JPH0876836A - シーケンス制御装置 - Google Patents
シーケンス制御装置Info
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- JPH0876836A JPH0876836A JP6214457A JP21445794A JPH0876836A JP H0876836 A JPH0876836 A JP H0876836A JP 6214457 A JP6214457 A JP 6214457A JP 21445794 A JP21445794 A JP 21445794A JP H0876836 A JPH0876836 A JP H0876836A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】工程の進行の把握を容易にすると共に、適用す
るプラントの階層化に合わせた制御を行えるようにす
る。 【構成】監視装置に、プラントを構成している装置と装
置の間の制御手順を、シーケンシャル・ファンクション
・チャート(SFC)形式で表示する第1のSFC表示
手段と、第1のSFC表示手段で表示されている装置に
おける制御手順をSFC形式で表示する第2のSFC表
示手段と、第2のSFC表示手段で表示されている装置
の個々の手順をSFC形式で表示する第3のSFC表示
手段と、第3のSFC表示手段で表示されている個々の
手順の中の一つ一つの実行単位を、シーケンス言語SE
BOL,シーケンステーブル,ロジックチャートのいず
れかにより表示する工程表示手段とで構成する。
るプラントの階層化に合わせた制御を行えるようにす
る。 【構成】監視装置に、プラントを構成している装置と装
置の間の制御手順を、シーケンシャル・ファンクション
・チャート(SFC)形式で表示する第1のSFC表示
手段と、第1のSFC表示手段で表示されている装置に
おける制御手順をSFC形式で表示する第2のSFC表
示手段と、第2のSFC表示手段で表示されている装置
の個々の手順をSFC形式で表示する第3のSFC表示
手段と、第3のSFC表示手段で表示されている個々の
手順の中の一つ一つの実行単位を、シーケンス言語SE
BOL,シーケンステーブル,ロジックチャートのいず
れかにより表示する工程表示手段とで構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスに設置してあ
るセンサやアクチュエータ、その他各種電気機器からの
信号を入力し、プラントをシーケンス制御するシーケン
ス制御装置に関し、更に詳しくは、シーケンス制御言語
を多階層化して、プラントの階層化に合わせた制御の運
転・監視を可能とするシーケンス制御装置に関する。
るセンサやアクチュエータ、その他各種電気機器からの
信号を入力し、プラントをシーケンス制御するシーケン
ス制御装置に関し、更に詳しくは、シーケンス制御言語
を多階層化して、プラントの階層化に合わせた制御の運
転・監視を可能とするシーケンス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CRT表示装置を用いて、プ
ラントの制御運転や監視を行うための分散形制御システ
ムや、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PL
C)等を組み合わせて構成されるシーケンス制御装置が
ある。このような制御装置は、CRT画面等に、プラン
トの制御・運転に必要な各種の情報を表示したり、プラ
ントに異常が発生した場合にそのことを警報表示して、
オペレータに通知し、オペレータはその異常に対して適
切な指示や処理が行えるように構成してある。
ラントの制御運転や監視を行うための分散形制御システ
ムや、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PL
C)等を組み合わせて構成されるシーケンス制御装置が
ある。このような制御装置は、CRT画面等に、プラン
トの制御・運転に必要な各種の情報を表示したり、プラ
ントに異常が発生した場合にそのことを警報表示して、
オペレータに通知し、オペレータはその異常に対して適
切な指示や処理が行えるように構成してある。
【0003】このようなシステムにより、多品種少量生
産用のバッチプラント等を制御運転する場合、バッチシ
ーケンス制御の実行は、多数の装置あるいは設備(例え
ば、計量釜,反応釜,混合釜等)を順次経由して行われ
ることとなる。従来のシーケンス制御装置は、各装置に
依存して制御の運転・監視用の画面を持つもの、あるい
は、プラントをイメージするプラント系統図をグラフィ
ック画面として用意し、そこに必要に応じて運転状況を
示す情報を表示するように構成されていた(例えば、特
開昭61−185006号公報)。
産用のバッチプラント等を制御運転する場合、バッチシ
ーケンス制御の実行は、多数の装置あるいは設備(例え
ば、計量釜,反応釜,混合釜等)を順次経由して行われ
ることとなる。従来のシーケンス制御装置は、各装置に
依存して制御の運転・監視用の画面を持つもの、あるい
は、プラントをイメージするプラント系統図をグラフィ
ック画面として用意し、そこに必要に応じて運転状況を
示す情報を表示するように構成されていた(例えば、特
開昭61−185006号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来装置において、バッチシーケンス制御が、複数の
設備あるいは装置にまたがって実行されるような場合、
煩雑な工程の組み替えや品種の切替えに応じて実行する
手順や使用あるいは稼働する装置(設備)が異なること
となるために、各手順や各装置に依存した多数の画面を
用意する必要があり、複雑化するプラントや、複雑化す
る工程に対して柔軟に対応することができなかった。
の従来装置において、バッチシーケンス制御が、複数の
設備あるいは装置にまたがって実行されるような場合、
煩雑な工程の組み替えや品種の切替えに応じて実行する
手順や使用あるいは稼働する装置(設備)が異なること
となるために、各手順や各装置に依存した多数の画面を
用意する必要があり、複雑化するプラントや、複雑化す
る工程に対して柔軟に対応することができなかった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、シーケンスの制御と手順とを分割し、手順に対
して階層化することでプラントの階層化に合わせた制御
が容易に行える柔軟性のあるシーケンス制御装置を提供
することを目的とする。
もので、シーケンスの制御と手順とを分割し、手順に対
して階層化することでプラントの階層化に合わせた制御
が容易に行える柔軟性のあるシーケンス制御装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な目的を達成する
本発明は、プラントを制御する制御装置と、この制御装
置に通信回線を介して接続され制御装置が扱う各種の情
報を表示する監視機能を有した監視装置とを備えたシー
ケンス制御装置であって、前記監視装置に、プラントを
構成している装置と装置の間の制御手順を、シーケンシ
ャル・ファンクション・チャート(SFC)形式で表示
する第1のSFC表示手段と、第1のSFC表示手段で
表示されている装置における制御手順をSFC形式で表
示する第2のSFC表示手段と、第2のSFC表示手段
で表示されている装置の個々の手順をSFC形式で表示
する第3のSFC表示手段と、第3のSFC表示手段で
表示されている個々の手順の中の一つ一つの実行単位
を、シーケンス言語ブロック,シーケンステーブルブロ
ック,ロジックチャートブロックのいずれかにより表示
する工程表示手段とを設けたことを特徴とするシーケン
ス制御装置である。
本発明は、プラントを制御する制御装置と、この制御装
置に通信回線を介して接続され制御装置が扱う各種の情
報を表示する監視機能を有した監視装置とを備えたシー
ケンス制御装置であって、前記監視装置に、プラントを
構成している装置と装置の間の制御手順を、シーケンシ
ャル・ファンクション・チャート(SFC)形式で表示
する第1のSFC表示手段と、第1のSFC表示手段で
表示されている装置における制御手順をSFC形式で表
示する第2のSFC表示手段と、第2のSFC表示手段
で表示されている装置の個々の手順をSFC形式で表示
する第3のSFC表示手段と、第3のSFC表示手段で
表示されている個々の手順の中の一つ一つの実行単位
を、シーケンス言語ブロック,シーケンステーブルブロ
ック,ロジックチャートブロックのいずれかにより表示
する工程表示手段とを設けたことを特徴とするシーケン
ス制御装置である。
【0007】
【作用】監視装置の監視画面には、第1のSFC表示手
段によりシーケンス制御が実行されるプラントの系列
が、シーケンシャル・ファンクション・チャート(SF
C)形式で表示される。SFCは、グラフィカル言語
で、ステップ番号や図形要素を組み合わせて表現される
もので、その記述は容易であり、工程管理シーケンスの
実行順序と並列処理を視覚的かつ明確に表現できるとい
う特徴を有している。
段によりシーケンス制御が実行されるプラントの系列
が、シーケンシャル・ファンクション・チャート(SF
C)形式で表示される。SFCは、グラフィカル言語
で、ステップ番号や図形要素を組み合わせて表現される
もので、その記述は容易であり、工程管理シーケンスの
実行順序と並列処理を視覚的かつ明確に表現できるとい
う特徴を有している。
【0008】第2のSFC表示手段は、第1のSFC表
示手段が表示している画面から展開され、装置の実行手
順をSFC形式で表示する。第3のSFC表示手段は、
第2のSFC表示手段が表示している画面から展開さ
れ、装置の一つ一つの実行手順をSFC形式で表示す
る。工程表示手段は、第3のSFC表示手段が表示して
いる画面から展開され、制御装置が実際に行う制御手順
を例えばシーケンス言語SEBOLで表示し、制御装置
はこの記述に基づきシーケンス制御を行う。
示手段が表示している画面から展開され、装置の実行手
順をSFC形式で表示する。第3のSFC表示手段は、
第2のSFC表示手段が表示している画面から展開さ
れ、装置の一つ一つの実行手順をSFC形式で表示す
る。工程表示手段は、第3のSFC表示手段が表示して
いる画面から展開され、制御装置が実際に行う制御手順
を例えばシーケンス言語SEBOLで表示し、制御装置
はこの記述に基づきシーケンス制御を行う。
【0009】これにより、工程の進行状態をプラントの
階層構造に合わせて容易に把握することが可能となる。
階層構造に合わせて容易に把握することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図において、OPは監視装置(オペレータ
ステーション)で、マンマシンインターフェース機能で
あるCRTのような表示手段1や、プラントの操作・運
転やデータ等の入力を行うオペレーションキーボード
2、マウス等のポインティングデバイスを備えている。
FCは分散配置される制御装置(制御ステーション)
で、通信回線BSを介して監視装置OPに接続されてい
る。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図において、OPは監視装置(オペレータ
ステーション)で、マンマシンインターフェース機能で
あるCRTのような表示手段1や、プラントの操作・運
転やデータ等の入力を行うオペレーションキーボード
2、マウス等のポインティングデバイスを備えている。
FCは分散配置される制御装置(制御ステーション)
で、通信回線BSを介して監視装置OPに接続されてい
る。
【0011】監視装置OPにおいて、3は表示手段1の
表示を制御する表示制御部で、CRT画面へ、プラント
を制御したり、監視したりするのに必要な各種の画面あ
るいはウインドウなどの表示を制御する。4は第1のS
FC表示手段で、制御装置FCにより制御されるプラン
トPLTを構成している装置(例えば仕込み釜,反応釜
などの装置)と装置の間(系列)の制御手順を、シーケ
ンシャル・ファンクション・チャート(Sequential Fun
ction Chart;SFC)言語を用いて、表示手段1の画
面に表示するように構成されている。この第1のSFC
表示手段4によって表示される画面は、最上位階層に該
当している。ここで、SFCは、国際規格IEC(SC
65A/WG6)で規格化が行われた工程管理シーケン
スを記述するロジックで、工程管理シーケンスの実行順
序と並列処理を視覚的に、かつ明確に表現することがで
きるという特徴を有している。
表示を制御する表示制御部で、CRT画面へ、プラント
を制御したり、監視したりするのに必要な各種の画面あ
るいはウインドウなどの表示を制御する。4は第1のS
FC表示手段で、制御装置FCにより制御されるプラン
トPLTを構成している装置(例えば仕込み釜,反応釜
などの装置)と装置の間(系列)の制御手順を、シーケ
ンシャル・ファンクション・チャート(Sequential Fun
ction Chart;SFC)言語を用いて、表示手段1の画
面に表示するように構成されている。この第1のSFC
表示手段4によって表示される画面は、最上位階層に該
当している。ここで、SFCは、国際規格IEC(SC
65A/WG6)で規格化が行われた工程管理シーケン
スを記述するロジックで、工程管理シーケンスの実行順
序と並列処理を視覚的に、かつ明確に表現することがで
きるという特徴を有している。
【0012】5は第2のSFC表示手段で、第1のSF
C表示手段4で表示されている装置における制御手順
を、同じくSFC言語で表示する。この第2のSFC表
示手段5によって表示される画面は、第2層目に該当し
ており、最上位画面から展開される。6は第3のSFC
表示手段で、第2のSFC表示手段5で表示されている
装置の個々の手順を、同じくSFC言語で表示する。こ
の第3のSFC表示手段6によって表示される画面は、
第3層目に該当しており、第2層目の画面から展開され
る。
C表示手段4で表示されている装置における制御手順
を、同じくSFC言語で表示する。この第2のSFC表
示手段5によって表示される画面は、第2層目に該当し
ており、最上位画面から展開される。6は第3のSFC
表示手段で、第2のSFC表示手段5で表示されている
装置の個々の手順を、同じくSFC言語で表示する。こ
の第3のSFC表示手段6によって表示される画面は、
第3層目に該当しており、第2層目の画面から展開され
る。
【0013】7は工程表示手段で、第3のSFC表示手
段6で表示されている個々の手順の中の一つ一つの実行
単位を、問題向きあるいは手続形言語のシーケンス言語
SEBOL(Sequence and Batch Oriented Langua
ge),シーケンステーブル,ロジックチャートのいずれ
かにより表示するように構成してある。この工程表示手
段7によって表示される画面は、第3層目の画面から展
開され、最下位層に該当している。
段6で表示されている個々の手順の中の一つ一つの実行
単位を、問題向きあるいは手続形言語のシーケンス言語
SEBOL(Sequence and Batch Oriented Langua
ge),シーケンステーブル,ロジックチャートのいずれ
かにより表示するように構成してある。この工程表示手
段7によって表示される画面は、第3層目の画面から展
開され、最下位層に該当している。
【0014】8は通信手段で、通信回線BSを介して各
制御装置FC側とのデータの授受を、一定の通信規約に
従って行うもので、監視装置OPにおいて自身が担当す
る各制御装置FC側が扱っている各種のデータを収集
し、監視装置側でこれらのデータを監視することを可能
としている。制御装置FCにおいて、9は通信手段で、
通信回線BSを介して監視装置OPや各制御装置FCと
の間で、データの授受を一定の通信規約に従って行うも
のである。
制御装置FC側とのデータの授受を、一定の通信規約に
従って行うもので、監視装置OPにおいて自身が担当す
る各制御装置FC側が扱っている各種のデータを収集
し、監視装置側でこれらのデータを監視することを可能
としている。制御装置FCにおいて、9は通信手段で、
通信回線BSを介して監視装置OPや各制御装置FCと
の間で、データの授受を一定の通信規約に従って行うも
のである。
【0015】10は機能ブロックで、プラントPLTに
設置してある各種センサSNからの信号を入力し、バル
ブやポンプ等のアクチュエータACTをシーケンス制御
する機能を有している。これらの各機能ブロックとして
は、例えば、SFCにより記述されたSFCブロック、
工程歩進形シーケンス制御の詳細記述に適したシーケン
ス言語SEBOLで記述されたSEBOLブロック、パ
ターン化された監視シーケンスや工程歩進形シーケンス
に適したシーケンステーブルブロック、入力信号と出力
信号の関係を論理素子を使って記述したロジックチャー
トブロック等が用意されており、これらの機能ブロック
を適宜組み合わせて効率よくシーケンス制御が実行でき
るようになっている。
設置してある各種センサSNからの信号を入力し、バル
ブやポンプ等のアクチュエータACTをシーケンス制御
する機能を有している。これらの各機能ブロックとして
は、例えば、SFCにより記述されたSFCブロック、
工程歩進形シーケンス制御の詳細記述に適したシーケン
ス言語SEBOLで記述されたSEBOLブロック、パ
ターン化された監視シーケンスや工程歩進形シーケンス
に適したシーケンステーブルブロック、入力信号と出力
信号の関係を論理素子を使って記述したロジックチャー
トブロック等が用意されており、これらの機能ブロック
を適宜組み合わせて効率よくシーケンス制御が実行でき
るようになっている。
【0016】図2は、第1のSFC表示手段4が表示す
るSFCの一例を示す図である。ここでは、複数の装置
を経由して製品が作られるバッチプラントにおいて、装
置と装置とを結ぶ系列の実行順序をSFC言語で表示し
ている。即ち、各装置あるいは設備(仕込み釜,反応釜
1,反応釜2等)を、系列順に結合させて全体のシーケ
ンスを記述している。例えば、この例では、実行順序
が、仕込み釜→反応釜1→反応釜2…というように進行
することを示している。また、現在進行中のステップ位
置を、ステップ番号(例えばステップ1)を二重枠で囲
むような形で強調表示している。なお、強調表示の仕方
としては、他の部分とは識別可能のように異なる輝度あ
るいは異なる色により表示してもよい。
るSFCの一例を示す図である。ここでは、複数の装置
を経由して製品が作られるバッチプラントにおいて、装
置と装置とを結ぶ系列の実行順序をSFC言語で表示し
ている。即ち、各装置あるいは設備(仕込み釜,反応釜
1,反応釜2等)を、系列順に結合させて全体のシーケ
ンスを記述している。例えば、この例では、実行順序
が、仕込み釜→反応釜1→反応釜2…というように進行
することを示している。また、現在進行中のステップ位
置を、ステップ番号(例えばステップ1)を二重枠で囲
むような形で強調表示している。なお、強調表示の仕方
としては、他の部分とは識別可能のように異なる輝度あ
るいは異なる色により表示してもよい。
【0017】図3は、第2のSFC表示手段5が表示す
るSFCの一例を示す図である。ここでは、指定された
装置での実行手順をSFC言語で表示している。例え
ば、この例では、実行手順が、仕込み→加熱→添加→攪
拌(添加と攪拌は並列処理)…というように進行するこ
とを示している。図4は、第3のSFC表示手段6が表
示するSFCの一例を示す図である。
るSFCの一例を示す図である。ここでは、指定された
装置での実行手順をSFC言語で表示している。例え
ば、この例では、実行手順が、仕込み→加熱→添加→攪
拌(添加と攪拌は並列処理)…というように進行するこ
とを示している。図4は、第3のSFC表示手段6が表
示するSFCの一例を示す図である。
【0018】ここでは、指定された装置が行う一つ一つ
の手順の実行順をSFC言語で表示している。例えば、
この例では、実行順が、初期化→インターロックチェッ
ク→仕込み量確認→仕込み…というように進行すること
を示している。図5〜図7は、工程表示手段7が表示す
る工程表示の一例を示す図である。図5では、工程の表
示を、工程歩進シーケンス制御の詳細記述に適したシー
ケンス言語SEBOLで表示している。制御装置FCの
機能ブロック10には、この様なシーケンス言語がダウ
ンロードされ、バルブの開閉等実際の制御を行う。
の手順の実行順をSFC言語で表示している。例えば、
この例では、実行順が、初期化→インターロックチェッ
ク→仕込み量確認→仕込み…というように進行すること
を示している。図5〜図7は、工程表示手段7が表示す
る工程表示の一例を示す図である。図5では、工程の表
示を、工程歩進シーケンス制御の詳細記述に適したシー
ケンス言語SEBOLで表示している。制御装置FCの
機能ブロック10には、この様なシーケンス言語がダウ
ンロードされ、バルブの開閉等実際の制御を行う。
【0019】図6では、工程の表示を、パターン化され
た監視シーケンス工程歩進形シーケンス制御の詳細記述
に適したシーケンステーブルで表示している。このシー
ケンステーブルは、条件入力信号と操作出力信号の関係
をYes,Noのパターンのテーブルで記述したものと
なっている。制御装置FCの他の機能ブロック10に
は、この様なシーケンステーブルが設定され、バルブの
開閉等実際の制御を行う。
た監視シーケンス工程歩進形シーケンス制御の詳細記述
に適したシーケンステーブルで表示している。このシー
ケンステーブルは、条件入力信号と操作出力信号の関係
をYes,Noのパターンのテーブルで記述したものと
なっている。制御装置FCの他の機能ブロック10に
は、この様なシーケンステーブルが設定され、バルブの
開閉等実際の制御を行う。
【0020】図7では、工程の表示を、プラント機器の
例えばインターロックシーケンスや監視シーケンス制御
の詳細記述に適したロジックチャートで表示している。
このロジックチャートは、入力信号と出力信号の関係を
論理素子を使用して記述したものとなっている。制御装
置FCの更に他の機能ブロック10には、この様なロジ
ックチャートが設定され、電磁弁を駆動する等実際の制
御を行う。
例えばインターロックシーケンスや監視シーケンス制御
の詳細記述に適したロジックチャートで表示している。
このロジックチャートは、入力信号と出力信号の関係を
論理素子を使用して記述したものとなっている。制御装
置FCの更に他の機能ブロック10には、この様なロジ
ックチャートが設定され、電磁弁を駆動する等実際の制
御を行う。
【0021】図8は、第1〜第3のSFC表示手段4,
5,6および工程表示手段7が表示する画面の階層化構
造を示す概念図である。監視装置の監視画面には、第1
のSFC表示手段4によりシーケンス制御が実行される
プラントの系列が、SFC言語で表示される。この画面
から、特定な装置(例えば仕込み釜)を指定すること
で、第2のSFC表示手段5は、その装置(仕込み釜)
の実行手順をSFC言語により表示する。更に、この画
面から、特定な手順(例えば仕込み)を指定すると、第
3のSFC表示手段6は、その手順の一つ一つの実行手
順をSFC言語で詳細に表示する。更に、この画面にお
いて、特定な手順を指定することで、その手順を実際に
実行するための制御の記述が、工程表示手段7により例
えばシーケンス言語SEBOLにより,あるいはシーケ
ンステーブル,ロジックチャート等で表示される。
5,6および工程表示手段7が表示する画面の階層化構
造を示す概念図である。監視装置の監視画面には、第1
のSFC表示手段4によりシーケンス制御が実行される
プラントの系列が、SFC言語で表示される。この画面
から、特定な装置(例えば仕込み釜)を指定すること
で、第2のSFC表示手段5は、その装置(仕込み釜)
の実行手順をSFC言語により表示する。更に、この画
面から、特定な手順(例えば仕込み)を指定すると、第
3のSFC表示手段6は、その手順の一つ一つの実行手
順をSFC言語で詳細に表示する。更に、この画面にお
いて、特定な手順を指定することで、その手順を実際に
実行するための制御の記述が、工程表示手段7により例
えばシーケンス言語SEBOLにより,あるいはシーケ
ンステーブル,ロジックチャート等で表示される。
【0022】制御装置FCは、この記述に基づき実際の
シーケンス制御を行うこととなる。このように構成した
装置の動作を次に説明する。図9は、動作の概要を示す
タイムチャートである。この図において、時間軸は図の
上下方向に存在している。最上位の階層である系列のス
テップ番号1からスタートし、これにより起動される第
2層目の手順のステップ番号1、更に第3層目のステッ
プ番号1が起動され、実際の制御は、第4層目(最下位
層)の記述に基づき、第3層目のステップ番号1→ステ
ップ番号2の順に順次実際の制御が実行される。第2層
目のステップ番号1の手順が終了すると、続いて、第2
層目のステップ番号2が起動され、このステップ番号2
に相当する手順が、第3層目のステップ番号1→ステッ
プ番号2の順に、第4層目の記述に従って順次制御が実
行される。以下同様に、最上位層の系列に示される最終
ステップ番号まで、順次シーケンス制御が実施される。
シーケンス制御を行うこととなる。このように構成した
装置の動作を次に説明する。図9は、動作の概要を示す
タイムチャートである。この図において、時間軸は図の
上下方向に存在している。最上位の階層である系列のス
テップ番号1からスタートし、これにより起動される第
2層目の手順のステップ番号1、更に第3層目のステッ
プ番号1が起動され、実際の制御は、第4層目(最下位
層)の記述に基づき、第3層目のステップ番号1→ステ
ップ番号2の順に順次実際の制御が実行される。第2層
目のステップ番号1の手順が終了すると、続いて、第2
層目のステップ番号2が起動され、このステップ番号2
に相当する手順が、第3層目のステップ番号1→ステッ
プ番号2の順に、第4層目の記述に従って順次制御が実
行される。以下同様に、最上位層の系列に示される最終
ステップ番号まで、順次シーケンス制御が実施される。
【0023】この様なシーケンス制御の中で、分散配置
されている制御装置FC内の各機能ブロック10は、各
種のセンサSNからの信号を用いて、自身に設定されて
いるシーケンス言語SEBOLあるいはシーケンステー
ブル、ロジックチャート等に基づき所定のシーケンス制
御演算を行い、各アクチュエータACTを操作して、プ
ラントPLTの制御を行う。各機能ブロック10が扱う
各種の制御情報は、通信回線BSを介して監視装置OP
側に送られており、監視装置OPは、その表示画面にプ
ロセスの制御情報や監視結果等を表示する。
されている制御装置FC内の各機能ブロック10は、各
種のセンサSNからの信号を用いて、自身に設定されて
いるシーケンス言語SEBOLあるいはシーケンステー
ブル、ロジックチャート等に基づき所定のシーケンス制
御演算を行い、各アクチュエータACTを操作して、プ
ラントPLTの制御を行う。各機能ブロック10が扱う
各種の制御情報は、通信回線BSを介して監視装置OP
側に送られており、監視装置OPは、その表示画面にプ
ロセスの制御情報や監視結果等を表示する。
【0024】図10は、監視装置OPの画面に表示され
る監視画面の一例を示す図である。ここでは、最上位層
の系統を示している画面内に、第2層目の装置の実行手
順を示すSFCを、ウインドウ形式で表示している。こ
こでは、他の層の画面も同じように順次ウインドウ形式
で表示されるようにしてある。この様な表示により、シ
ーケンス制御の全体の進行状況を容易に把握することが
できる。
る監視画面の一例を示す図である。ここでは、最上位層
の系統を示している画面内に、第2層目の装置の実行手
順を示すSFCを、ウインドウ形式で表示している。こ
こでは、他の層の画面も同じように順次ウインドウ形式
で表示されるようにしてある。この様な表示により、シ
ーケンス制御の全体の進行状況を容易に把握することが
できる。
【0025】なお、上記の実施例では全体を4層とした
ものであるが、最下位層を更に関数等を用いて多層化す
るようにしてもよい。
ものであるが、最下位層を更に関数等を用いて多層化す
るようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、シーケンス制御言語を多階層化し、上位階層の言
語は、シーケンスの手順を把握するのに都合のよいグラ
フィカルなSFC言語を用い、下位層の言語には問題向
き言語であるSEBOLや、シーケンステーブル、ロジ
ックチャート等を用いるようにしている。従って、工程
の進行の把握が明確になると共に、操作や制御の監視が
やりやすくなるという効果がある。また、シーケンスの
手順と制御とを分割し、手順に対して複数の階層化を行
ったことにより、適用するプラントの階層化に合わせた
制御の運転・監視を行うことができる。
れば、シーケンス制御言語を多階層化し、上位階層の言
語は、シーケンスの手順を把握するのに都合のよいグラ
フィカルなSFC言語を用い、下位層の言語には問題向
き言語であるSEBOLや、シーケンステーブル、ロジ
ックチャート等を用いるようにしている。従って、工程
の進行の把握が明確になると共に、操作や制御の監視が
やりやすくなるという効果がある。また、シーケンスの
手順と制御とを分割し、手順に対して複数の階層化を行
ったことにより、適用するプラントの階層化に合わせた
制御の運転・監視を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】第1のSFC表示手段4が表示するSFCの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】第2のSFC表示手段5が表示するSFCの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】第3のSFC表示手段6が表示するSFCの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】工程表示手段7が表示する工程表示の一例を示
す図である。
す図である。
【図6】工程表示手段7が表示する工程表示の他の例を
示す図である。
示す図である。
【図7】工程表示手段7が表示する工程表示の更に他の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図8】第1〜第3のSFC表示手段4,5,6および
工程表示手段7が表示する画面の階層化構造を示す概念
図である。
工程表示手段7が表示する画面の階層化構造を示す概念
図である。
【図9】動作の概要を示すタイムチャートである。
【図10】監視装置OPの表示画面に表示される監視画
面の一例を示す図である。
面の一例を示す図である。
OP 監視装置(オペレータステーション) FC 制御装置(制御ステーション) BS 通信回線 PLT プラント SN センサ AC アクチュエータ 1 表示手段 2 キーボード 3 表示制御部 4 第1のSFC表示手段 5 第2のSFC表示手段 6 第3のSFC表示手段 7 工程表示手段 8,9 通信手段 10 機能ブロック
Claims (2)
- 【請求項1】プラントを制御する制御装置と、この制御
装置に通信回線を介して接続され制御装置が扱う各種の
情報を表示する監視機能を有した監視装置とを備えたシ
ーケンス制御装置であって、 前記監視装置に、 プラントを構成している装置と装置の間の制御手順を、
シーケンシャル・ファンクション・チャート(SFC)
形式で表示する第1のSFC表示手段と、 第1のSFC表示手段で表示されている装置における制
御手順をSFC形式で表示する第2のSFC表示手段
と、 第2のSFC表示手段で表示されている装置の個々の手
順をSFC形式で表示する第3のSFC表示手段と、 第3のSFC表示手段で表示されている個々の手順の中
の一つ一つの実行単位を、シーケンス言語SEBOL,
シーケンステーブル,ロジックチャートのいずれかによ
り表示する工程表示手段とを設けたことを特徴とするシ
ーケンス制御装置。 - 【請求項2】第1〜第3のSFC表示手段で表示される
手順において、現在進行中の部分を他の部分とは識別可
能のように強調表示するようにした請求項1のシーケン
ス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214457A JPH0876836A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | シーケンス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214457A JPH0876836A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | シーケンス制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876836A true JPH0876836A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16656071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6214457A Pending JPH0876836A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | シーケンス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0876836A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001202122A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-27 | Yuji Naka | バッチプラントの制御方法、バッチプラントの制御プログラムを記憶した記録媒体、及びバッチプラントの制御装置 |
JP2003186506A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-07-04 | Toyoda Mach Works Ltd | シーケンスコントローラのモニタ装置 |
JP2011109742A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Toshiba Corp | インターロックロジック図表示装置およびインターロックロジック図表示方法 |
EP2413239A1 (en) | 2010-07-27 | 2012-02-01 | Yokogawa Electric Corporation | Sequence controller |
JP2013196016A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ブロック線図表示装置、ブロック線図表示方法、及びプログラム |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP6214457A patent/JPH0876836A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP2413239A1 (en) | 2010-07-27 | 2012-02-01 | Yokogawa Electric Corporation | Sequence controller |
US9442761B2 (en) | 2010-07-27 | 2016-09-13 | Yokogawa Electric Corporation | Sequence controller |
JP2013196016A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ブロック線図表示装置、ブロック線図表示方法、及びプログラム |
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