JPH0873678A - 青果物流通用シートパレット - Google Patents
青果物流通用シートパレットInfo
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- JPH0873678A JPH0873678A JP23432894A JP23432894A JPH0873678A JP H0873678 A JPH0873678 A JP H0873678A JP 23432894 A JP23432894 A JP 23432894A JP 23432894 A JP23432894 A JP 23432894A JP H0873678 A JPH0873678 A JP H0873678A
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- JP
- Japan
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- ethylene
- copolymer
- weight
- polymer
- olefin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用中常に清浄に保つことができ、かつ、野
菜や果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑
色の液汁が付着しても変色や褪色を起こしたり、見苦し
く不快な外観を呈することのない青果物流通用シートパ
レットを提供する。 【構成】 プロピレン系重合体を主成分とするオレフィ
ン系樹脂、黄緑色系顔料その他の添加剤からなる組成物
をシート状に成形したシートパレット。
菜や果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑
色の液汁が付着しても変色や褪色を起こしたり、見苦し
く不快な外観を呈することのない青果物流通用シートパ
レットを提供する。 【構成】 プロピレン系重合体を主成分とするオレフィ
ン系樹脂、黄緑色系顔料その他の添加剤からなる組成物
をシート状に成形したシートパレット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に青果物流通用に好適
なシートパレットに関するものである。さらに詳しく
は、オレフィン系樹脂に特定の顔料を含む添加剤を配合
したオレフィン系樹脂組成物をシート状に成形してなる
青果物流通用シートパレットに関するものである。ま
た、該オレフィン系樹脂は、プロピレン系重合体に高密
度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂および/または
ゴム状物質、超低密度ポリエチレン等のような密度が
0.86から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体からなる軟質成分を配合することによっ
て、耐寒性、耐候性、耐紫外線性などの物性を改善した
青果物流通用シートパレットに関するものである。
なシートパレットに関するものである。さらに詳しく
は、オレフィン系樹脂に特定の顔料を含む添加剤を配合
したオレフィン系樹脂組成物をシート状に成形してなる
青果物流通用シートパレットに関するものである。ま
た、該オレフィン系樹脂は、プロピレン系重合体に高密
度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂および/または
ゴム状物質、超低密度ポリエチレン等のような密度が
0.86から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体からなる軟質成分を配合することによっ
て、耐寒性、耐候性、耐紫外線性などの物性を改善した
青果物流通用シートパレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の省資源化に伴って、貨物の流通分
野においても、従来の木製パレットやプラスチック製パ
レット等の代わりに、軽量で取扱いの簡便なシートパレ
ットを利用するシステムが急速に普及しつつある。この
シートパレットは、合成樹脂を主たる材料として作製
し、(イ)耐水性、耐油性、耐薬品性、強度、耐熱性、
耐衝撃性などに優れ、繰り返し使用が可能であり、洗浄
ができること、(ロ)保管のためのスペースが節約でき
ること、(ハ)安価であること、(ニ)場合により回収
を省略できること、(ホ)製作が容易であること、
(ヘ)荷役作業の能率を向上し得ることなどの幾多の利
点を有し、その材料組成およびシートの形状や構造、物
性などを改良した種々のものが提案されている。
野においても、従来の木製パレットやプラスチック製パ
レット等の代わりに、軽量で取扱いの簡便なシートパレ
ットを利用するシステムが急速に普及しつつある。この
シートパレットは、合成樹脂を主たる材料として作製
し、(イ)耐水性、耐油性、耐薬品性、強度、耐熱性、
耐衝撃性などに優れ、繰り返し使用が可能であり、洗浄
ができること、(ロ)保管のためのスペースが節約でき
ること、(ハ)安価であること、(ニ)場合により回収
を省略できること、(ホ)製作が容易であること、
(ヘ)荷役作業の能率を向上し得ることなどの幾多の利
点を有し、その材料組成およびシートの形状や構造、物
性などを改良した種々のものが提案されている。
【0003】従来提案されているシートパレットについ
ては、耐水性、耐油性、耐薬品性、強度、耐熱性、耐衝
撃性などの基本的性状については一応満足し得るものが
提供されている。しかし、近年は物流がより多様化し、
シートパレットの使用範囲が多岐の物品に及び、煩雑な
作業が激増するに従い物品の用途毎の識別化(分別化)
や物流システムのサイクル中のリサイクル性、シートパ
レット物性の均一化などを図ることにより作業性を向上
させることが要求され、特定の用途毎に専用的に供する
シートパレットの開発が要望されている。このようなシ
ートパレットを提供するためには、更に種々の点につい
て改良を加える必要がある。また、一定の類似した性状
の貨物を定常的に取扱うような場合には、それぞれの荷
役現場の作業により適合したシートパレットを使用する
ことが望ましい。
ては、耐水性、耐油性、耐薬品性、強度、耐熱性、耐衝
撃性などの基本的性状については一応満足し得るものが
提供されている。しかし、近年は物流がより多様化し、
シートパレットの使用範囲が多岐の物品に及び、煩雑な
作業が激増するに従い物品の用途毎の識別化(分別化)
や物流システムのサイクル中のリサイクル性、シートパ
レット物性の均一化などを図ることにより作業性を向上
させることが要求され、特定の用途毎に専用的に供する
シートパレットの開発が要望されている。このようなシ
ートパレットを提供するためには、更に種々の点につい
て改良を加える必要がある。また、一定の類似した性状
の貨物を定常的に取扱うような場合には、それぞれの荷
役現場の作業により適合したシートパレットを使用する
ことが望ましい。
【0004】例えば、農協等においては、生産地、卸元
等と消費地との間の貨物輸送等によるシートパレットを
用いた一貫パレチゼーションが推奨され、米穀、肥料、
その他多くの貨物の運搬も、物流システムのサイクル機
構中でシートパレットの循環使用システムの確立が望ま
れている。一方、青果物の物流システムにおいても、同
様にシートパレットの循環使用システムの確立が望まれ
ている。青果物の物流システムにおける定常的な運搬業
務では、馬鈴薯、玉葱、蜜柑、メロン、切花等の野菜や
果物等が入った貨物を扱うので、シートパレットは常に
清潔に保つ必要があることは勿論、野菜や果物の液汁が
付着し難く、かつ黄色や緑色の液汁が付着しても、シー
トパレットの変色、褪色や汚損した外観を呈することな
く、洗浄が可能で快適に使用し得るものが要求されてい
る。そのため、青果物用のシートパレットが、これら他
の貨物用のシートパレットと混合しても、青果物用とし
て一目で判別され、分別し易いことが望まれる。このこ
とは作業上の取扱いを容易にし、作業性を向上させるこ
とになる。また、同時に黄色、緑色、黄緑色などのシー
トパレットは、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメー
ジが合致しており、実用上好適でもある。
等と消費地との間の貨物輸送等によるシートパレットを
用いた一貫パレチゼーションが推奨され、米穀、肥料、
その他多くの貨物の運搬も、物流システムのサイクル機
構中でシートパレットの循環使用システムの確立が望ま
れている。一方、青果物の物流システムにおいても、同
様にシートパレットの循環使用システムの確立が望まれ
ている。青果物の物流システムにおける定常的な運搬業
務では、馬鈴薯、玉葱、蜜柑、メロン、切花等の野菜や
果物等が入った貨物を扱うので、シートパレットは常に
清潔に保つ必要があることは勿論、野菜や果物の液汁が
付着し難く、かつ黄色や緑色の液汁が付着しても、シー
トパレットの変色、褪色や汚損した外観を呈することな
く、洗浄が可能で快適に使用し得るものが要求されてい
る。そのため、青果物用のシートパレットが、これら他
の貨物用のシートパレットと混合しても、青果物用とし
て一目で判別され、分別し易いことが望まれる。このこ
とは作業上の取扱いを容易にし、作業性を向上させるこ
とになる。また、同時に黄色、緑色、黄緑色などのシー
トパレットは、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメー
ジが合致しており、実用上好適でもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に記載
したような状況に鑑み、シートパレットの材料組成を検
討することにより、従来のようなシートパレットの性状
を維持し、安価でかつ、色彩、色相が鮮明であり、青果
物を扱う作業環境と色彩的にイメージが合致し、野菜や
果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑色の
液汁、押出成形加工の熱履歴による樹脂劣化や色の変色
や褪色が生ぜず、不快な外観を呈することがなく、しか
もリサイクル性や貨物の識別化を容易にし、作業性を向
上させた青果物流通用シートパレットを提供することを
目的とするものである。また、本発明の他の目的は、シ
ートパレットの材料組成を改良することによって、表面
の性状や機械的強度、耐寒性などをさらに向上させた青
果物流通用シートパレットを提供するものである。さら
に他の目的は、タブ折曲げ部の白化、紫外線や太陽光に
よる樹脂劣化や色の変色や褪色などが生じ難く、加工時
におけるメヤニの発生、焼け樹脂あるいは金型の腐食等
を防止した青果物流通用シートパレットを提供するもの
である。
したような状況に鑑み、シートパレットの材料組成を検
討することにより、従来のようなシートパレットの性状
を維持し、安価でかつ、色彩、色相が鮮明であり、青果
物を扱う作業環境と色彩的にイメージが合致し、野菜や
果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑色の
液汁、押出成形加工の熱履歴による樹脂劣化や色の変色
や褪色が生ぜず、不快な外観を呈することがなく、しか
もリサイクル性や貨物の識別化を容易にし、作業性を向
上させた青果物流通用シートパレットを提供することを
目的とするものである。また、本発明の他の目的は、シ
ートパレットの材料組成を改良することによって、表面
の性状や機械的強度、耐寒性などをさらに向上させた青
果物流通用シートパレットを提供するものである。さら
に他の目的は、タブ折曲げ部の白化、紫外線や太陽光に
よる樹脂劣化や色の変色や褪色などが生じ難く、加工時
におけるメヤニの発生、焼け樹脂あるいは金型の腐食等
を防止した青果物流通用シートパレットを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
に沿って鋭意検討を行なった結果、プロピレン系重合体
に特定の顔料を含む添加剤を配合した樹脂組成物により
シートパレットを形成することにより、上記の目的に適
合した青果物流通用シートパレットを製作できることを
見出し、本発明を完成するに至ったものである。すなわ
ち、本発明の青果物流通用シートパレットは、従来のシ
ートパレットに遜色ない物性を維持し、かつ押出加工時
の熱履歴による樹脂劣化や紫外線、太陽光による経時的
色の変色や褪色などが生じ難く、黄緑色系の鮮明な色彩
と色相の持続と、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメ
ージが合致し、青果物の荷役作業の環境によく適合する
ものである。
に沿って鋭意検討を行なった結果、プロピレン系重合体
に特定の顔料を含む添加剤を配合した樹脂組成物により
シートパレットを形成することにより、上記の目的に適
合した青果物流通用シートパレットを製作できることを
見出し、本発明を完成するに至ったものである。すなわ
ち、本発明の青果物流通用シートパレットは、従来のシ
ートパレットに遜色ない物性を維持し、かつ押出加工時
の熱履歴による樹脂劣化や紫外線、太陽光による経時的
色の変色や褪色などが生じ難く、黄緑色系の鮮明な色彩
と色相の持続と、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメ
ージが合致し、青果物の荷役作業の環境によく適合する
ものである。
【0007】更に、高密度ポリエチレン等のエチレン重
合体またはエチレン共重合体および/またはゴム状物質
や超低密度ポリエチレンなどの軟質成分を特定の割合で
さらに配合することによって、シートパレットの機械的
強度、耐寒性などの物性をさらに向上させることができ
る。
合体またはエチレン共重合体および/またはゴム状物質
や超低密度ポリエチレンなどの軟質成分を特定の割合で
さらに配合することによって、シートパレットの機械的
強度、耐寒性などの物性をさらに向上させることができ
る。
【0008】すなわち本発明の請求項1は、プロピレン
系重合体を主成分とするオレフィン系樹脂に、該樹脂1
00重量部に対して0.02〜1重量部黄緑色系顔料を
含有する添加剤を配合した組成物をシート状に成形して
なる青果物流通用シートパレットである。
系重合体を主成分とするオレフィン系樹脂に、該樹脂1
00重量部に対して0.02〜1重量部黄緑色系顔料を
含有する添加剤を配合した組成物をシート状に成形して
なる青果物流通用シートパレットである。
【0009】本発明の請求項2は、前記プロピレン系重
合体を主成分とするオレフィン系樹脂が、(A)プロピ
レン系重合体50重量%以上、および(B)密度が0.
91から0.97g/cm3のエチレン重合体、エチレンとα
−オレフィンとの共重合体、エチレン−ビニルエステル
共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸またはその誘導
体との共重合体からなる群から選択される少なくとも1
種のエチレン重合体またはエチレン共重合体50重量%
以下、または(C)ゴム状物質および/または密度が
0.86から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体40重量%以下からなる組成物である前記
青果物流通用シートパレットである。
合体を主成分とするオレフィン系樹脂が、(A)プロピ
レン系重合体50重量%以上、および(B)密度が0.
91から0.97g/cm3のエチレン重合体、エチレンとα
−オレフィンとの共重合体、エチレン−ビニルエステル
共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸またはその誘導
体との共重合体からなる群から選択される少なくとも1
種のエチレン重合体またはエチレン共重合体50重量%
以下、または(C)ゴム状物質および/または密度が
0.86から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体40重量%以下からなる組成物である前記
青果物流通用シートパレットである。
【0010】本発明の請求項3は、前記プロピレン系重
合体を主成分とするオレフィン系樹脂が、(A)プロピ
レン系重合体50重量%以上、(B)密度が0.91か
ら0.97g/cm3のエチレン重合体、エチレンとα−オレ
フィンとの共重合体、エチレン−ビニルエステル共重合
体、エチレンと不飽和カルボン酸またはその誘導体との
共重合体からなる群から選択される少なくとも1種のエ
チレン重合体またはエチレン共重合体50重量%以下、
および(C)ゴム状物質および/または密度が0.86
から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共重
合体40重量%以下からなる組成物である前記青果物流
通用シートパレットである。
合体を主成分とするオレフィン系樹脂が、(A)プロピ
レン系重合体50重量%以上、(B)密度が0.91か
ら0.97g/cm3のエチレン重合体、エチレンとα−オレ
フィンとの共重合体、エチレン−ビニルエステル共重合
体、エチレンと不飽和カルボン酸またはその誘導体との
共重合体からなる群から選択される少なくとも1種のエ
チレン重合体またはエチレン共重合体50重量%以下、
および(C)ゴム状物質および/または密度が0.86
から0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共重
合体40重量%以下からなる組成物である前記青果物流
通用シートパレットである。
【0011】本発明の請求項4は、前記添加剤に、さら
に白色顔料を加えてなる青果物流通用シートパレットで
ある。
に白色顔料を加えてなる青果物流通用シートパレットで
ある。
【0012】本発明は請求項5は、前記添加剤に、さら
に耐候剤および/または酸化防止剤を加えてなる青果物
流通用シートパレットである。
に耐候剤および/または酸化防止剤を加えてなる青果物
流通用シートパレットである。
【0013】本発明の請求項6は、前記添加剤に、さら
に滑剤を加えてなる青果物流通用シートパレットであ
る。
に滑剤を加えてなる青果物流通用シートパレットであ
る。
【0014】本発明において使用するA成分のプロピレ
ン系重合体の例としては、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンを主成分とする他のα−オレフィンとの共重合体
およびこれらの混合物などが挙げられる。より具体的に
は、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチ
ックポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロック共
重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロ
ピレン−1−ブテン共重合体等を使用することができ
る。これらの中でも、単独で耐寒性、耐衝撃性等の物性
バランスのよいプロピレン−エチレンブロック共重合体
が特に好ましい。上記共重合体のプロピレン含量は、少
なくとも60重量%以上であることが好ましい。また、
上記プロピレン系重合体のメルトフローレート(以下
「MFR」という)は0.1〜10g/10分、好まし
くは0.5〜5g/10分の範囲にすることが、剛性、
耐熱性などを維持するために望ましい。MFRが0.1
g/10分未満では溶融樹脂の流動性が悪く、良好なシ
ート状の成形物が得られ難く、かつ生産性が低下する。
また、MFRが10g/10分を超える場合には、シー
トパレットの強度、その他の物性が低下する懸念がある
ので好ましくない。
ン系重合体の例としては、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンを主成分とする他のα−オレフィンとの共重合体
およびこれらの混合物などが挙げられる。より具体的に
は、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチ
ックポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロック共
重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロ
ピレン−1−ブテン共重合体等を使用することができ
る。これらの中でも、単独で耐寒性、耐衝撃性等の物性
バランスのよいプロピレン−エチレンブロック共重合体
が特に好ましい。上記共重合体のプロピレン含量は、少
なくとも60重量%以上であることが好ましい。また、
上記プロピレン系重合体のメルトフローレート(以下
「MFR」という)は0.1〜10g/10分、好まし
くは0.5〜5g/10分の範囲にすることが、剛性、
耐熱性などを維持するために望ましい。MFRが0.1
g/10分未満では溶融樹脂の流動性が悪く、良好なシ
ート状の成形物が得られ難く、かつ生産性が低下する。
また、MFRが10g/10分を超える場合には、シー
トパレットの強度、その他の物性が低下する懸念がある
ので好ましくない。
【0015】前記B成分のエチレン重合体またはエチレ
ン共重合体は、(B1)チーグラー系触媒、フイリップ
ス触媒、カミンスキー触媒あるいは高圧ラジカル重合等
によるエチレン単独重合体またはエチレンとα−オレフ
ィンとの共重合体であり、例えば、密度0.94g/cm3以
上のエチレン単独重合体、またエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合体としては、中・高密度ポリエチレンある
いはエチレンとプロピレン、ブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1、ヘキセン−1等のα−オレフィンとの共重
合体またはそれらの混合物等が挙げられる。
ン共重合体は、(B1)チーグラー系触媒、フイリップ
ス触媒、カミンスキー触媒あるいは高圧ラジカル重合等
によるエチレン単独重合体またはエチレンとα−オレフ
ィンとの共重合体であり、例えば、密度0.94g/cm3以
上のエチレン単独重合体、またエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合体としては、中・高密度ポリエチレンある
いはエチレンとプロピレン、ブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1、ヘキセン−1等のα−オレフィンとの共重
合体またはそれらの混合物等が挙げられる。
【0016】また、(B2)密度0.94g/cm3以下の低
密度ポリエチレンとしては、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、高圧法低密度ポリエチレン(HpLD
PE)またはそれらの混合物が挙げられる。
密度ポリエチレンとしては、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、高圧法低密度ポリエチレン(HpLD
PE)またはそれらの混合物が挙げられる。
【0017】(B3)エチレン−ビニルエステル共重合
体の例としては、エチレンを主成分とするプロピオン酸
ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビ
ニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフ
ルオロ酢酸ビニルなどのビニルエステル単量体との共重
合体であり、特に好ましいものとして酢酸ビニルを挙げ
ることができる。
体の例としては、エチレンを主成分とするプロピオン酸
ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビ
ニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフ
ルオロ酢酸ビニルなどのビニルエステル単量体との共重
合体であり、特に好ましいものとして酢酸ビニルを挙げ
ることができる。
【0018】(B4)エチレンと不飽和カルボン酸また
はその誘導体との共重合体としては、エチレンを主成分
とする、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸な
どの不飽和カルボン酸類;アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル
酸-n-ブチル、メタクリル酸-n-ブチル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステア
リル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメチル
エステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸
ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステルなどの
不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体との共重合体
などであり、特に好ましいものとしてはアクリル酸エチ
ルが挙げられる。上記エチレン重合体またはエチレン共
重合体のMFRは0.05〜50g/10分、好ましく
は0.1〜10g/10分の範囲が、前記ポリプロピレ
ン系重合体との相溶性を向上させ得る点で好ましい。
はその誘導体との共重合体としては、エチレンを主成分
とする、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸な
どの不飽和カルボン酸類;アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル
酸-n-ブチル、メタクリル酸-n-ブチル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステア
リル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメチル
エステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸
ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステルなどの
不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体との共重合体
などであり、特に好ましいものとしてはアクリル酸エチ
ルが挙げられる。上記エチレン重合体またはエチレン共
重合体のMFRは0.05〜50g/10分、好ましく
は0.1〜10g/10分の範囲が、前記ポリプロピレ
ン系重合体との相溶性を向上させ得る点で好ましい。
【0019】本発明におけるC成分の(C1)ゴム状物
質としては、エチレン−プロピレン・ランダム共重合体
ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン・ランダム共重合
体ゴム、天然ゴム、イソブテンゴム、ブタジエンゴム、
1,2−ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン・ラン
ダム共重合体ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、
スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロック共重合体ゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共重合
体ゴム等である。これらは単独でも混合物でも使用でき
る。
質としては、エチレン−プロピレン・ランダム共重合体
ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン・ランダム共重合
体ゴム、天然ゴム、イソブテンゴム、ブタジエンゴム、
1,2−ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン・ラン
ダム共重合体ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、
スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロック共重合体ゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共重合
体ゴム等である。これらは単独でも混合物でも使用でき
る。
【0020】これらの中でも、エチレン−プロピレン−
ジエン・ランダム共重合体ゴムおよびエチレン−プロピ
レン・ランダム共重合体ゴムなどが特に好ましい。この
2種類のゴムは、他のゴム状物質に比べて熱可塑性に優
れ、溶融混練による分散が容易であり、SBR、イソプ
レンゴム、ニトリルゴムあるいはブタジエンゴムなどと
比較すると、独特の臭気を有することがなく、またペレ
ット状で入手できるために、配合する際の計量や取扱い
が容易であり、かつ組成物製造装置の形式についても選
択の自由度が大きいことなど、種々の操作上の利点を有
する。上記のエチレン−プロピレン−ジエン・ランダム
共重合体ゴムのジエン成分については、エチリデン、ノ
ルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−シクロヘ
キサジエンなどのいずれも使用できる。また、これらの
ゴム状物質のムーニー粘度は(ML1+4 100℃)10〜
100の範囲のものがよく、好ましくは(ML1+4 100
℃)20〜90である。ムーニー粘度が(ML1+4 100
℃)10以下のものを使用すると、耐衝撃性の改良効果
が殆ど得られず、一方(ML1+4 100℃)100以上に
なるとマトリックス樹脂への分散がよくない。
ジエン・ランダム共重合体ゴムおよびエチレン−プロピ
レン・ランダム共重合体ゴムなどが特に好ましい。この
2種類のゴムは、他のゴム状物質に比べて熱可塑性に優
れ、溶融混練による分散が容易であり、SBR、イソプ
レンゴム、ニトリルゴムあるいはブタジエンゴムなどと
比較すると、独特の臭気を有することがなく、またペレ
ット状で入手できるために、配合する際の計量や取扱い
が容易であり、かつ組成物製造装置の形式についても選
択の自由度が大きいことなど、種々の操作上の利点を有
する。上記のエチレン−プロピレン−ジエン・ランダム
共重合体ゴムのジエン成分については、エチリデン、ノ
ルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−シクロヘ
キサジエンなどのいずれも使用できる。また、これらの
ゴム状物質のムーニー粘度は(ML1+4 100℃)10〜
100の範囲のものがよく、好ましくは(ML1+4 100
℃)20〜90である。ムーニー粘度が(ML1+4 100
℃)10以下のものを使用すると、耐衝撃性の改良効果
が殆ど得られず、一方(ML1+4 100℃)100以上に
なるとマトリックス樹脂への分散がよくない。
【0021】(C2)密度が0.86〜0.91g/cm3未
満のエチレン−α−オレフィン共重合体とは、少なくと
もチタンおよび/またはバナジウムを含有する固体触媒
成分と有機アルミニウム化合物とからなるチーグラー系
触媒やカミンスキー触媒等を用いて製造され、直鎖状低
密度ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重合体
ゴムとの中間的性状を示す共重合体であって、好ましく
は示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温度
(Tm)が60℃以上、さらに好ましくは100℃以上
で、かつ沸騰n-ヘキサン不溶分が10重量%以上の性
状を有する特定のエチレン−α−オレフィン共重合体で
ある。これら密度が0.86〜0.91g/cm3未満のエチ
レン−α−オレフィン共重合体の一部は、一般的には超
低密度ポリエチレン(VLDPE)として市販されてい
る。
満のエチレン−α−オレフィン共重合体とは、少なくと
もチタンおよび/またはバナジウムを含有する固体触媒
成分と有機アルミニウム化合物とからなるチーグラー系
触媒やカミンスキー触媒等を用いて製造され、直鎖状低
密度ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重合体
ゴムとの中間的性状を示す共重合体であって、好ましく
は示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温度
(Tm)が60℃以上、さらに好ましくは100℃以上
で、かつ沸騰n-ヘキサン不溶分が10重量%以上の性
状を有する特定のエチレン−α−オレフィン共重合体で
ある。これら密度が0.86〜0.91g/cm3未満のエチ
レン−α−オレフィン共重合体の一部は、一般的には超
低密度ポリエチレン(VLDPE)として市販されてい
る。
【0022】上記のVLDPEで代表される密度が0.
86〜0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共
重合体は、直鎖状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分
とエチレン−α−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部
分とを合わせ持つ樹脂であって、前者の特徴である機械
的強度や耐熱性などと、後者の特徴であるゴム状弾性、
耐低温衝撃性などをバランスよく具備している。VLD
PEを本発明において用いるときは、後述するように各
種性能が広範囲にわたり優れた熱可塑性樹脂成形物が得
られるため極めて有用である。VLDPEのMFRは
0.01〜50g/10分の範囲であり、特に0.05〜
10g/10分の範囲が好適である。
86〜0.91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共
重合体は、直鎖状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分
とエチレン−α−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部
分とを合わせ持つ樹脂であって、前者の特徴である機械
的強度や耐熱性などと、後者の特徴であるゴム状弾性、
耐低温衝撃性などをバランスよく具備している。VLD
PEを本発明において用いるときは、後述するように各
種性能が広範囲にわたり優れた熱可塑性樹脂成形物が得
られるため極めて有用である。VLDPEのMFRは
0.01〜50g/10分の範囲であり、特に0.05〜
10g/10分の範囲が好適である。
【0023】本発明において使用する添加剤中の黄緑色
系顔料としては、食品添加物公定書に登載されている食
用黄色4号(タートラジン)、食用黄色5号(サンセッ
トイエローFCF)、食用緑色3号(ファストグリーン
FCF)、銅クロロフィル、および鉄クロロフィリンナ
トリウムなどの他、合成樹脂の着色に使用される通常の
顔料、例えばフタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、ファーストイエロー、ジアゾイエローなどの有
機顔料を適宜使用できる。
系顔料としては、食品添加物公定書に登載されている食
用黄色4号(タートラジン)、食用黄色5号(サンセッ
トイエローFCF)、食用緑色3号(ファストグリーン
FCF)、銅クロロフィル、および鉄クロロフィリンナ
トリウムなどの他、合成樹脂の着色に使用される通常の
顔料、例えばフタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、ファーストイエロー、ジアゾイエローなどの有
機顔料を適宜使用できる。
【0024】前記白色顔料としては、チタン白、鉛白、
亜鉛華、リトポン、バライト、沈降性硫酸バリウム、炭
酸カルシウム、石膏、沈降性シリカなど適宜のものを使
用することができるが、顔料の安定性、隠蔽力および紫
外線遮蔽性などの添加効果の観点からチタン白が最も好
ましい。これら白色顔料の配合量は、目的により異なる
が、一般的には前記黄緑色系顔料の1/20〜10倍の
範囲で選択される。特にパステルカラーを呈するような
色彩調節を行なう場合には1/10倍程度とし、隠蔽効
果を目的とする場合には等量以上が配合される。これら
の白色顔料は紫外線や太陽光などの遮蔽効果に優れてい
るので、樹脂の経時的劣化防止機能の他に隠蔽性に優れ
るために顔料の色彩調節やシートパレットのタブ部の折
曲げ白化を隠蔽することにも好都合に適用される。
亜鉛華、リトポン、バライト、沈降性硫酸バリウム、炭
酸カルシウム、石膏、沈降性シリカなど適宜のものを使
用することができるが、顔料の安定性、隠蔽力および紫
外線遮蔽性などの添加効果の観点からチタン白が最も好
ましい。これら白色顔料の配合量は、目的により異なる
が、一般的には前記黄緑色系顔料の1/20〜10倍の
範囲で選択される。特にパステルカラーを呈するような
色彩調節を行なう場合には1/10倍程度とし、隠蔽効
果を目的とする場合には等量以上が配合される。これら
の白色顔料は紫外線や太陽光などの遮蔽効果に優れてい
るので、樹脂の経時的劣化防止機能の他に隠蔽性に優れ
るために顔料の色彩調節やシートパレットのタブ部の折
曲げ白化を隠蔽することにも好都合に適用される。
【0025】本発明の酸化防止剤としては、通常の酸化
防止剤が使用可能であるが、特にフェノール系酸化防止
剤およびリン系酸化防止剤が好適である。フェノール系
酸化防止剤としては、2,6−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール、2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2'−エチリデン−ビス(2,4−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4'−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス
(4−tert−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレート、テトラキス〔メチレン
−3−(3',5'−ジ−tert−ブチル)−4'−ヒドロキ
シフェニルプロピオネート〕メタン、3,9−ビス〔1,
1,−ジメチル−2−{β−(3−tert−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキザスピロ
[5,5]ウンデカンなどがある。
防止剤が使用可能であるが、特にフェノール系酸化防止
剤およびリン系酸化防止剤が好適である。フェノール系
酸化防止剤としては、2,6−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール、2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2'−エチリデン−ビス(2,4−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4'−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス
(4−tert−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレート、テトラキス〔メチレン
−3−(3',5'−ジ−tert−ブチル)−4'−ヒドロキ
シフェニルプロピオネート〕メタン、3,9−ビス〔1,
1,−ジメチル−2−{β−(3−tert−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキザスピロ
[5,5]ウンデカンなどがある。
【0026】リン系酸化防止剤としては、トリスノニル
フェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファ
イト、ジフェニルオクチルホスファイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスファイト、トリス(2,4
−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトなどが用い
られる。
フェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファ
イト、ジフェニルオクチルホスファイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスファイト、トリス(2,4
−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトなどが用い
られる。
【0027】これらの酸化防止剤は、樹脂組成物100
重量部に対して通常0.02〜0.5重量部の範囲で選択
され、配合量が0.02重量部では効果が発揮されず、
0.5重量部より多く配合してもそれ以上の効果の向上
は望めない。また、特にこれらの酸化防止剤は、フェノ
ール系酸化防止剤とリン系防止剤とを併用することによ
り、押出加工時の樹脂の熱劣化や紫外線等による光劣化
等の経時的の色相の変化や褪色を防止することができ
る。したがって、初期の段階から顔料等と併用すること
が望ましい。
重量部に対して通常0.02〜0.5重量部の範囲で選択
され、配合量が0.02重量部では効果が発揮されず、
0.5重量部より多く配合してもそれ以上の効果の向上
は望めない。また、特にこれらの酸化防止剤は、フェノ
ール系酸化防止剤とリン系防止剤とを併用することによ
り、押出加工時の樹脂の熱劣化や紫外線等による光劣化
等の経時的の色相の変化や褪色を防止することができ
る。したがって、初期の段階から顔料等と併用すること
が望ましい。
【0028】本発明の耐侯剤としては、サリシレート
系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ニッケ
ル系、シアノアクリレート系、ヒンダードアミン系等の
紫外線吸収剤等の耐侯剤が使用可能であるが、前記黄緑
色系顔料との組み合わせる上ではヒンダードアミン系耐
侯剤が好ましい。ヒンダードアミン系耐侯剤としては、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレ
ート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル
ステアレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、テトラキス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−
ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1−
(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジノールとコハク酸ジエチルの重縮合
物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサンと2,4−ジクロロ−6−ter
t−オクチルアミノ−s−トリアジンの重縮合物等が挙
げられる。これらの配合量は樹脂組成物100重量部に
対して通常0.02〜0.5重量部の範囲であり、0.0
2重量部では効果が発揮されず、0.5重量部を超える
量ではそれ以上の効果の向上が望めない。
系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ニッケ
ル系、シアノアクリレート系、ヒンダードアミン系等の
紫外線吸収剤等の耐侯剤が使用可能であるが、前記黄緑
色系顔料との組み合わせる上ではヒンダードアミン系耐
侯剤が好ましい。ヒンダードアミン系耐侯剤としては、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレ
ート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル
ステアレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、テトラキス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−
ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1−
(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジノールとコハク酸ジエチルの重縮合
物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサンと2,4−ジクロロ−6−ter
t−オクチルアミノ−s−トリアジンの重縮合物等が挙
げられる。これらの配合量は樹脂組成物100重量部に
対して通常0.02〜0.5重量部の範囲であり、0.0
2重量部では効果が発揮されず、0.5重量部を超える
量ではそれ以上の効果の向上が望めない。
【0029】本発明では、前記黄緑色顔料、白色顔料等
を配合した組成物を成形するためにダイス出口等にメヤ
ニ、焼け樹脂、金型の腐食等が発生する場合があるた
め、これらを防止するために滑剤を配合することが好ま
しい。これら滑剤としては、各種流動パラフィン、ポリ
エチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、高
級脂肪酸またはそのエステルおよび金属塩、高級脂肪酸
アミド、脂肪族アルコールなどが例示され、その内、ス
テアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸およびそれらの
亜鉛、鉛、マグネシウム、カルシウム塩などの高級脂肪
酸またはその金属塩が好適である。特に高級脂肪酸とそ
の金属塩が適度に混合された混合物が好ましい。これら
の滑剤の配合量は、樹脂組成物100重量部に対して通
常0.02〜0.5重量部の範囲であり、0.02重量部
では効果が発揮されず、0.5重量部を超える量ではそ
れ以上の効果の向上が望めない。なお、上記の添加剤は
単なる例示であり、これらに限定されるものではない。
を配合した組成物を成形するためにダイス出口等にメヤ
ニ、焼け樹脂、金型の腐食等が発生する場合があるた
め、これらを防止するために滑剤を配合することが好ま
しい。これら滑剤としては、各種流動パラフィン、ポリ
エチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、高
級脂肪酸またはそのエステルおよび金属塩、高級脂肪酸
アミド、脂肪族アルコールなどが例示され、その内、ス
テアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸およびそれらの
亜鉛、鉛、マグネシウム、カルシウム塩などの高級脂肪
酸またはその金属塩が好適である。特に高級脂肪酸とそ
の金属塩が適度に混合された混合物が好ましい。これら
の滑剤の配合量は、樹脂組成物100重量部に対して通
常0.02〜0.5重量部の範囲であり、0.02重量部
では効果が発揮されず、0.5重量部を超える量ではそ
れ以上の効果の向上が望めない。なお、上記の添加剤は
単なる例示であり、これらに限定されるものではない。
【0030】本発明の組成物においてA成分のプロピレ
ン系重合体を主成分とするオレフィン系樹脂に配合すべ
き添加剤中の黄緑色系顔料の量は、前記オレフィン系樹
脂の0.02〜1重量%であり、好ましくは0.05〜
0.7重量%の範囲である。顔料の添加量がこの範囲よ
りも少ないと、色の濃度が充分ではなく、また色むらが
生ずることがある。一方、顔料の添加量がこの範囲より
も多い場合には、コスト高になるのみならず、暗緑色と
なりシートパレットとしてのイメージを損ねるばかりで
なく、折曲げ部の白化や色落ち、褪色、変色等の経時変
化が著しく、外観を損ね、製品としての実用性に難点を
有するものとなる。
ン系重合体を主成分とするオレフィン系樹脂に配合すべ
き添加剤中の黄緑色系顔料の量は、前記オレフィン系樹
脂の0.02〜1重量%であり、好ましくは0.05〜
0.7重量%の範囲である。顔料の添加量がこの範囲よ
りも少ないと、色の濃度が充分ではなく、また色むらが
生ずることがある。一方、顔料の添加量がこの範囲より
も多い場合には、コスト高になるのみならず、暗緑色と
なりシートパレットとしてのイメージを損ねるばかりで
なく、折曲げ部の白化や色落ち、褪色、変色等の経時変
化が著しく、外観を損ね、製品としての実用性に難点を
有するものとなる。
【0031】前記A成分のプロピレン系重合体を主成分
とするオレフィン系樹脂が前記A成分およびB成分から
なるときは、該A成分のプロピレン系重合体が50重量
%以上、B成分のポリエチレン系重合体が50重量%以
下からなる組成物である。また、前記オレフィン系樹脂
が前記A成分およびC成分からなるときは、該A成分の
プロピレン系重合体が50重量%以上、40重量%以下
のC成分からなる組成物である。さらに、前記オレフィ
ン系樹脂が前記A成分、B成分およびC成分からなる場
合は、該オレフィン系樹脂は50重量%以下のB成分、
40重量%以下のC成分および残余のA成分からなる組
成物で構成される。
とするオレフィン系樹脂が前記A成分およびB成分から
なるときは、該A成分のプロピレン系重合体が50重量
%以上、B成分のポリエチレン系重合体が50重量%以
下からなる組成物である。また、前記オレフィン系樹脂
が前記A成分およびC成分からなるときは、該A成分の
プロピレン系重合体が50重量%以上、40重量%以下
のC成分からなる組成物である。さらに、前記オレフィ
ン系樹脂が前記A成分、B成分およびC成分からなる場
合は、該オレフィン系樹脂は50重量%以下のB成分、
40重量%以下のC成分および残余のA成分からなる組
成物で構成される。
【0032】上記各組合せにおいて、基本成分であるA
成分のプロピレン系重合体の含有量が50重量%よりも
少ないと剛性、耐熱性などが充分でない。また、本発明
の耐寒性に優れるシートパレットを提供する場合には、
B成分のエチレン重合体またはエチレン共重合体の配合
量が上記範囲を満足しなければならないが、B成分のエ
チレン重合体またはエチレン共重合体の配合量が少ない
場合には耐衝撃性、特に耐低温衝撃性の改善が乏しく、
充分な耐寒性が得られない。 同様に、C成分のゴム状
物質および/または密度が0.86〜0.91g/cm3未満
のエチレン−α−オレフィン共重合体の配合量について
も、配合量が少ない場合には、耐低温衝撃性の改良が認
められず、また、40重量%を超える場合には、強度、
剛性および耐熱性などが低下するものとなる。
成分のプロピレン系重合体の含有量が50重量%よりも
少ないと剛性、耐熱性などが充分でない。また、本発明
の耐寒性に優れるシートパレットを提供する場合には、
B成分のエチレン重合体またはエチレン共重合体の配合
量が上記範囲を満足しなければならないが、B成分のエ
チレン重合体またはエチレン共重合体の配合量が少ない
場合には耐衝撃性、特に耐低温衝撃性の改善が乏しく、
充分な耐寒性が得られない。 同様に、C成分のゴム状
物質および/または密度が0.86〜0.91g/cm3未満
のエチレン−α−オレフィン共重合体の配合量について
も、配合量が少ない場合には、耐低温衝撃性の改良が認
められず、また、40重量%を超える場合には、強度、
剛性および耐熱性などが低下するものとなる。
【0033】上記樹脂組成物の配合方法としては、開放
型のミキシングロール、非開放型のバンバリーミキサ
ー、押出機、ニーダー、二軸押出機、タンブラー、ヘン
シェルミキサーなど従来公知の機器を使用することがで
きる。また、混練方法としては、ドライブレンドや溶融
混合など適宜の方法で行なうことができる。なお、当然
ながら、少なくとも顔料を含む添加剤は、全体の混合に
先立って所要の小量添加成分を計量し、例えばオレフィ
ン系樹脂(A成分等)とよく混練して、添加剤濃度が約
20%以上の高濃度のマスターバッチを調製し、それを
更に他の樹脂成分と共に全体的に混合することにより、
顔料その他の成分を均一に配合することができる。ま
た、添加剤に白色顔料(チタン白)を適宜加えることに
より、色調が白味がかっていわゆるパステルカラーにな
り、シートパレットが不透明化する。これにより、顔料
の使用料を少なくすることができると共に、耐紫外線性
を向上させることができる。
型のミキシングロール、非開放型のバンバリーミキサ
ー、押出機、ニーダー、二軸押出機、タンブラー、ヘン
シェルミキサーなど従来公知の機器を使用することがで
きる。また、混練方法としては、ドライブレンドや溶融
混合など適宜の方法で行なうことができる。なお、当然
ながら、少なくとも顔料を含む添加剤は、全体の混合に
先立って所要の小量添加成分を計量し、例えばオレフィ
ン系樹脂(A成分等)とよく混練して、添加剤濃度が約
20%以上の高濃度のマスターバッチを調製し、それを
更に他の樹脂成分と共に全体的に混合することにより、
顔料その他の成分を均一に配合することができる。ま
た、添加剤に白色顔料(チタン白)を適宜加えることに
より、色調が白味がかっていわゆるパステルカラーにな
り、シートパレットが不透明化する。これにより、顔料
の使用料を少なくすることができると共に、耐紫外線性
を向上させることができる。
【0034】本発明においては、前記のA成分および添
加剤成分および必要に応じて他のB、C成分を所定の割
合で混合した後に、押出成形(例えばTダイ法)または
カレンダー法などの通常の方法でシート化することによ
り、青果物等を取扱うために好適な色彩および物性を有
するシートパレットを作製することができる。シートパ
レットの厚さは通常0.3〜10mmの範囲であり、好ま
しくは0.5〜5mmの範囲において適宜の値を選択す
る。シートパレットの厚さが0.3mm未満ではシートの
剛性等の機械的強度が劣り、また厚さが10mmを超える
場合には重量が大きくなり、荷役中の取扱いや自動化に
支障を来たすので好ましくない。
加剤成分および必要に応じて他のB、C成分を所定の割
合で混合した後に、押出成形(例えばTダイ法)または
カレンダー法などの通常の方法でシート化することによ
り、青果物等を取扱うために好適な色彩および物性を有
するシートパレットを作製することができる。シートパ
レットの厚さは通常0.3〜10mmの範囲であり、好ま
しくは0.5〜5mmの範囲において適宜の値を選択す
る。シートパレットの厚さが0.3mm未満ではシートの
剛性等の機械的強度が劣り、また厚さが10mmを超える
場合には重量が大きくなり、荷役中の取扱いや自動化に
支障を来たすので好ましくない。
【0035】本発明の青果物流通用シートパレットは印
刷インクへの適合性が良好であり、必要に応じて、取扱
い企業の名称、社標、キャッチフレーズ、適宜の図柄な
どを付与することができる。例えば、印刷すべき文字や
図柄を凸型にした銅や真鍮製の型板を作り、シートパレ
ットの上に、熱転写印刷用フィルムを載せて、その上に
前記型板を載せる。さらに、型板の上からプレス板によ
って加熱しつつ押圧することにより、型板の凸型により
印刷フィルムが部分的に加熱され、その部分がシートパ
レットに転写される。
刷インクへの適合性が良好であり、必要に応じて、取扱
い企業の名称、社標、キャッチフレーズ、適宜の図柄な
どを付与することができる。例えば、印刷すべき文字や
図柄を凸型にした銅や真鍮製の型板を作り、シートパレ
ットの上に、熱転写印刷用フィルムを載せて、その上に
前記型板を載せる。さらに、型板の上からプレス板によ
って加熱しつつ押圧することにより、型板の凸型により
印刷フィルムが部分的に加熱され、その部分がシートパ
レットに転写される。
【0036】本発明の組成物には、前記の添加剤の他、
必要に応じて、タルク、マイカ、ガラス繊維、炭素繊
維、アスベストなどの各種の充填剤、その他安定剤、発
泡剤、架橋剤、帯電防止剤、難燃剤、重金属不活性剤、
造核剤、ハイドロタルサイト等の酸吸収剤および可塑剤
などを適宜配合することができる。
必要に応じて、タルク、マイカ、ガラス繊維、炭素繊
維、アスベストなどの各種の充填剤、その他安定剤、発
泡剤、架橋剤、帯電防止剤、難燃剤、重金属不活性剤、
造核剤、ハイドロタルサイト等の酸吸収剤および可塑剤
などを適宜配合することができる。
【0037】
【作用】本発明の青果物流通用シートパレットは、上述
のように、所定の合成樹脂成分に黄緑色系顔料を含む添
加剤を配合した組成物をシート成形したものであり、使
用中常に清潔に保つことができ、かつ、野菜や果物から
漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑色の液汁が付
着しても、変色や褪色を起こさず、見苦しく不快な外観
を呈することがない。また、耐寒性や機械的強度、耐水
性、耐薬品性なども良好である。
のように、所定の合成樹脂成分に黄緑色系顔料を含む添
加剤を配合した組成物をシート成形したものであり、使
用中常に清潔に保つことができ、かつ、野菜や果物から
漏出する液汁が付き難く、さらに黄色や緑色の液汁が付
着しても、変色や褪色を起こさず、見苦しく不快な外観
を呈することがない。また、耐寒性や機械的強度、耐水
性、耐薬品性なども良好である。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
【0039】〔使用樹脂等〕 (A)成分: (A1)ポリプロピレンブロック共重合体(BPP) [エチレン約10重量%、MFR=1.5g/10min] (A2)ポリプロピレンホモ重合体(HPP)[MFR
=1.8g/10min]
=1.8g/10min]
【0040】(B)成分: (B1)高密度ポリエチレン(HDPE) [密度0.956g/cm3、MFR=1.6g/10min 商品名:日石スタフレン E715、日本石油化学(株)
製] (B2)直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE) [密度0.921g/cm3、MFR=1.0g/10min 商品名:日石リニレックス AF2380、日本石油化学
(株)製] (B3)エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA) [密度0.932g/cm3、MFR=1.0g/10min 商品名:日石レクスロン V260、日本石油化学(株)製] (B4)エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EE
A) [EA含量10wt%、MFR=1.5g/10min 商品名:日石レクスロン A2100、日本石油化学(株)
製]
製] (B2)直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE) [密度0.921g/cm3、MFR=1.0g/10min 商品名:日石リニレックス AF2380、日本石油化学
(株)製] (B3)エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA) [密度0.932g/cm3、MFR=1.0g/10min 商品名:日石レクスロン V260、日本石油化学(株)製] (B4)エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EE
A) [EA含量10wt%、MFR=1.5g/10min 商品名:日石レクスロン A2100、日本石油化学(株)
製]
【0041】(C)成分:ゴム状物質 (C1)エチレン−プロピレン・ランダム共重合体ゴム
(EPR) 三塩化バナジウム−エチルアルミニウムセスキクロリド
系触媒を用いて、エチレン−プロピレン共重合体ゴムを
得た。得られた共重合体ゴムはプロピレン含量19モル
%、ムーニ−粘度(ML1+4、100℃)73、密度0.86
2g/cm3であった。またDSCによるピークは認められ
ず、従ってTmは存在せず、C6不溶分も認められなかっ
た。 (C2)エチレン−ブテン−1共重合体(VLDPE
(1)) 実質的に無水の塩化マグネシウム、1,2−ジクロロエ
タンおよび四塩化チタンから得られた固体触媒成分とト
リエチルアルミニウムとからなる触媒を用いて、エチレ
ンとブテン−1とを共重合させて、エチレン−ブテン−
1共重合体からなる超低密度ポリエチレン(VLDPE
(1))を得た。この超低密度ポリエチレン(VLDPE
(1))は、ブテン−1含量10モル%、密度0.900g/
cm3、Tm=120℃、C6不溶分=82重量%、MFR
=1.5g/10minであった。 (C3)エチレン−プロピレン共重合体(VLDPE
(2)) 実質的に無水の塩化マグネシウム、アントラセンおよび
四塩化チタンから得られた固体触媒成分とトリエチルア
ルミニウムとからなる触媒を用いて、エチレンとプロピ
レンとを共重合させてエチレン−プロピレン共重合体か
らなる超低密度ポリエチレン(VLDPE(2))を得
た。エチレン−プロピレン共重合体は、プロピレン含量
12モル%、密度0.900g/cm3、Tm=119℃、C6
不溶分=82重量%、MFR=1.3g/10minであった。 (C4)エチレン−ブテン−1共重合体(VLDPE
(3)) 三塩化バナジル−エチルアルミニウムセスキクロリド系
触媒を用いてエチレン−ブテン−1共重合体からなる超
低密度ポリエチレン(VLDPE(3))を得た。得られ
た共重合体は、ブテン−1含量6モル%、密度0.89
5g/cm3、Tm=81℃、C6不溶分=1.5重量%、MF
R=3.5g/10min.であった。
(EPR) 三塩化バナジウム−エチルアルミニウムセスキクロリド
系触媒を用いて、エチレン−プロピレン共重合体ゴムを
得た。得られた共重合体ゴムはプロピレン含量19モル
%、ムーニ−粘度(ML1+4、100℃)73、密度0.86
2g/cm3であった。またDSCによるピークは認められ
ず、従ってTmは存在せず、C6不溶分も認められなかっ
た。 (C2)エチレン−ブテン−1共重合体(VLDPE
(1)) 実質的に無水の塩化マグネシウム、1,2−ジクロロエ
タンおよび四塩化チタンから得られた固体触媒成分とト
リエチルアルミニウムとからなる触媒を用いて、エチレ
ンとブテン−1とを共重合させて、エチレン−ブテン−
1共重合体からなる超低密度ポリエチレン(VLDPE
(1))を得た。この超低密度ポリエチレン(VLDPE
(1))は、ブテン−1含量10モル%、密度0.900g/
cm3、Tm=120℃、C6不溶分=82重量%、MFR
=1.5g/10minであった。 (C3)エチレン−プロピレン共重合体(VLDPE
(2)) 実質的に無水の塩化マグネシウム、アントラセンおよび
四塩化チタンから得られた固体触媒成分とトリエチルア
ルミニウムとからなる触媒を用いて、エチレンとプロピ
レンとを共重合させてエチレン−プロピレン共重合体か
らなる超低密度ポリエチレン(VLDPE(2))を得
た。エチレン−プロピレン共重合体は、プロピレン含量
12モル%、密度0.900g/cm3、Tm=119℃、C6
不溶分=82重量%、MFR=1.3g/10minであった。 (C4)エチレン−ブテン−1共重合体(VLDPE
(3)) 三塩化バナジル−エチルアルミニウムセスキクロリド系
触媒を用いてエチレン−ブテン−1共重合体からなる超
低密度ポリエチレン(VLDPE(3))を得た。得られ
た共重合体は、ブテン−1含量6モル%、密度0.89
5g/cm3、Tm=81℃、C6不溶分=1.5重量%、MF
R=3.5g/10min.であった。
【0042】(D)添加剤成分: 顔料 (D1):フタロシアニングリーン・マスター
バッチ(MB) (MB濃度=22重量%、東京インキ(株)製) 顔料 (D2):白色顔料(TiO2、東京インキ
(株)製) 酸化防止剤(D3):フェノール系酸化防止剤 テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン (D4):リン系酸化防止剤 トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファ
イト 耐侯剤 (D5):ヒンダードアミン系耐侯剤 1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジルアミノ)ヘキサンと2,4−ジクロロ−6−tert−
オクチルアミノ−s−トリアジンの重縮合物 (D6):滑剤(ステアリン酸カルシウム)
バッチ(MB) (MB濃度=22重量%、東京インキ(株)製) 顔料 (D2):白色顔料(TiO2、東京インキ
(株)製) 酸化防止剤(D3):フェノール系酸化防止剤 テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン (D4):リン系酸化防止剤 トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファ
イト 耐侯剤 (D5):ヒンダードアミン系耐侯剤 1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジルアミノ)ヘキサンと2,4−ジクロロ−6−tert−
オクチルアミノ−s−トリアジンの重縮合物 (D6):滑剤(ステアリン酸カルシウム)
【0043】〔試験・測定方法〕 (1)MFR:JIS K 6760 に準拠。 (2)引張降伏強度および引張破壊伸び:JIS K 6
760 に準拠。 (3)示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク
温度(Tm)の測定方法 超低密度ポリエチレンの融点として測定した。熱プレス
成形した厚さ100μmのフィルムから約5mgの試料を
精秤し、これをDSC装置にセットし、170℃に昇温
して同温度で15分間保持した後、降温速度2.5℃/mi
nで0℃まで冷却する。次にこの状態から昇温速度10
℃/minで170℃まで昇温を行い、0℃から170℃ま
で昇温する間に現れたピークのうち最大のものの頂点の
位置の温度をTmとする。 (4)沸騰n−ヘキサン不溶分の測定法 熱プレスを用いて厚さ200μmのシートを成形し、こ
れから20mm× 30mmのシートを3枚切り取り、それら
について二重管式ソックスレー抽出器を用い沸騰n−ヘ
キサンで5時間抽出を行う。n−ヘキサン不溶物を取り
出し、真空乾燥(7hr、50℃)後、次式により、沸騰
n−ヘキサン不溶分を算出する: 沸騰n−ヘキサン不溶分(重量%)=(抽出後のシート
重量/抽出前のシート重量)×100 (5)曲げこわさ:JIS K 7106 (6)脆化温度 :JIS K 6760 (7)色調(色の濃淡を数字で示した) 淡緑色 ・・・・・・ 1〜3 緑 色 ・・・・・・ 4〜6 深緑色 ・・・・・・ 7〜9 暗緑色 ・・・・・・ 10以上 (8)シート外観 ◎ ・・・・・・ 色彩秀(ウエザーオメターによる加速試験
で、色むら、変色、褪色の経時変化は認められず) ○ ・・・・・・ 色彩優(色むら、変色、褪色等なし) △ ・・・・・・ 色彩良(色むら、変色、褪色等若干あり) × ・・・・・・ 色彩難(色むら、変色、褪色等あり) (9)タブ部折曲げ白化(目視観察) ◎ ・・・・・・ 白化が隠蔽された ○ ・・・・・・ 白化はほとんどなし △ ・・・・・・ 白化が若干目立つ × ・・・・・・ 白化が著しく目立つ (10)加工性(メヤニ、焼け樹脂等) ◎ ・・・・・・ 長期にわたりメヤニ、焼け樹脂等が生じなか
った ○ ・・・・・・ メヤニや焼け樹脂等は認められず × ・・・・・・ メヤニ、焼け樹脂等発生が認められた
760 に準拠。 (3)示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク
温度(Tm)の測定方法 超低密度ポリエチレンの融点として測定した。熱プレス
成形した厚さ100μmのフィルムから約5mgの試料を
精秤し、これをDSC装置にセットし、170℃に昇温
して同温度で15分間保持した後、降温速度2.5℃/mi
nで0℃まで冷却する。次にこの状態から昇温速度10
℃/minで170℃まで昇温を行い、0℃から170℃ま
で昇温する間に現れたピークのうち最大のものの頂点の
位置の温度をTmとする。 (4)沸騰n−ヘキサン不溶分の測定法 熱プレスを用いて厚さ200μmのシートを成形し、こ
れから20mm× 30mmのシートを3枚切り取り、それら
について二重管式ソックスレー抽出器を用い沸騰n−ヘ
キサンで5時間抽出を行う。n−ヘキサン不溶物を取り
出し、真空乾燥(7hr、50℃)後、次式により、沸騰
n−ヘキサン不溶分を算出する: 沸騰n−ヘキサン不溶分(重量%)=(抽出後のシート
重量/抽出前のシート重量)×100 (5)曲げこわさ:JIS K 7106 (6)脆化温度 :JIS K 6760 (7)色調(色の濃淡を数字で示した) 淡緑色 ・・・・・・ 1〜3 緑 色 ・・・・・・ 4〜6 深緑色 ・・・・・・ 7〜9 暗緑色 ・・・・・・ 10以上 (8)シート外観 ◎ ・・・・・・ 色彩秀(ウエザーオメターによる加速試験
で、色むら、変色、褪色の経時変化は認められず) ○ ・・・・・・ 色彩優(色むら、変色、褪色等なし) △ ・・・・・・ 色彩良(色むら、変色、褪色等若干あり) × ・・・・・・ 色彩難(色むら、変色、褪色等あり) (9)タブ部折曲げ白化(目視観察) ◎ ・・・・・・ 白化が隠蔽された ○ ・・・・・・ 白化はほとんどなし △ ・・・・・・ 白化が若干目立つ × ・・・・・・ 白化が著しく目立つ (10)加工性(メヤニ、焼け樹脂等) ◎ ・・・・・・ 長期にわたりメヤニ、焼け樹脂等が生じなか
った ○ ・・・・・・ メヤニや焼け樹脂等は認められず × ・・・・・・ メヤニ、焼け樹脂等発生が認められた
【0044】<実施例1〜18および比較例1〜4>上
記の各成分を押出機(120mm径)を用いて、樹脂温度
235℃、冷却ロール温度100℃、引取速度2m/分の
シート成形条件で、厚さ1.8mm×幅1600mmのシー
トを押出成形し、さらにシート載荷面(上面)にエンボ
ス加工を施してシートパレット材料を製造した。上記の
各種のシートパレット材料の配合組成を表1〜表3に示
し、それらの試験結果を表4に示す。
記の各成分を押出機(120mm径)を用いて、樹脂温度
235℃、冷却ロール温度100℃、引取速度2m/分の
シート成形条件で、厚さ1.8mm×幅1600mmのシー
トを押出成形し、さらにシート載荷面(上面)にエンボ
ス加工を施してシートパレット材料を製造した。上記の
各種のシートパレット材料の配合組成を表1〜表3に示
し、それらの試験結果を表4に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】本発明のシートパレットは、青果物流通
用のシートパレットとして、従来のようなシートパレッ
トの性状を維持し、安価でかつ、色彩、色相が鮮明であ
り、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメージが合致
し、野菜や果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄
色や緑色の液汁、押出成形加工の熱履歴による樹脂劣化
や色の変色や褪色が生ぜず、不快な外観を呈することが
なく、しかもリサイクル性や貨物の識別化を容易にし、
作業性を向上させることができる。また、シートパレッ
トの材料組成を改良することによって、表面の性状や機
械的強度、耐寒性などをさらに向上させ、さらに、タブ
折曲げ部の白化、紫外線や太陽光による樹脂劣化や色の
変色や褪色などが生じ難く、加工時におけるメヤニの発
生、焼け樹脂あるいは金型の腐食等を防止することがで
きる。
用のシートパレットとして、従来のようなシートパレッ
トの性状を維持し、安価でかつ、色彩、色相が鮮明であ
り、青果物を扱う作業環境と色彩的にイメージが合致
し、野菜や果物から漏出する液汁が付き難く、さらに黄
色や緑色の液汁、押出成形加工の熱履歴による樹脂劣化
や色の変色や褪色が生ぜず、不快な外観を呈することが
なく、しかもリサイクル性や貨物の識別化を容易にし、
作業性を向上させることができる。また、シートパレッ
トの材料組成を改良することによって、表面の性状や機
械的強度、耐寒性などをさらに向上させ、さらに、タブ
折曲げ部の白化、紫外線や太陽光による樹脂劣化や色の
変色や褪色などが生じ難く、加工時におけるメヤニの発
生、焼け樹脂あるいは金型の腐食等を防止することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/133 C08J 5/00 CES
Claims (6)
- 【請求項1】 プロピレン系重合体を主成分とするオレ
フィン系樹脂に、該樹脂100重量部に対して0.02
〜1重量部の黄緑色系顔料を含有する添加剤を配合した
組成物をシート状に成形してなる青果物流通用シートパ
レット。 - 【請求項2】 前記プロピレン系重合体を主成分とする
オレフィン系樹脂が、 (A)プロピレン系重合体50重量%以上、および (B)密度が0.91から0.97g/cm3のエチレン重合
体、エチレンとα−オレフィンとの共重合体、エチレン
−ビニルエステル共重合体、エチレンと不飽和カルボン
酸またはその誘導体との共重合体からなる群から選択さ
れる少なくとも1種のエチレン重合体またはエチレン共
重合体50重量%以下、または (C)ゴム状物質および/または密度が0.86から0.
91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共重合体4
0重量%以下からなる組成物である請求項1に記載の青
果物流通用シートパレット。 - 【請求項3】 前記プロピレン系重合体を主成分とする
オレフィン系樹脂が、 (A)プロピレン系重合体50重量%以上、 (B)密度が0.91から0.97g/cm3のエチレン重合
体、エチレンとα−オレフィンとの共重合体、エチレン
−ビニルエステル共重合体、エチレンと不飽和カルボン
酸またはその誘導体との共重合体からなる群から選択さ
れる少なくとも1種のエチレン重合体またはエチレン共
重合体50重量%以下、および (C)ゴム状物質および/または密度が0.86から0.
91g/cm3未満のエチレン−α−オレフィン共重合体4
0重量%以下からなる組成物である請求項1に記載の青
果物流通用シートパレット。 - 【請求項4】 前記添加剤に、さらに白色顔料を加えて
なる請求項1から3のいずれかに記載の青果物流通用シ
ートパレット。 - 【請求項5】 前記添加剤に、さらに耐候剤および/ま
たは酸化防止剤を加えてなる請求項1から4のいずれか
に記載の青果物流通用シートパレット。 - 【請求項6】 前記添加剤に、さらに滑剤を加えてなる
請求項1から5のいずれかに記載の青果物流通用シート
パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23432894A JPH0873678A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 青果物流通用シートパレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23432894A JPH0873678A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 青果物流通用シートパレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0873678A true JPH0873678A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16969289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23432894A Pending JPH0873678A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 青果物流通用シートパレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0873678A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535762A (ja) * | 2002-08-15 | 2005-11-24 | フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド | 透明な耐衝撃性シンジオタクチックポリプロピレン |
JP2007045897A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JP2008036932A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Japan Polypropylene Corp | 耐汚染性と低線膨張性を有する二層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP2008036931A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Japan Polypropylene Corp | 耐汚染性を有する多層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP2011026422A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 熱可塑性樹脂シート及び光反射板 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP23432894A patent/JPH0873678A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535762A (ja) * | 2002-08-15 | 2005-11-24 | フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド | 透明な耐衝撃性シンジオタクチックポリプロピレン |
JP4712381B2 (ja) * | 2002-08-15 | 2011-06-29 | フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド | 透明な耐衝撃性シンジオタクチックポリプロピレン |
JP2007045897A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JP4714526B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2011-06-29 | 日本ポリプロ株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JP2008036932A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Japan Polypropylene Corp | 耐汚染性と低線膨張性を有する二層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP2008036931A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Japan Polypropylene Corp | 耐汚染性を有する多層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP4711907B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-06-29 | 日本ポリプロ株式会社 | 耐汚染性と低線膨張性を有する二層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP4711906B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-06-29 | 日本ポリプロ株式会社 | 耐汚染性を有する多層樹脂成形体及びその製造方法 |
JP2011026422A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 熱可塑性樹脂シート及び光反射板 |
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