JPH0872670A - 車両用ピラーの内装部品組付構造 - Google Patents

車両用ピラーの内装部品組付構造

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JPH0872670A
JPH0872670A JP23216194A JP23216194A JPH0872670A JP H0872670 A JPH0872670 A JP H0872670A JP 23216194 A JP23216194 A JP 23216194A JP 23216194 A JP23216194 A JP 23216194A JP H0872670 A JPH0872670 A JP H0872670A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員を的確に保護する車両用ピラーの内装部
品組付構造を提供する。 【構成】 ピラー本体2にピラートリム3を取着したト
リム付ピラーAに内装部品51を組付けた組付構造であ
って、ピラーインナー22が内装部品51の通過可能な
貫通孔228を有し、ピラートリム3がこの孔228と
連通する挿入孔36を有し、内装部品51の後方側に貫
通孔を通過できない組付補助部材52を取着し、ピラー
インナー22の裏面側の貫通孔228の周囲より係止部
62a等を突出させ、内装部品51の前方側を貫通孔2
28及び挿入孔36に沿って車両内側に向かせ、乗員と
内装部品51とが衝突して部品51に加わる車両外側に
向かう外力を受けて離脱可能な状態で組付補助部材52
を係止部62a等により係止しながら、組付けを行う。
係止部62a等が係止面621a等の小さなフック形状
を備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ピラーの内装部
品組付構造に関する。更詳しく言えば、車両の衝突(特
に、側面衝突)の際、乗員(特に、頭部)と内装部品と
が衝突することにより、乗員が受ける衝撃を和らげるこ
とができる車両用ピラーの内装部品組付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、センターピラー、フロントピラ
ー、リヤピラー等の車両(自動車等)用のピラー(本
体)は、図16に示す様に、車両外側寄りに配置される
ピラーアウター21hと、車両内側寄りに配置されるピ
ラーインナー22hとを備えている。そして、このピラ
ーインナー22hの車両内側の面225hを、図17に
示す様なピラートリム(ピラーガーニッシュ)3hで被
覆することにより、車内の高意匠化(以下、「装飾機
能」という。)、感触の向上、外部の音の遮断等を図る
ことが従来より行われてきた。そして、近年、このピラ
ートリム3hでは、これらの機能の他に、車両の衝突
(特に、側面衝突)時に乗員を保護する機能(以下、
「緩衝機能」という。)が重要視されている。
【0003】この種のピラートリム3hには、樹脂
(ABS、ポリプロピレン等)製の基材のみにより構成
されるものの他に、図18に示す様に、樹脂製の基材
(芯材)31hの表面側に、パッド材(ウレタンフォー
ム、ポリエチレンフォーム等)32hと、表皮(塩化ビ
ニルシート、ABSシート等)33hと、を積層し、多
層構造として、上記緩衝機能、装飾機能等の向上を図っ
たものも多く用いられいる。また、この種のピラートリ
ム3hでは、図17に示す様に、その背面側に、スペー
サーを兼ねたクリップ311h〜314hの後端側を取
着し、これらの先端側を、上記ピラーインナー22hの
係止孔221h〜224hに係着して、図19に示す様
に、ピラートリム3hをピラーインナー22hより、適
宜、離間して、浮かせた状態とし、上記緩衝機能の向上
を図ることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両内
部に配置される各種内装部品の中には、図20に示すシ
ートベルトアンカー部5jの様に、ピラートリム3jの
意匠面338jより車両内部側に突出した状態で配置さ
れるものが多い。また、図21に示すシートベルトアン
カー部5kの様に、意匠面338k側で開口する嵌合
溝、摺動溝350k等に、下端側を嵌め込む等して取着
され、車両内部側に突出した状態となるものも多い。こ
の様な内装部品5j、5k等は、車両の側面衝突等の際
に、上記ピラートリム3j、3k等よりも、先に乗員
(特に、頭部)に衝突し、しかも、衝突後、車両内部側
で突っ張った状態となるため、乗員に大きな衝撃(特
に、頭部への局部的な衝撃)を与えるおそれがある。こ
の場合には、ピラートリム(トリム付きピラー)3h〜
3k自体が、如何に、緩衝機能に優れていても、乗員の
安全を確保することは困難である。
【0005】また、近年では、車両の衝突の際に、乗員
の頭部を、この種の内装部品5j、5k等による衝撃か
ら、保護することが大きな課題となっており、これに関
する安全基準〔例えば、FMVSS(米国自動車安全規
格)〕も種々、検討されている。この様な事情より、上
記安全基準にも適合し、車両の衝突の際に、乗員を有効
に保護できる車両用ピラーの内装部品の組付構造の出現
が望まれていた。
【0006】本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、車両の衝突の際、乗員と内装部品とが衝突する
ことにより、乗員が受ける衝撃を和らげることができる
車両用ピラーの内装部品組付構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明の車両用ピラ
ーの内装部品組付構造(以下、「組付構造」という。)
は、車両外側寄りに配置されるピラーアウター及び車両
内側寄りに配置されるピラーインナーからなるピラー本
体と、該ピラーインナーの車両内側に現れる面を略覆い
つつ、該ピラー本体に取着されるピラートリムとを備え
たトリム付ピラーに、所定の内装部品を組付けた車両用
ピラーの内装部品組付構造であって、上記ピラーインナ
ーは、上記内装部品の通過可能な貫通孔を有すると共
に、上記ピラートリムは、車両内側で露出する意匠面で
開口し、上記貫通孔と連通する挿入孔を有し、上記内装
部品の後方側に、上記貫通孔を通過できない組付補助部
材を取着すると共に、上記ピラーインナーの裏面側の該
貫通孔の周囲より所定の係止部を突出させ、上記内装部
品の前方側を、上記貫通孔及び上記挿入孔に沿って車両
内側に向かせると共に、乗員と該内装部品とが衝突して
該内装部品生じさせる車両外側に向かう外力を受けて離
脱可能な状態で、上記組付補助部材を上記係止部により
係止しながら、該内装部品の上記トリム付ピラーへの組
付けを行うことを特徴とする。
【0008】上記「貫通孔」の大きさ、形状、配置箇所
等は、上記内装部品の大きさ、形状組付箇所等に応じて
種々選択できる。また、内装部品を車両の上下方向等に
向かって移動可能な状態で組付ける場合には、その移動
方向に沿った長孔状のものとすることもできる。また、
上記「挿入孔」の大きさ、形状、配置箇所等も、上記貫
通孔と連通でき、且つ、上記内装部品の挿入可能な範囲
で種々選択できる。尚、この挿入孔がピラートリムの長
手方向、横手方向、若しくは対角線方向に連続し、ピラ
ートリムを2以上に分割するものであってもよい。更
に、1のピラーインナーに設けられる貫通孔の数、これ
に応じてピラートリムに設けられる挿入孔の数は、そこ
に配置される内装部品の数に応じて、種々選択すること
ができる。
【0009】上記「係止部」の構造、形状等は、上記
「外力」を受けて、上記「取付補助部材(以下、『補助
部材』という。)」を離脱させるものであれば特に問わ
ない。例えば、本第2発明を示すなフック形状のものを
例示することができる。また、この係止部は、係止構
造(方法)の特殊性により、この「離脱」を可能とする
ものでも、材質の特殊性によりこの「離脱」を可能と
するものでも、係止構造(方法)及び材質の特殊性に
よりこの「離脱」を可能とするものでもよい。このの
例としては、図1及び4に示す様に、取付部材52を支
える係止面621aを小さくした係止部62aを挙げる
ことがきる。また、の例としては、図12に示す様
に、係止部材6qを衝撃強度の弱い材質(例えば、セラ
ミックス、ポリプロピレン、ABS等)で構成し、上記
外力により、その一部を破壊して係止状態を解除するも
のを挙げることができる。更に、の例としては、図1
1に示す様に、係止部材6pを、熱可塑性エラストマ
ー、ゴム分の多い樹脂及びゴム等の弾性材料により構成
し、且つ、所定の箇所に切り欠き64pを設けて、係止
部62pを切り欠き64pを支点に屈曲させて係止状態
を解除するものを挙げることができる。
【0010】また、この補助部材は、上記内装部品を支
えながら、トリム付きピラーへの組付けを行うものであ
る。この部材は、図4に示す様に、上記貫通孔228を
全く通過できないものでも、図15(a)に示す様に、
後方寄りの箇所521wのみが通過できないものであっ
てよい。尚、この補助部材及び上記内装部品が一体にな
り、両者の境界が明確でない場合でもよい。また、上記
係止部の代わりに、この補助部材を、上記「衝撃強度の
弱い材質」等で構成しても、本発明の目的を達成でき
る。
【0011】また、本第3発明に示す様に、上記内装部
品が、車両内側に現れる面の裏面側に所定の衝撃緩衝構
造を備えていてもよい。この場合には、乗員が内装部品
に衝突する際の衝撃が更に緩和されるため、本第1発明
の目的をより確実に達成できる。更に、本第6発明に示
す様に、上記ピラートリムの意匠面の裏面側に、この衝
撃緩衝構造と同様な衝撃吸収構造を配置すれば、本第1
発明の目的をより一層確実に達成することができる。
【0012】この「衝撃緩衝構造」等の材質、形態等
は、車両の衝突の際に、車幅方向からの衝撃力等によっ
て生ずる衝突エネルギーを、効果的に吸収できるもので
ある限り特に問わない。例えば、本第4及び8発明に示
す様に、(ア)樹脂発泡体、ウレタン発泡体、ポリプロ
ピレン発泡体、その他のオレフィン系発泡体、スチレン
系発泡体、発泡ビース等)、(イ)中空体、(ウ)リブ
構造体、若しくは(エ)リブ構造部等で構成されるもの
等を例示することができる。このうち、上記(ア)は、
上記衝撃エネルギーを、主として樹脂発泡体の圧縮変形
により吸収するものである。また、(イ)は、このエネ
ルギーを主として中空体の圧縮変形により吸収するもの
であり、(ウ)及び(エ)は、リブ構造体(若しくはリ
ブ構造部)の座屈変形により吸収するものである。
【0013】また、上記(ウ)のリブ構造体〔上記
(エ)のリブ構造部〕として、図7に示す様に、車幅方
向に向かう各リブ片部513a〜513d等を適宜、交
叉状態にして構成される格子状のものを例示できる。
尚、この構造体は、一体型のものであっても、個々に作
製した各リブ片(部)を組み合わせて構成されるもので
もよい。また、複数のリブ片(部)をピラートリムの長
手方向、横手方向、対角線方向等に略平行に配置し、各
リブ片(部)が互いに交叉しない場合でもよい。尚、各
リブ片(部)の配置間隔、厚み、縦横比は、各リブ片
(部)の曲げ剛性、端縁側の支持状態等を考慮に入れつ
つ、本発明の目的を有効に達成できる範囲で、選択する
のが好ましい。
【0014】尚、上記「衝撃緩衝構造」及び「衝撃吸収
構造」を構成する樹脂発泡体、リブ構造体(部)等の厚
み(車幅方向に沿った厚み)は、全体を通じて一定であ
る必要はない。例えば、後者の「衝撃吸収構造」におい
ては、その厚みをピラーインナーの外形に併せて変化さ
せることができる。但し、少なくとも上記挿入孔の周辺
部では、十分に衝撃を吸収できる程度の厚み〔上記
(イ)の場合に、20mm以上〕を備えることが好まし
い。その反面、あまり厚みを大きくする〔上記(イ)の
場合に、50mm以上〕と、ピラートリムが車内側に大
きく突き出して、車内空間を狭くすることになる。
【0015】また、各「構造」は、外殻部材(表皮材
等)と別体の部材(以下、それぞれ、「衝撃緩衝部
材」、「衝撃吸収部材」という。)で構成されても、同
外殻部と一体の部分(以下、それぞれ、「衝撃緩衝
部」、「衝撃吸収部」という。)で構成されてもよい。
例えば、後者の「衝撃吸収構造」においては、「ピラー
トリム」の周面部(外殻部)の一部(例えば、意匠面
側)、若しくは全体をなす所定の表皮材(例えば、ポリ
プロピレン、ABS製のシート状物等)の裏面側に、こ
れと別体の衝撃吸収部材を配置することができる。ま
た、表皮部及び衝撃吸収部を一体で成形することもでき
る。尚、上記(ウ)の「リブ構造体」は、この衝撃吸収
部材の一態様であり、上記(エ)の「リブ構造部」は、
この衝撃吸収部の一態様である。
【0016】更に、各「構造」の下方側(車両外側)に
更に、所定の基材(ABS、ポリプロピレン製等)等の
他部材を配置してもよい。また、上記(イ)に示す様
に、樹脂発泡体が衝撃吸収部材等となる場合には、表皮
材を用いずに、この吸収部材の表面(車両内側面)に、
所定の塗料膜(例えば、モールドコート法により構成さ
れる塗料膜)を形成して、これを意匠面等とすることも
できる。また、本第5発明に示す様に、内装部品を中空
体にしたり、本第8発明に示す様に、ピラートリムを中
空体とすることもできる。これらの場合には、内装部品
等自体に十分な衝撃吸収能力を持たせることを意図して
いる。そして、この場合も上記(イ)と同様な圧縮変形
で、衝突エネルギーを吸収する。
【0017】また、上記各発明において、上記内装部品
が、上記トリム付ピラーへの組付時に、上記意匠面から
突出した状態となっていても、本第7発明に示す様に、
突出しない状態となっていてもよい。この第7発明は、
車両衝突の際、内装部品よりも先に、クッション性能に
優れたピラートリムを乗員に衝突させることとし、本第
1発明の目的を、より一層、確実に達成しようとするも
のである。
【0018】尚、本第7発明に示す場合は、上記挿入孔
の形状、大きさ(特に、深さ)等を、所望の内装部品を
的確に収納できる範囲で選択することになる。尚、この
場合には、上記内装部品の最も車両内側の箇所が、上記
意匠面より、少なくとも10mm、車両外側に位置して
いることが特に好ましい。内装部品が、この様な状態で
組付けられていれば、上記ピラートリムの衝撃吸収部材
等が、車幅方向に向かう大きな入力(衝撃力)等を受
け、少々、大きな変形をしても、同部品が意匠面から飛
び出すことを、確実に防止できるからである。
【0019】
【作用】本第1発明の組付構造では、ピラーインナーが
貫通孔を備えると共に、ピラートリムが、この孔と連通
する挿入孔を備えている。また、内装部品の後方寄りの
箇所に、補助部材が取着されいる。更に、ピラーインナ
ーの裏面側の貫通孔の周囲より係止部を突出させてい
る。そして、内装部品のトリム付きピラーへの組付け
は、内装部品の前方側を貫通孔及び上記挿入孔に沿って
車両外側に向けると共に、補助部材を係止部により係止
して行われる。その際、この補助部材は、乗員と内装部
品と、が衝突して該内装部品に加わる車両外側に向かう
外力を受けて離脱可能な状態となっている。
【0020】従って、車両の衝突の際、乗員の頭部等と
内装部品とが衝突すれば、同部品はトリム付きピラーよ
り離脱する。このため、乗員に対し、内装部品より大き
な荷重が加わるのを回避できる。これに加え、内装部品
は貫通孔を通過できるが、補助部材は同孔を通過できな
い。従って、この離脱した内装部品は、ピラー本体の内
部(ピラーインナー及びピラーアウターで囲まれた部
分)に取り込まれることになる。この結果、内装部品
が、その後、乗員に接触することは無く、乗員の保護の
万全が図られる。
【0021】本第3発明では、内装部品の車両内側に現
れる面の裏面側に、所定の衝撃緩衝構造を備えている。
また、本第5発明では、内装部品を中空体で構成してい
る。これらの場合には、内装部品がクッションとして作
用するため、乗員が内装部品と衝突する際に、乗員に加
わる衝撃は更に小さなものとなる。特に、内装部品が、
ピラートリムの意匠面よりも突出した状態で、配置され
る場合に有意義である。
【0022】本第6発明では、ピラートリムが、意匠面
の裏面側に所定のエネルギー吸収作用を発揮する衝撃吸
収部材若しくは衝撃吸収部を備えるか、ピラートリム自
体が中空体となりエネルギー吸収作用を発揮する。従っ
て、内装部品の離脱後に、乗員がピラートリムに衝突し
ても、衝撃吸収部材等のクッション性能により乗員に大
きな衝撃を与えない。
【0023】また、本第7発明に示す様に、内装部品を
上記意匠面より突出しない状態で配置することもでき
る。この場合には、内装部品がピラートリムの内部に収
納(埋没)された状態となる。従って、車両衝突時に、
内装部品よりも先に、ピラートリムの意匠面が乗員に衝
突する。その際、上記衝撃吸収部材等のクッション性能
のため、乗員は大きな衝撃を受けない。そして、乗員が
ピラートリムに続き、内装部品に衝突しても、上記衝撃
吸収部材等により、衝突エネルギーがある程度、吸収さ
れているため、乗員の受ける衝撃は小さい。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により、具体的に説明
する。 (1)実施例1 本実施例の組付構造は、図1に示す様なトリム付きピラ
ーAに、シートベルトアンカー部5を、図8等に示す様
な3つの係止部材6a〜6cを用いて組付けたものであ
る。また、このトリム付きピラーAは、ピラー本体2
に、ピラートリム3を取着したものである。
【0025】上記ピラー本体(鋼板製)2は、図2にも
示す様に、自動車のセンターピラーとして用いられるも
のであり、自動車の外側寄りに配置されるピラーアウタ
ー21と、自動車の内側寄りに配置されるピラーインナ
ー22と、からなり、これらの各長手方向に向かう端縁
側同志を衝合させて中空の柱状体としたものである。ま
た、このピラーインナー22は、平面形状が略矩形状
(縦幅;65mm、横幅;60mm)の貫通孔228を
備えている。更に、この貫通孔228の周囲には、3つ
の係止部材通過孔229a〜229cが設けられてい
る。また、四隅側には、ピラートリム係着孔221〜2
24を備えている。
【0026】上記ピラートリム3は、ブロー成形法によ
り作製され樹脂製(ポリプロピレン製、若しくはABS
製)のもので、内部が中空になっている。尚、このピラ
ートリム3は、図3に示す様に、全体を通じて、製品の
高さはやや高くなっており(従来品に比べて、約2〜3
倍の高さ)、横手側に沿った中央よりの製品高さは、約
30mmとなっている。
【0027】また、このピラートリム3の略中央寄りに
は、上記貫通孔228と連通し、且つ、平面形状が略矩
形状(縦幅;65mm、横幅;60mm)の挿入孔(以
下、「挿入孔」という。)36が設けられている。更
に、この挿入孔36の周囲のうちの上記係止部材通過孔
229a〜229cに対応する箇所には、係止部材固定
孔329a〜329cが設けられている。
【0028】また、ピラートリム3の背面側には、所定
のクリップ(図示しないが、図17の311h〜314
hと同様のもの)の後端側が取着されており、更に、両
側方側の端部には、略ワニ口形状の挟着具371、37
2が配置されている。尚、本実施では、この挟着具37
1、372の挟着面には、ズレ防止等を目的とした突起
381、382が設けられている。但し、この様な突起
部381等は必ずしも設ける必要はなく、また、本ピラ
ートリム3には、必ずしも、上記クリップ及び挟着具3
71、372の双方を配置する必要はなく、いずれか一
方のみを配置してもよい。
【0029】上記各係止部材(ポリプロピレン製)6a
〜6cは、図4及び8に示す様に、いずれも算用数字の
「1」の字状の縦断面形状を備えている。そして、やや
幅広の根本部61a、61b等と、先端側の係止部62
a〜62cと、これらの中間に位置する胴部63a〜6
3cとからなる。これらの係止部62a〜62cは、い
ずれも係止面621a〜621cの小さなフック形状の
ものである。本実施例では、この様な係止部材6a等の
根本部61a等が、上記ピラートリム3の係止部材固定
孔329a〜329cにそれぞれ嵌着固定されている。
そして、この様にピラートリム3に取着された各係止部
材6a〜6cは、各係止部62a〜62cを車両外側に
向けた状態となっている。
【0030】尚、上記係止部材6a、6b等の根本部6
1a、61b等を、図5に示す様に、ピラーインナー2
2に設けられた係止部材固定孔229d、229e等に
嵌着固定するものであってもよい。また、係止部材6a
〜6cを上記ピラートリム3若しくはピラーインナー2
2と一体で作製することもできる。
【0031】そして、上記ピラートリム3の上記ピラー
本体2への取着は、上記クリップの先端側を、上記ピラ
ーインナー22の係着孔221〜224に係着する(図
示しないが、図14と略同様に行う。)と共に、上記挟
着具371等で、上記ピラートリム本体2の両側を鋏み
込んで行われる。このとき、上記各係止部材6a等の係
止部62a等は、上記係止部材通過孔229a〜229
cをそれぞれ通過して、ピラー本体1の内部に突出した
状態になる。
【0032】一方、上記シートベルトアンカー部5は、
図4に示す様に、アンカー部本体(内装部品)51と、
その後方側に取着された係止用アンカープレート(補助
部材)52とを備えている。上記アンカー部本体51
は、図6(a)に示す様に、外郭部材511と、取り付
けボルト512と、衝撃緩衝部材513と、からなる。
【0033】このうち外郭部材511は、底面側を構成
する樹脂製(ポリプロピレン製)の基材部511aと、
その余の部分を構成する樹脂製(ポリプロピレン製、若
しくはABS製)の表皮部511bとにより構成されて
いる。そして、この基材部511aの最大幅が、50m
mとなっているため、このアンカー部本体51は、上記
貫通孔228を通過することが可能である。また、上記
取り付けボルト512は、その頭部側512aを上記外
郭部511の内部に収めた状態で、螺子部側512bを
同外郭部511の後方に突出させている。
【0034】更に、上記衝撃緩衝部材513は、図7に
示す様に、上記外郭部511の内部(頭部側512aの
存在しない箇所)において車幅方向に向かい配置された
ポリプロピレン製のリブ片部(平均厚み;1mm)51
3a〜513d等を適宜、交叉させ(交叉箇所で一体と
なっている。)格子状に並べたリブ構造体である。但
し、この様な構造体の代わりに、図6(b)に示す様な
樹脂発泡体(ポリウレタン発泡体等)57を取付けるこ
ともできる。また、同図(c)に示す様に、取り付けボ
ルト512をインサーしながらブロー成形により作製し
た中空体とすることもできる。
【0035】上記係止用アンカープレート(ABS製)
52は、図4に示す様に、略板状の外形を有しており、
その中央寄りには、取着孔521が設けられいる。ま
た、このプレート52には、所定のリング状の連結部材
(例えば、図21の符号Rで示されるもの等)を介し
て、若しくは直接に、所定のシートベルトの肩ウェビン
グ(図示しない。)が連結される。また、このプレート
52の外形(縦幅;70mm、横幅;65mm)は、上
記貫通孔228の外形よりも大きい。従って、このプレ
ート52は、この貫通孔228を通過することができな
い。
【0036】そして、このシートベルトアンカー部5の
上記トリム付きピラーAへの組付けは、以下の様にして
行った。即ち、図8に示す様に、先ず、係止用アンカー
プレート52を、上記ピラーインナーの裏面側の3つの
係止部材6a〜6cの係止部62a〜62cに囲まれた
箇所に挿入配置する。
【0037】次いで、アンカー部本体51を、トリム付
きピラーの意匠面338の側より、挿入孔36、貫通孔
228の順に侵入させる。このとき、上記取り付けボル
ト512の螺子部512bを、上記取着孔521内に挿
入する。そして、この螺子部512bの先端側を、シー
トベルトアンカー部5よりも、更に車両内側へ突出させ
ると共に、この部分に固定用雌螺子58を螺着して組付
けを完了する。
【0038】尚、図5に示す場合には、この様に、予
め、上記ピラー本体2に、上記ピラートリムを取着した
トリム付きピラーAへ、このアンカー部5の組付けても
よいし、上記ピラー本体2に、このアンカー部5を組
付けた後に、同ピラー本体2に、ピラートリム3を取着
してもよい。そして、この組付構造では、アンカー部本
体51の上面側と、上記ピラートリム3の意匠面338
との間隔が約15mmになっている。但し、この間隔
は、本実施例に示すものに限らない。
【0039】以上の様に構成される組付構造では、上記
係止部材6a等が弾性材料で構成されていると共に、そ
の係止面621a等が小さくなっている。従って、図9
及び10に示す様に、アンカー部本体51の上面側に車
両外側に向かう外力Fが加わった場合に、係止用アンカ
ープレート52が係止部62より離脱する。この結果、
車両の側突時に、乗員の頭部等とアンカー部本体51と
が衝突した瞬間に、このアンカー部本体51は、ピラー
本体2内部へと転落することとなるため、乗員に加わる
衝撃は小さなものになる。更に、本組付構造では、アン
カー部本体51が衝撃緩衝能力を備えているため、乗員
に加わる衝撃は、より小さなものとなる。
【0040】これらに加え、シートベルトアンカー部5
がトリム付きピラーAの内部に収納された状態になって
いる。従って、側突等の際に、上記アンカープレート5
2よりも先に、ピラートリムAの意匠面338が乗員と
衝突する。その際、このピラートリムAがクッションと
して作用するため、衝突エネルギーはある程度、緩和さ
れ、乗員に大きな衝撃を与えない。そして、この衝突エ
ネルギーの緩和された状態で、乗員がアンカー部本体5
1に衝突するため、乗員が同本体51から受ける衝撃は
小さなものになる。また、上記アンカー部本体51の脱
落の後も、ピラートリムAがクッションとして作用する
ための、乗員の保護の万全が図られる。この様に、本実
施例の組付構造によれば、「係止用アンカープレート5
2の離脱による乗員の保護」の他に、アンカー部本体5
1が衝撃緩衝能力及びピラートリムAを衝撃吸収作用に
より、乗員の保護の万全が図られている。
【0041】(2)実施例2 本実施例の組付構造は、図11に示す様な係止部材6p
を備える他は、実施例1の組付構造と同様である。この
係止部材6pは、同図(a)に示す様に、係止部62
pの係止面621pが大きくなっていること、及び係
止部62pに切り欠き64pを設けたこと以外は、上記
実施例1の係止部材6a等と同様である。
【0042】本実施例では、係止面621pが大きくな
っているため、通常の使用時(側突時等の有事を除く、
通常の使用時)に誤って、係止用アンカープレート52
pが離脱することはない。一方、アンカー部本体51p
に車両外側に向かう外力Fが加わった場合に、係止部6
2pは、同図(b)に示す様に、上記切り欠き64pを
支点にして屈曲しながら、伸びた状態になる。このた
め、係止用アンカープレート52pは、係止部材6pか
ら容易に離脱する。従って、実施例1と同様に、乗員の
保護を図ることができる。
【0043】更に、本実施例では、図12に示す様な変
形例を挙げることもできる。この組付構造は、係止部材
6qをセラミックスで構成したこと以外は、実施例2の
組付構造と同様である。この組付構造では、上記実施例
2と同様に、通常の使用時には、係止用アンカープレー
ト52qをしっかりと固定した状態にしている。その一
方で、アンカー部本体51qに外力Fが加われば、係止
部62qの切り欠き64qよりも先端側が分離する。こ
の結果、係止用アンカープレート52qを容易に離脱さ
せることができる。
【0044】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
係止部材6a、6p等の構造、材質、配置数等は、上記
各実施例に示すものに限らず、本発明の目的を達成でき
る範囲で種々選択することができる。また、上記各実施
例のシートベルトアンカー部5等は、いずれも、トリム
付きピラーに固定した状態で組付けられたものである
が、車両の上下方向等に移動可能な状態で組付けられる
ものでもよい。更に、本実施例では、係止用アンカープ
レート52qをピラーインナー22の裏面側から、アン
カー部本体51をピラートリム3の意匠面338側から
装着したが、両者をピラーインナー22の裏面側から装
着したり、ピラートリム3の意匠面338側から装着す
ることもできる。
【0045】また、上記ピラートリム3は、本実施例に
示す様な中空体である必要はなく、図13に示す各衝撃
吸収構造を備えるものでもよい。このうち、同図(a)
は、ピラートリムの外形を規定する外殻部材31rの内
部に、樹脂発泡体(硬質ウレタン、発泡ビース等)32
rを充填配置したものである。また、同(b)は、ピラ
ートリムの意匠面側を規定する外殻部材31sの裏面側
に、中空の衝撃吸収部材32sを配置したものである。
更に、同図(c)は、同様な外殻部31tの裏面側に、
これと一体のリブ構造部32t(図7と同様なもの)を
配置したものである。また、同図(d)同様な外殻部材
31uの裏面側に、これと別体のリブ構造体32u(図
7と同様なもの)を配置したものである。
【0046】また、図14に示す様に、ピラートリム3
vの挿入孔36vの横断面積を、意匠面338vに向か
うに従って、小さくしてもよい。この場合に、乗員の頭
部等が同孔36vの開口部361v付近に衝突すれば、
ピラートリム3vの開口部361v寄りの部分391
v、392vが、同孔36vの内部に、入り込んだ状態
になり易い。このため、乗員は、アンカー部本体51v
と、これらの部分391v、392vを挟んで間接的に
衝突することになる。従って、より一層確実に、乗員の
保護を図ることができる。
【0047】更に、図15(a)に示す様に、アンカー
部本体51wの上面がピラートリム3wの意匠面338
wと同一平面上に並んでも、同図(b)に示す様に、同
本体51xの上面がピラートリム3xの意匠面338x
よりも突出していても、本第1発明の目的を達成でき
る。また、同図(a)に示す様に、係止用アンカープレ
ート52wの後方側521wのみが貫通孔228wを通
過できない場合でもよい。更に、同図に示す様に、ピラ
ートリム3xが、その裏面側に、特別な衝撃吸収構造
(図13に示す様なもの)を備えない場合であってもよ
い。
【0048】また、上記各実施例では、センターピラー
(トリム付きピラー)に、シートベルトアンカー部を組
付ける場合について述べたが、同ピラーに、他の内装部
品(例えば、ルームライト等)を組付ける場合にも適用
できる。また、センターピラー以外の他のピラー(フロ
ントピラー、リヤピラー等)に、所定の内装部品を組付
ける場合にも適用できる。更に、上記衝撃吸収部材及び
衝撃緩衝部材の材質・構造等も上記各実施例に示すもの
に限らない。また、本組付構造は、パッケージトレイ、
ラゲージ、デッキ等、車両の他の構成部材に、各種内装
部品を組付ける場合にも、応用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上の様に、本組付構造によれば、車両
の衝突(特に、側面衝突)の際、乗員(特に、頭部)
に、内装部品が衝突する時の衝撃を和らげることができ
る。従って、乗員の保護を効果的に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の組付構造の縦断面図である。
【図2】実施例1のピラー本体の斜視図である。
【図3】実施例1のピラートリムの斜視図である。
【図4】実施例1のシートベルトアンカー部の組付状態
を説明するための一部縦断面図である。
【図5】実施例1の変形例に係わるシートベルトアンカ
ー部の組付状態を説明するための一部縦断面図である。
【図6】実施例1及びその変形例に係わるアンカー部本
体の縦断面図である。
【図7】実施例1のリブ構造体の一部斜視図である。
【図8】実施例1のシートベルトアンカー部5の組付方
法を説明するための一部斜視図である。
【図9】実施例1の組付構造に外力が加わった状態を示
す一部縦断面図である。
【図10】実施例1の組付構造よりシートベルトアンカ
ー部が離脱した状態を示す縦断面図である。
【図11】実施例2の組付構造の一部縦断面図である。
【図12】実施例2の変形例に係わる組付構造の一部縦
断面図である。
【図13】実施例1及び2の変形例に係わる組付構造の
一部縦断面図である。
【図14】実施例1及び2の変形例に係わる組付構造の
縦断面図である。
【図15】実施例1及び2の変形例に係わる組付構造の
一部縦断面図である。
【図16】実施例及び従来例の組付構造を構成するピラ
ー本体の斜視図である。
【図17】従来例の組付構造を構成するピラートリムの
斜視図である。
【図18】従来例の組付構造を構成するピラトリムの一
部縦断面図である。
【図19】従来例の組付構造の縦断面図である。
【図20】従来例の組付構造の縦断面図である。
【図21】従来例の組付構造の縦断面図である。
【符号の説明】 A;トリム付きピラー、2;ピラー本体、21;ピラー
アウター、22;ピラーインナー、228;貫通孔、
3;ピラートリム、36;挿入孔、5;シートベルトア
ンカー部、51;アンカー部本体、513;衝撃緩衝部
材、52;係止用アンカープレート(取付部材)、6a
〜6c;係止部材、62a〜62c;係止部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両外側寄りに配置されるピラーアウタ
    ー及び車両内側寄りに配置されるピラーインナーからな
    るピラー本体と、該ピラーインナーの車両内側に現れる
    面を略覆いつつ、該ピラー本体に取着されるピラートリ
    ムとを備えたトリム付ピラーに、所定の内装部品を組付
    けた車両用ピラーの内装部品組付構造であって、 上記ピラーインナーは、上記内装部品の通過可能な貫通
    孔を有すると共に、上記ピラートリムは、車両内側で露
    出する意匠面で開口し、上記貫通孔と連通する挿入孔を
    有し、 上記内装部品の後方側に、上記貫通孔を通過できない組
    付補助部材を取着すると共に、上記ピラーインナーの裏
    面側の該貫通孔の周囲より所定の係止部を突出させ、 上記内装部品の前方側を、上記貫通孔及び上記挿入孔に
    沿って車両内側に向かせると共に、乗員と該内装部品と
    が衝突して該内装部品に加わる車両外側に向かう外力を
    受けて離脱可能な状態で上記組付補助部材を上記係止部
    により係止しながら、該内装部品の上記トリム付ピラー
    への組付けを行うことを特徴とする車両用ピラーの内装
    部品組付構造。
  2. 【請求項2】 上記係止部が、フック形状を備える請求
    項1記載の車両用ピラーの内装部品組付構造。
  3. 【請求項3】 上記内装部品が、車両内側に現れる面の
    裏面側に所定の衝撃緩衝構造を備える請求項1又は2記
    載の車両用ピラーの内装部品組付構造。
  4. 【請求項4】 上記衝撃緩衝構造が、樹脂発泡体、車幅
    方向に沿って配置されるリブ構造体、又は上記車両内側
    に現れる面の裏面より車幅方向に沿って突出するリブ構
    造部により構成される請求項1乃至3記載のいずれかの
    車両用ピラーの内装部品組付構造。
  5. 【請求項5】 上記内装部品が中空体である請求項1又
    は2記載の車両用ピラーの内装部品組付構造。
  6. 【請求項6】 上記ピラートリムは、上記意匠面の裏面
    側に衝撃吸収構造を備えるか、若しくは中空体である請
    求項1乃至5記載のいずれかの車両用ピラーの内装部品
    組付構造。
  7. 【請求項7】 上記内装部品の上記トリム付ピラーへの
    組付時に、該内装部品が、上記意匠面から突出しない請
    求項6記載の車両用ピラーの内装部品組付構造。
  8. 【請求項8】 上記衝撃吸収構造が、樹脂発泡体、中空
    体、車幅方向に沿って配置されるリブ構造体、若しくは
    上記ピラートリムの外殻部の裏面の所定の箇所より車幅
    方向に沿って突出するリブ構造部により構成される請求
    項6又は7記載の車両用ピラーの内装部品組付構造。
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