JPH10106212A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタを両方向にスライドさせて駆動軸挿
入窓及びヘッド挿入窓を開閉するようにしたディスクカ
ートリッジであって、設計上の制約が少なく、製造が容
易で、信頼性の高いディスクカートリッジを提供する。 【解決手段】 ディスク状記録媒体Ｄが回転自在に収納
されたカートリッジケース１と、カートリッジケースの
前端縁に沿ってスライド自在の合成樹脂製の内スライダ
２と、内スライダに固定され駆動軸挿入窓８及びヘッド
挿入窓９を開閉するシャッタ３と、内スライダをスライ
ド方向に挟んで対向するように設けられカートリッジケ
ースの前端縁に沿ってスライド自在の合成樹脂製の外ス
ライダ４、４と、外スライダ間に張装されたコイルバネ
５と、外スライダ間に位置して外スライダが互いに接近
するのを阻止しシャッタが駆動軸挿入窓及びヘッド挿入
窓を閉鎖するように外スライダを位置決めするストッパ
１ｂとを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、内部に光ディスク
や磁気ディスク等のディスク状記録媒体が回転自在に収
納され、少なくとも片面に駆動軸挿入窓及びヘッド挿入
窓が形成されたカートリッジケースと、該カートリッジ
ケースの前端縁に沿って両方向にスライド自在に取り付
けられ、駆動軸挿入窓及びヘッド挿入窓を開閉するシャ
ッタとを備えたディスクカートリッジに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】この種のディスクカートリッジの従来例
としては、例えば特公平５−６７５８号公報のものを挙
げることができる。このディスクカートリッジは、図７
に示すように、内部にディスク状記録媒体Ｄが回転自在
に収納され、両面（片面のみ図示）に駆動軸挿入窓１０
２及びヘッド挿入窓１０３が形成されたカートリッジケ
ース１０１と、カートリッジケース１０１の前端縁１０
１ａに沿ってスライド自在に取り付けられた一対のスラ
イダ１０４、１０４と、スライダ１０４、１０４及びカ
ートリッジケース１０１の前端縁１０１ａを跨いだ状態
で前端縁１０１ａに沿ってスライド自在に取り付けら
れ、駆動軸挿入窓１０２及びヘッド挿入窓１０３を開閉
する断面コの字形のシャッタ１０５と、スライダ１０
４、１０４とカートリッジケース１０１の内面隅部との
間に張装され、スライダ１０４、１０４を互いに接近す
る方向に弾性付勢する一対のねじりコイルバネ１０６、
１０６と、カートリッジケース１０１の前端縁１０１ａ
に設けられ、スライダ１０４、１０４間に位置してスラ
イダ１０４、１０４が互いに接近するのを阻止するスト
ッパ１０７と、シャッタ１０５の前端壁１０８から内方
に向かって切り起こされ、スライダ１０４、１０４がス
トッパに当接した状態においてスライダ１０４、１０４
の内側端面に当接し、シャッタ１０５を駆動軸挿入窓１
０２及びヘッド挿入窓１０３を閉鎖するように位置決め
する一対の操作爪１０９、１０９と、を有している。

【０００３】このディスクカートリッジをディスクドラ
イブ装置にローディングすると、ディスクドライブ装置
のシャッタ開閉ピンがシャッタ１０５に係合してシャッ
タ１０５を一方向にスライドさせる。これによって、図
８に示すように、シャッタ１０５の一方の操作爪１０８
が一方のスライダ１０４の内側端面を押し、該スライダ
１０４がねじりコイルバネ１０６の弾性に抗してスライ
ドし、駆動軸挿入窓１０２及びヘッド挿入窓１０３が開
放される。ディスクカートリッジをアンローディングす
ると、前記シャッタ開閉ピンとシャッタ１０５の係合が
解除し、ねじりコイルバネ１０６の弾発性によってスラ
イダ１０４がストッパ１０７に向かってスライドし、ス
トッパ１０７に当接すると停止する。これによってシャ
ッタ１０５が駆動軸挿入窓１０２及びヘッド挿入窓１０
３を閉鎖した状態になる。なお、シャッタ１０５を図８
の左方向にスライドさせたときも上記と同様の動作が行
われる。

【０００４】このディスクカートリッジでは、ねじりコ
イルバネが弾性変形するためのスペースを確保しにくい
ため設計が困難であるという問題点がある。

【０００５】図９は、シャッタが両方向にスライドする
ディスクカートリッジの他の従来例を示す斜視図であ
る。このディスクカートリッジは、内部にディスク状記
録媒体Ｄが回転自在に収納され、両面に駆動軸挿入窓２
０２及びヘッド挿入窓２０３が形成されたカートリッジ
カートリッジケース２０１と、カートリッジケース２０
１の前端縁２０１ａと平行になるようにカートリッジケ
ース２０１内に取り付けられた金属製のシャフト２０４
と、該シャフト２０４に摺動自在に支持され、上下両面
（下面のみ図示）にスライド方向に延びる溝２０５ａが
刻設された直方体状の合成樹脂製の内スライダ２０５
と、カートリッジケース２０１の前端縁２０１ａを跨い
だ状態で内スライダ２０５に固定され、駆動軸挿入窓２
０２及びヘッド挿入窓２０３を開閉する断面コの字形の
シャッタ２０６と、内スライダ２０５をそのスライド方
向に挟んで対向するように設けられ、シャフト２０４に
摺動自在に支持され、内スライダ２０５の溝に摺動自在
に係合する係合爪２０７ａを有する一対の板金製の外ス
ライダ２０７、２０７と、該外スライダ２０７、２０７
間に張装され、外スライダ２０７、２０７を互いに接近
する方向に弾性付勢するコイルバネ２０８と、カートリ
ッジケース２０１に設けられ、外スライダ２０７、２０
７間に位置して外スライダ２０７、２０７が互いに接近
するのを阻止するとともに外スライダ２０７、２０７間
に挟まれた内スライダ２０５に固定されたシャッタ２０
６が駆動軸挿入窓２０２及びヘッド挿入窓２０３を閉鎖
するように外スライダ２０７、２０７を位置決めする一
対のストッパ２０９、２０９とを備えている。

【０００６】このディスクカートリッジをディスクドラ
イブ装置にローディングすると、ディスクドライブ装置
のシャッタ開閉ピンがシャッタ２０６に係合してシャッ
タ２０６を一方向にスライドさせて駆動軸挿入窓２０２
及びヘッド挿入窓２０３を開放する。シャッタ２０６が
スライドすることにより、図１０に示すように、一方の
外スライダ２０７が内スライダ２０５に押されてスライ
ドするが、他方の外スライダ２０７はストッパ２０９に
よってスライドが阻止されるため、コイルバネ２０８が
伸長する。ディスクカートリッジをアンローディングす
ると、前記シャッタ開閉ピンとシャッタ２０６の係合が
解除し、コイルバネ２０８の弾性によって一方の外スラ
イダ２０７がストッパ２０９に向かってスライドし、ス
トッパ２０９に当接すると停止する。これによって駆動
軸挿入窓２０２及びヘッド挿入窓２０３がシャッタ２０
６によって閉鎖される。なお、シャッタ２０６を図１０
の右方向にスライドさせたときも上記と同様の動作が行
われる。

【０００７】このディスクカートリッジでは、外スライ
ダ２０７、２０７が板金製で形状が複雑であるため加工
に手間がかかり、組立も困難であるという問題点と、外
スライダ２０７がシャフト２０４のまわりに回転して外
れることがあるという問題点と、内スライダ２０５と外
スライダ２０７が摺接することによって塵埃が発生し、
これがディスク状記録媒体Ｄに付着してエラーを起こす
という問題点とがあった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであって、その目的
は、シャッタを両方向にスライドさせて駆動軸挿入窓及
びヘッド挿入窓を開閉するようにしたディスクカートリ
ッジであって、設計上の制約が少なく、製造が容易で、
信頼性の高いものを提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載のディスクカートリッジは、内部に
ディスク状記録媒体が回転自在に収納され、少なくとも
片面に駆動軸挿入窓及びヘッド挿入窓が形成されたカー
トリッジケースと、前記カートリッジケースの前端縁に
沿ってスライド自在に取り付けられた合成樹脂製の内ス
ライダと、前記カートリッジケースの前端縁を跨いだ状
態で前記内スライダに固定され、前記駆動軸挿入窓及び
前記ヘッド挿入窓を開閉する断面コの字形のシャッタ
と、前記内スライダをそのスライド方向に挟んで対向す
るように設けられ、前記カートリッジケースの前端縁に
沿ってスライド自在に取り付けられた一対の合成樹脂製
の外スライダと、前記一対の外スライダ間に張装され、
前記一対の外スライダを互いに接近する方向に弾性付勢
するコイルバネと、前記カートリッジケースに設けら
れ、前記一対の外スライダ間に位置して前記一対の外ス
ライダが互いに接近するのを阻止するとともに前記一対
の外スライダ間に挟まれた前記内スライダに固定された
前記シャッタが前記駆動軸挿入窓及び前記ヘッド挿入窓
を閉鎖するように前記一対の外スライダを位置決めする
ストッパと、を備えたことを特徴とするものである。

【００１０】また、請求項２に記載のディスクカートリ
ッジは、請求項１に記載のディスクカートリッジにおい
て、前記内スライダ及び前記各外スライダが、前記カー
トリッジケースの前端縁と平行になるように前記カート
リッジケース内に取り付けられたシャフトに摺動自在に
支持され、前記各外スライダが、その移動ストロークの
全長にわたって前記カートリッジケースの内面に当接し
前記外スライダが前記シャフトのまわりに回転するのを
阻止する回り止め部を有することを特徴とするものであ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明の一実施
形態であるディスクカートリッジの平面図、図２は図１
のディスクカートリッジの底面図、図３は図１のディス
クカートリッジを内面側から見た要部拡大図であり、シ
ャッタが閉位置にある状態を示す図、図４はシャッタが
閉位置にある状態を示す図、図５は内スライダの斜視
図、図６は外スライダの斜視図である。

【００１２】このディスクカートリッジは上下反転して
ディスクドライブ装置に装着することにより光ディスク
（ディスク状記録媒体）の両面に情報を記録可能とした
もので、図１〜図４に示すように、内部に光ディスクＤ
が回転自在に収納されたカートリッジケース１と、カー
トリッジケース１の前端縁１ａのほぼ全長に沿って摺動
自在に取り付けられた内スライダ２と、カートリッジケ
ース１の前端縁１ａを跨いだ状態で内スライダ２に固定
された断面コの字形のシャッタ３と、内スライダ２をそ
の摺動方向に挟んで対向するように設けられ、カートリ
ッジケース１の前端縁１ａに沿って摺動自在に取り付け
られた一対の外スライダ４、４と、外スライダ４、４間
に張装されたコイルバネ５と、カートリッジケース１の
前端縁のほぼ中央部に形成され、外スライダ４、４間に
位置し、両側にストッパ１ｂ、１ｂを有する連結部１ｃ
とを備えている。

【００１３】カートリッジケース１は互いに対向する上
下一対の合成樹脂製のハーフ６、７を超音波溶着もしく
はねじによる結合をすることによって形成され、両面に
（片面のみ図示）ディスクドライブ装置の駆動軸を挿入
するための駆動軸挿入窓８及びディスクドライブ装置の
録再ヘッドを挿入するためのヘッド挿入窓９が形成され
ている。カートリッジケース１の底面の後端寄りの左右
対称位置にはディスクドライブ装置の位置決めピンが挿
入される位置決め穴１０及びアライメント穴１１が形成
され、両側縁には、前端寄りの位置に、ディスクカート
リッジをディスクドライブ装置上に固定するための部材
が挿入される挿入スロット１２、１２が形成され、後端
寄りの位置に、ディスクドライブ装置のオートチェンジ
ャ機構のグリップが挿入されるグリッパスロット１３、
１３が形成されている。

【００１４】内スライダ２は合成樹脂製で、図５に示す
ように、断面Ｌ字形の棒状のもので、前端部両側に設け
られた上下方向に延びる一対の角溝１４、１５と、長手
方向に延びる貫通孔１６と、後端部内側に設けられ、コ
イルバネ５が通るための逃げ溝１７とを有している。貫
通孔１６は、カートリッジケース１の前端縁１ａと平行
になるようにカートリッジケース１内に取り付けられた
金属製のシャフト１８に摺動自在に係合している。ま
た、内スライダ２の前端面には、長手方向に間隔をおい
て、前方に突出した一対の円柱状のボス１９、１９が形
成されている。

【００１５】シャッタ３は合成樹脂製で、一対の対向壁
２０、２０と、これらの一端を互いに連結する前端壁２
１とからなっている。図３に示すように、前端壁２１の
長さは、内スライダ２及び両外スライダ４、４のスライ
ド方向の長さの和とほぼ等しくなっている。前端壁２１
には内スライダ２のボス１９、１９に嵌合する一対の孔
２１ａ、２１ａが形成されており、シャッタ３は、これ
らの孔２１ａ、２１ａをボス１９、１９に嵌合し、孔２
１ａ、２１ａから突出したボス１９、１９の先端部を熱
盤等で潰すことにより内スライダ２に固定される。ま
た、シャッタ３の前端部には一対の断面矩形の切欠３
ａ、３ａが左右対称位置に形成されており、各切欠３ａ
の内側縁は内スライダ２の角溝１４、１５の内側縁に一
致している。切欠３ａ、３ａには後述するディスクドラ
イブ装置のシャッタ開閉ピンＰ（図４参照）が挿入され
る。

【００１６】外スライダ４、４は合成樹脂製で、図６に
示すように、シャフト１８に摺動自在に係合する貫通孔
２２を有しており、後端部にコイルバネ５の端部に形成
された輪を引っかけるための鈎状の引掛部２３を有して
いる。また、外スライダ４は、後端部の外側面にスライ
ド方向に突出した回り止め部２４を有している。回り止
め部２４は外スライダ４の移動ストロークの全長にわた
ってハーフ６、７の内面に当接して外スライダ４がシャ
フト１８のまわりに回転するのを阻止する。外スライダ
４、４はハーフ６、７の内面に摺接しながらスライドす
るように形成されており、図９、１０に示す従来例に比
べて構造が簡素であり、組立が容易である。

【００１７】連結部１ｃの両側に位置するストッパ１ｂ
は、図３に示すように、外スライダ４、４の内側に当接
して外スライダ４、４が互いに接近するのを阻止すると
ともに内スライダ２に固定されたシャッタ３の対向壁２
０、２０がカートリッジケース１の駆動軸挿入窓８及び
ヘッド挿入窓９を閉鎖するように外スライダ４、４を位
置決めする。

【００１８】次に、上記のように構成したディスクカー
トリッジの使用方法について説明する。ディスクカート
リッジをディスクドライブ装置にローディングすると、
図４に示すように、ディスクドライブ装置のシャッタ開
閉ピンＰがシャッタ３の切欠３ａに係合し、シャッタ３
を開方向にスライドさせる。シャッタ３がスライドする
と、図４に示すように、一方の外スライダ４が内スライ
ダ２に押されてシャッタ３とともにスライドし、他方の
スライダ４はストッパ１ｂによってスライドが阻止され
るため、コイルバネ５が伸長する。そして、シャッタ開
閉ピンＰが停止し、シャッタ開閉ピンＰによってシャッ
タ３が閉位置に保持され、駆動軸挿入窓８及びヘッド挿
入窓９が開放された状態となる。

【００１９】ディスクドライブ装置にディスクカートリ
ッジのアンローディングの指示を入力すると、シャッタ
開閉ピンＰが切欠３ａから抜け、コイルバネ５の弾発性
によって図４の左側の外スライダ４がストッパ１ｂに向
かってスライドし、この外スライダ４によって内スライ
ダ２が押されてスライドし、シャッタ３が閉方向にスラ
イドする。そして、左側の外スライダ４がストッパ１ｂ
に当接するとシャッタ３が停止し、シャッタ３の対向壁
２０によって駆動軸挿入窓８及びヘッド挿入窓９が閉鎖
された状態となる。

【００２０】ディスクカートリッジを上下を反転してデ
ィスクドライブ装置に装着したときも上記と同様の動作
が繰り返される。この場合、シャッタ３は図３の右方向
に移動する。

【００２１】なお、本実施形態では、カートリッジケー
スの両面に駆動軸挿入窓及びヘッド挿入窓が形成された
場合について説明したが、本発明は、カートリッジケー
スの片面のみに駆動軸挿入窓及びヘッド挿入窓が形成さ
れた場合にも適用することができる。

【００２２】

【発明の効果】本発明のディスクカートリッジは、外ス
ライダを弾性付勢する弾発部材としてコイルバネを採用
したことにより、ねじりコイルバネのように広いスペー
スを必要としないため、設計上の制約が少なく、設計が
容易である。また、外スライダは合成樹脂製であるため
加工が容易であるとともに、組立が容易な形状にするこ
とができる。したがって、製造が容易である。また、外
スライダは合成樹脂製であるためカートリッジケースに
摺接しても塵埃が殆ど発生しない。したがって、ディス
クドライブ装置のヘッドがディスク状記録媒体と情報の
授受を行う際にエラーが発生しにくく、信頼性が高い。

【００２３】請求項２のディスクカートリッジは、内ス
ライダ及び外スライダがシャフトに摺動自在に支持され
ているため滑らかにスライドする。また、外スライダ
が、その移動ストロークの全長にわたってカートリッジ
ケースの内面に当接し外スライダがシャフトのまわりに
回転するのを阻止する回り止め部を有することにより、
外スライダが外れる恐れがない。したがって、さらに信
頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態であるディスクカートリ
ッジの平面図。

【図２】 図１のディスクカートリッジの底面図。

【図３】 図１のディスクカートリッジの内面側の要部
拡大図であり、シャッタが閉位置にある状態を示す図。

【図４】 図１のディスクカートリッジの内面側の要部
拡大図であり、シャッタが開位置にある状態を示す図。

【図５】 内スライダの斜視図。

【図６】 外スライダの斜視図。

【図７】 従来のディスクカートリッジを内面側から見
た図であり、シャッタが閉位置にある状態を示す図。

【図８】 図７のディスクカートリッジの要部を示す図
であり、シャッタが開位置にある状態を示す図。

【図９】 従来のディスクカートリッジの他の例の要部
を示す斜視図であり、シャッタが閉位置にある状態を示
す図。

【図１０】 図９のディスクカートリッジのシャッタが
スライドした状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１ カートリッジケース １ｂ ストッパ ２ 内スライダ ３ シャッタ ４ 外スライダ ５ コイルバネ ８ 駆動軸挿入窓 ９ ヘッド挿入窓 Ｄ 光ディスク（ディスク状記録媒体）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部にディスク状記録媒体が回転自在に
   収納され、少なくとも片面に駆動軸挿入窓及びヘッド挿
   入窓が形成されたカートリッジケースと、 前記カートリッジケースの前端縁に沿ってスライド自在
   に取り付けられた合成樹脂製の内スライダと、 前記カートリッジケースの前端縁を跨いだ状態で前記内
   スライダに固定され、前記駆動軸挿入窓及び前記ヘッド
   挿入窓を開閉する断面コの字形のシャッタと、 前記内スライダをそのスライド方向に挟んで対向するよ
   うに設けられ、前記カートリッジケースの前端縁に沿っ
   てスライド自在に取り付けられた一対の合成樹脂製の外
   スライダと、 前記一対の外スライダ間に張装され、前記一対の外スラ
   イダを互いに接近する方向に弾性付勢するコイルバネ
   と、 前記カートリッジケースに設けられ、前記一対の外スラ
   イダ間に位置して前記一対の外スライダが互いに接近す
   るのを阻止するとともに前記一対の外スライダ間に挟ま
   れた前記内スライダに固定された前記シャッタが前記駆
   動軸挿入窓及び前記ヘッド挿入窓を閉鎖するように前記
   一対の外スライダを位置決めするストッパと、を備えた
   ことを特徴とするディスクカートリッジ。
2. 【請求項２】 前記内スライダ及び前記各外スライダ
   が、前記カートリッジケースの前端縁と平行になるよう
   に前記カートリッジケース内に取り付けられたシャフト
   に摺動自在に支持され、前記各外スライダが、その移動
   ストロークの全長にわたって前記カートリッジケースの
   内面に当接し前記外スライダが前記シャフトのまわりに
   回転するのを阻止する回り止め部を有することを特徴と
   する請求項１に記載のディスクカートリッジ。