JPH087522Y2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH087522Y2
JPH087522Y2 JP1987150253U JP15025387U JPH087522Y2 JP H087522 Y2 JPH087522 Y2 JP H087522Y2 JP 1987150253 U JP1987150253 U JP 1987150253U JP 15025387 U JP15025387 U JP 15025387U JP H087522 Y2 JPH087522 Y2 JP H087522Y2
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JP
Japan
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head
signal
reproducing
signal line
shield plate
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JP1987150253U
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JPS6456008U (ja
Inventor
登志雄 鈴木
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、デッキタイプのテープレコーダ等に適用
して好適な磁気ヘッド装置に関する。
[従来の技術] デッキタイプのテープレコーダに使用される磁気ヘッ
ド装置は通常、第3図に示すように構成されている。
この第3図において、ヘッドベース台座1上には記録
ヘッドRHと再生ヘッドPHが近接して配置されると共に、
これより少し離れて消去ヘッドEHが配置される。
記録ヘッドRHと再生ヘッドPHとは、ヘッドベース2に
よってヘッドベース台座1に取り付け固定される。消去
ヘッドEHも同様に、ヘッドベース3によってヘッドベー
ス台座1上に取り付け固定される。
記録ヘッドPH及び再生ヘッドPHには夫々信号線4,5を
介して記録すべき信号が供給され、再生した信号が出力
される。6は消去信号用の信号線を示す。
第4図はこのような磁気ヘッドを使用した記録再生回
路30の一例を示す系統図である。
端子11に供給された入力信号はバイアス発振器12から
得られる所定の交流バイアス信号に重畳され、これが記
録ヘッドRHに供給されることにより、磁気テープ8上に
その信号が記録される。
磁気テープ8上の信号は再生ヘッドPHにより再生さ
れ、これがプリアンプ14を介してトラップ回路15に供給
されて必要な再生信号のみが出力されることになる。
トラップ回路15は後述するように交流バイアス信号を
トラップするためのものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このように構成された磁気ヘッド装置10に
おいては、同時モニタを実現するために記録ヘッドRHに
近接して再生ヘッドが配置されている。
すなわち、記録ヘッドRHにより記録した信号を、時間
的にほぼ同時に再生ヘッドPHにより再生することによ
り、同時モニタが行なえるようになされている。
このような同時モニタを行なう場合、第3図に示すよ
うに信号線4及び信号線6を通じた交流バイアス信号
が、その芯線を通して再生用の信号線5上に漏洩するこ
とがある。
この漏洩信号のレベルは、通常の再生信号レベルより
もかなり大きい。そのため、トラップ回路15によってそ
の交流バイアス信号近傍の周波数をトラップしても、充
分に漏洩信号を減衰させることができない。
そのため、従来においてはこの交流バイアス信号によ
る悪影響を完全に取り除くことができず、再生信号のS/
Nの劣化をきたしていた。
そこで、この考案においては、このような従来の問題
点を解決したものであって、同時モニタ時に漏洩する交
流バイアス信号を有効に減衰させることができるように
した磁気ヘッド装置を提案するものである。
[問題点を解決するための技術的手段] 上述の問題点を解決するため、この考案においては、
記録ヘッドと再生ヘッドが近接してヘッドベースに配さ
れてなる磁気ヘッド装置において、記録ヘッドに接続さ
れる信号線と再生ヘッドに接続される信号線の間に位置
し、一端が記録ヘッドと再生ヘッドに所定の間隔を保持
して設けられた第1の突出部及び第1の突出部の他端に
第1の突出部と略直交するように設けられた第2の突出
部からなる略T字状のシールド板が信号線と交差するこ
となくヘッドベースに配置されてなることを特徴とする
ものである。
[作用] 同時モニタモードにおいては、信号線4及び信号線6
の芯線部から信号線5の芯線部に向けて交流バイアス信
号が輻射される。
しかしながら、記録ヘッドRHと再生ヘッドPHとの間に
はシールド板20が配置されているため、このシールド板
20によって輻射された交流バイアス信号が側路される。
シールド板20にる側路作用により、信号線5の芯線上
に漏洩する交流バイアス信号の信号レベルは著しく低下
する。
その結果、トラップ回路15の出力中には交流バイアス
信号が残存するものの、その信号レベルは著しく減衰さ
れたものとなっている。
従って、再生信号のS/Nが著しく向上する。
また、シールド板20として実施例のようなT字状のシ
ールド板を使用する場合においては、植立板20B側から
の信号漏洩成分も側路することができるため、これによ
りさらにS/Nを改善できる。
例えば、デッキタイプのテープレコーダにおいては、
システムコントロール用としてマイクロコンピュータが
使用されている。このマイクロコンピュータ(CPU)に
対する基準クロック信号が磁気ヘッド装置10側に飛び込
む虞れがある。
この基準クロックの漏洩信号成分は、植立板20Bによ
って、ほぼ完全に側路することができる。
そのため、再生信号のS/Nが著しく改善される。
[実施例] 続いて、この考案に係る磁気ヘッド装置の一例を上述
したデッキタイプのテープレコーダにおける磁気ヘッド
装置に適用した場合につき、第1図以下を参照して詳細
に説明する。
第1図はこの磁気ヘッド装置10の概略構成を示す平面
図であって、可動板21上にはヘッドベース台座1が取り
付け固定される。
ヘッドベース台座1上には、上述したと同じように記
録ヘッドRHとこれと近接して設けられた再生ヘッドPHが
取り付け固定される。その取り付け固定手段として従来
と同じくヘッドベース2が使用される。
これら記録ヘッドRH及び再生ヘッドPHより少し離れた
位置に消去ヘッドEHが、同じくヘッドベース3を介して
ヘッドベース台座1上に取り付け固定される。
なお、再生ヘッドPH側に設けられた部材25は磁気テー
プ8の上下方向における位置規制板である。
記録ヘッドRH及び再生ヘッドPHの後端部側には、この
実施例の場合接続基板23が取り付けられ、この接続基板
23を使用して信号線4,5との接続が行なわれる。なお、
接続基板を介さず、各ヘッドの端子と信号線とを直接接
続する場合もある。
この考案においては、ヘッドベース台座1上にあって
しかも、記録ヘッドRHと再生ヘッドPHの境界近傍に位置
するように、これら磁気ヘッドに近接してシールド板20
が取り付けられる。
実施例では、シールド板20として、略T字状のシール
ド板を使用した場合を示している。
このシールド板20は第2図に示すように記録ヘッドRH
と再生ヘッドPHの境界線の延長上に位置するように配置
された突出板20Aと、その遊端側に設けられた植立板20B
とで構成される。
突出板20Aの先端部は、記録ヘッドRH及び再生ヘッドP
Hと少許の間隙を保持して対向配置されるように、その
長さが選定されると共に、その高さはこれら磁気ヘッド
RH,PHの高さに等しいか、これよりも若干高めに選定さ
れる。
なお、シールド板20の厚み等は適宜選定することがで
きる。
シールド板20はヘッドベース台座1上に設けられるも
のであって、実施例においては、亜鉛ダイキャストによ
り、ヘッドベース台座1と共に一体形成された場合を例
示している。
このように構成された磁気ヘッド装置10において、同
時モニタモードが選択された場合には、従来と同じく信
号線4及び信号線6の芯線部を通して交流バイアス信号
が外部に漏洩することになる。
信号線4及び信号線6と再生ヘッドPH用の信号線5と
の間には、上述した突出板20Aが配置されているため、
信号線4及び信号線6から漏洩した交流バイアス信号は
この突出板20Aによって、側路されることになる。
その結果、交流バイアス信号の殆どは、突出板20Aに
よって側路されるため、極くわずかの交流バイアス信号
が信号線5側に漏洩することになり、従って、プリアン
プ14に漏洩する交流バイアス信号が減少することとな
る。
信号線5側に輻射された交流バイアス信号は、第4図
に示すトラップ回路15において、トラップされる結果、
再生信号中には交流バイアス信号が殆ど重畳されること
がない。その結果、再生信号は高S/Nとなる。
また、この種デッキタイプのテープレコーダにおいて
は、そのトータル的なシステムコントロールはいずれも
マイクロコンピュータによる中央制御方式である。
マイクロコンピュータには基準クロック発生器(図示
せず)から基準クロック信号が供給される。基準クロッ
ク信号は400KHz〜4MHz程度の高周波信号であるので、基
準クロック用の信号線を通じて外部に漏洩する確率が高
い。
そして、この漏洩した基準クロック信号は磁気ヘッド
装置10に到達する可能性が充分あり得る。
しかしながら、磁気ヘッド装置10の下面側はヘッドベ
ース台座1によって覆われ、また、側面側においては植
立板20Bが存在する関係で、漏洩した基準クロック信号
は、いずれもヘッドベース台座1若しくは植立板20Bに
よって側路されることになる。
その結果、漏洩した基準クロック信号も信号線5に飛
び込むようなことが少なくなる。
従って、外部から漏洩した信号は殆どこのシールド板
20によって、側路されることになる。
また、この種デッキタイプのテープレコーダにおいて
は、その記録再生回路30にノイズリダクションシステム
が採用されていることが多い。
例えば、ドルビーNR(商標名)方式を採用する場合に
おいては、以下のような問題が生ずる。
すなわち、シールド板20を設けない場合には、ドルビ
ーNRプロセッサのデコード特性に大きな影響をおよぼ
す。なぜならば、再生ヘッドPHより再生された信号に、
漏洩した交流バイアス信号等が重畳されるため、重畳し
た分だけプロセッサの録音−再生での相補性が損なわ
れ、従って可聴誤差が発生してしまうこととなるからで
ある。
しかしながら、このようにシールド板20を設けた場合
には、漏洩交流バイアス信号のレベルを著しく低下せし
めることができるから、ドルビーNR方式のようなノイズ
リダクションシステムを採用する場合においても、再生
信号の劣化を有効に改善することができる。
なお、実施例として録音用ヘッドRHとが共通のヘッド
ベース2に設けられている場合において説明したが、こ
の考案は、録音用ヘッドRHと再生用ヘッドPHが夫々独立
したヘッドベースに設けられ、かつ近設して配置されて
いる場合でも実施できる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案においては、記録ヘッ
ドと再生ヘッドが近接してヘッドベースに配されてなる
磁気ヘッド装置において、記録ヘッドと再生ヘッドの境
界線近傍に所定の間隔を保持して設けられた第1の突出
部及び第1の突出部と略直交するように設けられた第2
の突出部からなる略T字状のシールド板が上記ヘッドベ
ースに配置するようにしたものである。
この構成によれば、信号線等を通して漏洩する外部不
要信号をいずれも有効に側路することができる。
また、シールド板が記録ヘッド及び再生ヘッドから独
立した別体となっているので、記録ヘッドと再生ヘッド
に特殊な形状加工をする必要がなく、原価を増大させる
ことなく信号の漏洩を防止することが可能になると共
に、記録ヘッドと再生ヘッドの取り付けが容易になる。
さらに、記録ヘッド及び再生ヘッドをヘッドベース台座
に取り付ける前に信号線の接続を行うことにより、接続
作業がシールド板に妨げられることがないので、作業性
を向上させることが可能になる。シールド板をヘッドベ
ース台座と一体的に形成した場合には、部品点数を削減
することができるなどの効果がある。
従って、この考案において、信号線同士が近接配置さ
れる可能性の高いデッキタイプのテープレコーダの磁気
ヘッド装置等に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るに磁気ヘッド装置の一例を示す
平面図、第2図はシールド板の一例を示す斜視図、第3
図は従来の磁気ヘッド装置の一例を示す平面図、第4図
はこの考案の説明に供する記録再生回路の系統図であ
る。 1……ヘッドベース台座 4〜6……信号線 10……磁気ヘッド装置 20……シールド板 20A……突出板 20B……植立板 23……接続基板 RH……記録ヘッド PH……再生ヘッド EH……消去ヘッド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドと再生ヘッドが近接してヘッド
    ベースに配されてなる磁気ヘッド装置において、 上記記録ヘッドに接続される信号線と上記再生ヘッドに
    接続される信号線の間に位置し、一端が上記記録ヘッド
    と上記再生ヘッドに所定の間隔を保持して設けられた第
    1の突出部及び上記第1の突出部の他端に上記第1の突
    出部と略直交するように設けられた第2の突出部からな
    る略T字状のシールド板が上記信号線と交差することな
    く上記ヘッドベースに配置されてなることを特徴とする
    磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】上記シールド板が上記ヘッドベースと一体
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気
    ヘッド装置。
JP1987150253U 1987-09-30 1987-09-30 磁気ヘッド装置 Expired - Lifetime JPH087522Y2 (ja)

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JP1987150253U JPH087522Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 磁気ヘッド装置

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JPS6456008U JPS6456008U (ja) 1989-04-06
JPH087522Y2 true JPH087522Y2 (ja) 1996-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138089Y2 (ja) * 1977-02-16 1986-11-04
JPS57129227U (ja) * 1981-02-04 1982-08-12

Also Published As

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JPS6456008U (ja) 1989-04-06

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