JPH0876362A - マスク保護装置のペリクル枠への保護膜の塗布方法 - Google Patents

マスク保護装置のペリクル枠への保護膜の塗布方法

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JPH0876362A
JPH0876362A JP21157294A JP21157294A JPH0876362A JP H0876362 A JPH0876362 A JP H0876362A JP 21157294 A JP21157294 A JP 21157294A JP 21157294 A JP21157294 A JP 21157294A JP H0876362 A JPH0876362 A JP H0876362A
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frame
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Toshio Kaya
敏男 賀屋
Hiroaki Nakagawa
広秋 中川
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 マスク保護装置のペリクル枠からの発塵を
防止するため、ペリクル枠内側目面に粘着剤を塗布して
保護膜を形成し、枠内側面の微少な窪みに入り込んでい
る異物を封じ込める方法において、枠内側面よりエッジ
を経てマスクへの接着剤に至るまでの全域にわたって均
一に厚薄むらを生ずることなく、しかも表面がフラット
で、粘着剤の微粒子により異物検査時に異物と誤認され
ることのないようにする。 【構 成】 吐出孔12を備えたへら状の塗布ノズル1
3を用い、吐出孔12をペリクル枠内側面に押し当てた
状態で粘着剤を吐出孔12より吐出させながらペリクル
枠に沿わせて移動させ、フラットコート法より粘着剤を
枠内側面に塗布する。ついで枠下端面に低粘度の流動性
のある粘着剤を塗布し、枠内側面よりエッジを経て枠下
端面に至るまで粘着剤による保護膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペリクル枠と、ペリク
ル枠の一側面に張設される透明な薄膜よりなり、集積回
路の製造工程におけるフォトリソグラフィ工程で使用さ
れるマスク或いはレチクル(以下「マスク」という)に
塵埃等が付着するのを防止する目的で用いられるマスク
保護装置において、ペリクル枠内側面にペリクル枠から
の発塵を防止するために塗布される保護膜の塗布方法に
関する。
【0002】
【従来技術】マスク保護装置のペリクル枠には一般に、
アルマイト処理されたアルミ枠が用いられるが、その表
面は精微に観察すると、微細な凹凸を有し、凹部の窪み
に入り込んでいる異物が振動や衝撃により、ときには飛
び出して発塵するおそれがある。
【0003】特開昭64−205533号には、こうし
たペリクル枠からの発塵を防止するため、ペリクル枠の
内側面に塗料や粘着剤を塗布して保護膜を形成し、枠の
微少な窪みに入り込んでいる異物を封じ込めるようにし
たマスク保護装置が開示され、塗料や粘着剤を塗布する
方法の一つとして、スプレーによる塗布が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】塗料や粘着剤をスプレ
ーによって塗布する場合、形成された保護膜に厚薄むら
ができ易いうえ、塗料や粘着剤は微粒子よりなるため、
保護膜の表面が付着した微粒子により凹凸状を呈するよ
うになり、異物検査のとき、これを異物と誤認するおそ
れがあり、また微粒子間には微少な隙間ができ、全面に
保護膜が形成されないことがある。
【0005】本発明は、上記の問題を解消することを目
的としてなされたものである。
【0006】
【課題の解決手段及び作用】本発明の保護膜の塗布方法
は、ペリクル枠と、ペリクル枠の一側面に張設される薄
膜よりなるマスク保護装置のペリクル枠内側面に塗料な
いし粘着剤を塗布して保護膜を形成する方法において、
一ないし複数の吐出孔を有し、ペリクル枠内側面に線な
いし面接触する塗布ノズルを用い、吐出孔より吐出した
塗料ないし粘着剤を塗布ノズルでペリクル枠内側面に押
し当てながらペリクル枠の内側面に沿い移動させること
を特徴とする。
【0007】本方法によれば、ペリクル枠内側面全面に
均一で、しかも表面がフラットな保護膜が形成されるよ
うになる。本方法の塗布ノズルとしては、ペリクル枠内
側面に線ないし面接触するものが用いられるが、こうし
たものとしては、例えば、へら状、円柱状、多角形柱
状、楕円柱状、などが挙げられる。又、必要に応じて、
ペリクルの内面形状に合わせて変形させてもよい。
【0008】また本方法で用いる塗料としては、油性、
水性、樹脂製塗料、顔料など金属の表面保護や着色のた
めに使用される一般的な塗料、伝熱性や導電性或いは光
線の吸収や反射の調節その他特殊な用途に使用される塗
料などが挙げられ、このなかでは、導電性物質が好まし
い例として挙げられる。塗料が帯電性物質であると、帯
電により塵が吸収され易く、吸収された物質が何らかの
拍子で外れるおそれがあるのに対し、導電性物質ではこ
うした問題を生じないからである。
【0009】粘着剤には無機系のものもあるが、一般に
は有機系のものが使用される。上述する塗料ないし粘着
剤のなかでは、粘着剤を用いるのが望ましい。粘着剤を
塗布することにより、枠の窪みに入り込んでいる異物を
封じ込め、外部に飛び出すことがないようにすることが
できると共に、ペリクル枠の内側に入り込んで枠内側面
に付着した異物を保持できるようになり、マスク上に落
下させないようにすることができる。
【0010】本発明による塗料ないし粘着剤の塗布は、
ペリクル枠を多段に重ね、その内側面全体を上述のフラ
ットコート法により塗布することもできるが、好ましく
はペリクル枠一つ一つに対し、上述するように接着剤が
塗布される。多段に重ねたペリクル枠に対し、塗料ない
し粘着剤を塗布する場合、一工程で塗布することができ
る反面、ペリクル枠を一つ一つ取り外すと、上下のペリ
クル枠間の塗料ないし粘着剤が引剥がされるようにな
り、破断面から発塵するおそれがあるのに対し、ペリク
ル枠一つ一つに塗料ないし粘着剤を塗布する場合、こう
した問題を生じない。
【0011】ペリクル枠は一般に図1に示すように、エ
ッジ1aが面取りされ、塗布ノズル2で吐出孔3から吐
出した塗料ないし粘着剤4をペリクル枠内側面bに押し
当てると、塗料ないし粘着剤4がエッジ1aに押出さ
れ、エッジまで保護膜が形成されるようになるが、ペリ
クル枠上端面1cの場合、上端面全体に薄膜が接着され
るため問題はないとしても、下端面1dに接着されるマ
スクへの接着剤5 は通常、図2に示すように、下端面全
体に接着される訳ではないため、露出部1eが残るよう
になる。
【0012】この問題を解消するには、図3に示すよう
に塗布ノズル2の先端にエッジ1aに沿う形状のフック
状押え部6を形成し、塗料ないし粘着剤4を押え部6で
押出して露出部1eに至るまで保護膜を形成させるよう
にするか、或いは第1段階で図1に示すように、ペリク
ル枠内側面とエッジまで保護膜を形成したのち、第2段
階で図4に示すように、ペリクル枠下端面1dに塗料し
ないし粘着剤7を塗布するか、或いはペリクル枠を上下
反転し、上向きとなったペリクル枠上端面に粘着剤を塗
布し、更にその上にマスクへの接着剤5を塗布するよう
にするとよい。第2段階で塗布される塗料ないし粘着剤
としては、速かに拡散するように低粘度の流動性のある
ものが望ましい。
【0013】
【実施例】図5は、本発明方法で用いる塗布装置につい
て示すもので、x軸、y軸及びz軸方向に制御されるロ
ボット(図示しない)に回転可能に軸支されるノズルホ
ルダー11と、ノズルホルダー11に取着され、一つの
吐出孔12を備えた塗布ノズル13と、容器16内の粘
着剤17を液送チューブ14を介して塗布ノズル13に
供給するポンプ15とよりなっている。
【0014】ペリクル枠18の内側面に粘着剤を塗布す
るときには、段付きのスタンド19の内側にペリクル枠
18を嵌着したのち、ロボットをxy軸及びz軸方向に
制御して吐出孔12をペリクル枠内側面中央部に押し当
てる。この状態でポンプ15を駆動し、容器16内の粘
着剤17を塗布ノズル13に圧送し、吐出孔12より吐
出させながらロボットをxy制御して塗布ノズル13を
ペリクル枠18に押し当てた状態で枠18に沿わせ移動
させる。
【0015】以上のようにしてペリクル枠の内側面にフ
ラットコート法により粘着剤による保護膜が形成され
る。この保護膜は塗布ノズル13が押し当てられて粘着
剤が上下に押出されることによりエッジに至るまで形成
される(図1参照)。次にペリクル枠18の上下反転
し、上向きとなった枠上端面に上記粘着剤より低粘度の
接着剤が塗布される(図4参照)。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の塗布方法によれば、
ペリクル枠内側面全域にわたって均一で隙間なく、表面
がフラットな保護膜が形成されるようになり、ペリクル
枠内側の微少な窪みに入り込んでいる異物を封じ込めて
発塵するおそれをなくすことができるほか、表面がフラ
ットであるため、異物検査時に異物と誤認するおそれを
なくすことができる。
【0017】請求項2記載の塗布方法においては、一度
の工程でペリクル枠の内側面よりエッジを経て下端面に
接着されるマスク接着剤に至るまで保護膜が形成できる
ようになり、枠の露出部分がなくなるため、枠からの発
塵を防止することができる。請求項3記載の塗布方法に
よれば、ペリクル枠の下端面に保護膜を確実に形成する
ことができる。
【0018】請求項4記載の塗布方法のように、低粘度
の流動性のある粘着剤を用いれば、保護膜を迅速に形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による塗布方法を示す断面図。
【図2】 ペリクル枠下端面にマスクへの接着剤を接着
した状態を示す断面図
【図3】 別の態様を示す断面図。
【図4】 ペリクル枠下端面に粘着剤を塗布した断面
図。
【図5】 塗布装置の概略図。
【符号の説明】
1、18・・ペリクル枠 1a・・エッジ 1b・・内側面 1c・・上端面 1d・下端面 1e・・露出部 2、13・・塗布ノズル 3、12・・吐出
孔 4・・粘着剤 5・・接着剤 6・・押え部 11・・ノズルホ
ルダー 15・・ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリクル枠と、ペリクル枠の一側面に張
    設される薄膜よりなるマスク保護装置のペリクル枠内側
    面に塗料ないし粘着剤を塗布して保護膜を形成する方法
    において、一ないし複数の吐出孔を有し、ペリクル枠内
    側面に線ないし面接触する塗布ノズルを用い、吐出孔よ
    り吐出した塗料ないし粘着剤を塗布ノズルでペリクル枠
    内側面に押し当てながらペリクル枠の内側面に沿い移動
    させることを特徴とするペリクル枠への保護膜の塗布方
    法。
  2. 【請求項2】 塗布ノズルには、ペリクル枠下端面のエ
    ッジに沿う形状のフック状押え部が形成される請求項1
    記載のペリクル枠への保護膜の塗布方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法によりペリクル枠内
    側面に塗料ないし粘着剤を塗布後、ペリクル枠下端面に
    粘着剤を塗布することを特徴とするペリクル枠への保護
    膜の塗布方法。
  4. 【請求項4】 ペリクル枠下端面に塗布される粘着剤
    は、低粘度の流動性を有する粘着剤である請求項3記載
    のペリクル枠への保護膜の塗布方法。
JP21157294A 1994-09-05 1994-09-05 マスク保護装置のペリクル枠への保護膜の塗布方法 Expired - Lifetime JP3415683B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175874A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Shin Etsu Chem Co Ltd ペリクルフレーム内面への粘着剤の塗布方法
JP2012037609A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Shin Etsu Chem Co Ltd ペリクルの製造方法および装置

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JP2008175874A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Shin Etsu Chem Co Ltd ペリクルフレーム内面への粘着剤の塗布方法
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