JPH0872719A - 移動体接近検知装置 - Google Patents

移動体接近検知装置

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JPH0872719A
JPH0872719A JP23940694A JP23940694A JPH0872719A JP H0872719 A JPH0872719 A JP H0872719A JP 23940694 A JP23940694 A JP 23940694A JP 23940694 A JP23940694 A JP 23940694A JP H0872719 A JPH0872719 A JP H0872719A
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実 長田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は移動体の所持する携帯型端末装置
または作業者の所持する携帯型端末装置のいずれにも接
近警報が伝達でき、異常が発生した場合にも異常を検知
できる移動体接近検知装置を提供することを目的として
いる。 【構成】 本発明は移動体および作業者の双方が所持す
る携帯型端末装置と各携帯型端末装置からの位置情報を
管理する統括管理装置とからなり、移動体の所持する携
帯型端末装置に設定される位置情報と作業者の所持する
携帯型端末装置に設定される位置情報とをそれぞれ統括
管理装置に伝達して、その統括管理装置で移動体と作業
者との距離を任意のタイミングで逐次算定し、移動体と
作業者との距離が所定の値よりも小さくなった場合に、
該当する移動体の所持する携帯型端末装置と該当する作
業者の所持する携帯型端末装置に接近警報を与えること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道に沿って走行する
移動体が作業者に接近したことを、移動体と軌道周辺で
作業を行う作業者とに認識させる移動体接近検知装置に
関するものである。例えば、鉄道において線路周辺の作
業を行う際に、作業を実際に行う者または見張り者に対
して、列車の接近を知らせて速やかに作業を中断し、安
全な場所へ退避させるような利用があげられる。
【0002】
【従来の技術】多くの場合、鉄道,モノレール,新交通
システム等の軌道に沿って走行する移動体の運行は、予
め決められた運行ダイヤに従ってなされている。その一
方、軌道周辺の作業は、大作業の場合には移動体の運行
がない時間帯に行うかあるいは運行を中止して行われ、
小作業の場合には移動体の運行と平行して行われる。こ
のような環境の下で、作業者または見張り者は、作業開
始前に運行ダイヤを渡されたり、作業中断の時間等を指
示されてから作業を開始する。そして、運行ダイヤまた
は指示された事項に従って、決められた時刻になると作
業を中断,退避して移動体の通過を待ち、移動体の通過
後に再度作業を開始する。しかし、この様な作業の流れ
において、毎年数件の人身事故が発生していることも事
実である。
【0003】移動体が運行ダイヤに従って正確に運行さ
れていれば問題は少ないのだが、現実の問題としては、
正確に運行されることが困難な場合がある。したがっ
て、予想されたある地点の通過時刻と実際のある地点の
通過時刻との間には、場合によってかなりの差が生じる
ことがある。このような場合、作業者は移動体の通過す
る前に作業を再開する可能性がある。よって、移動体の
位置の把握は、運行ダイヤに基づく計画ベースで行わず
に、移動体の実際の現在位置に基づく現状ベースで行う
必要がある。
【0004】そこで、作業者とは別に見張り者を立てて
移動体の接近を目視で把握したり、移動体の車輪が軌道
回路を短絡することにより、予め軌道回路に組み込まれ
ている短絡継電器が不動作となることを利用して警報器
を動作させ、移動体の接近を把握するやり方等が実際に
は多く採られている。しかし、作業者とは別に見張り者
を立てる対策を講じても、見張り者の位置が不適切であ
ったり、見通しが悪い場所であったりする場合や、見張
り者の不注意により移動体の発見が遅れる場合がある。
よって、見張り者が自力により移動体の接近を把握する
のではなく、何らかのシステムが補助することによって
その接近を把握し、不注意などにより生じる事故を防止
することが必要である。また、短絡継電器が不動作とな
ることを利用して警報器を動作させる対策を講じても、
作業規模が小さい場合には適用されないことがあった
り、作業場所の移動に伴って警報器設置場所の変更や軌
道回路の結線を変更する必要があるため、作業の機動性
が大幅に制限される。よって、作業者の位置が作業の都
合上移動もありえるため、装置を簡単に移動することが
できなくてはならない。電話などの連絡が可能であれば
良いのだが、電話機の設置には多くの制限があり、その
実現は難しい。
【0005】図3は、従来の技術で列車無線を利用して
移動体の接近を把握するやり方で列車に搭載した無線機
から作業者が携帯する受令器に向けて接近警報を発信す
る方式の説明図である。ここで、1は移動体、2は作業
者、15はアンテナ、16は無線機、17は受令器であ
る。図3に示すように、移動体に搭載した無線機から作
業者が携帯する受令器に向けて接近警報を発信する方式
(実開平6−49275号)があり、見張り者を補助す
るという観点から有効である。しかし、移動体に搭載さ
れる無線機は作業者の携帯する受令器に向けて信号を発
信する機能を有し、作業者が携帯する受令器は移動体に
搭載された無線機からの信号を受信する機能を有する
が、接近情報の流れは移動体に搭載された無線機から作
業者が携帯する受令器への一方向のみとなるため、移動
体に搭載した無線機または作業者が携帯する受令器のい
ずれかに不具合が発生した場合には、作業者に接近警報
が伝達されないだけでなく、異常発生の検知も困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前に述べたように、移
動体に搭載した無線機から作業者が携帯する受令器に向
けて接近警報を発信する方式では、移動体に搭載した無
線機または作業者が携帯する受令器のいずれかに不具合
が発生した場合には、作業者に接近警報が伝達されない
だけでなく、異常発生の検知もできないという問題点が
ある。本発明は前記のような問題点を解決するためにな
されたもので、移動体の所持する携帯型端末装置または
作業者の所持する携帯型端末装置のいずれにも接近警報
が伝達でき、異常が発生した場合にも異常を検知できる
移動体接近検知装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体接近検知
装置は、通信処理部と記憶部と比較・演算部と位置情報
入力部と出力部とクロックとを有し、移動体および作業
者の双方が所持する携帯型端末装置と、通信処理部と記
憶部と比較・演算部とを有し、各携帯型端末装置からの
位置情報を管理する統括管理装置とからなり、移動体の
所持する携帯型端末装置に設定される位置情報と、作業
者の所持する携帯型端末装置に設定される位置情報と
を、それぞれ統括管理装置に伝達して、その統括管理装
置で移動体と作業者との距離を任意のタイミングで逐次
算定し、移動体と作業者との距離が所定の値よりも小さ
くなった場合に、該当する移動体の所持する携帯型端末
装置と該当する作業者の所持する携帯型端末装置に、接
近警報を与えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、移動体および作業者が所有する携帯
型端末装置に、例えば衛星測位システム等から送られて
くる位置情報を入力することによって、移動体の現在位
置と作業者の現在位置をそれぞれが把握し、さらに、そ
の位置情報を無線通信により地上に設けられた統括管理
装置に送信する。統括管理装置は受信した位置情報から
移動体と作業者との間の距離を計算で求め、その値が予
め設定された値以下となった場合には「接近信号」を、
それ以外の場合には「非接近信号」を作業者や移動体に
対して送信する。作業者や移動体の所持する携帯型端末
装置は、統括管理装置からの「接近信号」を受信した場
合には接近警報を出力する。これにより、作業中の作業
者は作業を中断して退避したり、移動体を操縦している
操縦者は警笛を鳴動させたりすることが可能になる。
【0009】
【実施例】図1は本発明における1実施例で移動体接近
検知装置の構成図であり、図2は本発明における1実施
例で移動体接近検知装置の信号の流れを示した説明図で
ある。ここで、1は移動体、2は作業者、3は統括管理
装置、4は携帯型端末装置、5は位置情報提供装置、
6,12は通信処理部、7,13は記憶部、8,14は
比較・演算部、9は位置情報入力部、10は出力部、1
1はクロック、15はアンテナ、16は無線機、17は
受令器、18は位置情報提供装置から携帯型端末装置へ
の位置情報、19はクロックから位置情報入力部へのト
リガ信号、20は位置情報入力部から記憶部への情報信
号、21は記憶部から比較・演算部への情報信号、22
は比較・演算部から記憶部への情報信号、23は記憶部
から通信処理部への情報信号、24は無線通信による携
帯型端末装置から統括管理装置への情報信号、25は通
信処理部から記憶部への情報信号、26は記憶部から比
較・演算部への情報信号、27は比較・演算部から記憶
部への情報信号、28は記憶部から通信処理部への情報
信号、29は無線通信による統括管理装置から携帯型端
末装置への情報信号、30は通信処理部から記憶部への
情報信号、31は記憶部から出力部への情報信号、32
は接近警報の出力、33は異常警報の出力である。
【0010】本発明の移動体接近検知装置は、地上に設
置される一つの統括管理装置と、複数の移動体および作
業者が所持する携帯型端末装置によって構成される。統
括管理装置3は、携帯型端末装置4と情報をやりとりす
る通信処理部12、位置情報を送ってきた携帯型端末装
置4のID番号および最新の位置情報および接近フラグ
などの管理情報を記憶する記憶部13、移動体1および
作業者2の位置情報から比較や演算を行う比較・演算部
14からなる。
【0011】携帯型端末装置4は、統括管理装置3と情
報のやりとりを行う通信処理部6、前回確定した位置情
報と今回入力した位置情報および各携帯端末に固有のI
D番号等の管理情報を記憶する記憶部7、前回確定した
位置情報と今回入力した位置情報から比較や演算を行う
比較・演算部8、位置情報提供装置18から情報を入力
する位置情報入力部9、各種警報を出力する出力部1
0、任意のタイミングでトリガ出力が可能なクロック1
1からなる。
【0012】衛星測位システム用衛星などの位置情報提
供装置5により、位置情報提供装置から携帯型端末装置
への位置情報18は、クロックから位置情報入力部への
トリガ信号15により、一定の時間間隔をもって位置情
報入力部9から入力される。記憶部7では、位置情報入
力部から記憶部への情報信号20を、今回入力情報格納
場所に複写することに引き続いて、前回確定情報格納場
所に記憶されている位置情報および今回入力情報格納場
所に記憶されている位置情報を記憶部から比較・演算部
への情報信号21として比較・演算部6に伝達する。比
較・演算部8は、伝達された二つの位置情報から最初に
演算を行って、二つの位置情報の差を求め、次に、その
値が事前に設定された値より大きい場合には、「送信出
力」を比較・演算部から記憶部への情報信号22として
記憶部7に伝達し、それ以外の場合には、「未送信出
力」を比較・演算部から記憶部への情報信号22として
記憶部7に伝達する。記憶部7では、比較・演算部から
記憶部への情報信号22が「未送信出力」の場合には通
信処理部6に対して出力はなされないが、「送信出力」
の場合にはID番号および今回情報格納場所に記憶され
ている位置情報を、記憶部から通信処理部への情報信号
23として伝達するとともに、今回入力情報格納場所に
記憶されている位置情報を前回確定情報格納場所に複写
する。通信処理部6は、伝達された位置情報を、携帯型
端末装置から統括管理装置への無線通信による情報信号
24として統括管理装置3に向けて送信する。
【0013】携帯型端末装置から統括管理装置への無線
通信による情報信号24を受信した統括管理装置3は、
通信処理部12において、位置情報およびID番号を抽
出し、通信処理部から記憶部への情報信号25として記
憶部13に伝達する。この結果、記憶部13には、移動
体1および作業者2の携帯型端末装置4のID番号と最
新の位置が常に記憶されることになる。移動体1の位置
情報あるいは作業者2の位置情報の少なくとも一方が変
化した場合には、移動体1の位置情報および作業者2の
位置情報を、記憶部から比較・演算部への情報信号26
として、比較・演算部14に伝達し、そこで移動体1と
作業者2との距離を求め、その結果を比較・演算部から
記憶部への情報信号27として再び記憶部13に格納す
る。また、記憶部13に格納された値が、予め設定され
た値以下になると記憶部内の接近フラグを変化させる。
【0014】記憶部から通信処理部への情報信号28は
一定の時間間隔で伝達される。この際に、接近フラグが
セットされている場合と、セットされていない場合では
異なる信号が伝達される。例えば接近フラグがセットさ
れている場合には、ID番号と接近していることを示す
「接近信号」を、そうでない場合には、ID番号と接近
していないことを示す「非接近信号」を通信処理部12
に伝達する。
【0015】通信処理部12では、伝達された位置情報
を、統括管理装置から携帯型端末装置への無線通信によ
る情報信号29として、該当する移動体1の携帯型端末
装置4と、該当する作業者2の携帯型端末装置4に向け
て送信する。その結果、該当する携帯型端末装置4の通
信処理部6は、受信後に、「接近信号」または「非接近
信号」を抽出し、その結果を通信処理部から記憶部への
情報信号30として記憶部7に格納する。そして、受信
情報が「接近信号」であった場合には、出力部10に対
し、記憶部から出力部への情報信号31を伝達し、出力
部10は移動体1および作業者2に対して接近警報の出
力32を行う。
【0016】統括管理装置3においては、比較・演算部
14における移動体1の位置情報と作業者2の位置情報
との演算は、移動体1の位置情報から作業者2の位置情
報を引いて求めるか、または作業者2の位置情報から移
動体1の位置情報を引いて求めるかの何れか一方を予め
選択しておくため、移動体1が作業者2の前を通過する
と前と後では、その値の変化は正→0→負または負→0
→正のパターンのどちらかになる。いずれの場合も、符
号の変化が発生するため、移動体1が作業者2の前を通
過したことを認識できる。よって、統括管理装置3は、
符号変化が発生した場合には接近フラグのセットを中止
する。
【0017】さらに、携帯型端末装置4においては、一
定の時間間隔で統括管理装置から携帯型端末装置への無
線通信による情報信号29を受信するため、それらが途
絶えた場合には、統括管理装置3または位置情報提供装
置5に何らかの異常が発生したものとみなし、「接近信
号」を受信した場合とは異なった、異常警報の出力33
を行うとともに、携帯型端末装置自身の異常についても
常時監視を行い、異常が発生した場合には同様に異常警
報の出力32を行う。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体接
近検知装置は実際の位置情報を基に接近を検知するた
め、移動体の運行ダイヤの急な変更などの影響を受けな
い。また、作業者が作業前に特別の接近検知装置を設置
することなく作業が開始できるため、作業場所の移動や
変更も容易になる。移動体と作業者の双方が、相手の接
近を認識できるため安全性が高い。さらに、移動体の所
持する携帯型端末装置または作業者の所持する携帯型端
末装置のいずれかに不具合が発生した場合でも、移動体
と作業者の双方に異常警報が伝達できて異常発生の検知
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における1実施例で移動体接近検知装置
の構成図である。
【図2】本発明における1実施例で移動体接近検知装置
の信号の流れを示した説明図である。
【図3】従来の技術で列車無線を利用して移動体の接近
を把握するやり方で、列車に搭載した無線機から作業者
が携帯する受令器に向けて接近警報を発信する方式の説
明図である。
【記号の説明】
1 移動体 2 作業者 3 統括管理装置 4 携帯型端末装置 5 位置情報提供装置 6,12 通信処理部 7,13 記憶部 8,14 比較・演算部 9 位置情報入力部 10 出力部 11 クロック 15 アンテナ 16 無線機 17 受令器 18 位置情報提供装置から携帯型端末装置位置情報入
力部への位置情報 19 クロックから位置情報入力部へのトリガ信号 20 位置情報入力部から記憶部への情報信号 21 記憶部から比較・演算部への情報信号 22 比較・演算部から記憶部への情報信号 23 記憶部から通信処理部への情報信号 24 携帯型端末装置から統括管理装置への無線通信に
よる情報信号 25 通信処理部から記憶部への情報信号 26 記憶部から比較・演算部への情報信号 27 比較・演算部から記憶部への情報信号 28 記憶部から通信処理部への情報信号 29 統括管理装置から携帯型端末装置への無線通信に
よる情報信号 30 通信処理部から記憶部への情報信号 31 記憶部から出力部への情報信号 32 接近警報の出力 33 異常警報の出力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 移動体接近検知装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道に沿って走行する
移動体が作業者に接近したことを、移動体と軌道周辺で
作業を行う作業者とに認識させる移動体接近検知装置に
関するものである。例えば、鉄道において線路周辺の作
業を行う際に、作業を実際に行う者または見張り者に対
して、列車の接近を知らせて速やかに作業を中断し、安
全な場所へ退避させるような利用があげられる。
【0002】
【従来の技術】多くの場合、鉄道,モノレール,新交通
システム等の軌道に沿って走行する移動体の運行は、予
め決められた運行ダイヤに従ってなされている。その一
方、軌道周辺の作業は、大作業の場合には移動体の運行
がない時間帯に行うかあるいは運行を中止して行われ、
小作業の場合には移動体の運行と平行して行われる。こ
のような環境の下で、作業者または見張り者は、作業開
始前に運行ダイヤを渡されたり、作業中断の時間等を指
示されてから作業を開始する。そして、運行ダイヤまた
は指示された事項に従って、決められた時刻になると作
業を中断,退避して移動体の通過を待ち、移動体の通過
後に再度作業を開始する。しかし、この様な作業の流れ
において、毎年数件の人身事故が発生していることも事
実である。
【0003】移動体が運行ダイヤに従って正確に運行さ
れていれば問題は少ないのだが、現実の問題としては、
正確に運行されることが困難な場合がある。したがっ
て、予想されたある地点の通過時刻と実際のある地点の
通過時刻との間には、場合によってかなりの差が生じる
ことがある。このような場合、作業者は移動体の通過す
る前に作業を再開する可能性がある。よって、移動体の
位置の把握は、運行ダイヤに基づく計画ベースで行わず
に、移動体の実際の現在位置に基づく現状ベースで行う
必要がある。
【0004】そこで、作業者とは別に見張り者を立てて
移動体の接近を目視で把握したり、移動体の車輪が軌道
回路を短絡することにより、予め軌道回路に組み込まれ
ている短絡継電器が不動作となることを利用して警報器
を動作させ、移動体の接近を把握するやり方等が実際に
は多く採られている。しかし、作業者とは別に見張り者
を立てる対策を講じても、見張り者の位置が不適切であ
ったり、見通しが悪い場所であったりする場合や、見張
り者の不注意により移動体の発見が遅れる場合がある。
よって、見張り者が自力により移動体の接近を把握する
のではなく、何らかのシステムが補助することによって
その接近を把握し、不注意などにより生じる事故を防止
することが必要である。また、短絡継電器が不動作とな
ることを利用して警報器を動作させる対策を講じても、
作業規模が小さい場合には適用されないことがあった
り、作業場所の移動に伴って警報器設置場所の変更や軌
道回路の結線を変更する必要があるため、作業の機動性
が大幅に制限される。よって、作業者の位置が作業の都
合上移動もありえるため、装置を簡単に移動することが
できなくてはならない。電話などの連絡が可能であれば
良いのだが、電話機の設置には多くの制限があり、その
実現は難しい。
【0005】図3は、従来の技術で列車無線を利用して
移動体の接近を把握するやり方で列車に搭載した無線
機から作業者が携帯する受令器に向けて接近警報を発信
する方式の説明図である。ここで、1は移動体、2は作
業者、15はアンテナ、16は無線機、17は受令器で
ある。図3に示すように、移動体に搭載した無線機から
作業者が携帯する受令器に向けて接近警報を発信する方
式(実開平6−49257号)があり、見張り者を補助
するという観点から有効である。しかし、移動体に搭載
される無線機は作業者の携帯する受令器に向けて信号を
発信する機能を有し、作業者が携帯する受令器は移動体
に搭載された無線機からの信号を受信する機能を有する
が、接近情報の流れは移動体に搭載された無線機から作
業者が携帯する受令器への一方向のみとなるため、移動
体に搭載した無線機または作業者が携帯する受令器のい
ずれかに不具合が発生した場合には、作業者に接近警報
が伝達されないだけでなく、異常発生の検知も困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前に述べたように、移
動体に搭載した無線機から作業者が携帯する受令器に向
けて接近警報を発信する方式では、移動体に搭載した無
線機または作業者が携帯する受令器のいずれかに不具合
が発生した場合には、作業者に接近警報が伝達されない
だけでなく、異常発生の検知もできないという問題点が
ある。本発明は前記のような問題点を解決するためにな
されたもので、移動体の所持する携帯型端末装置または
作業者の所持する携帯型端末装置のいずれにも接近警報
が伝達でき、異常が発生した場合にも異常を検知できる
移動体接近検知装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体接近検知
装置は、通信処理部と記憶部と比較・演算部と位置情報
入力部と出力部とクロックとを有し、移動体および作業
者の双方が所持する携帯型端末装置と、通信処理部と記
憶部と比較・演算部とを有し、各携帯型端末装置からの
位置情報を管理する統括管理装置とからなり、移動体の
所持する携帯型端末装置に設定される位置情報と、作業
者の所持する携帯型端末装置に設定される位置情報と
を、それぞれ統括管理装置に伝達して、その統括管理装
置で移動体と作業者との距離を任意のタイミングで逐次
算定し、移動体と作業者との距離が所定の値よりも小さ
くなった場合に、該当する移動体の所持する携帯型端末
装置と該当する作業者の所持する携帯型端末装置に、接
近警報を与えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、移動体および作業者が所有する携帯
型端末装置に、例えば衛星測位システム等から送られて
くる位置情報を入力することによって、移動体の現在位
置と作業者の現在位置をそれぞれが把握し、さらに、そ
の位置情報を無線通信により地上に設けられた統括管理
装置に送信する。統括管理装置は受信した位置情報から
移動体と作業者との間の距離を計算で求め、その値が予
め設定された値以下となった場合には「接近信号」を、
それ以外の場合には「非接近信号」を作業者や移動体に
対して送信する。作業者や移動体の所持する携帯型端末
装置は、統括管理装置からの「接近信号」を受信した場
合には接近警報を出力する。これにより、作業中の作業
者は作業を中断して退避したり、移動体を操縦している
操縦者は警笛を鳴動させたりすることが可能になる。
【0009】
【実施例】図1は本発明における1実施例で移動体接近
検知装置の構成図であり、図2は本発明における1実施
例で移動体接近検知装置の信号の流れを示した説明図で
ある。ここで、1は移動体、2は作業者、3は統括管理
装置、4は携帯型端末装置、5は位置情報提供装置、
6,12は通信処理部、7,13は記憶部、8,14は
比較・演算部、9は位置情報入力部、10は出力部、1
1はクロック、15はアンテナ、16は無線機、17は
受令器、18は位置情報提供装置から携帯型端末装置へ
の位置情報、19はクロックから位置情報入力部へのト
リガ信号、20は位置情報入力部から記憶部への情報信
号、21は記憶部から比較・演算部への情報信号、22
は比較・演算部から記憶部への情報信号、23は記憶部
から通信処理部への情報信号、24は無線通信による携
帯型端末装置から統括管理装置への情報信号、25は通
信処理部から記憶部への情報信号、26は記憶部から比
較・演算部への情報信号、27は比較・演算部から記憶
部への情報信号、28は記憶部から通信処理部への情報
信号、29は無線通信による統括管理装置から携帯型端
末装置への情報信号、30は通信処理部から記憶部への
情報信号、31は記憶部から出力部への情報信号、32
は接近警報の出力、33は異常警報の出力である。
【0010】本発明の移動体接近検知装置は、地上に設
置される一つの統括管理装置と、複数の移動体および作
業者が所持する携帯型端末装置によって構成される。統
括管理装置3は、携帯型端末装置4と情報をやりとりす
る通信処理部12、位置情報を送ってきた携帯型端末装
置4のID番号および最新の位置情報および接近フラグ
などの管理情報を記憶する記憶部13、移動体1および
作業者2の位置情報から比較や演算を行う比較・演算部
14からなる。
【0011】携帯型端末装置4は、統括管理装置3と情
報のやりとりを行う通信処理部6、前回確定した位置情
報と今回入力した位置情報および各携帯端末に固有のI
D番号等の管理情報を記憶する記憶部7、前回確定した
位置情報と今回入力した位置情報から比較や演算を行う
比較・演算部8、位置情報提供装置18から情報を入力
する位置情報入力部9、各種警報を出力する出力部1
0、任意のタイミングでトリガ出力が可能なクロック1
1からなる。
【0012】衛星測位システム用衛星などの位置情報提
供装置5により、位置情報提供装置から携帯型端末装置
への位置情報18は、クロックから位置情報入力部への
トリガ信号19により、一定の時間間隔をもって位置情
報入力部9から入力される。記憶部7では、位置情報入
力部から記憶部への情報信号20を、今回入力情報格納
場所に複写することに引き続いて、前回確定情報格納場
所に記憶されている位置情報および今回入力情報格納場
所に記憶されている位置情報を記憶部から比較・演算
部への情報信号21として比較・演算部6に伝達する。
比較・演算部8は、伝達された二つの位置情報から最初
に演算を行って、二つの位置情報の差を求め、次に、そ
の値が事前に設定された値より大きい場合には「送信出
力」を、また、それ以外の場合には「未送信出力」を比
較・演算部から記憶部への情報信号22として記憶部7
に伝達する。記憶部7では、比較・演算部から記憶部へ
の情報信号22が「未送信出力」の場合には通信処理部
6に対して出力はなされないが、「送信出力」の場合に
はID番号および今回情報格納場所に記憶されている位
置情報を、記憶部から通信処理部への情報信号23とし
て伝達するとともに、今回入力情報格納場所に記憶され
ている位置情報を前回確定情報格納場所に複写する。通
信処理部6は、伝達された位置情報を、携帯型端末装置
から統括管理装置への無線通信による情報信号24とし
て統括管理装置3に向けて送信する。
【0013】携帯型端末装置から統括管理装置への無線
通信による情報信号24を受信した統括管理装置3は、
通信処理部12において、位置情報およびID番号を抽
出し、通信処理部から記憶部への情報信号25として記
憶部13に伝達する。この結果、記憶部13には、移動
体1および作業者2の携帯型端末装置4のID番号と最
新の位置が常に記憶されることになる。移動体1の位置
情報あるいは作業者2の位置情報の少なくとも一方が変
化した場合には、移動体1の位置情報および作業者2の
位置情報を、記憶部から比較・演算部への情報信号26
として、比較・演算部14に伝達し、そこで移動体1と
作業者2との距離を求め、その結果を比較・演算部から
記憶部への情報信号27として再び記憶部13に格納す
る。また、記憶部13に格納された値が、予め設定され
た値以下になると記憶部内の接近フラグを変化させる。
【0014】記憶部から通信処理部への情報信号28は
一定の時間間隔で伝達される。この際に、接近フラグが
セットされている場合と、セットされていない場合では
異なる信号が伝達される。例えば接近フラグがセットさ
れている場合には、ID番号と接近していることを示す
「接近信号」を、そうでない場合には、ID番号と接近
していないことを示す「非接近信号」を通信処理部12
に伝達する。
【0015】通信処理部12では、伝達された位置情報
を、統括管理装置から携帯型端末装置への無線通信によ
る情報信号29として、該当する移動体1の携帯型端末
装置4と、該当する作業者2の携帯型端末装置4に向け
て送信する。その結果、該当する携帯型端末装置4の通
信処理部6は、受信後に、「接近信号」または「非接近
信号」を抽出し、その結果を通信処理部から記憶部への
情報信号30として記憶部7に格納する。そして、受信
情報が「接近信号」であった場合には、出力部10に対
し、記憶部から出力部への情報信号31を伝達し、出力
部10は移動体1および作業者2に対して接近警報の出
力32を行う。
【0016】統括管理装置3においては、比較・演算部
14における移動体1の位置情報と作業者2の位置情報
との演算は、移動体1の位置情報から作業者2の位置情
報を引いて求めるか、または作業者2の位置情報から移
動体1の位置情報を引いて求めるかの何れか一方を予め
選択しておくため、移動体1が作業者2の前を通過する
と前と後では、その値の変化は正→0→負または負→0
→正のパターンのどちらかになる。いずれの場合も、符
号の変化が発生するため、移動体1が作業者2の前を通
過したことを認識できる。よって、統括管理装置3は、
符号変化が発生した場合には接近フラグのセットを中止
する。
【0017】さらに、携帯型端末装置4においては、一
定の時間間隔で統括管理装置から携帯型端末装置への無
線通信による情報信号29を受信するため、それらが途
絶えた場合には、統括管理装置3または位置情報提供装
置5に何らかの異常が発生したものとみなし、「接近信
号」を受信した場合とは異なった、異常警報の出力33
を行うとともに、携帯型端末装置自身の異常についても
常時監視を行い、異常が発生した場合には同様に異常警
報の出力33を行う。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体接
近検知装置は実際の位置情報を基に接近を検知するた
め、移動体の運行ダイヤの急な変更などの影響を受けな
い。また、作業者が作業前に特別の接近検知装置を設置
することなく作業が開始できるため、作業場所の移動や
変更も容易になる。移動体と作業者の双方が、相手の接
近を認識できるため安全性が高い。さらに、移動体の所
持する携帯型端末装置または作業者の所持する携帯型端
末装置のいずれかに不具合が発生した場合でも、移動体
と作業者の双方に異常警報が伝達できて異常発生の検知
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における1実施例で移動体接近検知装置
の構成図である。
【図2】本発明における1実施例で移動体接近検知装置
の信号の流れを示した説明図である。
【図3】従来の技術で列車無線を利用して移動体の接近
を把握するやり方で、列車に搭載した無線機から作業者
が携帯する受令器に向けて接近警報を発信する方式の説
明図である。
【記号の説明】 1 移動体 2 作業者 3 統括管理装置 4 携帯型端末装置 5 位置情報提供装置 6,12 通信処理部 7,13 記憶部 8,14 比較・演算部 9 位置情報入力部 10 出力部 11 クロック 15 アンテナ 16 無線機 17 受令器 18 位置情報提供装置から携帯型端末装置位置情報入
力部への位置情報 19 クロックから位置情報入力部へのトリガ信号 20 位置情報入力部から記憶部への情報信号 21 記憶部から比較・演算部への情報信号 22 比較・演算部から記憶部への情報信号 23 記憶部から通信処理部への情報信号 24 携帯型端末装置から統括管理装置への無線通信に
よる情報信号 25 通信処理部から記憶部への情報信号 26 記憶部から比較・演算部への情報信号 27 比較・演算部から記憶部への情報信号 28 記憶部から通信処理部への情報信号 29 統括管理装置から携帯型端末装置への無線通信に
よる情報信号 30 通信処理部から記憶部への情報信号 31 記憶部から出力部への情報信号 32 接近警報の出力 33 異常警報の出力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道に沿って走行する移動体の位置情報
    と、移動しながら作業を行う作業者の位置情報とから、
    移動体と作業者との距離を決定して、移動体と作業者と
    の接近を検知する移動体接近検知装置であって、 通信処理部と、記憶部と、比較・演算部と、位置情報入
    力部と、出力部と、クロックとを有し、移動体および作
    業者の双方が所持する携帯型端末装置と、 通信処理部と、記憶部と、比較・演算部とを有し、各携
    帯型端末装置からの位置情報を管理する統括管理装置と
    からなり、 移動体の所持する携帯型端末装置に設定される位置情報
    と、作業者の所持する携帯型端末装置に設定される位置
    情報とを、それぞれ統括管理装置に伝達して、該統括管
    理装置で移動体と作業者との距離を任意のタイミングで
    逐次算定し、移動体と作業者との距離が所定の値よりも
    小さくなった場合に、該当する移動体の所持する携帯型
    端末装置と該当する作業者の所持する携帯型端末装置
    に、接近警報を与えることを特徴とする移動体接近検知
    装置。
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