JP2710280B2 - 光学的文字読取装置 - Google Patents
光学的文字読取装置Info
- Publication number
- JP2710280B2 JP2710280B2 JP62195718A JP19571887A JP2710280B2 JP 2710280 B2 JP2710280 B2 JP 2710280B2 JP 62195718 A JP62195718 A JP 62195718A JP 19571887 A JP19571887 A JP 19571887A JP 2710280 B2 JP2710280 B2 JP 2710280B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- identification
- circuit
- character
- image sensor
- stored
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Character Input (AREA)
- Character Discrimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は手持式のスキャナで用紙上を走査することに
より、文字・記号等（以下、文字等という）を読取る光
学的文字読取装置に関するものである。 〔従来の技術〕 スーパーマーケットや百貨店などでは、単品ごとの売
上情報を収集して在庫管理を行うPOS（Point Of Sale
s）システムが普及している。POSシステムでは、単品ご
との管理を行うために、値札に商品番号、価格などを記
載し、光学的文字読取装置（以下、OCRという）でこれ
らを読取って、売上情報を得ている。 OCRは、文字等の記載された値札等の用紙（被読取媒
体）に光を照射し、その反射光をレンズ系によってイメ
ージセンサに結像させ、イメージセンサからのアナログ
出力信号を二値化信号に返還し、その二値化信号から文
字等を認識する。イメージセンサの出力信号は、各画素
ごとに受光した光量に応じたアナログ信号である。この
アナログ信号を二値化信号に変換する際には、イメージ
センサからの信号は、用紙の部分に対応する画素からの
信号と、文字等の部分に対応する画素からの信号は各々
異なるので、或るスレッショールドレベルを設定し、
“1"、“0"の二値に変換している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 用紙に記載されている文字等は、印刷、文字などの種
々の条件で濃度が薄く、かつ文字等の線の細いものか
ら、濃度が濃く、かつ文字等の線の太いものまで色々存
在する。 例えば、英文字の「Ｅ」を読取る場合、第４図のよう
に濃度が薄くかつ細い文字等の出力信号21を、白レベル
に近い位置にスレッショールドレベルTH1を設定してあ
ると、第６図（ｂ）のように正しく二値化されるが、黒
レベル側へ寄った位置にスレッショルドレベルTH2が設
定してあると、第６図（ｃ）のように欠けが生じ、二値
化は不完全となる。また、第５図のように濃くかつ太い
文字等の出力信号22の場合、黒レベルに近い位置にスレ
ッショールドレベルTH3が設定してある場合は第６図
（ｂ）のように正しく二値化されるが白レベルに近い位
置にスレッショールドレベルTH1が設定してあると、第
６図（ａ）のように、つぶれが生じ、二値化は不完全に
なる。 このような問題点を解決するために、複数のスレッシ
ョールドレベルを設定できるようにして、或る一定のス
レッショールドレベルで二値化して読取り、認識不能の
ときはスレッショールドレベルを変えて二値化し、再度
読取るようにする方法が考えられる。 しかし、この方法によると、認識不能のときは問題は
ないが、文字等を誤って認識することがあると、誤った
ものを認識結果として出力してしまう問題がある。例え
ば、数字「０」を一部欠けた「Ｃ」として二値化する、
これを英文字の「Ｃ」と誤認することがある。 そこで、この発明は上記のごとき問題点を解決し、濃
度の高低、線幅の大小にかかわらず、確実に識別できる
光学的文字読取装置に関するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解決するために、被読取
媒体を照射する光源と、前記被読取媒体を走査するイメ
ージセンサと、被読取媒体の文字等をイメージセンサへ
結像させる光学系と、イメージセンサの出力電気信号を
並列に二値化する互にスレッショールドレベルの異なる
複数の二値化回路と、この二値化回路からの二値化信号
に基づいて文字等を識別する識別回路と、識別回路によ
り識別された結果をそれぞれ記憶する手段と、記憶され
たそれぞれの識別結果の組合せから一つの識別結果を決
定するため、各文字を複数個のスレッショールドレベル
に対して学習識別させた識別結果の組合せをコード化し
て記憶させた識別決定回路とからなる構成としたもので
ある。 〔実施例〕 第１図にこの発明の一実施例を示す。図示のOCRは手
持ち式のものであり、ハンドスキャナ１を手で持って操
作し、これを用紙２にあてがうことにより、文字等を読
取ることができるようになっている。 ハンドスキャナ１は、光源３、反射鏡４、レンズ系
５、イメージセンサ６及び複数（ｎ個）の二値化回路７
を内蔵している。光源３から用紙２に照射された光は、
用紙２で反射し、この反射光は反射鏡４を経てレンズ系
５によりイメージセンサ６上に結像される。イメージセ
ンサ６の出力信号はｎ個の二値化回路７に並列に入力さ
れる。各々二値化回路７はそれぞれ互いに異なるスレッ
ショールドレベルTH1〜THnで入力信号を二値化する。 二値化回路７から出力される二値化信号は、各二値化
回路７と対応して設けられたｎ個の記憶回路８にそれぞ
れ記憶し、そのうちの１つずつを順次文字識別回路９に
送る。 文字識別回路９は、記憶回路８からの二値化信号を処
理して文字を識別し、識別結果を次の各記憶回路10に記
憶させる。その記憶内容は、文字識別決定回路11に入力
される。 文字識別決定回路11は、各記憶回路８に記憶されてい
るそれぞれのスレッショールドレベルで二値化された信
号による識別結果をもとに、最終的な識別結果を決定
し、出力するものである。 文字識別決定回路11の構成例は、第２図に示すように
ROM（読出専用記憶装置）12と記憶回路13とから成る。
図示の例は、スレッショールドレベルをTH1とTH2の２種
類としている。したがって、記憶回路８も各スレッショ
ールドレベルTH1とTH2に対応して２個所設けている。 記憶回路８の記憶内容は、ROM12へ入力される。ROM12
は、第３図のように、各文字のスレッショールドレベル
TH1とTH2による識別結果を予め学習させておき、両方の
識別結果の組合わせを決め、コード化して記憶させてお
く。例えば、TH1による識別結果が「日」、TH2による識
別結果が「Ｅ」の場合は「Ｅ」と識別する。同様にTH1
による場合が「Ｅ」でTH2による場合が「Ｅ」の場合も
「Ｅ」と識別し、またTH1による場合がＥでTH2による場
合が「日」の場合は「８」と識別する。 上記のように、記憶回路８からの入力により、ROM12
において文字を識別決定し、その結果を次の記憶回路13
に格納し、その内容を文字識別決定回路11の出力とす
る。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明は複数のスレッショールドレ
ベルで二値化し、その二値化信号に基づく複数の識別結
果の組合せから一つの識別結果を決定するために、各文
字を複数個のスレッショールドレベルに対して学習識別
させた識別結果の組合せをコード化して記憶させた識別
結果回路によって最終的な文字の識別決定を行なうもの
であるから、濃度の高低、線幅の大小にかかわりなく、
高い読取精度を表現することができる。
より、文字・記号等（以下、文字等という）を読取る光
学的文字読取装置に関するものである。 〔従来の技術〕 スーパーマーケットや百貨店などでは、単品ごとの売
上情報を収集して在庫管理を行うPOS（Point Of Sale
s）システムが普及している。POSシステムでは、単品ご
との管理を行うために、値札に商品番号、価格などを記
載し、光学的文字読取装置（以下、OCRという）でこれ
らを読取って、売上情報を得ている。 OCRは、文字等の記載された値札等の用紙（被読取媒
体）に光を照射し、その反射光をレンズ系によってイメ
ージセンサに結像させ、イメージセンサからのアナログ
出力信号を二値化信号に返還し、その二値化信号から文
字等を認識する。イメージセンサの出力信号は、各画素
ごとに受光した光量に応じたアナログ信号である。この
アナログ信号を二値化信号に変換する際には、イメージ
センサからの信号は、用紙の部分に対応する画素からの
信号と、文字等の部分に対応する画素からの信号は各々
異なるので、或るスレッショールドレベルを設定し、
“1"、“0"の二値に変換している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 用紙に記載されている文字等は、印刷、文字などの種
々の条件で濃度が薄く、かつ文字等の線の細いものか
ら、濃度が濃く、かつ文字等の線の太いものまで色々存
在する。 例えば、英文字の「Ｅ」を読取る場合、第４図のよう
に濃度が薄くかつ細い文字等の出力信号21を、白レベル
に近い位置にスレッショールドレベルTH1を設定してあ
ると、第６図（ｂ）のように正しく二値化されるが、黒
レベル側へ寄った位置にスレッショルドレベルTH2が設
定してあると、第６図（ｃ）のように欠けが生じ、二値
化は不完全となる。また、第５図のように濃くかつ太い
文字等の出力信号22の場合、黒レベルに近い位置にスレ
ッショールドレベルTH3が設定してある場合は第６図
（ｂ）のように正しく二値化されるが白レベルに近い位
置にスレッショールドレベルTH1が設定してあると、第
６図（ａ）のように、つぶれが生じ、二値化は不完全に
なる。 このような問題点を解決するために、複数のスレッシ
ョールドレベルを設定できるようにして、或る一定のス
レッショールドレベルで二値化して読取り、認識不能の
ときはスレッショールドレベルを変えて二値化し、再度
読取るようにする方法が考えられる。 しかし、この方法によると、認識不能のときは問題は
ないが、文字等を誤って認識することがあると、誤った
ものを認識結果として出力してしまう問題がある。例え
ば、数字「０」を一部欠けた「Ｃ」として二値化する、
これを英文字の「Ｃ」と誤認することがある。 そこで、この発明は上記のごとき問題点を解決し、濃
度の高低、線幅の大小にかかわらず、確実に識別できる
光学的文字読取装置に関するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解決するために、被読取
媒体を照射する光源と、前記被読取媒体を走査するイメ
ージセンサと、被読取媒体の文字等をイメージセンサへ
結像させる光学系と、イメージセンサの出力電気信号を
並列に二値化する互にスレッショールドレベルの異なる
複数の二値化回路と、この二値化回路からの二値化信号
に基づいて文字等を識別する識別回路と、識別回路によ
り識別された結果をそれぞれ記憶する手段と、記憶され
たそれぞれの識別結果の組合せから一つの識別結果を決
定するため、各文字を複数個のスレッショールドレベル
に対して学習識別させた識別結果の組合せをコード化し
て記憶させた識別決定回路とからなる構成としたもので
ある。 〔実施例〕 第１図にこの発明の一実施例を示す。図示のOCRは手
持ち式のものであり、ハンドスキャナ１を手で持って操
作し、これを用紙２にあてがうことにより、文字等を読
取ることができるようになっている。 ハンドスキャナ１は、光源３、反射鏡４、レンズ系
５、イメージセンサ６及び複数（ｎ個）の二値化回路７
を内蔵している。光源３から用紙２に照射された光は、
用紙２で反射し、この反射光は反射鏡４を経てレンズ系
５によりイメージセンサ６上に結像される。イメージセ
ンサ６の出力信号はｎ個の二値化回路７に並列に入力さ
れる。各々二値化回路７はそれぞれ互いに異なるスレッ
ショールドレベルTH1〜THnで入力信号を二値化する。 二値化回路７から出力される二値化信号は、各二値化
回路７と対応して設けられたｎ個の記憶回路８にそれぞ
れ記憶し、そのうちの１つずつを順次文字識別回路９に
送る。 文字識別回路９は、記憶回路８からの二値化信号を処
理して文字を識別し、識別結果を次の各記憶回路10に記
憶させる。その記憶内容は、文字識別決定回路11に入力
される。 文字識別決定回路11は、各記憶回路８に記憶されてい
るそれぞれのスレッショールドレベルで二値化された信
号による識別結果をもとに、最終的な識別結果を決定
し、出力するものである。 文字識別決定回路11の構成例は、第２図に示すように
ROM（読出専用記憶装置）12と記憶回路13とから成る。
図示の例は、スレッショールドレベルをTH1とTH2の２種
類としている。したがって、記憶回路８も各スレッショ
ールドレベルTH1とTH2に対応して２個所設けている。 記憶回路８の記憶内容は、ROM12へ入力される。ROM12
は、第３図のように、各文字のスレッショールドレベル
TH1とTH2による識別結果を予め学習させておき、両方の
識別結果の組合わせを決め、コード化して記憶させてお
く。例えば、TH1による識別結果が「日」、TH2による識
別結果が「Ｅ」の場合は「Ｅ」と識別する。同様にTH1
による場合が「Ｅ」でTH2による場合が「Ｅ」の場合も
「Ｅ」と識別し、またTH1による場合がＥでTH2による場
合が「日」の場合は「８」と識別する。 上記のように、記憶回路８からの入力により、ROM12
において文字を識別決定し、その結果を次の記憶回路13
に格納し、その内容を文字識別決定回路11の出力とす
る。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明は複数のスレッショールドレ
ベルで二値化し、その二値化信号に基づく複数の識別結
果の組合せから一つの識別結果を決定するために、各文
字を複数個のスレッショールドレベルに対して学習識別
させた識別結果の組合せをコード化して記憶させた識別
結果回路によって最終的な文字の識別決定を行なうもの
であるから、濃度の高低、線幅の大小にかかわりなく、
高い読取精度を表現することができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は実施例のブロック図、第２図は文字識別決定回
路の内容を示すブロック図、第３図はROMの記憶内容の
説明図、第４図及び第５図は出力信号とスレッショール
ドレベルの関係を示す説明図、第６図の（ａ）図から
（ｃ）図は二値化結果の例である。 １……ハンドスキャナ、２……用紙、３……光源、４…
…反射鏡、５……レンズ系、６……イメージセンサ、７
……二値化回路、８……記憶回路、９……文字識別回
路、10……記憶回路、11……文字識別決定回路。
路の内容を示すブロック図、第３図はROMの記憶内容の
説明図、第４図及び第５図は出力信号とスレッショール
ドレベルの関係を示す説明図、第６図の（ａ）図から
（ｃ）図は二値化結果の例である。 １……ハンドスキャナ、２……用紙、３……光源、４…
…反射鏡、５……レンズ系、６……イメージセンサ、７
……二値化回路、８……記憶回路、９……文字識別回
路、10……記憶回路、11……文字識別決定回路。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．被読取媒体を照射する光源と、前記被読取媒体を走
査するイメージセンサと、被読取媒体の文字等をイメー
ジセンサへ結像させる光学系と、イメージセンサの出力
電気信号を並列に二値化する互にスレッショールドレベ
ルの異なる複数の二値化回路と、その二値化回路からの
二値化信号に基づいて文字等を識別する識別回路と、識
別回路により識別された結果をそれぞれ記憶する手段
と、記憶されたそれぞれの識別結果の組合せから一つの
識別結果を決定するため、各文字を複数個のスレッショ
ールドレベルに対して学習識別させた識別結果の組合せ
をコード化して記憶させた識別決定回路とからなること
を特徴とする光学的文字読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195718A JP2710280B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 光学的文字読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195718A JP2710280B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 光学的文字読取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6438882A JPS6438882A (en) | 1989-02-09 |
| JP2710280B2 true JP2710280B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16345810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62195718A Expired - Lifetime JP2710280B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 光学的文字読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2710280B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5075630A (en) * | 1990-11-19 | 1991-12-24 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Variable inverted microstrip coax test fixture |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110091A (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-15 | Nec Corp | 文字認識方式 |
-
1987
- 1987-08-04 JP JP62195718A patent/JP2710280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6438882A (en) | 1989-02-09 |
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