JPH0628512A - バーコードシンボル読取装置 - Google Patents

バーコードシンボル読取装置

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JPH0628512A
JPH0628512A JP4183705A JP18370592A JPH0628512A JP H0628512 A JPH0628512 A JP H0628512A JP 4183705 A JP4183705 A JP 4183705A JP 18370592 A JP18370592 A JP 18370592A JP H0628512 A JPH0628512 A JP H0628512A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バーコードの2度読みを防止すること。 【構成】高速演算回路33は、バーコードシンボルのデ
コーダ後、デコード許可フラグ35をクリア(デコード
禁止)とする。その後、CPU36は、ビデオ回路31
及び高速演算回路33を制御して、フレームメモリ32
への画像取り込み及びその画像中のベース板23の検出
を行わせ、ベース板23が検出できたときに、デコード
許可フラグ35をセット(デコード可と)する。これに
より、以後フレームメモリ32に取り込まれた画像から
バーコードシンボル40が検出された時、高速演算回路
33によりバーコードシンボル40のデコードが可能と
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコードシンボルを読
み取るためのバーコードシンボル読取装置に係り、特
に、ビデオカメラ等の2次元撮像デバイスを使用したバ
ーコードシンボル読取装置に於ける『2度読み防止』機
能に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、バーコードシンボルは、多くの国
で採用されており、その種類も非常に多い。代表的なバ
ーコードシンボルとしては、JAN/UPC/EANコ
ード,ITF(Interleaved 2 of 5)コード,CODE
39,NW−7コード,CODE128,等がある。ま
た最近では、より多くの情報を表現したい、より狭いと
ころに貼りたい、等の要求から、情報量の多い、記録密
度の高い2次元バーコードシンボルも提案され始めてい
る。このような2次元バーコードシンボルとしては、C
ODE16K,CODE49,PDF417,DATA
CODE,等がある。
【0003】これらJAN/UPC/EANコード,I
TF(Interleaved 2 of 5)コード,CODE39,N
W−7コード,CODE128,等の1次元バーコード
を読み取るための装置も種類が多く、代表的なタイプと
しては、ペンタイプ,タッチタイプ,レーザータイプが
ある。一方、2次元バーコードシンボルを読み取るため
の装置は種類が少なく、その読み取り技術もまだ確立さ
れていない。
【0004】しかし、バーコードシンボルの読み取り方
法の基本は、2次元バーコードシンボルの場合でも従来
の1次元バーコードの場合とほとんど同じである。即
ち、光源よりバーコードシンボルに光を照射し、バーコ
ードシンボルで反射された光を読取装置内部の受光素子
に集光させる。この集光させた信号を、マイクロコンピ
ュータ等によって構成される電気回路にてデコード処理
することによりバーコードシンボルを読み取ることにな
る。
【0005】ここで、読み取り技術以外に重要な課題、
即ちバーコードシンボル読取装置として必要な機能の一
つに、1度読み取ったバーコードシンボルは再度読み取
っていけないという、『2度読み防止』機能を挙げるこ
とができる。特に、スーパーマーケット等のレジでは、
この機能が当然必要になる。
【0006】従来のバーコードであるJAN/UPC/
EANコード,ITE(lnterleaved 2 of 5)コード,
CODE39,NW−7コード,CODE128,等の
1次元バーコードを読み取るための装置では、『2度読
み防止』機能として、読み取ったデータが前回と同じで
あったらホストコンピュータへはデータを転送しないと
いう方法や、ホストコンピュータへデータの転送後一定
時間は次のバーコードは読み取りしないという方法、読
み取り開始のためのスイッチを設け操作者がスイッチを
操作するという方法、等の方法が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記読み取
ったデータが前回と同じであったらホストコンピュータ
へはデータを転送しないという方法では、読み取り時間
が非常に短い従来のバーコードに関しては問題がない
が、読み取り時間が長い2次元バーコードシンボルに関
しては良い方法とは言えない。
【0008】また、ホストコンピュータへデータの転送
後一定時間は次のバーコードは読み取りしないという方
法では、この一定時間の設定が非常に難しく、設定時間
が長い場合には次のバーコードをなかなか読み取らない
し、また設定時間が短い場合には同じバーコードを2度
読みしてしまうという問題が残されている。さらに、操
作者がバーコードシンボルの記録されているシートを置
き忘れた場合には、『2度読み』してしまうことにな
る。また、読み取り開始のためのスイッチを設け、操作
者がスイッチを操作するという方法では、スイッチを操
作する手間が必要となるという問題がある。本発明は、
上記の点に鑑みてなされたもので、確実な『2度読み防
止』機能を持ったバーコードシンボル読取装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるバーコードシンボル読取装置は、バー
とスペースとからなるバーコードを撮像するための撮像
手段と、該撮像手段の出力信号からバーコードシンボル
の有無を検出するバーコードシンボル検出手段と、バー
コードシンボルの裏面に向き合って設置されるベース板
を撮像していることを前記撮像手段の出力信号から検出
するベース板検出手段と、バーコードシンボルのデコー
ド許可/不許可状態を示す状態情報を保持する状態保持
手段と、該状態保持手段に保持された状態情報がバーコ
ードシンボルのデコード許可状態にあることを示すとき
に、前記バーコードシンボル検出手段によるバーコード
シンボルの検出に応じて、前記撮像手段により撮像され
た前記バーコードシンボルの像から当該バーコードシン
ボルの内容を解釈するバーコードシンボルデコード手段
と、該バーコードシンボルデコード手段によるバーコー
ドシンボルのデコーダ後、前記状態保持手段に於ける状
態情報の内容をデコード不許可状態とし、その後、前記
ベース板検出手段により前記ベース板が検出できたとき
に、前記状態保持手段に於ける状態情報の内容をデコー
ド許可状態とする制御手段とを備えることを特徴として
いる。
【0010】
【作用】即ち、本発明のバーコードシンボル読取装置で
は、制御手段によって、バーコードシンボルデコード手
段によるバーコードシンボルのデコーダ後、前記状態保
持手段に於ける状態情報の内容をデコード不許可状態と
し、その後、前記ベース板検出手段により前記ベース板
が検出できたときに、前記状態保持手段に於ける状態情
報の内容をデコード許可状態とすることにより、バーコ
ードシンボルが貼られたシート或いは商品等の媒体が当
該バーコードシンボル読取装置から外されたこと、つま
りベース板が検出されるまではバーコードシンボルの読
み取り(デコード)を行わないようにして、『2度読
み』を防止している。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0012】本発明の第1の実施例のバーコードシンボ
ル読取装置は、図1の(A)に示すように、カメラケー
ブル10で接続されたカメラスタンド20とデコーダボ
ックス30により構成されている。上記カメラスタンド
20では、図示しない照明装置によりバーコードシンボ
ル40を含むシート或いは商品等が照明され、その反射
光がビデオカメラ21に入射される。このビデオカメラ
21は、支柱22により支えられ、ベース板23上に載
せられたバーコードシンボル40が記録されているシー
ト或いは商品等を撮像する。このビデオカメラ21で
は、光信号を電気信号に変換し、さらに同期信号などを
付加してビデオ信号とし、これを上記カメラケーブル1
0を介して上記デコーダボックス30に送る。デコーダ
ボックス30は、上記ビデオカメラ21の出力信号を受
けて、この出力信号からバーコードシンボル40の記録
内容をデコードし、ホストコンピュータ50や図示しな
い端末装置へバーコードシンボル40の記録内容を転送
する。
【0013】なお、バーコードシンボル40が記載され
たシート或いは商品等はベース板23上に載せられると
説明したが、シート或いは商品等を手で持ったままベー
ス板23の上の空間を移動させ、バーコードシンボル4
0を読み取るようにしても良い。
【0014】上記デコーダバックス30は、図1の
(B)に示すように構成されている。即ち、上記ビデオ
カメラ21から上記カメラケーブル10を介して送られ
てきたビデオ信号は、ビデオ回路31へ入力される。こ
のビデオ回路31では、入力されたビデオ信号から同期
信号を分離し、さらにA/D変換しディジタル化する。
このディジタル化されれた信号は、フレームメモリ32
へ格納される。
【0015】フレームメモリ32へ格納されたバーコー
ドシンボル40を含むシート等の画像は、高速演算回路
33により走査され(メモリ32から画像情報が検出さ
れ)、バーコードシンボル40の有無の検出及びバーコ
ードシンボル40のデコードが実施される。デコードさ
れた内容は、デコード結果格納メモリ34へ一時格納さ
れる。高速演算回路33は、このデコード終了に伴っ
て、デコード許可フラグ35をクリア(デコード禁止)
する。
【0016】CPU36は、各構成部を制御するもので
あり、例えばビデオ回路31へはフレームメモリ32へ
の画像の取り込みを指示する取り込み開始信号を出力
し、高速演算回路33へはバーコードシンボル40の検
出開始信号及びバーコードシンボル40のデコード開始
信号を出力し、また高速演算回路33からバーコードシ
ンボル40の検出状態信号及びバーコードシンボル40
のデコード及びチェック終了信号を受けて各部の動作を
制御する。また、バーコードシンボル40をデコードし
て良いかどうかを示すデコード許可フラグ35をセット
(デコード許可)した後、バーコードシンボル40が検
出できた時には、デコード結果格納メモリ34からバー
コードシンボル40に記録された情報を取り出し、ホス
トインタフェース回路37を制御して、その情報をホス
トコンピュータ50等へ転送する。
【0017】ここで、バーコードシンボル40のシンボ
ル構成を簡単に説明する。本実施例では、バーコードシ
ンボル40として、2次元バーコードシンボルPDF4
17を用いている。
【0018】この2次元バーコードシンボルPDF41
7は、図2の(A)に示すように、バーとスペースの組
み合わせでなるバーコードキャラクタ群で構成されたデ
コードされるべき情報成分であるラベル部41と、その
前後に配置されたスタート/ストップキャラクタである
スタートコード42及びストップコード43とを有して
いる。そして、1コードは、ストップコード43を除い
て4つのバーと4つのスペースとからなっている。ま
た、スタート及びストップコード42,43は、ビッグ
バーと呼ばれるこの2次元バーコードシンボルPDF4
17の特徴でもある大きなバー42a,43aから始ま
っている。以下、このような構成のバーコードシンボル
読取装置に於ける『2度読み防止』機構の動作を、図3
のフローチャートを参照して説明する。
【0019】先ず、CPU36は、ビデオ回路31へ取
り込み開始信号を出力して、フレームメモリ32への画
像の取り込みを行う(ステップS1)。この画像の取り
込み終了後、CPU36は、高速演算回路33へバーコ
ードシンボル40の検出開始信号を出力し、高速演算回
路33によってバーコードシンボル40の有無の検出及
び位置の検出を行なう(ステップS2)。
【0020】このバーコードシンボルの有無の検出及び
位置の検出は、図2の(A)の2次元バーコードシンボ
ルPDF417では、スタートコード42及びストップ
コード43に設けてあるビッグバー42a,43aとい
う特徴的な部分の存在を確認することにより行える。ま
た、2次元バーコードシンボルDATA CODEで
は、L字型の外枠といった特徴的な部分の存在を確認す
ることにより行える。さらに、従来の1次元バーコード
に関しては、例えば特開平2−23483号公報に開示
されているように、平行なバーが複数あることを確認し
たときにバーコードシンボルがあると判断する方法をと
ることができる。そして、高速演算回路33は、バーコ
ードシンボル40の検出結果を、検出状態信号としてC
PU36に出力する。
【0021】CPU36は、この高速演算回路33から
の検出状態信号を判断することにより、フレームメモリ
32に取り込んだ画像中にバーコードシンボル40が存
在するかどうかを判断する(ステップS3)。そして、
バーコードシンボル40が存在しない時には、上記ステ
ップS1に戻って、再度、画像の取り込みを指示する。
【0022】また、バーコードシンボル40が存在する
時には、高速演算回路33へバーコードシンボル40の
デコード開始信号を出力して、高速演算回路33にバー
コードシンボル40のデコードを行なわせる(ステップ
S4)。高速演算回路33は、このデコード開始信号に
応じて、デコード許可フラグ35がセット(デコード許
可)されていることを確認した後、フレームメモリ32
に取り込んだバーコードシンボル40の画像から当該バ
ーコードシンボルの情報をデコードする。さらに、高速
演算回路33は、このデコード結果のチェックを行う
(ステップS5)。このデコード内容チェックは、単に
デコード結果の確認のみの場合(JAN/UPC/EA
Nコード,ITF((lnterleaved 2 of 5)コード,C
ODE39,NW−7コード,CODE128,等の従
来の1次元バーコード)もあるが、エラー訂正を伴う場
合(PDF417,DATA CODE,等の2次元バ
ーコードシンボル)もある。そして、高速演算回路33
は、そのチェック結果の情報を含むバーコードシンボル
40のデコード及びチェック終了信号をCPU36に出
力する。
【0023】ここで、CPU36は、高速演算回路33
からの上記バーコードシンボル40のデコード及びチェ
ック終了信号を判断し(ステップS6)、正しくデコー
ドできていない時には、上記ステップS1に戻って、再
度、画像の取り込みから繰り返す。また、正しくデコー
ドできている時には、CPU36は、高速演算回路33
にデコード結果保持信号を出力する。高速演算回路33
は、このデコード結果保持信号に応じて、デコードした
内容をデコード結果格納メモリ34へ一時格納すると共
に、デコード許可フラグ35をクリア(デコード禁止)
する(ステップS7)。
【0024】次に、CPU36は、デコード結果格納メ
モリ34からバーコードシンボル40に記録された情報
を取り出し、ホストインタフェース回路37を制御し
て、その情報をホストコンピュータ50或いは不図示の
端末装置へ転送する(ステップS8)。以降の処理が、
『2度読み防止』機能部分である。
【0025】即ち、再度、CPU36からビデオ回路3
1へフレームメモリ32への画像の取り込み開始信号が
出力されて画像が取り込まれ(ステップS9)、この画
像の取り込み終了後、高速演算回路33によってベース
板23の検出が行なわれる(ステップS10)。
【0026】ここで、フレームメモリ32に取り込んだ
画像中にベース板23が検出できない時には、デコード
許可フラグ35がクリアされていることを確認し(ステ
ップS11)、上記ステップS9の画像の取り込みから
繰り返される。つまり、ホストコンピュータ50等への
転送が終了した後に、まだベース板23が検出できない
場合には、ホストコンピュータ50等への転送が終了し
たバーコードシンボル40が記録されているシート或い
は商品が、まだ当該バーコードシンボル読取装置から取
り除かれていないものと判断して、以降の処理に進まな
いようにしている。
【0027】一方、ベース板23が検出できた時には
(ステップS11)、CPU36は、デコード許可フラ
グ35をセットする(ステップS12)。即ち、フレー
ムメモリ32へ取り込んだ画像中にベース板23が検出
できた時に、デコード許可フラグ35がセットされるこ
とになる。その後、上記ステップS1に戻って、前述の
処理が繰り返される。次に、上記ステップS10に於け
るベース板23の検出方法について詳細に説明する。
【0028】図2の(B)は、フレームメモリ32にバ
ーコードシンボル40が格納されている様子を表したも
のである。実際は、フレームメモリ32には、ビデオカ
メラ21にて撮像されたバーコードシンボル40の投影
像が格納されているのであるが、ここでは説明の簡単化
のために、特に両者を区別せず説明する。
【0029】今、図2の(B)に示すようにフレームメ
モリ32上の任意のチェックライン60を定義し、この
ライン上の画素強度を読み取るものとする。この図に示
すような場合には、バーコードシンボル40が画面内に
存在しているので、チェックライン60上の画素強度
は、図2の(C)中に(1)で示すように、明るい部分
と暗い部分が存在する。また、バーコードシンボル40
が存在しない場合(即ち、装置のベース板23を撮像し
た場合)は、図2の(C)中に(2)の破線で示すよう
に、ほぼ一様の強度となる。
【0030】上記画素データのヒストグラムは、図2の
(D)に示すように、バーコードシンボルの有無で明ら
かに頻度分布に差異がある。そこで、同図に示すように
しきい値を予め決めておき、このしきい値以下の画素が
規定個数以下であれば、高速演算回路33は、バーコー
ドシンボル40が存在しない、即ち、装置のベース板2
3が検出されたと判断する。
【0031】なお、上記チェックライン60としては、
図2の(B)に示したように1本だけでなく、複数本と
すれば、より精度を高められることは明かである。通
常、1フレームの画像は、1/30秒で取り込まれるた
め、この時間内に可能な限りの本数のチェックラインを
定義することが好ましい。例えば、縦横それぞれ4本ず
つと対角方向に2本定義することができる。
【0032】あるいは、チェックライン60上の画素デ
ータのヒストグラムの代わりに、全画素面の画像データ
のヒストグラムとしたり、中央部の任意の大きさのエリ
ア内の画像データのヒストグラムとし、それぞれ適切な
しきい値と比較することにより、ベース板23を検出す
ることができる。以上のような方法により、装置のベー
ス板23が検出できる。
【0033】なお、上記説明に於いては、CPU36と
高速演算回路33によってバーコードシンボルをデコー
ドする方法を述べてきたが、CPU36として高速な素
子、例えばDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)を
使用すれば、CPU(DSP)36が高速演算回路33
を兼ねることも可能である。上記説明に於いては、デコ
ーダボックス30とカメラスタンド20が別体となって
いたが、一体構成とすることも可能である。
【0034】また、上記実施例では、バーコードシンボ
ル40にPDF417フォーマットのバーコードシンボ
ルを用いたが、これに限定されるものではなく、COD
E49、CODE16K等他の2次元バーコードや、J
ANコード等の従来の1次元バーコードでも良い。次
に、本発明の第2の実施例につき説明する。
【0035】本第2の実施例も基本的構成は前述した第
1の実施例と同様である。ただ、ベース板23の検出
(ステップS10)方法が異なっているだけである。従
って、ここでは、ベース板23の検出方法についてのみ
説明する。
【0036】上記第1の実施例と同様に、図2の(B)
に示すように、フレームメモリ32上の任意のチェック
ライン60を定義する。今の場合、バーコードシンボル
40が画面内に存在しているので、チェックライン60
上の画素強度は、図2の(C)中に(1)で示すよう
に、明るい部分と暗い部分が存在する。また、バーコー
ドシンボル40が存在しない場合(即ち、装置のベース
板23を撮像した場合)は、図2の(C)中に(2)で
示すように、ほぼ一様の強度となる。
【0037】このようなチェックライン60上の画素強
度データに対してそれぞれ1次元フーリエ変換を行う
と、図4の(A)に示すようになる。即ち、バーコード
シンボル40が存在する場合、周波数の高いところまで
その分布は延びる。従って、同図に示すようにしきい値
を予め決めておき、このしきい値以下の周波数成分しか
無ければ、バーコードシンボル40が存在しない、即ち
装置のベース板23が検出されたと判断する。
【0038】なお、本第2の実施例に於いても、前述の
第1の実施例と同様に、チェックライン60を複数本と
することもできるし、またチェックライン60ではなく
て中央部の任意の領域、或いは全画面をチェックエリア
とすることもできる。
【0039】また、ビデオカメラ21のような2次元撮
像装置は、2次元CCDや撮像管に代表されるエリアセ
ンサを用いたものに限定されるものではなく、1次元撮
像素子と1次元スキャン機構の組み合わせでも良い。さ
らに、フレームメモリ32も、全撮像領域をカバーせず
とも、最低1ライン分の領域があれば、ベース板23の
検出は可能である。
【0040】また、本第2の実施例に於いても、バーコ
ードシンボル40にPDF417フォーマットのバーコ
ードシンボルを用いたが、これに限定されるものではな
く、CODE49、CODE16K等他の2次元バーコ
ードや、JANコード等の従来の1次元バーコードでも
良い。次に、本発明の第3の実施例につき説明する。
【0041】本第3の実施例も基本的構成は前述した第
1の実施例と同様である。ただ、上記第2の実施例と同
様にベース板23の検出(ステップS10)方法が異な
る。従って、ここでも、ベース板23の検出方法につい
てのみ説明する。
【0042】本実施例で使用されるベース板23には、
図4の(B)に示すように、当該ベース板23上の撮像
範囲23A内に、特定のバーコードシンボル70が予め
印刷されている。そして、フレームメモリ32上にバー
コードシンボルを検出できて、その内容が、この特定の
バーコードシンボル70の内容と一致したときに、装置
のベース板23が検出された、即ち、バーコードシンボ
ル40が記録されているシート或いは商品等が取り除か
れたと判断できる。
【0043】なお、本実施例に於いても、バーコードシ
ンボル40にPDF417フォーマットのバーコードシ
ンボルを用いたが、これに限定されるものではなく、C
ODE49、CODE16K等他の2次元バーコード
や、JANコード等の従来の1次元バーコードでも良
い。
【0044】但し、上記特定のバーコードシンボル70
として、そのアプリケーションにて使用されない内容の
バーコードシンボルにする必要があることは当然であ
る。従って、この実施例は、情報量が少ない1次元バー
コードよりも、情報量が多い2次元バーコードに最適な
方法といえる。次に、本発明の第4の実施例につき説明
する。
【0045】本第4の実施例も基本的構成は前述した第
1の実施例と同様である。ただ、上記第2,第3の実施
例と同様にベース板23の検出(ステップS10)方法
が異なる。従って、ここでも、ベース板23の検出方法
についてのみ説明する。
【0046】本実施例で使用されるベース板23には、
図4の(C)に示すように、当該ベース板23上の撮像
範囲23A内の特定の位置に、LED80等の発光素子
が予め埋め込まれ、常時発光している。そして、フレー
ムメモリ32に格納された画像の各画素の値を調べ、フ
レームメモリ32上の特定の位置に極端に信号レベルの
高い部分が存在したときに、装置のベース板23上のL
ED80が検出された、即ち、バーコードシンボル40
が記録されているシート或いは商品等が取り除かれたと
判断するようにしている。
【0047】なお、画素の値を調べる範囲は、フレーム
メモリ32の全体であっても良いし、LED80が設け
られている位置を中心とした任意の大きさの領域でも良
い。さらには、LED80が設けられている位置を通る
1ライン分の領域でも良い。また、LED80が設けら
れている位置の1つの画素の値でもLED80を検出す
ることは可能である。このようにすれば、確実にバーコ
ードシンボルが記録されているシート等が取り除かれた
と判断でき、従って『2度読み防止』が実現できる。
【0048】また、本第4の実施例に於いては、ベース
板23上の撮影範囲23A内の特定の位置にLED80
等の発光素子を埋め込んだ例を説明したが、これに限定
されるものではなく、予め決められた形状を有する文
字、図形など、フレームメモリ32に取り込んだ後、既
知の画像処理によりその形状及び位置が確認できるもの
であれば、どのようなマークを使用しても良い。
【0049】以上説明してきたように、本発明ではバー
コードシンボルをデコードするのではなく、バーコード
シンボルが記録されているシート等の媒体を載せるベー
ス板を直接検出することによって、バーコードシンボル
が記録されている媒体が取り除かれたことを検出し、
『2度読み防止』機能を実現するもので、処理スピード
は十分早い。従って、本発明は、バーコードシンボル種
類には限定されないが、読み取り時間が長い2次元バー
コードシンボルに関しては特に有効であるといえる。
【0050】また、バーコードシンボルが記録されてい
るシート等の媒体をベース板上に置き忘れても、『2度
読み』されることはなく、スイッチなどの付加部品を使
用していないので、操作性から非常に好ましい方法であ
るといえる。
【0051】なお、以上の実施例では、「撮像手段の出
力信号」からベース板の検出を行っているが、これに限
らない。例えば、上記第4の実施例に於いて、LED8
0からの光をフォトダイオード等の他の手段で検出する
ようにしても良い。フォトダイオードの位置は、バーコ
ードにより遮られるようにベース板の情報でも良いし、
バーコード裏面による反射光を検出するようにベース板
に埋め込まれていても良い。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
確実な『2度読み防止』機能を持ったバーコードシンボ
ル読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施例の構成を示す図
であり、(B)は第1の実施例のブロック構成図であ
る。
【図2】(A)は第1の実施例で用いられる2次元バー
コードシンボルPDF417のシンボル構成を示す図で
あり、(B)はチェックラインを説明するための図であ
り、(C)はチェックライン上の画素強度を示す図であ
り、(D)は画素強度データのヒストグラムである。
【図3】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】(A)は第2の実施例に於けるベース板の検出
方法を説明するためのチェックライン上の画素強度デー
タに対してそれぞれ1次元フーリエ変換を行った結果を
示す図であり、(B)は第3の実施例に用いられるベー
ス板の平面図であり、(C)は第4の実施例に用いられ
るベース板の平面図である。
【符号の説明】
20…カメラスタンド、21…ビデオカメラ、23…ベ
ース板、23A…撮影範囲、30…デコーダボックス、
31…ビデオ回路、32…フレームメモリ、33…高速
演算回路、34…デコード結果格納メモリ、35…デコ
ード許可フラグ、36…CPU、37…ホストインタフ
ェース回路、40…バーコードシンボル、50…ホスト
コンピュータ、60…チェックライン、70…特定バー
コードシンボル、80…LED。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーとスペースとからなるバーコードを
    撮像するための撮像手段と、 該撮像手段の出力信号からバーコードシンボルの有無を
    検出するバーコードシンボル検出手段と、 バーコードシンボルの裏面に向き合って設置されるベー
    ス板を撮像していることを前記撮像手段の出力信号から
    検出するベース板検出手段と、 バーコードシンボルのデコード許可/不許可状態を示す
    状態情報を保持する状態保持手段と、 該状態保持手段に保持された状態情報がバーコードシン
    ボルのデコード許可状態にあることを示すときに、前記
    バーコードシンボル検出手段によるバーコードシンボル
    の検出に応じて、前記撮像手段により撮像された前記バ
    ーコードシンボルの像から当該バーコードシンボルの内
    容を解釈するバーコードシンボルデコード手段と、 該バーコードシンボルデコード手段によるバーコードシ
    ンボルのデコーダ後、前記状態保持手段に於ける状態情
    報の内容をデコード不許可状態とし、その後、前記ベー
    ス板検出手段により前記ベース板が検出できたときに、
    前記状態保持手段に於ける状態情報の内容をデコード許
    可状態とする制御手段と、 を具備してなることを特徴とするバーコードシンボル読
    取装置。
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