JPH0876257A - レンズ系カバー - Google Patents

レンズ系カバー

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JPH0876257A
JPH0876257A JP21410494A JP21410494A JPH0876257A JP H0876257 A JPH0876257 A JP H0876257A JP 21410494 A JP21410494 A JP 21410494A JP 21410494 A JP21410494 A JP 21410494A JP H0876257 A JPH0876257 A JP H0876257A
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lens system
prism
lens
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Yasuto Oyama
康人 大山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムキャリヤのフィルムキャリヤ装着部
からの脱出時にはフィルムキャリヤ装着部でレンズやプ
リズムを露出させず、レンズ使用時にはレンズやプリズ
ムを露出させて、これを、取り忘れるようなこともなく
かつ面倒な作業も要せず実現する。 【構成】 プリンタプロセッサのプリンタ部において、
ネガキャリヤ24がケーシング16上面の開口116に
装着されているときは、カバー本体152が焼付光軸J
上から退避位置し、焼付光の一部はプリズム102によ
って測光用として照射される。ネガキャリヤ24を焼付
光軸J上の開口116から脱出させると、脱出操作に伴
い、ネガキャリヤ24の操作部196がレバー170の
先端部171の押圧を止め、コイルスプリング190、
184の復帰変形力で、作動片152を介してカバー本
体152が軸ピン160回りに矢印Dと反対の向きに回
動して焼付光軸J上へ移動する。レンズ系は開口116
で露出しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、プリンタプロ
セッサのプリンタ部等の焼付装置に用いられ、写真フィ
ルムを通過する焼付光を照射するレンズ、プリズム付レ
ンズ等のレンズ系のカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサのプリンタ部では、
ネガフィルムの画像がレンズ系を通して印画紙に焼き付
けられる。このプリンタ部においては、例えば、次の構
成が採られる。
【0003】すなわち、ネガフィルムがネガキャリヤに
装填されてそのネガキャリヤが焼付光軸上のネガキャリ
ヤ装着部に着脱自在とされる。ネガキャリヤ装着部に対
するネガキャリヤの装着の向きを90°変えることによ
り、ネガフィルムの向きを、縦、横に適宜選択して、ネ
ガフィルムを焼き付けることができる。また、ネガキャ
リヤは、フィルムのサイズに適したものに交換して用い
られる。一方、レンズ系のネガキャリヤ装着部側にはプ
リズムが設けられる。プリズムは、ネガフィルムを通過
した焼付光をレンズ系に照射するとともに焼付光の一部
をCCDを備えたセンサに向けて照射する。これによ
り、ネガフィルムの濃度等を測定して色や濃度の補正を
行い、最適なプリント条件を選定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネガキャリ
ヤをネガキャリヤ装着部から脱出させると、ネガキャリ
ヤ装着部が開放されてネガキャリヤ装着部でレンズやプ
リズムが露出する。レンズやプリズムが露出すると、ネ
ガキャリヤ装着部を通して、レンズやプリズムに埃が付
き、あるいは、レンズ若しくはプリズム付レンズのネガ
キャリヤ装着部側に手が触れて指紋が付いたり傷が付い
たりする恐れがある。
【0005】これは、ネガキャリヤを脱出させたときに
レンズやプリズムにサックを施せば防止されるが、サッ
クの取り忘れが予想される。また、ネガキャリヤの着脱
の度に、サックを施し、そして取り外す必要があり、こ
れは面倒な作業である。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、フィルムキャ
リヤをフィルムキャリヤ装着部から脱出させたときには
フィルムキャリヤ装着部でレンズやプリズムを露出させ
ず、レンズ使用時にはレンズやプリズムを露出させて、
これを、取り忘れるようなこともなくかつ面倒な作業も
要せずに実現するレンズ系カバーを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のレンズ系カバーは、写真フィルムの画像をレンズ系を
通して感光材料へ焼き付けるプリンタ部において、写真
フィルムをフィルムキャリヤに装填してこのフィルムキ
ャリヤを焼付光の焼付光軸上のフィルムキャリヤ装着部
へ着脱自在に設けてなる前記プリンタ部に用いられ、前
記焼付光軸上の位置と焼付光軸上から退避する位置との
間で移動自在に設けられ、焼付光軸上の位置ではレンズ
系のフィルムキャリヤ装着部側を覆うカバー本体と、前
記フィルムキャリヤの着脱操作によりカバー本体を作動
して、フィルムキャリヤのフィルムキャリヤ装着部への
装着状態ではカバー本体を焼付光軸上から退避位置し、
フィルムキャリヤのフィルムキャリヤ装着部からの脱出
状態ではカバー本体を焼付光軸上へ位置する作動手段
と、を備えた構成を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明のレンズ系カバー
は、請求項1の構成において、前記レンズ系を焼付光軸
上に対して着脱自在とし、レンズ系の着脱操作によりカ
バー本体を作動して、レンズ系の焼付光軸上への装着状
態では前記フィルムキャリヤの着脱操作によるカバー本
体の作動を許容し、レンズ系の焼付光軸上からの脱出状
態ではカバー本体を焼付光軸上から退避位置してなるこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、フィルムキャリヤがフィル
ムキャリヤ装着部に装着されているときは、カバー本体
が焼付光軸上から退避位置し、焼付光がカバー本体で遮
られることなく写真フィルムの画像はレンズ系を通って
感光材料へ焼き付けられる。レンズ系がプリズム付レン
ズである場合には、焼付光の一部はプリズムによって測
光用として照射され、例えば、CCDを有するセンサが
それを受光して、ネガフィルムの濃度等を測定し、焼付
にあたって濃度補正等を行って、焼付条件の選定が可能
となる。
【0010】例えば、写真フィルムの縦、横の向きを変
えようとフィルムキャリヤをフィルムキャリヤ装着部か
ら脱出させると、これに伴いカバー本体は退避位置から
移動して焼付光軸上へ位置する。
【0011】これにより、フィルムキャリヤがフィルム
キャリヤ装着部から脱出しても、レンズあるいはプリズ
ム付レンズはフィルムキャリヤ装着部で露出せず、レン
ズやプリズムがフィルムキャリヤ装着部で露出すること
に起因してフィルムキャリヤ装着部を通してレンズやプ
リズムに埃が付き、あるいは、レンズやプリズム付レン
ズに手が触れて指紋が付いたり傷が付いたりすることが
防止される。
【0012】次に、フィルムキャリヤをフィルムキャリ
ヤ装着部へ装着すると、この装着に伴い、カバー本体は
焼付光軸上の位置から移動して焼付光軸上から退避位置
する。
【0013】従って、フィルムキャリヤをフィルムキャ
リヤ装着部から脱出させたときにはフィルムキャリヤ装
着部でレンズやプリズムを露出させず、レンズ使用時に
はレンズやプリズムを露出させることができ、しかも、
それは、フィルムキャリヤの着脱操作によって実現さ
れ、従来のようにサックを取り忘れるようなこともな
く、かつフィルムキャリヤの着脱の度にサックを施し、
取り外すような面倒な作業も不要である。
【0014】請求項2にあるように、レンズ系を焼付光
軸上に対して着脱自在とする場合、レンズ系の焼付光軸
上への装着状態では、上述のフィルムキャリヤの着脱操
作に伴うカバー本体の移動が許容される。カバー本体の
焼付光軸上からの脱出状態では、カバー本体は焼付光軸
上から退避している。
【0015】例えば、レンズ系を焼付光軸から退避位置
して、プリズムの無い他のレンズ系と交換する場合に、
他のレンズ系が大型であるために、レンズ系にプリズム
を設けることができなくて測光ミラーによって焼付光を
測光用として反射させるような場合に、ミラーがカバー
本体と干渉するようなことはない。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るレンズ系カバーの一実施
例を、プリンタプロセッサのプリンタ部に適用したもの
について、図1乃至図11に基づき説明する。
【0017】なお、本発明のレンズ系カバーのカバー本
体によってフィルムキャリヤ装着部側が覆われるレンズ
系としては、プリズムを入射側に設けて、焼付光の一部
を測光用として分岐して照射するレンズ系、プリズムを
設けず、測光光を得るのにミラーを用いるレンズ系、あ
るいは、プリズムもミラーも設けないレンズ系について
も適用可能である。本実施例では、プリズムを入射側に
設けたレンズ系について説明する。
【0018】図1に示すように、プリンタプロセッサ
は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備え、図1
で左側がプリンタ部12とされ、右側がプロセッサ部1
4とされる。プリンタ部12では、プリンタプロセッサ
のケーシング16上外に光源18が設けられ、光源18
からは光軸を水平とする光(焼付光)が射出される。光
軸(焼付光軸J)を水平として射出された光は、C、
M、Yの3組のフィルタよりなるCCフィルタ20を通
り、拡散筒22内で拡散されて屈曲され、垂直下方へ向
きを変えて照射される。垂直とされた光軸上において、
ケーシング16上面には、フィルムキャリヤとしてのネ
ガキャリヤ24が装着され、ケーシング16内には下方
へ向けて順にレンズ系26、シャッタ28、焼付台30
がそれぞれ設けられる。
【0019】焼付台30は上面が水平とされ、上面に沿
っては、図1で左方から右方へ向けて走行駆動される搬
送ベルト32が設けられ、焼付台30の搬送ベルト走行
始端側には、感光材料としての印画紙34を巻き取って
収容したペーパマガジン36が設けられる。印画紙34
は、ペーパマガジン36から送りだされた後に所定長さ
にカッタ38で切断され、搬送ベルト32上に載って焼
付台30上の所定位置へ搬送される。焼付台30の上面
と、これに沿って走行する搬送ベルト32とには、それ
ぞれ多数の開孔が連通して形成されており、焼付台30
の内部を吸引ファン40で負圧とする(吸引方向を矢印
Hで示す)ことにより、印画紙34を、焼付台30上の
所定位置で、搬送ベルト32を介して焼付台30に吸引
保持することが可能となっている。
【0020】ネガキャリヤ24には写真フィルムとして
のネガフィルム42が装填され、ネガフィルム42の画
像を、焼付台30に吸引保持された印画紙34へ焼き付
けることが可能となる。
【0021】焼付台30の上側には、イーゼル装置44
が設けられていて、イーゼル装置44は、縁有画像を印
画紙34へ焼き付ける場合に印画紙34の周縁を覆うこ
とができる。
【0022】焼付を終了した印画紙34は、焼付台30
への吸引保持されながら、搬送ベルト32で搬送され、
焼付台30の搬送ベルト走行終端側に位置する一対のロ
ーラ46間を通過するのに伴い、水平方向から垂直方向
へ向きを変えて搬送ベルト32から離れ、プロセッサ部
14へ向かう。図1に、印画紙34の搬送路48を一点
鎖線で示す。
【0023】焼付台30からプロセッサ部14へ向かう
搬送路48には、これに対向して印字ヘッド50が設け
られ、焼付後の印画紙34へ印字を行うことができる。
【0024】プロセッサ部14では、現像槽52、漂白
定着槽54、そして4つの水洗槽56がプリンタ部12
側から順に隣接配置され、現像槽52には現像液が、漂
白定着槽54には漂白定着液が、水洗槽56には水洗水
がそれぞれ満たされるとともに、槽内にはまた、処理ラ
ック58が設けられる。処理ラック58は、処理液中に
印画紙34をU字型に搬送する。また、処理ラック58
の上部には、クロスオーバーラック62が設けられ、ク
ロスオーバーラック62は、処理液中へ印画紙34を導
入し、処理液中から印画紙34を導出するための液外搬
送部を備える。
【0025】印画紙34は現像槽52で現像処理され、
漂白定着槽54で漂白処理及び定着処理され、水洗槽5
6で水洗処理される。
【0026】現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽56
にはこれらとそれぞれ対応して補充タンク68が連通さ
れ、各槽への現像補充液、漂白定着補充液、水洗補充水
の補充がなされる。
【0027】各処理が終了した印画紙34は、プロセッ
サ部14の上部に位置する乾燥部70へ搬送される。乾
燥部70では、印画紙34は、チャンバ72から送風さ
れる熱風を下方(熱風の方向を矢印Iで示す)から受
け、網ベルト74の下側へ押し付けられるようにして網
ベルト74の走行により水平に搬送され、搬送されなが
ら乾燥処理される。
【0028】乾燥処理された印画紙34は、乾燥部70
の終端でU字型に折り返されて外部のストック部76へ
排出され、ストック部76で積み重ねられてストックさ
れる。
【0029】乾燥部70の終了端では搬送路48に、ス
トック部へ到る本路78と切り換え可能に支路80が設
けられ、支路80は濃度計82へ到る。印画紙が現像液
の劣化を測定するためのものである場合には、印画紙を
乾燥部70からストック部76へ排出することなく支路
80に入れ、濃度計82によって測定が行われる。
【0030】さて、ネガフィルム42が35ミリフィル
ムのような場合には、レンズ系26の上側にプリズム
(ビームスプリッタ)102が設けられる。プリズム1
02は、ネガフィルム42を通過した光源からの光(焼
付光)をそのまま下方へ通過させてレンズ系26に照射
するとともに、焼付光の一部を測光用として図1で左方
へ照射する。測光光の測光光軸Kは水平とされ、測光光
軸上には、CCDを備えたセンサ(受光手段)104が
設けられ、センサ104は、測光光を受光して、これに
基づきネガフィルム42の濃度等を測定し、色、濃度を
補正し、焼付条件を選定することが可能となる。
【0031】レンズ系26は、プリズム102と一体的
に、支持台106上を水平に図1で表裏方向に移動可能
とされ、焼付光軸J上に対して着脱自在とされる。レン
ズ系26を図1で裏側へ移動して焼付光軸上から脱出さ
せることにより、他のレンズ系を図1で表側から支持台
106上に載せて移動して焼付光軸上へ装着することが
可能となる。
【0032】ネガフィルム42がブローニーフィルムの
ような場合には、それに対応する他のレンズ系が装着さ
れる。このレンズ系は大型であるため、測光光を照射す
るのに、プリズムではなく、測光ミラー(以下単にミラ
ーと称する)108が使用される。ミラー108は、保
持部材としての保持板110の先端部に保持されてい
る。ミラー108を使用しないときは、保持板110
は、図1に示すように、格納部材としての格納板112
に格納されており、ミラー108は焼付光軸J上から退
避位置して焼付光を遮ることがない。ミラー108の使
用時には、図2に示すように、保持板110を格納板1
12から斜め上方(矢印Gの向き)へ延出移動すること
により、ミラー108が焼付光軸J上でネガフィルム4
2と印画紙34との間に位置し、ネガフィルム34を通
過した焼付光を印画紙34に照射することなく測光光と
して反射する。ミラー108の反射面は焼付光軸に対し
て傾斜しており、ミラー108で反射された測光光の測
光光軸Lは、上記プリズム102により照射される測光
光の測光光軸Kと同軸とされ、センサ104はいずれの
測光光も受光することができる。保持板110を延出す
るには、その前に、レンズ系26を焼付光軸上から退出
させる。焼付条件選定後、保持板110を格納板112
へ格納すれば、この格納した状態で、他のレンズ系(図
示を省略)を焼付光軸上へ装着することができる。
【0033】プリズム102により照射される測光光と
ミラー108により反射される測光光とは光路長さが異
なる。これを是正するために、図1に示すように、測光
光軸上には補正レンズ114が設けられる。補正レンズ
114は、プリズム102の測光光出射側にプリズム1
02と一体的に取り付けられ(取り付け構造は図示を省
略)、レンズ系26と共に移動可能とされ、ミラー使用
時には、測光光軸上から脱出するようになっている。
【0034】また、ネガキャリヤ24は、焼付光軸J上
でケーシング16に形成された開口(フィルムキャリヤ
装着部としてのネガキャリヤ装着部)116に装着され
る。ネガキャリヤ24はケーシング16上面のガイド
(図示を省略)に沿って摺動自在とされ、ガイドを図1
で左方から右方へ矢印Cの向きに移動(前進)すること
により、開口116を覆うように位置する装着状態を得
る(図1に示す)。逆に、ネガキャリヤ24を図1で右
方から左方へ矢印Cと反対の向きに移動(後退)するこ
とにより、ネガキャリヤ24を開口116から脱出させ
ることができる(図3に示す)。
【0035】ネガキャリヤ24の着脱は、例えば、ネガ
フィルム42の向きを、縦、横に適宜選択して、ネガフ
ィルム42を印画紙34へ焼き付けるために、開口11
6に対するネガキャリヤ24の装着の向きを90°変え
るような場合や、大きさの異なるネガフィルムに対応す
る他のネガキャリヤ24を装着するような場合等に行わ
れる。
【0036】開口116の縁近くにはケーシング16内
に、図4に示すように、矩形板状のブラケット150が
立ち上げられて設けられ、ブラケット150には、レン
ズ系カバーのカバー本体152が設けられる。カバー本
体152は、プリズム114の焼付光入射側を覆うよう
な大きさの覆板154と、この覆板154の一端部から
延出した腕片156とを備え、腕片156の延出先端部
がブラケット150の下端部にスペーサ158を介して
軸ピン160で軸支される。軸ピン160の軸方向は水
平で図1で表裏方向とされ、カバー本体152がその軸
ピン160回りに回動自在となる。カバー本体152は
回動によって、覆板154がプリズム114の上記開口
116側を覆う焼付光軸上の位置(図5の位置)と、覆
板154がプリズムの後側に回り込んで焼付光軸上から
退避する位置(図6の位置)とを得る。なお、ブラケッ
ト150の下縁両側には、ブラケット150をケーシン
グ16へ取り付けるための取付片151がそれぞれ屈曲
形成されている。
【0037】軸ピン160は、ブラケット150を貫通
して腕片156と反対側へ突出し、突出先端が、プラケ
ット150の下縁をコの字型に屈曲形成してなる屈曲片
162に貫通して、軸ピン160の軸方向両端で2点支
持されている。
【0038】なお、図4乃至図7では、焼付光軸J、測
光光軸K、Lについて、照射方向に矢印を附して図示す
る。
【0039】次に、カバー本体152を作動する作動手
段について説明する。すなわち、ブラケット150に
は、作動片164が設けられる。作動片164は扇板状
に形成されて、扇中心部が、上記軸ピン160と平行な
軸ピン166でスペーサ168を介してブラケット15
0の上端部に支持され、軸ピン166回りに回動自在と
される。作動片164の回動方向端部には作動ピン16
8が突設され、作動ピン168は腕片156の回動方向
端縁157に当接し、作動片164の矢印Aの向きの回
動によって、カバー本体152を矢印Bの向きに押圧回
動する。
【0040】ブラケット150にはまた、レバー170
が設けられる。レバー170はL字型に屈曲形成され、
屈曲部位が、上記軸ピン160と平行な軸ピン172で
スペーサ174を介してブラケット150の上端部に軸
支され、軸ピン172回りに回動自在とされる。レバー
170の一端片の先端部171が矢印Cの向き(ネガキ
ャリヤの装着方向)に押されると、レバー170は矢印
Dの向きに回動する。上記作動片164の他端部には長
孔176が形成され、この長孔176内に嵌合する嵌合
ピン178がレバー170の他端片に突設されており、
レバー170が矢印Dの向きに回動すると、嵌合ピン1
70が長孔176内を孔長手方向に沿って摺動して作動
片164を矢印Aの向きに回動する。
【0041】レバー170の一端片の中間部位にある張
出部180の縁に対応してブラケット150の側縁には
ストッパ片182が屈曲形成され、ストッパ片182が
張出部180の縁に当接することにより、レバー170
の矢印Dと反対の向きの回動を阻止する。レバー170
の矢印Dと反対の向きの回動が阻止されることにより、
作動片164の矢印Aと反対の向きの回動が阻止され、
作動片164の矢印Aと反対の向きの回動が阻止される
ことによって、腕片156が作動ピン168と当接して
カバー本体152の矢印Bの向きと反対の向きの回動が
阻止される。レバー170の回動がストッパ片182で
当接阻止され、そして、カバー本体152の回動が作動
ピン168で当接阻止された状態で、カバー本体152
は焼付光軸J上にある(図4、図5の位置)。
【0042】カバー本体152の腕片156とブラケッ
ト150との間にはコイルスプリング184(カバー本
体付勢手段)が介在される。コイルスプリング184の
一端部は、腕片156の延出先端部の縁に螺合した係止
ビス186(図5を参照)に係止され、コイルスプリン
グ184の他端部は、ブラケット150にこの下側の隅
で螺合した係止ビス188に係止されている。コイルス
プリング184によれば、カバー本体152は、腕片1
56を作動ピン168と当接すべく矢印Bと反対の向き
へ回動付勢される。一方、レバー170とブラケット1
50の間には、コイルスプリング190(レバー付勢手
段)が介在されている。コイルスプリング190の一端
部は、レバー170の一端片の張出部180に螺合した
係止ビス192に係止され、コイルスプリング190の
他端部は、ブラケット150の側縁に屈曲形成された係
止片194に係止されている。コイルスプリング190
によれば、レバー170は、張出部180をストッパ片
182と当接すべく矢印Dと反対の向きへ回動付勢され
る。
【0043】図5に示すように、ネガキャリヤ24の底
面にはレバー170の一端片の先端部171と対応する
操作部196が形成され、ネガキャリヤ24を装着すべ
く矢印Cの向きに移動するとこれに伴い操作部196が
レバー170をコイルスプリング190、184の回動
付勢力に抗して矢印Dの向きへ回動押圧する。これによ
り、作動片164を介して、カバー本体152が焼付光
軸上の位置から矢印Bの向きにコイルスプリング184
の回動付勢力に抗して回動して焼付光軸上から退避位置
する(図6に示す)。ネガキャリヤ24が装着状態にあ
る間は、操作部196のレバー170の一端片の先端部
171への押圧が維持され、カバー本体152の焼付光
軸上からの退避位置が保持される。
【0044】ネガキャリヤ24を脱出させるために矢印
Cと反対の向きに移動すると、これに伴い、レバー17
0がコイルスプリング190の回動付勢力で、矢印Dの
向きと反対の向きに回動し、そして、カバー本体152
がコイルスプリング188の回動付勢力で矢印Bと反対
の向きに回動して焼付光軸上へ位置する(図4、図5の
状態を再び得る)。
【0045】また、ブラケット150は、貫通孔198
を備え、貫通孔198は、軸ピン160周りに円弧状と
された円弧部200を備える。一方、作動板202が、
レンズ系26と一体的に移動可能に設けられる。作動板
202は、これをレンズ系26と一体的に移動可能とす
るための取付片203を備えるとともに、円弧部200
の形状に対応した湾曲部204を備え、湾曲部204に
は、カバー本体152の腕片156の回動方向端縁15
7に対応する螺旋状の作動縁206が形成される。レン
ズ系26が焼付光軸上に位置するときは、湾曲部204
が貫通孔198内に入り込み、作動縁206は腕片15
6の回動方向端縁157と離間して、ネガキャリヤ24
の着脱操作に伴うカバー本体152の作動が可能であ
る。レンズ系26が焼付光軸上から脱出すべく図1で裏
側へ(図4で矢印Eの向きへ)移動すると、作動板20
2も同方向へ移動する。作動板202は貫通孔198か
ら出て作動縁206が腕片156の回動方向端縁157
と当接し、それを押圧して腕片156の回動方向端縁1
57との当接部位を変えることにより、カバー本体15
2を矢印Bの向きへ押圧回動する。カバー本体152の
腕片156には中間部に、上記回動方向端縁157と反
対側の回動方向端部(矢印Bの向き側の端部)に係止片
208が突出形成され、カバー本体152の回動に伴う
係止片208の回動軌跡上には、ケーシング16に係合
ストッパ210が設けられる。係合ストッパ210は先
端に屈曲部212を有する倒立L字型に形成され、上記
軸ピン160と平行な軸ピン213で支持されて軸ピン
213回りに回動自在とされ、軸ピン213の外周に嵌
合する捩じりコイルばね214(ストッパ付勢手段、図
4を参照)で、垂直状態へ回動付勢されている。
【0046】カバー本体152が焼付光軸J上の位置か
ら矢印Bの向きに回動すると、係止片208が係合スト
ッパ210の屈曲部212と当接し、当接後、屈曲部2
12を押圧して係合ストッパ210を捩じりコイルばね
214の回動付勢力に抗して矢印Fの向きへ回動して傾
斜させ(傾斜状態を、図4、図7に鎖線で示す)、係止
片208が屈曲部210の下側に到ると、係合ストッパ
210が回動復帰して、屈曲部212が係止片208の
上側に位置し、カバー本体152の矢印Bと反対の向き
の回動が阻止されて、焼付光軸上からの退避位置へ保持
される(図7の状態)。
【0047】このときのカバー本体152の焼付光軸上
の位置からの回動角度は略90°に到り、ネガキャリヤ
24の装着によるカバー本体152の焼付光軸上からの
退避位置における回動角度より大きくされる。図7に示
すように、ミラー108を焼付光軸上に位置すべく保持
板110を格納板112から延出したときに、保持板1
10の延出先端部がカバー本体152と干渉しないよう
に、カバー本体152が焼付光軸上から十分に大きく退
避するのである。
【0048】なお、ネガキャリヤ24の脱出によってカ
バー本体152が焼付光軸上から退避位置(図6の位
置)した状態で、レンズ系26を矢印E(図4を参照)
の向きへ移動した場合には、レンズ系26と共に同方向
へ移動する作動板202によってカバー本体152が更
に押圧回動され、図7に示す退避位置を得ることができ
る。
【0049】次に、ミラー構造について図8乃至図11
に基づき詳説する。ミラー108を保持した保持板11
0を格納する格納板112は、図8に示すように、保持
板延出方向(矢印Gの向き)と同方向へ傾斜配置され、
図9に示すように、保持板延出方向と直交する斜め上方
から見て矩形とされる。格納板112の周縁は、保持板
延出側の端部の中央部を除いて(保持板110の通路と
なる)立上げられる。保持板格納側の端部の立上縁片2
50には端板252が対向して固着され、端板252に
は取付片254がボルト256止めされ、側部の立上側
片258には取付片260が一体に形成されている。格
納板112は、それら取付片254、260によって、
ケーシング16内にセンサの下方へ取り付けられる。
【0050】図9及び図10に示すように、格納板11
2には、保持板延出方向から見て左右両側にそれぞれ、
保持板延出方向を軸方向とする案内パイプ262がボル
ト263止めされて設けられる。案内パイプ262間に
は格納板112と平行に矩形の移動板(移動部材)26
4が設けられる。移動板264は、周縁が保持板延出側
の端部を除いて(保持板110の収容口となる)立ち上
げられてなる立上縁片266を備える。移動板264の
開放上部は、中央に矩形孔268を有する枠片270で
閉成され、枠片270には、案内パイプ262に向けて
突出して案内パイプ262の外周に嵌合する嵌合部27
2、274が設けられ、嵌合部272、274が案内パ
イプ262を摺動することにより、移動板264が格納
板の両端に渡り、保持板延出方向、保持板格納方向へ移
動自在とされる。
【0051】格納板112の一方の立上縁片258には
外側に、保持板格納側の部位に、駆動モータ276が設
けられ、駆動モータ276は、格納板112の保持板延
出側及び保持板格納側の両端部にそれぞれ位置するプー
リ278に掛け渡されたベルト280を案内パイプ26
2の軸方向に沿って走行駆動する。ベルト280と移動
板264とは連結片282で連結されて、ベルト280
は、この走行に伴い、移動板264を駆動する。
【0052】移動板264の内部には、保持板110の
基端部が収容される。図9に示すように、保持板110
は、延出方向へ長尺な矩形に形成され、周縁に立上縁片
284を備える。保持板110の延出先端部には、3片
のミラー押さえ片286が設けられ、押さえ片286の
基端部を保持板110にボルト288締めして、押さえ
片286の先端で、保持板110との間にミラー108
の縁部109を挟み込み、ミラー108を3点で保持す
る。
【0053】移動板264と保持板110の基端部との
間には、板ばね290が設けられる。図11に示すよう
に、板ばね290は、移動板264の枠片270と保持
板110の底111との間に位置し、保持板延出方向か
ら見て左右両側にそれぞれ設けられ、保持板延出方向に
長尺とされる。板ばね290の長手方向中央部は移動板
264の枠片270にボルト292で固着される固着部
294とされ、長手方向両端部は斜めに屈曲されて先端
が保持板110の底111に当接して底111を押圧す
る屈曲部296とされる。枠片270には、固着部29
4に嵌合して板ばね290の位置決めをなす突起271
が形成されている。
【0054】移動板264の保持板格納側の端部の立上
縁片266と、一方の側部の立上縁片266には、それ
ら立上縁片266と対向する保持板110の立上縁片2
84に向けて突出する突起298が形成され、突起29
8が保持板110の立上片284に当接して、移動板2
64に対する保持板110の格納方向の移動、延出方向
と直角の方向に沿った左右いずれか一方の移動を阻止す
る。移動板264に対する保持板110の延出方向の移
動、延出方向と直角の方向に沿った左右いずれか他方の
移動は、板ばね290が移動板264と保持板110と
の間に及ぼす押圧力で、阻止される。
【0055】板ばね290の各屈曲部296のそれぞれ
の先端に対応して、移動板264の底265には、セッ
トビス300が下側から螺合してセットビス300の先
端部が保持板110の底111外面に当接する。セット
ビス300の螺合長さが大きくなれば、板ばね290の
弾性力に抗して、保持板110は、この底111が移動
板264の底265と離れるように移動し、各セットビ
ス300の螺合長さを個々に調節すれば、保持板110
の姿勢を変えるべく保持板110を傾動させるてことが
できる。例えば、セットビス300のうちの保持板格納
側のセットビス300の螺合量を大きくし、保持板延出
側のセットビス300の螺合量を小さくすれば、保持板
110は、水平方向側へ傾斜し、逆に、セットビス30
0のうちの保持板格納側のセットビス300の螺合量を
小さくし、保持板延出側のセットビス300の螺合量を
大きくすれば、保持板110は垂直方向側へ傾斜する。
【0056】一方、保持板延出方向から見て左右いずれ
か一方のセットビス300の螺合量を大きくし、他方の
セットビス300の螺合量を小さくすれば、保持板11
0は他方側が下方に移動するように傾斜する。
【0057】保持板110の姿勢を変えることにより、
保持板110の先端部にあるミラー108の角度を調節
し、ミラー108で反射される測光光がセンサ104に
対して適正な方向となるようにされる。すなわち、測光
光の測光光軸Lの方向が調節される。
【0058】なお、セットビス300は、板ばね290
の屈曲部296の先端に対応位置して設けられるほか
に、移動板264の保持板格納側の中央部にも別途、セ
ットビス302が設けられている。それら全てのセット
ビスを調節せずとも、セットビス302と、セットビス
300のうちの保持板延出側の2本のセットビス300
とを調節するだけで、保持板110の姿勢を可変するこ
とができる。すなわち、3点調節が可能となる。
【0059】また、保持板110が延出されてミラー1
08が焼付光軸上にあるときに、セットビス300、3
02を下方から調節操作することができるように、格納
板112の底113には、セットビス300、302に
対応する位置にそれぞれ操作孔304が形成されてい
る。
【0060】更に、駆動モータ276としては、パルス
モータが可能であり、駆動モータ276は、測光に基づ
き焼付条件を選定する場合に、正転し、移動板264を
駆動して保持板110を延出移動し、そして、保持板1
10が第1位置に達してミラー108が焼付光軸上に位
置したときには、駆動モータ276の駆動力でその第1
位置を保持するような制御が可能である。
【0061】印画紙34への焼付を行う場合には、駆動
モータ276は逆転し、保持板110を格納移動し、保
持板110が第2位置へ到ってミラー108が焼付光軸
上から退避位置すると、その第2位置で停止するように
なっている。
【0062】駆動モータ276、ベルト280、移動板
264は、保持板110を作動する作動手段を構成す
る。
【0063】図8に示すように、保持板110が第1位
置にある場合に、前記ネガキャリヤ24をケーシング1
6の開口116から脱出すべく矢印Cと反対の向きへ移
動すると、その脱出操作に伴い、駆動モータ276が停
止するようにされる。駆動モータが停止すると、保持板
110は第1位置での保持が解除されて、移動板264
を含めて、それら自重で格納移動することができるよう
になっている。すなわち、ネガキャリヤ24の脱出操作
に伴い保持板110を直ちに第2位置へ強制的に格納移
動する強制手段が設けられる。
【0064】なお、強制手段にあって、保持部材を第2
位置へ移動するのに、自重ではなく、あるいは、自重に
加えて別途、弾性手段等の付勢手段を設けておくことも
可能である。
【0065】保持板110を第1位置に保持するには、
駆動モータ276の駆動力ではなく、別途保持板110
を第1位置に保持する手段を設けてもよい。
【0066】ネガキャリヤ24を、再度、装着する場合
にはその装着操作に伴い、駆動モータ276を正転し
て、保持板110を第1位置へ延出移動するようにして
もよい。
【0067】次に、上記実施例の作用を説明する。上記
構成によれば、ネガキャリヤ24がケーシング16上面
の開口116に装着されているときは、カバー本体15
2が焼付光軸J上から退避位置し、焼付光がカバー本体
152で遮られることなくネガフィルム42の画像はレ
ンズ系26を通って印画紙34へ焼付られる。焼付光の
一部はプリズム102によって測光用として照射され、
センサ104がそれを受光することに基づいて、ネガフ
ィルム42の濃度等を測定し、焼付にあたってCCフィ
ルタ20にて濃度補正等が可能となり、焼付条件の選定
がなされる。
【0068】ネガフィルム42の縦、横の向きを変えよ
うとネガキャリヤ24を開口116から脱出させると、
これに伴いカバー本体152は退避位置から移動して焼
付光軸J上へ位置する(図5の位置)。
【0069】これにより、ネガキャリヤ24が開口11
6から脱出しても、プリズム102は開口116で露出
せず、プリズムが開口で露出することに起因して開口を
通してプリズムに埃が付き、あるいは、プリズムに手が
触れて指紋が付いたり傷が付いたりすることが防止され
る。
【0070】次に、ネガキャリヤ24を開口116へ装
着すると、この装着に伴い、カバー本体152は焼付光
軸J上の位置から移動して退避位置に移動する(図6の
位置)。
【0071】従って、ネガキャリヤ24を開口116か
ら脱出させたときには開口116でプリズム102を露
出させず、レンズ使用時にはプリズム102を露出させ
ることができ、しかも、それは、ネガキャリヤ24の着
脱操作によって実現され、従来のようにサックを取り忘
れるようなこともなく、かつネガキャリヤの着脱の度に
サックを施し、取り外すような面倒な作業も不要であ
る。
【0072】レンズ系26を焼付光軸J上に対して着脱
自在とする場合、レンズ系26の焼付光軸J上への装着
状態では、上述のネガキャリヤ24の着脱操作に伴うカ
バー本体152の移動が許容される。カバー本体152
の焼付光軸J上からの脱出状態では、カバー本体152
は焼付光軸J上から退避位置する。
【0073】レンズ系26を焼付光軸J上から退避位置
して、レンズ系26を他のレンズ系と交換する場合に、
他のレンズ系が大型であるために、レンズ系のネガキャ
リヤ装着部側にプリズムを設けることができなくてミラ
ー108によって焼付光を測光用として反射させる場合
に、図7に示すように、ミラー108がカバー本体15
2と干渉するようなことはない。
【0074】また、ネガキャリヤ24の脱出操作に伴い
保持板110を第2位置へ強制的に格納移動する強制手
段によれば、ミラー108が焼付光軸J上にあるか否か
を意識することを要せずに、ネガキャリヤ24の脱出状
態ではミラー108が開口116で露出せず、プリズム
102と同様に、ミラーが開口で露出することに起因し
て開口を通してミラーに埃が付き、あるいは、ミラーに
手が触れて指紋が付いたり傷が付いたりすることが防止
される。
【0075】なお、カバー本体152を作動する作動手
段は、作動片164を介することなくレバー170の回
動を直接にカバー本体152に伝える構造であってもよ
く、また、カバー本体付勢手段、レバー付勢手段、スト
ッパ付勢手段を、コイルスプリング、捩じりコイルスプ
リング以外の他の弾性手段等で構成してもよい等、上記
実施例に限定されない。ただ、作動片164を介し、か
つ作動片164の回動方向を逆の方向とすることによ
り、レバー170の回動角度が小さくても、カバー本体
152の回動角度を大きく確保でき、従って、カバー本
体152を焼付光軸J上から退避させるためにレバー1
70を回動させるのに要するネガキャリヤ24の移動量
が少なくて済む。
【0076】また、上記実施例では、カバー本体152
で、プリズム102が覆われるが、レンズ系としては、
プリズムの入射側にレンズを設けて、そのレンズがカバ
ー本体で覆われるようにされるレンズ系も可能である。
また、カバー本体152で開口116側が覆われるレン
ズ系としては、そのようなプリズム付レンズ以外に、プ
リズムの無いもの等、開口116に対向しておりネガキ
ャリヤ24を脱出させたときにカバー本体152がなけ
れば露出してしまうような種々のレンズ系を含む。プリ
ズムのないレンズ系やプリズムの入射側にレンズを有す
るレンズ系の場合も、上記実施例と同様に、ネガキャリ
ヤ24が開口116から脱出しても、レンズは開口11
6で露出せず、レンズが開口で露出することに起因して
開口を通してレンズに埃が付き、あるいは、レンズに手
が触れて指紋が付いたり傷が付いたりすることが防止さ
れ、レンズ使用時にはレンズを露出させることができ、
しかも、それは、ネガキャリヤ24の着脱操作によって
実現される。
【0077】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではない。例えば、上記実施例では、プリンタプロ
セッサのプリンタ部12について説明したが、プリンタ
部は、そのようなものに限定されず、例えば、プリンタ
部が独立して設けられているものでもよい。
【0078】また、レンズ系として、ネガフィルムが3
5ミリフィルムのような場合に用いるレンズ系と、ネガ
フィルムがブローニーフィルムのような場合に用いる大
型のものについて説明したが、それらに限定されるもの
ではなく、種々のレンズ系が可能である。
【0079】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のレンズ
系カバーでは、フィルムキャリヤをフィルムキャリヤ装
着部から脱出させたときにはフィルムキャリヤ装着部で
レンズやプリズムを露出させず、レンズ使用時にはレン
ズやプリズムを露出させて、これを、取り忘れるような
こともなくかつ面倒な作業も要せずに実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ系カバーの一実施例を適用した
プリンタプロセッサの概略図である。
【図2】ミラーの使用状態を示す図1の一部に対応する
図である。
【図3】カバー本体でレンズやプリズムをカバーした状
態を示す図1の一部に対応する図である。
【図4】レンズ系カバーを図1の紙面裏側から見た斜視
図である。
【図5】レンズ系カバーをカバー本体が焼付光軸上に位
置する状態で示し、図1の紙面表側から見た図である。
【図6】カバー本体がネガキャリヤの装着によって焼付
光軸上から退避位置する状態を示し、図5に対応する図
である。
【図7】カバー本体がレンズ系の移動によって焼付光軸
上から退避位置する状態を示し、図5に対応する図であ
る。
【図8】ミラー構造を一部縦断して示す図である。
【図9】ミラー構造を上方から見た図である。
【図10】ミラー構造を保持板格納側から見た断面図で
ある。
【図11】ミラー構造の要部を縦断して示す図である。
【符号の説明】
12 プリンタ部 24 ネガキャリヤ(フィルムキャリヤ) 26 レンズ系 34 印画紙(感光材料) 42 ネガフィルム(写真フィルム) 102 プリズム 116 開口(フィルムキャリヤ装着部としてのネガキ
ャリヤ装着部) 152 カバー本体 164 作動片(作動手段) 170 レバー(作動手段) 196 操作部 202 作動板 J 焼付光軸 K 測光光軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムの画像をレンズ系を通して
    感光材料へ焼き付けるプリンタ部において、写真フィル
    ムをフィルムキャリヤに装填してこのフィルムキャリヤ
    を焼付光の焼付光軸上のフィルムキャリヤ装着部へ着脱
    自在に設けてなる前記プリンタ部に用いられ、 前記焼付光軸上の位置と焼付光軸上から退避する位置と
    の間で移動自在に設けられ、焼付光軸上の位置ではレン
    ズ系のフィルムキャリヤ装着部側を覆うカバー本体と、 前記フィルムキャリヤの着脱操作によりカバー本体を作
    動して、フィルムキャリヤのフィルムキャリヤ装着部へ
    の装着状態ではカバー本体を焼付光軸上から退避位置
    し、フィルムキャリヤのフィルムキャリヤ装着部からの
    脱出状態ではカバー本体を焼付光軸上へ位置する作動手
    段と、 を備えたことを特徴とするレンズ系カバー。
  2. 【請求項2】 前記レンズ系を焼付光軸上に対して着脱
    自在とし、レンズ系の着脱操作によりカバー本体を作動
    して、レンズ系の焼付光軸上への装着状態では前記フィ
    ルムキャリヤの着脱操作によるカバー本体の作動を許容
    し、レンズ系の焼付光軸上からの脱出状態ではカバー本
    体を焼付光軸上から退避位置してなることを特徴とする
    請求項1に記載のレンズ系カバー。
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