JPH0873084A - 合成樹脂フィルムのロール状捲取り物 - Google Patents

合成樹脂フィルムのロール状捲取り物

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JPH0873084A
JPH0873084A JP20867494A JP20867494A JPH0873084A JP H0873084 A JPH0873084 A JP H0873084A JP 20867494 A JP20867494 A JP 20867494A JP 20867494 A JP20867494 A JP 20867494A JP H0873084 A JPH0873084 A JP H0873084A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin film
roll
adhesive
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP20867494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Sugiyama
政義 杉山
Takeshi Kawabata
剛 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂フィルムのロール状捲取り物を再使
用する際に、捲戻した合成樹脂フィルムの長さ方向端部
に両面テープ等が随伴されない合成樹脂フィルムのロー
ル状捲取り物を提供する。 【構成】 長尺、広幅の合成樹脂フィルムの捲始め端末
と捲芯表面とを、両面粘着テープを介して貼着したロー
ル状捲取り物において、JIS Zー1582に準拠し
て測定した前記両面粘着テープの弱粘着面の粘着力が5
g/25mmないし30g/25mmの範囲であり、かつ、
強粘着面の粘着力が300g/25mm以上である両面粘
着テープを強粘着面側が捲芯に、弱粘着面側が合成樹脂
フィルムに、それぞれ貼着されてなることを特徴とする
合成樹脂フィルムのロール状捲取り物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂フィルムのロ
ール状捲取り物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に合成樹脂フィルムまたはシート
は、通常、製造時には連続的に捲芯に捲付けられる。こ
のような合成樹脂フィルムのロール状捲取り物は、製品
として包装され搬送されたり、加工に供されたりする。
その際、これら製品の中には規格外品が発生したり、ま
た、フィルムまたはシートを捲戻しながら袋、容器など
の加工に使用する際には若干のスケルトンが生じる。こ
のような規格外品やスケルトン等のスクラップ品は、通
常、回収され再生フィルムの原料として再使用されるの
が、経済面および資源の有効利用の面から一般的であ
る。
【0003】従来より、このようなフィルムまたはシー
トのロール状捲取り物を製造する方法として、粘着テー
プを使用して、捲芯と合成樹脂フィルムとを貼着させ捲
取る方法が提案されている(実開昭59ー100769
号公報参照)。しかし、片面粘着テープを使用したロー
ル状捲物では、使用される製品フィルムの捲始め端末に
粘着テープが随伴したまま再使用に供されることが多
い。この場合、粘着テープに、捲芯の材質により、例え
ば、紙製の捲芯の場合には紙管表層部の紙材等が、ま
た、金属製の捲芯の場合には錆等が付着した状態で再使
用に供されることになり、これら異物の混入により再生
フィルムの品質を低下させるという問題があった。
【0004】そのため、捲芯側に粘着テープを残留させ
る目的で、両面の粘着力が異なる両面粘着テープを使用
して、強い粘着面を捲取りボビンの捲芯に、弱い粘着面
にウエブの捲始め端を貼着したフィルムの捲取り方法が
提案されている(特開昭63ー235242号公報参
照)。しかし、単に粘着力が異なるだけの両面粘着テー
プでは、捲芯上に両面粘着テープが残留せず、ウエブの
端部に随伴してしまうという問題は解決されなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みなされたものであり、合成樹脂フィルムのロール状
捲取り物を再使用する際に、捲戻した合成樹脂フィルム
の長さ方向端部に両面テープ等が随伴されない合成樹脂
フィルムのロール状捲取り物を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明においては、長尺、
広幅の合成樹脂フィルムの捲始め端末と捲芯表面とを、
両面粘着テープをを介して貼着したロール状捲取り物に
おいて、JIS Z−1582に準拠して測定した前記
両面粘着テープの弱粘着面の粘着力が5g/25mmない
し30g/25mmの範囲であり、かつ、強粘着面の粘着
力が300g/25mm以上である両面粘着テープを強粘
着面側が捲芯に、弱粘着面側が合成樹脂フィルムに、そ
れぞれ貼着されてなるという手段を講ずるものである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける合成樹脂フィルムとは、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレンー酢酸ビニル、エチレンーアクリル酸
エステル等のポリオレフィン系樹脂製フィルム、ポリス
チレン等のポリスチレン系樹脂製フィルム、ナイロン
6、ナイロン66、MXDナイロン等のポりアミド系樹
脂製フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポりエステル系樹脂製フィル
ム、ポリカーボネート樹脂製フィルム、などの熱可塑性
合成樹脂製のフィルムである。このフィルムは、未延伸
フィルムでも延伸フィルムであってよく、単層でも、異
なる種類の合成樹脂フィルムの積層フィルムであっても
よい。
【0008】合成樹脂フィルムを製造するには、Tダイ
法、インフレーション法等の押出成形法、カレンダー法
等、従来公知の方法を採用することができる。このフィ
ルムは、厚さに特に制限はないが、通常0.01〜1.
0mmの範囲で選ばれる。またフィルムの幅、長さなど
は、フィルムの用途により変わるが、幅は30〜500
cmの範囲、長さは30〜500mの範囲のものが使用で
きる。
【0009】本発明における捲芯は、紙製、金属製の円
筒形のものが使用できる。経済性の面より、紙製の捲芯
が使用される。この捲芯の長さは、合成樹脂フィルムの
幅に合わせた長さにするのがよい。本発明における両面
テープは、JIS Z−1582に準拠して測定した両
面テープの弱粘着面の粘着力が5g/25mmないし30
g/25mmの範囲であり、かつ、強粘着面の粘着力が3
00g/25mm以上である両面粘着テープであることが
必要である。
【0010】弱粘着面の粘着力が5g/25mm未満の場
合は、合成樹脂フィルムとの粘着力が弱く、30g/2
5mmを越える場合は、ロール状捲取り物を捲き戻した際
に合成樹脂フィルム側に両面粘着テープが貼着した状態
となり好ましくない。また、強粘着面の粘着力が300
g/25mm未満の場合は、捲芯との粘着力が弱く好まし
くない。
【0011】この両面粘着テープの基材は、前記した熱
可塑性合成樹脂製フィルムの他に、紙、セロファン等が
使用できる。また、この両面粘着テープの粘着剤として
は、一般的に使用されている、例えば、ユリア樹脂系接
着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着
剤、αーオレフィン樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着
剤、酢酸ビニル樹脂系接着剤、水性ビニルウレタン系接
着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、ホットメルト接
着剤、シアノアクリレート系接着剤、嫌気性接着剤、ポ
リウレタン系接着剤、クロロプレン系接着剤、ニトリル
ゴム系接着剤、SBR系接着剤、天然ゴム系接着剤、セ
ルロース系接着剤、無機系接着剤、等を採用することが
できる。
【0012】これら粘着剤は、JIS Z−1582に
準拠して測定した粘着力が、弱粘着面の粘着力が5g/
25mmないし30g/25mmの範囲であり、かつ、強粘
着面の粘着力が300g/25mm以上であるように選択
して、両面粘着テープの基材に塗布することにより製造
することができる。両面粘着テープの幅は、5mm〜10
0mmの範囲で、また、長さは使用する捲芯の長さに合わ
せて、適宜用途に応じて選択することができる。
【0013】本発明において合成樹脂フィルムのロール
状捲取り物の捲取り方法は、まず、捲芯の長さ方向に最
短長さに前記両面粘着テープの強粘着面側を捲芯に貼着
し、その後、弱粘着面側に合成樹脂フィルムを貼着し
て、ロール状に捲取る。両面粘着テープの強粘着面側を
捲芯に貼着させることにより、ロール状捲取り物を捲戻
した場合に、両面粘着テープは捲芯に残り、合成樹脂フ
ィルムの長さ方向端部に、両面粘着テープが随伴される
ことがない合成樹脂フィルムのロール状捲取り物を得る
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の内容および効果を実施例によ
り更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を越えな
い限り以下の例に限定されるものではない。 〈粘着力〉JIS Z−1582に準拠して、測定し
た。
【0015】実施例1 直径72mm、長さ100cmの紙芯に、幅10mm、長さ1
00cm、粘着力の一方が330g/25mm、他方が15
g/25mmである両面粘着テープの強粘着面を紙芯の長
さ方向にまっすぐに貼着した。その後、両面粘着テープ
の弱粘着面に、厚さ12μ、幅100cm、長さ50mの
二軸延伸ナイロンフィルムの端部を貼着してロール状に
捲いてロール状捲取り物を得た。
【0016】得られたロール状捲取り物を、すべて巻き
戻した際、両面粘着テープは紙芯に貼着した状態で残
り、ナイロンフィルムには随伴されなかった。 実施例2 実施例1に記載の例において、粘着力の一方が27g/
25mm、他方が500g/25mmである両面粘着テープ
に代えたほかは、同様な方法でロール状捲取り物を得
た。
【0017】得られたロール状捲取り物を、すべて巻き
戻した際、両面粘着テープは紙芯に貼着した状態で残
り、ナイロンフィルムには随伴されなかった。 比較例1〜比較例3 実施例1に記載の例において、粘着力の一方が31g/
25mm、他方が330g/25mmである両面粘着テープ
(比較例1)、粘着力の一方が78g/25mm、他方が
840g/25mmである両面粘着テープ(比較例2)、
粘着力の一方が620g/25mm、他方が670g/2
5mmである両面粘着テープ(比較例3)にそれぞれ代え
たほかは、同様な方法でロール状捲取り物を得た。
【0018】得られたロール状捲取り物を、すべて巻き
戻した際、比較例1、比較例2および比較例3とも、捲
芯表層部の紙材が付着した両面粘着テープがナイロンフ
ィルムに随伴された状態で巻き戻されてしまった。
【0019】
【発明の効果】本発明の合成樹脂のロール状捲取り物
は、このロール状捲取り物を再使用するために捲戻した
際、合成樹脂フィルムに両面粘着テープ等が随伴されな
いため、紙や錆等の異物の混入を防止することができ、
再生フィルムの品質低下を防ぐという、特別に有利な効
果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺、広幅の合成樹脂フィルムの捲始め
    端末と捲芯表面とを、両面粘着テープを介して貼着した
    ロール状捲取り物において、JIS Z−1582に準
    拠して測定した前記両面粘着テープの弱粘着面の粘着力
    が5g/25mmないし30g/25mmの範囲であり、か
    つ、強粘着面の粘着力が300g/25mm以上である両
    面粘着テープを強粘着面側が捲芯に、弱粘着面側が合成
    樹脂フィルムに、それぞれ貼着されてなることを特徴と
    する合成樹脂フィルムのロール状捲取り物。
JP20867494A 1994-09-01 1994-09-01 合成樹脂フィルムのロール状捲取り物 Pending JPH0873084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008018504A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Nitto Denko Corporation Feuille ou ruban adhésif à double face sensible à la pression et rouleau de bande continue

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008018504A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Nitto Denko Corporation Feuille ou ruban adhésif à double face sensible à la pression et rouleau de bande continue
JP2008063561A (ja) * 2006-08-11 2008-03-21 Nitto Denko Corp 両面粘着テープ又はシート、および長尺帯状物の巻回体

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