JPH087773B2 - 光学文字読取装置 - Google Patents

光学文字読取装置

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JPH087773B2
JPH087773B2 JP63172442A JP17244288A JPH087773B2 JP H087773 B2 JPH087773 B2 JP H087773B2 JP 63172442 A JP63172442 A JP 63172442A JP 17244288 A JP17244288 A JP 17244288A JP H087773 B2 JPH087773 B2 JP H087773B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、手持ち式のスキャナで原稿上を走査するこ
とにより文字を読み取る光学文字読取装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
スーパーマーケットや百貨店等で、単品毎の売り上げ
情報を収集して在庫管理を行なうPOS(Point Of Sale
s)システムが普及している。このPOSシステムでは手持
ち式の光学文字読取装置がよく使用される。
このような装置として、手持ち式の光学文字読取装置
の代表的な構成を第2図に示す。
第2図において、1はスキャナであり、手2で、原稿
3に当てがうだけで原稿3に記載された文字を読み取る
ものである。原稿3はたとえば、POSシステムで用いる
値札の用紙である。4は光源であり、5はレンズ系、6
はイメージセンサであり、少なくとも原稿3に記載され
た文字の1フィールドの視野が必要であり、第2図では
横は1フィールド+数文字分、縦は1文字の3倍くらい
としている。フィールドとは、値札への記載単位であ
り、たとえばファンクションコードと定めた英字「C」
の後に、データキャラクタと定めた数字が10桁続くこと
で、1フィールドを構成する。7は制御二値化回路であ
り、イメージセンサ6の出力信号であるアナログ信号を
文字領域及び背景領域のおのおの対応する二値化信号に
変換し、画面メモリ8に送る。
9から13は、画面メモリ8の中の各文字を認識する手
段である。
画面メモリ8はイメージセンサ6の視野のほぼ全体の
二値化データを格納する。第3図(a)にイメージセン
サ6の二値化データの説明を示している。横(X)×縦
(Y)の大きさがp×q画素のイメージセンサであり、
視野の中の文字を写し込んでいる。
文字、記号は、文字識別回路13で認識されるが、文字
識別回路13は1文字ずつ認識するものであるので、画面
メモリ8からは1文字分のデータを取り出す必要があ
る。一桁切り出し回路9は画面メモリ8から一文字切り
出し回路11の処理能力であるm×q画素相当分のデータ
を取り出し一桁メモリ10に格納する。一文字切り出し回
路11は一桁メモリから文字識別回路13の処理能力である
m×n画素相当分のデータを取り出し、一文字メモリ12
に格納するものである。
第3図(a)において、まず一桁切り出し回路9はX
=1からX=m、Y=1からY=q迄のデータを画面メ
モリ8から取り出し、一桁メモリ10に転送する(第3図
(b1))。一文字切り出し回路11は一桁メモリ10の内容を
見て文字像を含む範囲(この例ではY=11からY=11+
n−1)のn行分を一文字メモリ12に転送する(第3図
(c1))。一文字メモリ12に文字が入っているときは文字
識別回路13により文字が認識される。次にX=2からX
=m+1、Y=1からY=q迄のデータを画面メモリ8
から取り出し、一桁メモリ10に転送する(第3図
(b2))。そして文字像を含む範囲の画像を一文字メモリ
12に転送する。以下、同様にして、画面メモリ8から取
り出す位置を順にずらして一桁メモリ10に転送し、文字
像を含む画像を一文字メモリ12に転送し、文字識別回路
13で処理を行なうことで視野内の全文字の認識を行う。
一桁メモリ10から一文字メモリ12に転送する範囲の求
め方を第4図に示す。先ず一桁メモリ10の各行に対して
横ORを求める。
横ORとは横方向の一行に注目してその行に黒画素があ
れば1とし、黒画素がなければ0とする演算である。い
まセンサの黒出力を1とし、白出力を0として表現する
と、横ORの結果とは、即ち一行の各画素の論理和を取っ
た結果にほかならない。そこでこの演算を横ORとよんで
いる。そして文字がある部分では第4図(b)に示すよ
うに、その範囲だけ横ORの結果は黒になる。一桁メモリ
から一文字メモリに転送する範囲は、たとえばY=13か
ら横ORが黒になったとすると、文字の上方の白を含めて
Y=11からn画素とする。
以上の処理によって、イメージセンサ6の視野のなか
に含まれる、文字、記号等を読み取ることができる。
第2図の14から18は原稿上の一つのフィールドに対し
て正しく読み取れた認識結果を1回だけ出力するための
手段である。フィールドが視野の中に在るかぎり、文字
が繰り返されて認識され、文字識別回路13から認識結果
が繰り返し出力される。スキャナ1を「C1234567890」
のフィールドに当てがいながら上から下に動かしたとき
の、視野の動きと、認識結果の変化を第5図に示す。(a
1)の位置では、認識結果(b1)はすべてリジェクト(認識
不能:?で表している)になっている。(a2)(a3)の位置で
は、全ての文字が視野に入って、正しく認識され、(b2)
(b3)の認識結果が得られる。
文字識別回路13からは、(b1)(b2)(b3)が遂次出力され
るが、14はフォーマットチェック部で、文字識別回路13
から得られる認識結果が予め定めてある所定のフォーマ
ット(たとえば、Cで始まるフィールドはCの後にデー
タキャラクタの数字が10文字続かなければならない)を
満たしているかどうかを判定する。タイマー15は文字識
別回路13から認識結果が得られてからの経過時間を測定
する。所定のフォーマットを満たす認識結果Riが得られ
たなら、前回レジスタ16、比較器17、出力制御部18は、
次のように動作する。
まず比較器17において、Riと前回レジスタ16に記憶さ
れている内容Ri-1とが比較される。RiとRi-1の内容が一
致しなければ比較器17からはNEWの信号が出て出力制御
部18はRiをそのフィールドの認識結果ROUTとして出力す
る。RiとRi-1の内容が一致すれば、比較器17からはNEW
の信号が出ず、出力制御部18はRiを出力しない(読み捨
てる)。一方、前回レジスタ16はRi-1を比較器17に送っ
た後は、Riを記憶する。タイマー15は文字識別回路13か
ら認識結果が得られてからの時間を測定し、あらかじめ
定めた一定時間TCLR経過後に前回レジスタ16の内容を消
去する。電源を入れた直後の前回レジスタの状態は消去
状態である。TCLRは値札を持ち換えるのに必要な時間
(たとえば1秒)よりも短く、たとえば0.6秒程度に設
定しておく。
なお、フィールドが視野の中にあって文字識別回路13
から繰り返し認識結果が得られるときの繰り返しの周期
はたとえば0.2秒程度である。
第5図、第6図を用いて、値札を読み取るときの14か
ら18の動作を説明する。(b1)の認識結果「??????????
?」は所定のフォーマットを満たしていないので、フォ
ーマットチェック部14からは何も出力されない。スキャ
ナを上から下に動かして(b2)に認識結果「C123456789
0」が得られると、これは所定のフォーマットを満たす
のでフォーマットチェック部14からはこの認識結果が出
力Riされる。比較器17ではRiと前回レジスタの内容Ri-1
が比較されるが、電源を入れた直後は前回レジスタの内
容は消去されているので、RiとRi-1の内容は必ず一致し
ない。そのため比較器17からはNEWの信号が出力制御部1
8に出て、出力制御部18からは「C1234567890」が、認識
結果ROUTとして出力される。一方、前回レジスタ16には
「C1234567890」が記憶される。次に(b3)の認識結果「C
1234567890」が得られるが、(b2)の時と同様にフォーマ
ットチェック部を経て、比較器17に送られる。しかし、
前回レジスタ16の内容Ri-1が「C1234567890」になって
おりRiと一致するので、比較器からはもはやNEWの信号
が出ず、出力制御部18からはROUTとして出力されない。
以上の様にして、視野に入った一つのフィールドに対し
ては一回だけ認識結果ROUTを出力する。
スキャナを動かして複数行に分かれて記載されたフィ
ールドを読み取るときの動作を第6図を用いて説明す
る。フォーマットチェック部14にはC、G、 で始まる各フィールドのフォーマットが登録されている
とする。まずaの値札で「C1234567890」の行にスキャ
ナを当てがったときは先程説明した通り、一回だけ認識
結果ROUTとして出力される。次にスキャナを下に動かし
て「N1234567890」の行にスキャナを当てがったとき、
視野に「N1234567890」のフィールドが入って、文字識
別回路13から初めて「N1234567890」の認識結果が得ら
れたときは、前回レジスタの内容Ri-1は「C123456789
0」になっているので、比較器17からはNEWの信号がで
て、「N1234567890」が認識結果ROUTとして出力され
る。それ以降は繰り返して「N1234567890」が文字識別
回路13から出力されても前回レジスタの内容と一致する
ため、ROUTとして出力されない。すなわち、「N1234567
890」は一回だけ出力される。同様にして、「 123456」の行が視野に入ったときは、認識結果ROUTとし
て「 123456」が出力される。
なお、JIS B9551によるPOS用値札では、一つの値札の
中の各フィールドは、異なる内容になっている。このた
め、比較器17で前回認識した結果Ri-1と今回認識した結
果Riを比較することで、同じフィールドを読んだか否か
が判断できるのである。
値札を(a)から(b)に持ち換える間は、視野には
文字が入ってない。このときは、文字識別回路13からは
何も出力が得られない。タイマー15は文字識別回路13が
認識結果を出力してからの経過時間を測定しており、値
札を持ち換えたために、TCLR以上文字識別回路13から出
力が得られない状態が続くと、前回レジスタ16の内容を
消去する。したがって、値札を(b)に持ち換えて「 123456」のフィールドにスキャナを当てがうと「 123456」は出力される。すなわち、同じ内容のフィール
ドであっても異なる値札ならば続けて読み取ることがで
きる。以上の説明から判るように、タイマー15は原稿
(値札)の交換を検出する機能を持っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
読み取ろうとする値札の中には、誤って記載されたも
のもある。例を第7図に示す。(a)は本来記載される
べき内容である。(b)は「5」の文字を「S」に間違
えて記載した例である。従来技術による光学文字読取装
置では(b)の値札にあてがった場合、正しく文字が認
識されている限り、所定のフォーマットに合致しないの
で、(b)の内容がそのまま出力されることはない。す
なわち、(b)の値札は読み取られない。ところが、こ
のような場合、操作者は、(b)の値札が誤って記載さ
れていることに気付かず、値札へのスキャナの当てがい
方を種々変えて試してみることが多い。例えば、スキャ
ナを値札から浮かせたり、傾けたりする。そのため、イ
メージセンサの捉える画像が歪み、「S」が「5」に誤
読されることがあった。すると(c)の様に認識され、
所定のフォーマットに合致して出力されることになる。
従来技術による光学文字読取装置は、以上に述べたよ
うに、誤って記載された値札であっても操作者の操作上
の性癖により、読み取りを自動的に繰り返し試行する間
に誤読して出力することがあった。本発明はこの点に鑑
みて案出されたものであり、誤ったフォーマットの記載
内容を誤読して出力することを防ぐことを目的としてい
る。
〔本発明の構成〕
第1図に本発明の構成を示す。1から7までの符号を
示した部分は第2図における同符号の部分と同じ機能構
成である。イメージセンサ6の視野は、横は少なくとも
1フィールドの文字分必要であり、縦は少なくとも1文
字分必要である。
21は、イメージセンサの捉えた画像の中の各文字を認
識する各文字認識手段である。22は、認識結果が所定の
フォーマットと矛盾するか否かを検査し、もし所定フォ
ーマットと矛盾するならば、以降の読取を実質的に抑制
する矛盾フォーマット抑制手段である。抑制しないとき
は、21から得られる認識結果はフォーマットチェック手
段23で検査される。フォーマットチェック手段23は認識
結果が所定のフォーマットを満たしているか否かを判断
する手段である。24は出力判定手段であり、一つの読取
対象に対して所定のフォーマットを満たす認識結果Rout
を1回だけ出力する手段である。
〔作用〕
スキャナ1を手2で持って原稿3に当てがうことで、
原稿上の文字は光源4で照明され、レンズ系5により、
イメージセンサ6上に結像され、制御二値化回路17によ
り、白/黒を示す電気信号に変換される。
イメージセンサの捉えた画像の中の各文字は各文字認
識手段21で認識され、認識結果が得られる。
もし、その認識結果が所定のフォーマットと矛盾して
いるならば、矛盾フォーマット抑制手段22によって、以
降の読取は実質的に抑制される。それまでに、所定のフ
ォーマットを満たす認識結果が得られた場合は、フォー
マットチェック手段23、出力判定手段24を経て出力され
る。
〔第1実施例〕 第8図に本発明の第1の実施例を示す。図中1から18
の符号を付した部分は第2図における同符号の部分と同
じ機能構成である。図中8から13までが、各文字認識手
段21の実施例であり、81から83が矛盾フォーマット抑制
手段22の実施例であり、15から18が出力判定手段24の実
施例である。
矛盾フォーマット検出部81は、文字識別回路13から得
られる認識結果が所定のフォーマットと矛盾しているか
否かを検査する。矛盾フォーマット発生記憶部82は、矛
盾フォーマット検出部81が矛盾フォーマットの発生を検
出したことを記憶し、原稿3の入れ替わりがタイマー15
によって検出されるまでその記憶を保持する。電源を入
れた直後は矛盾フォーマット発生を記憶していない状態
である(初期状態)。出力抑制部83は、矛盾フォーマッ
ト発生記憶部82が矛盾フォーマット発生を記憶していな
いならば、文字識別回路13から得られる認識結果をフォ
ーマットチェック部14に渡し、矛盾フォーマット発生記
憶部82が矛盾フォーマット発生を記憶しているならば、
文字識別回路13から得られる認識結果をフォーマットチ
ェック部14に渡さない。
行を読み取る時の動作は以下の通り。まず、第5図(b
1)(b2)(b3)の順に認識結果が得られる場合の動作を説明
する。矛盾フォーマット検出部81でチェックする内容
は、たとえば「リジェクトが無くかつ「C」の右側の10
桁以内に英字が現れた場合はフォーマットに矛盾してい
る」、とする。(b1)の「???????????」に対しては、こ
れは、リジェクトがあるので、フォーマットに矛盾して
いない。(b2)(b3)に対しても、矛盾フォーマット検出部
81の判定条件と合致しない。よって、(b1)(b2)(b3)は出
力抑制部83で抑制されることはなく、従来通りフォーマ
ットチェック部14に送られ、(b2)が出力制御部18から出
力される。
第7図(b)(c)の順に認識結果が得られる場合の
動作は以下の通り。まず(b)に対してはリジェクトが
無くかつ「C」の右側の10桁以内に英字が現れているの
で先程の判定条件に合致し、矛盾フォーマット検出部81
は矛盾フォーマット発生を検出する。そのことが矛盾フ
ォーマット発生記憶部82に記憶され、出力制御部83は
(b)がフォーマットチェック部14に至らないように抑
制する。以降は(c)が得られても矛盾フォーマット発
生記憶部82が矛盾フォーマットの発生を記憶したままな
ので、(c)は出力制御部83で抑制され、フォーマット
チェック部14に至ることはない。すなわち、従来技術に
よる光学文字読取装置とは違って(c)が出力されるこ
とはない。この抑制作用は、原稿の入れ替わりがタイマ
ー15によって検出され、矛盾フォーマット発生記憶部82
が初期化されるまで続く。すなわち、スキャナを原稿か
ら一旦離せば、再び正しいフォーマットの行ならば読み
取れるようになる。
なお、本実施例では、矛盾フォーマット発生記憶部82
を初期化するためにタイマー15の出力を用いているが、
原稿の入れ替わりを検出する手段ならば他の手段でも同
等の機能が得られる。たとえば、スキャナの先端に設け
た原稿の近接を検出するセンサの出力を利用してもよ
い。そして、原稿の入れ替わりを文字識別回路13の出力
によらず検出できるならば、文字認識を実質的に抑制す
る為に出力抑制部83は文字識別回路13の出力を抑える以
外の実施方法として、たとえば、矛盾フォーマット発生
記憶部82の出力で8から13の文字識別処理を実際に止め
てしまう実施例も可能である。
〔第2実施例〕 第1実施例では、出力抑制部83はフォーマットチェッ
ク部14の前に置かれているが、この順序を逆にすること
も可能である。また、矛盾フォーマットの発生を検出し
たあとは、一旦スキャナを原稿から離す必要があった
が、所定時間矛盾フォーマットの発生が検出されないと
きは再び読取を可能にすることもできる。さらに、第1
実施例では、単一種類のフォーマットチェックを行う場
合であったが、複数の種類のフォーマットチェックを並
行して行う場合にも本発明は適用できる。これらの点を
実現した第2実施例を第9図に示す。
図中1から18の符号を付した部分は、第2図における
同符号の部分と同じ機能構成である。ただし、フォーマ
ットチェック部A14-1とフォーマットチェック部B14-2
とは異なる種類のフォーマットチェックを行う。たとえ
ば、フォーマットチェック部A14-1では標準のJIS値札
の為のフォーマットチェックを行い、フォーマットチェ
ック部B14-2ではISBNコード読取の為のフォーマットチ
ェックを行う。ここでは、フォーマットチェック部A14
-1には第6図(a)の値札読取の為のフォーマットが、
またフォーマットチェック部B14-2には「C1234 123E」という行(「C」の文字、4桁の数字、「 」の文字、1内至8桁の数字、「E」の数字の順に連続
する行)を読むためのフォーマットが登録されていると
する。
矛盾フォーマット検出部A91-1、矛盾フォーマット検
出部B91-2には、前記フォーマットに対応して、たとえ
ば、次の様にフォーマットに矛盾するときの認識結果の
判定条件を登録しておく。矛盾フォーマット検出部A91
-1では、 ・リジェクトがなくかつ「C」の右側10桁以内に英字が
出現するか、 ・リジェクトがなくかつ「N」の右側10桁以内に英字が
出現するか、 ・リジェクトがなくかつ「 」の右側6桁以内に英字が出現すれば、フォーマットに
矛盾している。一方矛盾フォーマット検出B91-2では、 ・リジェクトがなくかつ「C」の右側に5桁以上の数字
が連続するか、 ・リジェクトがなくかつ「 」の右側に9桁以上の数字が連続すれば、フォーマット
に矛盾している。
タイマA94-1、タイマB94-2はそれぞれ、矛盾フォー
マット検出部A91-1、矛盾フォーマット検出部B91-2
所定時間以上続けて矛盾フォーマットの発生を検出しな
ければ、矛盾フォーマット発生記憶部A92-1、矛盾フォ
ーマット発生記憶部B92-2を初期化する。
本実施例における動作は以下の通り。まず、「C1234 123E」の行を読みとる場合を説明する。「C1234 123E」の認識結果が文字認識回路13から得られると、矛
盾フォーマット検出部A91-1はフォーマットに矛盾する
と判断し、そのことが矛盾フォーマット発生記憶部A92
-1に記憶され、出力制御部A93-1はフォーマットチェッ
ク部A91-1の出力を抑制する。しかし、もともとこの行
はフォーマットチェック部A14-1を通らないのでフォー
マットチェック部A14-1の出力が抑制されても実害はな
い。一方、矛盾フォーマット検出部B91-2はこの行がフ
ォーマットに矛盾するとは判断しない。従って、この行
はフォーマットチェック部B14-2を通ったあと出力制御
部B93-2を経て、前回レジスタ16、比較器17、出力制御
部18に送られる。
「C1234 123E」の行に続けて、「C1234567890」なる行にスキャ
ナを当てがった場合を以下に説明する。まず、「C12345
67890」なる認識結果が得られると、矛盾フォーマット
検出部A91-1はフォーマットに矛盾するとは判断しなく
なる。そしてタイマーA94-1で計られる所定時間後には
矛盾フォーマット発生記憶部A92-1は初期化され、出力
制御部A93-1の抑制作用は解除され、フォーマットチェ
ック部A14-1からの出力は前回レジスタ16、比較器17、
出力制御部18に送られる様になる。すなわち、「C12345
67890」なる行にスキャナを当てがっていて所定時間経
過後に得られた「C1234567890」なる認識結果が、出力
制御部A93-1を経て出力される。一方矛盾フォーマット
検出部B91-2は、この行はフォーマットに矛盾すると判
断して矛盾フォーマット発生記憶部B92-2に記憶される
ため、出力制御部B93-2では出力が抑制されるが、この
行はもともとフォーマットチェック部B14-2を通らない
ので、実害はない。
〔第3実施例〕 以上の実施例では、フィールドの一部を視野からはみ
出す様にスキャナを当てがうとはみ出した部分が認識さ
れず、文字識別回路13からはフィールドの端が欠けた認
識結果が得られる。このため、桁数が不足してもフォー
マットに矛盾するとは一概には判断できない欠点があ
る。桁数の不足に関してもフォーマットに矛盾するか否
かを判断するためには、本出願人の出願特許特願昭62-2
76599号と本発明を組み合わせて用いればよい。その場
合の実施例を第10図に示す。またこの実施例において
は、フォーマットに矛盾したときに読み取らないことを
操作者に示すために、通知手段を設けている。そして、
読取を実質的に抑制するために、出力制御部18を制御す
ることで実現している。
端隣接判定部111、フィールド境界検出部112、端フィ
ールド削除部113は視野からはみ出した可能性のあるフ
ィールドを取り除く手段である。第11図を用いてその動
作を説明する。第11(a)は値札121に記載された行を
示している。スキャナを当てがったときの視野30と行の
位置関係を(b)に示す。文字の認識は視野に入った文
字に関してのみ行われるので、文字識別回路13から得ら
れる文字認識結果は(c)の様になる。(c)において
は、(c1)は視野の左からはみ出したフィールドの一部で
あり、(c3)は視野の右からはみ出したフィールドの一部
である。端隣接判定部111は一桁切り出し回路9′から
文字を切り出したときのx座標の値を得て、認識結果が
視野の端に隣接しているか否かを判定する。視野の左端
から2桁目のx座標をL、視野の右端から2番目のx座
標をRとし、認識した左端の文字もx座標XLに関して
は、 XL<L (1) が成り立てば、認識結果は視野の左端に隣接していると
判断する。また認識した右端の文字のx座標XRに関して
は、 R<XR (2) が成り立てば、認識結果は視野の右端に隣接していると
判断する。フィールド境界検出部112はフィールドの境
界を判定する手段で、第12図(c)の場合は「0」と
「N」の間、ならびに、「0」と「 」の間にフィールド境界がある。端フィールド削除部11
3は端隣接判定部111が(1)式の成立を検出したとき
は、認識結果を左から順に最初のフィールド境界まで削
除する。また端隣接判定部111が(2)式の成立を検出
したときは、認識結果を右から順に最初のフィールド境
界まで削除する。削除した結果を第11図(d)に示す。
以上の機能によって視野の端からはみ出した可能性の
あるフィールドは削除することができる。すなわち、端
フィールド削除部113から出力されるとフィールドはス
キャナの当てがい方によって端が欠けるということはな
く、値札記載通りとなる。このことにより、矛盾フォー
マット検出部では桁数の不足を検査することが可能とな
る。
矛盾フォーマット検出部114と矛盾フォーマット発生
記憶部115の機能は第1実施例及び第2実施例の場合と
同じである。本実施例では、矛盾フォーマット発生を検
出したときの読取の抑制はインバータゲート116とアン
ドゲート117の働きにより比較器17のNEW信号が出力制御
部18に伝わらないようにすることで実現されている。そ
して、フォーマットに矛盾する値札が認識された警告を
示すために、フォーマットエラー警告ランプ118を設け
ている。このランプ118は矛盾フォーマット発生記憶部1
15が矛盾フォーマットの発生を記憶している間点灯す
る。矛盾フォーマット発生記憶部115の解除は操作者が
フォーマットエラー解除押しボタンスイッチ119を押す
ことによって行われる。矛盾フォーマット発生を操作者
に警告するには音響的手段(ブザーなど)を用いてもよ
い。また、操作者に通知するのではなく、矛盾フォーマ
ット検出部114が矛盾フォーマットを検出したときに、
上位装置(光学文字読取装置が接続されているPOSレジ
スタなど)に通知し、その上位装置からの解除指令で矛
盾フォーマット発生記憶部115を初期化する実施例も可
能である。
〔第4実施例〕 スキャナ1を値札に当てがう場合の操作には、第12図
(a)のようにスキャナを紙面に密着させた状態で上か
ら下にスキャナを移動(122)させる操作方法の他に、
第12図(b)のようにスキャナを行の上空から近づけ
(123)て読み取らせ、その後スキャナを紙面から浮上
させて離す(124)操作方法もある。第12図(b)の様
な操作を許容する光学文字読取装置の場合は、スキャナ
を紙面に近づけたり遠ざけたりするときに過渡的に誤読
が発生して認識結果が所定フォーマットと矛盾しうる。
この様な場合を考慮に入れた本発明の実施例を第13図に
示す。この実施例においては、スキャナを紙面に近づけ
る際に短時間の間発生する所定フォーマットとの矛盾は
無視する。また、行を読み取ったあと、スキャナを紙面
から離す際に生じうる所定フォーマットとの矛盾に対し
ては、フォーマットの矛盾が発生したことを示すメッセ
ージを上位装置に出力しない。第8図の実施例では、矛
盾フォーマット検出による読取抑制の解除条件を原稿の
入れ替わりにしていたが、第13図の実施例は、読取抑制
の解除条件を行の入れ替わりにした例でもある。
第13図において、83までの符号を付けた部分は第8図
における同符号の部分と同じ機能を持つ。131は新行検
出部であり、視野の中の文字行の存在を検査する。そし
て、新たな行が視野に入ってきたときは、未出力状態記
憶部134をセットする。132はタイマーであり、矛盾フォ
ーマット検出部81が所定時間以上、所定フォーマットと
の矛盾を検出し続けたときにその旨を矛盾フォーマット
メッセージ部133に伝える。矛盾フォーマットメッセー
ジ部133は、認識結果が所定フォーマットと矛盾した旨
を上位装置に伝えるためのメッセージを生成する部分で
ある。出力制御部83へは133からの矛盾検出メッセージ
とフォーマットチェック部14からの認識結果が伝えられ
る。未出力状態記憶部134は視野に入った同一行に対し
て一回だけ出力制御部83から出力ROUTを行うためのもの
で、新行検出部131が新たな行が視野に入った事を検出
するとNEWの信号を出力制御部83に与えて出力を可能に
し、出力制御部83から出力が行われるまでNEWの信号を
与え続ける。
スキャナを紙面に近ずける(123)のときの動作は以
下の通りである。まず、行検出部131の機能により、未
出力状態記憶部134はセットされ、出力制御部83は出力
可能な状態になっている。文字識別回路13から得られる
認識結果に誤読が含まれて所定フォーマットとの矛盾が
検出されてもタイマ132の働きですぐには矛盾フォーマ
ットメッセージ発生部133は動作しない。スキャナを紙
面に近ずけるときは短時間(たとえば0.3秒)しかこの
状態は続かず、一方タイマ132に設定されている時間は
もっと長い(たとえば0.5秒)ので、123の操作では矛盾
フォーマットメッセージ発生部133が動作する前にスキ
ャナ1は紙面に接触する。
スキャナ1が紙面に接触して、文字識別結果13から正
しい認識結果が得られれば、フォーマットチェック部1
4、出力制御部83を経てその認識結果は出力ROUTされ
る。一旦出力された後は、未出力状態記憶部134はリセ
ットされNEWの信号は出なくなる。すなわち、同一行に
対する認識結果が再びフォーマットチェック部14から出
力制御部83に送られても出力ROUTされない。
紙面に記載された行に誤りがあって所定フォーマット
に矛盾している場合は、スキャナを紙面に当てがい続け
ている間(たとえば1秒)、矛盾フォーマット検出部81
は所定フォーマットとの矛盾を検出する。もちろんこの
ときの認識結果はフォーマットチェック部14は通らな
い。そして、81が検出する時間がタイマ132で計る時間
(たとえば0.5秒)よりも長くなったときは、矛盾フォ
ーマットメッセージ発生部133が起動されて矛盾検出メ
ッセージが出力制御部83を経て出力ROUTされる。この後
は、未出力状態記憶部134はリセットされているので、
仮に誤読によりフォーマットチェック部14を通る認識結
果が得られてもそれが出力制御部を経て出力ROUTされる
ことはない。本実施例においては、矛盾フォーマット抑
制手段の読取抑制機能は、矛盾検出メッセージが出力制
御部83を通ることで未出力状態記憶部134がリセットさ
れることにより、実現されている。
スキャナ1を紙面から離すときは、浮上により過渡的
に誤読が生じ、文字識別回路13から得られる認識結果が
所定のフォーマットと矛盾していることを矛盾フォーマ
ット検出部81が検出することがある。しかし、タイマ13
2が計る時間よりも先にスキャナを紙面から完全に離し
てしまえば矛盾フォーマットメッセージ発生部133が矛
盾検出メッセージを出力することはない。また仮に、ス
キャナを紙面から完全に離すまでの時間が長くて、タイ
マ132と矛盾フォーマットメッセージ発生部133が動作し
て、矛盾検出メッセージが出たとしても、紙面に記載さ
れた正しいフォーマットの行を正しく読み取って出力し
た後ならば、その行を読取結果の出力により未出力状態
記憶部134はリセット状態になっているので、矛盾検出
メッセージが出力制御部83を経て出力されることはな
い。
新行検出部131の実施例を第14図に示す。横OR回路141
と黒長さ判定部142は行の有無を判定する部分である。
第15図を用いてその動作原理を説明する。30はイメージ
センサの視野である。横OR回路はイメージセンサの中央
の約1/3の部分の範囲(第15図のW)で、行方向(横方
向)に見て黒画素が有れば1とし、黒画素がなければ0
と演算を行う。第7図(a)の画面の場合の横OR演算の
結果は(b)の様になる。すなわち、文字のある範囲で
は列方向(縦方向)に黒が連続する(第15図のy)。黒
長さ判定部142はこの黒の範囲yを調べそれが文字とし
て妥当な長さであれば、視野の中に行があると判定す
る。視野の高さが行間隔よりも小さく一度に複数行が視
野の中に入らないとすると、行が無い状態から行が有る
状態への変化が新しい行が視野に入ったことを示してい
る。未出力状態記憶部134は新たな行が視野に入ってき
たときにセットされていればよいので、新たな行が入っ
てきた時点でセットしても良く、あるいは直前の行が視
野から出ていった時点でセットしておいても良い。な
お、行の入れ替わりの判断には本出願人による特願昭62
-141791号の様に行が視野に出入りするときの方向を考
慮しても良い。また、横OR回路141が黒画素に関する横
方向の論理和を取る範囲は第15図では視野の中央1/3と
したが、本出願人による特願昭61-164287号や特願昭61-
167338号で出願されるように視野内の複数の領域で取っ
てもよい。
〔第5実施例〕 値札に記載されている複数行を所定の順番に従って読
みとるために、従来からシークエンスチェックが行われ
ているが、シークエンスチェックを本発明に用いる場合
の実施例を第16図に示す。本実施例のシークエンス制御
部161以外の部分は第10図の実施例と第13図の実施例が
組み合わせになっている。ただし、単純な場合をも示す
ために、第13図のタイマ132のない場合を示してある。
シークエンス制御部161は次に読みとる行のフォーマ
ットとフォーマット矛盾判定条件をそれぞれフォーマッ
トチェック部14と矛盾フォーマット検出部81に指示す
る。第6図(a)の値札を読みとる場合を例に取って、
指示内容を以下に説明する。
第1行目を読みとる時は、フォーマットチェック部14
のフォーマットチェック内容Aと矛盾フォーマット検出
部81の矛盾判定条件Bは、 (A−1)「C」の右側に10桁の数字が続く (B−1)リジェクトが無くかつ「C」の文字が現れて
その右側に10桁の数字が連続しなかった場合は、フォー
マットに矛盾している。
である。この様に登録することで、第6図(a)の値札
の第2、第3行目にスキャナを当てがってもフォーマッ
トチェック部14を通らず、フォーマット矛盾検出部81が
フォーマット矛盾を検出することがない。そして第1行
目にスキャナを当てがうとフォーマットチェック部14、
出力制御部83を経て認識結果が出力される。あるいは、
第7図(b)の行にスキャナを当てがったとするとその
認識結果は(B−1)の条件に合致するので、矛盾フォ
ーマット検出部81がフォーマットとの矛盾を検出し、矛
盾検出メッセージが出力制御部83を経て出力され、未出
力状態記憶部134がリセットされるので以降は同一行に
対する読取の出力が抑制される。
第6図(a)の第1行目が正しく読み取れて出力され
ると、シークエンス制御部161は、第2行目の読取に備
えて、フォーマットチェック部14のフォーマットチェッ
ク内容Aと矛盾フォーマット検出部81の矛盾判定条件B
を以下のように登録しなおす。
(A−2)「N」の右側に10桁の数字が続く (B−2)リジェクトが無くかつ「N」の文字が現れて
その右側に10桁の数字が連続しなかった場合は、フォー
マットに矛盾している。
この様に登録することで、第6図(a)の値札の第1、
第3行目にスキャナを当てがってもフォーマットチェッ
ク部14を通らず、フォーマット矛盾検出部81がフォーマ
ット矛盾を検出することがない。そして第2行目にスキ
ャナを当てがうとフォーマットチェック部14、出力制御
部83を経て認識結果が出力される。第2行目が誤って記
載されていたためにその認識結果が(B−2)に該当し
た場合には、矛盾検出メッセージが出力制御部83を経て
出力されるのは、第1行目の場合と同様である。
第6図(a)の第2行目が正しく読み取れて出力され
ると、シークエンス制御部161は、第3行目の読取に備
えて、フォーマットチェック部14のフォーマットチェッ
ク内容Aと矛盾フォーマット検出部81の矛盾判定条件B
を以下のように登録しなおす。
(A−3)「 」の右側に6桁の数字が続く (B−3)リジェクトが無くかつ「 」の文字が現れてその右側に6桁の数字が連続しなかっ
た場合は、フォーマットに矛盾している。
この様に登録することで、第6図(a)の値札の第1、
第2行目にスキャナを当てがってもフォーマットチェッ
ク部14を通らず、フォーマット矛盾検出部81がフォーマ
ット矛盾を検出することがない。そして第3行目にスキ
ャナを当てがうとフォーマットチェック部14、出力制御
部83を経て認識結果が出力される。第3行目が誤って記
載されていたためにその認識結果が(B−3)に該当し
た場合は、矛盾検出メッセージが出力制御部83を経て出
力されるのは、第1、第2行目の場合と同様である。
第6図(a)の第3行目が正しく読み取れて出力され
ると、シークエンス制御部161は、第1行目の読取に備
えて、フォーマットチェック部14のフォーマットチェッ
ク内容Aと矛盾フォーマット検出部81の矛盾判定条件B
を再び(A−1)(B−1)のように登録しなおす。
以上、5つの実施例に於いて種々の構成例を示した
が、本発明の実施形態はこれらの実施例ならびに実施例
の組み合わせ以外にも実現可能であり、マイクロプロセ
ッサを用いてソフトウエアで実施することも、もちろん
可能である。
〔発明の効果〕
本発明によって、フォーマットを誤って記載された内
容を誤読することを防ぐことができる。フォーマットの
誤りを操作者に警告する実施例においては、操作者は直
ちに原稿の異常に気づくことができ、その原稿をなんと
か読ませようとする無駄な努力をなくして済むようにな
る。
さらに本発明は、不適切な操作を排除し操作者の教育
を行う効果を持っている。正しく記載された値札を適切
な操作で読みとるときは正常に読めるが、不適切な操作
(たとえば、スキャナを値札から離した状態で保持し、
読み取らせようと試みる)を行って誤読が生ずるとその
値札が読めなくなってしまう。すなわち、不適切な操作
は拒否される。そしてフォーマットの誤りとして操作者
に警告することで、操作が不適切であったと反省を促す
ことができ、操作者は円滑に値札を読ませるために次回
からはより適切な操作を心掛けるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を使用した光学文字読取装置の構成
図、第2図は、従来技術による光学文字読取装置の構成
図、第3図は、一文字切り出し処理までの説明図、第4
図の(a)から(c)図は、一文字切り出し方法の説明
図、第5図の(a1)から(a3)図及び(b1)から(b3)図は、視
野内の行の動きと文字認識結果の説明図、第6図は、値
札の読み取り説明図、第7図は、誤った行を誤読する場
合の説明図、第8図は、本発明の第1実施例図、第9図
は、本発明の第2実施例図、第10図は、本発明の第3実
施例図、第11図の(a)から(d)図は、視野幅よりも
長い行の値札の読取説明図、第12図の(a)及び(b)
図は、スキャナの操作例説明図、第13図は、本発明の第
4実施例図、第14図は、新行検出部の実施例、第15図の
(a)及び(b)図は、行検出原理の説明図、第16図
は、本発明の第5実施例図である。 1……スキャナ、2……手、3……原稿、4……光源、
5……レンズ系、6……イメージセンサ、7……制御二
値化回路、8……画面メモリ、9、9′……一桁切り出
し回路、10……一桁メモリ、11……一文字切り出し回
路、12……一文字メモリ、13……文字識別回路、14……
フォーマットチェック部、14-1……フォーマットチェッ
ク部A、14-2フォーマットチェック部B、15、132……
タイマー、16……前回レジスタ、17……比較器、18……
出力制御部、21……各文字認識手段、22……誤りフォー
マット抑制手段、23……フォーマットチェック手段、24
……出力判定手段、30……イメージセンサの視野、81、
114……矛盾フォーマット検出部、82、115……矛盾フォ
ーマット発生記憶部、83……出力抑制部、91-1……矛盾
フォーマット検出部A、91-2……矛盾フォーマット検出
部B、92-1……矛盾フォーマット発生記憶部A、92-2
…矛盾フォーマット発生記憶部B、93-1……出力抑制部
A、93-2……出力抑制部B、94-1……タイマーA、94-2
……タイマーB、111……端隣接判定部、112……フィー
ルド境界検出部、113……端フィールド削除部、116……
インバータゲート、117……アンドゲート、118……フォ
ーマットエラー警告ランプ、119……フォーマットエラ
ー解除押しボタンスイッチ、121……値札。122、123、1
24……スキャナの動き、131……新行検出部、133……矛
盾フォーマットメッセージ発生部、134……未出力状態
記憶部、141……横OR回路、142……黒長さ判定部、161
……シークエンス制御部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文字・記号等(以下、単に文字とい
    う)からなる所定の記載単位(以下、フィールドとい
    う)を認識対象とし、複数、たとえば、1フィールド分
    の文字を視野内に納めるイメージセンサと、イメージセ
    ンサの捉えた画面の中の各文字を認識する手段を有し、
    イメージセンサ筐体(スキャナ)を手で持って原稿に当
    てがうことでその原稿上の文字を読み取ることを自動的
    に繰り返し試行する光学文字読取装置において、 視野の中の各文字を認識する文字認識手段と、 認識結果が所定のフォーマットに矛盾するか否かを判定
    し、所定のフォーマットに矛盾するときは以降の読取を
    実質的に抑制する矛盾フォーマット抑制手段とを有し、 視野の中の文字を認識して得られる認識結果が所定のフ
    ォーマットに矛盾する場合は以降の読取を実質的に行わ
    ないこと を特徴とする光学文字読取装置。
  2. 【請求項2】特許請求範囲第1項記載の光学文字読取装
    置において、 原稿の入れ替わりを検出する原稿交換検出手段を有し、 認識結果の所定フォーマットとの矛盾を検出したあと
    は、原稿交換検出手段が原稿の入れ替わりを検出したと
    きに、読取を再び可能とすること を特徴とする光学文字読取装置。
  3. 【請求項3】特許請求範囲第1項記載の光学文字読取装
    置において、 所定時間を計測する手段を有し、 認識結果の所定フォーマットとの矛盾を検出したあと
    は、所定時間続けて前記矛盾が検出されなかったとき
    に、読取を再び可能とすること を特徴とする光学文字読取装置。
  4. 【請求項4】特許請求範囲第1項記載の光学文字読取装
    置において、 視野に完全に入っているフィールドを選び出すフィール
    ド選択手段があり、 完全に視野に入ったフィールドに対してのみ前記所定フ
    ォーマットとの矛盾を検査すること を特徴とする光学文字読取装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の光学文字読取
    装置において、 操作者または上位装置に所定フォーマットとの矛盾検出
    を知らせる通知手段を有し、 認識結果の所定フォーマットとの矛盾を検出したときに
    操作者または上位装置に対して通知すること を特徴とする光学文字読取装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載の光学文字読取
    装置において、 操作者または上位装置からの解除指令を受ける手段を有
    し、 解除指令を受けることで、認識結果の所定フォーマット
    との矛盾検出後の読取を再開すること を特徴とする光学文字読取装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の光学文字読取
    装置において、 視野の中の入れ替わりを検出する新行検出手段を有し、 認識結果の所定フォーマットとの矛盾を検出したあと
    は、新行検出手段が新たな行が視野に入ってきたことを
    検出したときに、読取を再び可能とすること を特徴とする光学文字読取装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第5項記載の光学文字読取
    装置において、 視野の中の行の入れ替わりを検出する新行検出手段を有
    し、 行を読み取る前に、その行の認識結果が所定フォーマッ
    トと矛盾することを検出した場合には操作者または上位
    装置に対する通知を行い、その行を読み取った後は、そ
    の行の認識結果が所定フォーマットと矛盾していてもそ
    の旨を操作者または上位装置に対する通知を行わないこ
    と を特徴とする光学文字読取装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項記載の光学文字読取
    装置において、 認識結果が所定のフォーマットに矛盾している経過時間
    を測定する矛盾時間計測手段を矛盾フォーマット抑制手
    段が有し、 認識結果が所定時間以上続けて、所定のフォーマットに
    矛盾し続けている場合に以降の読取を実質的に抑制する
    こと を特徴とする光学文字読取装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の光学文字読
    取装置において、 読取シークエンス制御手段を有し、 読取シークエンスの進行に伴って、矛盾フォーマット抑
    制手段の矛盾判定条件を変えること を特徴とする光学文字読取装置。
JP63172442A 1987-10-30 1988-07-11 光学文字読取装置 Expired - Lifetime JPH087773B2 (ja)

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