JPH0877669A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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JPH0877669A
JPH0877669A JP6213819A JP21381994A JPH0877669A JP H0877669 A JPH0877669 A JP H0877669A JP 6213819 A JP6213819 A JP 6213819A JP 21381994 A JP21381994 A JP 21381994A JP H0877669 A JPH0877669 A JP H0877669A
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晴三 加藤
Kenji Torasawa
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハブを有する光学式情報記録媒体とハブを有
しない光学式情報記録媒体、光学式情報記録媒体とカー
トリッジに収納された情報記録媒体、のいずれも装着可
能な光学式情報記録再生装置を提供する。 【構成】 カートリッジホルダーと、センターシャフト
と、磁性体、調芯手段ならびに光学式情報記録媒体を支
持する支持面が設けられ前記センターシャフトに固定さ
れたターンテーブルと、該ターンテーブルの支持面に接
離可能とされ、ハブを有しない光学式情報記録媒体をタ
ーンテーブルの支持面に圧接保持するクランプ手段とか
らなる保持機構と、光磁気式情報記録媒体に対し接離可
能とされた記録用磁気ヘッドとを具備してなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ビームをディスク
状の光学式情報記録媒体面に照射することにより、情報
の記録および/または再生を行う光学式情報記録再生装
置に関するものである。さらに詳しくは、異仕様の光学
式情報記録媒体、すなわち、ハブを有するかまたは有し
ない光学式情報記録媒体が単体仕様もしくはカートリッ
ジに収納された仕様になっていても、それらに拘わら
ず、1台の装置によって異仕様の光学式情報記録媒体に
情報の記録および/または再生を行うことのできる兼用
型の光学式情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク状の光学式情報記録媒体は、再
生専用型、追記型、書換可能型に分類される。書換可能
型には、光磁気方式、相変化(結晶アモルファス変態)
方式、有機色素方式等があり、このうち光磁気方式のデ
ィスクが多用されている。
【0003】再生専用型は、ビデオディスク、コンパク
トディスク(CD)、CD−ROM等として広く利用さ
れている。この型は、一般に、ディスクの中心にセンタ
ー孔が穿設されているものとして規格化され、大量に利
用されている。これは、保存用カートリッジから取り出
され、単体の状態で再生装置のトレイに載置され、再生
位置に移動させられた後、同位置においてセンター孔を
用いてターンテーブル上で調芯されて、クランプされ、
記録された情報を光ヘッドによって読み出し再生するこ
とができるようになっている。
【0004】また、追記型、書換可能型のうち、直径1
30mmのものについては、1990年に規格が決定さ
れている。これは、ディスクの中心に穿設されたセンタ
ー孔に磁性体の薄い金属板からなる調芯およびマグネッ
トクランプ用のハブを設けたディスクをカートリッジに
収納したものである。そして、カートリッジのまま記録
再生装置に装着し、カートリッジに設けられた開閉シャ
ッターを開口させ、ディスクのハブを利用して記録再生
装置のターンテーブル上で調芯つつ、ターンテーブルに
設けられた磁性体にハブを磁着して、光ヘッドと記録用
の磁気ヘッドとによりディスクに情報を記録したり、デ
ィスクから情報を読み出すことができるようになってい
る。
【0005】追記型、書換可能型のディスクの記録再生
装置は前述の如く、調芯方式、クランプ方式が規格とし
て同一であることからメディアの交換が可能であって、
1台の記録再生装置の駆動手段、光ヘッド等を共用する
ことができる。しかしながら、CD、CD−ROMの如
き再生専用のディスクとは、調芯方式、クランプ方式、
カートリッジへの収納の有無等の仕様が相違することか
ら、メディアの互換性がなく、追記型、書換可能型の記
録再生装置をそのまま使用することができない。そのた
め、再生専用型の光学式情報記録媒体用の再生装置、ま
たは、追記型、書換可能型の光学式情報記録媒体用の記
録再生装置がそれぞれ製造されている。
【0006】近年、マルチメディア化の進展に伴い、大
容量の情報を取り扱うことのできる光学式情報記録媒体
の有効な活用がますます必要となってきている。前記の
如く再生専用型の光学式情報記録媒体用の再生装置、ま
たは、追記型、書換可能型の光学式情報記録媒体用の記
録再生装置をそれぞれ製造することは、類似または同様
な構造の駆動手段、高価な光ヘッド等の部品を2台分使
用することになり、製造コストが高くなる。また、ユー
ザーの立場に立つと、光学式情報記録媒体用機器の設置
スペースだけでも再生専用型と、追記型、書換可能型の
2台分が必要となり、マルチメディアへの対応には、フ
ロッピイディスク等の他の情報記録媒体用機器、インメ
ージスキャナ等の入出力機器の拡充をも必要なことから
すると、再生専用型、および、追記型、書換可能型とい
った光学式情報記録媒体用機器の如き類似機器はできる
だけ省スペースで使い勝手のいいものであることが好ま
しい。こういったことから、マルチメディア化に即応す
るには、例えば、CD、CD−ROMといった直径12
0mmの再生専用光学式情報記録媒体と、直径130m
mの光磁気ディスクである書換可能型光学式情報記録媒
体との仕様の相違に拘わらず、共通の記録再生装置によ
って使用できるようになっていることが望ましい。
【0007】一方、CD、CD−ROMといった再生専
用の光学式情報記録媒体は、使用時に保存用のカートリ
ッジから取り出され、再生装置に単体状態で装着され使
用されているが、その際、CD、CD−ROMの表面に
手垢、指紋、ゴミ等が付着しやすく、また、CD、CD
−ROMの再生時に表面に異物が介在しやすく、記録情
報の再生不良を起こしたりする。これを防止するには、
CD、CD−ROMをカートリッジに収納したまま記録
情報の再生をすることができるようにすることが好まし
い。
【0008】そのためには、前記の如く光学式情報記録
媒体が異仕様であっても光ヘッド等を共用とし、再生専
用型と、追記型、書換可能型の光学式情報記録媒体何れ
にも柔軟に対処できる記録再生装置が製造コスト、仕様
勝手の良さ等の観点から好ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ような事情に鑑み、鋭意研究の結果創案されたものであ
り、調芯方式、クランプ方式、カートリッジへの収納の
有無といった仕様の相違に拘わらず、駆動手段、光学ヘ
ッド等を共用とし、再生専用型と、追記型、書換可能型
の光学式情報記録媒体何れにも柔軟に1台で対処できる
記録再生装置、換言すれば、ハブを有する光学式情報記
録媒体とハブを有しない光学式情報記録媒体、のいずれ
をも収納したカートリッジを装着可能とした光学式情報
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、(i)センター孔にハブを有するかま
たは有しないディスク状の光学式情報記録媒体面に光ビ
ームを照射することにより情報の記録および/または再
生を行う光学式情報記録再生装置として、カートリッジ
ホルダーと、センターシャフトと、磁性体、調芯手段な
らびに光学式情報記録媒体を支持する支持面が設けられ
前記センターシャフトに固定されたターンテーブルと、
該ターンテーブルの支持面に接離可能とされ、ハブを有
しない光学式情報記録媒体をターンテーブルの支持面に
圧接保持するクランプ手段とからなる保持機構と、を具
備してなることを特徴とする。
【0011】そして、(ii)保持機構は、センターシ
ャフトと同心の磁性体、該磁性体と同心の光学式情報記
録媒体調芯手段、および、該調芯手段と同心の支持面が
設けられてなるターンテーブルと、磁性体を中心部に固
設した円盤状のクランパーを備え、該クランパーの磁性
体とセンターシャフトと同心の磁性体との磁気吸引力に
よりハブを有しない光学式情報記録媒体をターンテーブ
ルの支持面に圧接保持するようにしたクランプ手段とか
らなるものであってもよい。
【0012】そして、(iii)調芯手段は、センター
シャフト側に設けられた筒状部に沿って上下に摺動可能
な円錐状の調芯外周面が設けられた筒状部材と、筒状部
材を上方に付勢する弾性部材とからなるものであること
が好ましい。そして、(iv)光学式情報記録媒体のハ
ブの有無検出手段と、光学式情報記録媒体の種類判別手
段と、光磁気式情報記録媒体への書込用磁気ヘッドの昇
降手段とを備え、ハブを有しない光学式情報記録媒体の
場合は、クランプ手段によって光学式情報記録媒体をタ
ーンテーブルの支持面とでクランプし、ハブを有せずか
つ光磁気式情報記録媒体の場合は、クランプせず、ハブ
をターンテーブルに磁着するとともに、書込用磁気ヘッ
ドを光磁気式情報記録媒体面に接近させるようにしても
よい。
【0013】また、(v)カートリッジホルダー上面に
設けられた上下動可能な支持板にクランパーが遊嵌され
るとともに、光ヘッドを往復動可能支持にした回動機構
にターンテーブルの回転駆動手段が一体固定されている
ことが好ましい。
【0014】
【作用】
(i)によれば、ハブを有するかまたは有しない光学式
情報記録媒体単体をカートリッジに収納しカートリッジ
ホルダーに挿入するか、または、カートリッジに収納さ
れたハブを有するかまたは有しない光学式情報記録媒体
を、カートリッジホルダーに挿入し、これらの光学式情
報記録媒体がセンター孔にハブを有しない場合は、調芯
手段によって調芯されるとともにクランプ手段によって
ターンテーブル支持面との間でクランプされ、一方、ハ
ブを有する場合は、調芯手段によって調芯されるととも
に磁性体による磁気吸引力によりハブが磁着保持され
る。
【0015】(ii)によれば、センター孔にハブを有
しない光学式情報記録媒体の場合は、センター孔が調芯
手段によって調芯されるとともに、クランパーの磁性体
とセンターシャフトと同心の磁性体との磁気吸引力によ
り光学式情報記録媒体をターンテーブルの支持面に圧接
保持し、ハブを有する光学式情報記録媒体の場合は、調
芯手段によって調芯されるとともにターンテーブル上面
の磁性体による磁気吸引力によりハブが磁着保持され
る。
【0016】(iii)によれば、センター孔にハブを
有しない光学式情報記録媒体の場合は、センター孔が筒
状部材の円錐状の外周面に沿って自動調芯され、クラン
パーの磁性体とセンターシャフトと同心の磁性体との磁
気吸引力により光学式情報記録媒体をターンテーブルの
支持面に圧接保持し、ハブを有する光学式情報記録媒体
の場合は、ハブのセンター孔が筒状部材の円錐状の外周
面に沿って自動調芯され、ハブが筒状部材を下方に押圧
し、ハブとターンテーブル上面の磁性体の磁気吸引力に
より磁着保持が行われる。
【0017】(iv)によれば、光学式情報記録媒体の
ハブの有無を検出手段によってハブなしと検出された場
合は、クランプ手段によりハブを有しない光学式情報記
録媒体をターンテーブルの支持面に圧接保持し、ハブ有
りと検出された場合は、クランプ手段を介することな
く、ハブを有する光学式情報記録媒体のハブとセンター
シャフトの周囲の磁性体の磁気吸引力により磁着保持す
ることができるとともに、光磁気式情報記録媒体の場合
は、書込用磁気ヘッドを光磁気式情報記録媒体に接近さ
せ記録することができる。
【0018】(v)によれば、装置内のスペースを有効
に使用できる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明する。もちろんこの発明は以下の例によっ
て限定されるものではない。図1は、この発明の一実施
例である光学式情報記録再生装置の斜視図、図2は、駆
動部の分解斜視図、図3は、光磁気式情報記録媒体への
書込用磁気ヘッドの昇降機構の拡大斜視図、図4は、図
1の光学式情報記録再生装置に用いられる光学式情報記
録媒体の保持機構を示す断面図で、(a)は光学式情報
記録媒体が未装着の状態を示し、(b)はカートリッジ
に収納したハブを有しない光学式情報記録媒体を保持し
た状態を示し、(c)はカートリッジに収納されたハブ
を有する光学式情報記録媒体を保持した状態を示す。
【0020】図1に示されるように、光学式情報記録再
生装置(A)の前面に、カートリッジ挿入用のスロット
(1)が開口されている。カートリッジ挿入用のスロッ
ト(1)にはカートリッジホルダー(2)(図2参照)
が連設されており、光学式情報記録媒体、例えば、C
D、CD−ROMをカートリッジ(51)に収納したも
の、または、磁気クランプ用のハブを有しカートリッジ
(52)に収納された市販の光磁気ディスクのような光
学式情報記録媒体(53)を装着することができるよう
になっている。カートリッジ(52)は、光磁気式情報
記録媒体、すなわち、光磁気ディスク用のものであり、
シャッター(52a)にはシャッター開閉用の係合孔
(52b)が穿設されており、カートリッジ本体には収
納されている光学式情報記録媒体の判別用の検出溝(5
4)が設けられている。また、他方のカートリッジ(5
1)は、CD、CD−ROMを収納するものであり、光
磁気ディスク用のカートリッジ(52)とは光学式情報
記録媒体の判別用の検出溝(54)が設けられていない
点が相違する。
【0021】図2に示されるように、カートリッジホル
ダー(2)は、前後と、下方が開放された形状に板状体
を折り曲げて形成したものであり、上面板(3)の両側
部が下方に折り曲げられ、さらに、内側に折り曲げられ
ている。そして、前方からカートリッジが挿入されるこ
とができるようになっており、断面コの字状部はカート
リッジ(52)が挿入されるためのガイド(3a)とな
っている。カートリッジホルダー(2)の下方の開放部
は、光学式情報記録媒体を受け入れることができるとと
もに、後述するターンテーブル(30)、光ヘッド(1
9)が挿入でき、光ヘッド(19)が半径方向に移動で
きる空間を形成するものである。上面板(3)の左側部
には前後方向に途中で外方に屈曲した形状のガイド溝
(3b)が設けられ、該ガイド溝(3b)にはシャッタ
ーフック(4)がスライド可能に設けられている。シャ
ッターフック(4)は、後述するように、カートリッジ
(52)が挿入されてきたとき、カートリッジのカート
リッジの係合孔(52b)に係合し、カートリッジ(5
2)の挿入により、ガイド溝(3b)に沿って滑動しシ
ャッター(52a)を開くことができるものである。ま
た、上面板(3)に設けられたガイド溝(3b)の後方
端部の下面にはリミットスイッチ(5)が設けられ、カ
ートリッジの装着が検出できるようになっている。上面
板(3)は後端よりコの字状に開口され、該開口部(3
c)にはクランパー(6)の支持板(7)が上下動可能
に設けられている。該支持板(7)は、上面板の開口部
(3c)の左側に沿って配設されたソレノイド(9)の
シャフト(9a)と平行移動機構(図示せず)を介して
連結されており、ソレノイドのシャフト(9a)の伸縮
に応じ支持板(7)が上面板(3)に対し平行に上下動
するようになっている。支持板(7)の中央部にはクラ
ンパー(6)が回転自在に設けられており、これによっ
て光学式情報記録媒体のクランプ手段(8)を構成して
いる。そして、上面板(3)の右側後端には、光磁気式
情報記録媒体に情報を書き込むための磁気ヘッド昇降機
構(10)が配設されている。
【0022】図3に示されるように、磁気ヘッド昇降機
構(10)は、磁気ヘッドによって記録可能な光学式情
報記録媒体、すなわち、光磁気ディスクが収納されてい
るカートリッジを判別し、カートリッジの検出溝(5
4)と係合する検出板(11a)を有する検出スライダ
ー(11)が2点鎖線の位置から実線の位置まで矢印
(C)方向に戻されることにより、スライドバー(1
2)が、矢印(D)方向に滑動し、磁気ヘッド支持アー
ム(13)が支軸(14)を中心に回動し、磁気ヘッド
(15)が降下させられるようになっているものであ
る。すなわち、磁気ヘッド昇降機構(10)において、
カートリッジの検出溝(54)に係合する検出板(11
a)を先端に備えた検出スライダー(11)は、カート
リッジホルダー(2)の上面で左右方向にスライド可能
に載置されたスライドバー(12)とカートリッジホル
ダー(2)の上面に固定されたスライド板(16)との
間に保持され、前後方向にスライド可能になっている。
スライドバー(12)にはピン(12a)が立設され、
該ピン(12a)が検出スライダー(11)の摺動孔
(11b)と、スライド板(16)の摺動溝(16a)
に嵌挿されている。スライド板(16)の摺動溝(16
a)は左右方向に設けられており、検出スライダー(1
1)の摺動孔(11b)は摺動溝(16a)に対し傾斜
した方向に沿って穿設されおり、検出スライダー(1
1)の前後方向の摺動に対し、スライドバー(12)が
左右方向に摺動できるようになっている。スライド板
(16)の一端部には起立片が設けられ、検出スライダ
ー(11)にも起立片が設けられ、両起立片にコイルバ
ネ(17)が係止され、検出スライダー(11)がスラ
イド板(16)に対し矢印(C)方向に収縮力が働くよ
うになっている。スライドバー(12)は長手方向に沿
った突条部(12b)と平坦部(12c)とからなり、
該突条部(12b)および平坦部(12c)には、磁気
ヘッド支持アーム(13)に横設された張り出しアーム
(13a)の摺動突部(13b)が当接して前後方向に
に摺動できるようになっている。該張り出しアームの摺
動突部(13b)は、スライドバー(12)の左右方向
への摺動に伴い、スライドバーの突条部(12b)また
は平坦部(12c)に当接することで、先端に磁気ヘッ
ド(15)が固定された磁気ヘッド支持アーム(13)
を支軸(14)を中心に回動させることができるように
なっている。該磁気ヘッド支持アーム(13)は、支軸
(14)によって連結板(20)と連結されており、該
連結板(20)を固定した光ヘッド(19)の前後方向
の往復動に伴って移動するようになっている。従って、
図3の2点鎖線で示されるように、磁気ヘッド支持アー
ムの張り出しアーム(13a)の摺動突部(13b)
が、スライドバーの突条部(12b)に当接している時
は、磁気ヘッド(15)が光学式情報記録媒体から離さ
れた位置にあり前後方向に摺動する。一方、スライドバ
ー(12)が実線で示されるような状態の時は、磁気ヘ
ッド支持アーム(13)は支軸(14)を中心に下方に
回動されて光学式情報記録媒体への記録ができる位置に
あり、磁気ヘッド(15)は前後方向に摺動する。検出
スライダー(11)は、カートリッジホルダー(2)の
上面板(3)に設けられた位置検出手段を有するアクチ
ュエーター(18)によって押圧され、通常、2点鎖線
で示す位置に維持されている。アクチュエーター(1
8)はカートリッジホルダー(2)へのカートリッジの
装着完了に基づくリミットスイッチ(5)からの信号に
よって、押圧動作を解除し、カートリッジの取り出しに
より再作動するようになっている。そして、カートリッ
ジの装着に基づくアクチュエーター(18)の押圧動作
の解除により、コイルバネ(17)は収縮力により検出
スライダー(11)を実線の位置にまで戻そうとする。
そこで、カートリッジが検出溝(54)を有する場合
は、検出スライダー(11)が矢印(C)の方向に戻さ
れ、検出板(11a)が検出溝(54)に係合し実線の
状態となる。それによって、スライドバー(12)が矢
印(D)方向に移動し、張り出しアームの摺動突部(1
3b)がスライドバーの突条部(12b)から外れ、磁
気ヘッド支持アーム(13)が支軸(14)を中心に回
動し、磁気ヘッド(15)が記録位置まで降下させられ
る。そして、アクチュエーター(18)は検出スライダ
ー(11)の矢印(C)方向の移動を検出し、磁気ヘッ
ド(15)による記録可能信号を発するようになってい
る。検出溝を有しないカートリッジ(51)の場合は、
アクチュエーター(18)の押圧動作が解除されても、
検出板(11a)はカートリッジ(51)の端面に当接
せられているため、磁気ヘッド(15)は記録位置から
離れた待機位置に維持される。そして、アクチュエータ
ー(18)は検出スライダー(11)が移動しないで待
機位置にあることを検出し、磁気ヘッド(15)による
記録不可能信号を発するようになっている。
【0023】また、磁気ヘッド支持アーム(13)の支
軸(14)は、図2に示されるように光ヘッド(19)
と一体に連結された連結板(20)に軸支され回動可能
となっている。光ヘッド(19)はドライブフレーム
(21)の矩形状の開口部内の左右に設けられた前後に
延びる一対の案内シャフト(22)によって前後方向に
リニアモーター(図示せず)によって移動可能となって
いる。ドライブフレーム(21)の基端部にはシャフト
(23)が突設されており、該シャフト(23)は筺体
(24)に固定された一対のサブフレーム(25)の軸
受(26)に軸支され、該軸受(26)を中心に回動可
能となっている(図2ではサブフレーム(25)は左側
のみ図示)。そして、ドライブフレーム(21)の側部
には倣いシャフト(27)が突設されており、該倣いシ
ャフト(27)の先端部は、サブフレーム(25)に前
後方向に往復可能に設けられたスライダー(28)の傾
斜溝(29)に挿入され、スライダー(28)の前後方
向への往復移動に伴い、ドライブフレーム(21)が上
下方向に回動されるようになっている。ドライブフレー
ム(21)の基端部は、前記連結板(20)の前後方向
の移動に支障がないように回避段部(21a)が設けら
れている。また、ドライブフレーム(21)の先端部に
は光学式磁気記録媒体を保持回転させるターンテーブル
(30)を有するスピンドルモーター(31)が固定さ
れている。そして、ドライブフレーム(21)の上面に
は、ピン(32)が植設されている。該ピン(32)
は、ドライブフレーム(21)が上昇した時、カートリ
ッジの位置決め孔に嵌合し、カートリッジを位置決めす
る。
【0024】スライダー(28)の前後方向への往復移
動は、スライダー(28)に設けられたラック(33)
に駆動ギヤ(40)からの動力が伝達されて行われるよ
うになっている。駆動ギヤ(40)への動力の伝達は、
ローディングモーター(41)からの回転をベルト(4
2)、ベルト車(43)、ベルト車(43)と同軸に設
けられたギヤ(図示せず)、中間ギヤ(44)、駆動ギ
ヤ(40)と同軸に設けられた伝達ギヤ(図示せず)を
介し行われる。スライダー(28)はサブフレーム(2
5)に設けられたガイド(25a)、(25b)に沿っ
て前後方向に往復移動させられ、サブフレーム(25)
にはスライダー(28)の位置検出用のセンサー(3
4)、(35)が設けられている。センサー(34)は
スライダー(28)の前方位置を検出するためのもので
あり、センサー(35)は後方位置を検出するためのも
のである。そして、これらセンサー(34)、(35)
によってドライブフレーム(21)の昇降制御が行われ
るようになっている。
【0025】また、図4(a)に示されるように光学式
情報記録媒体の保持機構は、スピンドルモーター(3
1)によって回転させられるセンターシャフト(36)
に固定されたターンテーブル(30)、と前述のクラン
プ手段(8)とからなる。ターンテーブル(30)の上
面にはセンターシャフト(36)と同心に環状の凹溝が
形成され、内周側の筒状部(30a)と外周側の筒状部
(30b)とが形成されている。内周側の上面にはセン
ターシャフトと同心に環状磁石(37)が固定され、ハ
ブを有する光学式情報記録媒体のハブが磁着されるよう
になっている。そして、内周側および外周側の筒状部
(30a)、(30b)の間には圧縮コイルバネ(3
8)が遊嵌されている。該圧縮コイルバネ(38)の上
方には調芯のための筒状部材(39)が上下方向に摺動
可能に嵌挿されている。該筒状部材(39)の上端は円
錐状の調芯外周面を有する鍔部(39a)が設けられ、
該鍔部(39a)の下面に圧縮コイルバネ(38)を当
接することで、筒状部材(39)を上方に付勢するよう
になっている。一方、外周側の筒状部(30b)の内側
には段部(30c)が設けられ、外側には光学式情報記
録媒体を支持するための平坦な支持面(30d)を有す
る鍔部(30e)が設けられている。
【0026】また、センターシャフト(36)、およ
び、ターンテーブル(30)の支持面(30d)上方に
は、円盤状のクランパー(6)と、該クランパー(6)
と所定のクリアランスをもってクランパー(6)を回転
可能に支持する支持板(7)とを有するクランプ手段
(8)が、センターシャフト(36)、および、ターン
テーブル(30)に対し前述の如く接離可能に配設され
ている。クランパー(6)の中心部には同心円状に磁性
体(6a)が固定されており、該磁性体(6a)とセン
ターシャフト(36)と同心の環状磁石(37)との磁
気吸引力によりクランパー(6)の外周下面に設けられ
た環状突部(6b)の下端平面でハブを有しない光学式
情報記録媒体をターンテーブルの支持面(30d)に圧
接保持し、光学式情報記録媒体と一体となって回転でき
るようになっている。ハブを有する光学式情報記録媒体
の場合は、クランパー(6)の接離機構は作用せずクラ
ンパー(6)はセンターシャフト(36)と磁着するこ
となく所定の上方位置に維持される。
【0027】従って、ハブを有しない光学式情報記録媒
体(50)、例えば、CD、CD−ROMを、カートリ
ッジ(51)に収納したものは、図4(b)に示される
ように、ターンテーブル(30)によって調芯され、ク
ランパー(6)によってターンテーブルの支持面(30
d)との間で圧接保持される。すなわち、記録および/
または再生位置でのターンテーブル(30)の待機位置
から記録および/または再生位置までの上昇に伴い、光
学式情報記録媒体のセンター孔(50a)が、筒状部材
(39)の鍔部(39a)の円錐状の調芯外周面と当接
して行き自動的に調芯されるとともに、クランパー
(6)の下降により、クランパー(6)の磁性体(6
a)とセンターシャフト(36)と同心の環状磁石(3
7)との磁気吸引力によりクランパー(6)の外周下面
の環状突部(6b)の下端平面でハブを有しない光学式
情報記録媒体(50)を調芯された状態でターンテーブ
ル(30)の支持面(30d)に圧接し、保持する。
【0028】なお、クランプ手段は、前述の如き構造に
限らず、クランパーの外周下面に設けられた環状突部を
磁性体とし、これとターンテーブルの支持面とに磁気的
吸引力を作用させて、光学式情報記録媒体を圧接保持す
るようにしたもの等適宜の周知の構造が採用できること
はいうまでもない。
【0029】一方、カートリッジ(52)に収納された
ハブ(55)を有する光学式情報記録媒体(53)、例
えば、光磁気ディスクは、図4(c)に示されるよう
に、ターンテーブル(30)によって調芯され、ハブ
(55)がターンテーブル(30)の環状磁石(37)
に磁着されて、支持面(30d)上に保持される。すな
わち、光学式情報記録媒体(53)は、そのセンター孔
に沿って設けられた環状段部(53a)に遊嵌孔(55
a)を有するハブ(55)が固定されるとともに、該環
状段部(53a)の下面に環状突部(53b)が突設さ
れた構造のものであって、カートリッジ(52)に収納
された状態となっている。そして、ターンテーブル(3
0)の待機位置から記録および/または再生位置までの
上昇に伴い、ハブ(55)の遊嵌孔(55a)がセンタ
ーシャフト(36)に遊嵌し、次いで、下面の環状突部
(53b)が、筒状部材の鍔部(39a)の円錐状の調
芯外周面と当接して行き自動的に調芯されつつ、ハブ
(55)がターンテーブル(30)の環状磁石(37)
に磁着される。その際、筒状部材(39)は、圧縮コイ
ルバネ(38)を押圧し、ターンテーブル(30)の内
周側の筒状部(30a)に沿って下方に摺動し、環状磁
石(37)と同一平面となる。その結果、カートリッジ
(52)に収納されたハブ(55)を有する光学式情報
記録媒体(53)がターンテーブルの支持面(30d)
に調芯された状態で支持され、該光学式情報記録媒体
(53)が磁着保持される。この時、クランプ手段
(8)は上昇位置に維持されるようになっている。
【0030】また、光学式情報記録媒体のハブの有無の
検出手段、カートリッジ内への光学式情報記録媒体の収
納の有無の検出手段が装置内に配設されている(図示せ
ず)。
【0031】以上のように構成された光学式情報記録再
生装置による光学式情報記録媒体への記録および/また
は再生動作について以下説明する。まず、図5に従いハ
ブを有しない光学式情報記録媒体(50)、例えば、C
D、CD−ROMをカートリッジ(51)に収納し、つ
いでこれを光学式情報記録再生装置(A)に装着する動
作を以下説明する。 (i) 図5(a)は光学式情報記録媒体(50)を装
着する前の待機状態を示す。クランパー(6)、ターン
テーブル(30)、光ヘッド(19)も待機位置にあ
る。 (ii) 図5(a)の状態で起動スイッチを押圧し光
学式情報記録再生装置(A)を起動状態にする。そし
て、カートリッジ(51)をスロット(1)から挿入す
ると、カートリッジの係合孔(51b)にシャッターフ
ック(4)が係合し、カートリッジ(51)の挿入に伴
い、シャッターフック(4)がガイド溝(3b)に沿っ
て摺動することで、カートリッジ(51)のシャッター
(51a)が開かれる。そして、カートリッジ(51)
の後端面がリミットスイッチ(5)を押圧することによ
りカートリッジ(51)の装着完了信号が発せられる。
該信号と、サブフレーム(25)に設けられたセンサー
(34)からの信号に基づきローディングモーター(4
1)が回転を始める(図5(b)参照)。 (iii) ローディングモーター(41)の回転は駆
動ギヤ(40)によりラック(33)に伝達され、スラ
イダー(28)は後方に移動される。これに伴い、倣い
シャフト(27)がスライダー(28)の傾斜溝(2
9)の下部水平部、傾斜部、上部水平部の順に追従し上
昇する。そのため、ドライブフレーム(21)が軸受
(26)を中心に回動し、ターンテーブル(30)、光
ヘッド(19)が上昇し、カートリッジホルダー(2)
の下方の開放部を通過し、カートリッジ(51)のシャ
ッター(51a)の開口から露呈した光学式情報記録媒
体のセンター孔(50a)が、筒状部材の鍔部(39
a)の円錐状の調芯外周面と当接して行き自動的に調芯
される。そして、スライダー(28)の後方への移動に
よりセンサー(35)がスライダー(28)を検出し、
検出信号を発すると、その信号によりローディングモー
ター(41)が停止される。
【0032】そして、カートリッジ(51)の装着中に
光学式情報記録媒体(50)のハブの有無が検出手段に
よって検出されており、該検出手段からのハブなしとの
信号と、前記センサー(35)によるスライダー(2
8)の検出信号とによりソレノイド(9)が作動されて
シャフト(9a)が伸長され、支持板(7)が降下され
クランパーの磁性体(6a)とスピンドルモーターのセ
ンターシャフト(36)と環状磁石(37)との磁気吸
引力により、光学式情報記録媒体(50)をターンテー
ブルの支持面(30d)とクランパー(6)との間に圧
接、保持する。
【0033】また、このカートリッジ(51)には検出
溝が設けられていないことから、カートリッジホルダー
(2)へのカートリッジ(51)の装着によっても、磁
気ヘッド(15)は上昇位置に維持される(図2乃至
4、および、5(c)参照)。光ヘッド(19)は所定
の再生位置に到達していることから、再生動作を行わせ
ることができる。
【0034】なお、カートリッジに収納されたハブを有
しない光学式情報記録媒体(50)を装置(A)から排
出させるには、逆の動作を行えばよいことから説明は省
略する。
【0035】次に、図6に従い、光学式情報記録再生装
置(A)にカートリッジ(52)に収納されたハブを有
する光学式情報記録媒体、光磁気ディスク(53)を装
着する動作を以下説明する。 (iv) 図6(a)は光磁気ディスク(53)を装着
する前の待機状態であって、カートリッジに収納された
ハブを有する光磁気ディスク(53)が、スロット
(1)の前面に位置している。クランパー(6)、ター
ンテーブル(30)、光ヘッド(19)も待機位置にあ
る。 (v) 図6(a)の状態で起動スイッチを押圧し光学
式情報記録再生装置(A)を起動状態にする。そして、
カートリッジ(52)をスロット(1)から挿入する
と、カートリッジの係合孔(52b)にシャッターフッ
ク(4)が係合し、カートリッジ(52)の挿入に伴
い、シャッターフック(4)がガイド溝(3b)に沿っ
て摺動することで、カートリッジのシャッター(52
a)が開かれる。そして、カートリッジ(52)の後端
面がリミットスイッチ(5)を押圧することによりカー
トリッジの装着完了信号が発せられる。該信号と、サブ
フレーム(25)に設けられたセンサー(34)からの
信号に基づきローディングモーター(41)が回転を始
める(図6(b)参照)。 (vi) ローディングモーター(41)の回転は駆動
ギヤ(40)によりラック(33)に伝達され、スライ
ダー(28)は後方に移動される。これに伴い、倣いシ
ャフト(27)がスライダー(28)の傾斜溝(29)
の下部水平部、傾斜部、上部水平部の順に追従し上昇す
る。そのため、ドライブフレーム(21)が軸受(2
6)を中心に回動し、ターンテーブル(30)、光ヘッ
ド(19)が上昇し、カートリッジホルダーの下方の開
放部を通過し、カートリッジのシャッター(52a)の
開口から露呈した光磁気ディスク(53)のハブ(5
5)の遊嵌孔(55a)が、センターシャフト(36)
に遊嵌し、次いで、下面の環状突部(53b)が、筒状
部材の鍔部(39a)の円錐状の調芯外周面と当接して
行き自動的に調芯されつつ、ハブ(55)がターンテー
ブルの環状磁石(37)に磁着される。その際、筒状部
材(39)は、圧縮コイルバネ(38)を押圧し、ター
ンテーブル(30)の内周側の筒状部(30a)に沿っ
て下方に摺動し、環状磁石(37)と同一平面となる。
その結果、光磁気ディスク(53)がターンテーブル
(30)の支持面(30d)に調芯された状態で支持さ
れ、該光磁気ディスク(53)が磁着保持される(図4
(c)参照)。そして、スライダー(28)の後方への
移動によりセンサー(35)がスライダー(28)を検
出し、検出信号を発すると、その信号によりローディン
グモーター(41)が停止される。
【0036】そして、カートリッジ(52)の装着中に
ハブの有無が検出手段によって検出されており、該検出
手段からのハブ有りとの信号と、前記センサー(35)
によるスライダー(28)の検出信号とによりソレノイ
ド(9)は不作動とされ、クランパー(6)は待機位置
に維持される。また、光磁気ディスクのカートリッジ
(52)には検出溝(54)が設けられていることか
ら、カートリッジホルダー(2)へのカートリッジの装
着によって、図3の磁気ヘッド昇降機構(10)に関し
説明した如く、検出板(11a)がカートリッジの検出
溝(54)に係合してスライドバー(12)が矢印
(D)の方向に移動し、磁気ヘッド支持アーム(13)
が支軸(14)を中心に下方に回動され、磁気ヘッド
(15)が記録可能位置に下降させられる(図2乃至
4、および、6(c)参照)。光ヘッド(19)と磁気
ヘッド(15)とは、光磁気ディスク(53)挟んで対
向していることから、記録および/または再生動作を行
うことができる。
【0037】なお、光磁気ディスク(53)を装置
(A)から排出させるには、上記と逆の動作を行えばよ
い。その際、センサー(34)は、スライダー(28)
の前方位置に到達したことを検出し、ローディングモー
ター(41)の駆動を停止させるものである。
【0038】次に、(I)光学式情報記録再生装置
(A)にカートリッジに収納された光学式情報記録媒体
として光磁気ディスクが装着された場合、(II)ハブ
を有しない光学式情報記録媒体としてCDがカートリッ
ジに収納され、次いで、これが光学式情報記録再生装置
(A)に装着された場合を例にとり、記録および/また
は再生動作を図6に示された回路に基づいて以下説明す
る。該回路は、光学式情報記録媒体の記録および/また
は再生フォーマットの相違に対応することができるよう
にAフォーマット用のENDEC(ENCODER/D
ECODER)−以下、ENDECという−とBフォー
マット用のENDECを備えている。なお、その他の光
学式情報記録媒体についての記録および/または再生動
作についての説明は省略する。 (I)光学式情報記録再生装置(A)にカートリッジに
収納された光学式情報記録媒体として光磁気ディスクが
装着された場合には、光学式情報記録媒体の種別を判別
することのできる適宜の判別手段(図示せず)によって
光磁気ディスクであることが判別され、切り替えスイッ
チ(74)、(75)が中立位置からAフォーマットE
NDEC(72)側に連動して切り替えられる。光磁気
ディスクに情報を記録するには、システムコントローラ
(76)からの記録指令信号が出され、Aフォーマット
ENCODER(72)を記録変調可能状態にする。一
方、システムコントローラ(76)からの指令信号によ
りサーボ制御回路(80)を駆動し、光ヘッド(19)
を光磁気ディスクに接近させてレーザー光を光磁気ディ
スク面に記録照射できる状態にする。記録用の入力信号
はLPF(ローパスフィルタ)(70)を通り、変換器
(71)によりA/D変換されてディジタル信号に変換
され、AフォーマットENCODER(72)でAフォ
ーマット変調される。AフォーマットENCODER
(72)で変調された信号は、磁気ヘッド駆動回路(8
2)を経て磁気ヘッド(15)に記録信号として供給さ
れ光磁気ディスクに記録磁界を印加する。一方、レーザ
ー駆動回路(77)によって光ヘッド(19)から記録
用の強度のレーザー光を照射する。磁気ヘッド(15)
からの記録磁界と光ヘッド(19)からのレーザー光と
によって、光磁気ディスクに情報を記録する。磁気ヘッ
ド(15)と光ヘッド(19)は光磁気ディスクの半径
方向へ連動して送られて光磁気ディスクへの記録を連続
して行う。磁気ヘッド(15)と光ヘッド(19)の半
径方向への送りはサーボ制御回路(80)によってリニ
ヤーモーター等の送り機構(81)を制御することによ
って行われる。
【0039】Aフォーマット変調で記録された光磁気デ
ィスクから情報の再生を行うには、システムコントロー
ラ(76)からの再生指令信号によりAフォーマットD
ECODER(72)を再生変調可能状態にする。一
方、システムコントローラ(76)からの指令信号によ
りサーボ制御回路(80)を駆動し、光ヘッド(19)
を光磁気ディスクに接近させてレーザー光を光磁気ディ
スク面に再生照射できる状態にする。レーザー駆動回路
(77)によって光ヘッド(19)から再生用の強度の
レーザー光を照射するとともに、光磁気ディスク面から
の反射光を光ヘッド(19)で受光する。得られた受光
信号はRFアンプ(78)を通り、AフォーマットDE
CODER(72)で復調される。復調された信号は変
換器(71)でD/A変換されアナログ信号となって、
LPF(70)を通して出力される。光ヘッド(19)
は光磁気ディスクの半径方向に送られて光磁気ディスク
から情報の再生を連続して行う。光ヘッド(19)の半
径方向への送りはサーボ制御回路(80)によってリニ
ヤーモーター等の送り機構(81)を制御することによ
って行われる。
【0040】(II)ハブを有しない光学式情報記録媒
体としてCDがカートリッジに収納され、次いで、これ
が光学式情報記録再生装置(A)に装着された場合に
は、光学式情報記録媒体の種別判別手段によってCDで
あることが判断され、切り替えスイッチ(74)、(7
5)が中立位置からBフォーマットENDEC(73)
側に連動して切り替えられる。
【0041】Bフォーマット変調で記録されたCDから
情報の再生を行うには、システムコントローラ(76)
からの再生指令信号によりBフォーマットDECODE
R(73)を再生変調可能状態にする。一方、システム
コントローラ(76)からの指令信号によりサーボ制御
回路(80)を駆動し、光ヘッド(19)をCDに接近
させてレーザー光をCD記録面に再生照射できる状態に
する。レーザー駆動回路(77)によって光ヘッド(1
9)から再生用の強度のレーザー光を照射するととも
に、CD記録面からの反射光を光ヘッド(19)で受光
する。得られた受光信号はRFアンプ(78)を通り、
BフォーマットDECODER(73)で復調される。
復調された信号は変換器(71)でD/A変換されアナ
ログ信号となって、LPF(70)を通して出力され
る。光ヘッド(19)はCDの半径方向に送られてCD
から情報の再生を連続して行う。光ヘッド(19)の半
径方向への送りはサーボ制御回路(80)によってリニ
ヤーモーター等の送り機構(81)を制御することによ
って行われる。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。 (i)光学式情報記録媒体を収納したカートリッジ用の
カートリッジホルダーと、回転駆動手段によって回転さ
れるセンターシャフトと、磁性体、調芯手段ならびに光
学式情報記録媒体を支持する支持面が設けられ前記セン
ターシャフトに固定されたターンテーブルと、該ターン
テーブルの支持面に接離可能とされ、ハブを有しない光
学式情報記録媒体を該支持面に圧接保持するクランプ手
段とからなる保持機構とを具備してなることにより、調
芯方式、クランプ方式、カートリッジへの収納の有無と
いった仕様の相違に拘わらず、駆動手段、高価な光学ヘ
ッド等を共用し、再生専用型と、追記型、書換可能型何
れの光学式情報記録媒体をも1台の光学式情報記録再生
装置により、記録および/または再生をすることができ
るようになり、マルチメディア化に対応した安価かつ省
スペース化した光学式情報記録再生装置を提供できる。
そして、ハブを有するかまたは有しない光学式情報記録
媒体、および、カートリッジに収納されたハブを有する
かまたは有しない光学式情報記録媒体の何れも、この光
学式情報記録再生装置1台で対処でき、使用者にとって
も使い勝手がよい。 (ii)センター孔にハブを有しない光学式情報記録媒
体の場合は、光学式情報記録媒体のセンター孔が筒状部
材の円錐状の外周面に沿って高精度で自動調芯され、ク
ランパーの磁性体とセンターシャフトと同心の磁性体と
の磁気吸引力により光学式情報記録媒体をターンテーブ
ルの支持面に圧接保持し、ハブを有する光学式情報記録
媒体の場合は、ハブのセンター孔が筒状部材の円錐状の
外周面に沿って高精度で自動調芯され、ハブが筒状部材
を下方に押圧してハブとセンターシャフトの周囲の磁性
体の磁気吸引力により磁着保持がなされるとともに、光
磁気式情報記録媒体の場合は、書込用磁気ヘッドを光磁
気式情報記録媒体に接近させ記録することができ、記録
および/または再生ミス等のない良好な記録および/ま
たは再生を行うことができる。 (iii)CD、CD−ROMのような光学式情報記録
媒体をカートリッジに収納して光学式情報記録再生装置
に装着し記録および/または再生を行うこともできるの
で、光学式情報記録媒体表面への手垢、指紋、ゴミ等の
付着が防止され、また、記録および/または再生時に光
学式情報記録媒体表面への異物の介在が防止されること
で、情報の記録および/または再生不良を回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光学式情報記録再生
装置の斜視図である。
【図2】図1に示された光学式情報記録再生装置の要部
の分解斜視図である。
【図3】図2に示された光学式情報記録再生装置の光磁
気式情報記録媒体への書込用磁気ヘッドの昇降機構の拡
大斜視図である。
【図4】図1の光学式情報記録再生装置に用いられる光
学式情報記録媒体の保持機構を示す断面図で、(a)は
光学式情報記録媒体が未装着の状態を示し、(b)はハ
ブをしない光学式情報記録媒体を保持した状態を示し、
(c)はカートリッジに収納されたハブを有する光学式
情報記録媒体を保持した状態を示す。
【図5】CD、CD−ROMのようなハブを有しない光
学式情報記録媒体をカートリッジに収納し、これを光学
式情報記録再生装置(A)に装着する動作説明図であ
る。
【図6】光学式情報記録再生装置に光磁気ディスクを装
着する動作説明図である。
【図7】光学式情報記録再生装置における記録および/
または再生を行わせるための回路のブロック図である。
【符号の説明】
A 光学式情報記録再生装置 2 カートリッジホルダー 11 検出スライダー 12 スライドバー 13 磁気ヘッド支持アーム 16 スライド板 30 ターンテーブル 36 センターシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 17/04 401 K 7520−5D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センター孔にハブを有するかまたは有し
    ないディスク状の光学式情報記録媒体面に光ビームを照
    射することにより情報の記録および/または再生を行う
    光学式情報記録再生装置であって、 光学式情報記録媒体を収納したカートリッジ装着用のカ
    ートリッジホルダーと、 回転駆動手段によって回転されるセンターシャフトと、 磁性体、光学式情報記録媒体の調芯手段、ならびに、光
    学式情報記録媒体を支持する支持面が設けられ、前記セ
    ンターシャフトに固定されたターンテーブルと、該ター
    ンテーブルの支持面に接離可能とされ、ハブを有しない
    光学式情報記録媒体をターンテーブルの支持面に圧接保
    持するクランプ手段とからなる保持機構と、 を具備してなることを特徴とする光学式情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 保持機構は、センターシャフトと同心に
    磁性体が設けられ、該磁性体と同心に光学式情報記録媒
    体の調芯手段が設けられるとともに、該調芯手段と同心
    に光学式情報記録媒体を支持する支持面が設けられてな
    るターンテーブルと、磁性体を中心部に固設した円盤状
    のクランパーを備え、該クランパーの磁性体とセンター
    シャフトと同心の磁性体との磁気吸引力によりハブを有
    しない光学式情報記録媒体をターンテーブルの支持面に
    圧接保持するようにしたクランプ手段とからなることを
    特徴とする請求項1記載の光学式情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 調芯手段が、センターシャフト側に設け
    られた筒状部に沿ってターンテーブルの上面で上下方向
    に摺動可能な円錐状の調芯外周面を備えた筒状部材と、
    該筒状部材を上方に付勢する弾性部材とからなることを
    特徴とする請求項2記載の光学式情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 光学式情報記録媒体のハブの有無検出手
    段と、光学式情報記録媒体の種類判別手段と、光磁気式
    情報記録媒体への書込用磁気ヘッドの昇降手段とを備え
    てなることを特徴とする請求項1、2または3記載の光
    学式情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 クランパーが支持板に遊嵌され、該支持
    板がカートリッジホルダー上面に上下動可能に設けられ
    ており、光ヘッドを往復動可能支持にした回動機構にタ
    ーンテーブルの回転駆動手段が一体固定されていること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の光学式情
    報記録再生装置。
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