JPH0711208B2 - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置

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JPH0711208B2
JPH0711208B2 JP3342054A JP34205491A JPH0711208B2 JP H0711208 B2 JPH0711208 B2 JP H0711208B2 JP 3342054 A JP3342054 A JP 3342054A JP 34205491 A JP34205491 A JP 34205491A JP H0711208 B2 JPH0711208 B2 JP H0711208B2
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card key
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card
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慎一 田村
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の透孔を穿設した
カードキーを用いて解錠及び鎖錠を行う施錠装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の透孔を穿設したカードキー
を用いた施錠装置には、例えば特開昭62-228578 号公報
に開示されている如く、複数のタンブラを有するスライ
ダと、各タンブラの突出状態を所定量にする為の孔を穿
設したカードキーと、カードキーをタンブラの先端部に
案内する溝と、各タンブラの突出状態が所定量に成った
場合にのみスライダを摺動可能とし、そのスライダの移
動により解錠又は鎖錠を行う機構とを備えたもの、或は
特開昭62-268481 号公報に開示の如く、前記機構に加
え、カードキーが当接する段部をスライダに形成し、ス
ライダをカードキーによって押して移動させるものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のものに
おいては、両者とも付勢力に抗してスライダをカードキ
ーによって一方向へ押動させる構成であるから、操作上
抵抗感が強く、特に後者のものは解錠又は鎖錠を行う為
にカードキーの縁部によってスライダに形成された段部
を押すものであるため、カードキーは溝の内に設けられ
た段部に衝突してスライダが止められ、溝の内でのカー
ドキーの衝突が煩わしく感じる。又前記従来技術では、
タンブラとスライダ等から成る摺動機構に加えて、係止
部材やスプリング等施錠機構を構成する部品点数が多
く、構造が複雑化する。更に重要な問題として、カード
キーに設けた透孔によりタンブラの突出状態を調節する
上記機構では、強引にカードキーを溝の内に通したり、
或はその通過スピード次第では、適正な透孔を有しない
カードキーであっても突出状態が所定量に合致して誤作
動を起こすことが確認され、通常の使用でも解錠又は鎖
錠されてしまう虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、カード
キーの移動をスムーズに行え、且つ確実な動作を約束す
る錠装置を提供するものであって、その構成は、カード
キー通過用のカード溝に沿って移動するスライダ内に、
頭部を前記カード溝内へ頭出しし、その頭出し方向へ付
勢されたタンブラを収容し、前記カード溝内を通過する
カードキーに設けられた透孔の穿設パターンに応じて変
化するタンブラの突出量が所定のパターンと合致した場
合のみ、前記スライダの移動が許容され、そのスライダ
の移動方向によって解錠、鎖錠作動する施錠装置であっ
て、前記スライダにおけるタンブラの両側位置へストッ
パを並設し、該ストッパはスライダの移動に連動して、
スライダ停止時にはカードキー退出側のストッパがカー
ドキーの通過を阻止する位置にあり、スライダが移動す
る場合には、前記退出側のストッパがカードキーの通過
を許容する位置に移動すると共に、カードキー通過後に
は進入側のストッパがカードキー通過を阻止する位置に
移動することを特徴とするものであり、又ストッパを、
底面から頭部に向けて設けられた有底孔内にコイルバネ
を圧縮収容したタンブラで構成し、そのタンブラがスラ
イダに内蔵されるものである。
【0005】
【作用】カードキーをカード溝内で移動させると、カー
ドキー進入側のストッパはそのままカードキーを通過さ
せ、カードキーの先端が退出側のストッパに当接すると
共に、カードキーに穿設された透孔へタンブラの頭部が
嵌挿して、タンブラの突出量が所定値になった場合に、
カードキーの移動につれてスライダも移動し、解錠又は
鎖錠作動する。解錠又は鎖錠が完了すると退出側のスト
ッパもカードキーを通過させる位置に変わり、一方進入
側のストッパはそれとは逆にカードキーを阻止する位置
に変更される。従って再度同じ方向へカードを通過させ
られなくなる。カードキーの通過時には、退出側のスト
ッパは最初カードキーの通過を阻止する位置にあり、カ
ードキーは必ず該ストッパに当接してからタンブラの突
出量への対応が行われ、その後タンブラの突出量が所定
値になった場合のみスライダの移動が可能になるから、
不適正な透孔を有するカードキーを使用しても、退出側
のストッパによりカードキーを通過させることができな
い。勿論適正なカードキーであれば上記進入側ストッパ
はカードキーに当接しても、同時にカードキー通過を許
容する位置に移動するから、スムーズにカードキーを通
過させることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本発明の施錠装置を適用したスーツケース1
の外観図で、把手2とケース部3とを備えている。ケー
ス部3は第1ケース3aと第2ケース3bとからなり、
第1ケース3aと第2ケース3bとが合わされる位置R
に施錠装置4が設けられている。図2、3において、施
錠装置4は固定部4aとレバー部4bとからなり、第1
ケース3a側及びレバー部4b側に夫々開口部5、5a
を有し、開口部5aが設けられた固定部4aは、複数の
固定ビス6により第2ケース3bに固着されている。固
定部4a内には軽合金製の鋳物である止め部材7を有
し、該止め部材7は一端部7aがT字状に、他端部7b
が音叉状に形成され、開口部5aから固定部4a外に突
出している。この突出部7c、7cは、両端がレバー部
4bに取り付けられた軸部材8に回動自在に軸着され、
前記止め部材7の中間には鈎状部9が形成されている。
止め部材7は、その短手方向及び厚み方向には固定部4
aによって移動が制限され、長手方向には軸着されたレ
バー部4bと共に摺動自在に配設されている。第1ケー
ス3aに2本の留めビスによって固定された係合部材1
0は、第1ケース3aと第2ケース3bとを合わせた場
合に、その鈎部10aが固定部4aの開口部5を介して
固定部4a内に介挿され、係合部材10の鈎部10aは
前記鈎状部9に係止され、第1ケース3aと第2ケース
3bとが合わされた状態を保持する。
【0007】又レバー部4bには、止め部材7と第2ケ
ース3bとの間に鉄板製の骨組部材11が複数の固定ビ
ス6によって固定され、該骨組部材11は、その端部1
1aをレバー部4bの略中間まで延ばされている。上記
端部11aは第1軸部材12を支持し、これにより第1
軸部材12はレバー部4b内で第2ケース3bの所定位
置に固定される様構成されている。更に第1軸部材12
には、リンク部材13の一端が回動自在に取着され、リ
ンク部材13の他端には第2軸部材14が支持されてい
る。よって第2軸部材14は図に2点鎖線で示す円弧の
ように、第1軸部材12を回転中心として回転する様構
成されることになり、この第1、第2軸部材12、14
は、その両端がレバー部4bに回転自在に取着されてい
る為、レバー部4bも又、第1軸部材12を中心として
回転自在に構成されることになる。又レバー部4bの上
部には施錠状態の確認窓4dが設けられている。
【0008】レバー部4b内において、仕切り板4cを
境にして固定部4aの反対側にはスライダ16がレバー
部4bの長手方向にのみ前後に摺動可能なスライド部1
5が形成され、該スライダ16の下側(レバー部4bの
下側)にはその先端部17aを固定部4a方向に向けた
L型の係止部材17が一体に設けられている。該係止部
材17は、第2ケース3bに設けた係止孔18を介し
て、スライダ16の摺動作動により第2ケース3bとの
係止及び解除を行う。図4において、前記スライダ16
の下側の第2ケース3bとの間にはロック板20がレバ
ー部4bにネジ固定され、該ロック板20にはスライダ
16の下側に突設したレール16a、16aと嵌合する
ガイド溝20a、20aが、又中央部には前記係止部材
17が貫通し長手方向に摺動可能な長さを有するスライ
ド孔18が穿設され、更にロック板20の長手方向には
等間隔で、後述するタンブラの係止凸部が係止してスラ
イドする長円状の6つの係止溝部19、19・・が設け
られ、各係止溝部19、19・・は、その中央部が前記
係止孔18の短手方向と同幅のスライド溝19aにより
互いに連続している。図3において、前記レバー部4b
の下側(第2ケース3b側)には、カード溝21がレバ
ー部4bの長手方向全長に亘って設けられ、更に該カー
ド溝21の外側には、両端部に勾配22a、22bを設
けてカード溝21の幅を拡げる形で調整溝22が形成さ
れている。このカード溝21はカードキーPをスライダ
16の側面16bに沿ってスライドさせるためのもので
あり、調整溝22は後述するタンブラ24b〜24fの
最大突出量を定めるものである。
【0009】スライダ16には、この長手方向に等間隔
でタンブラ室23a、23b、23c、23d、23
e、23f、23gが配設され、各タンブラ室はスライ
ダ16の短手方向に、前記カード溝21側を開口させて
穿設されており、両端部のタンブラ室23a、23gに
は、尖頭部26a、26gを有し、後端面から先端部に
有底孔27a、27gを穿設した四角形状のストッパ2
4a、24gが、前記有底孔27a、27gに貫挿させ
たコイルバネ25a、25gによって前記調整溝22側
へ付勢された状態で挿入されている。更に中央のタンブ
ラ室23b、23c、23d、23e、23fには、前
記ストッパ24a、24gと同様に有底孔27b〜27
fを有し、コイルバネ25b〜25fにより付勢される
タンブラ24b、24c、24d、24e、24fが収
納され、該タンブラ24b〜24fを収納した際の前記
ロック板20側には長方形状の係止凸部28b、28
c、28d、28e、28fが形成されている。(図
5)該係合凸部28b〜28fは夫々各タンブラ24b
〜24fの所定位置に位置決めされ、各係合凸部28b
〜28fは、スライダ16における前記タンブラ室23
b〜23fの第2ケース3b側に設けたスリット29b
〜29fを介して前記係止溝部19、19・・内に夫々
突出している。これにより該係合凸部28b〜28fが
全て各係止溝部19の中央部即ちスライド溝19a内に
位置する場合には、スライダ16はスライド部15内に
おいて長手方向に摺動自在となり、係合凸部28b〜2
8fの何れかが係止溝部19の端部に位置する場合に
は、スライダ16は長手方向への摺動が不可能になる。
又スライダ16上面16cにはその移動に伴い、前記レ
バー部4bの確認窓4dから施錠状態を表示する「lo
ck」及び「open」の文字が記載されている。
【0010】前記タンブラ24b〜24fは前記ストッ
パ24a、24gと同様に四角形状を有し、タンブラ2
4b、24d、24fにおける尖頭部26b、26d、
26fは図4の如く四角筒部の軸心から下半分に形成さ
れ、逆にタンブラ24c、24eにおける尖頭部26
c、26eは、四角筒部の軸心から上半分に形成され
る。又各タンブラにおける前記係合凸部28b〜28f
の位置は、図5に示す寸法L1 、L2 を表1に示す1〜
3から択一的に選択することで決定される。
【0011】
【表1】
【0012】上記表1において、L1 の寸法がAである
場合は係合凸部は長手方向のタンブラの中央に位置す
る。(上記表1のNO.2の場合)よって、NO.1で
は係合凸部はタンブラの下部、NO.3ではタンブラの
上部に位置するものとなる。又上記αはカード溝21と
調整溝22の幅を和した値を超えないもの、Bは前記ス
ライド溝19aの幅から前記カード溝と調整溝の和を引
いた値を超えないものが望ましい。本実施例においては
係合凸部28c、28eはNO.1を、係合凸部28
b、28d、28fはNO.2の寸法を夫々選択してい
る。
【0013】上記タンブラの係合凸部28b〜28fに
対応してタンブラ24b〜24fの突出量は、図7のカ
ードキーPによって変更される。即ち各タンブラの尖頭
部をカードキーPに設けた複数の透孔P1 〜P5 に対応
させることによって前記係合凸部の位置が決定され、図
において透孔P1 、P3 、P5 はラインPL1に沿っ
て、透孔P2 、P4 はラインPL2に沿ってカードキー
Pに左右対称に設けられる。ラインPL1はタンブラ2
4b、24d、24fにおける尖頭部26b、26d、
26fの中心に沿ってスライドされるライン、又ライン
PL2はタンブラ24c、24eにおける尖頭部26
c、26eの中心に沿ってスライドされるラインであ
る。透孔P1 〜P5 の寸法D1 、D2 は表2に示す1〜
3の中から択一的に選択される。
【0014】
【表2】
【0015】表1におけるNO.1〜3と表2における
NO.1〜3とは対応する値が設定されている。つま
り、タンブラ24b〜24fのNO.1〜3と透孔P1
〜P5のNO.1〜3とを合わせた場合に、タンブラ2
4b〜24fの突出量が所定値になる。上記表2におい
て、Dは上記タンブラの尖頭部の横幅H1 が丁度嵌合す
る大きさであり、Eは尖頭部の縦幅H2 が嵌合する大き
さとなる。即ち、透孔P1 〜P5における少なくとも1
つは上記NO.1の如く全孔が選択されるものとなり、
本実施例ではP2 及びP4 がNO.1の全孔を、P1
3 、P5 はNO.2の中孔を選択する。この全孔の場
合にはタンブラ24b〜24fの境界線30と、カード
キーにおける全孔の内面縁部31とが当接し、該境界線
30は尖頭部26b〜26fからタンブラ24b〜24
fの四角筒部に移行する部位であり、カードキーPのス
ライド方向と当接する角度が尖頭部26b〜26fに比
べてより垂直に近い曲面を有する。これにより、全孔に
タンブラが嵌挿された状態でカードキーPをスライドす
ることにより、全孔に嵌挿されたタンブラはカードキー
Pのスライド方向に大きな押圧力を受けることになる。
一方全孔より小さい中孔NO.2の場合には透孔の内面
縁部31が尖頭部26b〜26fに接し、透孔が形成さ
れないNO.3の場合には尖頭部26b〜26fはカー
ドキーPに嵌挿されることがなく、よって表2において
NO.2、3の場合には、カードキーPをスライドして
もタンブラはスライド方向に大きな押圧力を受けること
はない。
【0016】以上の如く構成された施錠装置は、まず解
錠状態においてはスライダ16はスライダ部15内のレ
バー部4b先端部4e方向へ位置しているから、各タン
ブラ24b〜24f及びストッパ24a、24gは図8
の如く位置し、ストッパ24aは調整溝22内に突出し
て左方向(固定部4a側方向)からのカードキーの進入
を阻止すると共に、ストッパ24gの尖頭部26gは調
整溝22における勾配22bを超えてカード溝21上に
当接し、タンブラ室23gに押し込まれた状態になる。
そこでカードキーPを、進入方向(先端部4eから固定
部4a方向)へカード溝21内にスライドさせると、カ
ードキーPのスライドに伴ってストッパ24g、タンブ
ラ24b〜24fが次々にタンブラ室23b〜23gに
押し込まれ、カードキーPがカード溝21内をスライド
する。この場合には係合凸部28b〜28fの何れかが
係止溝部19、19・・内に位置しており、スライダ1
6は移動することはない。そしてカードキーPがストッ
パ24aに当接する位置に達すると、図9に示す様に透
孔P1 〜P5 と各タンブラの尖頭部26b〜26fは合
致、即ち各タンブラに設けられた係合凸部28b〜28
f全てがスライド溝19a内に位置するものとなるか
ら、(図11)スライダ16が長手方向に移動可能とな
る。この時カードキーPに少なくとも1つ形成された全
孔(本実施例においてはP2 とP4 )に嵌挿されたタン
ブラ(24c、24e)がカードキーPのスライド方向
に大きな力で押えるから、スライダ16はカードキーP
のスライドと共に、ストッパ24aを当接させたまま左
方向へスライドする。そしてスライダ16が左端(スラ
イダ部15の固定部4a側端部)へ到達する際にはスラ
イダ16の移動が停止すると同時にストッパ24aは勾
配22aを超えてカード溝21上にあり、タンブラ室2
3aに押し込まれた状態にあるから、カードキーPはタ
ンブラ24b〜24fを順に押し込めながらカード溝2
1内をスライドし、施錠が完了する。(図10)この時
進入側のスライダ24gは調整溝22内において突出状
態へ復帰しているから、同じ進入方向へのカードキーの
進入を阻止するものとなる。(図6) 以上の様に上記スライダ16の移動に伴い、スライダ1
6下側の係止部材17も同方向へ移動するから、先端部
17aは第2ケース3bに設けた係止孔18に係止さ
れ、レバー部4bは第2ケース3bに固定されることに
なり、よって固定部4aの鈎状部9は摺動しないから、
第1ケース3aと第2ケース3bは開けることができな
い状態になる。(図2)
【0017】逆に解錠する場合には、まずカードキーP
を固定部4a方向からカード溝21をスライドさせる
と、前述と同様にタンブラー24b〜24f、ストッパ
24a、24gが作動し、カードキーPは今度はストッ
パ24gに当接したままスライダ16をレバー部先端部
4e方向へ移動させる。この時スライダ16と共に移動
した係止部材17により、レバー部4bと第2ケース3
bの係止が解除されるから、図2においてこの状態から
先端部4eを矢印Y方向に引き上げることにより、レバ
ー部4bは第1軸部材12、第2軸部材14を揺動軸と
して、2点鎖線で示す如く揺動可能になる。これにより
レバー部4bは矢印Y方向に移動すると共に、矢印Z方
向にも移動する。よってレバー部4bの移動に伴ってこ
れに連結されている止め部材7は矢印Z方向に摺動さ
れ、係合部材10の鈎部10aと鈎状部9との係合状態
が解除されるから、第1ケース3aと第2ケース3bと
を離間可能、つまりスーツケース1を開けることが可能
となる。
【0018】上記実施例においてストッパ24a、24
gは、解錠、鎖錠どちらの場合においても、カードキー
の退出側に位置するストッパは常に調整溝22内に突出
した状態にあるから(鎖錠状態の場合は24g、解錠状
態の場合は24a)、反対方向からカードキーを通過さ
せようとする場合は言うまでもなく、タンブラの尖頭部
26b〜26fに適応しない透孔を有するカードキー、
或は透孔を有しないカードをスライドさせようとして
も、前述の作動説明でも明らかな通り、必ず上記突出状
態のストッパに当接してスライド不可能になり、適正な
カードキーであっても解錠状態では鎖錠方向のみ、鎖錠
状態では解錠方向にのみにスライド可能となって方向性
を有するものとなる。更にカード溝内では必ず退出側の
ストッパに当接してカードキーは一旦停止するから、適
応しないカードキーを強引にスライドさせたり、早くス
ライドさせたりして生じる万一の誤作動を防止すること
ができる。よって上記ストッパはカードキーの透孔の確
認機能をも有することになるのである。
【0019】尚上記実施例において、タンブラを四角形
状のものについて説明したが、タンブラは例えば円筒
状、多角形状等のものを用いても良く、更にタンブラの
数やそれに対応するカードキーの透孔の数、形状も上記
実施例に限定されない。特に透孔の列配置、寸法、タン
ブラの数量の組み合わせを変更すれば、多種の組み合わ
せを得ることができる。又スライダ、タンブラ等からな
る上記施錠機構を有するレバー部についても、本実施例
ではスーツケースの把手のサイド部に設ける構成とした
が、把手と同じ位置のセンター部に前記機構を設ける構
成としても差し支えない。又ロック板に設ける係止溝
部、スライド溝の形状も、例えば透孔とする等、その他
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で構造を任意に設計変更
可能である。
【0020】
【発明の効果】以上本発明によれば、簡単な構成で確実
な施錠装置を構成でき、且つ少ない部品点数でもタンブ
ラ、カードキーの設計変更により、多種の施錠組み合わ
せが提供可能となる。特に本発明においては、ストッパ
の採用により、カ−ドキーを通過させる方向性を有する
と共に、適正な透孔の確認を必ず行えることになり、従
来、カードキーに設けた透孔を利用して構成される施錠
装置の最大欠点であった誤作動の可能性を完全になくす
ことができる。そしてストッパをスライダに内蔵するこ
とで、カードキーの先端がそのストッパに当接してスラ
イダを移動させるから、スライダを確実に移動させら
れ、而も適正な透孔を有するカードキーであれば、衝突
感もなくスムーズに操作可能であり、従来の如く操作上
の煩わしさがなく、適用範囲が広く信頼性が高い施錠装
置を提供可能となり、その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例における施錠装置を採用したスーツ
ケースの外観図である。
【図2】上記実施例における施錠装置の部分断面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】上記実施例におけるレバー部内の構成を示す説
明図である。
【図5】上記実施例においてスライダにタンブラ、スト
ッパが収納される状態を示す説明図である。
【図6】上記実施例におけるレバー部の断面図である。
【図7】カードキーの正面図である。
【図8】上記実施例においてカードキーがカード溝を通
過する状態を示す説明図である。
【図9】上記実施例においてカードキーがカード溝を通
過する状態を示す説明図である。
【図10】上記実施例においてカードキーがカード溝を
通過する状態を示す説明図である。
【図11】上記実施例においてカードキーによりタンブ
ラの突出量が所定量に合致した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・スーツケース、2・・把手、3・・ケース部、4
・・施錠装置、4a・・固定部、4b・・レバー部、5
・・開口部、9・・鈎状部、10a・・鈎部、11・・
骨組部材、12・・第1軸部材、14・・第2軸部材、
15・・スライド部、16・・スライダ、17・・係止
部材、18・・係止孔、19・・係止溝部、20・・ロ
ック板、21・・カード溝、22・・調整溝、23a〜
23g・・タンブラ室、24a、24g・・ストッパ、
24b〜24f・・タンブラ、25a〜25g・・コイ
ルバネ、26a〜26g・・尖頭部、27a〜27g・
・有底孔、28b〜28f・・係止凸部、29b〜29
f・・スリット、30・・境界線、31・・内面縁部、
1 〜P5 ・・透孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードキー通過用のカード溝に沿って移
    動するスライダ内に、頭部を前記カード溝内へ頭出し
    し、その頭出し方向へ付勢されたタンブラを収容し、前
    記カード溝内を通過するカードキーに設けられた透孔の
    穿設パターンに応じて変化するタンブラの突出量が所定
    のパターンと合致した場合のみ、前記スライダの移動が
    許容され、そのスライダの移動方向によって解錠、鎖錠
    作動する施錠装置であって、前記スライダにおけるタン
    ブラの両側位置へストッパを並設し、該ストッパはスラ
    イダの移動に連動して、スライダ停止時にはカードキー
    退出側のストッパがカードキーの通過を阻止する位置に
    あり、スライダが移動する場合には前記退出側のストッ
    パがカードキーの通過を許容する位置に移動すると共
    に、カードキー通過後には進入側のストッパがカードキ
    ー通過を阻止する位置に移動することを特徴とする施錠
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパが、底面から頭部に向けて
    設けられた有底孔内にコイルバネを圧縮収容したタンブ
    ラから成り、そのタンブラがスライダに内蔵された特許
    請求の範囲第1項の施錠装置。
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