JPH087563B2 - 図形パターンの圧縮方式とその復元方式 - Google Patents

図形パターンの圧縮方式とその復元方式

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JPH087563B2
JPH087563B2 JP62319274A JP31927487A JPH087563B2 JP H087563 B2 JPH087563 B2 JP H087563B2 JP 62319274 A JP62319274 A JP 62319274A JP 31927487 A JP31927487 A JP 31927487A JP H087563 B2 JPH087563 B2 JP H087563B2
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拓也 坂田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 罫線パターンなどのように比較的簡単な図形パターン
に主として用いられる圧縮方式とその復元方式に関し、 図形パターンを格納するためのメモリ容量を大幅に減
少させるとともに、圧縮処理及び復元処理を高速で行う
ことを目的とし、 ドットマトリックスにより表現された図形パターン
を、縦方向又は横方向のドット列のパターンデータと、
当該パターンデータを有するドット列の位置を示すビッ
トで構成された位置データとを用いて符号化し、作成さ
れた圧縮データをパターン記憶部に格納しておき、これ
から第1のポインタが指定する特定の圧縮データを読み
出し、そのパターンデータによって図形パターンの有形
部分のみを復元記憶部のドット列に書き込むように構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、罫線パターンなどのように比較的簡単な図
形パターンに主として用いられる圧縮方式とその復元方
式に関する。
文字、記号、又は罫線などの図形パターンは、近年に
おける表示装置や印刷装置の性能向上にともなってパタ
ーン数が増大し、しかもより多くのドットを用いて精細
且つ高品位に表現されるようになってきた。
このため、例えば日本語処理が可能な端末印刷装置や
表示装置においては、印刷に必要な図形パターンがビッ
トマトリックスの形式で格納されているが、図形パター
ンのパターン数は二千以上に達し、またパターンのマト
リックス構成が24×24ドットから32×32ドットに、さら
にそれ以上に高品位となって1パターン当たりのドット
数が増大してきたため、そのためのメモリ容量が膨大化
し、装置の実装容積の増大やコスト上昇などの問題を引
き起こしている。
したがって、これら図形パターンのデータをメモリに
効率よく格納し、メモリ容量を節減するための方式が要
望されている。
〔従来の技術〕
従来の端末印刷装置などにおいては、上述したように
図形パターンがビットマトリックスの形式で格納されて
いるため、メモリ容量はパターンのドット数に比例して
増加していた。
これを解消するために、本出願人は、図形パターン、
特に罫線パターンなどの比較的簡単な図形パターン(以
下「簡易図形パターン」という)のパターンデータを圧
縮してメモリに効率よく格納する圧縮方式とその復元方
式を、特願昭61−222567号として先に提案した。
第9図は、その従来の圧縮方式を説明するための簡易
図形パターンの一例を示す図であり、罫線パターンの1
つであるパターン「|」が、32×32ドットのマトリック
ス形式で表わされている。
上述した従来の圧縮方式は、このパターンを、列方向
(縦方向)を主走査方向、行方向(横方向)を副走査方
向として走査し、これによって仮想的に配列されるドッ
ト列に一次元ランレングス法を適用して圧縮するもので
ある。
すなわち、第10図(a)の圧縮コード説明図に示すよ
うに、ドットの属性(白又は黒)を示す1ビットの属性
表示ビットと、そのドットの連続数を示す7ビットの連
続数表示ビットとから、8ビットの圧縮コードを作成す
る。1つの圧縮コードでは、最大128個の連続ドットを
表すことができる。
白のドットを「0」、黒のドットを「1」とし、上述
の圧縮コードを第9図のパターンに適用すると、始点の
ドット0は属性が白=「0」であり、これがドット511
まで続くので、第10図(b)の圧縮データ説明図に示す
ように第1〜4の4個の圧縮コードは「01111111」とな
る。なお、第9図のパターンに示されたドット内の数字
は、そのドットが包含される圧縮コードの番号である。
ドット512〜543は属性が黒=「1」に変わるので、第
5の圧縮コードは「10011111」となる。
ドット544〜927は、第6〜8の圧縮コード「011111
1」で表され、ドット928〜1023は、第9の圧縮コード
「01011111」で表される。
したがって、パターン「|」の圧縮データは、第10図
(b)に示すように、第1〜9の9個の圧縮コードによ
り構成される。
第11図は、上述のように作成された圧縮データを復元
した復元領域の状態を示す図であり、同図に基づき従来
の復元方式について説明する。
復元領域は、RAM(ランダムアクセスメモリ)からな
る復元記憶部内の特定の記憶領域であり、上述のパター
ンと同一サイズのビットマトリックス状となっている。
復元領域は、その列方向を主走査方向、行方向を副走
査方向として走査することによって仮想的に配列される
ドット列が、1バイト毎に区分されており、ポインタP1
1によってバイト位置が、ポインタP12によって各バイト
内のビット位置が、それぞれ指定されるようになってい
る。
このように圧縮処理された多数の圧縮データを図示し
ないパターン記憶部に格納しておき、特定の圧縮データ
を別のポインタによって圧縮コード毎に順次読み出し、
読み出した圧縮コードの内容に基づいて、復元領域のポ
インタP11及びポインタP12によって指定されるビット毎
にデータを書き込み、これによって元のパターン「|」
を復元するものである。
なお、文字や複雑な記号などの図形パターンは、従前
どおりキャラクタジェネレータに格納されコードに応じ
て読み出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の圧縮方式では、ビットマトリ
ックス形式により格納しておく場合に比較し、メモリ容
量が遥かに少なくて済むという利点があるが、仮想的に
配列したドット列における同一属性の連続性を計数して
これを符号化するためにかなり多くの時間を要し、処理
速度が遅いという問題があった。
また、上述した従来の復元方式では、復元領域に1ビ
ット毎に書き込み処理を行うものであるから、簡単な図
形パターンであっても多くの処理時間を要していた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、図形
パターンをビットマトリックス形式により格納しておく
方式に比較してメモリ容量を大幅に減少させるととも
に、圧縮処理及び復元処理が高速で行われる圧縮方式及
び復元方式を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、第1発明では、第1図
及び第2図に示すようにドットマトリックスにより表現
された図形パターンを、縦方向又は横方向のドット列の
パターンデータD1と、当該パターンデータを有するドッ
ト列の位置を示すビットで構成された位置データD2とを
用いて符号化し、圧縮データを作成する。
第2発明では、第3図に示すように第1発明で作成さ
れる圧縮データを格納するパターン記憶部8と、パター
ン記憶部内の圧縮データを指定する第1のポインタP1
と、図形パターンを復元して格納する復元記憶部9と、
復元記憶部内のドット列の位置を順次指定する第2のポ
インタP2と、これらの各ポインタを制御するポインタ制
御部10と、パターン記憶部からの読み出し及び復元記憶
部への書き込みを行うデータ処理部7とを備え、第1の
ポインタP1で指定される圧縮データのパターンデータに
よって、図形パターンの有形部分、すなわち全部が空白
でない部分のみを復元記憶部9のドット列に書き込む。
〔作 用〕
図形パターンのドットマトリックスは、縦方向又は横
方向の複数のドット列に区分され、図形パターンは例え
ば第2図(b)に示すように一種類又は複数種類のドッ
ト列のパターンに区分される。同一のパターンを有する
ドット列は、そのパターンのパターンデータD1と、各ド
ット列の位置を示すビットで構成された位置データD2と
を用いて符号化される。符号化は、同一のパターンを有
するドット列毎に行われ、且つ全部が空白データからな
るパターンデータを除いた全種類のパターンデータを含
んで行われる。
したがって、例えばドットマトリックスの縦方向のド
ット数と横方向のドット数との和に等しいビット数によ
って圧縮コードが作成され、有形のパターンの種類の数
に等しい圧縮コードによって圧縮データが作成される。
罫線パターンのような簡易図形パターンでは、各ドッ
ト列のパターンの種類が多くならないため、圧縮コード
の個数が1個乃至数個と少なく高い圧縮率が得られ、ま
た、ドット列のパターンデータがそのまま圧縮コードの
一部となるので、圧縮処理が短時間で行われる。
圧縮データの復元にあたっては、第3図を参照してデ
ータ処理部7の指令により、パターン記憶部8内の圧縮
データの中から特定の圧縮データを第1のポインタP1に
より指定して読み出し、そのパターンデータによって、
図形パターンの有形部分のみを、復元記憶部9の中の第
2のポインタP2が指定する位置のドット列に書き込む。
復元記憶部9への書き込みはドット列単位で行われ、
且つ図形パターンの有形部分のみについて行われるの
で、上述した従来の復元方式よりも復元処理が高速に行
われる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
本発明の理解を容易にするため、図形パターンのマト
リックスは、上述の従来技術の場合と同様に32×32ドッ
トで表わされるものとする。
第2図(a)は、上述の従来技術の場合と同様のパタ
ーン (以下「罫線パターン」という)を示しており、列番号
17(ビット番号16)の列のドットが全て黒、他のドット
は全て白となっている。
第1図は、上述の罫線パターンを本発明の圧縮方式に
より圧縮して作成された圧縮データの構成を示す図であ
り、この例では、圧縮データは1個の圧縮コードから構
成されている。次にこの圧縮コードの作成方法を説明す
る。
まず、第2図(a)の罫線パターンを、行方向(横方
向)の複数のドット列に区分すると、全てのドット列は
互いに同一のパターンを有し、そのパターンは、第2図
(b)に示すように、ビット番号16の部分が黒のドッ
ト、その他の部分が白のドットから構成されるドット列
パターンとなる。
このドット列パターンから、白又は黒のドットに対応
するビットをそれぞれ「0」又は「1」としたパターン
データを作成すると、ビット番号16が「1」、その他の
ビット番号が全て「0」である第1図のパターンデータ
D1が得られる。
次に、第2図(a)の罫線パターンから、上述のパタ
ーンデータD1を有するドット列の存在する位置に対応す
るビットを「1」とし、その他のビットを「0」とした
位置データを作成すると、上述のようなドット列は列方
向(縦方向)の全ての位置に存在するので、ビット番号
0〜31が全て「1」である第1図の位置データD2が得ら
れる。
このようにして得られた位置データD2及びパターンデ
ータD1の組みが圧縮コードである。この罫線パターンの
例では、1個の圧縮コードは、罫線パターンの列方向の
ドット数に等しい32ビットの位置データと、行方向のド
ット数に等しい32ビットのパターンデータとの合計64ビ
ットで構成され、この1個の圧縮コードによって圧縮デ
ータが構成されている。
次に、上述のようにして作成された圧縮データから図
形パターンを復元する方式について説明する。
第3図は、上述の圧縮データを復元するための復元処
理部2を有する端末印刷装置の制御回路1の構成を機能
的に示すブロック図である。
同図において、制御部4、データ処理部7、及びポイ
ンタ制御部10は、CPU(中央処理装置)とプログラムと
によって、パターン記憶部8はROM(リードオンリーメ
モリ)によって、復元記憶部9はRAM(ランダムアクセ
スメモリ)によって、それぞれ主として実現されてい
る。
端末印刷装置は、上位システムであるホストコンピュ
ータ11から送信されてくる各種コード(以下「受信コー
ド」という)を受信して解読し、文字や罫線などの図形
パターンを発生させ、これを用紙に印刷するものであ
る。
端末印刷装置の制御回路1において発生する図形パタ
ーンの内、罫線パターンなどの簡易図形パターンは復元
処理部2で、文字パターンや比較的複雑な記号パターン
などはキャラクタジェネレータ5で、それぞれ発生す
る。
受信部3は、通信用のインターフェイスを有し、ホス
トコンピュータ11からの受信コードを受信して制御部4
に伝える。
制御部4は、受信部3から入力された受信コードを解
読し、受信コードに応じた図形パターンを発生させるた
めに、その種類に応じて復元処理部2又はキャラクタジ
ェネレータ5に受信コードを振り分けるとともに、発生
させた図形パターンを順次バッファレジスタ6に送り込
むなど、全体的な制御を行う。
キャラクタジェネレータ5は、英数字、漢字及び記号
などのフォントROMを備え、制御部4から送られてくる
受信コードに対応する図形パターンを発生する。
バッファレジスタ6には、復元処理部2又はキャラク
タジェネレータ5で発生した図形パターンが一時的に格
納され、プリンタヘッド部12へ順次送り出される。
次に、復元処理部2について説明する。
パターン記憶部8には、罫線パターンや比較的簡単な
記号パターンなどの簡易図形パターンを上述のように圧
縮した圧縮データが多数格納されており、ポインタP1に
よってアドレス指定される圧縮データが、圧縮コードの
位置データ又はパターンデータ単位でデータ処理部7へ
読み出される。
また、パターン記憶部8には、受信コードに対応する
圧縮データのアドレス、及び各圧縮データの圧縮コード
の個数などのデータが格納されている。
復元記憶部9は、簡易図形パターンのマトリックスと
同一サイズのビットマトリックス形式の復元領域を有し
ており(第6図を参照)、この復元領域において、ポイ
ンタP2が指定する行(ドット列)にパターンデータが書
き込まれる。復元記憶部9内に復元された図形パターン
は、制御部4及びデータ処理部7の指令によってそれら
を経由してバッファレジスタ6へ転送される。
ポインタ制御部10は、データ処理部7の指令によって
アドレス用のレジスタであるポインタP1,P2の内容を逐
次書き換え、パターン記憶部8の読み出し位置及び復元
記憶部9の書き込み位置をアドレス指定する。
データ処理部7は、制御部4から送られてくる受信コ
ードに基づいて、ポインタ制御部10にアドレス指定のた
めの指令を送り、パターン記憶部8から圧縮コード(圧
縮データ)を読み出して一時記憶し、記憶した圧縮コー
ドのパターンデータD1と位置データD2を照合し、照合が
一致した位置データに対応して復元記憶部9の該当記憶
領域に当該パターンデータを書き込み、また復元記憶部
9に復元された簡易図形パターンをバッファレジスタ6
へ転送するなど、復元処理部2を全体的に制御する。そ
のためデータ処理部7には、圧縮コードのパターンデー
タ及び位置データを個別に記憶するレジスタ7a,7bと、
アンド回路等からなるデータ照合回路(図示せず)が具
備されている。
第4図は、復元処理部2において1個の圧縮データの
復元処理動作を示すフローチャートである。このフロー
チャートとともに、第2図(a)の罫線パターンの復元
処理動作について、第5図及び第6図を参照しつつ説明
する。なお、第4図において括弧付の数字はステップ番
号を示す。
まず、ステップ1において、復元記憶部9の復元領
域、及び各ポインタP1,P2などを初期状態にセットす
る。
次に、ホストコンピュータ11から送られてきた受信コ
ードに基づいて、パターン記憶部8内の該当する圧縮デ
ータの中の最初の圧縮コードの位置データをアドレス指
定するために、ポインタP1の内容を設定する(ステップ
2)。
復元記憶部9の復元領域の先頭ドット列をアドレス指
定するために、ポイントP2の内容を設定する(ステップ
3)。
パターン記憶部8から、当該受信コードに対応する圧
縮データの圧縮コードの個数を読み出す(ステップ
4)。上述の罫線パターンの例では1個である。
ポインタP1のアドレス指定によって、最初の圧縮コー
ドの位置データをパターン記憶部8から読み出す(ステ
ップ5)。上述の罫線パターンの例では、ポインタP1は
第5図の位置データをアドレス指定し、これを読み出
す。読み出した位置データは、データ処理部7内のレジ
スタ7bに一時記憶される。
当該圧縮コードのパターンデータをアドレス指定する
ために、ポインタP1の内容を設定する(ステップ6)。
ポインタP1のアドレス指定によって、当該圧縮コード
のパターンデータをパターン記憶部8から読み出す(ス
テップ7)。上述の罫線パターンの例では、ポインタP1
は第5図のパターンデータをアドレス指定し、これを読
み出す。読み出したパターンデータは、データ処理部7
内のレジスタ7aに一時記憶される。
次に、復元記憶部9の復元領域においてポインタP2の
指定する位置に対応する前記一時記憶した位置データの
ビットが、「1」か否かをデータ処理部7のデータ照合
回路により判断する(ステップ8)。
ステップ8においてイエスであるとき、すなわち該当
する位置データのビットが「1」であるときは、復元領
域内のポインタP2の指定する位置のビット列に第5図の
パターンデータを書き込む(ステップ9)。ノーである
ときは、ステップ10へジャンプする。
ポインタP2を次のビット列の位置に進める(ステップ
10)。
復元領域の32ビット列分について処理が実行されたか
否かを判断し(ステップ11)、32ドット列分の処理が終
了していなければ、ステップ8へ戻って上述の処理を繰
り返し、終了していれば、ステップ12へ進む。
復元領域の先頭行(先頭ドット列)を指定するため
に、ポインタP2の内容を設定する(ステップ12)。
上述の罫線パターン「|」の例では、位置データは全
てのビットが「1」であるので、復元領域のビット列番
号1〜32をポインタP2が順次指定していくとともに、指
定された全ての位置のビット列に第5図のパターンデー
タが書き込まれる。
当該圧縮データの圧縮コードの個数と処理を行った回
数とを比較し、復元すべき全ての圧縮コードの処理が終
了したか否かを判断する(ステップ13)。終了していな
ければ、次の圧縮コードの位置データをアドレス指定す
るために、ポインタP1の内容を設定し(ステップ14)、
その後ステップ5へ戻って上述の処理を繰り返す。
上述の罫線パターンの例では、圧縮コードの個数は1
であるから、ステップ13での判断はイエスとなる。
全ての圧縮コードの処理が終了すると、1個の圧縮デ
ータが復元処理されたこととなる。
上述の罫線パターンの例では、第6図に示すように元
のパターンと同一のパターンが、復元記憶部9の復元領
域にビットマトリックスの形式で復元される。
第7図及び第8図は、他の例の簡易図形パターンによ
る圧縮データを説明するための図である。
第7図(a)は、上述の罫線パターンと同一のマトリ
ックスサイズの矢印のパターン「↑」(以下「矢印パタ
ーン」という)を示す図である。
この矢印パターンを、行方向(横方向)の複数のドッ
ト列に区分すると、第7図(b)に示すように5種類の
ドット列パターンが得られる。但し、矢印パターンのビ
ット列番号1(ビット番号0)のドット列パターンは、
全部が空白ドットからなり、圧縮コードは作成されない
ためここには記載しない。
第7図(b)の第1のドット列パターンのパターンデ
ータは、ビット番号16が「1」、その他のビット番号が
全て「0」であり、このドット列パターンを有するドッ
ト列は、ビット列番号2,8〜32である。したがって、第
1のドット列パターンからは、第8図に示す第1の圧縮
コードが得られる。
同様にして、第7図(b)の第2〜5のドット列パタ
ーンからは、それぞれ第8図に示す第2〜5の圧縮コー
ドが得られる。
矢印パターンの例では、5個の圧縮コードによって圧
縮データが構成されている。
この圧縮データの復元処理は、上述のフローチャート
の説明のように、第1〜5の圧縮コードについて順次行
われる。
例えば、第1の圧縮コードに対して、フローチャート
のステップ5〜9の処理が実行されることによって、復
元領域のビット列番号1〜32をポインタP2が順次指定し
ていくとともに、位置データのビットが「1」であるビ
ット列(ビット列番号2,8〜32)にそのパターンデータ
が書き込まれる。
同様にして、第2〜5の圧縮コードのそれぞれについ
てフローチャートのステップ5〜9の処理が実行され
る。
その結果、第7図(a)に示す矢印パターンと同一の
パターンが、復元記憶部9の復元領域にビットマトリッ
クスの形式で復元される。
上述の実施例によると、簡易図形パターンが高い圧縮
率で圧縮され、その圧縮データを格納するパターン記憶
部8のメモリ容量を大幅に減少させることができ、少な
いメモリ容量でも多数の簡易図形パターンを格納してお
くことができる。
例えば、第2図(a)の罫線パターンのデータを格納
するためのメモリ容量は、ビットマトリックス形式によ
る場合には1024(=32×32)ビット、従来の圧縮方式の
圧縮データによる場合には72(=8×9)ビット、本発
明の圧縮方式のデータによる場合には64(=32×2)ビ
ットである。つまりこの場合には、本発明の圧縮方式に
よると、ビットマトリックス形式による場合に比較し
て、メモリ容量を90%以上節減することができる。
また、第7図(a)の矢印パターンでは、ビットマト
リックス形式による場合は1024ビットであるのに対し、
本発明の圧縮方式による場合は320ビットであり、メモ
リ容量を70%程度節減できる。
したがって、制御回路1において発生可能な約二千の
図形パターンの内、約10%に当たる二百の簡易図形パタ
ーンを復元処理部2で発生させる場合には、ビットマト
リックス形式による場合に必要な約200キロビットのメ
モリ容量の70〜80%程度を節減できることとなる。
これは、上述した従来の圧縮方式に比較すると同程度
のメモリ容量の節減であるが、本発明の圧縮方式による
と、ドット列のパターンデータがそのまま圧縮コードの
一部となるので、圧縮処理が短時間で行われる。
また復元処理においても、復元記憶部9への書き込み
がドット列単位で行われるので、上述した従来のドット
毎に書き込みを行う復元処理に比較して、高速に処理が
行われる。
また、全部が空白ドットからなるドット列パターンを
有する無形のドット列についての圧縮コードは作成され
ず、黒のドットを含んだ有形のドット列のみについて圧
縮コードが作成されるとともに、復元処理においてはこ
の有形のドット列のみが復元記憶部9に書き込まれるの
で、例えば多数の横方向の線からなるパターンのよう
に、全部が空白ドットからなるドット列パターンを多数
有し且つ有形のドット列パターンが1種類しかない場合
などにおいては、従来の圧縮方式による場合と比較し
て、メモリ容量の節減割合及び処理速度のいずれにおい
ても優れている。
上述の実施例においては、ホストコンピュータ11から
送られてきた受信コードに対応する圧縮データのアドレ
ス及び各圧縮データの圧縮コードの個数などのデータ
を、パターン記憶部8に格納しているが、これをパター
ン記憶部8とは別のROM、又はデータ処理部7やポイン
タ制御部10内に格納してもよい。
上述の実施例においては、各種簡易図形パターンの圧
縮データや、データ処理部7及びパターン記憶部8のプ
ログラムなどを、パターン記憶部8及びその他のROMに
格納しているが、端末印刷装置の電源投入時に、これら
のデータやプログラムなどをホストコンピュータ11から
制御回路1内のRAMへダウンロードすることとしてもよ
い。
上述の実施例においては、ドットの属性について、白
を「0」とし、黒を「1」としたが、これを逆にしても
よく、また、黒ドットを空白ドットとすることも可能で
ある。
上述の実施例においては、簡易図形パターンを横方向
のドット列に区分したが、縦方向のドット列に区分する
ことも可能である。
本発明は、表示装置や印刷装置以外の画像処理装置、
又はデジタル画像通信などに利用することが可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によると、罫線や記号などの簡単な図形パター
ンが圧縮され、その圧縮データを格納するためのメモリ
容量を大幅に減少させることができ、少ないメモリ容量
でも多数の図形パターンを格納しておくことができる。
また、図形パターンの圧縮及び復元を高速度で行うこ
とができ、したがって、装置の高性能化及び小型化に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧縮方式による圧縮データの図、 第2図(a)は本発明の圧縮方式に用いる罫線パターン
の図、 第2図(b)は罫線パターンのドット列パターンを示す
図、 第3図は本発明の復元方式による復元処理部を有する制
御回路の構成を機能的に示すブロック図、 第4図は第3図の復元処理部の復元処理動作を示すフロ
ーチャート、 第5図はパターン記憶部に格納された罫線パターンの圧
縮データを示す図、 第6図は罫線パターンの復元領域への復元状態を示す
図、 第7図(a)は本発明の圧縮方式に用いる矢印パターン
の図、 第7図(b)は矢印パターンのドット列パターンを示す
図、 第8図はパターン記憶部に格納された矢印パターンの圧
縮データを示す図、 第9図は従来の圧縮方式に用いるパターンの図、 第10図(a)は従来の圧縮方式による圧縮コードの図、 第10図(b)は従来の圧縮方式による圧縮データを説明
する図、 第11図は従来の復元方式による復元領域への復元状態を
示す図である。 図において、 2は復元処理部、 7はデータ処理部、 8はパターン記憶部、 9は復元記憶部、 10はポインタ制御部、 P1はポインタ(第1のポインタ)、 P2はポインタ(第2のポインタ)、 D1はパターンデータ、 D2は位置データである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドットマトリックスにより表現された図形
    パターンを、縦方向又は横方向のドット列のパターンデ
    ータ(D1)と、当該パターンデータを有するドット列の
    位置を示すビットで構成された位置データ(D2)とを用
    いて符号化することを特徴とする図形パターンの圧縮方
    式。
  2. 【請求項2】ドットマトリックスにより表現された図形
    パターンの縦方向又は横方向のドット列のパターン(D
    1)と当該パターンデータを有するドット列の位置を示
    すビットで構成された位置データ(D2)とを用いて符号
    化された圧縮データを格納するパターン記憶部(8)
    と、前記パターン記憶部(8)内の圧縮データを指定す
    る第1のポインタ(P1)と、前記図形パターンを復元し
    て格納する復元記憶部(9)と、前記復元記憶部(9)
    内のドット列の位置を順次指定する第2のポインタ(P
    2)と、これらの各ポインタを制御するポインタ制御部
    (10)と、前記パターン記憶部(8)からの読み出し及
    び前記復元記憶部(9)への書き込みを行うデータ処理
    部(7)とを備え、前記第1のポインタ(P1)で指定さ
    れる圧縮データのパターンデータによって、前記図形パ
    ターンの有形部分のみを前記復元記憶部(9)のドット
    列に書き込むことを特徴とする図形パターンの復元方
    式。
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