JPH087408Y2 - 地震共振再現装置 - Google Patents

地震共振再現装置

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JPH087408Y2
JPH087408Y2 JP40620590U JP40620590U JPH087408Y2 JP H087408 Y2 JPH087408 Y2 JP H087408Y2 JP 40620590 U JP40620590 U JP 40620590U JP 40620590 U JP40620590 U JP 40620590U JP H087408 Y2 JPH087408 Y2 JP H087408Y2
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earthquake
resonance
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vibrating
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宗男 小谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は地震時において、発生す
る建物の共振状態を再現して、ビル等の建物の設計や建
築において役立てる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地震による地面の揺れに対し
て、高さの高いビルの方が揺れが少ないということは理
論的に知られているのである。しかし通常の人間は地震
の際において、低い家と高い家とに場所を変えて、建物
の揺れを再現することは出来ないので、地震に伴う共振
の、建物の高さによる相違を知ることは出来なかったの
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は理論的に判っ
ているが実際に発生させることの出来ない地震時の建物
の揺れの相違点を、簡単に発生させることが出来るよう
に構成したものであり、また該地震時の揺れに対して、
震度の相違により、どの程度共振状態が相違するかを、
再現可能に構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。下部の起振陳列台2内に起振機構を
配置し、該起振陳列台2の上部に起振板1を配置し、該
起振機構により起振板1を振動させるべく構成し、該起
振板1の上に複数の建物模型5を配置し、該建物模型5
は柱の間隔を同じとして、高さの相違する複数の建物模
型5とし、前記起振機構に設けた震度調節スイッチ4に
より、震度の調節を可能としたものである。
【0005】
【実施例】次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。図1は本考案の地震共振再現装置を示す斜視図、
図2は建物模型7・8の周囲に壁状被覆材11・12を
被覆した状態の斜視図、図3は壁状被覆材11の斜視図
である。下部に起振陳列台2が配置されており、該起振
陳列台2により高さを取って、地震の共振を再現し、
察する人の目の位置に、丁度、建物模型5・6・7・8
・9・10が配置されている。該起振陳列台2の内部に
駆動モータとクランク機構により構成された起振機構を
配置されており、該起振機構により地震の横揺れと縦揺
れが発生するように構成されている。そして、起振陳列
台2に設けた地震開始スイッチ3が駆動モータのオン・
オフを行うスイッチである。また震度調節スイッチ4
が、地震の震度を調節するものである。
【0006】該起振陳列台2の内部に配置された起振機
構により、起振陳列台2と別体に支持された起振板1が
地震の状態と同様に横揺れを行う。該起振板1の上面に
建物模型5・6・7・7・8・9・10が固定されてい
る。該建物模型は5が最も高く、10が最も低い建物に
構成されている。そして、本実施例においては、全ての
建物模型の柱の間隔を同じとして、建物模型5・・の高
さを変更して構成している。しかし、これに制限される
ものではなくて、全ての建物模型の高さを同じとして、
柱間隔を相違した構成としても良いのである。
【0007】このように構成した起振板1を、起振陳列
台2内の起振機構により振動すると、起振板1の上面に
固定された建物模型5・・は、全てが共振するのである
が、それぞれの大きさや高さにより、共振の最大きく
なる大きさと高さが存在するのである。故に、再現する
場合には、地震開始スイッチ3のスイッチを入れて、あ
る振動において、どの高さ又はどの柱間隔の場合が最も
共振が大きいかを判断し、次に震度調節スイッチ4によ
り震度を大小に調節したり、または振幅を大小に調節す
るのである。これにより、振幅が小さい場合には、高い
ビルは殆ど共振しないので安定していることが理解出来
るのである。振幅が大きくなる程、または揺れの周期が
大きくなる程、高い建物模型に共振が発生することが理
解できるのである。
【0008】次に、建物模型5が柱だけの場合と、柱と
柱の間に壁材が固定された場合とにおいて、地震に対す
る共振にどれほどの相違があるかを、建物模型7・8に
壁状被覆材11・12を被せることにより、比較するこ
とが出来るのである。
【0009】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したことによ
り、次のような効果を奏するのである。第1に、同じ柱
間隔の建物模型を、5・6・7・8・9・10と並べて
配置し、震度の変化を震度調節スイッチ4により変更す
ることにより、高さの相違に基づいて、共振振動数と共
振振幅が相違する状態を見ることができるのである。
れにより、ただ高い建物であるが故に、地震に弱いので
はなくて、高い建物は共振が少なくなり、地震の揺れに
対しては安全であるというという状態を再現することが
出来るのである。この再現状態を参考にして、次の建物
の設計に生かすことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】地震共振再現装置の全体斜視図である。
【図2】建物模型7・8に壁状被覆材11・12を被覆
した状態の斜視図である。
【図3】壁状被覆材11の斜視図である。
【符号の説明】
1 起振板 2 起振陳列台 3 地震開始スイッチ 4 震度調節スイッチ 5 建物模型 11 壁状被覆材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部の起振陳列台2内に起振機構を配置
    し、該起振陳列台2の上部に起振板1を配置し、該起振
    機構により起振板1を振動させるべく構成し、該起振板
    1の上に複数の建物模型5を配置し、該建物模型5は柱
    の間隔を同じとして、高さの相違する複数の建物模型5
    とし、前記起振機構に設けた震度調節スイッチ4によ
    り、震度の調節を可能としたことを特徴とする地震共振
    再現装置。
JP40620590U 1990-12-27 1990-12-27 地震共振再現装置 Expired - Fee Related JPH087408Y2 (ja)

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JPH0493868U JPH0493868U (ja) 1992-08-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024336A (ja) * 2013-08-28 2014-02-06 Sharp Corp 画像形成装置、記録媒体決定方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024336A (ja) * 2013-08-28 2014-02-06 Sharp Corp 画像形成装置、記録媒体決定方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

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JPH0493868U (ja) 1992-08-14

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