054】また、図16(c)に示した構造では、消
去及び書き込みに際して常誘電体膜15に高電界が印加
されると共に、金属膜16が浮遊状態であるので、ファ
ウラー−ノルドハイムトンネルで常誘電体膜15を透過
したキャリアが金属膜16に注入されて、閾値電圧がば
らつく。これに対して、本実施例では、低電圧で動作さ
せることができると共に、金属膜42が多結晶Si膜4
1、31に接触していて浮遊状態ではないので、キャリ
アの注入によって閾値電圧がばらつくことはない。
去及び書き込みに際して常誘電体膜15に高電界が印加
されると共に、金属膜16が浮遊状態であるので、ファ
ウラー−ノルドハイムトンネルで常誘電体膜15を透過
したキャリアが金属膜16に注入されて、閾値電圧がば
らつく。これに対して、本実施例では、低電圧で動作さ
せることができると共に、金属膜42が多結晶Si膜4
1、31に接触していて浮遊状態ではないので、キャリ
アの注入によって閾値電圧がばらつくことはない。
【0055】また、図3(c)に示した様に、薄膜トラ
ンジスタ48の活性層である多結晶Si膜31のうち
で、ゲート電極GP である多結晶Si膜34下の部分は
順テーパ状になっている。従って、この部分における電
界集中が緩和されており、薄膜トランジスタ48の信頼
性が高い。
ンジスタ48の活性層である多結晶Si膜31のうち
で、ゲート電極GP である多結晶Si膜34下の部分は
順テーパ状になっている。従って、この部分における電
界集中が緩和されており、薄膜トランジスタ48の信頼
性が高い。
【0056】
【発明の効果】請求項1の不揮発性半導体記憶装置で
は、強誘電体膜に印加する電圧を、閾値電圧に依存する
ことなく決定することができるので、低電圧で動作させ
ることが可能である。
は、強誘電体膜に印加する電圧を、閾値電圧に依存する
ことなく決定することができるので、低電圧で動作させ
ることが可能である。
【0057】請求項2の不揮発性半導体記憶装置では、
ゲート電極と制御電極との間に所定の電圧を印加してス
イッチングトランジスタを導通状態にすれば、この電圧
が強誘電体膜にのみ印加されるが、スイッチングトラン
ジスタを非導通状態にすれば、ゲート電極に印加した電
圧による電界がMISトランジスタのチャネル領域に作
用する。このため、読み出し動作に支障がなく、低電圧
での動作を円滑に行うことができる。
ゲート電極と制御電極との間に所定の電圧を印加してス
イッチングトランジスタを導通状態にすれば、この電圧
が強誘電体膜にのみ印加されるが、スイッチングトラン
ジスタを非導通状態にすれば、ゲート電極に印加した電
圧による電界がMISトランジスタのチャネル領域に作
用する。このため、読み出し動作に支障がなく、低電圧
での動作を円滑に行うことができる。
【0058】請求項3の不揮発性半導体記憶装置では、
制御電極を用いる所定の動作を所望のメモリセルに対し
て行うことができるので、メモリセルが行列状に配置さ
れていてもラングムアクセスが可能である。
制御電極を用いる所定の動作を所望のメモリセルに対し
て行うことができるので、メモリセルが行列状に配置さ
れていてもラングムアクセスが可能である。
【0059】請求項4の不揮発性半導体記憶装置では、
スイッチングトランジスタの活性層と中間電極とを同一
の工程で同時に形成することができるので、製造コスト
が低い。
スイッチングトランジスタの活性層と中間電極とを同一
の工程で同時に形成することができるので、製造コスト
が低い。
【0060】請求項5の不揮発性半導体記憶装置では、
読み出し時に情報が破壊されず、情報の再書き込みが不
要であるので、読み出しを高速に行うことができる。ま
た、実効的な消去/書き込み回数が少なくて強誘電体膜
の劣化が少ないので、書き換え可能な回数が多くて寿命
が長い。
読み出し時に情報が破壊されず、情報の再書き込みが不
要であるので、読み出しを高速に行うことができる。ま
た、実効的な消去/書き込み回数が少なくて強誘電体膜
の劣化が少ないので、書き換え可能な回数が多くて寿命
が長い。
【0061】請求項6の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法では、選択されたメモリセルにのみ情報が書き込ま
れ、選択されていないメモリセルには情報が書き込まれ
ない。また、一括消去では総てのメモリセルの情報が消
去され、読み出しでは何れのメモリセルの情報も破壊さ
れない。このため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性が
高い。
方法では、選択されたメモリセルにのみ情報が書き込ま
れ、選択されていないメモリセルには情報が書き込まれ
ない。また、一括消去では総てのメモリセルの情報が消
去され、読み出しでは何れのメモリセルの情報も破壊さ
れない。このため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性が
高い。
【0062】請求項7の不揮発性半導体記憶装置の使用
方法では、情報の書き込みに際して、選択したメモリセ
ル以外のメモリセルの情報が破壊されないので、書き込
みディスターブを防止することができる。
方法では、情報の書き込みに際して、選択したメモリセ
ル以外のメモリセルの情報が破壊されないので、書き込
みディスターブを防止することができる。
【0063】請求項8の不揮発性半導体記憶装置の製造
方法では、スイッチングトランジスタのゲート電極間の
スペースが狭くても、強誘電体膜及びワード線を容易に
形成することができるので、集積度の高い不揮発性半導
体記憶装置でも高い歩留りで製造することができる。
方法では、スイッチングトランジスタのゲート電極間の
スペースが狭くても、強誘電体膜及びワード線を容易に
形成することができるので、集積度の高い不揮発性半導
体記憶装置でも高い歩留りで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施例によるメモリセルアレイ
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図2】一実施例によるメモリセルアレイの平面図であ
る。
る。
【図3】一実施例によるメモリセルアレイを示してお
り、(a)(b)(c)は図2の夫々IIIA−III
A線、IIIB−IIIB線及びIIIC−IIIC線
に沿う位置における側断面図である。
り、(a)(b)(c)は図2の夫々IIIA−III
A線、IIIB−IIIB線及びIIIC−IIIC線
に沿う位置における側断面図である。
【図4】一実施例の初期の製造工程を順次に示してお
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
【図5】一実施例の中期の製造工程を順次に示してお
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
【図6】一実施例の終期の製造工程を順次に示してお
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
り、図3(a)(b)に対応する側断面図である。
【図7】情報の消去時におけるメモリセルM11〜M22の
概念図である。
概念図である。
【図8】情報の書き込み時におけるメモリセルM11の概
念図である。
念図である。
【図9】情報の書き込み時におけるメモリセルM12の概
念図である。
念図である。
【図10】情報の書き込み時におけるメモリセルM21の
概念図である。
概念図である。
【図11】情報の書き込み時におけるメモリセルM22の
概念図である。
概念図である。
【図12】情報の書き込み時における電圧の印加タイミ
ングを示すグラフである。
ングを示すグラフである。
【図13】情報の読み出し時におけるメモリセルM11の
概念図である。
概念図である。
【図14】強誘電体のヒステリシス特性の一例を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図15】強誘電体を用いた第1の方式の半導体記憶装
置におけるメモリセルの等価回路図である。
置におけるメモリセルの等価回路図である。
【図16】強誘電体を用いた第2の方式の半導体記憶装
置を示しており、(a)はメモリセルの等価回路図、
(b)はメモリセルを形成しているMISトランジスタ
の側断面図、(b)はメモリセルを形成している他の構
造のMISトランジスタの側断面図である。
置を示しており、(a)はメモリセルの等価回路図、
(b)はメモリセルを形成しているMISトランジスタ
の側断面図、(b)はメモリセルを形成している他の構
造のMISトランジスタの側断面図である。
【図17】強誘電体を用いた半導体記憶装置のMISト
ランジスタにおける閾値電圧の変化を示すグラフであ
る。
ランジスタにおける閾値電圧の変化を示すグラフであ
る。
【図18】強誘電体を用いた第2の方式の半導体記憶装
置によるメモリセルアレイの等価回路図である。
置によるメモリセルアレイの等価回路図である。
27 SiO2 膜 31 多結晶Si膜 34 多結晶Si膜 41 多結晶Si膜 43 SiO2 膜 44 強誘電体膜 46 Al膜 47 MISトランジスタ M11 メモリセル M12 メモリセル M21 メモリセル M22 メモリセル W1 ワード線 W2 ワード線 TP11 スイッチングトランジスタ TP12 スイッチングトランジスタ TP21 スイッチングトランジスタ TP22 スイッチングトランジスタ P1 プレート電極 P2 プレート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 451 27/108 21/8242
Claims (8)
- 【請求項1】 ゲート電極側の強誘電体膜とチャネル領
域側の常誘電体膜とでゲート絶縁膜が構成されているM
ISトランジスタによってメモリセルが形成されている
不揮発性半導体記憶装置において、 前記強誘電体膜と前記常誘電体膜との間に中間電極が設
けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項2】 スイッチングトランジスタを介して前記
中間電極が制御電極に接続されていることを特徴とする
請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 ゲート電極側の強誘電体膜とチャネル領
域側の常誘電体膜とでゲート絶縁膜が構成されているM
ISトランジスタによってメモリセルが形成されてお
り、複数の前記メモリセルが行列状に配置されており、
行方向に配置されている前記MISトランジスタの前記
ゲート電極が互いに連なってワード線を形成している不
揮発性半導体記憶装置において、 前記強誘電体膜と前記常誘電体膜との間に中間電極が設
けられており、 前記複数のメモリセルの各々にスイッチングトランジス
タが設けられており、 前記スイッチングトランジスタを介して前記中間電極が
制御電極に接続されており、 列方向に配置されている前記スイッチングトランジスタ
のソース/ドレインが互いに直列に接続されていること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記スイッチングトランジスタが薄膜ト
ランジスタであり、 この薄膜トランジスタの活性層と前記中間電極とが同一
層の半導体膜で形成されていることを特徴とする請求項
3記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記メモリセルの情報を読み出すために
前記MISトランジスタのチャネルと前記ワード線との
間に印加される読み出し電圧のうちで前記強誘電体膜に
印加される電圧がこの強誘電体膜の抗電圧よりも小さく
なる様に、この強誘電体膜及び前記常誘電体膜の比誘電
率及び膜厚が設定されていることを特徴とする請求項3
記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項6】 総ての前記スイッチングトランジスタを
導通状態にし、総ての前記ワード線と総ての前記制御電
極との間に、前記強誘電体膜の抗電圧よりも大きい電圧
を印加することによって、総ての前記メモリセルの情報
を一括消去し、 総ての前記スイッチングトランジスタを導通状態にし、
選択された前記メモリセルで互いに交差する第1の前記
ワード線と第1の前記制御電極との間に前記抗電圧より
も大きく且つ前記一括消去時とは逆極性の電圧を印加
し、前記第1のワード線との間の電圧が前記抗電圧より
も小さい電圧を前記第1の制御電極以外の第2の制御電
極に印加し、前記第1及び第2の制御電極との間の電圧
が前記抗電圧よりも小さい電圧を前記第1のワード線以
外の第2のワード線に印加することによって、前記選択
されたメモリセルに情報を書き込み、 総ての前記スイッチングトランジスタを非導通状態に
し、選択された前記メモリセルを通る前記ワード線に前
記読み出し電圧を印加することによって、前記選択され
たメモリセルから情報を読み出すことを特徴とする請求
項5記載の不揮発性半導体記憶装置の使用方法。 - 【請求項7】 前記書き込みに際して、 前記第1の制御電極との間の電圧が前記抗電圧よりも小
さい電圧を前記第1及び第2のワード線に印加すると共
に、これら第1及び第2のワード線よりも前記第1の制
御電極との間の電圧が大きく且つこれら第1及び第2の
ワード線との間の電圧が前記抗電圧よりも小さい電圧を
前記第2の制御電極に印加し、 総ての前記スイッチングトランジスタを導通状態にした
後、前記第2のワード線よりも前記第1の制御電極との
間の電圧が大きくて前記抗電圧よりも大きく且つ前記第
2の制御電極との間の電圧が前記抗電圧よりも小さい電
圧を前記第1のワード線に印加することを特徴とする請
求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の使用方法。 - 【請求項8】 前記スイッチングトランジスタのゲート
電極を行方向に連ねて形成する工程と、 前記スイッチングトランジスタの前記ゲート電極に、第
1の絶縁膜から成る側壁を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜間で前記活性層に接触し且つこれら第
1の絶縁膜間の凹部を埋める導電膜を形成する工程と、 前記導電膜を各列毎に分断する工程と、 分断した前記導電膜間の凹部を第2の絶縁膜で埋めた
後、これらの導電膜及び第2の絶縁膜の上層に前記強誘
電体膜及び前記ワード線を形成する工程とを有すること
を特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23842194A JP3422442B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 不揮発性半導体記憶装置並びにその使用方法及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23842194A JP3422442B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 不揮発性半導体記憶装置並びにその使用方法及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878549A true JPH0878549A (ja) | 1996-03-22 |
JP3422442B2 JP3422442B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=17029963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23842194A Expired - Fee Related JP3422442B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 不揮発性半導体記憶装置並びにその使用方法及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3422442B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109087941A (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-25 | 萨摩亚商费洛储存科技股份有限公司 | 场效晶体管单元、存储器元件及电荷储存结构的制造方法 |
CN110189777A (zh) * | 2018-02-23 | 2019-08-30 | 首尔大学校产学协办团 | 非挥发性铁电存储器件及其驱动方法 |
CN111554737A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-08-18 | 清华大学 | 超低功耗的薄膜晶体管及其制备方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP23842194A patent/JP3422442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109087941A (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-25 | 萨摩亚商费洛储存科技股份有限公司 | 场效晶体管单元、存储器元件及电荷储存结构的制造方法 |
CN110189777A (zh) * | 2018-02-23 | 2019-08-30 | 首尔大学校产学协办团 | 非挥发性铁电存储器件及其驱动方法 |
CN110189777B (zh) * | 2018-02-23 | 2024-02-27 | 三星电子株式会社 | 非挥发性铁电存储器件及其驱动方法 |
CN111554737A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-08-18 | 清华大学 | 超低功耗的薄膜晶体管及其制备方法 |
CN111554737B (zh) * | 2020-04-20 | 2021-12-07 | 清华大学 | 超低功耗的薄膜晶体管及其制备方法 |
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---|---|
JP3422442B2 (ja) | 2003-06-30 |
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