JPH0877575A - 光学式ディスクプレーヤ - Google Patents

光学式ディスクプレーヤ

Info

Publication number
JPH0877575A
JPH0877575A JP6208395A JP20839594A JPH0877575A JP H0877575 A JPH0877575 A JP H0877575A JP 6208395 A JP6208395 A JP 6208395A JP 20839594 A JP20839594 A JP 20839594A JP H0877575 A JPH0877575 A JP H0877575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
read
unit
control
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6208395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sasaki
武志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6208395A priority Critical patent/JPH0877575A/ja
Publication of JPH0877575A publication Critical patent/JPH0877575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクから得られる読取情報信号に所定の処
理が施されて成る信号の取込みを間欠的に行うもとで、
信号の取込みが行われない期間における消費電力を低減
でき、かつ、必要な読取情報信号が適切に得られるよう
になす。 【構成】デコーダ31,メモリ部32,データ伸長処理
部33及びD/A変換部34を含んで成る情報再生処理
部に、読取信号処理部20から得られる読取情報信号に
デコーダ31による処理が施されて得られるディジタル
情報データのメモリ部32への取込みを間欠的に行わせ
るとともに、情報再生処理部におけるディジタル情報デ
ータの取込みが行われないとき、ゲイン制御部21及び
24に、トラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ
制御のゲインを低減させる動作を行わせる動作制御ユニ
ット30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録されたディ
スクに光ビームを入射させ、それによりディスクから到
来する光ビームを検出して読取出力信号を得、その読取
出力信号に基づいて情報再生を行う光学式ディスクプレ
ーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体として広く利用されている
光ディスクには、一般の利用者にとって、記録された情
報の読取りのみが可能とされ、情報の記録を行うことは
できないもの,記録された情報の読取りを行えるのみな
らず、情報の記録を行うこともできるもの等、幾つかの
異なる形式をとるものがある。このような光ディスク
は、いずれの形式をとるものであっても、それからの情
報読取りが行われるに際しては、所定の回転速度をもっ
て回転されるもとで、情報記録面に光ビームが入射せし
められ、情報が記録された部分が光ビームによって走査
されるものとなされる。
【0003】斯かる光ディスクからの情報の読取りを行
って再生情報を得るに使用されるものとして、様々な光
学式ディスクプレーヤが提案されている。光学式ディス
クプレーヤは、通常、基本的な構成要素として、光ディ
スクを所定の回転速度で回転させるディスク駆動部,回
転する光ディスクの情報記録面に光ビームを入射させる
とともに、光ディスクからの反射光ビームもしくは透過
光ビームを検出し、その検出出力として読取出力信号を
得る光学ヘッド部,光学ヘッド部を光ディスクの情報記
録面に沿って移動させるヘッド駆動部,光学ヘッド部か
ら得られる読取出力信号を処理して読取情報信号を得る
読取信号処理部,読取信号処理部から得られる読取情報
信号に基づいて情報再生を行う情報再生処理部等を備え
ている。また、光学式ディスクプレーヤにあっては、光
学ヘッド部から光ディスクの情報記録面に入射せしめら
れる光ビームの入射位置を適正に維持するためのトラッ
キングサーボ制御システム、及び、光学ヘッド部から光
ディスクの情報記録面に入射せしめられる光ビームの入
射位置における集束状態を適正に維持するためのフォカ
スサーボ制御システムが設けられることが多い。
【0004】このようなもとで、光ディスクに記録され
る情報は、例えば、ディジタル化されてディジタル情報
データを形成するものとされ、それに伴って、光学式デ
ィスクプレーヤにおける情報再生処理部が、ディジタル
情報データを扱う構成をとるようにされる。そして、光
ディスクに記録されるディジタル情報データを、例え
ば、光ディスクからの情報再生についての長時間化を図
るべく、高能率符号化によるデータ圧縮処理が施された
ものとなすことも提案されている。
【0005】光学式ディスクプレーヤが、データ圧縮処
理が施されたディジタル情報データの記録がなされた光
ディスクから情報再生を行うものとされる場合には、そ
れに備えられる情報再生処理部が、ディジタル情報デー
タを格納することができるメモリ部とデータ伸長処理部
とを含み、光ディスクからのデータ圧縮処理が施された
ディジタル情報データを、一旦メモリ部に取り込んだ
後、メモリ部から取り出してデータ伸長処理部に供給
し、データ伸長処理部においてメモリ部からのデータ圧
縮処理が施されたディジタル情報データに対してデータ
伸長処理を施し、それにより得られるディジタル情報デ
ータに基づいて再生情報を得るようにされる。
【0006】その際、データ伸長処理部におけるメモリ
部からのデータ圧縮処理が施されたディジタル情報デー
タに対するデータ伸長処理には、比較的長い時間が要さ
れることになる。従って、光ディスクからのデータ圧縮
処理が施されたディジタル情報データが、メモリ部へそ
れに取り込まれるべく供給されるに際しての転送速度に
対して、メモリ部から読み出されてデータ伸長処理部に
供給されるに際しての転送速度は遅く、例えば、1/5 〜
1/4程度とされる。
【0007】データ圧縮処理が施されたディジタル情報
データの取込み及び取出しが行われるメモリ部は、通
常、比較的大なるメモリ容量を有するものとはされる
が、ディジタル情報データのメモリ部への転送速度に比
して、ディジタル情報データのメモリ部からデータ伸長
処理部への転送速度が遅いことにより、メモリ部がデー
タ圧縮処理が施されたディジタル情報データで満杯とな
る事態が生じてしまう。それゆえ、光学式ディスクプレ
ーヤにおけるディジタル情報データを格納するメモリ部
とデータ伸長処理部とを備えた情報再生処理部にあって
は、光ディスクからのデータ圧縮処理が施されたディジ
タル情報データのメモリ部への取込みが、間欠的に行わ
れるようにされ、それによって、メモリ部がデータ圧縮
処理が施されたディジタル情報データで満杯となったに
もかかわらず、さらに、データ圧縮処理が施されたディ
ジタル情報データのメモリ部への転送がなされる事態の
発生が回避される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、データ
圧縮処理が施されたディジタル情報データの取込み及び
取出しが行われるメモリ部とメモリ部からのデータ圧縮
処理が施されたディジタル情報データが供給されるデー
タ伸長処理部とを含んだ情報再生処理部を備える光学式
ディスクプレーヤにあっては、データ圧縮処理が施され
たディジタル情報データの記録がなされた光ディスクか
らの情報再生時に、情報再生処理部において、光ディス
クからのデータ圧縮処理が施されたディジタル情報デー
タがメモリ部に取り込まれる期間と取り込まれない期間
とが交互に繰り返される。従って、光ディスクからのデ
ータ圧縮処理が施されたディジタル情報データがメモリ
部に取り込まれない期間においては、光学ヘッド部によ
る光ディスクから情報の読取りは行われる必要がないこ
とになる。
【0009】そこで、光ディスクからのデータ圧縮処理
が施されたディジタル情報データがメモリ部に取り込ま
れない期間において、光学ヘッド部の動作が停止され、
光学ヘッド部から光ビームが発せられないようにして、
あるいは、光学ヘッド部から光ビームは発せられるが、
トラッキングサーボ制御システム及びフォカスサーボ制
御システムの動作が停止されるようにして、消費電力を
低減させることが考えられる。
【0010】しかしながら、光ディスクからのデータ圧
縮処理が施されたディジタル情報データがメモリ部に取
り込まれない期間において、光学ヘッド部の動作が停止
され、光学ヘッド部から光ビームが発せられないように
される場合には、次に到来する光ディスクからのデータ
圧縮処理が施されたディジタル情報データがメモリ部に
取り込まれる期間において、光学ヘッド部が光ビームを
適正に発する状態に迅速に戻されず、その結果、メモリ
部に取り込まれるべき適正なディジタル情報データが直
ちに得られず、また、適正なディジタル情報データが得
られるようにすべく行われる光学ヘッドからの光ビーム
に対する制御にかえって多大な電力消費が生じてしまう
ことになる。また、光ディスクからのデータ圧縮処理が
施されたディジタル情報データがメモリ部に取り込まれ
ない期間において、トラッキングサーボ制御システム及
びフォカスサーボ制御システムの動作が停止される場合
には、次に到来する光ディスクからのデータ圧縮処理が
施されたディジタル情報データがメモリ部に取り込まれ
る期間において、光学ヘッド部から光ディスクに入射す
る光ビームがその入射位置及び入射位置における集束状
態が適正に維持される状態に迅速に戻されず、その結
果、メモリ部に取り込まれるべき適正なディジタル情報
データが直ちに得られず、また、適正なディジタル情報
データが得られるようにすべく行われる光学ヘッドから
の光ビームに対する制御にかえって多大な電力消費が生
じてしまう。
【0011】斯かる点に鑑み、本発明は、ディスクに光
ビームを入射させ、ディスクからの光ビームを検出して
読取出力信号を得るとともに、読取出力信号に基づいて
得られる読取情報信号に所定の処理が施されて得られる
信号の取込みを間欠的に行い、取り込まれた読取情報信
号に所定の処理が施されて得られる信号に基づく情報再
生を行うにあたり、読取情報信号に所定の処理が施され
て得られる信号の取込みが行われない期間における消費
電力の低減を図ることができ、しかも、読取情報信号に
所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行われる
期間において、適正な読取情報信号が得られないことに
なる事態をまねかないものとされる光学式ディスクプレ
ーヤを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る光学式ディスクプレーヤは、ディスク
に光ビームを入射させるとともにディスクからの光ビー
ムを検出して読取出力信号を得る情報読取動作を行う光
学ヘッド部と、光学ヘッド部から得られる読取出力信号
に基づいて、トラッキングエラー信号,フォーカスエラ
ー信号及び読取情報信号を得る読取信号処理部と、読取
信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処理が施
されて得られる信号を取り込み、取り込まれた信号に基
づいて情報再生を行う情報再生処理部と、読取信号処理
部から得られるトラッキングエラー信号及びフォーカス
エラー信号に応じて、光学ヘッド部からディスクに入射
せしめられる光ビームについてのトラッキングサーボ制
御及びフォーカスサーボ制御を行うサーボ制御部と、動
作制御部とを備え、動作制御部が、情報再生処理部に読
取情報信号に所定の処理が施されて得られる信号の取込
みを間欠的に行わせるとともに、情報再生処理部におけ
る読取情報信号に所定の処理が施されて得られる信号の
取込みが行われないとき、サーボ制御部によるトラッキ
ングサーボ制御,フォーカスサーボ制御、もしくは、そ
れらの両者のゲインを低減させるものとされて、構成さ
れる。
【0013】
【作用】このように構成される本発明に係る光学式ディ
スクプレーヤにあっては、情報再生処理部において読取
信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処理が施
されて得られる信号の取込みが間欠的に行われるにあた
り、情報再生処理部における読取情報信号に所定の処理
が施されて得られる信号の取込みが行われない期間にお
いて、例えば、光学ヘッド部からディスクに入射せしめ
られる光ビームのディスクへの入射位置及び入射位置に
おける集束状態を制御する制御機構に供給されるトラッ
キング制御用駆動信号及びフォーカス制御用駆動信号の
うちの少なくとも一方のレベルが低減されることによ
り、あるいは、光学ヘッド部からディスクに入射せしめ
られる光ビームのパワーが低減せしめられることによ
り、サーボ制御部によるトラッキングサーボ制御のゲイ
ン,フォーカスサーボ制御のゲイン、もしくは、両者が
低減せしめられ、それにより、消費電力が低減される。
【0014】従って、情報再生処理部における読取情報
信号に所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行
われない期間において、光学ヘッド部からの光ビームが
ディスクに入射せしめられ、かつ、ゲインは低減される
が、一応、光学ヘッド部からディスクに入射せしめられ
る光ビームについてのトラッキングサーボ制御及びフォ
ーカスサーボ制御が行われる状態が維持されたもとで、
消費電力の低減が図られることになる。即ち、情報再生
処理部における読取情報信号に所定の処理が施されて得
られる信号の取込みが行われない期間に続いて到来す
る、情報再生処理部における読取情報信号に所定の処理
が施されて得られる信号の取込みが行われる期間におい
ては、光学ヘッド部から適正な光ビームがディスクに入
射せしめられ、その光ビームのディスクにおける入射位
置及び入射位置における集束状態が適正に維持される状
態に迅速に戻されるのである。
【0015】その結果、情報再生処理部における読取情
報信号に所定の処理が施されて得られる信号の取込みが
行われない期間において、消費電力の低減が効果的に図
られ、しかも、情報再生処理部における読取情報信号に
所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行われる
期間において、適正な読取情報信号が迅速に得られない
ことになる事態がまねかれないことになる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る光学式ディスクプレー
ヤの一例の要部を示す。この図1に示される例において
は、ディスク10が、ディスク装着部11に装着され、
ディスク駆動モータ12により所定の回転速度をもって
回転駆動されるディスク装着部11に伴って回動せしめ
られる。また、この例にあっては、ディスク10は、高
能率符号化によるデータ圧縮処理が施されたディジタル
情報データが記録されたものとされる。
【0017】ディスク10には、光学ヘッド13が対向
せしめられている。光学ヘッド13は、レーザ光ビーム
等の光ビームをディスク10の情報記録面に入射させ、
ディスク10に入射した光ビームがディスク10の情報
記録面に形成された記録トラックにより変調されて反射
されることにより形成される、ディスク10からの反射
光ビームを検出し、その検出出力として得られる読取出
力信号SIを送出する。
【0018】それゆえ、光学ヘッド13には、レーザ光
を発するレーザ光源,レーザ光源からのレーザ光に基づ
く光ビームを扱う各種の光学要素,ディスク10からの
反射光ビームを検出して読取出力信号SIを得る光検出
器等が内蔵されており、さらに、ディスク10の情報記
録面における光ビームの入射位置を記録トラックに適正
に追従させるためのトラッキングサーボ制御、及び、光
ビームの入射位置における集束状態を適正に維持するた
めのフォーカスサーボ制御を行うサーボ制御部の主要構
成要素を成す光ビーム制御機構14が設けられている。
【0019】また、光学ヘッド13は、それをディスク
10の半径方向、即ち、ディスク10の情報記録面にお
ける記録トラックが形成する周回パターンを過る方向に
移動させるための、例えば、リニアモータ機構により構
成されたヘッド駆動機構15が付設されたものとなされ
ている。
【0020】光学ヘッド13から得られる読取出力信号
SIは、読取信号処理部20に供給される。読取信号処
理部20においては、読取出力信号SIに基づいて、デ
ィスク10の情報記録面に入射する光ビームの集束状態
をあらわすフォーカスエラー信号SF,ディスク10の
情報記録面に入射する光ビームの入射位置の各記録トラ
ックにおける中心からのずれの状態をあらわすトラッキ
ングエラー信号ST,ディスク10に形成された記録ト
ラックから読み取られたアドレスデータをあらわす読取
アドレスデータ信号SAD、及び、ディスク10に形成
された記録トラックから読み取られたディジタル情報デ
ータをあらわす読取情報信号SPが形成され、それらが
読取信号処理部20から送出される。
【0021】フォーカスエラー信号SFは、ゲイン制御
部21を通じてフォーカス制御駆動部22に供給され、
フォーカス制御駆動部22からフォーカスエラー信号S
Fに基づいて形成されたフォーカス制御用駆動信号SF
Dが得られて、それが光ビーム制御機構14に供給され
る。それにより、光ビーム制御機構14は、フォーカス
制御用駆動信号SFDに応じて、ディスク10の情報記
録面に入射する光ビームの集束状態を制御する。
【0022】トラッキングエラー信号STは、スイッチ
23を介してゲイン制御部24に供給され、さらに、ゲ
イン制御部24を通じてトラッキング制御駆動部25に
供給される。そして、トラッキング制御駆動部25から
トラキングエラー信号STに基づいて形成されたトラッ
キング制御用駆動信号STDが得られて、それが光ビー
ム制御機構14に供給される。それにより、光ビーム制
御機構14は、トラッキング制御用駆動信号STDに応
じて、ディスク10の情報記録面に入射する光ビームの
入射位置を制御する。
【0023】読取アドレスデータ信号SADは、アドレ
ス・デコーダ26に供給され、アドレス・デコーダ26
において、読取アドレスデータ信号SADに基づいて、
ディスク10の情報記録面における光ビームによる情報
読取位置に対応するアドレスデータDADが再生され
る。アドレス・デコーダ26から得られるアドレスデー
タDADは、動作制御ユニット30に供給される。
【0024】さらに、読取情報信号SPは、デコーダ3
1に供給され、デコーダ31においては、動作制御ユニ
ット30からのデコーディング制御信号CDに従い、読
取情報信号SPに基づいて、高能率符号化によるデータ
圧縮処理が施されたディジタル情報データDCPが再生
される。そして、デコーダ31から得られるディジタル
情報データDCPは、一旦、例えば、1Mビット程度の
メモリ容量を有したメモリ部32に取り込まれ、その
後、メモリ部32から取り出されて、データ伸長処理部
33に供給される。
【0025】メモリ部32におけるディジタル情報デー
タDCPの取込み、及び、メモリ部32からのそれに取
り込まれたディジタル情報データDCPの取出しは、動
作制御ユニット30からのデータ取込制御信号CMに従
って行われる。その際、メモリ部32におけるディジタ
ル情報データDCPの取込みにあたってデコーダ31か
らメモリ部32へと伝達されるディジタル情報データD
CPの転送速度に比して、メモリ部32からのそれに取
り込まれたディジタル情報データDCPの取出しがなさ
れてメモリ部32からデータ伸長処理部33へと伝達さ
れるディジタル情報データDCPの転送速度は遅いもの
とされ、例えば、メモリ部32からデータ伸長処理部3
3へと伝達されるディジタル情報データDCPの転送速
度が、デコーダ31からメモリ部32へと伝達されるデ
ィジタル情報データDCPの転送速度の 1/5〜 1/4程度
となるようにされる。
【0026】それに伴い、メモリ部32におけるデコー
ダ31からのディジタル情報データDCPの取込みは、
継続的に行われるのではなく、間欠的に行われるものと
され、それに対して、メモリ部32からのそれに取り込
まれたディジタル情報データDCPの取出しは継続的に
行われるものとされる。従って、メモリ部32がオーバ
ーフローを生じる事態が回避され、メモリ部32におけ
るデコーダ31からのディジタル情報データDCPの取
込みが行われる期間と、メモリ部32におけるデコーダ
31からのディジタル情報データDCPの取込みが行わ
れない期間とが、交互に到来するようにされる。メモリ
部32からは、デコーダ31からのディジタル情報デー
タDCPの取込みが行われる期間であるかデコーダ31
からのディジタル情報データDCPの取込みが行われな
い期間であるかをあらわし、さらに、その他のメモリ部
32の状況をあらわすメモリ状態信号IMが送出され
て、動作制御ユニット30に供給される。
【0027】データ伸長処理部33においては、動作制
御ユニット30からのデータ伸長制御信号CEに従い、
メモリ部32から取り出されて供給されるディジタル情
報データDCPに対してのデータ伸長処理が施され、伸
長されたディジタル情報データDEXが得られる。そし
て、データ伸長処理部33から得られる伸長されたディ
ジタル情報データDEXは、ディジタル/アナログ(D
/A)変換部34に供給される。
【0028】D/A変換部34においては、動作制御ユ
ニット30からのD/A変換制御信号CAに従い、デー
タ伸長処理部33からの伸長されたディジタル情報デー
タDEXについてのD/A変換が行われ、アナログ情報
信号AOが得られる。このようにしてD/A変換部34
により得られるアナログ情報信号AOが、再生情報とし
て出力端子35に導出される。斯かるもとで、デコーダ
31,メモリ部32,データ伸長処理部33及びD/A
変換部34を含む部分は、読取信号処理部20から得ら
れる読取情報信号SPにデコーダ31による処理が施さ
れて得られるディジタル情報データDCPをメモリ部3
2に取り込み、取り込まれたディジタル情報データDC
Pに基づいて情報再生を行う情報再生処理部を形成して
いるのである。
【0029】動作制御ユニット30には、各種の操作
釦,操作子等を含むものとされ、それらの操作釦,操作
子等が操作されるとき、それに応じた各種の操作制御信
号CCを送出する操作ブロック36が接続されており、
操作ブロック36からの操作制御信号CCが供給され
る。そして、動作制御ユニット30は、操作制御信号C
Cに応じた各種の動作制御を行うが、それらの一環とし
て、モータ用制御信号SMをモータ駆動部37に供給
し、また、ヘッド用制御信号SHをヘッド駆動部38に
供給する。
【0030】動作制御ユニット30からのモータ用制御
信号SMが供給されるモータ駆動部37からは、モータ
用制御信号SMに応じたモータ駆動信号SMDが得られ
て、それがディスク駆動モータ12に供給される。それ
により、ディスク駆動モータ12によって、ディスク1
0が装着されたディスク装着部11が、ディスク10を
伴い、所定の回転速度をもって回転駆動される状態がと
られる。
【0031】また、動作制御ユニット30からのヘッド
用制御信号SHが供給されるヘッド駆動部38からは、
ヘッド用制御信号SHに応じたヘッド駆動信号SHDが
得られて、それがヘッド駆動機構15に供給される。そ
れにより、ヘッド駆動機構15によって、光学ヘッド1
3が、ディスク装着部11に装着されたディスク10の
半径方向に移動すべく駆動される状態がとられ、また、
ヘッド駆動信号SHDに応じて、光学ヘッド13のディ
スク10の半径方向における移動状態が制御される。
【0032】このようなもとで、動作制御ユニット30
は、メモリ部32におけるデコーダ31からのディジタ
ル情報データDCPの取込みが行われる期間において
は、メモリ部32からのメモリ状態信号IMに応じて、
スイッチ23に、読取信号処理部20からのトラッキン
グエラー信号STを継続的にゲイン制御部24に供給す
る状態をとらせるものとされた選択制御信号CSを供給
する。また、ゲイン制御部21に、読取信号処理部20
からのフォーカスエラー信号SFの振幅を十分に大とな
す状態をとらせるものとされた制御信号CFGを供給す
るとともに、ゲイン制御部24に、スイッチ23を通じ
たトラッキングエラー信号STの振幅を十分に大となす
状態をとらせるものとされた制御信号CTGを供給す
る。
【0033】それにより、メモリ部32におけるデコー
ダ31からのディジタル情報データDCPの取込みが行
われる期間にあっては、読取信号処理部20からのフォ
ーカスエラー信号SFが供給されるゲイン制御部21,
フォーカス制御駆動部22及び光ビーム制御機構14を
含んで構成されるフォーカスサーボ制御用のサーボ制御
部により、フォーカスサーボ制御が十分なゲインをもっ
て行われ、さらに、読取信号処理部20からのトラッキ
ングエラー信号STがスイッチ23を通じて供給される
ゲイン制御部24,トラッキング制御駆動部25及び光
ビーム制御機構14を含んで構成されるトラッキングサ
ーボ制御用のサーボ制御部により、トラッキングサーボ
制御が十分なゲインをもって行われる。従って、ディス
ク10の情報記録面に入射する光ビームの集束状態が適
正に維持されるとともに、光ビームのディスク10の情
報記録面における入射位置(情報読取位置)が記録トラ
ック上に適正に維持される状態が、極めて安定に得られ
ることになる。
【0034】また、動作制御ユニット30は、メモリ部
32におけるデコーダ31からのディジタル情報データ
DCPの取込みが行われない期間においては、メモリ部
32からのメモリ状態信号IMに応じて、ヘッド駆動部
38に供給されるヘッド用制御信号SHを、光学ヘッド
13のディスク10の半径方向における移動を停止させ
るものとなす。また、アドレス・デコーダ26からのア
ドレスデータDADを参照して、ディスク10の情報記
録面における光ビームによる情報読取位置をディスク1
0が1回転する毎に1記録トラック分だけ戻す、1トラ
ックジャンプ動作のためのものとされたトラックジャン
プ信号SJをスイッチ23に供給するとともに、スイッ
チ23に供給される選択制御信号CSを、動作制御ユニ
ット30からトラックジャンプ信号SJが送出されると
き、そのトラックジャンプ信号SJをゲイン制御部24
に供給する状態をとらせるものとなす。
【0035】さらに、斯かるもとでは、動作制御ユニッ
ト30が、ゲイン制御部21に、読取信号処理部20か
らのフォーカスエラー信号SFの振幅を比較的小となす
状態をとらせるものとされた制御信号CFGを供給する
とともに、ゲイン制御部24に、スイッチ23を通じた
トラッキングエラー信号STの振幅を比較的小となす状
態をとらせるものとされた制御信号CTGを供給する。
それにより、ゲイン制御部21,フォーカス制御駆動部
22及び光ビーム制御機構14を含んで構成されるフォ
ーカスサーボ制御用のサーボ制御部により行われるフォ
ーカスサーボ制御は、そのゲインが低減されたものとさ
れ、また、ゲイン制御部24,トラッキング制御駆動部
25及び光ビーム制御機構14を含んで構成されるトラ
ッキングサーボ制御用のサーボ制御部により行われるト
ラッキングサーボ制御は、そのゲインが低減されたもの
とされることになる。
【0036】従って、メモリ部32におけるデコーダ3
1からのディジタル情報データDCPの取込みが行われ
ない期間にあっては、光ビームのディスク10の情報記
録面における入射位置(情報読取位置)が、ディスク1
0の情報記録面における記録トラックが形成する周回パ
ターンのうちの1周分を繰り返して走査する状態に置か
れ、さらに、ゲイン制御部21,フォーカス制御駆動部
22及び光ビーム制御機構14を含んで構成されるフォ
ーカスサーボ制御用のサーボ制御部により、フォーカス
サーボ制御が低減されたゲインをもって行われるととも
に、ゲイン制御部24,トラッキング制御駆動部25及
び光ビーム制御機構14を含んで構成されるトラッキン
グサーボ制御用のサーボ制御部により、トラッキングサ
ーボ制御が低減されたゲインをもって行われる。その結
果、ゲインが低減されたフォーカスサーボ制御及びトラ
ッキングサーボ制御が行われるもとで、光学ヘッド13
から、ディスク10の情報記録面における記録トラック
が形成する周回パターンのうちの1周分からの情報読取
りが繰り返し行われて得られる読取出力信号SIが得ら
れるとともに、フォーカスサーボ制御についてのゲイン
低減及びトラッキングサーボ制御についてのゲイン低減
により、消費電力が効果的に低減されることになる。
【0037】なお、メモリ部32におけるデコーダ31
からのディジタル情報データDCPの取込みが行われな
い期間におけるフォーカスサーボ制御及びトラッキング
サーボ制御についてのゲイン低減に関しては、ゲイン制
御部21,フォーカス制御駆動部22及び光ビーム制御
機構14を含んで構成されるフォーカスサーボ制御用の
サーボ制御部により行われるフォーカスサーボ制御、及
び、ゲイン制御部24,トラッキング制御駆動部25及
び光ビーム制御機構14を含んで構成されるトラッキン
グサーボ制御用のサーボ制御部により行われるトラッキ
ングサーボ制御のうちのいずれか一方のゲインのみが低
減されるようになされてもよい。
【0038】図2は、本発明に係る光学式ディスクプレ
ーヤの他の例の要部を示す。この図2に示される例は、
図1に示される例と同様に構成された部分を多々有して
おり、図2においては、図1に示される各部あるいは各
信号に対応する部分あるいは信号が、図1と共通の符号
が付されて示されていて、それらについての重複説明は
省略される。
【0039】図2に示される例において、図1に示され
る例の場合と同様に備えられている光学ヘッド13は、
具体的には、例えば、図3に示される如くに構成され
る。
【0040】図3に示される光学ヘッド13にあって
は、レーザ光源を形成する半導体レーザ41が備えられ
ており、この半導体レーザ41は、レーザ駆動部42か
ら動作電力PLが供給されて駆動され、動作電力PLに
応じたパワーのレーザ光を発する。半導体レーザ41に
より発せられたレーザ光は、コリメータレンズ43によ
り平行光化されて光ビームを形成するものとされ、ビー
ムスプリッタ44を通過して対物レンズ45に入射せし
められる。そして、対物レンズ45に入射した光ビーム
は、対物レンズ45により集束される状態をもって光学
ヘッド13から発せられ、ディスク10の情報記録面に
入射するものとされる。
【0041】対物レンズ45は、光ビーム制御機構14
により移動可能に保持されており、光ビーム制御機構1
4により、それに供給されるフォーカス制御用駆動信号
SFD及びトラッキング制御用駆動信号STDに応じ
て、その光軸に沿う方向及びその光軸に略直交する方向
に移動せしめられる。それによって、光ビームのディス
ク10の情報記録面における入射位置での集束状態を適
正に維持するためのフォーカスサーボ制御、及び、ディ
スク10の情報記録面における光ビームの入射位置を記
録トラックに適正に追従させるためのトラッキングサー
ボ制御が実行される。
【0042】さらに、ディスク10からの反射光ビーム
が、対物レンズ45を通じて戻り、ビームスプリッタ4
4に入射する。反射光ビームは、ビームスプリッタ44
において略90度だけ進路を変更せしめられ、受光レン
ズ46及びシリンドリカルレンズ47を通過して光検出
器48に入射する。光検出器48は、所定の配置態様を
もって配された複数の光検出素子を有していて、入射し
たディスク10からの反射光ビームの検出を、複数の光
検出素子の夫々において反射光ビームに応じた検出出力
信号を発生することにより行い、複数の光検出素子の夫
々から得られる検出出力信号を、読取出力信号SIとし
て読取信号処理部20に供給する。
【0043】そして、図2に示される例においては、光
学ヘッド13にレーザパワー制御部50が接続されてい
る。レーザパワー制御部50は、動作制御ユニット30
からの制御信号CLに応じたレーザパワー制御信号CL
Pを形成して、そのレーザパワー制御信号CLPを光学
ヘッド13におけるレーザ駆動部42に供給し、レーザ
駆動部42から半導体レーザ41に供給される動作電力
PLをレーザパワー制御信号CLPによって制御する。
【0044】また、図2に示される例においては、読取
信号処理部20から得られるフォーカスエラー信号SF
が、図1に示される例におけるゲイン制御部21に相当
するものを通じることなく、直接にフォーカス制御駆動
部22に供給され、フォーカス制御駆動部22からフォ
ーカスエラー信号SFに基づいて形成されたフォーカス
制御用駆動信号SFDが得られて、それが光ビーム制御
機構14に供給される。同様に、読取信号処理部20か
ら得られるトラッキングエラー信号STが、スイッチ2
3を介して、図1に示される例におけるゲイン制御部2
4に相当するものを通じることなく、直接にトラッキン
グ制御駆動部25に供給され、トラッキング制御駆動部
25からトラキングエラー信号STに基づいて形成され
たトラッキング制御用駆動信号STDが得られて、それ
が光ビーム制御機構14に供給される。
【0045】このような図2に示される例にあっては、
動作制御ユニット30が、メモリ部32におけるデコー
ダ31からのディジタル情報データDCPの取込みが行
われる期間においては、メモリ部32からのメモリ状態
信号IMに応じて、スイッチ23に、読取信号処理部2
0からのトラッキングエラー信号STを継続的にトラッ
キング制御駆動部25に供給する状態をとらせるものと
された選択制御信号CSを供給するとともに、レーザパ
ワー制御部50に、光学ヘッド13からディスク10の
情報記録面に入射する光ビームのパワーを十分に大とな
す状態をとらせるものとされた制御信号CLを供給す
る。
【0046】それにより、メモリ部32におけるデコー
ダ31からのディジタル情報データDCPの取込みが行
われる期間にあっては、レーザパワー制御部50が、動
作制御ユニット30からの制御信号CLに応じて、光学
ヘッド13におけるレーザ駆動部42に、半導体レーザ
41に供給する動作電力PLを十分に大なるものとなす
動作を行わせるレーザパワー制御信号CLPを供給す
る。それゆえ、光学ヘッド13においては、レーザ駆動
部42から半導体レーザ41に十分大なる動作電力PL
が供給され、半導体レーザ41から十分大なるパワーの
レーザ光が発せられる状態がとられ、その結果、光学ヘ
ッド13からディスク10の情報記録面に入射する光ビ
ームのパワーが十分に大とされる。
【0047】斯かる際に読取信号処理部20から得られ
るフォーカスエラー信号SF及びトラッキングエラー信
号STは、光学ヘッド13からディスク10の情報記録
面に入射するパワーが十分に大とされた光ビームに基づ
いて形成される、ディスク10からのパワーが十分に大
とされる反射光ビームに基づいて得られることになっ
て、ゲインが十分に大であるものとされる。従って、読
取信号処理部20からのフォーカスエラー信号SFが供
給されるフォーカス制御駆動部22及び光ビーム制御機
構14を含んで構成されるフォーカスサーボ制御用のサ
ーボ制御部によるフォーカスサーボ制御が十分なゲイン
をもって行われ、さらに、読取信号処理部20からのト
ラッキングエラー信号STがスイッチ23を通じて供給
されるトラッキング制御駆動部25及び光ビーム制御機
構14を含んで構成されるトラッキングサーボ制御用の
サーボ制御部により、トラッキングサーボ制御が十分な
ゲインをもって行われる。従って、ディスク10の情報
記録面に入射する光ビームの集束状態が適正に維持され
るとともに、光ビームのディスク10の情報記録面にお
ける入射位置(情報読取位置)が記録トラック上に適正
に維持される状態が、極めて安定に得られることにな
る。
【0048】また、動作制御ユニット30は、メモリ部
32におけるデコーダ31からのディジタル情報データ
DCPの取込みが行われない期間においては、メモリ部
32からのメモリ状態信号IMに応じて、ヘッド駆動部
38に供給されるヘッド用制御信号SHを、光学ヘッド
13のディスク10の半径方向における移動を停止させ
るものとなす。また、アドレス・デコーダ26からのア
ドレスデータDADを参照して、ディスク10の情報記
録面における光ビームによる情報読取位置をディスク1
0が1回転する毎に1記録トラック分だけ戻す、1トラ
ックジャンプ動作のためのものとされたトラックジャン
プ信号SJをスイッチ23に供給するとともに、スイッ
チ23に供給される選択制御信号CSを、動作制御ユニ
ット30からトラックジャンプ信号SJが送出されると
き、そのトラックジャンプ信号SJをトラッキング制御
駆動部25に供給する状態をとらせるものとなす。
【0049】さらに、斯かるもとでは、動作制御ユニッ
ト30は、レーザパワー制御部50に、光学ヘッド13
からディスク10の情報記録面に入射する光ビームのパ
ワーを低減させる状態をとらせるものとされた制御信号
CLを供給する。
【0050】それにより、メモリ部32におけるデコー
ダ31からのディジタル情報データDCPの取込みが行
われない期間にあっては、レーザパワー制御部50が、
動作制御ユニット30からの制御信号CLに応じて、光
学ヘッド13におけるレーザ駆動部42に、半導体レー
ザ41に供給する動作電力PLを低減されたものとなす
動作を行わせるレーザパワー制御信号CLPを供給す
る。それゆえ、光学ヘッド13においては、レーザ駆動
部42から半導体レーザ41に低減された動作電力PL
が供給され、半導体レーザ41から低減されたパワーの
レーザ光が発せられる状態がとられ、その結果、光学ヘ
ッド13からディスク10の情報記録面に入射する光ビ
ームのパワーが低減される。
【0051】斯かる際に読取信号処理部20から得られ
るフォーカスエラー信号SF及びトラッキングエラー信
号STは、光学ヘッド13からディスク10の情報記録
面に入射するパワーが低減された光ビームに基づいて形
成される、ディスク10からのパワーが低減された反射
光ビームに基づいて得られることになって、ゲインが低
減されたものとされる。従って、読取信号処理部20か
らのフォーカスエラー信号SFが供給されるフォーカス
制御駆動部22及び光ビーム制御機構14を含んで構成
されるフォーカスサーボ制御用のサーボ制御部によるフ
ォーカスサーボ制御が低減されたゲインをもって行わ
れ、さらに、読取信号処理部20からのトラッキングエ
ラー信号STがスイッチ23を通じて供給されるトラッ
キング制御駆動部25及び光ビーム制御機構14を含ん
で構成されるトラッキングサーボ制御用のサーボ制御部
により、トラッキングサーボ制御が低減されたゲインを
もって行われる。
【0052】このようにして、メモリ部32におけるデ
コーダ31からのディジタル情報データDCPの取込み
が行われない期間にあっては、光ビームのディスク10
の情報記録面における入射位置(情報読取位置)が、デ
ィスク10の情報記録面における記録トラックが形成す
る周回パターンのうちの1周分を繰り返して走査する状
態に置かれ、さらに、フォーカス制御駆動部22及び光
ビーム制御機構14を含んで構成されるフォーカスサー
ボ制御用のサーボ制御部により、フォーカスサーボ制御
が低減されたゲインをもって行われるとともに、トラッ
キング制御駆動部25及び光ビーム制御機構14を含ん
で構成されるトラッキングサーボ制御用のサーボ制御部
により、トラッキングサーボ制御が低減されたゲインを
もって行われることになる。その結果、ゲインが低減さ
れたフォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御
が行われるもとで、光学ヘッド13から、ディスク10
の情報記録面における記録トラックが形成する周回パタ
ーンのうちの1周分からの情報読取りが繰り返し行われ
て得られる読取出力信号SIが得られるとともに、フォ
ーカスサーボ制御についてのゲイン低減及びトラッキン
グサーボ制御についてのゲイン低減により、消費電力が
効果的に低減されることになる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る光学式ディスクプレーヤにあっては、情報再生処理
部において読取信号処理部から得られる読取情報信号に
所定の処理が施されて得られる信号の取込みが間欠的に
行われるにあたり、情報再生処理部における読取情報信
号に所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行わ
れない期間において、サーボ制御部によるトラッキング
サーボ制御のゲイン,フォーカスサーボ制御のゲイン、
もしくは、両者が低減せしめられ、それにより、消費電
力が低減されるので、光学ヘッド部からの光ビームがデ
ィスクに入射せしめられ、かつ、ゲインは低減される
が、一応、光学ヘッド部からディスクに入射せしめられ
る光ビームについてのトラッキングサーボ制御及びフォ
ーカスサーボ制御が行われる状態が維持されたもとで、
消費電力の低減が図られることになる。即ち、情報再生
処理部における読取情報信号に所定の処理が施されて得
られる信号の取込みが行われない期間に続いて到来す
る、情報再生処理部における読取情報信号に所定の処理
が施されて得られる信号の取込みが行われる期間におい
ては、光学ヘッド部から適正な光ビームがディスクに入
射せしめられ、その光ビームのディスクにおける入射位
置及び入射位置における集束状態が適正に維持される状
態に迅速に戻されることになる。
【0054】従って、情報再生処理部における読取情報
信号に所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行
われない期間において、消費電力の低減が効果的に図ら
れ、しかも、情報再生処理部における読取情報信号に所
定の処理が施されて得られる信号の取込みが行われる期
間において、適正な読取情報信号が迅速に得られないこ
とになる事態がまねかれないことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学式ディスクプレーヤの一例を
示すブロック接続図である。
【図2】本発明に係る光学式ディスクプレーヤの他の例
を示すブロック接続図である。
【図3】本発明に係る光学式ディスクプレーヤの例に用
いられる光学ヘッドの具体構成例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 ディスク 11 ディスク装着部 12 ディスク駆動モータ 13 光学ヘッド 14 光ビーム制御機構 15 ヘッド駆動機構 20 読取信号処理部 21,24 ゲイン制御部 22 フォーカス制御駆動部 23 スイッチ 25 トラッキング制御駆動部 26 アドレス・デコーダ 30 動作制御ユニット 31 デコーダ 32 メモリ部 33 データ伸長処理部 34 D/A変換部 36 操作ブロック 37 モータ駆動部 38 ヘッド駆動部 41 半導体レーザ 42 レーザ駆動部 44 ビームスプリッタ 45 対物レンズ 48 光検出器 50 レーザパワー制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクに光ビームを入射させるとともに
    該ディスクからの光ビームを検出して読取出力信号を得
    る情報読取動作を行う光学ヘッド部と、 該光学ヘッド部から得られる読取出力信号に基づいて、
    トラッキングエラー信号,フォーカスエラー信号及び読
    取情報信号を得る読取信号処理部と、 該読取信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処
    理が施されて得られる信号を取り込み、取り込まれた信
    号に基づいて情報再生を行う情報再生処理部と、 上記読取信号処理部から得られるトラッキングエラー信
    号及びフォーカスエラー信号に応じて、上記光学ヘッド
    部から上記ディスクに入射せしめられる光ビームについ
    てのトラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御
    を行うサーボ制御部と、 上記情報再生処理部に、上記読取信号処理部から得られ
    る読取情報信号に所定の処理が施されて得られる信号の
    取込みを間欠的に行わせるとともに、該情報再生処理部
    における上記読取信号処理部から得られる読取情報信号
    に所定の処理が施されて得られる信号の取込みが行われ
    ないとき、上記サーボ制御部によるトラッキングサーボ
    制御,フォーカスサーボ制御、もしくは、該トラッキン
    グサーボ制御及びフォーカスサーボ制御の両者のゲイン
    を低減させる動作制御部と、を備えて構成される光学式
    ディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】サーボ制御部が、トラッキングエラー信号
    に基づくトラッキング制御用駆動信号及びフォーカスエ
    ラー信号に基づくフォーカス制御用駆動信号が供給され
    て、光学ヘッド部からディスクに入射せしめられる光ビ
    ームの上記ディスクへの入射位置及び該入射位置におけ
    る集束状態を制御する制御機構と、少なくとも上記トラ
    ッキング制御用駆動信号及びフォーカス制御用駆動信号
    のうちの一方のレベルを変化させるゲイン制御部とを備
    えて構成され、動作制御部が、情報再生処理部における
    読取信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処理
    が施されて得られる信号の取込みが行われないとき、上
    記ゲイン制御部に上記トラッキング制御用駆動信号,フ
    ォーカス制御用駆動信号、もしくは、該トラッキング制
    御用駆動信号及びフォーカス制御用駆動信号の夫々のレ
    ベルを低減させる制御を行わせることを特徴とする請求
    項1記載の光学式ディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】サーボ制御部が備えるゲイン制御部が、少
    なくともトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー
    信号のうちの一方が供給されて、少なくとも上記トラッ
    キングエラー信号及びフォーカスエラー信号のうちの一
    方のレベルを変化させるものとされることを特徴とする
    請求項2記載の光学式ディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】動作制御部が、情報再生処理部における読
    取信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処理が
    施されて得られる信号の取込みが行われないとき、光学
    ヘッド部からディスクに入射せしめられる光ビームのパ
    ワーを低減させることを特徴とする請求項1記載の光学
    式ディスクプレーヤ。
  5. 【請求項5】光学ヘッド部が、ディスクに入射せしめら
    れる光ビームを形成するレーザ光を発するレーザ光源を
    備えて構成され、動作制御部が、情報再生処理部におけ
    る読取信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処
    理が施されて得られる信号の取込みが行われないとき、
    上記光学ヘッド部が備えるレーザ光源から発せられるレ
    ーザ光のパワーを低減させることを特徴とする請求項4
    記載の光学式ディスクプレーヤ。
  6. 【請求項6】動作制御部が、情報再生処理部における読
    取信号処理部から得られる読取情報信号に所定の処理が
    施されて得られる信号の取込みが行われないとき、上記
    光学ヘッド部が備えるレーザ光源に供給される動作電力
    を低減させることを特徴とする請求項5記載の光学式デ
    ィスクプレーヤ。
  7. 【請求項7】情報再生処理部が、読取信号処理部から得
    られる読取情報信号からディジタル情報データを得るデ
    コーダ部,該デコーダ部から得られるディジタル情報デ
    ータの取込み及び取出しが行われるメモリ部及び該メモ
    リ部から取り出されたディジタル情報データに基づいて
    再生情報を得るディジタル情報データ処理部を備えて構
    成され、動作制御部により、上記メモリ部における上記
    デコーダ部から得られるディジタル情報データの取込み
    が間欠的に行われるものとされることを特徴とする請求
    項1記載の光学式ディスクプレーヤ。
  8. 【請求項8】情報再生処理部においてデコーダ部から得
    られてメモリ部に取り込まれるディジタル情報データが
    データ圧縮が施されたディジタルデータとされ、ディジ
    タル情報データ処理部が、メモリ部から取り出されたデ
    ィジタル情報データに対してデータ伸長を施すデータ伸
    長処理部を含むことを特徴とする請求項7記載の光学式
    ディスクプレーヤ。
JP6208395A 1994-09-01 1994-09-01 光学式ディスクプレーヤ Pending JPH0877575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6208395A JPH0877575A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光学式ディスクプレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6208395A JPH0877575A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光学式ディスクプレーヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0877575A true JPH0877575A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16555552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6208395A Pending JPH0877575A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光学式ディスクプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0877575A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109770A (ja) * 1996-05-22 2002-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスクシステム
KR100492982B1 (ko) * 1997-06-16 2005-08-24 삼성전자주식회사 전력소모를줄이기위한dvd서보아나로그입력단회로

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109770A (ja) * 1996-05-22 2002-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスクシステム
KR100492982B1 (ko) * 1997-06-16 2005-08-24 삼성전자주식회사 전력소모를줄이기위한dvd서보아나로그입력단회로

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6496456B2 (en) Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
US6310848B1 (en) Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
KR100271569B1 (ko) 편심억압서보방법및이를이용한서보장치
KR19980087446A (ko) 디스크 기록 및/또는 재생 장치와 그 구동 제어 회로
US6493293B1 (en) Disc controlling apparatus for displaying the status of playback information
JPH0877575A (ja) 光学式ディスクプレーヤ
JPH09320194A (ja) 複合機器
JP3922385B2 (ja) ディスク再生装置及び情報再生装置
JP3239480B2 (ja) 記録方式及び記録再生方式
JPH11238314A (ja) ディスク記録媒体からのデータ読み出し装置
US7085205B1 (en) Recording and/or reproducing apparatus
US5173887A (en) Disk player pickup control system
JP2822585B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3157497B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3064707B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP2942071B2 (ja) ディスクプレーヤー装置
JPH0591477A (ja) ビデオテープレコーダーの変速再生方法及びその装置
JP3291452B2 (ja) ディスクプレーヤーの信号記録制御回路
JPH07262691A (ja) ディスクとその記録または再生方法
JP2850478B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3791070B2 (ja) 光ディスク再生装置及びディスク状記録媒体再生装置
JP2615907B2 (ja) 光学式ディスク再生装置
JP3651803B2 (ja) 記録再生装置
JP3436257B2 (ja) データ記録方法及びデータ記録装置、データ再生方法及びデータ再生装置
JPH0765507A (ja) ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置