JPH087380B2 - 写真焼付機のシェ−ディング補正装置 - Google Patents

写真焼付機のシェ−ディング補正装置

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JPH087380B2
JPH087380B2 JP62191687A JP19168787A JPH087380B2 JP H087380 B2 JPH087380 B2 JP H087380B2 JP 62191687 A JP62191687 A JP 62191687A JP 19168787 A JP19168787 A JP 19168787A JP H087380 B2 JPH087380 B2 JP H087380B2
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light
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CRTを光源として用い、写真フイルムに記
録された画像を感光材料に焼き付ける写真焼付機に関
し、更に詳しくは画像のシェーディングを補正する装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般的な写真焼付機は、光源としてハロゲンランプを
用い、このハロゲンランプと、写真フイルム例えばカラ
ーネガフイルムを保持するためのフイルムデッキとの間
に拡散箱を配置し、この拡散箱で充分にミキシングした
照明光をネガ像に照射し、このネガ像を焼付レンズで感
光材料例えばカラーペーパーに結像させて写真焼付を行
っている。また、露光時間は長くかかるが、階調補正を
簡単に行なうことができるところから、光源としてCRT
を使用した写真焼付機も知られている(例えば特公昭45
-5336号公報)。
これらの写真焼付機では、ネガ像を均一な照明光で照
明した場合でも、シェーディングの影響により、望まし
いプリントに仕上がらないことがある。このシェーディ
ングには、写真撮影時に発生するものと、写真焼付時に
発生するものとがある。
前者のシェーディングには、撮影レンズの周辺減光
と、ストロボの周辺減光等があり、これらはストロボ内
蔵のコンパクトカメラを使用した時に顕著に現れる。ま
た、このシェーディングは、ネガ像に記録されており、
個々のネガ像によってシェーディングの程度が異なって
いるという特徴がある。後者のシェーディングには、焼
付レンズによる周辺減光や光源の発光ムラ等があり、こ
れらのシェーディングの程度は、使用する焼付レンズが
同じ場合には常に一定している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した従来の写真焼付機では、ネガ像に記録された
写真撮影系のシェーディングに対してはなんら補正を行
っていない。また、写真焼付系のシェーディングに対し
ては、周辺部に凹部を形成したパラボラシェーディング
レンズや、中央部に比べて周辺部の透過率を高めたシェ
ーディング補正ガラス等のシェーディング補正光学系を
用いて補正を行なっている。しかし、このシェーディン
グは、焼付レンズの種類によって変わるため、レンズ交
換の度にシェーディング補正用光学系を交換することが
必要となり、その交換作業が極めて面倒であった。
〔発明の目的〕
本発明は、写真撮影系のシェーディングを補正するこ
とができるようにした写真焼付機のシェーディング補正
装置を提供することを目的とするものである。
別の発明は、写真撮影系と写真焼付系のシェーディン
グを同時に補正することができるようにした写真焼付機
のシェーディング補正装置を提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、写真フイルムに
記録された画像を撮像する手段と、この撮像した画像を
モニタに表示する手段と、写真フイルムの画像に含まれ
ているシェーディングを補正するために複数の発光パタ
ーンのデータを記憶した発光パターン記憶部と、これら
の発光パターンの1つを選択する手段と、この選択され
た発光パターンでCRTの発光を制御する手段と、シェー
ディング検定時に前記選択手段で選択された発光パター
ンを用いて照明した画像をモニタに表示し、このモニタ
の観察によりシェーディング補正が最適な発光パターン
を決定させ、この決定された発光パターンにより写真焼
付を行う制御部とを備えたものである。
別の発明は、写真フイルムに記録された画像を撮像す
る手段と、この撮像した画像をモニタに表示するための
手段と、写真フイルムの画像に含まれているシェーディ
ングを補正するために複数の写真撮影系シェーディング
補正用発光パターンのデータを記憶する第1の発光パタ
ーン記憶部と、これらの写真撮影系シェーディング補正
用発光パターンの1つを選択する第1の選択手段と、焼
付レンズのシェーディングを補正するために焼付レンズ
毎に用意された写真焼付系シェーディング補正用発光パ
ターンのデータを記憶する第2の発光パターン記憶部
と、使用する焼付レンズに対応した写真焼付系シェーデ
ィング補正用発光パターンを選択する第2の選択手段
と、第1の発光パターン記憶部と第2の発光パターン記
憶部とから読み出したデータとを演算する演算部と、こ
の演算結果のデータでCRTの発光を制御する手段と、シ
ェーディング検定時には各写真撮影系シェーディング補
正用発光パターンを用いて照明した画像をモニタに表示
し、このモニタの観察によりシェーディング補正が最適
な発光パターンを決定させ、この決定された写真撮影系
シェーディング補正用発光パターンと写真焼付系シェー
ディング補正用発光パターンとに応じてCRTの発光を制
御して写真焼付を行う制御部とを備えたものである。
前記第2種類の発光パターンの演算としては、加算の
他に乗算等がある。乗算を行う場合は、第2の発光パタ
ーン記憶部に、写真焼付系のシェーディングを補正する
ためのデータとして係数が記憶される。
〔作用〕
発光パターン記憶部には、写真撮影系のシェーディン
グ原因を考慮して各種の発光パターンのデータが記憶さ
れているから、これらの発光パターンでCRTを発光させ
て写真フイルムを照明する。各発光パターンで照明され
た画像を順次撮像してモニタに表示し、このモニタを観
察してシェーディング補正が最適な発光パターンを決定
する。写真焼付時には、この発光パターンを用い、写真
焼付系のシェーディングを補正した状態でCRTを発光さ
せ、写真フイルムに記録された画像を感光材料に記録す
る。
別の発明では、写真撮影系のシェーディングを補正す
るための発光パターンの他に、写真焼付系のシェーディ
ングを補正するために、焼付レンズ毎に発光パターンが
用意されている。写真撮影系のシェーディングに対して
は、モニタを観察して最適な発光パターンを決定する。
他方、写真焼付系のシェーディングに対しては、使用す
る焼付レンズの種類に応じて選択する。写真焼付時に
は、2種類の発光パターンを演算し、写真撮影系及び写
真焼付系のシェーディングを補正した状態でCRTを発光
させ、写真フイルムに記録された画像を感光材料に記録
する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の写真焼付機の概略を示したものであ
る。白黒のCRT1の上にフイルムデッキ2が配置されてお
り、これに原画例えばカラーネガフイルム3がセットさ
れ、CRT1によって照明される。このカラーネガフイルム
3は、写真焼付時にマスク4で上から押さえ付けられて
平坦に保持される。
前記フイルムデッキ2の上方に、レンズターレット6
が回転可能に配置されており、これに焼付倍率が異なっ
た複数例えば2個の焼付レンズ7,8が取り付けられてい
る。焼付倍率を変換する場合には、モータ10でレンズタ
ーレット6を回転させ、所望の焼付レンズを焼付光路9
に挿入する。なお、レンズボードに焼付レンズを取り付
け、このレンズボードを差し込むことで、レンズ交換を
行なうようにしてもよい。
前記レンズターレット6の上方には、赤色フイルタ1
2,緑色フイルタ13,青色フイルタ14が配置されており、
フイルタ駆動部15によって選択的に焼付光路9に挿入さ
れ、加色法面順次露光方式でカラー画像をカラーペーパ
ー18に焼き付ける。シャッタ16は、シャッタ駆動部17で
その開閉が制御されるものであり、ネガ像を焼き付ける
場合に、各色に対して1回、全部で3回開閉する。な
お、赤色,緑色,青色のフイルタ12〜14の代わりに、シ
アン,マゼンタ,イエローのカットフイルタを設けれ
ば、減色法プリントを行うことができるため、シャッタ
16を1回だけ開閉すればよい。
前記カラーペーパー18はロール状に巻かれており、一
対の引出しローラ20で引き出されて、マスク21の背後に
形成された露光位置にセットされる。この露光位置にお
いて、所定コマ数だけ露光されると、カラーペーパー18
はカッター22で短尺状に切り離され、送りローラ対23で
現像処理部24へ送られる。この現像処理部24では、カラ
ーペーパー18を各処理槽に通して写真処理し、最後にカ
ッター25で1コマずつに切断してからトレイ26に排出す
る。
前記CRT1とレンズターレット6との間にはミラー30が
軸30aで回転自在に設けられており、ネガ像の読取り時
にはミラー駆動部31によって、焼付光路9に45度の角度
で挿入され、CRT1からの光を取り出してモニタ光路32に
導く。また、写真焼付時には、焼付光路9から退避され
て二点鎖線で示したような位置にセットされる。なお、
このミラー30の代わりにハーフミラーを用いてもよく、
この場合は焼付光路9に常時挿入されている。
シェーディング検定時には、プリントすべきネガ像が
CRT1から放出されたフライングスポット光で照明され
る。このネガ像を透過したフライングスポット光は、ミ
ラー30で取り出され、集光レンズ33を経て受光部例えば
光電子増倍管(フォトマル)34に入射し、ここで光電変
換される。この光電変換時に、三色分解測光を行なうた
めに、モニタ光路32に測光用の赤色,緑色,青色の各色
フイルタ35〜37が配置されており、フイルタ駆動部38で
三原色フイルタ35〜37がモニタ光路32に順次挿入され、
三色面順次撮像が行なわれる。なお、光電子増倍管34,
色フイルタ35〜37を省略し、代わりにカラーTVカメラを
使用してもよい。この場合に、フリッカーの影響を除く
ために、フレーム蓄積モードを備えたカラーTVカメラを
使用するのがよい。
前記光電子増倍管34から出力された時系列の画像信号
は、増幅器40で増幅されてからA/D変換器41に送られ
る。このA/D変換器41は、各色の画像信号をデジタル変
換してから、セレクタ42を介してフレームメモリ部43に
送る。このフレームメモリ部43は、赤色,緑色,青色の
画像信号をそれぞれ記憶する3つのフレームメモリ43a,
43b,43cで構成されており、セレクタ42で指定されたフ
レームメモリに画像信号が書き込まれる。
CRTコントローラ44は、撮像時にドライバ46に同期信
号を送るとともに、CRT1のラスタ走査点の位置に対応す
るアドレス信号を作成し、これをフレームメモリ部43に
送出する。このフレームメモリ部43はアドレス信号に従
って、送られてくる画像信号の書込みを行う。このフレ
ームメモリ部43に書き込まれた三色の画像信号は、書込
み終了後に所定の周期で繰り返し読み出されて画像処理
部47に送られる。
前記画像処理部47は、色補正,階調補正,ネガ・ポジ
反転,D/A変換等を行う。この画像処理された信号は、ド
ライバ48に送られる。このドライバ48は、例えばカラー
CRTからなるモニタ49にプリントすべきネガ像をカラー
ポジ像として表示する。なお、カラーリバーサルフイル
ムを撮像する場合は、画像処理部47においてネガ・ポジ
反転を行なわない。
第1発光パターン記憶部52は、写真撮影時に発生し、
ネガ像に記録されているシェーディングを補正するため
に、シェーディング原因に対応した各種の発光パターン
のデータが記憶されている。この実施例では、フレーム
メモリ52aには、シェーディングが殆ど無視しえるネガ
像に対して用いられる発光パターンのデータが記憶され
ている。フレームメモリ52bには、ストロボ光の周辺光
量の不足に基づくシェーディングを補正するための発光
パターンのデータが記憶されている。また、フレームメ
モリ52cには、撮影レンズの周辺減光に基づくシェーデ
ィングを補正するための発光パターンのデータが記憶さ
れている。これらの発光パターンは、多数のネガ像から
シェーディングを調べることで作成することができる。
第2発光パターン記憶部53は、写真焼付系のシェーデ
ィングを補正するために、各焼付レンズの種類毎に発光
パターンのデータが記憶されている。この実施例では、
フレームメモリ53aに焼付レンズ7の発光パターンのデ
ータが記憶されており、メモリ53bに焼付レンズ8の発
光パターンのデータが記憶されている。
前記写真焼付系のシェーディングを補正するための発
光パターンのデータは、例えば次のようにして作成され
る。素抜けネガ(ネガ像が写っていないネガフイルム)
又は濃度が均一なフイルムを使用し、各画素の発光デー
タを同じ値とした発光パターンでCRTを発光させて照明
する。この状態で測定すべき焼付レンズを用いて写真焼
付を行なう。得られたプリント写真の全画面について濃
度ムラを測定し、これを是正するような発光データを求
める。このようにして各種の焼付レンズに対するシェー
ディング補正のための発光パターンを決定する。なお、
CRT1にも発光輝度にバラツキがあり、これもシェーディ
ングの原因となるが、上記のように写真焼付を行なって
発光パターンを決定すると、CRT1のシェーディングも同
時に測定されるため、両者のシェーディングを同時に補
正することができる。なお、同じ種類のCRTであって
も、器差によって僅かであるがシェーディングの程度が
異なるから、個々の写真焼付機毎にテストプリントを行
い、発光パターンを決定するのがよい。
シェーディング検定時には、焼付レンズのシェーディ
ングを補正した状態でCRT1を発光させると、正しい判定
を行なうことができない。そこで、このシェーディング
検定時には、CRT1と集光レンズ33によるシェーディング
を補正するための発光パターンのデータを記憶したフレ
ームメモリ54が用いられる。なお各フレームメモリに記
入した曲線は、1本の走査線についての発光輝度を示す
ものである。
前記第1発光パターン記憶部52と、第2発光パターン
記憶部53は、CRTコントローラ44によってアドレスが指
定され、各画素の発光データが読み出され、そして模式
的に表したセレクタ56,57にそれぞれ送られる。これら
のセレクタ56,57で選択された発光パターンは、加算器5
8に送られて加算され、写真焼付時に写真撮影系と写真
焼付系のシェーディングを補正するための発光パターン
が作成される。この加算部58で加算された発光データ
は、D/A変換器59でアナログ信号に変換されてからドラ
イバ46に送られ、加算された発光データに応じてCRT1が
発光する。
キーボード62は、検定キー63,プリント開始キー64,第
1発光パターン記憶部52の発光パターンを選択する複数
のパターン選択キー65a〜65c,レンズ選択キー66等が設
けられている。CPU67は、モータ10,露光用のフイルタ駆
動部15,シャッタ駆動部17,ミラー駆動部31,測光用のフ
イルタ駆動部38,セレクタ42,CRTコントローラ44,画像処
理部47,セレクタ56及び57,現像処理部24,カラーペーパ
ー給送系(図示せず)等をシーケンス制御する。
次に、第2図のタイムチャートを参照して、上記構成
の写真焼付機の作用について説明する。まず、フイルム
デッキ2の上にカラーネガフイルム3をセットしてか
ら、焼付倍率に応じてレンズ選択キー66を操作して使用
する焼付レンズを選択する。このレンズ選択キー66が操
作されると、モータ10によってレンズターレット6が回
転して、所望の焼付レンズ例えば7が選択されて焼付光
路9に挿入される。これとともに、セレクタ57が切り換
えられて、CRT1及び焼付レンズ7のシェーディングを補
正するための発光パターンを記憶したフレームメモリ53
aに接続される。
シェーディング検定を行なう場合には、まず検定キー
63を操作して、検定モードを開始すべきことをCPU67に
指示する。このCPU67は、ミラー駆動部31を作動させて
ミラー30を焼付光路9に挿入する。これと同時に、セレ
クタ57をフレームメモリ54に接続する。この後に例えば
パターン選択キー65aを操作すると、セレクタ56はフレ
ームメモリ52a側に切り換わる。CRTコントローラ44は、
アドレス信号をフレームメモリ52a,54に送って、これら
に記憶されている発光データを順次読み出す。これらの
フレームメモリ52a,54から読み出された発光データは、
加算器58で同じ画素毎に加算されてから、D/A変換器59
に送られる。このD/A変換器59は、発光データをデジタ
ル信号に変換してからドライバ46に送る。このドライバ
46は、CRTコントローラ44からの同期信号でフライング
スポット光を偏向走査するとともに、発光データに応じ
てフライングスポット光の輝度を制御する。
前記ネガ像がCRT1のフライングスポット光で走査され
ている間に、三色面順次撮像が行われる。この撮像時に
は、最初に例えば測光用の赤色フイルタ35が検定光路32
に挿入され、これとともにセレクタ42が接点aに接続さ
れる。ネガ像を透過したフライングスポット光は、ミラ
ー30によってモニタ光路32に導かれ、集光レンズ33,赤
色フイルタ35を経て光電子増倍管34に入射する。この光
電子増倍管34は、入射した赤色光を光電変換し、時系列
信号として出力する。この時系列信号は増幅器40で増幅
された後、A/D変換器41でデジタル信号に変換され、セ
レクタ42で選択されたフレームメモリ43aに送られる。C
RTコントローラ44は、CRT1が発光するラスタ走査点の位
置に対応するアドレス信号をフレームメモリ部43に送る
から、フレームメモリ43aは、このアドレス信号にした
がって、1フレームの赤色の画像信号に書き込む。
次に、測光用の赤色フイルタ35に代わって、緑色フイ
ルタ36がモニタ光路32に挿入され、ミラー30で導かれた
CRT1のフライングスポット光が、緑色フイルタ36を透過
して光電子増倍管34に入射する。この光電子増倍管34
は、緑色画像に対応した時系列信号を出力し、増幅器4
0,A/D変換器41を経て、セレクタ42で選択されたフレー
ムメモリ43bに書き込む。引き続いて青色フイルタ37に
よる青色の画像信号の取込みが行われる。
三色面順次撮像が終了すると、CPU67は、フレームメ
モリ部43に記憶された各色の画像信号を読み出し、これ
を画像処理部47に送る。この画像処理部47は、色補正,
階調補正,ネガーポジ反転,D/A変換等の画像処理を施し
てからドライバ48に送る。このドライバ48により、モニ
タ49にポジのカラー画像が表示されるから、これを観察
して写真焼付系のシェーディング補正の状態を観察す
る。
次に、キーボード62のパターン選択キー65bを操作
し、フレームメモリ52bの発光パターンに、フレームメ
モリ54の発光パターンを重畳した発光パターンでCRT1を
発光させる。この発光パターンで照明されたネガ像を撮
像してモニタ49に表示し、これを観察して写真焼付系の
シェーディング補正の状態を観察する。
引き続いてパターン選択キー65cを操作し、フレーム
メモリ52cに記憶させた発光パターンに応じて、CRT1を
発光させてネガ像を照明する。この状態で撮像して、シ
ェーディングを補正した状態をモニタ49に表示する。
前述したように、予め用意された3種類の発光パター
ンを用いて、シェーディング補正が最適な発光パターン
を決定し、この決定した発光パターンの選択キー例えば
65bを操作する。このパターン選択キー65bが操作される
と、セレクタ56がフレームメモリ52bに接続される。
発光パターンの選択後に、プリント開始キー64を操作
すると、CPU67はミラー駆動部31を作動させてミラー30
を焼付光路9から退避させ、またセレクタ57をフレーム
メモリ53a側に切り換える。CRTコントローラ44は、焼付
レンズ7とCRT1のシェーディングを補正するための発光
データをフレームメモリ53aから読み出すとともに、フ
レームメモリ52aから写真撮影系のシェーディングを補
正するための発光データを読み出す。これらの発光デー
タは、加算器58で加算されるため、2種類の発光パター
ンを加算した状態でCRT1が発光してネガ像を照明する。
前記CRT1がネガ像を照明している期間に、露光用の赤
色フイルタ12が焼付光路9に挿入され、その直後に赤色
露光量に応じた時間だけシャッタ16が開くために、焼付
レンズ7によりネガ像がカラーペーパー18に結像され、
これに赤色画像が焼き付けられる。
赤色画像の露光後に、シャッタ16が閉じられ、その間
に赤色フイルタ12が退避し、代わって緑色フイルタ13が
挿入される。この直後に、シャッタ16が開くために、緑
色画像がカラーペーパー18に焼き付けられる。最後に青
色フイルタ14を用いて青色画像をカラーペーパー18に焼
き付ける。この三色面順次露光方式により、カラーネガ
フイルム3に写っているネガ像がカラーペーパー18に焼
き付けられる。この写真焼付が終了すると、未露光のカ
ラーペーパー18が引き出されて露光位置にセットされ、
露光済み部分が送りローラ対23で現像処理部24に送ら
れ、ここでループ状にストックされる。
以下、同様にして1コマずつシェーディング検定と写
真焼付とを行い、カラーペーパー18に複数のネガ像を焼
き付ける。そして、所定コマ数が焼き付けられると、カ
ッター22が作動して露光済み部分を短尺状に切り離す。
この短尺状のカラーペーパー18は、現像処理部24内に設
置した各処理槽を通されて写真処理された後、カッター
25で1コマずつ切断されてからトレイ26に排出される。
焼付倍率を変換するために、別の焼付レンズ8を選択
すると、レンズターレット6が回転して、焼付レンズ8
が焼付光路9に挿入される。この焼付レンズ8を選択し
た場合には、写真焼付時にフレームメモリ53bから発光
データが読み出され、第1発光パターン記憶部52から読
み出した発光パターンに加算される。
前記実施例では、写真撮影系のシェーディングを補正
したカラー画像を順次表示しているが、これらの画像を
嵌込み合成してモニタに表示してもよい。こうすると、
シェーディング補正が異なった複数のカラー画像を同時
に観察することができるから、発光パターンの選択が容
易となる。また、レンズターレット6とカラーペーパー
18との間に、フライングスポット光を取り出すためのミ
ラー30を配置してもよい。この場合には、1個の発光パ
ターン記憶部を用い、第1発光パターン記憶部52と第2
発光パターン記憶部53に記憶された2種類の発光パター
ンを加算したものを記憶させておくことができる。
更に、本発明は、測光用のフイルタ35〜37を省略し、
シェーディング検定時に白黒画像をモニタ49に表示して
もよい。また、本発明は、カラーポジフイルムや白黒フ
イルムに対しても利用することができるものである。更
にまた、フイルムデッキ2がCRT1のすぐ上にセットされ
ているが、CRT1とフイルムデッキ2との間に、角錐台形
をした拡散箱や集光レンズ等を配置してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明は、写真撮影系のシ
ェーディングを補正するために複数の発光パターンを用
意しておき、これらの発光パターンで照明された画像を
モニタに表示し、このモニタを観察してシェーディング
補正が最適な発光パターンを選択し、この発光パターン
を用いて画像を感光材料に焼き付けるようにしたから、
個々の画像に記録された写真撮影系のシェーディングを
簡単に補正して画質の向上を図ることができる。すなわ
ち、撮影時に発生する代表的なシェーディングパターン
に対応したシェーディング補正パターンを用意したか
ら、選ばれたシェーディング補正パターンによる補正の
過不足をモニタを見ながら確認することで、実用上充分
なシェーディング補正が行えるようになる。特に、撮影
時のシェーディング状態はプリント時には正確には判ら
ない場合が多く、このような場合であっても、選択した
シェーディング補正パターンによる補正の過不足をモニ
タを見ながら確認することが可能になるため、写真フイ
ルムの画像に含まれる撮影時のシェーディングを確実に
しかも容易に補正することができる。
また、写真撮影系のシェーディングを補正するための
発光パターンと、写真焼付系のシェーディングを補正す
るための発光パターンを加算した発光パターンでCRTを
発光させて写真焼付を行なうようにしたから、2種類の
シェーディングを同時に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真焼付機の一例を示す概略図であ
る。 第2図は写真焼付機の各部の作動を示すタイムーチャー
トである。 1……CRT 3……カラーネガフイルム 6……レンズターレット 7,8……焼付レンズ 18……カラーペーパー 30……ミラー 34……光電子増倍管 49……モニタ 52……第1発光パターン記憶部 53……第2発光パターン記憶部 63……検定キー 64……プリント開始キー 65a〜65c……パターン選択キー 66……レンズ選択キー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フイルムをCRTで照明して画像を感光
    材料に焼き付ける写真焼付機において、 前記写真フイルムの画像を撮像する手段と、この撮像し
    た画像をモニタに表示する手段と、写真フイルムの画像
    に含まれているシェーディングを補正する複数の発光パ
    ターンのデータを記憶した発光パターン記憶部と、これ
    らの発光パターンの1つを選択する手段と、この選択さ
    れた発光パターンでCRTの発光を制御する手段と、シェ
    ーディング検定時に前記選択手段で選択された発光パタ
    ーンを用いて照明した画像をモニタに表示し、このモニ
    タの観察によりシェーディング補正が最適な発光パター
    ンを決定させ、この決定された発光パターンにより写真
    焼付を行う制御部とを備えたことを特徴とするシェーデ
    ィング補正装置。
  2. 【請求項2】前記撮像手段は、CRTから放射され写真フ
    イルムを透過したスポット光を取り出すミラーと、この
    ミラーで取り出したスポット光を受光して光電変換する
    受光部とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のシェーディング補正装置。
  3. 【請求項3】前記撮像手段は、フレーム蓄積型のテレビ
    カメラであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のシェーディング補正装置。
  4. 【請求項4】写真フイルムと感光材料との間に焼付レン
    ズを交換可能に配置し、CRTで照明された写真フイルム
    の画像を感光材料に焼き付ける写真焼付機において、 前記写真フイルムの画像を撮像する手段と、この撮像し
    た画像をモニタに表示する手段と、写真フイルムの画像
    に含まれているシェーディングを補正する複数の写真撮
    影系シェーディング補正用発光パターンのデータを記憶
    する第1の発光パターン記憶部と、これらの写真撮影系
    シェーディング補正用発光パターンの1つを選択する第
    1の選択手段と、焼付レンズのシェーディングを補正す
    るために焼付レンズ毎に用意された写真焼付系シェーデ
    ィング補正用発光パターンのデータを記憶する第2の発
    光パターン記憶部と、使用する焼付レンズに対応した写
    真焼付系シェーディング補正用発光パターンを選択する
    第2の選択手段と、第1の発光パターン記憶部と第2の
    発光パターン記憶部とから読み出したデータとを演算す
    る演算部と、この演算結果のデータでCRTの発光を制御
    する手段と、シェーディング検定時には各写真撮影系シ
    ェーディング補正用発光パターンを用いて照明した画像
    をモニタに表示し、このモニタの観察によりシェーディ
    ング補正が最適な写真撮影系シェーディング補正用発光
    パターンを決定させ、この決定された写真撮影系シェー
    ディング補正用発光パターンと写真焼付系シェーディン
    グ補正用発光パターンとに応じてCRTの発光を制御して
    写真焼付を行う制御部とを備えたことを特徴とするシェ
    ーディング補正装置。
  5. 【請求項5】前記撮像手段は、CRTから放射され写真フ
    イルムを透過したスポット光を取り出すミラーと、この
    ミラーで取り出したスポット光を受光して光電変換する
    受光部とからなることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載のシェーディング補正装置。
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