JP2853342B2 - 異常発振検出回路 - Google Patents

異常発振検出回路

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JP2853342B2
JP2853342B2 JP2413063A JP41306390A JP2853342B2 JP 2853342 B2 JP2853342 B2 JP 2853342B2 JP 2413063 A JP2413063 A JP 2413063A JP 41306390 A JP41306390 A JP 41306390A JP 2853342 B2 JP2853342 B2 JP 2853342B2
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隆俊 古賀
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路の異常発振検
出回路に係り、特にマイクロコンピュータにおけるクロ
ック発振回路の異常発振対策に好適な異常発振検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロコンピュータのクロック
発振回路は、例えば、図4に示すように水晶振動子51
が外付けされる自励発振回路(以下、「OSC」と称す
る)1を備え、その発振出力信号をシステムクロック2
としてマイクロコンピュータの内部に供給していた。O
SC1は図示のように抵抗及びインバータを有し、発振
出力信号はインバータを介してシステムクロック2とし
て出力される。外付けの水晶振動子51と共にコンデン
サ52及び53が外付けされる。
【0003】次にこのようなOSC1の動作について説
明する。
【0004】通常の場合、マイクロコンピュータ内部で
は、システムクロック2として供給された信号をクロッ
クデバイダ等により分周することにより内部クロックを
生成している。そして、その内部クロックに基づいてマ
イクロコンピュータの内部状態(以下、「STATE」
と称する)が決定されていた。
【0005】具体的には例えば図5に示すようにSTA
TE“T0”とSTATE“T1”との2つのSTAT
Eが発生されている。この例では、マイクロコンピュー
タは、STATE“T0”とSTATE“T1”の2つ
のSTATEしかとらない。
【0006】マイクロコンピュータの最高速動作時に
は、夫々のSTATEで処理すべき動作に必要な最小の
時間までSTATEの時間幅を狭めることが可能であ
り、それに基づいて自励発振周波数fが決定されてい
る。即ち、この自励発振周波数fが最高動作周波数とな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにOSC1
の波形に基づき単純にSTATEを決めているようなマ
イクロコンピュータの場合、外部ノイズの混入又は電源
電圧の変動などにより発生する異常の中でも、特に異常
発振が頻繁に発生する。この異常発振時には、異常に高
い発振周波数で発振し、通常の場合、発振周波数が2倍
とか3倍の発振周波数になってしまう。異常発振が起こ
った場合、図5の最後の部分に示すようにその時のST
ATE幅が狭くなってしまい、本来そのSTATEの中
で処理しなければならない動作が終了できず誤動作をす
ることになるという問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、発振回路の異常発振を効果的に検出して、
発振出力が供給されるシステムにシステムリセットをか
け、システムの暴走状態を速やかに回復し得る異常発振
検出回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る異常発振検
出回路は、システムに発振出力を供給する発振回路と、
この発振回路の発振出力がカウントクロックとして入力
されカウント値が所定値に達したときに前記システムに
対するシステムリセット信号を発生するカウンタと、出
力電圧が所定の時定数で漸次変化する時定数回路と、こ
の時定数回路の出力電圧が所定の閾値電圧に達したとき
に前記カウンタ及び時定数回路をリセットするリセット
回路とを具備し、前記発振回路が正常であるときには、
前記カウンタがシステムリセット信号を発生する前に、
前記カウンタ及び時定数回路が前記リセット回路により
リセットされることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の異常発振検出回路においては、発振回
路の発振出力をカウントしてカウント値が所定値に達し
たときにシステムリセット信号を発生するカウンタを、
時定数回路を用いて構成したタイマ手段により正常時の
前記カウンタのカウント値が前記所定値に達しない所定
時間毎にリセットするようにしたので、前記発振回路が
異常発振すると、前記タイマ手段による前記カウンタの
リセット以前に前記カウンタがシステムリセット信号を
発生する。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の実施
例について説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例に係る異常
発振検出回路の構成を示す。水晶振動子51、コンデン
サ52及び53が外付けされるOSC(自励発振回路)
11の発振出力はシステムクロック12としてマイクロ
コンピュータ内部に供給されると共にバイナリカウンタ
13に供給される。OSC11の前記発振出力はRSフ
リップフロップ14にもリセット入力信号として供給さ
れる。電源電位VDDとグランド電位との間には抵抗値R
を有する抵抗15及び容量値Cを有するコンデンサ16
が直列に接続される。抵抗15及びコンデンサ16の接
続点17の電圧Vは、閾値電圧VTのインバータ18に
供給され、このインバータ18の出力は論理を反転させ
て正論理にするためのインバータ19に与えられる。イ
ンバータ19の出力は、バイナリカウンタ13にリセッ
ト入力信号として供給されると共にRSフリップフロッ
プ14にセット入力信号として供給される。RSフリッ
プフロップ14の出力は接続点17とグランド電位との
間の短絡路をオン/オフするスイッチであるトランスフ
ァゲート20を制御する。バイナリカウンタ13のnビ
ット目の桁上げ信号、即ちn段目のキャリーCaをマイ
クロコンピュータにシステムリセット信号21として供
給している。
【0013】上述の構成による異常発振検出回路の動作
について図2を参照して説明する。
【0014】通常、OSC11の発振は外付け水晶振動
子51によって定まる周波数fで発振しており、バイナ
リカウンタ13はその周波数fをカウントしている。ま
た、抵抗15及びコンデンサ16の直列回路では、夫々
の値R及びCで決定される時定数に従ってコンデンサ1
6への充電が行われる。ここで、接続点17の電位Vは
時間Tに対して近似的に次式であらわされる。
【0015】V=RCT よって、接続点17の電位Vがインバータ18の閾値電
圧VTに達するまでの時間Tは次式であらわされる。
【0016】T=V/RC 次に、バイナリカウンタ13のn段目からキャリーCa
が発生するまでの時間Tは次式のようになる。
【0017】t=2n/f ここで、T<t(V/RC<2n/f)に設定してお
く。従って、バイナリカウンタ13がカウントアップ
し、n段目からキャリーCaが発生する前にバイナリカ
ウンタ13はインバータ19によりリセットされる。同
時に、フリップフロップ14がセットされ、トランスフ
ァゲートがスイッチオンするため、接続点17はグラン
ド電位に接続されてコンデンサ16に充電された電荷を
放電し、接続点17の電位はグランド電位になる。そし
て、RSフリップフロップ14もOSC11の出力でリ
セットされ、トランスファゲート20はスイッチオフさ
れて最初の状態に戻る。OSC11の発振が正常に行わ
れている限りはT<t(V/RC<2n/f)の状態が
維持されて以上の動作を繰り返すように設定しておく。
【0018】この場合に、外部ノイズの混入又は電源電
圧の変動などの外部要因により異常発振が発生したとき
には、水晶振動子51の発振周波数f即ちOSC11の
発振出力周波数が異常に高くなるため(異常発振の場
合、発振周波数の値は通常の2倍から3倍になってしま
う)、接続点17の電位Vが閾値電圧VTになるまでの
時間Tよりも、バイナリカウンタ13のnビット目のキ
ャリーCaが発生するまでの時間tが短くなってしま
う。即ち次式のようになる。
【0019】2n/f<V/RC 従って、nビット目のキャリーCa、即ちマイクロコン
ピュータに対するシステムリセット信号21が発生して
マイクロコンピュータシステムにリセットをかけること
ができる。
【0020】図3は、本発明の第2の実施例に係る異常
発振検出回路の構成を示す。図3の回路は、トランスフ
ァゲート20のオン/オフ制御を行う信号として図1の
RSフリップフロップ14の代わりに、インバータ19
の出力が与えられるインバータ22及び23の直列回路
を設けて、このインバータ22及び23の直列回路の出
力でトランスファゲート20を制御する。インバータ2
2及び23はインバータ18及び19との相互作用によ
り、接続点17の電位Vが閾値電圧VTになっていると
きにトランスファゲート20をオンとして接続点17の
電位Vをグランド電位まで放電できる位の遅延時間を得
る。
【0021】この第2に実施例の方が、同じ動作を実現
するための第1に実施例に比して、素子数が少なくて済
む。
【0022】本発明は、上述の実施例に限定されず、例
えば、マイクロコンピュータ以外のシステムに用いる
等、種々変形して実施することができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、発
振回路が異常発振すると、定期的にリセットされるカウ
ンタのリセット以前にカウンタがシステムリセット信号
を発生し、システムの暴走状態を速やかに回復し得る異
常発振検出回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る異常発振検出回路
の構成を示す回路図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る異常発振検出回路
の構成を示す回路図である。
【図4】従来の発振回路の構成を示す回路図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するためのタイミング
図である。
【符号の説明】
11;自励発振回路(OSC) 13;バイナリカウンタ 14;RSフリップフロップ 15;抵抗 16;コンデンサ 18,19,21,22;インバータ 20;トランスファゲート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムに発振出力を供給する発振回路
    と、この発振回路の発振出力がカウントクロックとして
    入力されカウント値が所定値に達したときに前記システ
    ムに対するシステムリセット信号を発生するカウンタ
    と、出力電圧が所定の時定数で漸次変化する時定数回路
    と、この時定数回路の出力電圧が所定の閾値電圧に達し
    たときに前記カウンタ及び時定数回路をリセットするリ
    セット回路とを具備し、前記発振回路が正常であるとき
    には、前記カウンタがシステムリセット信号を発生する
    前に、前記カウンタ及び時定数回路が前記リセット回路
    によりリセットされることを特徴とする異常発振検出回
    路。
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