JPH0874458A - 錠前装置 - Google Patents

錠前装置

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JPH0874458A
JPH0874458A JP24061294A JP24061294A JPH0874458A JP H0874458 A JPH0874458 A JP H0874458A JP 24061294 A JP24061294 A JP 24061294A JP 24061294 A JP24061294 A JP 24061294A JP H0874458 A JPH0874458 A JP H0874458A
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locking piece
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敏彦 森
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ITSUWA KOGYO KK
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • B62H5/14Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles preventing wheel rotation
    • B62H5/147Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles preventing wheel rotation by means of circular bolts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】組立て作業を容易に行える錠前装置を提供す
る。 【構成】錠機構部4を、閂片2を係止する係止片6と、
係止片6を付勢する付勢部材としてのコイルバネ7と、
収納部材5と、鍵片9を受容する錠本体部8とから構成
する。又、収納部材5を、係止片6を左右方向摺動自在
に収納する係止片収納部と、コイルバネ7を収納する付
勢部材収納部とを備えるとともに、後方に突設した延設
片54、54を設け、錠本体部8に係止できるものとす
る。そして、延設片54、54により係止片6及びコイ
ルバネ7を収納した収納部材5と錠本体部8とを係止し
ておくことによって錠機構部4全体を1つのものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ケーシングがリング
形状をなした錠前装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーシングがリング形状をなした、いわ
ゆるリング錠は、従来から広く自転車用等の錠前装置と
して使用されている。この錠前装置は、例えば図9に示
すように両端面a1、a1が開口された筒状部を有する
リング形状のケーシングaと、このケーシングa内に摺
動可能に配設されたリング形状の閂片bと、ケーシング
a内の端部に配設された錠機構部cとを備え、又、錠機
構部cを、ケーシングaに固定されたシリンダー錠c1
と、シリンダー錠c1設けられた操作突片c4に係止す
るとともに、ケーシングaに対し前後方向(図示のX−
Y方向)摺動可能にシリンダー錠c1の右方側に配設さ
れた係止片c2と、この係止片c2を閂片b方向(図示
のY方向)に付勢するコイルバネc3とを備えたものと
し、そして、閂片bを操作して閂片bの先端部をケーシ
ングaの一端側a1から他端側a1へ入れると閂片bの
外側面に開口した係止片嵌挿孔b1と係止片c2とが合
致し、係止片c2の先端が係止片嵌挿孔b1に入り込
み、これにより、施錠する。一方、シリンダー錠c1に
穿設した鍵片嵌挿孔に鍵片dを挿入して回動操作すると
シリンダー錠c1の操作突片c4が回動して後方側(図
示のX方向)に移動し、閂片係止部材c2をコイルバネ
c3の付勢力に抗して閂片bを後方側に摺動させ、これ
により、閂片係止部材c2の先端が係止用孔b1から外
れ、これにより、閂片bが閂片付勢用コイルバネの付勢
力によりケーシングa内に戻り、解錠する。尚、図中の
b2は、閂片bを可動操作する閂片操作部を示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のにおいては、ケーシングa内における閂片bの側方に
シリンダー錠c1を配設するとともに、係止片c2とコ
イルバネc3とを個々に配設しなければならず、しか
も、コイルバネc3の両端を、ケーシングaに設けたピ
ンa2と係止片c2とに引っ掛けて係止片c2を閂片b
方向に付勢できるようにしなければならず、組立て作業
に時間を要しているという課題がある。又、ケーシング
a内で、係止片c2の先端を閂片bの係止片嵌挿孔b1
に出入りできるように摺動させなければならないため、
例えばこの図9に示すようにケーシングaに内方に突出
する二つの案内片a3、a3を設けるとともに、閂片係
止部材c2にその案内片a3、a3を受容する受容孔c
5、c5を穿設しておかなければならず、製作加工面に
おいても工程が多くなっているという課題がある。
【0004】本願発明は、以上の実情に鑑み提案された
もので、組立て作業を容易に行える錠前装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】両端面12、13の開口
された筒状部を有するリング状のケーシング1内に摺動
可能に配設された閂片2を操作することにより、閂片2
の先端部がケーシング1の一端面12側から案内されて
他端面13側へ入り、この状態で閂片2の側方に設けた
錠機構部4によって閂片2が係止されて施錠され、錠機
構部4に挿入した鍵片9の操作に伴い解錠される錠前装
置において本願発明は、次の特徴を有するものを提供す
ることにより上記課題を解決する。本願第1の発明は、
上記錠機構部4が、ケーシング1の一端面12側から他
端面13側へ入った状態の閂片2を係止する係止片6
と、係止片6を付勢する付勢部材7と、収納部材5と、
ケーシング1内における閂片2の側方に固定されて鍵片
9を受容する錠本体部8とを備える。係止片6は、先端
部に閂片2に設けられた係止片嵌挿孔21に入り込む閂
片係止部64と、錠本体部8に接続する錠本体接続部6
3aとを備える。収納部材5は、係止片6を摺動自在に
収納する係止片収納部51と、付勢部材収納部53とを
備える。そして、付勢部材収納部53は、付勢部材7を
収納することにより、係止片収納部51に収納された係
止片6が常時一方向に付勢される。この収納部材5は、
係止片6の錠本体接続部63aと錠本体部8とを接続す
るようにしてケーシング1内に固定されることにより、
収納部材5内に収納された係止片6の閂片係止部64が
付勢部材6の付勢力によって閂片2方向に摺動して閂片
2の係止片嵌挿孔21に入り込めるようになされるとと
もに、錠本体部8の鍵片9の操作に伴い閂片2と反対方
向に摺動して係止片嵌挿孔21から外れるようになされ
たものである。
【0006】又、本願第2の発明は、本願第1の発明に
係る収納部材5と、錠本体部8とを係止する係止手段5
4、54、81cが備えられてなるものである。
【0007】
【作用】本願発明に係る第1の錠前装置においては、係
止片収納部51と付勢部材収納部53とを有する収納部
材5を備えたものとし、そして、この収納部材5を、係
止片6の錠本体接続部63aと錠本体部8とを接続する
ようにしてケーシング1内に固定されることにより、収
納部材5内に収納された係止片6の閂片係止部64が付
勢部材6の付勢力によって閂片2方向に摺動して閂片2
の係止片嵌挿孔21に入り込めるようになされるととも
に、錠本体部8の鍵片9の操作に伴い閂片2と反対方向
に摺動して係止片嵌挿孔21から外れる。こうすること
により、収納部材5を、ケーシング1内に固定しさせえ
すれば、係止片6及び付勢部材7を所定位置にセットで
き、従来のように係止片6、コイルバネ7を個々にセッ
トせずに済み、容易にケーシング1に組付けることがで
きる。又、収納部材5によって係止片6を所定方向に摺
動させることができ、従来のように係止片6を所定方向
に案内するための加工が不要となり、製作コストも低く
抑えることができる。
【0008】又、本願第2の錠前装置においては、収納
部材5と、錠本体部8とを係止する係止手段54、5
4、81cを備えるため、係止片6、コイルバネ7及び
錠本体部8を一体にして一つの錠機構部4にでき、錠本
体部8をケーシング1にセットすれば錠機構部4の全体
をセットでき、錠機構部4の組付け作業を一層簡素化で
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面を基に本願発明の一実施例を具体
的に説明する。図1は、本願発明の錠前装置の一実施例
の平面図、図2は、底面側から見た内部機構の説明図で
ある。
【0010】本願発明の錠前装置は、全体の形状がリン
グ状をなしており、自転車に取り付けられ車輪を係止し
て施錠・解錠する自転車用錠前装置として使用される
他、離間した二物品を係止して施錠・解錠する錠前装置
としても広く使用されているものである。この錠前装置
は、図1及び図2に示すようにケーシング1と、このケ
ーシング1内を可動する閂片2と、施錠・解錠する錠機
構部4とを備えている。
【0011】ケーシング1は、この実施例においては、
図3に示すようにリング形状をした金属製からなる上部
ケーシング1aと、同じくリング状の金属製からなる下
部ケーシング1bとの2つから構成され、これ等が上下
に合わされて互いに固定されることによって、内部に閂
片2を摺動可能に配設できる程度の空間部を形成すると
ともに、図2に示すように左部側に錠機構部4を収納す
る錠機構収納部11を形成している。
【0012】このようにして構成されたケーシング1の
両端部は、図1及び図2に示すように夫々開口され、閂
片2を出入りさせるための閂片挿通口12と閂片受容口
13とを備えている。
【0013】閂片2は、図3に示すように断面がU字状
をなし、図2に示すように全体がケーシング1と同形状
に湾曲された金属製の棒状体からなる。この閂片2の後
方側には、図2及び図3に示すように、外側面を所定幅
でカットすることにより形成した係止片嵌挿孔21が備
えられている。又、閂片2には、図1に示すように閂片
操作部22が設けられている。この実施例における閂片
操作部22は、下端が操作片3の上部に固定され、上部
が上方側が延ばされてケーシング1に設けられた操作片
挿通用孔14からケーシング1外に出されており、ケー
シング1外から閂片2を可動操作できるようになされて
いる。尚、この閂片2の閂片操作部22は、ケーシング
1の上部に配設したものに限らず、図9に示したように
閂片2の側面に設ける等、閂片2をケーシング1外から
可動操作できるものであれば良い。
【0014】そして、この閂片2は、ケーシング1内
に、ケーシング1内を自在に可動できるように配設さ
れ、後端に接続された閂片付勢用コイルバネ10によっ
て常時ケーシング1の内方に引き戻されるように付勢さ
れている。
【0015】錠機構部4は、図2に示すようにケーシン
グ1の錠機構収納部11における手前側(図示のY方
向)に配設された係止片6と、係止片6を付勢する付勢
部材7と、収納部材5と、鍵片9を受容する錠本体部8
とが備えられている。
【0016】係止片6は、ケーシング1の一端面12側
から他端面13側へ入った状態の閂片2を係止し、施錠
状態に維持しておくためのものであり、図4(A)(B)(C)
に示すように前片61、下片62及び後片63を有し、
上面の開口されたコの字状のものから構成されている。
右先端部は、閂片係止部64をなし、閂片2の係止片嵌
挿孔21に適宜入り込めるようになされている。又、後
片63には、錠本体部8に接続する錠本体接続部63a
が備えられている。この実施例における錠本体接続部6
3aは、後片63に穿設された突片嵌合孔63aから構
成され、後述する錠本体部8の操作突片82bを受容す
るようになされている。
【0017】付勢部材7は、コイルバネ7からなり、係
止片6を常時閂片2方向に付勢し、係止片6の閂片係止
部64を閂片2の係止片嵌挿孔21に入れるためのもの
である。
【0018】収納部材5は、図5(A)(B)(C) に示すよう
に上面5a、下面5b、前側面5c及び左側面5dを備
え、内部に係止片6を摺動自在に収納する係止片収納部
51を形成している。この係止片収納部51には、板状
の区画壁51aが設けられている。この区画壁51a
は、左側面5dから段部を形成して右端にまで延設され
ることによって区画壁51aと前側面5cとの間及び区
画壁51aの下端と下面5bとの間に係止片6の前片6
1及び下片62を嵌入して摺動させるための摺動用溝5
2a、52bが形成されている。係止片6の前片61を
嵌入する前片摺動用溝52aは、図5(B) に示すように
左側面5dを貫通し、又、この貫通により、上面5aに
おける前片摺動用溝52aから上端までの間に摺動部5
5が形成される。この摺動部55は、厚さtが係止片6
の前片61と後片63との内幅L(図4に図示)と同程
度とされ、摺動用溝52に嵌入した係止片6の前片61
と後片63との間に丁度嵌まり込むようになされ、係止
片6の摺動に際しての案内となる。一方、上記区画壁5
1aは、摺動部55から段部を形成して摺動部55の厚
さtより薄くされており、図7に示すように摺動部55
の嵌まり込んだ係止片6の後片63と区画壁51aとの
間に空間部が形成できるようにし、後片63の突片嵌合
孔63aに後述の錠本体部8の操作突片82bが入った
際、操作突片82bの下端が区画壁51aに当たらない
ようになされている。
【0019】又、係止片6の下片62を嵌入して摺動さ
せる下片摺動用溝52bの奥部の左側面5dには、コイ
ルバネ収納部53が形成され、コイルバネ7を収納でき
るようになされている。一方、上面5a及び下面5bの
各々の左部には、上下一対をなすように所定幅で後方に
延設された延設片54、54が設けられている。これら
の延設片54、54は、錠本体部8に係止するための係
止手段をなすもので、前後略中央にピン挿通用孔54
a、54aが穿設されている。
【0020】錠本体部8は、図6(A)(B)に示すように錠
枠体81と、回動部82とからなるシリンダー錠から構
成されている。錠枠体81は、この実施例では合成樹脂
から構成されており、右部に回動部82を回動自在に嵌
合する嵌合部81aが備えられ、左部には、内部にタン
ブラピン等を収納し得る収納部81bが備えられてい
る。この収納部81bの上面及び下面には、収納部材5
の各延設片54、54を嵌め入れる延設片嵌合用溝81
c、81cが延設片54、54と同程度の幅で形成され
ている。又、この実施例における延設片嵌合用溝81
c、81c同士の距離L2は、収納部材5の両延設片5
4、54の間隔L3(図5に図示)より、やや大きく設
定され、延設片54、54を延設片嵌合用溝81c、8
1cに嵌め入れる際には、延設片54、54の間隔をや
や押し広げるようにして入れられる。又、延設片嵌合用
溝81c、81cには、上面から下面に貫通するピン挿
通用孔81dが穿設され、収納部材5の延設片54、5
4が延設片嵌合用溝81c、81cに嵌められと延設片
54、54のピン挿通用孔81dと位置合わせされるよ
うになされている。
【0021】回動部82は、後面に鍵片9を受容する鍵
片挿通孔を備え、前面に回動部82と一体成形により前
方側に突設された操作突片82bを備えている。この回
動部82は、錠枠体81の嵌合部81aに収納され、鍵
片嵌挿孔82aから鍵片9が入れられることにより、錠
枠体81に対して回動可能状態になされる。従って、鍵
片嵌挿孔82aに入れた鍵片9を回動操作すると錠枠体
81に対して回動部82が回動し、それに伴い操作突片
82bも回動し、図6(B) に示すように右方側から左方
側に移動する。この操作突片82bは、係止片6を操作
する操作部をなすもので、係止片6の突片嵌合孔63a
内に入れられることにより、係止片6と接続するように
なされている。
【0022】以上のように構成された錠機構部4をケー
シング1の錠機構収納部にセットするには、図7に示す
ようにまず、収納部材5のコイルバネ収納部53にコイ
ルバネ7を入れた後、閂片係止片6の前片61、下片6
2を摺動用溝52に左方側から入れる。これにより、閂
片係止片6を、収納部材5に対し上下方向に移動不能に
して左右方向にのみ摺動可能にできるとともに、コイル
バネ7が収納部材5の左側面5dと係止片6の下片62
との間に配設され、係止片6の下片62の左端に当接し
常時右方側に付勢可能状態にできる。その後、収納部材
5の両延設片54、54を、回動部82を組み込んだ錠
本体部8の延設片嵌合用溝81c、81cに嵌め入れ
る。又、その嵌め入れに際し、係止片6を手でコイルバ
ネ7に抗して左方側に押圧し、係止片6の突片嵌合孔6
3aを操作突片82bの手前側に位置合わせさせてお
く。これにより、収納部材5の両延設片54、54を錠
本体部8の延設片嵌合用溝81c、81cに嵌め入れる
と同時に、操作突片82bを突片嵌合孔63aに入れる
ことができ、又、嵌め入れ後は、両延設片54、54の
弾力により、収納部材5と錠本体部8とが係止状態とな
り、又、その係止状態では、両延設片54、54のピン
挿通用孔54a、54aと錠本体部8のピン挿通用孔8
1dとが合致するとともに、係止片6の閂片係止部64
が収納部材5の左端から突出状態になる。以上により、
錠機構部4を構成するコイルバネ7、閂片係止片6、錠
枠体81及び回動部82からなるシリンダー錠を一体の
ものにできる。
【0023】そして、図2に示すように一体となった錠
機構部4を下部ケーシング1bの錠機構収納部に、錠機
構部4の鍵片嵌挿孔82aを後方側にして下部ケーシン
グ1bのに固設した固定用ピンにピン挿通用孔54a、
81d、54aを通し、その後、閂片2をセットし、上
部ケーシング1aを下部ケーシング1bに被せる。これ
により、錠機構部4をケーシング1の錠機構収納部にセ
ットできる。尚、閂片2をセットしたこの図2の状態で
は、係止片6の閂片係止部64が閂片2の外側面によっ
てコイルバネ7に抗して左方側に所定量だけ押圧され、
その結果、閂片係止部64が閂片2の外側面に押圧状態
で当接している。
【0024】以上のようにすれば、一つの錠機構部4を
セットすれば良く、従来のように係止片6、コイルバネ
7及びシリンダー錠を個々にセットせずに済み、容易に
組付けることができる。又、一体となった錠機構部4を
することにより、収納部材5が係止片6を所定方向に摺
動させることができ、従来のように係止片6を所定方向
に案内するための加工が不要となり、製作コストを低く
抑えることが可能となる。
【0025】次に、この錠前装置の施錠・解錠方法につ
いて簡単に説明する。施錠するには、図2に示す解錠状
態から、先ず、閂片操作部22を手前側に引き、閂片2
の先端をケーシング1の閂片挿通口12から出して閂片
受容口13に入る。閂片2が閂片受容口13に入ると、
図8に示すように閂片2の係止片嵌挿孔21と係止片6
の閂片係止部64とが合致し、そして、合致すると閂片
係止部64がコイルバネ7の付勢力によって係止片嵌挿
孔21に嵌まり込む。これにより、閂片2が係止され、
施錠状態となる。
【0026】解錠する場合は、錠機構部4の鍵片挿通孔
82aに鍵片9を挿入して回動操作する。これにより、
操作突片82bも回動して右方側から左方側に移動し、
又、操作突片82bの移動に伴い係止片6もコイルバネ
7に抗して左方側に移動し、係止片6の閂片係止部64
が係止片嵌挿孔21から外れ、閂片2が閂片付勢用コイ
ルバネ10の付勢力によって図4に示す元の状態にまで
引き戻され、解錠状態となる。
【0027】尚、本実施例では、収納部材5と錠本体部
8とを係止できるようにしているが、収納部材5と錠本
体部8とを別途にケーシング1に固定するようにしても
良く、この場合においても、従来のように係止片6とコ
イルバネを個々にセットせずに済み、容易に組付けるこ
とができ、又、収納部材5を固定することで、係止片6
を所定方向に摺動させることができ、従来のように係止
片6を所定方向に案内するための加工が不要となり、製
作コストも低く抑えることができる。
【0028】又、収納部材5と錠本体部8との係止手段
は、本実施例のように収納部材5に延設片54、54を
設けるものに限らず、例えば錠本体部8に延設片54、
54を設ける、あるいは、他の部材を介して収納部材5
と錠本体部8とを係止するようにしても良く、適宜変更
できる。更に、係止片6や収納部材5の形状等は、本実
施例で示したものに限らず、適宜変更できる。
【0029】一方、本実施例では、係止片6の後片63
に突片嵌合孔63aを穿設して錠本体接続部63aとし
ているが、この態様のものに限らず、錠本体部8の鍵片
9の回動操作によって係止片6を摺動できるものであれ
ば良く、適宜変更できる。
【0030】
【発明の効果】以上、本願第1の錠前装置は、収納部材
を、ケーシング内における閂片の側方に固定しさせえす
れば、係止片及び付勢部材を所定位置にセットでき、従
来のように係止片、コイルバネを個々にセットせずに済
み、容易にケーシングに組付けることができる。又、収
納部材によって係止片を所定方向に摺動させることがで
き、従来のように係止片を所定方向に案内するための加
工が不要となり、製作コストも低く抑えることができ
る。
【0031】又、本願第2の錠前装置は、収納部材と錠
本体部とを係止手段によって係止しておくことにより、
本願第1の発明の効果に加え、係止片、コイルバネ及び
錠本体部を一体にして一つの錠機構部にでき、錠本体部
をケーシングにセットするという1つの作業で、錠機構
部の全体をセットでき、錠機構部の組付け作業を一層簡
素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の錠前装置の一実施例の平面図であ
る。
【図2】図1の上部ケーシングを外した平面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う端面図である。
【図4】(A) は、係止片の正面図、(B) は、係止片の平
面図、(C) は、係止片の右側面図である。
【図5】(A) は、収納部材の正面図、(B) は、収納部材
の右側面図、(C) は、収納部材の左側面図である。
【図6】(A) は、錠本体部の正面図、(B) は、錠本体部
の平面図である。
【図7】収納部材に、係止片を組込んだ状態の断面説明
図である。
【図8】施錠状態における上部ケーシングを外した平面
図である。
【図9】施錠状態における上部ケーシングを外した状態
の平面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 閂片 3 ワイヤー片 4 錠機構部 5 収納部材 6 係止片 7 コイルバネ 8 錠本体部 9 鍵片 14 回動部材挿通用孔 21 係止片嵌挿孔 32 操作把持部 41 閂片係止用部材 64 閂片係止部 82b 操作突片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面(12)(13)の開口された筒状部を有
    するリング状のケーシング(1) 内に摺動可能に配設され
    た閂片(2) を操作することにより、閂片(2)の先端部が
    ケーシング(1) の一端面(12)側から案内されて他端面(1
    3)側へ入り、この状態で閂片(2) の側方に設けた錠機構
    部(4) によって閂片(2) が係止されて施錠され、錠機構
    部(4) に挿入した鍵片(7) の操作に伴い解錠される錠前
    装置において、 上記錠機構部(4) が、ケーシング(1) の一端面(12)側か
    ら他端面(13)側へ入った状態の閂片(2) を係止する係止
    片(6) と、係止片(6) を付勢する付勢部材(7)と、収納
    部材(5) と、ケーシング(1) 内における閂片(2) の側方
    に固定されて鍵片(9) を受容する錠本体部(8) とを備
    え、 係止片(6) が、先端部に閂片(2) に設けられた係止片嵌
    挿孔(21)に入り込む閂片係止部(64)と、錠本体部(8) に
    接続する錠本体接続部(63a) とを備え、 収納部材(5) が、係止片(6) を摺動自在に収納する係止
    片収納部(51)と、付勢部材収納部(53)とを備え、付勢部
    材収納部(53)が、付勢部材(7) を収納することにより、
    係止片収納部(51)に収納された係止片(6) が常時一方向
    に付勢され、 この収納部材(5) が、係止片(6) の錠本体接続部(63a)
    と錠本体部(8) とを接続するようにしてケーシング(1)
    内に固定されることにより、収納部材(5) 内に収納され
    た係止片(6) の閂片係止部(64)が付勢部材(6) の付勢力
    によって閂片(2) 方向に摺動して閂片(2) の係止片嵌挿
    孔(21)に入り込めるようになされるとともに、錠本体部
    (8) の鍵片(9) 操作に伴い閂片(2) と反対方向に摺動し
    て係止片嵌挿孔(21)から外れるようになされたものであ
    ることを特徴とする錠前装置。
  2. 【請求項2】 上記収納部材(5) と錠本体部(8) とを係
    止する係止手段(54)(54)(81c) が備えられてなるもので
    あることを特徴とする請求項1記載の錠前装置。
JP24061294A 1994-09-07 1994-09-07 錠前装置 Expired - Lifetime JP2759256B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045678U (ja) * 1997-06-06 1998-02-13 胡 芳雄 自転車円形ロックの構造

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JP3045678U (ja) * 1997-06-06 1998-02-13 胡 芳雄 自転車円形ロックの構造

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