JPH087348Y2 - 温冷蔵装置 - Google Patents

温冷蔵装置

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JPH087348Y2
JPH087348Y2 JP1990129154U JP12915490U JPH087348Y2 JP H087348 Y2 JPH087348 Y2 JP H087348Y2 JP 1990129154 U JP1990129154 U JP 1990129154U JP 12915490 U JP12915490 U JP 12915490U JP H087348 Y2 JPH087348 Y2 JP H087348Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車載用または家庭用として好適な、特に冷
蔵機能だけでなく温蔵機能をも有する温冷蔵装置に関す
る。
〔従来の技術〕 第5図は従来の冷蔵装置を示す斜視図である。
従来のこの種の冷蔵装置は、冷気を発生する冷却ユニ
ット51と、被冷蔵物52,52を収納する冷却ボックス53と
が装置全体の小型化などの点から1つのケース54内に設
けられているものが一般的である。そして、被冷蔵物5
2,52の出入れを容易とするために冷却ボックス53の開口
55は上面に設けられ、これに伴い冷却ユニット51は冷却
ボックス53の下方或は図中の二点鎖線で示すように冷却
ボックス53の側方に搭載される構造のものがほとんどで
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述したような冷蔵装置においては、周知の如く冷却
ユニット自体がかなりの重量を有するものであり、この
冷却ユニットと被冷蔵物が収納された冷却ボックスとが
一つのケース内に設けられた冷蔵装置を持ち運ぶために
は多大な労力を必要とした。
また、従来の冷蔵装置は、単に被冷蔵物を冷却する機
能しか有しておらず、逆に物を温めるという温蔵機能を
併せ持つ冷蔵装置が求められていた。
本考案は上記問題点を解消し、さらに温蔵機能をも有
する温冷蔵装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による請求項1記載の温冷蔵装置は、被温蔵物
或は被冷蔵物を収納するための箱形の保温容器と、この
保温容器を収脱自在に収納する収納空間を有するケース
本体と、このケース本体に取付けられ収納空間に収納さ
れた保温容器内に冷気を供給する冷却装置と、保温容器
に設けられ被温蔵物を加熱するヒータと、保温容器に設
けられたヒータに接続された受給端子と、冷却装置とケ
ース本体との少なくとも一方に設けられ受給端子に対し
て電源を供給するための供給端子とを備え、受給端子と
供給端子は保温容器を収納空間に収納する際に互いに接
続される位置にそれぞれ配置されているものである。
請求項2記載の温冷蔵装置は、前記ヒータが前記保温
容器の内壁から露出して設けられているものである。
また、請求項3記載の温冷蔵装置は、前記ケース本体
の側面に収納空間と連続する収脱口が形成され、収納空
間内に前記保温容器を収納する際に収脱口から露出する
位置に前記受給端子と前記供給端子とが配置されている
ものである。
さらに、請求項4記載の温冷蔵装置は、前記冷却装置
が、前記保温容器を収納空間に収納した際にこの保温容
器の上部に位置するように前記ケース本体の上部に回動
自在に取付けられているものである。
〔作用〕
上述した手段は次のように作用する。
即ち、請求項1記載の温冷蔵装置によれば、被温蔵物
或は被冷蔵物を収納する保温容器が、冷却装置が取付け
られたケース本体に対して収脱自在であるので、軽量な
保温容器のみを容易に持ち運びできるようになる。ま
た、保温容器にヒータを設けたので、この保温容器内に
収納した物品の冷蔵または温蔵を選択的に行うことが可
能となる。さらに、保温容器に設けられヒータに接続さ
れた受給端子と、冷却装置またはケース本体に設けられ
受給端子に対して電源を供給するための供給端子とが、
保温容器を収納空間に収納する際に互いに接続される位
置にそれぞれ配置されているので、保温容器を収納空間
に収納するだけで保温容器のヒータに電源を供給し得る
状態となり、面倒な結線作業が一切不要となる。
請求項2記載の温冷蔵装置によれば、ヒータが前記保
温容器の内壁から露出して設けられているので、保温容
器内を全体的に温められるだけでなく、このヒータに直
接被加熱物を接触させることにより、例えば簡易型の湯
沸かし器としても使用できるものである。
また、請求項3記載の温冷蔵装置によれば、ケース本
体の側面に収納空間と連続する収脱口が形成され、収納
空間内に前記保温容器を収納する際に収脱口から露出す
る位置に受給端子と供給端子とが配置されているので、
この受給端子と供給端子との接続状態が目視でき、接触
不良等を発生させることなく確実に両端子を接続でき
る。
さらに、請求項4記載の温冷蔵装置によれば、保温容
器を収納空間に収納した際にこの保温容器の上部に冷却
装置が位置するように、この冷却装置がケース本体の上
部に取付けられているので、冷却装置から発生する熱の
影響を受けることがなく保温容器の冷却効率が向上し、
また、冷却装置をケース本体に回動自在に設けること
で、スライド式などに比べて収納空間に収納された保温
容器に対して冷却装置を強く密着させることができ、保
温容器の保持が確実となると共に、冷却装置から保温容
器に流入する冷気の洩れを防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図乃至第4図は、本考案による温冷蔵装置の一実
施例を示すものであり、第1図は、ケース本体から保温
容器を取外した状態を示す斜視図、第2図は、ケース本
体に保温容器を収納した状態を示す斜視図、第3図は、
ケース本体及び冷却装置の側断面図、第4図は、保温容
器の側断面図である。
図中1は、被温蔵物或は被冷却物2,2を収納するため
の保温容器である。特に限定はされないが、ここでは、
この保温容器1の内壁は例えばステンレスなどの材質か
ら成る2つの内容器3a,3bの二重構造となっており、こ
の内容器3a,3b間の空間3cは高真空状態にされている。
従って、ウレタンフォームなどの断熱材を外側に充填し
た容器に比べ断熱効果に優れると共に軽量な構造となっ
ている。この内容器3aの底面3dの略中央には、被温蔵物
2,2を加熱または保温するためのヒータ4がこの底面3d
から露出して固着されている。このヒータ4は、保温容
器1内の温度を上昇させるだけでなく、例えば第4図に
示すようにヒータ4上に直接ポット5などを載せること
により、簡易型の湯沸かし器としても使用できるもので
ある。保温容器1の上面は開口14によって全体的に開放
可能とされている。被温蔵物或は被冷蔵物2,2はこの開
口14から出し入れ可能である。尚、開口14の上端縁部に
はさらに一段広く開放するための段部14aが形成されて
いる。
また、保温容器1の前面1aには、略コ字形の把手6が
取付けられている。この把手6の上端側及び下端側に
は、それぞれ保温容器1の外周に巻着される保護部材6
a,6bが一体に設けられている。この保護部材6a,6bによ
って保温容器1の各角部が覆われており、衝突などの衝
撃が直接内容器3a,3bに加わることが防止されている。
さらに、把手6の上端面には、リード線7を介してヒー
タ4と接続された受給端子8が埋設されており、この受
給端子8からヒータ4に対して電源が供給されるように
なっている。
また、保温容器1の前面1aの把手6の両側には、ロッ
ク金具9,9がピン9a,9aを支軸として回動自在に取付られ
ており、さらに保温容器1の背面1bの上部には略L字形
のフック10が設けられている。このフック10には矩形状
のリング11の一端が嵌着されており、このリング11の他
端は、保温容器1の開口14を開閉するための蓋体12の背
面側に設けられた、フック10と略同一形状のフック12a
に同様に嵌着されて、保温容器1と蓋体12とが連結され
ている。蓋体12は、その上面中央部に設けられたヒンジ
12b,12bによって、第4図の二点鎖線で示すように2つ
に折りたたむことが可能であり、被温蔵物或は被冷蔵物
2,2の出し入れの際は蓋体12の半分だけを開閉すれば良
く、その回動範囲は小さくて済むので、狭い空間でも容
易に蓋体12の開閉動作を行うことができる。さらに蓋体
12の内面側の外周部には、例えばウレタンフォームまた
はゴムなどの材質で成るガスケット12c,12cが巻着され
ている。そして、保温容器1を単体で持ち運ぶ場合は、
第1図に示すように保温容器1の開口14を蓋体12によっ
て覆い、ロック金具9,9によって蓋体12を保温容器1に
固定する。このとき、蓋体12のガスケット12c,12cは保
温容器1の開口14の段部14aに密着され、保温容器1の
保温効率が向上するようになっている。尚、図中13は、
保温容器1を運搬する際の肩掛け用ベルトである。
図中20は、例えば硬質プラスチックなどの軽量な材質
で成るケース本体である。このケース本体20は、上方か
ら見てコ字形状となっており、内側には前記保温容器1
を収納するための収納空間20aが形成されていると共
に、前面には保温容器1を収脱する収脱口20bが収納空
間20aと連続して形成されている。また、ケース本体20
の内底面20cには、保温容器1の底面形状と合致する凹
溝20dが設けられている。ケース本体20の背面20eの内側
両端には、板ばね21,21の一端が各々ねじ22,22によって
固着されている。この板ばね21,21の他端の先端部は内
側に向かって少し折り曲げられている。また、ケース本
体20の両側面20f,20fには後述する冷却装置とケース本
体20とをロックするためのロック金具23,23(片側のみ
図示)が設けられている。
図中30は内部に冷却ユニット31を備えた冷却装置であ
る。冷却ユニット31はコンプレッサなどによって形成さ
れており、この冷却ユニット31で発生する冷気は冷却装
置30の下面30aの流出口30bから流出されるようになって
いる。この流出口30bの周囲には、ウレタンフォームま
たはゴムなどで形成されたガスケット32が取付けられて
いる。このガスケット32は、前述した保温容器1の開口
部14の段部14aに対応する大きさとなっている。
さらに、冷却装置30の下面30aの前方端中央には、電
源の供給端子33が取付ねじ34,34によって固着されてい
る。この供給端子33はリード線35によって冷却装置30の
背面30cに設けられる電源コネクタ36と接続されてい
る。そして、電源コネクタ36に電源ケーブル37の一端を
接続し、この電源ケーブル37の他端を例えば図示しない
車輌のバッテリー電源或は家庭用のコンセント等に取り
付けることにより、供給端子33に電源が供給されると同
時に、リード線38を介して冷却ユニット31にも電源が供
給されるようになっている。冷却装置30の前面30dに
は、冷蔵スイッチ39,温蔵スイッチ40及び各々のスイッ
チのON,OFFを表示するランプ41,42、さらに加熱、冷却
温度設定つまみ43が設けられ、冷却ユニット31及び供給
端子33への電源のON,OFF、また、被温蔵物或は被冷蔵物
2,2の加熱、冷却温度をコントロールすることができる
ようになっている。冷却装置30の両側面30e,30eには格
子状の放熱穴30f,30fが形成されており、一方の放熱穴3
0fの内側には図示しないファンが取付けられている。そ
して、冷却装置30の内部に強制的に外気を送り込み、発
熱する冷却ユニットを冷却するようになっている。ま
た、冷却装置30の背面30cの下部は外側に突出し、突出
部30gを形成している。この突出部30gには、シャフト44
が挿通されておりさらにこのシャフト44の両端部は前述
したケース本体20の両側面20f,20fの背面側上部に穿設
された挿通孔20g,20gに挿通され、このシャフト44を支
軸として冷却装置30がケース本体20に回動自在に支持さ
れるようになっている。また、冷却装置30の下面30aの
両側部には、ケース本体20に取付けられた板ばね21,21
の他端が係止しており、冷却装置30は第3図中矢印A方
向に常に付勢されている。尚、冷却装置30の矢印A方向
への回動は、背面30cの下部の突出部30gがケース本体20
の背面20eと上端部と当接することによって規制され、
必要以上に冷却装置30が回動しないようになっている。
以上の構成からなる温冷蔵装置において被温蔵物或は
被冷蔵物2,2を加熱または冷却する場合は、まず、保温
容器1の蓋体12を第4図に示すように開放して保温容器
1の背面1bに係止させる。この状態で保温容器1をケー
ス本体20の収脱口20bから収納空間20aに挿入し、保温容
器1の底面をケース本体20の内底面20cの凹溝20dに装着
して位置決めする。そして、板ばね21,21の付勢力に抗
して冷却装置30を第3図中の二点鎖線で示す位置まで矢
印B方向へ回動させ、冷却装置30の下面30aのガスケッ
ト32を保温容器1の開口14の段部14aに上方から密着さ
せる。このとき、冷却装置30の前面30d側に位置する供
給端子33と保温容器1の前面1a側に位置する受給端子8
とが接続されたことを確認する。そして、ケース本体20
のロック金具23,23により、冷却装置30をケース本体20
に圧接させると共に固定し、保温容器1の収納作業が完
了する。尚、冷却装置30は保温容器1の上方からほぼ垂
直に圧接されるため、例えば、保温容器1の上部側方か
ら、冷却装置30をスライドさせてこの冷却装置30を保温
容器1上に密着させるようにした場合に比べ、冷却装置
30と保温容器1との摺動抵抗等を考慮する必要がないた
め、冷却装置30を保温容器1に強く密着させることがで
き、よって保温容器1をケース本体20に確実に保持させ
ることができると共に、冷却装置30と保温容器1との間
から冷気が洩れるという不具合が発生することもない。
また、冷却装置30の回動中に供給端子33と受給端子8と
が自ずと接続されるように、これら供給端子33と受給端
子8とが冷却装置30と保温容器1の前面側に互いに対向
して配置されており、面倒な結線作業を一切行うことな
くヒータ4に対して電源を供給し得る状態となる。ま
た、供給端子33と受給端子8はケース本体20の収脱口20
bから露出する位置にあるので、これら供給端子33と受
給端子8との接続状態が目視でき、保温容器1の位置ず
れ等に起因する接触不良等を発生させることなく確実に
両端子33,8を接続できるものである。この状態で保温容
器1内の被冷蔵物2,2を冷却する場合は、冷蔵スイッチ3
9をON状態にすることにより、冷却ユニット31に電源が
供給されて作動し、冷気が流出口30bから流出し、保温
容器1の上面の開口14から内容器3a内に流入して被冷蔵
物2,2が冷却されるが、冷却装置30が保温容器1の上部
に位置しているので、この保温容器1は冷却装置30から
発生した熱の影響を受け難く、よって冷却効率が向上す
るものである。このとき、冷却装置30の温蔵スイッチ40
はOFF状態にし、供給端子33には電源が供給されないよ
うにしておく。
一方、保温容器1内の被温蔵物2,2を加熱または温蔵
する場合は、上述した冷蔵動作と同様の状態から、冷却
装置30の温蔵スイッチ40をON状態にし、冷蔵スイッチを
OFF状態にすることにより、冷却装置30の供給端子33に
電源が供給され、保温容器1の受給端子8とリード線7
とを介してヒータ4が作動して保温容器1内は下方から
効率よく加熱または温蔵される。また、冷蔵または温蔵
動作を休止する場合は、冷蔵スイッチ39と温蔵スイッチ
40とを共にOFF状態にすることにより、消費電力を節減
することができる。さらに、冷却装置30或はケース本体
20に保温容器1の有無を検知する検知素子を設けてお
き、保温容器1がケース本体20に装着されていない場合
は、冷蔵スイッチ39及び温蔵スイッチ40がON状態になっ
ていても冷却ユニット31及び供給端子33に電源を供給し
ないようにすることも可能である。尚、被温蔵物2,2を
加熱する際は必ずしも保温容器1をケース本体20に装着
する必要はなく、例えば第4図中の符号15で示す補助端
子を保温容器1に設け、この補助端子に電源ケーブル37
を直接接続することによって保温容器1単体でもヒータ
4を加熱することができるようになっている。
保温容器1を単体で持ち運ぶ場合には、冷却装置30を
固定しているケース本体20のロック金具23,23を解除す
ることにより、板ばね21,21の付勢力によって冷却装置3
0が矢印A方向へ回動し、保温容器1と冷却装置30とが
分離される。そして、ケース本体20の収納空間20aから
保温容器1を引き出し、前述したように保温容器1の開
口14を蓋体12で覆うと共に保温容器1と蓋体12とをロッ
ク金具9,9によって密着固定すれば、保温容器1内の被
温蔵物或は被冷蔵物2,2の温度を長時間保つことができ
ると共に、肩掛けベルト13を用いて保温容器1を自由に
持ち運ぶことができる。尚、ケース本体20に把手を設け
ることでケース本体20及び冷却装置30を容易に持ち運ぶ
ことができることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の請求項1記載の温冷蔵
装置によれば、被温蔵物或は被冷蔵物を収納する保温容
器が、冷却装置が取付けられたケース本体に対して収脱
自在であるので、軽量な保温容器のみを極めて容易に運
搬できるようになる。また、保温容器にヒータを設けた
ので、冷蔵機能だけでなく温蔵機能も併せ持つ冷蔵装置
を提供することができる。さらに、保温容器に設けられ
ヒータに接続された受給端子と、冷却装置またはケース
本体に設けられ受給端子に対して電源を供給するための
供給端子とが、保温容器を収納空間に収納する際に互い
に接続される位置にそれぞれ配置されているので、保温
容器を収納空間に収納するだけで保温容器のヒータに電
源を供給し得る状態となり、面倒な結線作業が一切不要
となるものである。
また、請求項2記載の温冷蔵装置によれば、ヒータが
前記保温容器の内壁から露出して設けられているので、
保温容器内を全体的に温められるだけでなく、このヒー
タに直接被加熱物を接触させることにより、例えば簡易
型の湯沸かし器としても使用できるものである。
さらに、請求項3記載の温冷蔵装置によれば、ケース
本体の収納空間内に保温容器を収納する際にケース本体
の収脱口から露出する位置に受給端子と供給端子とが配
置されているので、この受給端子と供給端子との接続状
態が目視でき、接触不良等を発生させることなく確実に
これら両端子を接続できるものである。
また、請求項4記載の温冷蔵装置によれば、保温容器
を収納空間に収納した際にこの保温容器の上部に冷却装
置が位置するように、この冷却装置がケース本体の上部
に取付けられているので、保温容器が冷却装置から発生
する熱の影響を受け難く、冷却効率が向上する。なおか
つ冷却装置をケース本体に回動自在に設けることで、ス
ライド式などに比べて、この冷却装置を収納空間に収納
された保温容器に対して強く密着させることができ、ケ
ース本体に保温容器を確実に保持させることができると
共に、冷却装置から保温容器に流入する冷気の洩れを防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本考案による温冷蔵装置の一実施例
を示すものであり、第1図は、ケース本体から保温容器
を取外した状態を示す斜視図、第2図は、ケース本体に
保温容器を収納した状態を示す斜視図、第3図はケース
本体及び冷却装置の側断面図、第4図は、保温容器の側
断面図、第5図は、従来の冷蔵装置を示す斜視図であ
る。 1…保温容器、2…被温蔵物或は被冷蔵物、3a,3b…内
容器、4…ヒータ、8…受給端子、20…ケース本体、20
a…収納空間、20b…収脱口、30…冷却装置、33…供給端
子。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被温蔵物或は被冷蔵物を収納するための箱
    形の保温容器と、この保温容器を収脱自在に収納する収
    納空間を有するケース本体と、このケース本体に取付け
    られ前記収納空間に収納された前記保温容器内に冷気を
    供給する冷却装置と、前記保温容器に設けられ前記被温
    蔵物を加熱するヒータと、前記保温容器に設けられ前記
    ヒータに接続された受給端子と、前記冷却装置と前記ケ
    ース本体との少なくとも一方に設けられ前記受給端子に
    対して電源を供給するための供給端子とを備え、前記受
    給端子と前記供給端子は前記保温容器を前記収納空間に
    収納する際に互いに接続される位置にそれぞれ配置され
    ていることを特徴とする温冷蔵装置。
  2. 【請求項2】前記ヒータは前記保温容器の内壁から露出
    して設けられている請求項1記載の温冷蔵装置。
  3. 【請求項3】前記ケース本体の側面には前記収納空間と
    連続する収脱口が形成され、前記収納空間内に前記保温
    容器を収納する際に前記収脱口から露出する位置に前記
    受給端子と前記供給端子とがそれぞれ配置されている請
    求項1記載の温冷蔵装置。
  4. 【請求項4】前記冷却装置は、前記保温容器を前記収納
    空間に収納した際にこの保温容器の上部に位置するよう
    に前記ケース本体の上部に回動自在に取付けられている
    請求項1記載の温冷蔵装置。
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