JPH0875855A - 光波距離計 - Google Patents

光波距離計

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JPH0875855A
JPH0875855A JP6239422A JP23942294A JPH0875855A JP H0875855 A JPH0875855 A JP H0875855A JP 6239422 A JP6239422 A JP 6239422A JP 23942294 A JP23942294 A JP 23942294A JP H0875855 A JPH0875855 A JP H0875855A
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JP
Japan
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laser
light
receiving element
light receiving
laser light
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JP6239422A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Fujita
司 藤田
Makoto Hirai
誠 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのレーザを電気的に切り換える光波距離
計において、内部光路の測定に誤差が生じるのを防止し
て、測定精度を向上させる。 【構成】 第1のレーザ11からの第1のレーザ光L1
を対象物Tに照射して、その反射光L2を受光素子3に
入射させると共に、第2のレーザ12からの第2のレー
ザ光L2を内部光路を通って上記受光素子3に入射さ
せ、受光素子3に入射した両レーザ光の位相差に基づい
て対象物Tまでの距離を測定する光波距離計1におい
て、第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L2の波長を
互いに異る値に設定する。第1のレーザ光L1を透過さ
せると共に第2のレーザ光L2を透過させない光学素子
4を、第1のレーザ11から受光素子3に至る測定光路
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部光と測定光の位相
を比較して距離を測定する光波距離計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光波距離計の一例を図4に示す。
図4において、光波距離計1は、第1および第2のレー
ザ11A,12Aを備えている。第1のレーザ11Aか
ら出射された第1のレーザ光L1は、一点鎖線で示す測
定光路を通って受光素子3に入射する。つまり、第1の
レーザ光L1は、ミラー21で反射され、対象物Tに照
射されて、対象物Tで反射された反射光L1が受光レン
ズ2を介して受光素子3に集光されて入射する。一方、
第2のレーザ12Aから出射された第2のレーザ光L2
は、二点鎖線で示す内部光路を通って、つまり、第2の
ミラー22で反射されて受光素子3に入射する。上記両
レーザ光L1,L2は所定の周波数で変調された変調光
とされており、受光素子3に入射した両レーザ光L1,
L2の位相差に基づいて対象物Tまでの距離が測定され
る。この種の光波距離計1は、第1および第2のレーザ
光L1,L2を交互に照射することで、図示しない受光
アンプや位相差を比較する位相計の温度ドリフトをキャ
ンセルできる。
【0003】ここで、測定光路と内部光路を切り換える
方法としては、1つのレーザからのレーザ光を、機械的
な切換器を用いて切り換える光波距離計が知られている
(たとえば、特開平2−242187号公報参照)。し
かし、かかる機械的な切換では、切換器を動作させるモ
ータなどの可動部品が必要になるばかりでなく、切り換
えを高速に行うことができない。これに対し、前述の図
4の従来例は、両レーザ11A,12Aを電気的に切り
換えるので、切り換えを高速に行うことができるという
利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2つのレーザ
11A,12Aを備えた光波距離計1では、以下の理由
から、内部光路の測定に誤差が生じることがある。すな
わち、図4(b)のように、第2のレーザ12Aから出
射された第2のレーザ光L2は、第2のミラー22から
受光素子3に入射するのであるが、受光素子3の表面に
おける反射光L2が受光レンズ2を通って対象物Tに照
射され、再び受光素子3に入射する。ここで、PINフ
ォトダイオードからなる受光素子3の反射率は30%程
度と大きいことから、内部光路の測定に誤差が生じる。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、2つのレーザを電気的に切り換える光波距離
計において、内部光路の測定に誤差が生じるのを防止し
て、測定精度を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、まず、第1のレーザ光と第2のレーザ光
の波長を互いに異なる値に設定している。また、第1の
レーザ光を透過させると共に第2のレーザ光を透過させ
ない光学素子を、第1のレーザから受光素子に至る測定
光路に設けている。
【0007】
【作用】本発明によれば、測定光路に設けた光学素子
が,第2のレーザ光を透過させないので、受光素子で反
射された第2のレーザ光が対象物で反射されて再び受光
素子に戻ってくることがない。したがって、内部光路の
測定に誤差が生じない。
【0008】なお、上記光学素子は、平板状の窓材や、
第1のレーザ光を受光素子に集光させるレンズにフィル
タ機能を持たせることにより構成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1において、第1のレーザ11は、たとえ
ば波長λ=670nmの赤色半導体レーザであり、一
方、第2のレーザ12は、たとえば波長λ=780nm
の赤外半導体レーザである。つまり、両レーザ光L1,
L2は、互いに異なる波長に設定されており、本実施例
では、第2のレーザ光L2の波長が第1のレーザ光L1
の波長よりも長い値に設定されている。
【0010】本実施例では、光波距離計1の窓材4が本
発明の光学素子を構成している。窓材4には、ガラス板
(窓材本体)41の表面に以下に説明するようなコーテ
ィングが施されている。窓材4の内表面には、つまり、
装置内部側の表面には、その中央部を除く部分(破線で
示す部分)に、第2のレーザ光L2を透過させない薄膜
42がコーティングにより形成されている。ここで、上
記窓材4の特性について説明すると、まず、ガラス板4
1は、図2(a)のように、両レーザ光L1,L2を含
む長波長の光を透過させる。一方、図2(b)のよう
に、薄膜42は第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L
2の中間の波長よりも短波長の光を透過させる。したが
って、図2(c)のように、窓材4は、第1のレーザ光
L1を透過させると共に第2のレーザ光L2を透過させ
ないバンドパスフィルタを構成している。
【0011】また、図1のガラス板41の内表面におけ
る中央部分(斜線で示す部分)には、つまり、第1のレ
ーザ光L1が第1のレーザ11から第1のミラー21で
反射されて対象物Tに向かう表面部分には、図3に示す
ように、第1のレーザ光L1の反射を防止する減反射コ
ーティング43が施されている。さらに、図1のガラス
板41の外表面、つまり、ガラス板41における装置外
部側の表面(斜線で示す部分)には、第1のレーザ光L
1の反射を防止する減反射コーティング44が施されて
いる。
【0012】光波距離計1は、発振器51および変調器
52を備えている。変調器52は、発振器51からの出
力を受けて、所定の周波数の送信信号aをレーザ駆動回
路53および位相計55に出力する。レーザ駆動回路5
3は両レーザ11,12を交互に発光させるものであ
る。第1のレーザ11から出射されたレーザ光L1は、
一点鎖線で示す測定光路を通って受光素子3に入射す
る。一方、第2のレーザ12から出射されたレーザ光L
2は、二点鎖線で示す内部光路を通って受光素子3に入
射する。
【0013】受光素子3は、両レーザ光L1,L2を受
けて、これを光電変換した受信信号bを、アンプ54を
介して、位相計55に出力する。位相計55は、上記送
信信号aおよび受信信号bから、両レーザ光L1,L2
の位相差を算出し、これをCPU56に出力する。CP
U56は、上記位相差に基づいて光波距離計1から対象
物Tまでの距離を算出する。
【0014】なお、その他の構成は、図4の従来例と同
様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0015】上記構成において、第2のレーザ光L2
は、受光素子3に入射すると共に、その一部が受光素子
3の表面で反射される。この反射された第2のレーザ光
は、受光レンズ2を通って窓材4に向かうが、窓材4は
第2のレーザ光L2を透過させない薄膜42を有してい
る。したがって、第2のレーザ光L2が対象物Tに照射
されることはないので、内部光路に測定誤差が生じな
い。したがって、光波距離計1から対象物までの距離を
正確に測定することができる。
【0016】また、本実施例では、フィルタ(光学素
子)である窓材4がバンドパスフィルタを構成している
ので、第2のレーザ光L2の透過による内部光の測定誤
差を防止し得るのみならず、外乱光が光波距離計1内に
入射するのを抑制できる。したがって、測定精度が向上
する。
【0017】また、第1のレーザ光L1は、第1のミラ
ー21で反射されて窓材4を通って対象物Tに向かい、
対象物Tで拡散反射されて、再び窓材4を通って受光素
子3に入射する。ここで、窓材4における上記第1のレ
ーザ光L1が通過する部分の表面には、減反射コーティ
ング43、44が施されている。したがって、第1のレ
ーザ光L1が窓材4の表面で反射されにくいから、受光
素子3に入射する第1のレーザ光L1の光量が増加す
る。したがって、S/N比が向上するから、測定精度が
向上する。
【0018】しかし、本発明では、減反射コーティング
43,44を必ずしも施す必要はない。
【0019】また、上記実施例では、コーティングによ
り薄膜42をガラス板41に設けたが、第2のレーザ光
L2を透過させない材質で窓材4を構成することによ
り、窓材4にフィルタ機能を持たせてもよい。つまり、
本発明の光学素子は、バンドパスフィルタに限らず、ロ
ーパスフィルタやハイパスフィルタで構成してもよい。
【0020】さらに、上記実施例では、窓材4にフィル
タ機能を持たせたが、本発明では受光レンズ2にコーテ
ィングを施すことなどによりフィルタ機能を持たせても
よく、あるいは、別途フィルタを設けた場合も本発明に
含まれる。
【0021】また、本発明に用いる両レーザ光の波長
は、互いに相違していればよく、上記実施例の波長に限
定されるものではない。また、本発明の光波距離計は、
変位計としても用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測定光路および内部光路をそれぞれ測定する第1および
第2のレーザ光の波長を互いに異なる値に設定すると共
に、内部光路を測定する第2のレーザ光を透過させない
光学素子を測定光路に設けたので、受光素子で反射され
た第2のレーザ光が対象物で反射して再び受光素子に入
射することがない。したがって、内部光路の測定に誤差
が生じないから、距離の測定を正確に行える。
【0023】また、窓材に減反射処理を施せば、第1の
レーザ光の透過率が向上して、第1のレーザ光の光量が
増加するので、より一層測定精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光波距離計の概略構成
図である。
【図2】窓材の特性を示す特性図である。
【図3】窓材の内面のコーティング状態を示す正面図で
ある。
【図4】従来の光波距離計を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1:光波距離計 2:(受光)レンズ 3:受光素子 4:窓材 11:第1のレーザ 12:第2のレーザ 43:減反射コーティング L1:第1のレーザ光 L2:第2のレーザ光 T:対象物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレーザからの第1のレーザ光を対
    象物に照射して、その反射光を受光素子に入射させると
    共に、第2のレーザからの第2のレーザ光を内部光路を
    通って上記受光素子に入射させ、上記受光素子に入射し
    た両レーザ光の位相差に基づいて上記対象物までの距離
    を測定する光波距離計において、 上記第1のレーザ光と第2のレーザ光とが互いに異なる
    波長に設定され、 上記第1のレーザ光を透過させると共に上記第2のレー
    ザ光を透過させない光学素子を、上記第1のレーザから
    受光素子に至る測定光路に設けたことを特徴とする光波
    距離計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記光学素子は平板
    状の窓材からなる光波距離計。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記光学素子は対象
    物で反射された第1のレーザ光を上記受光素子に集光さ
    せるレンズで構成されている光波距離計。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記窓材の装置内部
    側の表面における上記第1のレーザ光が上記第1のレー
    ザから対象物へ向かう部分は、上記第1のレーザ光の反
    射を防止する減反射処理が施されている光波距離計。
JP6239422A 1994-09-06 1994-09-06 光波距離計 Pending JPH0875855A (ja)

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JP (1) JPH0875855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002735A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 空間情報検出装置
JP2013210379A (ja) * 2009-12-08 2013-10-10 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
US9354352B2 (en) 2013-10-11 2016-05-31 Keyence Corporation Photoelectric sensor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013210379A (ja) * 2009-12-08 2013-10-10 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
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