JPH0871917A - 砥石の取付機構及び取付方法 - Google Patents

砥石の取付機構及び取付方法

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Publication number
JPH0871917A
JPH0871917A JP6208788A JP20878894A JPH0871917A JP H0871917 A JPH0871917 A JP H0871917A JP 6208788 A JP6208788 A JP 6208788A JP 20878894 A JP20878894 A JP 20878894A JP H0871917 A JPH0871917 A JP H0871917A
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JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
spindle shaft
grinding wheel
shaft
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6208788A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Watabe
良晴 渡部
Masaru Arai
大 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【作用】 砥石2にばね23により付勢されるピストン
22を設けた。砥石2をスピンドル軸1に取り付ける際
に、ボルト3を途中まで締め込みばね23を圧縮させパ
ッド22aとフランジ部面12aとの間に摩擦力を生じ
させる。その状態で砥石2を半転させ軸部11に砥石2
の自重が全部作用しないようにして油圧室13の圧力を
上げ、スピンドル軸1に対する砥石2の芯出しを行な
い、最後にボルト3を完全に閉め込んで砥石2をスピン
ドル軸1に固定する。 【効果】 砥石の自重を摩擦力により軽減させることに
より砥石の自重による芯ずれが防止され、正確に芯出し
した状態で砥石をスピンドル軸に取り付けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥石をスピンドル軸に
対して芯出しを行ないながら取り付ける機構及びその機
構を用いて砥石を取り付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】研磨装置等においてスピンドル軸に取り
付けられた砥石の芯出しが十分に行なわれず砥石の中心
軸線がスピンドル軸の回転軸線に一致していないと、砥
石の外周面が振れ、加工中に振動が生じ砥石の寿命を縮
めると共に加工精度を上げることができない。このよう
な場合には砥石をスピンドル軸に取り付けた後、加工に
先立ち砥石を回転させた状態で砥石外周面を削るドレッ
シングを行なえばよいが、砥石の外周面の振れが大きい
とドレッシングにより砥石を削り取る量が増え、特に電
着砥石のように砥石表面に高価な砥粒を薄く保持させた
砥石の場合には、ドレッシング量が多いと砥石の寿命が
極端に短くなると共に、経済的にもきわめて好ましくな
い。このような不具合を解消するものとして、スピンド
ル軸に砥石を取り付ける際にスピンドル軸に対して砥石
の芯出しを行なうものが知られ、例えば実公平5−18
050号公報により、スピンドル軸に砥石を嵌着させス
ピンドル軸に設けたフランジに砥石をねじ止めする際に
油圧によりスピンドル軸を弾性変形させ拡径し、スピン
ドル軸の外周面と砥石の取付穴の内周面とを密着させて
砥石の芯出しを行なうようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
スピンドル軸が水平の場合には砥石の自重が全てスピン
ドル軸に作用しスピンドル軸の弾性変形がスピンドル軸
の上半部と下半部とで均一に行なわれず、完全に砥石の
芯出しを行なえないという不具合が生じる。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ス
ピンドル軸が水平の場合であっても砥石の自重による影
響をなくし、完全に芯出しを行なった状態で砥石を取り
付けることのできる機構、及び該取付機構を用いて砥石
を取り付ける方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、水平に軸支されたスピンドル軸
の端部に設けられ、スピンドル軸の全周から回転軸線に
対して直角方向に延出したフランジ部とスピンドルの回
転軸線を共通の回転軸線としフランジ部の中心から突出
された軸部とからなる砥石取付部に、該フランジ部に砥
石の側面を突き当てて砥石を取り付ける機構であって、
砥石取付部の軸部外周面と砥石の取付穴内周面との少な
くとも一方に、弾性変形により軸部外周面と取付穴内周
面とを密着させる芯出し機構を有するものにおいて、上
記砥石の側面及びフランジ部の少なくとも一方に、スピ
ンドルの回転軸線に平行に出入自在であって、他方に向
って付勢されるパッドを有し、該パッドの先端と他方と
の間に摩擦力を生じさせる摩擦力発生手段を備えたこと
を特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
砥石の取付機構を使用して砥石をスピンドル軸に取り付
ける方法であって、砥石の側面をフランジ部に突き当て
る前に上記摩擦力発生手段により摩擦力を生じさせ、そ
の状態でスピンドル軸及び砥石を半転させ、その後上記
芯出し機構を作動させると共に砥石の側面をフランジに
突き当て砥石をフランジ部にねじ止めすることを特徴と
する。
【0007】
【作用】摩擦力発生手段により砥石とフランジとの間に
摩擦力が生じると、砥石の自重の一部は摩擦力により軽
減され、砥石取付部の軸部には砥石の自重全てが作用す
るのではなく摩擦力により低減された残りが作用する。
従って、その状態で芯出し機構を作動させると砥石の自
重による影響に打ち勝って芯出し機構による芯出しを行
なうことができる。
【0008】ところで、請求項1に係る取付機構を有効
に使用するためには砥石を持ち上げた状態で摩擦力発生
手段を作動させ、この状態で砥石取付部の軸部を拡径さ
せる必要がある。この場合、チェーンブロック等を用い
て砥石を持ち上げることも考えられるが、請求項2に係
る発明のように、砥石の自重のため砥石の中心軸線がス
ピンドル軸の回転軸線より下方にずれている状態で摩擦
力発生手段を作動させ、その状態で砥石を半転させれ
ば、チェーンブロック等の別途の装置を用いることなく
砥石を持ち上げた状態で摩擦力発生手段を作動させた場
合と同様の状態になる。
【0009】
【実施例】図1を参照して、1は水平に軸支されたスピ
ンドル軸であり、該スピンドル軸1の端面にはスピンド
ル軸1と回転軸線を共通にする軸部11が突設されてお
り、またスピンドル軸1の外周面から回転軸線に対して
直角方向外方に延びるフランジ部12が設けられ、該軸
部11とフランジ部12とで砥石取付部を構成する。ま
た、軸部11の外周面から少許内側には環状の油圧室1
3が設けられ、該油圧室13は油通路16を介してフラ
ンジ部12の外周面に開口する。そして、油通路16の
開口部にはピストン14がセットされ、該ピストン14
はねじ15により油圧室13側に移動するように構成さ
れている。従って、ねじ15を締めピストン14を前進
させると油通路16を介して油圧室13内の圧力が高ま
り、油圧室13の外側壁である軸部11の外周面が弾性
変形し膨れる。一方、2は外周面に図外の砥粒が被着さ
れた金属製の砥石であり、該砥石2には中心部に取付穴
21が貫設されており、軸部11の外周面との間に少許
の隙間を存して軸部11にセットされ、砥石2の側面2
aがフランジ部面12aに突き当たるようにボルト3に
より締め付け、砥石2をスピンドル軸1に固定する。
【0010】ところで、砥石2には、側面2a側に開口
する有底のガイド穴20が、砥石2の中心軸線を中心に
同心円周上に等間隔を存して複数設けられている。各ガ
イド穴20内には先端にパッド22aを有するピストン
22がばね23で外方に付勢されるように装着されてお
り、かつピストン22がガイド穴20から飛び出さない
ようにリング状の押え金具24が取り付けられている。
【0011】以上の構成による機構を用いて砥石をスピ
ンドル軸1に取り付ける方法について説明する。まず、
ねじ15を緩めて油圧室13内の圧力を下げ、軸部11
の外周面が膨らんでいない状態で砥石2の取付穴21に
軸部11を嵌め、フランジ部面12aにパッド22aが
当接するまで押し込む。次にボルト3を仮締めし、砥石
2の側面とフランジ部面12aとの間の距離を所定距離
にする。すると、ボルト3の閉め込みによりばね23が
縮められ、その反力によってパッド22aがフランジ部
面12aに押接され両者の間に摩擦力が生じる。この状
態で砥石2をスピンドル軸1と共に半転させる。する
と、砥石2は自重により下がろうとするが摩擦力のため
支えられる。従って軸部11には砥石2の自重の全てが
作用しない状態になる。その状態でねじ15を締めピス
トン14を前進させ油圧室13内の圧力を高め軸部11
を膨らませる。このように軸部11を膨らませることに
より軸部11の外周面と取付穴21の内周面とが密着
し、砥石2の中心軸線とスピンドル軸1の回転軸線とが
芯出しされ一致する。このように芯出しが行なわれると
ボルト3を更に閉めて、砥石2をフランジ部12に固定
し、砥石2のスピンドル軸1への取り付けを完了する。
【0012】ところで、パッド22aとフランジ部面1
2aとの間に生じる摩擦力は、ボルト3を仮締めするこ
とにより生じるばね23の付勢力に比例するので、ばね
23の強さやボルト3の仮締め量を調節することにより
摩擦力を増減することができるが、更に、パッド22a
の材質を適宜変更することにより摩擦力の大きさを変更
することができる。
【0013】また、上記実施例では芯出し機構である油
圧室13やピストン14等をスピンドル軸1側である軸
部11に設けたが、砥石2側に設けてもよく、また摩擦
力発生手段であるガイド穴20やピストン22等をフラ
ンジ部12側若しくはフランジ部12側と砥石1側との
双方に設けるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、砥石をスピンドル軸に取り付ける際
に砥石の自重による芯ずれを防止し、スピンドル軸に正
確に芯出しした状態で砥石を取り付けることができる。
【0015】また、請求項2の発明によれば、チェーン
ブロック等を用いて砥石を持ち上げなくても、砥石を浮
かせた状態で請求項1の発明の機構による芯出しを行な
うことができ、作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 スピンドル軸 2 砥石 11 軸部 12 フランジ部 13 油圧室 20 ガイド穴 21 ばね 22 ピストン 22a パッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に軸支されたスピンドル軸の端部に
    設けられ、スピンドル軸の全周から回転軸線に対して直
    角方向に延出したフランジ部とスピンドルの回転軸線を
    共通の回転軸線としフランジ部の中心から突出された軸
    部とからなる砥石取付部に、該フランジ部に砥石の側面
    を突き当てて砥石を取り付ける機構であって、砥石取付
    部の軸部外周面と砥石の取付穴内周面との少なくとも一
    方に、弾性変形により軸部外周面と取付穴内周面とを密
    着させる芯出し機構を有するものにおいて、上記砥石の
    側面及びフランジ部の少なくとも一方に、スピンドルの
    回転軸線に平行に出入自在であって、他方に向って付勢
    されるパッドを有し、該パッドの先端と他方との間に摩
    擦力を生じさせる摩擦力発生手段を備えたことを特徴と
    する砥石の取付機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の砥石の取付機構を使用し
    て砥石をスピンドル軸に取り付ける方法であって、砥石
    の側面をフランジ部に突き当てる前に上記摩擦力発生手
    段により摩擦力を生じさせ、その状態でスピンドル軸及
    び砥石を半転させ、その後上記芯出し機構を作動させる
    と共に砥石の側面をフランジに突き当て砥石をフランジ
    部にねじ止めすることを特徴とする砥石の取付方法。
JP6208788A 1994-09-01 1994-09-01 砥石の取付機構及び取付方法 Pending JPH0871917A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113580007A (zh) * 2021-08-19 2021-11-02 胡文华 一种磨削机床磨盘的快速连接结构
JP2021532997A (ja) * 2018-06-27 2021-12-02 ビリアン ケンネマン、ロニー 回転工具用形直し装置

Cited By (2)

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