JPH0874775A - 立軸ポンプと揚水装置 - Google Patents
立軸ポンプと揚水装置Info
- Publication number
- JPH0874775A JPH0874775A JP20700394A JP20700394A JPH0874775A JP H0874775 A JPH0874775 A JP H0874775A JP 20700394 A JP20700394 A JP 20700394A JP 20700394 A JP20700394 A JP 20700394A JP H0874775 A JPH0874775 A JP H0874775A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- casing
- water
- pipe
- discharge
- Prior art date
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- Granted
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプの先行待機運転時の消費動力を低減す
る。 【構成】 ポンプ吐出管7の頂部に開口する空気抜き孔
15を設け、一端を該空気抜き孔15に接続し、他端1
7を吐出水槽の計画最高水位より上方に開口させるバイ
パス管16を配設した。 【効果】 揚水(排水)開始の遅れがなくなり、羽根車
にかかる負担を低減し、待機運転中の消費動力を低減す
ることができ、更には、揚水管内の水温上昇を抑えるこ
とができる。
る。 【構成】 ポンプ吐出管7の頂部に開口する空気抜き孔
15を設け、一端を該空気抜き孔15に接続し、他端1
7を吐出水槽の計画最高水位より上方に開口させるバイ
パス管16を配設した。 【効果】 揚水(排水)開始の遅れがなくなり、羽根車
にかかる負担を低減し、待機運転中の消費動力を低減す
ることができ、更には、揚水管内の水温上昇を抑えるこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水機場などに設置さ
れるポンプで、吸水槽内の水位低下時においても揚水運
転可能な先行待機ポンプに好適であり、平常時における
ポンプ管理運転にも利用できるものに関する。
れるポンプで、吸水槽内の水位低下時においても揚水運
転可能な先行待機ポンプに好適であり、平常時における
ポンプ管理運転にも利用できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の立軸ポンプとしては、特
開昭63−150097号公報に記載されているように
吸水槽水位より低いところに羽根車を位置させ、ポンプ
ケーシングの羽根車の入口付近(羽根車下方)に外部と
通じる貫通穴(吸気孔)を設け、該貫通穴を管と接続
し、該管の他端の開口を吸水槽内の前記羽根車が水没す
るレベル付近に位置させる方法が知られている。
開昭63−150097号公報に記載されているように
吸水槽水位より低いところに羽根車を位置させ、ポンプ
ケーシングの羽根車の入口付近(羽根車下方)に外部と
通じる貫通穴(吸気孔)を設け、該貫通穴を管と接続
し、該管の他端の開口を吸水槽内の前記羽根車が水没す
るレベル付近に位置させる方法が知られている。
【0003】この方法によれば、吸水槽水位が前記管の
他端の開口部のレベルより低下すれば、該開口部より空
気を吸いこみ、水位の低下と共にポンプの揚水作用が徐
々に低下するため、低い水位でも揚水運転が可能とな
り、ある水位よりさらに低下すると、自動的に揚水が停
止し、ポンプは空転運転へと移行する。
他端の開口部のレベルより低下すれば、該開口部より空
気を吸いこみ、水位の低下と共にポンプの揚水作用が徐
々に低下するため、低い水位でも揚水運転が可能とな
り、ある水位よりさらに低下すると、自動的に揚水が停
止し、ポンプは空転運転へと移行する。
【0004】しかしながら、上記構成だけでは吸水槽水
位が低下し揚水が停止しても、羽根車上部に水を保持し
たままの運転となる。また、ポンプと吐出水槽間の吐出
管内には、密封された空気溜りが生ずる。ここで、再び
吸水槽水位が上昇し、前記羽根車下方の吸気孔上部まで
達すると、羽根車とポンプ内の水面の間に空気溜りが生
じ、それがダンパーとなり、空気を圧縮しなければなら
ない分、吸水槽水位に対し、ポンプ内の水位が低くな
り、揚水開始が遅れる。また、羽根車から吐出管出口に
至る間が、密閉されることから羽根車には、吐出水槽内
に配置される吐出管の突込量分の水頭がかかることとな
り、軸動力がオーバーロードする場合がある。更に、揚
水停止後も、羽根車上方に水を保持しながら運転するた
め、待機運転中であっても、ポンプの長さ、比速度、回
転数にもよるが、かなりの動力を消費してしまう。
位が低下し揚水が停止しても、羽根車上部に水を保持し
たままの運転となる。また、ポンプと吐出水槽間の吐出
管内には、密封された空気溜りが生ずる。ここで、再び
吸水槽水位が上昇し、前記羽根車下方の吸気孔上部まで
達すると、羽根車とポンプ内の水面の間に空気溜りが生
じ、それがダンパーとなり、空気を圧縮しなければなら
ない分、吸水槽水位に対し、ポンプ内の水位が低くな
り、揚水開始が遅れる。また、羽根車から吐出管出口に
至る間が、密閉されることから羽根車には、吐出水槽内
に配置される吐出管の突込量分の水頭がかかることとな
り、軸動力がオーバーロードする場合がある。更に、揚
水停止後も、羽根車上方に水を保持しながら運転するた
め、待機運転中であっても、ポンプの長さ、比速度、回
転数にもよるが、かなりの動力を消費してしまう。
【0005】この空転運転時に羽根上部に保持した水を
抜く方法として例えば特開平1−315691号公報記
載のものがあるが、揚水運転中に水抜き穴から揚水が噴
出してしまう。また、水抜き管にバルブを設ける方法も
考えられるが、信頼性、経済性の点から十分とは言えな
い。
抜く方法として例えば特開平1−315691号公報記
載のものがあるが、揚水運転中に水抜き穴から揚水が噴
出してしまう。また、水抜き管にバルブを設ける方法も
考えられるが、信頼性、経済性の点から十分とは言えな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような先行待機運
転を行うポンプにおいて、吸水槽水位の変化に対する運
転モードの移行がすみやかに行われることが望ましい。
転を行うポンプにおいて、吸水槽水位の変化に対する運
転モードの移行がすみやかに行われることが望ましい。
【0007】しかしながら、前記従来技術では、揚水が
停止したのち、再び水位が上昇し揚水運転に移行するま
での間、長時間にわたり待機運転となるような場合、大
量の動力を消費してしまい、はなはだ不経済であった。
また、待機運転から揚水を開始する際、吸水槽の水位に
対し揚水するタイミングが遅れたり、羽根車に過負荷が
かかるなどの問題があった。
停止したのち、再び水位が上昇し揚水運転に移行するま
での間、長時間にわたり待機運転となるような場合、大
量の動力を消費してしまい、はなはだ不経済であった。
また、待機運転から揚水を開始する際、吸水槽の水位に
対し揚水するタイミングが遅れたり、羽根車に過負荷が
かかるなどの問題があった。
【0008】本発明の目的は、空転運転時の消費動力を
低減するにある。
低減するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、ポンプ吐出管の上部もしくはポンプケ
ーシング頂部に開口する空気抜き孔を設け、一端を該空
気抜き孔に接続し、他端を吐出水槽の計画最高水位より
上方に開口させたバイパス管を配設したものである。ま
た、ポンプケーシングと吸込口を隔てるケーシングライ
ナ下部にポンプケーシングと吸込口を連通する複数個の
開口部を設けたものである。
に、本発明では、ポンプ吐出管の上部もしくはポンプケ
ーシング頂部に開口する空気抜き孔を設け、一端を該空
気抜き孔に接続し、他端を吐出水槽の計画最高水位より
上方に開口させたバイパス管を配設したものである。ま
た、ポンプケーシングと吸込口を隔てるケーシングライ
ナ下部にポンプケーシングと吸込口を連通する複数個の
開口部を設けたものである。
【0010】ポンプケーシングと吸込口を連通させるた
めのケーシングライナ下部の開口部に代えて、ポンプケ
ーシングと吸込口を連通させるバイパス管を設けてもよ
い。
めのケーシングライナ下部の開口部に代えて、ポンプケ
ーシングと吸込口を連通させるバイパス管を設けてもよ
い。
【0011】
【作用】前述のようにポンプ吐出管の上部もしくはポン
プケーシング頂部に開口する空気抜き孔を設け、一端を
該空気抜き孔に接続し、他端を吐出水槽の計画最高水位
より上方に開口させたバイパス管を設ければ、吐出管内
及びポンプケーシング内は大気開放されるため、空気溜
りによるダンパー効果が消滅し、かつ揚水停止時のポン
プケーシング内の排水の遅れを防ぐことが出来る。ま
た、吸水槽の水位上昇に伴う揚水開始の際、吐出管の吐
出水槽の水面下への突込量分の水頭が、羽根車にかかる
ことが防止される。
プケーシング頂部に開口する空気抜き孔を設け、一端を
該空気抜き孔に接続し、他端を吐出水槽の計画最高水位
より上方に開口させたバイパス管を設ければ、吐出管内
及びポンプケーシング内は大気開放されるため、空気溜
りによるダンパー効果が消滅し、かつ揚水停止時のポン
プケーシング内の排水の遅れを防ぐことが出来る。ま
た、吸水槽の水位上昇に伴う揚水開始の際、吐出管の吐
出水槽の水面下への突込量分の水頭が、羽根車にかかる
ことが防止される。
【0012】更に、吐出管を大気開放することにより、
揚水停止後羽根車上部に保持した水を、羽根車とポンプ
ケーシングライナーのギャップから排出しやすくし、待
機運転中の消費動力を低減することが出来る。
揚水停止後羽根車上部に保持した水を、羽根車とポンプ
ケーシングライナーのギャップから排出しやすくし、待
機運転中の消費動力を低減することが出来る。
【0013】また、ポンプケーシング,吐出管内を早期
に大気開放させることにより、ポンプ急停止時の逆流防
止弁の閉鎖による衝撃荷重を低減させることが出来る。
に大気開放させることにより、ポンプ急停止時の逆流防
止弁の閉鎖による衝撃荷重を低減させることが出来る。
【0014】ケーシングライナの下部に、ポンプケーシ
ングと吸込口を連通させる開口を設けると、羽根車とケ
ーシングライナの間の隙間が小さい場合でも、揚水停止
時に羽根車上方(ポンプケーシング内)に残った水を速
やかに吸込口側に排出することができる。ポンプケーシ
ングと吸込口を連通するバイパス管を設けた場合も同様
の機能を奏することができる。
ングと吸込口を連通させる開口を設けると、羽根車とケ
ーシングライナの間の隙間が小さい場合でも、揚水停止
時に羽根車上方(ポンプケーシング内)に残った水を速
やかに吸込口側に排出することができる。ポンプケーシ
ングと吸込口を連通するバイパス管を設けた場合も同様
の機能を奏することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明す
る。
る。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例を示す。図
示の揚水装置は、吸水槽内に軸線をほぼ鉛直にして配置
され羽根車1を内装するケーシングライナ(通常のポン
プケーシングに相当)2と、該ケーシングライナ2の下
端(羽根車1の吸込み側端部)に結合された吸込ベル3
と、前記ケーシングライナ2の上端(羽根車1の吐出側
端部)に一端を結合された揚水管5と、該揚水管5の他
端に結合された吐出エルボ6と、該吐出エルボ6に吐出
弁8を介して接続された吐出管7と、該吐出管7の最高
部に設けられた空気抜き孔15に接続され他端に開口部
19を備えたバイパス管16と、前記ケーシングライナ
2の羽根車1の下方に当る位置に形成された吸気孔9
と、この吸気孔9に接続され吸気量調整弁11を介装し
た吸気管10と、を含んで構成されている。羽根車1を
内装するケーシングライナ2が立軸ポンプを形成してい
る。
示の揚水装置は、吸水槽内に軸線をほぼ鉛直にして配置
され羽根車1を内装するケーシングライナ(通常のポン
プケーシングに相当)2と、該ケーシングライナ2の下
端(羽根車1の吸込み側端部)に結合された吸込ベル3
と、前記ケーシングライナ2の上端(羽根車1の吐出側
端部)に一端を結合された揚水管5と、該揚水管5の他
端に結合された吐出エルボ6と、該吐出エルボ6に吐出
弁8を介して接続された吐出管7と、該吐出管7の最高
部に設けられた空気抜き孔15に接続され他端に開口部
19を備えたバイパス管16と、前記ケーシングライナ
2の羽根車1の下方に当る位置に形成された吸気孔9
と、この吸気孔9に接続され吸気量調整弁11を介装し
た吸気管10と、を含んで構成されている。羽根車1を
内装するケーシングライナ2が立軸ポンプを形成してい
る。
【0017】揚水管5は、据付け金具を介して据付け基
礎に固定されており、前記ケーシングライナ2、吸込ベ
ル3は揚水管5を介して据付け基礎に支持されている。
吐出エルボ6は90度に曲がっており、吐出弁8は軸線
をほぼ水平にして配置されている。吐出管7は、一方を
水平に、他方をほぼ鉛直にした曲がり管をなし、水平辺
の端が前記吐出弁8に接続され、鉛直辺の下端の吐出管
開口部14が吐出水槽内に配置されている。吐出管開口
部14は、吐出水槽の計画最高水位DHWLより所定の
突込み量だけ下方に位置している。また、前記吸気管1
0は、吸気孔9の位置から上方に立ち上がったのち、逆
U字形をなして下方に立ち下がり、前記吸気孔9の位置
から所定の垂直距離(羽根車との相対位置で決まる距
離)だけ上方の位置で開口している。吸気量調整弁11
は前記逆U字形をなしている吸気管10の最高部の水平
部分に設けられている。バイパス管16の開口部19
は、吐出水槽の計画最高水位DHWLより上方に位置し
ている。
礎に固定されており、前記ケーシングライナ2、吸込ベ
ル3は揚水管5を介して据付け基礎に支持されている。
吐出エルボ6は90度に曲がっており、吐出弁8は軸線
をほぼ水平にして配置されている。吐出管7は、一方を
水平に、他方をほぼ鉛直にした曲がり管をなし、水平辺
の端が前記吐出弁8に接続され、鉛直辺の下端の吐出管
開口部14が吐出水槽内に配置されている。吐出管開口
部14は、吐出水槽の計画最高水位DHWLより所定の
突込み量だけ下方に位置している。また、前記吸気管1
0は、吸気孔9の位置から上方に立ち上がったのち、逆
U字形をなして下方に立ち下がり、前記吸気孔9の位置
から所定の垂直距離(羽根車との相対位置で決まる距
離)だけ上方の位置で開口している。吸気量調整弁11
は前記逆U字形をなしている吸気管10の最高部の水平
部分に設けられている。バイパス管16の開口部19
は、吐出水槽の計画最高水位DHWLより上方に位置し
ている。
【0018】以下、上記構成のポンプの運転について説
明する。前述のように、吐出管7の頂部に空気抜き孔1
5を設け、該空気抜き孔に一端を接続し、他端を吐出水
槽の計画最高水位DHWLより上方に開口させたバイパ
ス管16が設けられているから、ポンプが揚水を停止
し、空転運転となったとき、吐出管7内は大気に開放さ
れているため、空気溜りによるダンパー効果がなく、再
度水位が上昇した際の排水開始が遅れることなく、すみ
やかに行われる。また、ポンプが揚水を開始した際、吐
出管開口部14が水面下であっても、空気がバイパス管
16より抜けてゆくため、羽根車に吐出管開口部14と
水面の距離に相当する水頭がかからず、それだけ低い負
荷で運転を開始できる。
明する。前述のように、吐出管7の頂部に空気抜き孔1
5を設け、該空気抜き孔に一端を接続し、他端を吐出水
槽の計画最高水位DHWLより上方に開口させたバイパ
ス管16が設けられているから、ポンプが揚水を停止
し、空転運転となったとき、吐出管7内は大気に開放さ
れているため、空気溜りによるダンパー効果がなく、再
度水位が上昇した際の排水開始が遅れることなく、すみ
やかに行われる。また、ポンプが揚水を開始した際、吐
出管開口部14が水面下であっても、空気がバイパス管
16より抜けてゆくため、羽根車に吐出管開口部14と
水面の距離に相当する水頭がかからず、それだけ低い負
荷で運転を開始できる。
【0019】更に、吐出管7内がバイパス管16により
大気に開放されているため、揚水停止時点で羽根車上方
に保持されていた水は、羽根車1とケーシングライナ2
のギャップを伝わって、徐々に下方に排出され、次の吸
水槽への水の流入に備えての待機運転中の消費動力を低
減することが出来る。
大気に開放されているため、揚水停止時点で羽根車上方
に保持されていた水は、羽根車1とケーシングライナ2
のギャップを伝わって、徐々に下方に排出され、次の吸
水槽への水の流入に備えての待機運転中の消費動力を低
減することが出来る。
【0020】又、吐出配管がサイホン形配置になってい
る場合は、バイパス管16に吸水槽水位と連動して開閉
される弁機構を設け、吸水槽水位がポンプ排水(揚水)
停止水位以下になったとき、該弁を開くようにしておけ
ば、前記ポンプケーシング内の水が迅速に排水され、揚
水停止後の空転運転時の無駄な負荷を速やかになくすこ
とができる。
る場合は、バイパス管16に吸水槽水位と連動して開閉
される弁機構を設け、吸水槽水位がポンプ排水(揚水)
停止水位以下になったとき、該弁を開くようにしておけ
ば、前記ポンプケーシング内の水が迅速に排水され、揚
水停止後の空転運転時の無駄な負荷を速やかになくすこ
とができる。
【0021】なお、本実施例においては、空気抜き孔1
5は吐出管7の頂部に設けられているが、必ずしも頂部
に設ける必要はなく、吐出管7の中心線より高い位置で
あればよい。ただし、空気抜き孔15が吐出管7の頂部
より低い位置に設けられる場合は、空気抜き孔15に接
続されるバイパス管16に吐出管7の頂部より高い位置
を設けることが望ましい。
5は吐出管7の頂部に設けられているが、必ずしも頂部
に設ける必要はなく、吐出管7の中心線より高い位置で
あればよい。ただし、空気抜き孔15が吐出管7の頂部
より低い位置に設けられる場合は、空気抜き孔15に接
続されるバイパス管16に吐出管7の頂部より高い位置
を設けることが望ましい。
【0022】上記第1の実施例は、ポンプが吸水槽内に
配置され、羽根車が、吸水槽の通常の水位以下の位置に
配置されている例であるが、ポンプが吸水槽外に配置さ
れ、羽根車が吸水槽の通常の水面より高い位置にある場
合にも同様に適用できる。ただしこの場合でも、吸気孔
9の位置は通常運転時に水面下になる位置に設けられ
る。
配置され、羽根車が、吸水槽の通常の水位以下の位置に
配置されている例であるが、ポンプが吸水槽外に配置さ
れ、羽根車が吸水槽の通常の水面より高い位置にある場
合にも同様に適用できる。ただしこの場合でも、吸気孔
9の位置は通常運転時に水面下になる位置に設けられ
る。
【0023】図2に、本発明の第2の実施例を示す。図
示のポンプは、ポンプケーシング4と、このポンプケー
シング4の図上下方に結合された吸込口12と、ポンプ
ケーシング4内に前記吸込口12と同心に内装された漏
斗状のケーシングライナ2と、ケーシングライナ2と同
心に装着され該ケーシングライナ2に対向して回転する
羽根車1とを含んで形成され、吸込口12から吸水し
て、横方向に吐出するように構成された立軸ポンプであ
る。ケーシングライナ2の下部に、ポンプケーシング4
内部と吸込口12内部を連通する複数個の水抜き孔17
aが設けられている。また、ポンプケーシング4の頂部
上面には空気抜き孔15が設けられ、この空気抜き孔1
5にはバイパス管16が接続されている。バイパス管1
6の他端は大気に開放されている。
示のポンプは、ポンプケーシング4と、このポンプケー
シング4の図上下方に結合された吸込口12と、ポンプ
ケーシング4内に前記吸込口12と同心に内装された漏
斗状のケーシングライナ2と、ケーシングライナ2と同
心に装着され該ケーシングライナ2に対向して回転する
羽根車1とを含んで形成され、吸込口12から吸水し
て、横方向に吐出するように構成された立軸ポンプであ
る。ケーシングライナ2の下部に、ポンプケーシング4
内部と吸込口12内部を連通する複数個の水抜き孔17
aが設けられている。また、ポンプケーシング4の頂部
上面には空気抜き孔15が設けられ、この空気抜き孔1
5にはバイパス管16が接続されている。バイパス管1
6の他端は大気に開放されている。
【0024】本実施例のポンプが揚水を停止し、空転運
転となったとき、ケーシングライナ2の下部に、複数個
の水抜き孔17aが設けられているので、ポンプケーシ
ング4内の水は、水抜き孔17aを通り吸込口12へ排
出される。なお、水抜き孔17aは、ポンプ性能を低下
させることが考えられるため、例えば逆止弁構造のよう
に、揚水時は閉鎖され、空転運転時に開口するようなポ
ンプ性能を低下させないような構造としておくことが望
ましい。また、ポンプケーシング4の頂部に空気抜き孔
15を設け、該空気抜き孔15に一端を接続し、他端を
大気に開放させたバイパス管16が設けられているの
で、ポンプケーシング4内は大気に開放され、ケーシン
グライナ2に設けた複数個の水抜き孔17aからの水の
排出がすみやかに行われる。更に、再度揚水が開始され
た際には、該空気抜き孔15よりポンプケーシング内の
空気が抜けるため、空気溜りによるダンパー効果がな
く、すみやかに揚水が開始される。
転となったとき、ケーシングライナ2の下部に、複数個
の水抜き孔17aが設けられているので、ポンプケーシ
ング4内の水は、水抜き孔17aを通り吸込口12へ排
出される。なお、水抜き孔17aは、ポンプ性能を低下
させることが考えられるため、例えば逆止弁構造のよう
に、揚水時は閉鎖され、空転運転時に開口するようなポ
ンプ性能を低下させないような構造としておくことが望
ましい。また、ポンプケーシング4の頂部に空気抜き孔
15を設け、該空気抜き孔15に一端を接続し、他端を
大気に開放させたバイパス管16が設けられているの
で、ポンプケーシング4内は大気に開放され、ケーシン
グライナ2に設けた複数個の水抜き孔17aからの水の
排出がすみやかに行われる。更に、再度揚水が開始され
た際には、該空気抜き孔15よりポンプケーシング内の
空気が抜けるため、空気溜りによるダンパー効果がな
く、すみやかに揚水が開始される。
【0025】図3に、本発明の第3の実施例を示す。本
実施例は、前記第2の実施例における水抜き孔17aを
なくし、ポンプケーシング4の下部と吸込口12の上部
側面にそれぞれ開口17b,17cを設け、この開口1
7b,17cを弁18を介装するバイパス管16aで接
続したものである。他の構成は前記第2の実施例と同様
である。
実施例は、前記第2の実施例における水抜き孔17aを
なくし、ポンプケーシング4の下部と吸込口12の上部
側面にそれぞれ開口17b,17cを設け、この開口1
7b,17cを弁18を介装するバイパス管16aで接
続したものである。他の構成は前記第2の実施例と同様
である。
【0026】本実施例において弁18を開いておけば、
ポンプが揚水を停止し、空転運転となったとき、ポンプ
ケーシング内の水は、バイパス管16aを通り吸込口1
2へ排出される。また、ポンプケーシング4の頂部に設
けられた前記バイパス管16により、ポンプケーシング
4内は大気に開放されるため、ポンプケーシング4下部
に設けたバイパス管16aからの水の排出がすみやかに
行われる。更に、再度揚水が開始された際には、該空気
抜き孔15よりポンプケーシング内の空気が抜けるた
め、空気溜りによるダンパー効果がなく、すみやかに揚
水が開始される。
ポンプが揚水を停止し、空転運転となったとき、ポンプ
ケーシング内の水は、バイパス管16aを通り吸込口1
2へ排出される。また、ポンプケーシング4の頂部に設
けられた前記バイパス管16により、ポンプケーシング
4内は大気に開放されるため、ポンプケーシング4下部
に設けたバイパス管16aからの水の排出がすみやかに
行われる。更に、再度揚水が開始された際には、該空気
抜き孔15よりポンプケーシング内の空気が抜けるた
め、空気溜りによるダンパー効果がなく、すみやかに揚
水が開始される。
【0027】なお、上記各実施例の中で示したポンプ形
状は、本発明の具体例を説明するものであり、内容を限
定するものでないことはいうまでもない。
状は、本発明の具体例を説明するものであり、内容を限
定するものでないことはいうまでもない。
【0028】又、上記各実施例において、吐出配管がサ
イホン形配置になっている場合は、バイパス管16に吸
水槽水位と連動して開閉される弁機構を設け、吸水槽水
位がポンプ排水(揚水)停止水位以下になったとき、該
弁を開くようにしておけば、前記ポンプケーシング内の
水が迅速に排水され、揚水停止後の空転運転時の無駄な
負荷を速やかになくすことができる。
イホン形配置になっている場合は、バイパス管16に吸
水槽水位と連動して開閉される弁機構を設け、吸水槽水
位がポンプ排水(揚水)停止水位以下になったとき、該
弁を開くようにしておけば、前記ポンプケーシング内の
水が迅速に排水され、揚水停止後の空転運転時の無駄な
負荷を速やかになくすことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1,2に記載の本発明によれば、
前述のように、ポンプ吐出管頂部に空気抜き孔を設ける
ことにより、吐出管内が大気開放されるため、空気溜り
によるダンパー効果が消滅し、排水開始の遅れを防ぐと
共に、排水開始時に羽根車にかかる負担が低減される。
更に、揚水停止後羽根車上部に滞留した水が、すみやか
に排出されるため、待機運転時の消費動力を小さく抑え
ることができる。
前述のように、ポンプ吐出管頂部に空気抜き孔を設ける
ことにより、吐出管内が大気開放されるため、空気溜り
によるダンパー効果が消滅し、排水開始の遅れを防ぐと
共に、排水開始時に羽根車にかかる負担が低減される。
更に、揚水停止後羽根車上部に滞留した水が、すみやか
に排出されるため、待機運転時の消費動力を小さく抑え
ることができる。
【0030】請求項3に記載の本発明によれば、ケーシ
ングライナ下部に複数個の水抜き孔を設けることによ
り、ポンプケーシング内に滞留した水をすみやかに排出
することができるため、待機運転時の消費動力を小さく
抑えることができ、かつ、羽根車の回転による水の撹拌
が早期に解消されるため、水温の上昇が抑えられ、軸受
部材への悪影響を無くすことができる。
ングライナ下部に複数個の水抜き孔を設けることによ
り、ポンプケーシング内に滞留した水をすみやかに排出
することができるため、待機運転時の消費動力を小さく
抑えることができ、かつ、羽根車の回転による水の撹拌
が早期に解消されるため、水温の上昇が抑えられ、軸受
部材への悪影響を無くすことができる。
【0031】請求項4に記載の本発明によれば、ポンプ
ケーシングと吸込口を結ぶバイパス管を設けることによ
り、請求項3に記載の発明と同様の効果を得ることがで
きる。 請求項5,6に記載の本発明によれば、ポンプ
ケーシング頂部に吸気管を設けることにより、ポンプケ
ーシング内を大気開放にすることができるので、ポンプ
ケーシング内の水の排出を促進することができ、請求項
3,4に記載の発明の効果が増大される。
ケーシングと吸込口を結ぶバイパス管を設けることによ
り、請求項3に記載の発明と同様の効果を得ることがで
きる。 請求項5,6に記載の本発明によれば、ポンプ
ケーシング頂部に吸気管を設けることにより、ポンプケ
ーシング内を大気開放にすることができるので、ポンプ
ケーシング内の水の排出を促進することができ、請求項
3,4に記載の発明の効果が増大される。
【図1】本発明の第1の実施例の要部構成を示す概念図
である。
である。
【図2】本発明の第2の実施例の要部構成を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の第3の実施例の要部構成を示す断面図
である。
である。
1 羽根車 2 ケーシングラ
イナ 3 吸込ベル 4 ポンプケーシ
ング 5 揚水管 6 吐出エルボ 7 吐出管 8 吐出弁 9 吸気孔 10 吸気管 11 吸気量調整弁 12 吸込口 14 吐出管開口部 15 空気抜き孔 16,16a バイパス管 17a 水抜き孔 17b,17c 開口部 18 弁 19 開口部
イナ 3 吸込ベル 4 ポンプケーシ
ング 5 揚水管 6 吐出エルボ 7 吐出管 8 吐出弁 9 吸気孔 10 吸気管 11 吸気量調整弁 12 吸込口 14 吐出管開口部 15 空気抜き孔 16,16a バイパス管 17a 水抜き孔 17b,17c 開口部 18 弁 19 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 滋義 茨城県土浦市神立町603番地 日立土浦エ ンジニアリング株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 ポンプ吸水槽内に設置され、羽根車下方
のポンプケーシングに当該ポンプケーシング内壁面に開
口する複数個の吸気孔を設け、この吸気孔に一端を接続
し他端を大気に連通させた管を備えた立軸ポンプと、該
立軸ポンプの吐出口に接続されほぼ水平に配置された部
分を経て吐出水槽内に開口する吐出管とを含んでなる揚
水装置において、前記吐出管の水平部分にその中心線よ
り上方に開口する空気抜き孔を設け、一端を該空気抜き
孔に接続し、他端を前記吐出水槽の計画最高水位より上
方に開口させたバイパス管を配設したことを特徴とする
揚水装置。 - 【請求項2】 ポンプ吸水槽の計画水位より高い位置に
設置され、羽根車下方の水面下の吸込口に当該吸込口内
壁面に開口する複数個の吸気孔を設け、この吸気孔に一
端を接続し他端を大気に連通させた管を備えた立軸ポン
プと、該立軸ポンプの吐出口に接続されほぼ水平に配置
された部分を経て吐出水槽内に開口する吐出管とを含ん
でなる揚水装置において、前記吐出管の水平部分にその
中心線より上方に開口する空気抜き孔を設け、一端を該
空気抜き孔に接続し、他端を前記吐出水槽の計画最高水
位より上方に開口させたバイパス管を配設したことを特
徴とする揚水装置。 - 【請求項3】 ポンプ吸水槽の計画水位より高い位置に
設置され、ポンプケーシング下部に内装されたケーシン
グライナと、ポンプケーシング内で前記ケーシングライ
ナ上方に配置されてケーシングライナに対向して回転す
る羽根車と、前記ポンプケーシング下方の前記ケーシン
グライナに対向する位置に結合された吸込口と、該吸込
口の水面下部分に設けられ当該吸込口内壁面に開口する
複数個の吸気孔と、この吸気孔に一端を接続し他端を大
気に連通させた管とを含んでなる立軸ポンプにおいて、
ケーシングライナ下部に形成されてポンプケーシング内
部と前記吸込口を連通する複数個の開口部が設けられて
いることを特徴とする立軸ポンプ。 - 【請求項4】 ポンプ吸水槽の計画水位より高い位置に
設置され、ポンプケーシング下部に内装されたケーシン
グライナと、ポンプケーシング内で前記ケーシングライ
ナ上方に配置されてケーシングライナに対向して回転す
る羽根車と、前記ポンプケーシング下方の前記ケーシン
グライナに対向する位置に結合された吸込口と、該吸込
口の水面下部分に設けられ当該吸込口内壁面に開口する
複数個の吸気孔と、この吸気孔に一端を接続し他端を大
気に連通させた管とを含んでなる立軸ポンプにおいて、
ポンプケーシングと前記吸込口を結ぶバイパス管を設け
たことを特徴とする立軸ポンプ。 - 【請求項5】 請求項3に記載の立軸ポンプにおいて、
空転運転時にポンプケーシング内を大気開放にするバイ
パス管を当該ポンプケーシングに設けたことを特徴とす
る立軸ポンプ。 - 【請求項6】 請求項4に記載の立軸ポンプにおいて、
空転運転時にポンプケーシング内を大気開放にするバイ
パス管を当該ポンプケーシングに設けたことを特徴とす
る立軸ポンプ。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の立軸ポンプに
おいて、吸水槽水位と連動してポンプケーシング内を大
気開放する機構を設けたことを特徴とする立軸ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20700394A JP3188997B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立軸ポンプと揚水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20700394A JP3188997B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立軸ポンプと揚水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874775A true JPH0874775A (ja) | 1996-03-19 |
JP3188997B2 JP3188997B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=16532589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20700394A Expired - Fee Related JP3188997B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立軸ポンプと揚水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188997B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160949A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ケーブルダクトの排水システム |
CN112460070A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 潍柴动力股份有限公司 | 水泵 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20700394A patent/JP3188997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160949A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ケーブルダクトの排水システム |
CN112460070A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 潍柴动力股份有限公司 | 水泵 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3188997B2 (ja) | 2001-07-16 |
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