JPH0876877A - 異常発振検出回路 - Google Patents

異常発振検出回路

Info

Publication number
JPH0876877A
JPH0876877A JP6212926A JP21292694A JPH0876877A JP H0876877 A JPH0876877 A JP H0876877A JP 6212926 A JP6212926 A JP 6212926A JP 21292694 A JP21292694 A JP 21292694A JP H0876877 A JPH0876877 A JP H0876877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
oscillation
count value
counter
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6212926A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasukuni Inagaki
靖訓 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP6212926A priority Critical patent/JPH0876877A/ja
Priority to US08/523,602 priority patent/US5657361A/en
Publication of JPH0876877A publication Critical patent/JPH0876877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microcomputers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】発振周波数を変更したクロックにおける発振周
波数の異常を検出することができ、また多数の発振周波
数に対応できる異常発振検出回路を提供する。 【構成】異常発振検出回路は、基準発振回路部1とカウ
ンタ2と記憶回路部3と比較回路部4とから構成されて
いる。基準発振回路部は、予め設定された発振周波数の
基準クロック信号CLK1を生成し出力する。カウンタ2
は、基準発振回路部1から出力される基準クロック信号
CLK1をカウントし、その時々のカウント値N1を出力する
とともに、クロックCLK を入力し、そのクロックCLK に
基づいてカウント値N1をクリアする。記憶回路部3に
は、予め設定され、クロックCLK の発振周波数に応じた
規定値が記憶されている。そして、比較回路部4は、カ
ウンタ2から出力されるカウント値N1と、記憶回路部3
に記憶されている規定値とを比較し、その比較結果に基
づいた検出信号ERR を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に設
けられた異常発振検出回路に係り、詳しくは半導体集積
回路装置を動作させるシステムクロックの周波数異常を
検出する異常発振検出回路に関するものである。
【0002】近年、半導体集積回路装置、例えばマイク
ロコントローラのシステムにおいては、システムクロッ
クに基づいて動作するようになっている。また、システ
ムクロックの発振周波数を変更してシステムを動作させ
る要望がある。しかしながら、システムクロックの周波
数異常は、システムの誤動作につながることから、発振
周波数を変更してもシステムクロックの周波数異常を確
実に検出することが可能な発振異常検出回路が要求され
ている。
【0003】
【従来の技術】一般に、マイクロコントローラ等の半導
体集積回路装置においては、その内部回路や、マイクロ
コントローラに接続された様々な周辺装置を動作させる
ためにシステムクロックが用いられている。システムク
ロックは、マイクロコントローラに内蔵された発振回路
により生成され、周辺装置に供給されるようになってい
る。システムクロックは、マイクロコントローラに専用
のLSIを接続し、そのLSIにより生成されマイクロ
コントローラ等に供給されるようになっているものもあ
る。
【0004】マイクロコントローラに内蔵された発振回
路の場合、その発振回路には、外部端子を介して水晶振
動子やコンデンサ等が接続される。そして、発振回路
は、接続された水晶振動子により定まる周波数のシステ
ムクロックを生成し、内部回路や周辺装置へ供給するこ
とができるようになっている。
【0005】ところで、水晶振動子等が結露したり、水
晶振動子が接続された外部端子に異物等が付着したりす
る場合がある。その異物等は、水晶振動子等を接続した
発振回路に対して容量になることから、その発振回路に
より生成されるシステムクロックの発振周波数が変化す
ることになる。
【0006】システムクロックの発振周波数が変化する
と、その発振周波数に基づいて周辺装置を制御する制御
プログラムが誤動作を起こしたりする場合がある。ま
た、発振周波数の変化により内部回路の動作タイミング
がずれるので、周辺装置を制御するため出力信号のレベ
ルが変化しなくなって周辺装置が動作しなくなる場合が
ある。そのため、マイクロコントローラには、システム
クロックの発振周波数の異常を検出する異常発振検出回
路が設けられたものがある。異常発振検出回路には、シ
ステムクロックをカウントするカウンタが設けられてい
る。カウンタは、システムクロックをカウントし、その
カウント値が予め設定された規定値以上になると、リセ
ット信号を出力するようになっている。内部回路や周辺
装置は、リセット信号を入力すると、出力信号のレベル
は、動作を初期化するリセットを行なうようになってい
る。また、カウンタは、所定の時間間隔毎にカウント値
をクリアするようになっており、その時間間隔は、カウ
ンタが正常な発振周波数のシステムクロックをカウント
するカウント値が規定値を越えないように設定されてい
る。
【0007】従って、カウンタが正常な発振周波数のシ
ステムクロックをカウントする場合、そのカウント値は
所定の時間間隔毎にクリアされるので、カウンタからリ
セット信号が出力されることはない。一方、システムク
ロックの発振周波数が高くなる上昇異常が発生すると、
カウント値は、所定の時間間隔内に規定値を越えること
になる。すると、カウンタは、カウント値が規定値を越
えるので、リセット信号を出力し、内部回路等をリセッ
トするようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロコ
ントローラやその周辺装置は、様々な用途の製品を制御
するために用いられている。それらの製品は、制御する
間隔(タイミング)が異なるので、システムクロックの
発振周波数を変更し、その変更されたシステムクロック
に基づいて処理を行なうようになっている。
【0009】また、製品を動作させる場合において、シ
ステムクロックの発振周波数を変更する場合がある。即
ち、内部回路等は、システムクロックに基づいて動作し
ている。従って、スタンバイ状態のときには、システム
クロックを遅くして内部回路等をゆっくりと動作させ、
アクティブ状態のときには、システムクロックを速くし
て内部回路等を素早く動作させることができる。その結
果、スタンバイ状態のときには、マイクロコントローラ
の電源電圧を低下させることができ、消費電力を低下さ
せることができる。
【0010】そして、システムクロックの発振周波数を
変更するには、外部に接続する水晶振動子を2系統もた
せて内部で切り換えたり、外部LSIからのクロック入
力周波数を変更したりすることにより行なうことができ
るようになっている。そして、システムクロックの発振
周波数を変更すると、その変更された発振周波数のシス
テムクロックにおいて異常が発生した場合の周波数も変
化することになる。
【0011】しかしながら、カウンタの規定値や、カウ
ント値をクリアする時間間隔は固定となっている。その
ため、発振周波数が異常となったシステムクロックのカ
ウント値は、正常な発振周波数のシステムクロックのカ
ウント値よりも小さくなる場合がある。すると、カウン
ト値は、所定の時間間隔で規定値を越えずに、所定の時
間間隔毎にクリアされてしまう。その結果、カウンタか
らリセット信号が出力されないので、発振周波数が異常
なシステムクロックにより内部回路等が誤動作してしま
うという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は発振周波数を変更したク
ロックにおける発振周波数の異常を検出することがで
き、また多数の発振周波数に対応できる異常発振検出回
路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。異常発振検出回路は、基準発振回路部1とカ
ウンタ2と記憶回路部3と比較回路部4とから構成され
ている。基準発振回路部1は、予め設定された発振周波
数の基準クロック信号CLK1を生成し出力する。カウンタ
2は、基準発振回路部1から出力される基準クロック信
号CLK1をカウントし、その時々のカウント値N1を出力す
るとともに、前記クロックCLK を入力し、そのクロック
CLK に基づいてカウント値N1をクリアする。
【0014】記憶回路部3には、予め設定され、クロッ
クCLK の発振周波数に応じた規定値が記憶されている。
そして、比較回路部4は、カウンタ2から出力されるカ
ウント値N1と、記憶回路部3に記憶されている規定値と
を比較し、その比較結果に基づいた検出信号ERR を出力
する。
【0015】
【作用】従って、本発明によれば、クロックCLK の発振
周波数が変更されると、その発振周波数に応じて記憶回
路部3に記憶される規定値が変更される。そして、クロ
ックCLK の発振周波数が異常になると、基準クロック信
号CLK1をカウントするカウンタ2のカウント値N1がクリ
アされず、カウントされる。そして、そのカウント値N1
と記憶回路部3に記憶された規定値とが一致すると、比
較回路4は、その比較結果に基づいた検出信号ERR を出
力する。その結果、種々の発振周波数のクロックCLK の
異常発振を検出することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2〜
図9に従って説明する。図2は、マイクロコントローラ
の一部回路図である。
【0017】マイクロコントローラ10には、発振回路
11が設けられている。発振回路11は並列に接続され
た抵抗11aとインバータ回路11bとから構成され、
マイクロコントローラ10の外部端子T1,T2に接続
されている。その外部端子T1,T2間には、水晶振動
子XTL が接続されている。また、外部端子T1,T2に
は、コンデンサC1,C2の一端がそれぞれ接続され、
コンデンサC1,C2の他端は接地されている。そし
て、発振回路11と外部接続された水晶振動子XTL とに
より定まる発振周波数のクロックとしてのシステムクロ
ックCLK を生成する。そのシステムクロックCLK は、発
振回路11に接続されたインバータ回路12を介して図
示しない内部回路へ出力される。内部回路は、システム
クロックCLK を入力し、その入力したシステムクロック
CLK に基づいたタイミングで動作するようになってい
る。また、システムクロックCLK は、エッジ検出回路1
3へ出力される。
【0018】エッジ検出回路13は、図5に示すよう
に、直列接続された奇数段(本実施例では5段)のイン
バータ回路よりなる遅延回路13aと、アンド回路13
bとから構成されている。エッジ検出回路13は、シス
テムクロックCLK を入力し、そのシステムクロックCLK
がLレベルからHレベルへの立ち上がりを検出する。そ
して、エッジ検出回路13は、検出した立ち上がりから
所定の時間だけHレベルとなるパルス信号CLK1を生成
し、出力するようになっている。そのパルス信号CLK1
は、カウンタ14に入力される。尚、パルス信号CLK1の
Hレベルとなる時間は、遅延回路13aのインバータ回
路の段数により設定されている。
【0019】また、マイクロコントローラ10には、基
準発振回路部としての基準発振回路15が設けられてい
る。基準発振回路15は、リング型発振回路であって、
図6に示すように、発振回路部15aと周波数設定部1
5bとから構成されている。発振回路部15aには、直
列に接続されたインバータ回路31〜38とナンド回路
39とが設けられている。インバータ回路31の出力端
子は、ナンド回路38の入力端子の一方に接続され、ナ
ンド回路38の他方の入力端子には、発振許可信号EN
が入力されている。そして、発振回路部15aは、Hレ
ベルの発振許可信号ENを入力すると、インバータ回路
31〜38とナンド回路39により定まる周波数の基準
クロック信号CLK2を生成、出力するようになっている。
【0020】インバータ回路33の入力端子とインバー
タ回路38の出力端子とは、トランスファゲート40を
介して接続されている。また、インバータ回路34の入
力端子とインバータ回路37の出力端子とは、トランス
ファゲート41を介して接続されている。更に、インバ
ータ回路35,36は、トランスファゲート42を介し
て接続されている。更に、インバータ回路34の出力端
子とインバータ回路33の入力端子との間にはトランス
ファゲート47が接続され、インバータ回路35の出力
端子とインバータ回路34の入力端子との間にはトラン
スファゲート47が接続されている。
【0021】各トランスファゲート40〜42,47,
48は、PチャネルMOSトランジスタ(以下、PMO
Sトランジスタという)とNチャネルMOSトランジス
タ(以下、NMOSトランジスタという)とから構成さ
れている。各トランスファゲート40〜42は、周波数
設定部15bによりいずれか1つのトランスファゲート
がオンに制御され、他のトランスファゲートはオフに制
御されるようになっている。また、トランスファゲート
47,48は、周波数設定部15bによりいずれか一方
のトランスファゲートがオンに、他方のトランスファゲ
ートはオフに制御されるようになっている。
【0022】例えば、トランスファゲート41,47が
オン、トランスファゲート40,42,48がオフの場
合、トランスファゲート41によりインバータ回路3
4,37間が接続され、インバータ回路31〜34,3
7,38とナンド回路39によりリング発振回路が構成
される。そして、インバータ回路31〜33,37,3
8とナンド回路39により定まる周波数の基準クロック
信号CLK2を生成、出力することができる。即ち、トラン
スファゲート40〜42,47,48を選択してオンに
することにより、基準クロック信号CLK2の発振周波数を
変更することができる。
【0023】周波数設定部15bは、周波数選択回路4
3とインバータ回路44〜46とから構成されている。
周波数選択回路43は周波数記憶回路部であって、例え
ばフリップフロップにより構成され、選択する周波数の
データを記憶し、その記憶したデータに基づいて選択信
号A1〜A3のうちのいずれか1つをHレベルにして出
力するようになっている。
【0024】選択信号A1は、トランスファゲート40
を構成するNMOSトランジスタのゲートに入力される
とともにインバータ回路44を介してPMOSトランジ
スタのゲートに入力される。従って、トランスファゲー
ト40は、Hレベルの選択信号A1を入力するとオンと
なる。同様に、選択信号A2は、トランスファゲート4
1を構成するNMOSトランジスタのゲートに入力され
るとともにインバータ回路45を介してPMOSトラン
ジスタのゲートに入力され、Hレベルの選択信号A2に
よりトランスファゲート41がオンとなる。また、選択
信号A3はトランスファゲート42を構成するNMOS
トランジスタのゲートに入力されるとともにインバータ
回路46を介してPMOSトランジスタのゲートに入力
され、Hレベルの選択信号A3によりトランスファゲー
ト42がオンとなるようになっている。
【0025】また、選択信号A1は、トランスファゲー
ト47を構成するPMOSトランジスタのゲートに入力
されるとともにインバータ回路44を介してNMOSト
ランジスタのゲートに入力される。従って、トランスフ
ァゲート47は、Hレベルの選択信号A1を入力すると
オフとなる。同様に、選択信号A2は、トランスファゲ
ート48を構成するPMOSトランジスタのゲートに入
力されるとともにインバータ回路45を介してPMOS
トランジスタのゲートに入力され、Hレベルの選択信号
A2によりトランスファゲート48がオフとなる。
【0026】そして、周波数選択回路43は、選択する
周波数のデータを内部回路(図示せず)から入力し、記
憶するようになっている。即ち、内部回路は、そのマイ
クロコントローラ10が使用される目的によって選択す
べき周波数のデータを周波数選択回路43に出力する。
周波数選択回路43は、内部回路からの周波数のデータ
を記憶し、そのデータに基づいてトランスファゲート4
0〜42,47,48をオン・オフ制御する。従って、
発振回路部15aから選択すべき周波数のデータに応じ
た基準クロック信号CLK2が出力されるようになってい
る。その基準クロック信号CLK2は、カウンタ14に入力
される。
【0027】カウンタ14は、システムクロックCLK の
発振周波数の低下異常検出用カウンタであって、例えば
図7に示すように、複数(本実施例では3個)のフリッ
プフロップ51〜53により構成されている。各フリッ
プフロップ51〜53は基準クロック信号CLK2を入力
し、その基準クロック信号CLK2のカウントに応じてカウ
ント値N1を示す3ビットの信号Q1〜Q3を出力す
る。また、各フリップフロップ51〜53は、エッジ検
出回路13により生成されたパルス信号CLK1をそれぞれ
入力し、カウント値N1をクリア、即ち、Lレベルの信
号Q1〜Q3を出力するようになっている。
【0028】即ち、カウンタ14は、基準クロック信号
CLK2のカウント値N1に応じた信号Q1〜Q3を出力
し、Hレベルのパルス信号CLK1を入力すると、Lレベル
の信号Q1〜Q3を出力するようになっている。信号Q
1〜Q3は、第1の比較回路部としての比較回路16
と、比較回路17とに入力される。
【0029】比較回路16は、図8に示すように、第1
の規定値記憶回路部としてのレジスタ16aと排他的ノ
ア回路55〜57とアンド回路58とから構成されてい
る。レジスタ16aは、例えばフリップフロップにより
構成された記憶回路部であって、内部回路により設定さ
れる規定値を記憶するようになっている。そして、比較
回路16は、カウンタ14から入力した信号Q1〜Q
3、即ちカウント値N1とレジスタ16aに記憶された
規定値とを比較し、その比較結果に基づいて検出信号E
1を出力するようになっている。
【0030】即ち、カウント値N1と規定値とが等しい
場合、比較回路16は、Hレベルの検出信号E1を出力
する。一方、カウント値N1と規定値とが一致しない場
合、比較回路16は、Lレベルの検出信号E1を出力す
るようになっている。
【0031】比較回路17は、カウンタ14から入力し
たカウント値N1と「0」とを比較する回路であって、
例えば多入力のノア回路により構成されている。そし
て、比較回路17は、カウント値N1が「0」の場合に
はHレベルの信号S1を、カウント値N1が「0」でな
い場合にはLレベルの信号S1を出力するようになって
いる。
【0032】図2に示すように、比較回路17から出力
された信号S1は、インバータ回路18を介してアンド
回路19に入力されるとともに、アンド回路20に入力
される。アンド回路19,20は、共に基準クロック信
号CLK2を入力している。アンド回路19の出力端子はカ
ウンタ21のクリア入力端子CLR に接続され、アンド回
路20の出力端子はカウンタ21のクロック入力端子CK
に接続されている。そして、アンド回路19は、信号S
1がLレベルのとき、即ちカウント値N1が「0」と一致
しない場合に入力した基準クロック信号CLK2をカウンタ
21のクリア入力端子CLR へ出力する。アンド回路20
は、信号S1がHレベルのとき、即ちカウント値N1が
「0」と一致する場合に入力した基準クロック信号CLK2
をカウンタ21のクロック入力端子CKへ出力するように
なっている。
【0033】カウンタ21には、第2のカウンタとして
のカウンタ部21aと、第2の規定値記憶回路部として
のレジスタ21bと、第2の比較回路部としての比較回
路部21cとが設けられている。カウンタ部21aは、
システムクロックCLK の発振周波数の上昇異常検出用カ
ウンタであって、例えば図9に示すようにフリップフロ
ップ61〜63により構成されている。カウンタ部21
aは、基準クロック信号CLK2をカウントし、そのカウン
ト値N2に応じた信号Q11〜Q13を比較回路部21cへ
出力する。一方、レジスタ21bには、記憶回路部であ
って、内部回路により設定された規定値が記憶されてい
る。比較回路部21cは、第2の比較回路部であって、
排他的ノア回路64〜66,アンド回路67により構成
されている。比較回路部21cは、信号Q11〜Q13、即
ちカウント値N2とレジスタ21bに記憶された規定値
とを比較する。そして、比較回路部21cは、カウント
値N2と規定値とが一致する場合にはHレベルの検出信
号E2を、一致しない場合にはLレベルの検出信号E2
を出力するようになっている。
【0034】比較回路16から出力される検出信号E1
と、カウンタ21から出力される検出信号E2は、オア
回路22に入力される。オア回路22は、検出信号E
1,E2の論理和となる検出信号ERを出力するように
なっている。
【0035】検出信号ERは、外部端子T3を介してマ
イクロコントローラ10の外部へ出力される。また、検
出信号ERは、オア回路23の一方の入力端子に入力さ
れる。オア回路23の他方の入力端子は外部端子T4に
接続されてマイクロコントローラ10の外部から外部リ
セット信号RST が入力されている。オア回路23は、検
出信号ERと外部リセット信号RST とを入力し、論理和
をとった内部リセット信号RST1を生成し内部回路へ出力
する。内部回路は内部リセット信号RST1を入力すると、
リセット(初期化)するようになっている。
【0036】更に、検出信号ERは、インバータ回路2
4を介してアンド回路25の一方の入力端子に入力され
ている。アンド回路25の他方の入力端子には、内部回
路から発振許可信号ENを入力している。そして、アン
ド回路25は、インバータ回路24を介した検出信号E
Rと発振許可信号ENとを入力し、発振許可信号EN1を
生成し基準発振回路15へ出力する。前記したように、
基準発振回路15は、Hレベルの発振許可信号EN1 を入
力すると基準クロック信号CLK2を生成して出力し、Lレ
ベルの発振許可信号EN1 を入力すると発振を停止するよ
うになっている。即ち、基準発振回路15の発振が停止
されると、その基準発振回路15が駆動されない分マイ
クロコントローラ10の消費電力が低減されるわけであ
る。
【0037】尚、外部端子T4を介して入力された外部
リセット信号RST は、カウンタ14,21、比較回路1
6にも入力されるようになっている。カウンタ14,2
1は、外部リセット信号RST を入力すると、カウント値
をクリアするようになっている。そして、カウンタ21
に設けられたレジスタ21bは、外部リセット信号RST
を入力すると規定値をクリア、即ち「0」に設定する。
同様に、比較回路16に設けられたレジスタ16aは、
外部リセット信号RST を入力すると規定値をクリア、即
ち「0」に設定するようになっている。また、比較回路
16,カウンタ21は、外部リセット信号RST を入力す
ると、Lレベルの検出信号E1,E2をそれぞれ出力す
るようになっている。
【0038】次に、上記のように構成されたマイクロコ
ントローラの作用を図3,図4に従って説明する。マイ
クロコントローラ10に駆動電源が供給されると、発振
回路11は、外部接続された水晶発振子XTL に基づいて
システムクロックCLK を生成し出力する。内部回路は、
システムクロックCLK を入力し、そのシステムクロック
に基づいて動作を開始する。内部回路は動作を開始する
と、比較回路16のレジスタ16aに予め設定された規
定値(本実施例では「5」)を設定する。また、内部回
路は、カウンタ21のレジスタ21bに予め設定された
規定値(本実施例では「5」)を設定する。
【0039】更に、内部回路は、基準発振回路15の周
波数選択回路43へ選択すべき周波数のデータを設定す
る。周波数選択回路43は、そのデータに基づいてトラ
ンスファゲート41をオンに制御し、トランスファ4
0,42をオフに制御する。そして、基準発振回路15
は、内部回路からのHレベルの発振許可信号EN1 を入力
し、基準クロック信号CLK2を生成し出力する。尚、説明
を簡単にするために、図3に示すように、基準クロック
信号CLK2の発振周波数は、システムクロックCLKの発振
周波数の2倍とする。
【0040】一方、エッジ検出回路13は、システムク
ロックCLK を入力し、図3に示すように、入力したシス
テムクロックCLK の立ち上がりに基づいたパルス信号CL
K1を生成し、カウンタ14へ出力する。カウンタ14
は、基準クロック信号CLK2を入力し、その基準クロック
信号CLK2をカウントする。また、カウンタ14は、パル
ス信号CLK1を入力し、そのパルス信号CLK1に基づいてカ
ウント値N1をクリアする。そして、カウンタ14は、
そのカウント値N1を比較回路16と比較回路17へ出
力する。
【0041】このとき、基準クロック信号CLK2の発振周
波数は、システムクロックCLK の発振周波数の2倍であ
る。従って、カウンタ14は、基準クロック信号CLK2を
カウントしたカウント値が「2」になると、入力したパ
ルス信号CLK1によりそのカウント値がクリアされて
「0」となる。即ち、システムクロックCLK の発振周波
数が正常である場合、カウンタのカウント値は「0」又
は「1」となる。
【0042】比較回路16は、入力したカウント値とレ
ジスタ16aに記憶された規定値とを比較する。このと
き、カウント値N1は「0」又は「1」であって、規定
値は「5」であるので、カウント値N1と規定値とが一
致しない。従って、比較回路16は、カウント値N1と
規定値とが一致しないので、Lレベルの検出信号E1を
出力する。
【0043】比較回路17は、カウンタ14からのカウ
ント値を入力し、そのカウント値が「0」の場合にはH
レベルの信号S1を、「1」の場合にはLレベルの信号
S1を出力する。カウンタ21は、信号S1がHレベ
ル、即ちカウンタ14のカウント値が「0」の場合、ク
ロック入力端子CKに基準クロック信号CLK2を入力する。
その結果、カウンタ21は、基準クロック信号CLK2をカ
ウントする。一方、カウンタ21は、信号S1がLレベ
ル、即ちカウンタ14のカウント値が「0」でない場
合、クリア入力端子CLR に基準クロック信号CLK2を入力
する。その結果、カウンタ21のカウント値N2はクリ
ア、即ち「0」となる。
【0044】カウンタ21の比較回路21cは、カウン
ト値N2とレジスタ21bの規定値とを比較する。この
とき、カウント値N2は、カウント値N1が「0」又は
「1」であるので、カウント値N1が「1」のときにク
リア、即ち「0」となり、カウント値N1が「0」のと
きに基準クロック信号CLK2をカウントして「1」とな
る。従って、システムクロックCLK が正常な周波数で発
振している場合、カウント値N1と同様にカウント値N
2も「0」又は「1」となる。このとき、レジスタ21
bに記憶された規定値は「5」であるので、カウント値
N2と規定値とは一致しない。従って、比較回路21
は、カウント値N2と規定値とが一致しないので、Lレ
ベルの検出信号E2を出力する。
【0045】オア回路22は、共にLレベルの検出信号
E1,E2を入力し、Lレベルの検出信号ERを外部端
子T3を介して出力するとともに、発振回路11,15
へ出力する。発振回路11,15は、検出信号ERがL
レベルであるので、クロック信号CLK ,CLK2の発振を継
続する。
【0046】システムクロックCLK の発振が停止、又は
発振周波数が低下した場合、そのシステムクロックCLK
は、エッジ検出回路13に入力され、パルス信号CLK1が
生成される。このとき、パルス信号CLK1のパルス間隔
は、システムクロックCLK の発振周波数が低くなってい
るので、正常なパルス間隔に比べて長くなる(発振が停
止した場合、システムクロックCLK の立ち上がりを検出
することができないので、パルスは生成されずにHレベ
ル又はLレベルのままとなる)。このパルス信号CLK1
は、カウンタ14のクリア入力端子CLR に入力される。
【0047】カウンタ14は、基準クロック信号CLK2を
カウントする。このとき、パルス信号CLK1のパルス間隔
は、長くなっているので、クリアされる前にそのカウン
ト値N1が「5」になる。すると、カウント値N1とレ
ジスタ16aの規定値とが等しくなるので、比較回路1
6は、Hレベルの検出信号E1を出力する。その検出信
号E1は、オア回路22を介してHレベルの検出信号E
Rとして発振回路11に入力される。発振回路11はH
レベルの検出信号ERを入力し、システムクロックCLK
の発振を停止する。
【0048】また、検出信号ERは、外部端子T3を介
してマイクロコントローラ10の外部へ検出信号ERと
して出力される。この外部端子T3を介して出力された
検出信号ERに基づいて発振回路11から出力されるシ
ステムクロックCLK の周波数が異常であるのを確認する
ことができる。
【0049】更に、Hレベルの検出信号ERは、オア回
路23を介してHレベルの内部リセット信号RST1として
内部回路へ出力される。内部回路は、Hレベルの内部リ
セット信号RST1に基づいて周辺装置を制御する出力レベ
ルをリセットする。
【0050】更にまた、Hレベルの検出信号ERは、イ
ンバータ回路24を介してアンド回路25に入力され
る。すると、アンド回路25は、Lレベルの発振許可信
号EN1を出力する。基準発振回路15は、Lレベルの発
振許可信号EN1 を入力すると、基準クロック信号CLK2の
発振を停止する。
【0051】一方、システムクロックCLK の発振周波数
が正常な周波数から上昇した場合、図4に示すように、
エッジ検出回路13により生成されるパルス信号CLK1の
パルスが発生する間隔は、正常なパルス間隔に比べて短
くなる。また、このパルス信号CLK1のパルスが発生する
間隔は、基準クロック信号CLK2のパルスの間隔よりも短
くなる。その結果、カウンタ14のカウント値N1は、
カウントするよりも速くクリアされるので、「0」のま
まとなる。従って、カウント値N1と規定値が一致する
ことがないので、比較回路16はLレベルの検出信号E
1を出力する。
【0052】一方、比較回路17は、入力したカウント
値N1が「0」であるので、Lレベルの信号S1を出力
する。その結果、カウンタ21は、そのクリア入力端子
CLRにLレベルの信号を、クロック入力端子CKに基準ク
ロック信号CLK2を入力することになる。そして、カウン
タ21は、基準クロック信号CLK2をカウントし、比較回
路21cは、そのカウント値N2とレジスタ21bに記
憶された規定値とを比較する。そして、カウント値N2
が「5」になり規定値である「5」と等しくなると、比
較回路21は、Hレベルの検出信号E1を出力する。そ
の検出信号E1は、オア回路22を介してHレベルの検
出信号ERとして発振回路11に入力される。発振回路
11はHレベルの検出信号ERを入力すると、システム
クロックCLK の発振を停止する。
【0053】また、検出信号ERは、外部端子T3を介
してマイクロコントローラ10の外部へ検出信号ERと
して出力される。この外部端子T3を介して出力された
検出信号ERに基づいて発振回路11から出力されるシ
ステムクロックCLK の周波数が異常であるのを確認する
ことができる。
【0054】更に、Hレベルの検出信号ERは、オア回
路23を介してHレベルの内部リセット信号RST1として
内部回路へ出力される。内部回路は、Hレベルの内部リ
セット信号RST1に基づいて周辺装置を制御する出力レベ
ルをリセットする。
【0055】更にまた、Hレベルの検出信号ERは、イ
ンバータ回路24を介してアンド回路25に入力され
る。すると、アンド回路25は、Lレベルの発振許可信
号EN1を出力する。基準発振回路15は、Lレベルの発
振許可信号EN1 を入力すると、基準クロック信号CLK2の
発振を停止する。
【0056】システムクロックCLK の発振周波数を変更
した場合、カウンタ16,21の規定値の変更と、基準
発振回路15の基準クロック信号CLK2の発振周波数の変
更とのうちの少なくとも一方を変更することによりシス
テムクロックCLK の異常発振を検出することができる。
例えば、発振周波数を高くしたシステムクロックCLKに
対して上記した場合と同様に、その発振周波数が低下す
る異常が発生したとする。その異常発振のシステムクロ
ックCLK に基づいて生成されるパルス信号CLK1のパルス
間隔が、カウンタ14が基準クロック信号CLK2をカウン
トするカウント値N1が「5」となるよりも短くなる(
例えば「4」でクリアされる) 場合がある。すると、異
常発振が発生してもカウント値N1と規定値とは一致し
ないので、比較回路16は、Hレベルの検出信号E1を
出力しないので、発振回路11,15は、発振を停止す
ることがなく、システムは暴走する可能性がある。
【0057】ここで、レジスタ16aの規定値を「3」
に設定すれば、カウント値N1と規定値とが一致するよ
うになる。すると、比較回路16は、カウント値N1と
規定値とが一致するので、Hレベルの検出信号E1を出
力する。内部回路は、そのHレベルの検出信号E1に基
づいてリセットするので、システムの暴走を抑えること
ができる。
【0058】また、基準発振回路15により生成される
基準クロック信号CLK2の発振周波数を変更すると、カウ
ンタ14によりカウントされるカウント値N1が大きく
なる。すると、前記と同様に発振周波数を高くしたシス
テムクロックCLK において異常発振が発生した場合にお
いて、そのシステムクロックCLK に基づいて生成される
パルス信号CLK1によりカウント値N1が「5」よりも大
きい場合にリセットされるようになる。すると、比較回
路16は、カウント値N1と規定値とが一致するので、
Hレベルの検出信号E1を出力する。その結果、システ
ムクロックCLKの異常発振を検出することができる。
【0059】逆に、システムクロックCLK の発振周波数
を低くした場合においては、レジスタ16aの規定値を
大きく設定することにより、同様に低下異常発振を検出
することが可能となる。また、基準クロック信号CLK2の
発振周波数を低くすることにより、同様に低下異常発振
を検出することが可能となる。
【0060】また、発振周波数を変更したシステムクロ
ックCLK において、カウンタ21のレジスタ21bの規
定値を変更することにより、システムクロックCLK に上
昇異常発振が発生した場合においても、同様に異常発振
を検出することが可能となる。
【0061】このように、本実施例では、カウンタ14
を設け、基準発振回路15により生成された基準クロッ
ク信号CLK2をカウントし、そのカウント値N1を出力す
る。また、カウンタ14は、発振回路11から出力され
るシステムクロックCLK に基づいて生成されたパルス信
号CLK2によりそのカウント値N1をクリアするようにし
た。基準発振回路15は、内部回路から設定されたデー
タに基づいて基準クロック信号CLK の発振周波数を選択
する。比較回路16は、カウンタ14から出力されるカ
ウント値N1を入力し、そのカウント値N1とレジスタ
16aに記憶された規定値とを比較する。比較回路16
は、カウント値N1と規定値が一致しない場合にはLレ
ベルの検出信号E1を、一致する場合にはHレベルの検
出信号E1を出力するようにした。
【0062】システムクロックCLK の発振周波数を変更
した場合には、基準発振回路15の基準クロック信号CL
K2の発振周波数を変更するか、又はレジスタ16aに記
憶された規定値を変更する。そして、変更した基準クロ
ック信号CLK2、又は変更した規定値によりシステムクロ
ックCLK の発振周波数の異常を検出するようにした。そ
の結果、システムクロックCLK の発振周波数を変更した
場合においても、そのシステムクロックCLK の異常発振
を検出することができる。
【0063】また、システムクロックCLK の発振周波数
が上昇異常を起こしてカウンタ14のカウント値N1が
「0」の場合、カウンタ21により基準クロック信号CL
K2をカウントし、そのカウント値N2とレジスタ21b
に記憶された規定値とを比較するようにした。その結
果、システムクロックCLK の周波数の上昇異常を検出す
ることができる。
【0064】尚、本発明は前記実施例の他、以下の態様
で実施するようにしてもよく、上記実施例と同様の作用
及び効果が得られる。 1)上記実施例では、基準発振回路15により生成され
る基準クロック信号CLK2の発振周波数を変更可能にする
とともに、レジスタ16a,21bに記憶されカウント
値N1,N2と比較して異常と判断する規定値を変更可
能にしたが、基準クロック信号CLK2の発振周波数を固定
とし規定値を変更可能にして実施する。また、規定値を
固定とし基準クロック信号CLK2の発振周波数を変更可能
にして実施する。 2)上記実施例では、発振回路15にトランスファゲー
ト40〜42を設け、その発振周波数を3段階に切り換
えることができるようにしたが、2段又は4段以上に切
り換えが可能となるように変更して実施する。
【0065】また、リング発振回路を構成するインバー
タ回路31〜38の数を適宜変更する。 3)上記実施例において、エッジ検出回路13の遅延回
路部13aのインバータ回路の段数を適宜変更して実施
する。
【0066】4)上記実施例において、カウンタ14,
21のフリップフロップの数を変更する。そのフリップ
フロップの数に応じてレジスタ16a,21bの数を適
宜変更する。
【0067】5)上記実施例において、水晶振動子XTL
を外部に接続する発振回路11によりシステムクロック
CLK を生成し、そのシステムクロックCLK の発振周波数
の異常を検出するようにしたが、発振回路11を設けず
にマイクロコントローラ10の外部からシステムクロッ
クを供給し、そのシステムクロックの発振周波数の異常
を検出するようにしてもよい。
【0068】6)上記実施例において、レジスタ16
a,21bにカウント値N1,N2と比較する規定値を
それぞれ「5」に設定したが、適宜変更してよい。ま
た、レジスタ16aの規定値と、レジスタ21bの規定
値とを別々に設定してもよい。
【0069】7)上記実施例において、レジスタ16
a,21bを不揮発性メモリとしてEEPROM(Elec
trically Erasable Progrmmable Read Only Memory)を
用いて構成する。他に、電気的に設定値を書き込むこと
が可能であって電源を供給しなくても設定値を記憶して
おけるものであれば何でも良く、例えばEPROM(Er
asable and electrically Progrmmable Read Only Memo
ry)を用いて実施する。この構成により、電源投入時に
内部回路より一々設定する必要がなくなる。また、電源
投入時におけるシステムクロックCLK の異常発振を検出
することが可能となる。
【0070】以上、この発明の実施例について説明した
が、上記実施例から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 イ)前記基準発振回路部は、検出信号を入力し、その検
出信号に基づいて発振を停止するようにした請求項1〜
4のうちいずれか1項に記載の異常発振検出回路。この
構成により、誤動作を防止することができる。
【0071】ロ)前記基準発振回路部は、許可信号を入
力し、その許可信号に基づいて基準クロック信号の発振
及び停止を行なうようにした請求項1〜4のうちいずれ
か1項に記載の異常発振検出回路。この構成により、基
準クロック信号を発振しない場合には低消費電力化する
ことができる。
【0072】ハ)前記周波数記憶回路部と第1,第2の
規定値記憶回路部とのうちすくなくとも1つを不揮発性
メモリにより構成した請求項1〜4、上記イ,ロのうち
いずれか1項に記載の異常発振検出回路。この構成によ
り、電源投入時のシステムクロックの異常を検出するこ
とができる。
【0073】ニ)前記基準発振回路部は、複数段のイン
バータ回路31〜38とナンド回路39とを直列に接続
するとともに、インバータ回路間を接続する複数のトラ
ンスファゲート40〜42,47,48とによりリング
発振回路を構成した発振回路部15aと、周波数選択回
路43に記憶されたデータに基づいて前記トランスファ
ゲート40〜42,47,48をオン・オフ制御して発
振回路部15aの段数を変更する周波数設定部15bと
から構成される請求項1〜4、上記イ〜ニのうちいずれ
か1項に記載の異常発振検出回路。この構成により、基
準クロック信号CLK2の発振周波数を容易に変更できる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
発振周波数を変更したクロックにおける発振周波数の異
常を検出することができ、また多数の発振周波数に対応
可能な異常発振検出回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 一実施例の異常発振検出回路のブロック回路
図である。
【図3】 発振周波数の低下異常における動作を説明す
る波形図である。
【図4】 発振周波数の上昇異常における動作を説明す
る波形図である。
【図5】 一実施例のエッジ検出回路の回路図である。
【図6】 一実施例の基準発振回路の回路図である。
【図7】 一実施例の発振周波数の低下検出用カウンタ
の回路図である。
【図8】 一実施例の比較回路の回路図である。
【図9】 一実施例の発振周波数の上昇検出用カウンタ
の回路図である。
【符号の説明】
1 基準発振回路部 2 カウンタ 3 記憶回路部 4 比較回路部 CLK クロック CLK1 基準クロック信号 N1 カウント値 ERR 検出信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したクロックの発振周波数の異常を
    検出する異常発振検出回路において、 予め設定された発振周波数の基準クロック信号を生成し
    出力する基準発振回路部と、 前記基準発振回路部から出力される基準クロック信号を
    カウントし、その時々のカウント値を出力するととも
    に、前記クロックを入力し、そのクロックに基づいてカ
    ウント値をクリアするカウンタと、 予め設定された規定値を記憶する規定値記憶回路部と、 前記カウンタのカウント値を入力し、そのカウント値と
    前記規定値記憶回路部に記憶された規定値とを比較し、
    その比較結果に基づいた検出信号を出力する比較回路部
    とを備えた異常発振検出回路。
  2. 【請求項2】 入力したクロックの発振周波数の異常を
    検出する異常発振検出回路において、 予め設定された基準となる発振周波数を記憶する周波数
    記憶回路部と、 前記周波数記憶回路部に記憶された発振周波数の基準ク
    ロック信号を生成し出力する基準発振回路部と、 前記基準発振回路部から出力される基準クロック信号を
    カウントし、その時々のカウント値を出力するととも
    に、前記クロックを入力し、そのクロックに基づいてカ
    ウント値をクリアするカウンタと、 前記カウンタのカウント値を入力し、そのカウント値と
    予め設定された規定値とを比較し、その比較結果に基づ
    いた検出信号を出力する比較回路部とを備えた異常発振
    検出回路。
  3. 【請求項3】 入力したクロックの発振周波数の異常を
    検出する異常発振検出回路において、 予め設定された基準となる発振周波数を記憶する周波数
    記憶回路部と、 前記周波数記憶回路部に記憶された発振周波数の基準ク
    ロック信号を生成し出力する基準発振回路部と、 前記基準発振回路部から出力される基準クロック信号を
    カウントし、その時々のカウント値を出力するととも
    に、前記クロックを入力し、そのクロックに基づいてカ
    ウント値をクリアするカウンタと、 予め設定された規定値を記憶する規定値記憶回路部と、 前記カウンタのカウント値を入力し、そのカウント値と
    前記規定値記憶回路部に記憶された規定値とを比較し、
    その比較結果に基づいた検出信号を出力する比較回路部
    とを備えた異常発振検出回路。
  4. 【請求項4】 入力したクロックの発振周波数の異常を
    検出する異常発振検出回路において、 予め設定された基準となる発振周波数を記憶する周波数
    記憶回路部と、 前記周波数記憶回路部に記憶された発振周波数の基準ク
    ロック信号を生成し出力する基準発振回路部と、 前記基準発振回路部から出力される基準クロック信号を
    カウントし、その時々のカウント値を出力するととも
    に、前記クロックを入力し、そのクロックに基づいてカ
    ウント値をクリアする第1のカウンタと、 予め設定された規定値を記憶する第1の規定値記憶回路
    部と、 前記第1のカウンタのカウント値を入力し、そのカウン
    ト値と前記第1の規定値記憶回路部に記憶された規定値
    とを比較し、その比較結果に基づいた第1の検出信号を
    出力する第1の比較回路部と、 前記基準クロック信号を入力し、前記第1のカウンタの
    カウント値がクリアされた場合には基準クロック信号を
    カウントし、前記第1のカウンタが基準クロック信号を
    カウントした場合には、基準クロック信号のカウントを
    クリアする第2のカウンタと、 予め設定された規定値を記憶する第2の規定値記憶回路
    部と、 前記第2のカウンタのカウント値を入力し、そのカウン
    ト値と前記第2の規定値記憶回路部に記憶された規定値
    とを比較し、その比較結果に基づいた第2の検出信号を
    出力する第2の比較回路部とを備えた異常発振検出回
    路。
JP6212926A 1994-09-06 1994-09-06 異常発振検出回路 Pending JPH0876877A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212926A JPH0876877A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 異常発振検出回路
US08/523,602 US5657361A (en) 1994-09-06 1995-09-05 Variant frequency detector circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212926A JPH0876877A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 異常発振検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0876877A true JPH0876877A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16630581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6212926A Pending JPH0876877A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 異常発振検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0876877A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027489A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 パナソニック株式会社 システムクロック監視装置およびモータ制御システム
JP2012529804A (ja) * 2009-06-10 2012-11-22 中興通訊股▲ふん▼有限公司 クロック検出方法及びその装置
JP5199392B2 (ja) * 2008-12-08 2013-05-15 パナソニック株式会社 システムクロック監視装置およびモータ制御システム
CN103293463A (zh) * 2012-02-24 2013-09-11 拉碧斯半导体株式会社 振荡电路、集成电路及异常检测方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5199392B2 (ja) * 2008-12-08 2013-05-15 パナソニック株式会社 システムクロック監視装置およびモータ制御システム
JP2012529804A (ja) * 2009-06-10 2012-11-22 中興通訊股▲ふん▼有限公司 クロック検出方法及びその装置
WO2011027489A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 パナソニック株式会社 システムクロック監視装置およびモータ制御システム
CN103293463A (zh) * 2012-02-24 2013-09-11 拉碧斯半导体株式会社 振荡电路、集成电路及异常检测方法
US9453881B2 (en) 2012-02-24 2016-09-27 Lapis Semiconductor Co., Ltd. Oscillation circuit, integrated circuit, and abnormality detection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5359232A (en) Clock multiplication circuit and method
JP2902434B2 (ja) 半導体集積回路内の電圧変換回路
US5513358A (en) Method and apparatus for power-up state initialization in a data processing system
US5657361A (en) Variant frequency detector circuit
KR0135898B1 (ko) 냉각팬 동작 상태 판단장치
JP3898371B2 (ja) 同期式dram半導体装置
US4985640A (en) Apparatus for generating computer clock pulses
JPH1195859A (ja) 集積回路内蔵発振回路
US6831500B2 (en) Noise-reduced voltage boosting circuit
JPH0876877A (ja) 異常発振検出回路
US6307412B1 (en) Clock monitor circuit and synchronous semiconductor memory device utilizing the circuit
JPH09146653A (ja) 情報処理装置
JPH07321772A (ja) Pll制御回路の暴走監視回路
US6943638B1 (en) Voltage controlled oscillator and electronic system using the same
US6486717B2 (en) Divider with cycle time correction
JPH0321928B2 (ja)
JPH0553677A (ja) 発振回路
JP5156268B2 (ja) トリミング電圧発生回路
JP2853342B2 (ja) 異常発振検出回路
JPH08274607A (ja) Cpuの電源電圧監視回路
JP3080038B2 (ja) 半導体集積回路
JP2698260B2 (ja) ウオッチドッグタイマ装置
KR100557573B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JP6739943B2 (ja) リング発振回路
JPH118538A (ja) 繰返し信号停止検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030729