JPH0873170A - エスカレータの安全装置 - Google Patents

エスカレータの安全装置

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JPH0873170A
JPH0873170A JP20854794A JP20854794A JPH0873170A JP H0873170 A JPH0873170 A JP H0873170A JP 20854794 A JP20854794 A JP 20854794A JP 20854794 A JP20854794 A JP 20854794A JP H0873170 A JPH0873170 A JP H0873170A
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JP
Japan
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comb plate
escalator
plate
comb
auxiliary
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JP20854794A
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English (en)
Inventor
Matsuo Masaki
松雄 正木
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 踏板とコムプレートとの間に挟まれる挟まれ
事故を防止するエスカレータの安全装置を提供する。 【構成】 一端にコム1を固定し、他端にコムプレート
2との接点を支点とした軸8を設けてコムプレート2に
回動自在に取り付けられた補助コムプレート6を設け
る。軸8のスカートガードと軸受との間にカムとカムが
外れることにより作動する安全スイッチとを設け、異物
がコム1と踏板3との間に挟まると、補助コムプレート
6は持ち上がり、これに連動して安全スイッチからカム
が外れることでエスカレータは停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータの安全装
置、特に異物又は人の足等がコムに挟まることによるコ
ムの折損及び災害を防止するエスカレータの安全装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、エスカレータの踏板が潜り込
む部分の構造を示した概略図である。この部分は、コム
1とコム1を固定するコムプレート2とで構成され、そ
の下側に踏板3が順次潜り込むという構造になってい
る。エスカレータは、スカートガード4によってフロア
床面と区切られている。また、コムプレート2は、フロ
ア床面に完全に固定されている。図11は、このコム1
及びコムプレート2の部分を上から見た全体図であり、
図12は、コム1の取り付け部分を示した横断面図であ
る。コム1は、取付ビス1aによりコムプレート2に固
定されている。踏板3の表面は、通常凹凸が形成されて
おり、その凸部とコム1の先とがかみ合った状態に設け
られる。
【0003】従来では、コム1の先は、丸い形状をして
いるので、つまづいて転倒するなどの事故を防止するこ
とができる。また、コム1は、踏板3の表面の凸部とか
み合った状態で取り付けられているので、コムプレート
2と踏板3との隙間Aに乗客の履き物を挟んだりするこ
とから防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、踏板3
とコム1の間に傘の先等異物が挟まると、コム1はコム
プレート2に取付ビス1aで固定されているので折損す
る。
【0005】コム1が折損することで、フロア床面に完
全に固定されたコムプレート2と踏板3との隙間Aに異
物や人の手足を挟み込む可能性がより高くなり極めて危
険である。
【0006】また、人の手足等が隙間Aに挟まったとし
てもエスカレータを即座に停止させる装置が設けられて
いないため、より重大な利用者災害が発生する可能性が
あるという問題があった。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、踏板とコムプレー
トとの間に挟まれる挟まれ事故を防止するエスカレータ
の安全装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、踏板がコムプレー
トに取り付けられたコムの下側に潜り込むエレベータに
おいて、前記コムを固定し前記コムプレートに自在に取
り付けられた補助コムプレートと、前記補助コムプレー
トの動きを検知することで作動する安全スイッチ手段
と、を有し、前記安全スイッチ手段が作動することによ
りエスカレータを停止させることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
スカレータの安全装置において、前記補助コムプレート
と前記コムプレートとの接点を支点に前記補助コムプレ
ートを回動自在に取り付ける軸を有し、前記安全スイッ
チ手段は、前記軸の回動に応じて作動することを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載のエ
スカレータの安全装置において、前記安全スイッチ手段
は、前記軸に取り付けられ連動するカムと、前記カムが
外れることにより作動する安全スイッチと、を有するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載のエ
スカレータの安全装置において、前記安全スイッチ手段
は、前記コムプレートと前記補助コムプレートの重なり
部分に配置された圧力スイッチを有することを特徴とす
る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載のエ
スカレータの安全装置において、前記補助コムプレート
を前記コムプレートに摺動自在に取り付ける取付手段を
有し、前記安全スイッチ手段は、前記補助コムプレート
の摺動に応じて作動することを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載のエ
スカレータの安全装置において、前記安全スイッチ手段
は、前記補助コムプレートの両端に光電スイッチを有
し、前記補助コムプレートは、摺動することにより前記
光電スイッチ間の光束を遮る光遮蔽板と、を有すること
を特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載のエ
スカレータの安全装置において、前記補助コムプレート
は、摺動方向に伸びた作動棒を有し、前記安全スイッチ
手段は、前記補助コムプレートの摺動方向に設けられ、
前記作動棒によって押下されることにより作動する安全
スイッチを有することを特徴とする。
【0015】
【作用】以上のような構成を有する本発明に係るエスカ
レータの安全装置においては、補助コムプレートは、コ
ムと踏板の間に人の手足等の異物が挟まれると、それに
応じて動作する。安全スイッチ手段は、補助コムプレー
トの動きを検知することで人の手足等がコムプレートと
踏板との隙間に挟まれることから防止することができ
る。
【0016】つまり、補助コムプレートとコムプレート
との接点を支点とした軸を設け、その軸にカムを設けた
場合、コムと踏板の間に異物が挟まれると補助コムプレ
ートは持ち上がるので、コムの折損から防止することが
できる。また、カムが安全スイッチから外れることによ
り補助コムプレートの回動を検知し、異物がコムプレー
トと踏板の間に挟まれる前にエスカレータを停止させる
ことができる。
【0017】あるいは、圧力スイッチを補助コムプレー
トとコムプレートとの重なり部分に設けた場合、補助コ
ムプレートの回動動作により圧力スイッチに補助コムプ
レートの重さがかからなくなることで補助コムプレート
の回動を検知し、異物がコムプレートと踏板との隙間に
挟まれる前にエスカレータを停止させることができる。
【0018】また、他の発明によれば、補助コムプレー
トを摺動可能に設け、この補助コムプレートの摺動動作
を検知することにより異物がコムプレートと踏板との隙
間に挟まれる前にエスカレータを停止させることができ
る。
【0019】すなわち、補助コムプレートに設けられた
光遮蔽板が、その摺動方向に設置された光電スイッチ間
の光束を遮ることにより補助コムプレートの摺動を検知
する。
【0020】あるいは、補助コムプレートに設けられた
作動棒が、その摺動方向に設置された安全スイッチを押
下することにより補助コムプレートの摺動を検知する。
【0021】このようにして、異物がコムプレートと踏
板との隙間に挟まれそうになっていることを検知しエス
カレータを停止させることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。なお、従来例と同じ要素には、同じ符号
を付ける。
【0023】実施例1.図1は、本発明に係るエスカレ
ータの安全装置の第1実施例を上から見たときの全体図
である。図2は、図1におけるコムの取り付け部分を示
した横断面図である。図1、2に示したように、コム1
とコムプレート2の間に補助コムプレート6を設け、そ
の一端側にコム1を取付ビス1aで固定し、他端側にコ
ムプレート2を自在に取り付ける。本実施例において
は、補助コムプレート6とコムプレート2との接点を支
点に補助コムプレート6を回動自在に取り付ける軸8を
設けて取り付ける。なおこの補助コムプレート6を設け
たことによりコムプレート2からコム1の先端までが従
来と比較し長い構造となる。補助コムプレート6は、軸
8に取付ボルト(シンクネジ)10で固定される。軸8
は、その両端を軸受12で軸支される。
【0024】また、本実施例では、補助コムプレート6
の動きを検知することで作動する安全スイッチ手段を設
けたことを特徴としている。図3は、この安全スイッチ
手段の構成を示した図であり、軸8に取り付けられ連動
するカム20とカム20が外れることにより作動する安
全スイッチ22とで構成される。カム20は、図1に示
したように軸8のいずれか一方に設置されればよく、取
付ボルト24で軸8に固定される。従って、本実施例に
おける安全スイッチ手段は、軸8の回動に応じて作動す
ることになる。
【0025】本実施例において特徴的なことは、以上の
構成を有することにより、人の手足、傘等の異物がコム
1と踏板3の隙間に挟み込まれたときに補助コムプレー
ト6が回動することで持ち上がるようにしたことで、コ
ム1の折損から防止することができる。また、安全スイ
ッチ手段がこの回動を検知することでエスカレータを即
座に停止させることができる。これにより、コムプレー
ト2と踏板3との隙間に異物が挟まれる挟まれ事故を防
止することができる。
【0026】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0027】エスカレータが正常に運転されていると
き、カム20は、図3(a)に示したように安全スイッ
チ22を押下した状態で維持されている。
【0028】ここで、異物がコム1と踏板3との間に挟
まれると、補助コムプレート6は、その作用により持ち
上がることになる。これにより、コム1の折損を防止す
ることができる。この補助コムプレート6が持ち上がっ
た状態を図4に示す。補助コムプレート6の回動は、軸
8を介してカム20に伝わり、図3(b)に示したよう
にカム20は安全スイッチ22から外れる。図5は、検
出リレー回路を示した図であり、検出リレー26に安全
スイッチ22による接点を設け、この検出リレー回路を
エスカレータの運転回路に組み込む。カム20が安全ス
イッチ22から外れることでこの回路が作動し、この結
果、エスカレータの運転を即座にかつ自動的に停止させ
ることができる。
【0029】従って、異物が隙間Aに挟まる前にエスカ
レータの運転を即座に停止させることができるので、挟
まれ事故を防止することができる。
【0030】特に、本実施例によれば、補助コムプレー
ト6を設けたことによりコム1の先からコムプレート2
までの距離を長くすることができるので、異物がコムプ
レート2に達するまで時間的に余裕を持たせることがで
きる。従って、長さ調節可能なように補助コムプレート
6を成形すれば、エスカレータの運転速度等に応じてコ
ム1の先からコムプレート2までの距離を変えることが
でき、エスカレータの運用に柔軟に適応させることがで
きる。
【0031】実施例2.図6は、本発明に係るエスカレ
ータの安全装置の第2実施例におけるコムの取り付け部
分を示した横断面図である。なお、第1実施例と同じ要
素には同じ符号を付け、説明を省略する。後述する実施
例においても同様とする。
【0032】上記第1実施例においては、補助コムプレ
ート6の回動を軸を介して検知するように安全スイッチ
手段を設けたが、本実施例における安全スイッチ手段
は、コムプレート2と補助コムプレート6との重なり部
分、本実施例においては図6に示したようにコムプレー
ト2と補助コムプレート6と対向する面に配置された圧
力スイッチ28を設けることを特徴としている。これに
より、補助コムプレート6の回動を検知することができ
る。
【0033】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0034】エスカレータが正常に運転されていると
き、圧力スイッチ28には、補助コムプレート6の重さ
がかかっている状態にある。
【0035】ここで、異物がコム1と踏板3との間に挟
まれると、補助コムプレート6は、その作用により持ち
上がることになる。これにより、コム1の折損を防止す
ることができる。また、補助コムプレート6が持ち上が
ったことにより、圧力スイッチ28は、補助コムプレー
ト6の重さがかからなくなったことで補助コムプレート
6の回動を検知することができる。これにより、図5に
示した検出リレー回路とほぼ同様の機能を有する回路は
作動し、この結果、エスカレータの運転を即座に停止さ
せることができる。
【0036】以上のようにして、本実施例によれば、コ
ムプレート2と補助コムプレート6との重なり部分に圧
力スイッチ28を設けることで、上記第1実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0037】実施例3.上記第1、2実施例において
は、補助コムプレート6を回動させるように動作させた
が、本実施例においては、補助コムプレート6を摺動さ
せるように動作させることを特徴とする。
【0038】図7は、本発明に係るエスカレータの安全
装置の第3実施例を上から見たときの全体図である。図
8は、図7におけるコムの取り付け部分を示した横断面
図である。図8に示したように、コム1とコムプレート
102の間に補助コムプレート106を設け、その一端
側にコム1を取付ビス1aで固定し、他端側にコムプレ
ート2を嵌合するように設ける。コムプレート102の
補助コムプレート106と対向する側は空洞であり、空
洞の底面には、踏板3と並行方向、すなわち補助コムプ
レート106の摺動する方向に伸びた両切ボルト30を
配設し、スプリング34、補助コムプレート106を通
した後、この端部に調整ナット32を付ける。補助コム
プレート106は、スプリング34により付勢され調整
ナット32で係止される。また、空洞の両側面には、両
切ボルト30を挟むことで補助コムプレート106を保
持する補助コムプレート支えピン36が設けられてい
る。
【0039】上記の補助コムプレート106をコムプレ
ート102に摺動自在に取り付ける取付手段の他に、補
助コムプレート106のコム1の反対側に伸びた部分に
は、補助コムプレート106が摺動することにより安全
スイッチ手段としての光電スイッチの光束を遮る光遮蔽
板38を設ける。図7に示したように、この光電スイッ
チ40は、エスカレータの両端の、ちょうど補助コムプ
レート106が摺動することにより光遮蔽板38が光束
を遮る位置に配設される。
【0040】本実施例において特徴的なことは、以上の
構成を有することにより、人の手足、傘等の異物がコム
1と踏板3の隙間に挟み込まれたときに補助コムプレー
ト6が摺動することでコム1の折損から防止することが
できる。また、光電スイッチ40がこの摺動を検知する
ことでエスカレータを即座に停止させることができる。
これにより、コムプレート102と踏板3との隙間Aに
異物が挟まれる挟まれ事故を防止することができる。
【0041】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0042】エスカレータが正常に運転されていると
き、光電スイッチ40は、一方が発した光束を他方が受
光できる状態にある。
【0043】ここで、異物がコム1と踏板3との間に挟
まれそうになると、補助コムプレート106は、その作
用によりスプリング34が押し縮まれる方向に摺動する
ことになる。更に、この摺動動作により、実際にはコム
1に乗り上げる力が働き、異物はコム1と踏板3との間
に入り込みにくくなる。従って、コム1の折損を防止す
ることができる。補助コムプレート106が摺動するこ
とにより、光遮蔽板38は、光電スイッチ40の光束を
遮ることになる。光電スイッチ40は、光束が遮られる
ことで補助コムプレート106の摺動を検知することが
できる。これにより、図5に示した検出リレー回路とほ
ぼ同様の機能を有する回路は作動する。このように、補
助コムプレート106の摺動に応じて作動することで、
エスカレータの運転を即座にかつ自動的に停止させるこ
とができる。
【0044】以上のように、本実施例によれば、異物が
コム1と踏板3との間に入り込にくくすることができ、
また、補助コムプレート106の摺動により実際に挟ま
る前にエスカレータの運転を即座に停止させることがで
きるので、挟まれ事故を防止することができる。
【0045】また、本実施例においては、調整ナット3
2の位置を調整することでコム1とコムプレート102
との間の長さを調節することができ、上記第1実施例と
同様、異物がコムプレート102に達するまでの時間を
調整することができる。
【0046】実施例4.図9は、本発明に係るエスカレ
ータの安全装置の第4実施例におけるコムの取り付け部
分を示した横断面図である。本実施例においては、補助
コムプレート106にコム1の反対側の摺動方向に伸び
た作動棒42を設け、その作動棒42の先端に対応した
位置に安全スイッチ手段としての安全スイッチ44を設
けることを特徴とする。
【0047】すなわち、上記第3実施例においては、補
助コムプレート106の摺動を安全スイッチ手段である
光電スイッチ40の光束を遮蔽することで検知するよう
にしたが、本実施例においては、補助コムプレート10
6に設けた作動棒42が安全スイッチ44を押下するこ
とで補助コムプレート106の摺動を検知することを特
徴とする。
【0048】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0049】エスカレータが正常に運転されていると
き、作動棒42は、安全スイッチ44まで達してなく押
下していない。
【0050】ここで、異物がコム1と踏板3との間に挟
まれそうになると、補助コムプレート106は、その作
用によりスプリング34が押し縮まれる方向に摺動する
ことになる。更に、この摺動動作により、実際にはコム
1に乗り上げる力が働き、異物はコム1と踏板3との間
に入り込みにくくなる。従って、コム1の折損を防止す
ることができる。補助コムプレート106が摺動するこ
とにより、作動棒42は、安全スイッチ44を押下する
ことになる。この押下により、補助コムプレート106
の摺動を即座に検知することができる。これにより、図
5に示した検出リレー回路とほぼ同様の機能を有する回
路は作動する。このように、補助コムプレート106の
摺動に応じて作動することで、エスカレータの運転を即
座にかつ自動的に停止させることができる。
【0051】以上のように、本実施例によれば、補助コ
ムプレート106の摺動により安全スイッチ44を押下
する作動棒42を設けたことで、上記第3実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、異物が
コムと踏板の隙間に挟み込まれたときに回動する補助コ
ムプレートを設けたことで、コムの折損を防止すること
が可能となる。
【0053】また、補助コムプレートの回動を検知する
ことで作動するカム等で構成される安全スイッチ手段を
設けたことで、エスカレータを即座にかつ自動的に停止
させることが可能になる。これにより、コムプレートと
踏板との間に異物が挟まれる挟まれ事故から防止するこ
とが可能となる。
【0054】また、コムプレートと補助コムプレートと
の重なり部分に圧力スイッチを設けることで、上記と同
様の効果を得ることが可能となる。
【0055】また、他の発明によれば、異物がコムと踏
板の隙間に挟み込もうとしたときに摺動する補助コムプ
レートを設けたことで、コムの折損を防止することが可
能となる。
【0056】また、補助コムプレートの摺動を検知する
ことで作動する安全スイッチ手段を設けたことで、エス
カレータを即座にかつ自動的に停止させることが可能に
なる。これにより、コムプレートと踏板との間に異物が
挟まれる挟まれ事故から防止することが可能となる。
【0057】この安全スイッチ手段は、光電スイッチ、
あるいは作動棒で押下されることにより作動する安全ス
イッチにより上記効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエスカレータの安全装置の第1実
施例の全体図である。
【図2】第1実施例においてコムの取り付け部分を示し
た横断面図である。
【図3】第1実施例における安全スイッチ手段の構成を
示した図である。
【図4】第1実施例において補助コムプレートが持ち上
がった状態を示した図である。
【図5】第1実施例における検出リレー回路を示した図
である。
【図6】本発明に係るエスカレータの安全装置の第2実
施例におけるコムの取り付け部分を示した横断面図であ
る。
【図7】本発明に係るエスカレータの安全装置の第3実
施例の全体図である。
【図8】第3実施例においてコムの取り付け部分を示し
た横断面図である。
【図9】本発明に係るエスカレータの安全装置の第4実
施例におけるコムの取り付け部分を示した横断面図であ
る。
【図10】エスカレータの踏板が潜り込む部分の構造を
示した概略図である。
【図11】従来のエスカレータのコム及びコムプレート
の部分を上から見た全体図である。
【図12】従来のエスカレータのコムの取り付け部分を
示した横断面図である。
【符号の説明】
1 コム 1a 取付ビス 2、102 コムプレート 3 踏板 6、106 補助コムプレート 8 軸 10、24 取付ボルト 12 軸受 20 カム 22、44 安全スイッチ 26 検出リレー 28 圧力スイッチ 30 両切ボルト 32 調整ナット 34 スプリング 36 補助コムプレート支えピン 38 光遮蔽板 40 光電スイッチ 42 作動棒 A 隙間
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、踏板がコムプレー
トに取り付けられたコムの下側に潜り込むエスカレータ
において、前記コムを固定し前記コムプレートに自在に
取り付けられた補助コムプレートと、前記補助コムプレ
ートの動きを検知することで作動する安全スイッチ手段
と、を有し、前記安全スイッチ手段が作動することによ
りエスカレータを停止させることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載のエ
スカレータの安全装置において、前記安全スイッチ手段
は、前記補助コムプレートの両端に光電スイッチを有
し、前記補助コムプレートは、摺動することにより前記
光電スイッチ間の光束を遮る光遮蔽板と、を有するこ
とを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】上記の補助コムプレート106をコムプレ
ート102に摺動自在に取り付ける取付手段の他に、補
助コムプレート106のコム1の反対側に伸びた部分に
は、補助コムプレート106が摺動することにより安全
スイッチ手段としての光電スイッチの光束を遮る光遮
蔽板38を設ける。図7に示したように、この光電スイ
ッチ40は、エスカレータの両端の、ちょうど補助コム
プレート106が摺動することにより光遮蔽板38が光
束を遮る位置に配設される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ここで、異物がコム1と踏板3との間に挟
まれそうになると、補助コムプレート106は、その作
用によりスプリング34が押し縮まれる方向に摺動する
ことになる。更に、この摺動動作により、実際にはコム
1に乗り上げる力が働き、異物はコム1と踏板3との間
に入り込みにくくなる。従って、コム1の折損を防止す
ることができる。補助コムプレート106が摺動するこ
とにより、光遮蔽板38は、光電スイッチ40の光束を
ることになる。光電スイッチ40は、光束が遮
れることで補助コムプレート106の摺動を検知するこ
とができる。これにより、図5に示した検出リレー回路
とほぼ同様の機能を有する回路は作動する。このよう
に、補助コムプレート106の摺動に応じて作動するこ
とで、エスカレータの運転を即座にかつ自動的に停止さ
せることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】以上のように、本実施例によれば、異物が
コム1と踏板3との間に入り込にくくすることがで
き、また、補助コムプレート106の摺動により実際に
挟まる前にエスカレータの運転を即座に停止させること
ができるので、挾まれ事故を防止することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏板がコムプレートに取り付けられたコ
    ムの下側に潜り込むエレベータにおいて、 前記コムを固定し前記コムプレートに自在に取り付けら
    れた補助コムプレートと、 前記補助コムプレートの動きを検知することで作動する
    安全スイッチ手段と、 を有し、 前記安全スイッチ手段が作動することによりエスカレー
    タを停止させることを特徴とするエスカレータの安全装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記補助コムプレートと前記コムプレートとの接点を支
    点に前記補助コムプレートを回動自在に取り付ける軸を
    有し、 前記安全スイッチ手段は、前記軸の回動に応じて作動す
    ることを特徴とするエスカレータの安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記安全スイッチ手段は、 前記軸に取り付けられ連動するカムと、 前記カムが外れることにより作動する安全スイッチと、 を有することを特徴とするエスカレータの安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記安全スイッチ手段は、前記コムプレートと前記補助
    コムプレートの重なり部分に配置された圧力スイッチを
    有することを特徴とするエスカレータの安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記補助コムプレートを前記コムプレートに摺動自在に
    取り付ける取付手段を有し、 前記安全スイッチ手段は、前記補助コムプレートの摺動
    に応じて作動することを特徴とするエスカレータの安全
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記安全スイッチ手段は、前記補助コムプレートの両端
    に光電スイッチを有し、 前記補助コムプレートは、摺動することにより前記光電
    スイッチ間の光束を遮る光遮蔽板と、 を有することを特徴とするエスカレータの安全装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のエスカレータの安全装置
    において、 前記補助コムプレートは、摺動方向に伸びた作動棒を有
    し、 前記安全スイッチ手段は、前記補助コムプレートの摺動
    方向に設けられ、前記作動棒によって押下されることに
    より作動する安全スイッチを有することを特徴とするエ
    スカレータの安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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