JPH087516A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JPH087516A JPH087516A JP14160194A JP14160194A JPH087516A JP H087516 A JPH087516 A JP H087516A JP 14160194 A JP14160194 A JP 14160194A JP 14160194 A JP14160194 A JP 14160194A JP H087516 A JPH087516 A JP H087516A
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- JP
- Japan
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- shutter
- sliding member
- engaging
- connecting portion
- protrusions
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャッターを摺動部材に押しつけるだけで直
接結合することができるシャッターと摺動部材の結合方
法を提供してディスクカートリッジの製造を容易にする
ことを目的とする。 【構成】 シャッタ−の連結部と摺動部材との結合面を
構成する各々の面に少なくとも1対以上の係合用突起と
係合用受け部を備え、シャッターの連結部を摺動部材に
押しつけて、係合用突起を係合用受け部に係合すること
によりシャッターを摺動部材に結合固定する。また、こ
の結合方法を併用することにより、1本の止めネジのみ
でシャッターと摺動部材との十分に強固な結合固定を可
能とする。さらに、係合用突起を連結部に形成したシャ
ッターを合成樹脂の一体成形により形成するので、シャ
ッターを安価に製造することができる。
接結合することができるシャッターと摺動部材の結合方
法を提供してディスクカートリッジの製造を容易にする
ことを目的とする。 【構成】 シャッタ−の連結部と摺動部材との結合面を
構成する各々の面に少なくとも1対以上の係合用突起と
係合用受け部を備え、シャッターの連結部を摺動部材に
押しつけて、係合用突起を係合用受け部に係合すること
によりシャッターを摺動部材に結合固定する。また、こ
の結合方法を併用することにより、1本の止めネジのみ
でシャッターと摺動部材との十分に強固な結合固定を可
能とする。さらに、係合用突起を連結部に形成したシャ
ッターを合成樹脂の一体成形により形成するので、シャ
ッターを安価に製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円板状の記録媒体を収納
して情報の記録又は再生を行うディスクカートリッジの
開口部を開閉するシャッターに関するものである。
して情報の記録又は再生を行うディスクカートリッジの
開口部を開閉するシャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明を適用できるディスクカートリッ
ジの一例を図5に、また、従来のシャッターと摺動部材
の一例を図6に示す。図5(A)及び(B)は各々ディ
スクカートリッジの上面及び下面の斜視図であり、1は
合成樹脂製の全体がほぼ矩形の平板状のケースであり、
上半片1aと下半片1bとからなる。ケース1内には円
板状の記録媒体2が回転可能に収納されている。ケース
1の下半片1bにはこの記録媒体2に情報を記録するた
めや記録された情報を読み出すための記録再生用ヘッド
(図示せず)を記録媒体2に接近可能とするためのヘッ
ド挿入孔と、記録再生装置内で記録媒体2を回転させる
ための回転駆動軸(図示せず)を挿入するための駆動軸
挿入孔の両者を一体とした細長い形状の開口4が設けら
れている。また、ケース1の上半片1aには記録媒体2
に情報を記録あるいは記録内容を消去する際に他のヘッ
ド(図示せず)を記録媒体2に接近可能とするためのヘ
ッド挿入孔3が設けられている。なお、本例では情報の
記録再生を記録媒体の片面のみを使用して行う場合のも
のを示したが、上半片1aと下半片1bとにともにヘッ
ド挿入孔と駆動軸挿入孔とを含む同形の開口を設けて記
録媒体の両面を記録再生に使用するようにしたものもあ
る。また、本例ではヘッド挿入孔と駆動軸挿入孔とが一
体となった細長い形状の開口が形成されている場合を示
したが、ヘッド挿入孔と駆動軸挿入孔との間に括れ部が
形成されたものや、両者を分離して独立した開口とした
ものもある。
ジの一例を図5に、また、従来のシャッターと摺動部材
の一例を図6に示す。図5(A)及び(B)は各々ディ
スクカートリッジの上面及び下面の斜視図であり、1は
合成樹脂製の全体がほぼ矩形の平板状のケースであり、
上半片1aと下半片1bとからなる。ケース1内には円
板状の記録媒体2が回転可能に収納されている。ケース
1の下半片1bにはこの記録媒体2に情報を記録するた
めや記録された情報を読み出すための記録再生用ヘッド
(図示せず)を記録媒体2に接近可能とするためのヘッ
ド挿入孔と、記録再生装置内で記録媒体2を回転させる
ための回転駆動軸(図示せず)を挿入するための駆動軸
挿入孔の両者を一体とした細長い形状の開口4が設けら
れている。また、ケース1の上半片1aには記録媒体2
に情報を記録あるいは記録内容を消去する際に他のヘッ
ド(図示せず)を記録媒体2に接近可能とするためのヘ
ッド挿入孔3が設けられている。なお、本例では情報の
記録再生を記録媒体の片面のみを使用して行う場合のも
のを示したが、上半片1aと下半片1bとにともにヘッ
ド挿入孔と駆動軸挿入孔とを含む同形の開口を設けて記
録媒体の両面を記録再生に使用するようにしたものもあ
る。また、本例ではヘッド挿入孔と駆動軸挿入孔とが一
体となった細長い形状の開口が形成されている場合を示
したが、ヘッド挿入孔と駆動軸挿入孔との間に括れ部が
形成されたものや、両者を分離して独立した開口とした
ものもある。
【0003】ディスクカートリッジを記録再生装置に装
着していない時に、ディスクカートリッジ内への塵埃の
進入や不用意な接触による記録媒体表面の汚染を防止す
るために上記の開口3、4を閉塞するため、上下の面部
6、7及びそれらを連結する連結部8(図6参照)によ
り断面がほぼコ字状に形成されたステンレス等の金属板
からなるシャッター5が、ケース1の前端部を跨ぐよう
に取り付けられている。さらに、例えば図6に示すよう
な合成樹脂製の摺動部材11が、ケース1の前端部に設
けられたガイド部(図示せず)に沿ってケースの左右方
向に摺動自在に取り付けられており、この摺動部材11
の前端部のシャッターとの結合面12がシャッターの連
結部8の内側面9と当接するように結合されることによ
り、シャッターの上下の面部6、7により上記開口3、
4が開閉自在となるように構成されている。また、この
摺動部材11は概略V字状の捩りコイルバネ(図示せ
ず)により、シャッターが開口を閉塞する方向に常に付
勢されている。なお、本発明では上下の面部の長さが等
しいシャッターだけでなく、例えば図6に示すようにシ
ャッターの上下の面部の長さが異なるため断面がむしろ
J字状となっているものも含めて、断面がほぼコ字状の
シャッターと表記する。
着していない時に、ディスクカートリッジ内への塵埃の
進入や不用意な接触による記録媒体表面の汚染を防止す
るために上記の開口3、4を閉塞するため、上下の面部
6、7及びそれらを連結する連結部8(図6参照)によ
り断面がほぼコ字状に形成されたステンレス等の金属板
からなるシャッター5が、ケース1の前端部を跨ぐよう
に取り付けられている。さらに、例えば図6に示すよう
な合成樹脂製の摺動部材11が、ケース1の前端部に設
けられたガイド部(図示せず)に沿ってケースの左右方
向に摺動自在に取り付けられており、この摺動部材11
の前端部のシャッターとの結合面12がシャッターの連
結部8の内側面9と当接するように結合されることによ
り、シャッターの上下の面部6、7により上記開口3、
4が開閉自在となるように構成されている。また、この
摺動部材11は概略V字状の捩りコイルバネ(図示せ
ず)により、シャッターが開口を閉塞する方向に常に付
勢されている。なお、本発明では上下の面部の長さが等
しいシャッターだけでなく、例えば図6に示すようにシ
ャッターの上下の面部の長さが異なるため断面がむしろ
J字状となっているものも含めて、断面がほぼコ字状の
シャッターと表記する。
【0004】また、本明細書ではカートリッジ及びその
構成部品の方向については以下のように表記する。即
ち、カートリッジ中の記録媒体の記録面が水平となるよ
うに置いた状態を想定し、この記録面に垂直な方向をカ
ートリッジの上下方向とする。さらに、通常のドライブ
への挿入方向に従って、シャッターの取り付けられた側
をカートリッジの前方とし、この挿入方向を前後方向と
する。また、カートリッジの前端部に沿うシャッターの
摺動方向を左右方向とする。カ−トリッジの構成部品の
方向についてもカートリッジとして組み立てられた状態
で、上記のカートリッジの方向でその方向を表記する。
構成部品の方向については以下のように表記する。即
ち、カートリッジ中の記録媒体の記録面が水平となるよ
うに置いた状態を想定し、この記録面に垂直な方向をカ
ートリッジの上下方向とする。さらに、通常のドライブ
への挿入方向に従って、シャッターの取り付けられた側
をカートリッジの前方とし、この挿入方向を前後方向と
する。また、カートリッジの前端部に沿うシャッターの
摺動方向を左右方向とする。カ−トリッジの構成部品の
方向についてもカートリッジとして組み立てられた状態
で、上記のカートリッジの方向でその方向を表記する。
【0005】上記のような従来のディスクカ−トリッジ
では図6に示すように、断面がほぼコ字状の金属製のシ
ャッタ−5と合成樹脂製の摺動部材11とを2本の止め
ネジ13a、13bを、摺動部材の前端面に垂直な方向
(前後方向)に、シャッターの連結部の外側面10側か
ら摺動部材に螺着することにより固定していたが(例え
ば特開平4−356767)、ネジ止めによるシャッタ
ーと摺動部材との結合は、微小なネジを使用する必要が
あり、また、シャッターと摺動部材のネジ穴の位置を一
致させたままそれらを保持する必要がある等、非常に厄
介であり、組立工数がかかるという問題点があった。
では図6に示すように、断面がほぼコ字状の金属製のシ
ャッタ−5と合成樹脂製の摺動部材11とを2本の止め
ネジ13a、13bを、摺動部材の前端面に垂直な方向
(前後方向)に、シャッターの連結部の外側面10側か
ら摺動部材に螺着することにより固定していたが(例え
ば特開平4−356767)、ネジ止めによるシャッタ
ーと摺動部材との結合は、微小なネジを使用する必要が
あり、また、シャッターと摺動部材のネジ穴の位置を一
致させたままそれらを保持する必要がある等、非常に厄
介であり、組立工数がかかるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するため、シャッターを摺動部材に押しつける
だけで直接結合固定することができ、止めネジを全く必
要としないか、あるいは1本のみの止めネジで十分な結
合強度を得ることができ、かつ、そのネジ止めにおいて
は、シャッターと摺動部材があらかじめ両者の保持に十
分な強度で結合固定されているので、ネジ止め工程を非
常に容易にすることができるシャッターと摺動部材の結
合手段を提供することにより、ディスクカートリッジの
生産性の向上と低コスト化を図ることを目的とする。
点を解決するため、シャッターを摺動部材に押しつける
だけで直接結合固定することができ、止めネジを全く必
要としないか、あるいは1本のみの止めネジで十分な結
合強度を得ることができ、かつ、そのネジ止めにおいて
は、シャッターと摺動部材があらかじめ両者の保持に十
分な強度で結合固定されているので、ネジ止め工程を非
常に容易にすることができるシャッターと摺動部材の結
合手段を提供することにより、ディスクカートリッジの
生産性の向上と低コスト化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のディスクカートリッジでは、円板状の記
録媒体がケース内に回転可能に収納され、このケースに
上記記録媒体の一部を露出する開口部を備え、この開口
部を開閉する上下の面部とこれらを連結する連結部とに
より断面がほぼコ字状に形成されたシャッターが、開口
位置と閉塞位置との間で往復運動できるように、上記ケ
ースの前端部に設けられたガイド部に沿って摺動自在に
取り付けられた摺動部材に、この摺動部材の前端面と上
記シャッターの連結部の内側面とが当接するように取り
付けられてなるディスクカートリッジにおいて、上記シ
ャッターの連結部に内側方向(後方)に突出する1個以
上の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係
合用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合
する係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用
受け部とが係合されることにより、上記シャッターと上
記摺動部材とが結合固定されている。
め、本発明のディスクカートリッジでは、円板状の記
録媒体がケース内に回転可能に収納され、このケースに
上記記録媒体の一部を露出する開口部を備え、この開口
部を開閉する上下の面部とこれらを連結する連結部とに
より断面がほぼコ字状に形成されたシャッターが、開口
位置と閉塞位置との間で往復運動できるように、上記ケ
ースの前端部に設けられたガイド部に沿って摺動自在に
取り付けられた摺動部材に、この摺動部材の前端面と上
記シャッターの連結部の内側面とが当接するように取り
付けられてなるディスクカートリッジにおいて、上記シ
ャッターの連結部に内側方向(後方)に突出する1個以
上の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係
合用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合
する係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用
受け部とが係合されることにより、上記シャッターと上
記摺動部材とが結合固定されている。
【0008】本発明の他のディスクカートリッジで
は、円板状の記録媒体がケース内に回転可能に収納さ
れ、このケースに上記記録媒体の一部を露出する開口部
を備え、この開口部を開閉する上下の面部とこれらを連
結する連結部とにより断面がほぼコ字状に形成されたシ
ャッターが、開口位置と閉塞位置との間で往復運動でき
るように、上記ケースの前端部に設けられたガイド部に
沿って摺動自在に取り付けられた摺動部材に、この摺動
部材の前端面と上記シャッターの連結部の内側面とが当
接するように取り付けられてなるディスクカートリッジ
において、上記シャッターの連結部に内側方向に突出す
る1個以上の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部
の上記係合用突起と対向する位置に上記係合用突起の各
々と係合する係合用受け部を備え、これらの係合用突起
と係合用受け部とが係合されるとともに、上記摺動部材
の前端面に垂直な方向(前後方向)に、上記シャッター
の連結部の外側面側から上記摺動部材に螺着される1本
の止めネジとを併用して、上記シャッターと上記摺動部
材とが結合固定されている。
は、円板状の記録媒体がケース内に回転可能に収納さ
れ、このケースに上記記録媒体の一部を露出する開口部
を備え、この開口部を開閉する上下の面部とこれらを連
結する連結部とにより断面がほぼコ字状に形成されたシ
ャッターが、開口位置と閉塞位置との間で往復運動でき
るように、上記ケースの前端部に設けられたガイド部に
沿って摺動自在に取り付けられた摺動部材に、この摺動
部材の前端面と上記シャッターの連結部の内側面とが当
接するように取り付けられてなるディスクカートリッジ
において、上記シャッターの連結部に内側方向に突出す
る1個以上の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部
の上記係合用突起と対向する位置に上記係合用突起の各
々と係合する係合用受け部を備え、これらの係合用突起
と係合用受け部とが係合されるとともに、上記摺動部材
の前端面に垂直な方向(前後方向)に、上記シャッター
の連結部の外側面側から上記摺動部材に螺着される1本
の止めネジとを併用して、上記シャッターと上記摺動部
材とが結合固定されている。
【0009】なお、結合に使用する止めネジには皿ネジ
を用い、シャッターの連結部のネジ止め部の周囲に内側
方向に突出する擂鉢状の凹部を形成するとともに、摺動
部材の前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成
し、止めネジの頭部がシャッターの連結部の外側面より
前方に突出しないようにすることが望ましい。
を用い、シャッターの連結部のネジ止め部の周囲に内側
方向に突出する擂鉢状の凹部を形成するとともに、摺動
部材の前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成
し、止めネジの頭部がシャッターの連結部の外側面より
前方に突出しないようにすることが望ましい。
【0010】また、摺動部材に形成するネジ穴はセルフ
タッピング方式でも良いし、摺動部材の成形時に所定の
位置に金属製のナットをインサートすることも可能であ
る。 上記又はに記載のディスクカートリッジにおい
て、図1に示すように上記係合用突起が上記シャッター
の連結部8aの一部を内側方向(後方)に折曲げて形成
した断面がL字状の突起22a(22b)であるととも
に、上記係合用受け部が上記摺動部材の前端部に形成さ
れた凹部26a(26b)の上記L字状突起に対向する
側面に形成されたものであり、前側と後側との交差する
2つの斜面24a、25a(24b、25b)により構
成された、側方に突出する断面がΛ字状の突出部23a
(23b)として形成されている。
タッピング方式でも良いし、摺動部材の成形時に所定の
位置に金属製のナットをインサートすることも可能であ
る。 上記又はに記載のディスクカートリッジにおい
て、図1に示すように上記係合用突起が上記シャッター
の連結部8aの一部を内側方向(後方)に折曲げて形成
した断面がL字状の突起22a(22b)であるととも
に、上記係合用受け部が上記摺動部材の前端部に形成さ
れた凹部26a(26b)の上記L字状突起に対向する
側面に形成されたものであり、前側と後側との交差する
2つの斜面24a、25a(24b、25b)により構
成された、側方に突出する断面がΛ字状の突出部23a
(23b)として形成されている。
【0011】なお、図1はシャッターの連結部8aの一
部分と摺動部材11aの一部分を示したものであり、連
結部8aに形成された係合用突起22a、22bとそれ
らに係合する摺動部材11aの前端部に形成された係合
用受け部23a、23bとを示した斜視図である。本図
ではシャッターの連結部に形成された係合用突起22
a、22bを明瞭に示すためシャッターの面部と連結部
の一部を取り除いて示してあり、かつ、シャッターと摺
動部材とを分離した状態で示してある。図1ではシャッ
ターの連結部8aの一部を内側に折曲げて形成された係
合用突起22a、22bは連結部8aに形成された開口
21の両端部に断面がL字状の突起として形成されてい
る。また、摺動部材11aの前端部に形成された係合用
受け部23a、23bは各々交差する2つの斜面24a
及び25a、24b及び25bにより断面がΛ字状で側
方に突出する突出部として構成されている。なお、図1
では係合用受け部を構成する交差する2つの斜面を各々
平面とした場合を示しているが、これらを曲面とするこ
とも考えられる。また、斜面24a及び24bに隣接す
る摺動部材の前端面27が、シャッターと結合された状
態でシャッターの連結部の外側面10aより前方に突出
しないように、上記係合用受け部は摺動部材11aに凹
部26a、26bを形成することにより摺動部材11a
に埋め込まれるように形成されている。なお、1組のシ
ャッターと摺動部材について、上記の係合用突起と係合
用受け部は1対として同数形成されるものであるが、こ
の対は図1の右向きのものと左向きのものとで必ずしも
同数対形成される必要はない。
部分と摺動部材11aの一部分を示したものであり、連
結部8aに形成された係合用突起22a、22bとそれ
らに係合する摺動部材11aの前端部に形成された係合
用受け部23a、23bとを示した斜視図である。本図
ではシャッターの連結部に形成された係合用突起22
a、22bを明瞭に示すためシャッターの面部と連結部
の一部を取り除いて示してあり、かつ、シャッターと摺
動部材とを分離した状態で示してある。図1ではシャッ
ターの連結部8aの一部を内側に折曲げて形成された係
合用突起22a、22bは連結部8aに形成された開口
21の両端部に断面がL字状の突起として形成されてい
る。また、摺動部材11aの前端部に形成された係合用
受け部23a、23bは各々交差する2つの斜面24a
及び25a、24b及び25bにより断面がΛ字状で側
方に突出する突出部として構成されている。なお、図1
では係合用受け部を構成する交差する2つの斜面を各々
平面とした場合を示しているが、これらを曲面とするこ
とも考えられる。また、斜面24a及び24bに隣接す
る摺動部材の前端面27が、シャッターと結合された状
態でシャッターの連結部の外側面10aより前方に突出
しないように、上記係合用受け部は摺動部材11aに凹
部26a、26bを形成することにより摺動部材11a
に埋め込まれるように形成されている。なお、1組のシ
ャッターと摺動部材について、上記の係合用突起と係合
用受け部は1対として同数形成されるものであるが、こ
の対は図1の右向きのものと左向きのものとで必ずしも
同数対形成される必要はない。
【0012】図2は図1に示したものとほぼ同等のもの
であるが、係合用受け部33a、33bを形成するため
に摺動部材11bに形成する凹部36a、36bを摺動
部材の上下方向に貫通させるのではなく、前後方向に貫
通させたものである。なお、凹部36a、36bを摺動
部材を貫通するように形成するのは、摺動部材の射出成
形時に凹部形成用の金型を抜き取ることができるように
するためであり、実質的には摺動部材の後方より係合用
受け部33a、33bの突出部を臨む部分のみを摺動部
材の後端面まで貫通させれば十分である。
であるが、係合用受け部33a、33bを形成するため
に摺動部材11bに形成する凹部36a、36bを摺動
部材の上下方向に貫通させるのではなく、前後方向に貫
通させたものである。なお、凹部36a、36bを摺動
部材を貫通するように形成するのは、摺動部材の射出成
形時に凹部形成用の金型を抜き取ることができるように
するためであり、実質的には摺動部材の後方より係合用
受け部33a、33bの突出部を臨む部分のみを摺動部
材の後端面まで貫通させれば十分である。
【0013】上記又はに記載のディスクカートリ
ッジにおいて、図3に示すように上記係合用突起が上記
シャッターの連結部8cの内側面9cに合成樹脂の一体
成形により形成されたものであり、互いに接近する方向
に撓むことができるように空隙により分離された一対の
突起41、42よりなり、これらの一対の突起の外側の
側面の少なくとも一方に側方に突出する小突起43が備
えられているとともに、上記係合用受け部が上記摺動部
材の前端部に形成された凹部44であり、この凹部44
の上記小突起に対向する側面にこの小突起と嵌合する小
凹部45が備えられている。
ッジにおいて、図3に示すように上記係合用突起が上記
シャッターの連結部8cの内側面9cに合成樹脂の一体
成形により形成されたものであり、互いに接近する方向
に撓むことができるように空隙により分離された一対の
突起41、42よりなり、これらの一対の突起の外側の
側面の少なくとも一方に側方に突出する小突起43が備
えられているとともに、上記係合用受け部が上記摺動部
材の前端部に形成された凹部44であり、この凹部44
の上記小突起に対向する側面にこの小突起と嵌合する小
凹部45が備えられている。
【0014】なお、図3はシャッターの連結部8cの一
部分と摺動部材11cの一部分を示したものであり、連
結部8cの内側面9cに形成された係合用突起41、4
2とそれらに係合する摺動部材11cの前端部に形成さ
れた係合用受け部44とを示した斜視図である。本図で
はシャッターの面部の一部を取り除いて示してあり、か
つ、シャッターと摺動部材とを分離した状態で示してあ
る。図3ではシャッターの連結部8cの内側面9cに係
合用突起として、係合用受け部44に係合されるために
必要な撓みを許容するための狭い空隙により分離された
1対の突起41、42が形成されている。この係合用突
起の外側の側面の一方には小突起43が形成されてい
る。この小突起は全ての係合用突起に形成するのが望ま
しいが、シャッターが合成樹脂により一体成形される場
合には係合用突起形成用の金型を抜き取る必要があるこ
とから、小突起43は1組のシャッターと摺動部材につ
いて最大2個形成することになる。即ち1対の係合用突
起41、42を2対以上形成する場合には、例えば図9
に示されるように小突起43(図9では243)は最も
右端の係合用突起の右側面と最も左端の係合用突起の左
側面に各々形成される。なお、これら1対の係合用突起
の先端部の外側の隅部は例えば図9に示されるように滑
らかな曲面で構成されており、摺動部材に形成された係
合用受け部44にスムースに挿入できるようになってい
る。
部分と摺動部材11cの一部分を示したものであり、連
結部8cの内側面9cに形成された係合用突起41、4
2とそれらに係合する摺動部材11cの前端部に形成さ
れた係合用受け部44とを示した斜視図である。本図で
はシャッターの面部の一部を取り除いて示してあり、か
つ、シャッターと摺動部材とを分離した状態で示してあ
る。図3ではシャッターの連結部8cの内側面9cに係
合用突起として、係合用受け部44に係合されるために
必要な撓みを許容するための狭い空隙により分離された
1対の突起41、42が形成されている。この係合用突
起の外側の側面の一方には小突起43が形成されてい
る。この小突起は全ての係合用突起に形成するのが望ま
しいが、シャッターが合成樹脂により一体成形される場
合には係合用突起形成用の金型を抜き取る必要があるこ
とから、小突起43は1組のシャッターと摺動部材につ
いて最大2個形成することになる。即ち1対の係合用突
起41、42を2対以上形成する場合には、例えば図9
に示されるように小突起43(図9では243)は最も
右端の係合用突起の右側面と最も左端の係合用突起の左
側面に各々形成される。なお、これら1対の係合用突起
の先端部の外側の隅部は例えば図9に示されるように滑
らかな曲面で構成されており、摺動部材に形成された係
合用受け部44にスムースに挿入できるようになってい
る。
【0015】一方、これら1対の係合用突起と係合する
係合用受け部は摺動部材11cの前端部に凹部44とし
て形成されている。なお、側面に小突起43を持つ係合
用突起42に対応する側の係合用受け部44の側面に
は、小突起43と嵌合する小凹部45が形成されてい
る。この小凹部45は摺動部材の射出成形時に小凹部形
成用の金型を抜き取るため摺動部材を上下方向に少なく
とも一方の端面まで貫通するように形成されている。
係合用受け部は摺動部材11cの前端部に凹部44とし
て形成されている。なお、側面に小突起43を持つ係合
用突起42に対応する側の係合用受け部44の側面に
は、小突起43と嵌合する小凹部45が形成されてい
る。この小凹部45は摺動部材の射出成形時に小凹部形
成用の金型を抜き取るため摺動部材を上下方向に少なく
とも一方の端面まで貫通するように形成されている。
【0016】図4は図3に示したものとほぼ同等のもの
であるが、係合用受け部54及びその側面に小凹部55
を持つ摺動部材11dを射出成形で形成するために、係
合用受け部54及び小凹部55を形成するための金型を
前後方向に抜き取るため、係合用受け部を摺動部材を前
後方向に貫通する空洞としたものである。ただし、実質
的には摺動部材の後方より小凹部55を臨む部分のみを
摺動部材の後端面まで貫通させれば十分である。
であるが、係合用受け部54及びその側面に小凹部55
を持つ摺動部材11dを射出成形で形成するために、係
合用受け部54及び小凹部55を形成するための金型を
前後方向に抜き取るため、係合用受け部を摺動部材を前
後方向に貫通する空洞としたものである。ただし、実質
的には摺動部材の後方より小凹部55を臨む部分のみを
摺動部材の後端面まで貫通させれば十分である。
【0017】なお、図3及び図4では係合用突起あるい
は係合用受け部の摺動部材の前端面に平行な面での断面
形状をほぼ矩形としているが、その形状を長円形あるい
は多角形等とすることも考えられる。
は係合用受け部の摺動部材の前端面に平行な面での断面
形状をほぼ矩形としているが、その形状を長円形あるい
は多角形等とすることも考えられる。
【0018】
【作用】本発明のディスクカートリッジでは、上記シャ
ッターの連結部に内側方向(後方)に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部が係合されることにより、上記シャッターが上記摺
動部材に結合固定される構成としたので、止めネジを使
用せずに、上記シャッターを上記摺動部材に押しつける
だけで直接結合固定することができる。
ッターの連結部に内側方向(後方)に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部が係合されることにより、上記シャッターが上記摺
動部材に結合固定される構成としたので、止めネジを使
用せずに、上記シャッターを上記摺動部材に押しつける
だけで直接結合固定することができる。
【0019】本発明の他のディスクカートリッジでは、
上記シャッターの連結部に内側方向に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部とが係合されるとともに、上記摺動部材の前端面に
垂直な方向に、上記シャッターの連結部の外側面側から
上記摺動部材に螺着される1本の止めネジとを併用し
て、上記シャッターと上記摺動部材とが結合固定される
構成としたので、シャッターや摺動部材の材質や係合用
突起又は係合用受け部の大きさ等の制限から、上記の係
合用突起と係合用受け部との係合のみでは十分な結合強
度が得られない場合においても、1本のみの止めネジで
上記シャッターと上記摺動部材とを十分な強度で結合固
定することができ、かつ、この1本の止めネジの取り付
け時においても、上記シャッターを上記摺動部材に押し
つけるだけであらかじめ両者の保持に十分な強度で結合
固定できているので、シャッター及び摺動部材の保持が
容易であり、かつ、ネジ穴の位置合わせが不要となり、
ネジ止め作業を非常に容易に実施することができる。
上記シャッターの連結部に内側方向に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部とが係合されるとともに、上記摺動部材の前端面に
垂直な方向に、上記シャッターの連結部の外側面側から
上記摺動部材に螺着される1本の止めネジとを併用し
て、上記シャッターと上記摺動部材とが結合固定される
構成としたので、シャッターや摺動部材の材質や係合用
突起又は係合用受け部の大きさ等の制限から、上記の係
合用突起と係合用受け部との係合のみでは十分な結合強
度が得られない場合においても、1本のみの止めネジで
上記シャッターと上記摺動部材とを十分な強度で結合固
定することができ、かつ、この1本の止めネジの取り付
け時においても、上記シャッターを上記摺動部材に押し
つけるだけであらかじめ両者の保持に十分な強度で結合
固定できているので、シャッター及び摺動部材の保持が
容易であり、かつ、ネジ穴の位置合わせが不要となり、
ネジ止め作業を非常に容易に実施することができる。
【0020】図1又は図2に示した係合用突起と係合用
受け部をもつ本発明のディスクカートリッジでは、シャ
ッターの連結部8a(8b)が摺動部材11a(11
b)に押しつけられると、L字状の係合用突起22a
(32a)、22b(32b)の先端が係合用受け部2
3a(33a)、23b(33b)の前側の斜面24a
(34a)、24b(34b)に当接し左右方向の分力
を受けて左右に押し開かれ、係合用受け部23a(33
a)、23b(33b)の最も左右に突出した部分の通
過を可能にする。L字状の係合用突起22a(32
a)、22b(32b)の先端がこの部分を通過した後
は、L字状の係合用突起22a(32a)、22b(3
2b)の弾性復帰力により、その先端は係合用受け部2
3a(33a)、23b(33b)の後側の斜面25a
(35a)、25b(35b)を押圧し、その後方への
分力としてシャッターと摺動部材との結合固定力が発生
し、シャッターと摺動部材とが結合固定される。
受け部をもつ本発明のディスクカートリッジでは、シャ
ッターの連結部8a(8b)が摺動部材11a(11
b)に押しつけられると、L字状の係合用突起22a
(32a)、22b(32b)の先端が係合用受け部2
3a(33a)、23b(33b)の前側の斜面24a
(34a)、24b(34b)に当接し左右方向の分力
を受けて左右に押し開かれ、係合用受け部23a(33
a)、23b(33b)の最も左右に突出した部分の通
過を可能にする。L字状の係合用突起22a(32
a)、22b(32b)の先端がこの部分を通過した後
は、L字状の係合用突起22a(32a)、22b(3
2b)の弾性復帰力により、その先端は係合用受け部2
3a(33a)、23b(33b)の後側の斜面25a
(35a)、25b(35b)を押圧し、その後方への
分力としてシャッターと摺動部材との結合固定力が発生
し、シャッターと摺動部材とが結合固定される。
【0021】この場合、係合用受け部23a、23bに
隣接する摺動部材11aの前端面27はシャッターの連
結部8aの外側面10aから前方に突出することがない
ように形成してあるので、ディスクカートリッジを記録
再生装置に装着した際に、シャッター開閉用の捨てピン
等(図示せず)が記録再生装置内でシャッターの連結部
の外側面上を摺動する場合でもその動作に障害を生じる
ことがない。
隣接する摺動部材11aの前端面27はシャッターの連
結部8aの外側面10aから前方に突出することがない
ように形成してあるので、ディスクカートリッジを記録
再生装置に装着した際に、シャッター開閉用の捨てピン
等(図示せず)が記録再生装置内でシャッターの連結部
の外側面上を摺動する場合でもその動作に障害を生じる
ことがない。
【0022】図3又は図4に示した係合用突起と係合用
受け部をもつ本発明のディスクカートリッジでは、シャ
ッターの連結部8c(8d)が摺動部材11c(11
d)に押しつけられると、連結部8c(8d)に形成さ
れた1対の係合用突起41(51)、42(52)の先
端部の外側の隅部を構成する曲面が、摺動部材11c
(11d)の前端部に形成された係合用受け部44(5
4)の側壁と当接し、左右方向の分力を受ける結果、1
対の係合用突起41(51)、42(52)は互いに接
近するように撓められ、係合用受け部44(54)内に
挿入される。係合用突起41(51)、42(52)が
係合用受け部44(54)内に十分に挿入されると、係
合用突起42(52)の側面に形成された小突起43
(53)が係合用受け部44(54)の対応する側面に
形成された小凹部45(55)と嵌合し、係合用突起4
1(51)、42(52)及びシャッターの連結部8c
(8d)の弾性復帰力により、小突起43(53)の連
結部8c(8d)側の斜面43a(53a)が、その面
に当接する小凹部45(55)の前方の斜面45a(5
5a)に押しつけられる結果、前後方向の分力が発生
し、シャッターと摺動部材が結合固定される。
受け部をもつ本発明のディスクカートリッジでは、シャ
ッターの連結部8c(8d)が摺動部材11c(11
d)に押しつけられると、連結部8c(8d)に形成さ
れた1対の係合用突起41(51)、42(52)の先
端部の外側の隅部を構成する曲面が、摺動部材11c
(11d)の前端部に形成された係合用受け部44(5
4)の側壁と当接し、左右方向の分力を受ける結果、1
対の係合用突起41(51)、42(52)は互いに接
近するように撓められ、係合用受け部44(54)内に
挿入される。係合用突起41(51)、42(52)が
係合用受け部44(54)内に十分に挿入されると、係
合用突起42(52)の側面に形成された小突起43
(53)が係合用受け部44(54)の対応する側面に
形成された小凹部45(55)と嵌合し、係合用突起4
1(51)、42(52)及びシャッターの連結部8c
(8d)の弾性復帰力により、小突起43(53)の連
結部8c(8d)側の斜面43a(53a)が、その面
に当接する小凹部45(55)の前方の斜面45a(5
5a)に押しつけられる結果、前後方向の分力が発生
し、シャッターと摺動部材が結合固定される。
【0023】なお、本発明のディスクカートリッジで
は、係合用突起、係合用受け部又はそれらの周辺の構成
部材の、係合用突起及び係合用受け部の係合により生じ
る変形状態からの弾性復帰力により、シャッターが摺動
部材に結合固定される構成とされているので、シャッタ
ー及び摺動部材の成形時に多少の寸法上の誤差が生じて
も、シャッターを摺動部材に十分強固に結合固定するこ
とができる。
は、係合用突起、係合用受け部又はそれらの周辺の構成
部材の、係合用突起及び係合用受け部の係合により生じ
る変形状態からの弾性復帰力により、シャッターが摺動
部材に結合固定される構成とされているので、シャッタ
ー及び摺動部材の成形時に多少の寸法上の誤差が生じて
も、シャッターを摺動部材に十分強固に結合固定するこ
とができる。
【0024】さらに、本発明の一部のディスクカートリ
ッジでは、係合用突起を連結部に形成したシャッターを
合成樹脂の一体成形により形成したので、シャッターを
安価に製造することができる。
ッジでは、係合用突起を連結部に形成したシャッターを
合成樹脂の一体成形により形成したので、シャッターを
安価に製造することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて更に
詳細に説明する。なお、以下に示すいずれの実施例も本
発明を90mm書換形及び再生専用形光ディスクカート
リッジ(JIS X 6272)に適用したものであ
る。
詳細に説明する。なお、以下に示すいずれの実施例も本
発明を90mm書換形及び再生専用形光ディスクカート
リッジ(JIS X 6272)に適用したものであ
る。
【0026】図7に示す本発明の実施例(実施例1)は
図1に示した構成の係合用突起と係合用受け部を適用し
たものであり、図7(A)はディスクカートリッジ前方
より見たシャッターの連結部の平面図、(B)はそのA
・A線断面図である。なお、図7ではシャッターと摺動
部材との係合状態を示すのに必ずしも必要でない摺動部
材の他の部分等は図示を省略してあるが、これは後述す
る同種の図についても同様である。本実施例では1対の
L字状の係合用突起122a、122bの間隔を4m
m、L字状突起の幅(上下方向の長さ)を2mm、高さ
(前後方向の長さ)を1mmとして、この係合部を8m
m間隔で合計3組設けており、シャッターは厚さ0.2
mmのステンレス板を使用して、プレス加工により上記
のL字状の係合用突起を形成するとともに、全体の断面
がほぼコ字状となるように形成している。一方、摺動部
材には上記の係合用突起に対応する位置に図1の23
a、23bに示す形状の係合用受け部を形成している
が、この係合用受け部の側方への突出量はそれぞれ0.
5mmとしている。
図1に示した構成の係合用突起と係合用受け部を適用し
たものであり、図7(A)はディスクカートリッジ前方
より見たシャッターの連結部の平面図、(B)はそのA
・A線断面図である。なお、図7ではシャッターと摺動
部材との係合状態を示すのに必ずしも必要でない摺動部
材の他の部分等は図示を省略してあるが、これは後述す
る同種の図についても同様である。本実施例では1対の
L字状の係合用突起122a、122bの間隔を4m
m、L字状突起の幅(上下方向の長さ)を2mm、高さ
(前後方向の長さ)を1mmとして、この係合部を8m
m間隔で合計3組設けており、シャッターは厚さ0.2
mmのステンレス板を使用して、プレス加工により上記
のL字状の係合用突起を形成するとともに、全体の断面
がほぼコ字状となるように形成している。一方、摺動部
材には上記の係合用突起に対応する位置に図1の23
a、23bに示す形状の係合用受け部を形成している
が、この係合用受け部の側方への突出量はそれぞれ0.
5mmとしている。
【0027】なお、本実施例ではカートリッジの前方よ
り見た係合用突起及び係合用受け部の互いに係合する部
分の形状を直線状としているが、円弧状あるいはV字状
等の形状とすることも考えられる。また、係合用突起及
び係合用受け部のカートリッジ上面側より見た断面形状
として、図8(A)又は(B)に示すような形状のもの
も考えられる。
り見た係合用突起及び係合用受け部の互いに係合する部
分の形状を直線状としているが、円弧状あるいはV字状
等の形状とすることも考えられる。また、係合用突起及
び係合用受け部のカートリッジ上面側より見た断面形状
として、図8(A)又は(B)に示すような形状のもの
も考えられる。
【0028】本発明の他の実施例(実施例2)を図9に
示す。本実施例は図3に示した構成の係合用突起と係合
用受け部を適用したものであり、図9(A)はカートリ
ッジ前方より見たシャッターの連結部の平面図、(B)
はそのB・B線断面図である。本実施例では1対の係合
用突起241、242の各々の大きさを、摺動方向に沿
う長さを1.5mm、上下方向の厚みを1mm、前後方
向の長さを2mm、1対の突起の間の空隙を1mmとし
て、この係合部を8mm間隔で合計3組設けており、シ
ャッターの上下の面部及び連結部とともにポリアセター
ルによる一体成形で形成している。係合用突起側面の小
突起243は図に示すように最左端の左側面及び最右端
の右側面に各々形成しているが、この小突起243の側
方への突出量は0.5mmとしている。
示す。本実施例は図3に示した構成の係合用突起と係合
用受け部を適用したものであり、図9(A)はカートリ
ッジ前方より見たシャッターの連結部の平面図、(B)
はそのB・B線断面図である。本実施例では1対の係合
用突起241、242の各々の大きさを、摺動方向に沿
う長さを1.5mm、上下方向の厚みを1mm、前後方
向の長さを2mm、1対の突起の間の空隙を1mmとし
て、この係合部を8mm間隔で合計3組設けており、シ
ャッターの上下の面部及び連結部とともにポリアセター
ルによる一体成形で形成している。係合用突起側面の小
突起243は図に示すように最左端の左側面及び最右端
の右側面に各々形成しているが、この小突起243の側
方への突出量は0.5mmとしている。
【0029】なお、本実施例では係合用突起側面の小突
起243は一体成形のため両端の2本の係合用突起にの
み形成してあり、他の係合用突起には小突起を形成して
いないが、他の手段により全ての突起の側面に小突起を
形成できれば更に有効である。また、本実施例では係合
用突起及び係合用受け部の摺動部材の前端面に平行な面
での断面形状をほぼ矩形としいるが、長円形あるいは多
角形等とすることも考えられる。
起243は一体成形のため両端の2本の係合用突起にの
み形成してあり、他の係合用突起には小突起を形成して
いないが、他の手段により全ての突起の側面に小突起を
形成できれば更に有効である。また、本実施例では係合
用突起及び係合用受け部の摺動部材の前端面に平行な面
での断面形状をほぼ矩形としいるが、長円形あるいは多
角形等とすることも考えられる。
【0030】図10に示す本発明の他の実施例(実施例
3)は図4に示した構成の係合用突起と係合用受け部を
適用したものであり、図10(A)はカートリッジ前方
より見たシャッターの連結部の平面図、(B)はそのC
・C線断面図である。本実施例では摺動部材に形成した
左端及び右端の係合用受け部の空洞を前後方向に摺動部
材を貫通して形成していることを除いて、他は全て実施
例2と同様に形成している。
3)は図4に示した構成の係合用突起と係合用受け部を
適用したものであり、図10(A)はカートリッジ前方
より見たシャッターの連結部の平面図、(B)はそのC
・C線断面図である。本実施例では摺動部材に形成した
左端及び右端の係合用受け部の空洞を前後方向に摺動部
材を貫通して形成していることを除いて、他は全て実施
例2と同様に形成している。
【0031】図11に示す本発明の他の実施例(実施例
4)は図7に示した実施例1における3組の係合部の中
央の1組を止めネジに置き換えたものであり、図11
(A)はカートリッジ前方より見たシャッターの連結部
の平面図、(B)はそのD・D線断面図である。図に示
すようにシャッターの連結部のネジ止め部の周囲をプレ
スにより内側に擂鉢状に窪ませるとともに、摺動部材の
前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成し、ネジ
部の直径が1mm、長さ2mmの皿ネジ420を頭部が
シャッターの連結部の外側面より前方に突出しないよう
に摺動部材に螺着している。
4)は図7に示した実施例1における3組の係合部の中
央の1組を止めネジに置き換えたものであり、図11
(A)はカートリッジ前方より見たシャッターの連結部
の平面図、(B)はそのD・D線断面図である。図に示
すようにシャッターの連結部のネジ止め部の周囲をプレ
スにより内側に擂鉢状に窪ませるとともに、摺動部材の
前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成し、ネジ
部の直径が1mm、長さ2mmの皿ネジ420を頭部が
シャッターの連結部の外側面より前方に突出しないよう
に摺動部材に螺着している。
【0032】図12に示す本発明の他の実施例(実施例
5)は図9に示した実施例2における3組の係合部の中
央の1組を止めネジに置き換えたものであり、図12
(A)はカートリッジ前方より見たシャッターの連結部
の平面図、(B)はそのE・E線断面図である。図に示
すようにシャッターの連結部のネジ止め部の周囲に内側
方向に突出する擂鉢状の凹部を形成するとともに、摺動
部材の前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成
し、ネジ部の直径が1mm、長さ2mmの皿ネジ520
を頭部がシャッターの連結部の外側面より前方に突出し
ないように摺動部材に螺着している。
5)は図9に示した実施例2における3組の係合部の中
央の1組を止めネジに置き換えたものであり、図12
(A)はカートリッジ前方より見たシャッターの連結部
の平面図、(B)はそのE・E線断面図である。図に示
すようにシャッターの連結部のネジ止め部の周囲に内側
方向に突出する擂鉢状の凹部を形成するとともに、摺動
部材の前端面の対応する部分に擂鉢状の座ぐりを形成
し、ネジ部の直径が1mm、長さ2mmの皿ネジ520
を頭部がシャッターの連結部の外側面より前方に突出し
ないように摺動部材に螺着している。
【0033】なお、上記の実施例4及び実施例5におい
ては、シャッターの連結部を摺動部材に押しつけて両端
の2組の係合部によりシャッターと摺動部材を結合固定
した後、ネジ止め作業を実施することができるので、シ
ャッター及び摺動部材の保持が容易であり、かつネジ穴
の位置合わせが不要となり、ネジ止め作業を短時間で容
易に実施することができる。
ては、シャッターの連結部を摺動部材に押しつけて両端
の2組の係合部によりシャッターと摺動部材を結合固定
した後、ネジ止め作業を実施することができるので、シ
ャッター及び摺動部材の保持が容易であり、かつネジ穴
の位置合わせが不要となり、ネジ止め作業を短時間で容
易に実施することができる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクカ
ートリッジはシャッタ−と摺動部材との結合を、従来の
ように2本の止めネジを使用して行うのではなく、シャ
ッターを摺動部材に押しつけ、各々に形成された係合用
突起と係合用受け部とを係合させるだけで直接結合固定
するので、シャッターと摺動部材との結合固定工程が非
常に簡略化され、工程の自動化も容易となるため、ディ
スクカートリッジの生産性の向上および低コスト化に非
常に有効である。
ートリッジはシャッタ−と摺動部材との結合を、従来の
ように2本の止めネジを使用して行うのではなく、シャ
ッターを摺動部材に押しつけ、各々に形成された係合用
突起と係合用受け部とを係合させるだけで直接結合固定
するので、シャッターと摺動部材との結合固定工程が非
常に簡略化され、工程の自動化も容易となるため、ディ
スクカートリッジの生産性の向上および低コスト化に非
常に有効である。
【0035】また、本発明の他のディスクカートリッジ
では、シャッターの連結部と摺動部材の前端面に形成さ
れた係合用突起と係合用受け部との係合が少なくとも1
箇所以上で行われるようにしたので、1本のみの止めネ
ジでシャッターと摺動部材とを十分な強度で結合固定す
ることがき、かつ、この1本の止めネジの取り付け時に
おいても、シャッターを摺動部材に押しつけるだけであ
らかじめ両者の保持に十分な強度で結合固定できている
ので、シャッター及び摺動部材の保持が容易であり、ま
たネジ穴の位置合わせが不要となり、ネジ止め作業を非
常に容易に短時間で実施でき、工程の自動化も容易とな
るため、ディスクカートリッジの生産性の向上および低
コスト化に非常に有効である。
では、シャッターの連結部と摺動部材の前端面に形成さ
れた係合用突起と係合用受け部との係合が少なくとも1
箇所以上で行われるようにしたので、1本のみの止めネ
ジでシャッターと摺動部材とを十分な強度で結合固定す
ることがき、かつ、この1本の止めネジの取り付け時に
おいても、シャッターを摺動部材に押しつけるだけであ
らかじめ両者の保持に十分な強度で結合固定できている
ので、シャッター及び摺動部材の保持が容易であり、ま
たネジ穴の位置合わせが不要となり、ネジ止め作業を非
常に容易に短時間で実施でき、工程の自動化も容易とな
るため、ディスクカートリッジの生産性の向上および低
コスト化に非常に有効である。
【0036】さらに、係合用突起を連結部に形成したシ
ャッターを合成樹脂の一体成形により形成したので、シ
ャッターを安価に製造することができ、カートリッジの
低コスト化に非常に有効である。
ャッターを合成樹脂の一体成形により形成したので、シ
ャッターを安価に製造することができ、カートリッジの
低コスト化に非常に有効である。
【図1】本発明のディスクカ−トリッジのシャッターの
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の構成を示す斜視図である。
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のディスクカ−トリッジのシャッターの
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明のディスクカ−トリッジのシャッターの
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明のディスクカ−トリッジのシャッターの
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
連結部に形成された係合用突起と摺動部材の前端部に形
成された係合用受け部の他の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明を適用できるディスクカートリッジの一
例の(A)上面側及び(B)下面側を示す斜視図であ
る。
例の(A)上面側及び(B)下面側を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のディスクカートリッジのシャッターと摺
動部材の一例を示す斜視図である。
動部材の一例を示す斜視図である。
【図7】(A)本発明(実施例1)のシャッターと摺動
部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図で
ある。(B)A・A線断面図である。
部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図で
ある。(B)A・A線断面図である。
【図8】(A)本発明の係合用突起の他の形状及び
(B)係合用受け部の他の形状を示すシャッターと摺動
部材との結合部分のカートリッジ上面より見た断面図で
ある。
(B)係合用受け部の他の形状を示すシャッターと摺動
部材との結合部分のカートリッジ上面より見た断面図で
ある。
【図9】(A)本発明(実施例2)のシャッターと摺動
部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図で
ある。(B)B・B線断面図である。
部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図で
ある。(B)B・B線断面図である。
【図10】(A)本発明(実施例3)のシャッターと摺
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)C・C線断面図である。
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)C・C線断面図である。
【図11】(A)本発明(実施例4)のシャッターと摺
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)D・D線断面図である。
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)D・D線断面図である。
【図12】(A)本発明(実施例5)のシャッターと摺
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)E・E線断面図である。
動部材との結合部分のカートリッジ前方より見た平面図
である。(B)E・E線断面図である。
1 ケース 2 円板状記録媒体 3 ヘッド挿入用開口 4 ヘッド挿入孔と駆動軸挿入孔が一体となった開口 5 シャッター 8、8a〜8k シャッターの連結部 9、9a、9b、9c、9d シャッターの連結部の内
側面 10、10a、10b シャッターの連結部の外側面 11、11a〜11k 摺動部材 12、12a、12b、12c、12d 摺動部材の前
端面 13a、13b 止めネジ 22a、22b、32a、32b 係合用突起 23a、23b、33a、33b 係合用受け部 41、42、51、52 係合用突起 43、53 係合用突起側面の小突起 44、54 係合用受け部 45、55 係合用受け部側面の小凹部 122a、122b、422a、422b 係合用突起 241、242、351、352、551、552 係
合用突起 243 係合用突起側面の小突起 420、520 止めネジ
側面 10、10a、10b シャッターの連結部の外側面 11、11a〜11k 摺動部材 12、12a、12b、12c、12d 摺動部材の前
端面 13a、13b 止めネジ 22a、22b、32a、32b 係合用突起 23a、23b、33a、33b 係合用受け部 41、42、51、52 係合用突起 43、53 係合用突起側面の小突起 44、54 係合用受け部 45、55 係合用受け部側面の小凹部 122a、122b、422a、422b 係合用突起 241、242、351、352、551、552 係
合用突起 243 係合用突起側面の小突起 420、520 止めネジ
Claims (4)
- 【請求項1】 円板状の記録媒体がケース内に回転可能
に収納され、このケースに上記記録媒体の一部を露出す
る開口部を備え、この開口部を開閉する上下の面部とこ
れらを連結する連結部とにより断面がほぼコ字状に形成
されたシャッターが、開口位置と閉塞位置との間で往復
運動できるように、上記ケースの前端部に設けられたガ
イド部に沿って摺動自在に取り付けられた摺動部材に、
この摺動部材の前端面と上記シャッターの連結部の内側
面とが当接するように取り付けられてなるディスクカー
トリッジにおいて、 上記シャッターの連結部に内側方向に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部とが係合されることにより、上記シャッターと上記
摺動部材とが結合固定されていることを特徴とするディ
スクカートリッジ。 - 【請求項2】 円板状の記録媒体がケース内に回転可能
に収納され、このケースに上記記録媒体の一部を露出す
る開口部を備え、この開口部を開閉する上下の面部とこ
れらを連結する連結部とにより断面がほぼコ字状に形成
されたシャッターが、開口位置と閉塞位置との間で往復
運動できるように、上記ケースの前端部に設けられたガ
イド部に沿って摺動自在に取り付けられた摺動部材に、
この摺動部材の前端面と上記シャッターの連結部の内側
面とが当接するように取り付けられてなるディスクカー
トリッジにおいて、 上記シャッターの連結部に内側方向に突出する1個以上
の係合用突起を備え、上記摺動部材の前端部の上記係合
用突起と対向する位置に上記係合用突起の各々と係合す
る係合用受け部を備え、これらの係合用突起と係合用受
け部とが係合されるとともに、上記摺動部材の前端面に
垂直な方向に、上記シャッターの連結部の外側面側から
上記摺動部材に螺着される1本の止めネジとを併用し
て、上記シャッターと上記摺動部材とが結合固定されて
いることを特徴とするディスクカートリッジ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のディスク
カートリッジにおいて、上記係合用突起が上記シャッタ
ーの連結部の一部を内側方向に折曲げて形成した断面が
L字状の突起であるとともに、上記係合用受け部が上記
摺動部材の前端部に形成された凹部の上記L字状突起に
対向する側面に形成されたものであり、前側と後側との
交差する2つの斜面により構成された、側方に突出する
断面がΛ字状の突出部として形成されていることを特徴
とするディスクカートリッジ。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のディスク
カートリッジにおいて、上記係合用突起が上記シャッタ
ーの連結部の内側面に合成樹脂の一体成形により形成さ
れたものであり、互いに接近する方向に撓むことができ
るように空隙により分離された一対の突起よりなり、こ
れらの一対の突起の外側の側面の少なくとも一方に側方
に突出する小突起が備えられているとともに、上記係合
用受け部が上記摺動部材の前端部に形成された凹部であ
り、この凹部の上記小突起に対向する側面にこの小突起
と嵌合する小凹部が備えられていることを特徴とするデ
ィスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14160194A JPH087516A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14160194A JPH087516A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087516A true JPH087516A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15295810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14160194A Pending JPH087516A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087516A (ja) |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14160194A patent/JPH087516A/ja active Pending
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