JPH0875006A - 軸部材のシール機構 - Google Patents
軸部材のシール機構Info
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- JPH0875006A JPH0875006A JP6213063A JP21306394A JPH0875006A JP H0875006 A JPH0875006 A JP H0875006A JP 6213063 A JP6213063 A JP 6213063A JP 21306394 A JP21306394 A JP 21306394A JP H0875006 A JPH0875006 A JP H0875006A
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Abstract
止し、気密性を高くする。 【構成】 軸4を、混合機1のケース2の孔2c及び環
状ケーシング20内に嵌挿させる。ケーシング20の内
周面に2条の凹溝20b,20cを形成し、リップシー
ル25a,25bを嵌合して、各内周先端側の湾曲部2
7を軸4の外周面に押圧して線接触でシールする。ケー
シング20の内周面には更に3巻のグランドパッキン1
4も設ける。第二リップシール25bの湾曲凹部sと隙
間22で閉鎖空間tを形成し、これに連通するシールガ
ス導入路23をケーシング20に形成する。
Description
される混合機等の中空部材と、中空部材に嵌挿されて回
転可能な軸部材との連結部が、シール部によってシール
されていて、漏れなく混合、処理等できるようにした、
連結部のシール機構に関する。
部材内に供給して、中空部材内で混合処理等することが
行われている。例えば、放射性の粉体等を混合処理する
場合には、反応の進行を防止するために、混合時の粉体
の堆積量を制限する必要があり、中空部材として例えば
図5に示すような、厚さの限定された混合機1を用いて
いる。この混合機1について説明すると、内部で粉体を
混合するための薄板円盤状のケース2が支持部材3で立
設されている。この円盤状ケース2内の中心に、軸4が
回転自在に嵌挿されており、ケース2内の軸4は大径の
大径ボス部12と接続されている。そして、ケース2の
内径より若干径の小さい回転翼5が3枚等間隔に大径ボ
ス部12に装着されており、外部のモータ5aから図示
しない伝動機構を介して軸4に回転力が伝達され、軸4
の回転で回転翼5がケース2内で旋回するようになって
いる。ケース2の上部の周面には、図示しない供給管に
気密的に連結される粉体の供給口6が設けられ、ケース
2の下部の周面には粉体の排出口7が設けられている。
また、排出口7の下方には、粉体を定量排出するための
ロータリーバルブ9やバルブ9の駆動モータ10が配設
されている。
のシール部11′の構造を示す要部断面図である。図6
において、軸4の先端部は、円形側板2a中心に穿設さ
れた孔2b内に嵌挿されて、ケース2内で、回転翼5が
連結された大径ボス部12が形成されている。混合機1
の孔2bの領域には、軸4の外径より若干内径の大きい
環状ケーシング13が軸4の軸線方向にほぼ同心状に固
着されている。ケーシング13の内周面には、軸4の外
周面を押圧してシールするためのグランドパッキン14
が4巻、互いに密接して装着されている。このパッキン
14は断面略四角形でリング状の弾性部材によって構成
されており、その外側の側面が断面L字型でリング状の
パッキン押え15によって押圧されている。このパッキ
ン押え15はそのフランジ部15aでケーシング13に
ネジ止めされている。そして、軸4は、図6において、
その後端側外周部がボール軸受16を介して支持梁17
に回転自在に支持されている。
回転駆動して、混合機1内の回転翼5を回転させて粉体
を混合させるに際しては、軸4を回転させながら、投入
口6から混合機1内に粉体が供給される。軸4が回転駆
動させられると、混合機1内の大径ボス部12を介して
回転翼5が旋回させられ、回転翼5の旋回とこの回転翼
5に設けられた小羽根5bによって、粉体が攪拌混合さ
れる。混合された粉体は排出口7から排出されることに
なる。
混合機1内で混合処理される各種の粉体は、シール部1
1′によるシールが完全でないと混合機内部から外部に
漏れ出し、周囲環境を汚したり、混合効率や混合の歩留
まりを低下させて、コストの上昇を招くことになる。し
かも粉体が毒性物質や放射性物質等の場合には、周辺を
汚染することにもなる。しかしながら、従来、シール部
11′に使用されているグランドパッキン14は、軸4
の外周面への当接面が平面であるために、面接触でシー
ルすることになって気密性が十分でない。そのため、4
巻重ねてシールしても、軸4の外周面との間に隙間が発
生することを完全に防止し得なかったので、粉体が外部
に漏出するという問題があった。特に、混合機1内での
混合処理等の際に、内部の圧力が上昇すると、外部圧力
との差圧で粉体がシール部の隙間から外部へ吹き出ると
いう問題があった。特に、軸4が回転運動すると、シー
ル部11′との間で気密なシールが一層困難となり、粉
体がいっそう外部に漏れ易くなるという欠点があった。
ル部の気密性を一層高めて、内部圧力が変動しても、粉
体が外部へ漏れないようにした連結部のシール機構を提
供することを目的とする。
ール機構は、その内部に粉体が収納される中空部材と、
この中空部材内に回転自在に嵌挿されていて回転駆動す
ることで中空部材内部の粉体を処理する軸部材と、軸部
材及び中空部材の接続部をシールするシール部とが備え
られた軸部材のシール機構において、シール部は、中空
部材の軸部材嵌挿部に連結されたケーシングの内面に、
軸部材をシールするための少なくとも1巻のリップシー
ルが装着され、このリップシールはその弾性を有する湾
曲部によって軸部材を押圧し且つその湾曲凹部を中空部
材方向に向けて配置されているとともに、ケーシング内
面には、リップシールに対して、中空部材からより遠い
位置に他のシール部材が更に設けられていることを特徴
とするものである。
第一及び第二リップシールとして2巻配列されていて、
中空部材から遠い方の第二リップシールの湾曲凹部に連
通するガス導入路がケーシングに設けられ、この湾曲凹
部の閉鎖空間に充填されるガスの圧力によって、第二リ
ップシールの湾曲部が軸部材に押圧されていることを特
徴とする。又、他のシール部材は、グランドパッキンま
たはリップシールであってもよい。又、他のシール部材
を構成するリップシールは、その湾曲凹部が中空部材と
反対方向を向いて配設されている。リップシールはリン
グ状に形成され、その断面において、比較的肉厚の本体
部と、この本体部の一端から湾曲しつつ延びる比較的肉
薄の湾曲部と、からなる断面略フの字状の弾性部材であ
って、本体部裏面に剛性の補強板が固着されていること
を特徴とする。中空部材は粉体を混合処理するための混
合機であり、この混合機に嵌挿された軸部材の混合機内
部領域に回転翼が連結されていることを特徴とする。
向いていて、湾曲部が軸部材の外周面に押圧されて弾性
変形することで線接触でシールされており、そのため、
中空部材の内部に収納されている粉体は内部から外部へ
漏れ出しにくくなり、しかも中空部材の内圧が変動して
正圧になっても、その圧力はリップシールの湾曲部を他
方の部材に押しつける方向に作用し、気密性を高めるこ
とになる。外部のエア等の侵入は、他のシール部材でシ
ールされて防止される。
の内圧の変動に対して二重にシールでき、しかも第二リ
ップシールはガス導入路からガスが導入されて閉鎖空間
のガス圧が高められるから、第二リップシールの湾曲部
が軸部材に一層押圧されることになり、外部のエア等の
侵入や粉体の漏出に対する気密性が一層高められる。他
のシール部材を構成するリップシールは、その湾曲凹部
がケーシングの開口端方向を向いているから、外部のエ
ア等に対しての気密性が高い。リップシールは、本体部
と補強板によって剛性を保ちつつ、湾曲部によって弾性
的に押圧されて、シール能力が高められる。軸部材の回
転で回転翼が旋回されて、混合機内で粉体が混合処理さ
れ、その際、粉体が外部へ漏出することなく、シール部
で確実にシールされる。
3に基づいて説明するが、上述の従来技術と同様の部分
または部材には同一の符号を用いてその説明を省略す
る。図1は混合機と軸とのシール部の要部構成を示す断
面図、図2は図1に示す混合機のケーシングの平面図、
図3はリップシールの拡大断面図である。図1及び2に
おいて、駆動モータ5aによってその軸線周りに回転さ
せられる軸4は、先端部が混合機1の側板2aの孔2c
に挿入されて、回転翼5が連結された大径ボス部12に
接続されている。側板2aにおいて、孔2cの周囲領域
を基部19とすると、この基部19上に、軸4の外径よ
り若干内径の大きい環状ケーシング20が軸4の軸線方
向に延在して設けられ、その一端のフランジ部20aで
基部19にネジ21等で固着されている。
2条の断面略四角形のリング状凹溝20b,20cが形
成されており、ケーシング20(及び基部19)の内周
面と軸4との間に微小幅の隙間22が設けられて、各凹
溝20b,20cは内周側で相互に連通する。ケーシン
グ内周面の二つの凹溝20bと20cの間の壁部20d
には、ケーシング20の外周面から延びて、少なくとも
1箇所(好ましくは周方向にほぼ均等な間隔で3箇所以
上)で内周面(隙間22)に連通するシールガス導入路
23が穿設されている。ここで、シールガス導入路23
に供給されるシールガスとして、例えばエアや、粉体の
酸化を防止できるチッソガス等が好ましい。
はそれぞれリング状のリップシール25が嵌挿されてお
り、リップシール25の内周側先端部が軸4の外周面を
押圧することで、軸4を回転可能にシールしている。リ
ップシール25は合成ゴム等の弾性部材からなり、図3
の拡大断面図に示すように、肉厚部からなる本体部26
と、この本体部26の一端部から延びて所定角度で湾曲
しつつ延びる比較的肉薄の湾曲部27とで一体形成され
て、略々「フ」の字状の断面形状を呈している。しか
も、このリップシール25は、本体部26の一方の側面
領域の裏面に、リップシール全周に亘ってリング状の補
強板28が固着されている。補強板28は金属製であ
り、本体部26の剛性が強化されている。リップシール
25の本体部26と湾曲部27とで湾曲凹部s(空間)
が形成されるようになっている。
れ符号25a(第一リップシール),25b(第二リッ
プシール)で示すと、2つの凹溝20b,20cに嵌合
された各リップシール25a,25bは、それぞれ、混
合機1の孔2c方向に湾曲凹部sを向けて保持されてい
る。そして、軸4方向で孔2cから遠い側の第二リップ
シール25bの湾曲凹部sと隙間22とで形成される閉
鎖空間tにシールガス導入路23が連通するようになっ
ている。嵌合装着状態の各リップシール25a,25b
は、薄肉の湾曲部27が軸4外周面に押圧されて、図3
に示すように、弾性変形されて、同一方向に更に湾曲さ
れることで、線接触によってシールする。
て、2巻のリップシール25a,25bに対して更に孔
2cから離れた側には、ケーシング20の外側端部に開
口する断面長方形のリング状の切欠段部30が形成され
ており、この切欠段部30には3巻のグランドパッキン
14が連続して装着されている。これらのパッキン14
で軸4の外周面を押圧するようになっている。そして、
その外側には、断面L字型のパッキン押え31がフラン
ジ部31aでケーシング20にネジ止めされて取り付け
られ、その軸環部31bが切欠段部30に嵌合されてグ
ランドパッキン14を側面から押圧して固定するように
なっている。
次にその作用を説明する。混合機1内に原料である粉体
が供給された状態で、駆動モータ5aの駆動力を受けて
軸4が回転することで、混合機1内に位置する大径ボス
部12に連結された回転翼5が一体に旋回し、小羽根5
bによって粉体が攪拌され、混合処理される。この時、
ケーシング20のシール部11は、軸4の回転運動を許
容しつつシールする。即ち、シール部11において、ケ
ーシング20内周面の各凹溝20b,20c内の各リッ
プシール25a,25bは、湾曲部27がその弾性によ
って軸4外周面に押圧されて撓み、弾性的に線接触する
ことで、確実にシールする。
プシール25bの湾曲凹部sと隙間22とでつくる閉鎖
空間t内に、シールガス導入路23からシール用のガス
が印加されているために、ガス圧によって、第二リップ
シール25bの湾曲部27が軸4により強く押し付けら
れて、その気密性がいっそう強化され、外部への粉体の
漏出を確実に防止できる。この場合、孔2c側の第一リ
ップシール25aは、ガス圧によって湾曲部27が更に
本体部26方向に曲げられてガスが混合機1の孔2c内
に漏れ入るおそれがあるが、ガスは粉体に変質等の影響
を与えないものや不具合を生じないものを用いればよ
い。又、ケーシング20の外部の圧力等によるエア等の
混合機1内部への漏洩に対しては、2巻のリップシール
25a,25bの外側に配置された3巻のグランドパッ
キン14で抑えることができる。面接触であるために生
じ得るパッキン14と軸4との隙間をエア等が通過した
としても、第二リップシール25bで確実にシールされ
る。
孔2c側に位置する第一リップシール25aの湾曲凹部
sが混合機1方向を向く姿勢であるから、増大する内部
圧力によって、湾曲部27がより一層軸4に押圧される
ことになる。更に第二リップシール25bも同一の向き
に配置されているから、万一、第一リップシール25a
から圧力が漏れたとしても、同様に第二リップシール2
5bの湾曲部27が軸4に押圧され、粉体が内圧の増大
によってシール部11から吹き出すことを、二重のシー
ルによって確実に阻止できる。このようにして、シール
部11は、軸4を回転可能に保持して、少なくとも内部
の粉体が外部に漏洩することを確実に防止できて、確実
にシールできることになる。
回転駆動させて混合機1の内部の粉体を混合処理する
際、粉体が内部から外部に漏れ出たりするのを防止で
き、同時に外部からのエア等の侵入も防止できる。更に
混合機1の内部の圧力変動等があってもいっそうシール
能力が高められることになり、粉体が外部に吹き出るの
を確実に防止できる。そのため、従来技術と比較して、
より高度で確実な気密性を得ることができる。従って、
粉体の特性によって、外部に漏れ出すと汚染や被爆等の
問題が生じるような、高度の気密性を要求される粉体の
混合機1内での混合処理の際の、軸4と混合機1との間
のシール部として、有用性が高い。
2巻のリップシール25と3巻のグランドパッキン14
によって構成したが、このリップシール25は2巻に限
定されることなく、1巻または3巻以上配置する構成に
してもよい。1巻の場合は、ガス導入路23は形成され
ない。又、グランドパッキン14も3巻に限定されるこ
となく、0〜2巻、或いは4巻以上配設するようにして
もよい。尚、図4(a)は本発明のシール部11の第一
変形例を示すものであり、上述の実施例における3巻の
グランドパッキン14を1巻に減らすと共に、1巻のリ
ップシール25cをその外側に加えて、湾曲凹部sを混
合機1と反対側方向に向けて配設したものである。この
構成によれば、ケーシング20の外部からのエア等の侵
入をこのリップシール25cで防止して、よりいっそう
確実にシールできる。図4(b)はシール部11の第二
変形例を示すものであり、上述の実施例におけるグラン
ドパッキン14に代えて、適宜数巻の追加のリップシー
ル25(図では2巻のリップシール25d,25e)が
湾曲凹部sを混合機1と反対側方向に向けて配設されて
いる。この構成によっても第一変形例と同様な効果が得
られる。
材としては、混合機に限定されることなく、容器や管
等、内部に粉体を収納して、軸4が回転可能に嵌挿され
て混合、攪拌等処理される中空状のものであればよい。
ル機構によれば、シール部は、中空部材の軸部材嵌挿部
に連結されたケーシングの内面に、軸部材をシールする
ための少なくとも1巻のリップシールが装着され、この
リップシールはその弾性を有する湾曲部によって軸部材
を押圧し且つその湾曲凹部を中空部材方向に向けている
とともに、ケーシング内面には、他のシール部材が更に
設けられているから、リップシールで内部の粉体等が漏
れ出るのを防止でき、他のシール部材で外部のエア等が
内部に侵入したりするのを防止できると共に、内部の圧
力変動等があってもこの圧力に応じてリップシールのシ
ール能力が高められて、粉体が吹き出るのを一層確実に
防止できる等、従来のシール機構と比較して、より高度
で確実な気密性を得ることができる。そのため、粉体の
特性によっては外部に漏れ出すと環境汚染や被爆等の問
題が生じるような、高度の気密性を要求される粉体の処
理等の際のシール部として、高い有用性を有する。又、
リップシールは、中空部材の方向を向いて第一及び第二
リップシールが配列されていて、中空部材から遠い方の
第二リップシールの湾曲凹部に連通するガス導入路がケ
ーシングに設けられ、この湾曲凹部の閉鎖空間に充填さ
れるガスの圧力によって、第二リップシールの湾曲部が
軸部材に押圧されているから、シールがいっそう気密に
なり、内部からの粉体の漏洩をより確実に防止できる。
他のシール部材を構成するリップシールは、その湾曲凹
部が中空部材と反対方向を向いて配設されているから、
外部からのエア等の漏洩による侵入をより確実に防止で
きる。又、リップシールはリング状に形成され、比較的
肉厚の本体部と、この本体部一端から湾曲しつつ延びる
比較的肉薄の湾曲部と、からなる断面略フの字状の弾性
部材であって、本体部裏面に剛性の補強板が固着されて
いるから、個々のリップシールに高いシール能力を持た
せることができる。
合機と軸部材とのシール部の要部構成を示す断面図であ
る。
る。
あり、(a)は第一変形例、(b)は第二変形例を示す
断面図である。
ある。
プシール 26 本体部 27 湾曲部 s 湾曲凹部 t 閉鎖空間
Claims (6)
- 【請求項1】その内部に粉体が収納される中空部材と、
この中空部材内に回転自在に嵌挿されていて回転駆動す
ることで中空部材内部の粉体を処理する軸部材と、軸部
材及び中空部材の接続部をシールするシール部とが備え
られた軸部材のシール機構において、 前記シール部は、中空部材の軸部材嵌挿部に連結された
ケーシングの内面に、前記軸部材をシールするための少
なくとも1巻のリップシールが装着され、このリップシ
ールはその弾性を有する湾曲部によって前記軸部材を押
圧し且つその湾曲凹部を前記中空部材方向に向けて配置
されているとともに、 前記ケーシング内面には、前記リップシールに対して、
前記中空部材からより遠い位置に他のシール部材が更に
設けられていることを特徴とするシール機構。 - 【請求項2】前記リップシールは、中空部材の方向を向
いて第一及び第二リップシールとして2巻配列されてい
て、前記中空部材から遠い方の第二リップシールの湾曲
凹部に連通するガス導入路が前記ケーシングに設けら
れ、この湾曲凹部の閉鎖空間に充填されるガスの圧力に
よって、前記第二リップシールの湾曲部が前記軸部材に
押圧されていることを特徴とする請求項1に記載のシー
ル機構。 - 【請求項3】前記他のシール部材は、グランドパッキン
またはリップシールであることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のシール機構。 - 【請求項4】前記他のシール部材を構成するリップシー
ルは、その湾曲凹部が前記中空部材と反対方向を向いて
配設されていることを特徴とする請求項3に記載のシー
ル機構。 - 【請求項5】前記リップシールはリング状に形成され、
その断面において、比較的肉厚の本体部と、この本体部
の一端から湾曲しつつ延びる比較的肉薄の前記湾曲部
と、からなる断面略フの字状の弾性部材であって、前記
本体部裏面に剛性の補強板が固着されていることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシール機構。 - 【請求項6】前記中空部材は粉体を混合処理するための
混合機であり、この混合機に嵌挿された前記軸部材の混
合機内部領域に回転翼が連結されていることを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれかに記載のシール機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306394A JP3315264B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 軸部材のシール機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306394A JP3315264B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 軸部材のシール機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875006A true JPH0875006A (ja) | 1996-03-19 |
JP3315264B2 JP3315264B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=16632924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21306394A Expired - Lifetime JP3315264B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 軸部材のシール機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315264B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221232A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | シール機構 |
WO2010018848A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | 三菱重工食品包装機械株式会社 | 充填バルブ装置 |
JP2015059612A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 池袋琺瑯工業株式会社 | 軸封構造 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21306394A patent/JP3315264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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WO2010018848A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | 三菱重工食品包装機械株式会社 | 充填バルブ装置 |
JP2010042832A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd | 充填バルブ装置 |
JP2015059612A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 池袋琺瑯工業株式会社 | 軸封構造 |
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JP3315264B2 (ja) | 2002-08-19 |
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