JPH0870931A - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents
棒状化粧料繰出容器Info
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- JPH0870931A JPH0870931A JP20858994A JP20858994A JPH0870931A JP H0870931 A JPH0870931 A JP H0870931A JP 20858994 A JP20858994 A JP 20858994A JP 20858994 A JP20858994 A JP 20858994A JP H0870931 A JPH0870931 A JP H0870931A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棒状化粧料の残量が少なくなった時に通常使
用時よりも棒状化粧料を突き出して使用することができ
るタイプの繰出容器において、その設計の自由度を大き
くする。 【構成】 螺旋溝13を有する外筒10に、第1ガイド
孔と第2ガイド孔32を有する内筒20を回動可能に挿
入する。棒状化粧料Aを支持するホルダ40を内筒20
内に昇降可能に挿入し、ホルダ40の下部内側に突き出
し部材50を昇降可能に挿入し、突き出し部材50をホ
ルダ40の支持凹部45内に進入可能にする。ホルダ4
0の掛止突起42を突き出し部材50の掛止溝51に掛
止して連結する。突き出し部材50の係合突起53を第
2ガイド孔に挿通させて螺旋溝13に係合する。ホルダ
40の係合突起43を第1ガイド孔にのみ係合し、螺旋
溝13には係合しない。
用時よりも棒状化粧料を突き出して使用することができ
るタイプの繰出容器において、その設計の自由度を大き
くする。 【構成】 螺旋溝13を有する外筒10に、第1ガイド
孔と第2ガイド孔32を有する内筒20を回動可能に挿
入する。棒状化粧料Aを支持するホルダ40を内筒20
内に昇降可能に挿入し、ホルダ40の下部内側に突き出
し部材50を昇降可能に挿入し、突き出し部材50をホ
ルダ40の支持凹部45内に進入可能にする。ホルダ4
0の掛止突起42を突き出し部材50の掛止溝51に掛
止して連結する。突き出し部材50の係合突起53を第
2ガイド孔に挿通させて螺旋溝13に係合する。ホルダ
40の係合突起43を第1ガイド孔にのみ係合し、螺旋
溝13には係合しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口紅等の棒状化粧料に使
用される繰出容器に関するものである。
用される繰出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公昭60−41846号公報や実公昭
60−41847号公報等には、棒状化粧料の残量が少
なくなった時に、通常使用時よりも棒状化粧料を押し出
せるようにした繰出容器が開示されている。
60−41847号公報等には、棒状化粧料の残量が少
なくなった時に、通常使用時よりも棒状化粧料を押し出
せるようにした繰出容器が開示されている。
【0003】実公昭60−41846号公報に開示され
た繰出容器の場合は、内周面に螺旋溝を有する外筒と、
外筒に回動可能に挿入された内筒と、棒状化粧料を支持
し内筒内に昇降可能に挿入されたホルダと、内筒内のホ
ルダの下側に昇降可能に挿入され前記ホルダ内に進入可
能な突き出し部材とを備えている。
た繰出容器の場合は、内周面に螺旋溝を有する外筒と、
外筒に回動可能に挿入された内筒と、棒状化粧料を支持
し内筒内に昇降可能に挿入されたホルダと、内筒内のホ
ルダの下側に昇降可能に挿入され前記ホルダ内に進入可
能な突き出し部材とを備えている。
【0004】内筒には第1ガイド孔と第2ガイド孔が縦
長に形成されており、ホルダに設けた係合突起が第1ガ
イド孔を挿通して外筒の螺旋溝に係合し、突き出し部材
に設けた係合突起が第2ガイド孔を挿通して外筒の螺旋
溝に係合している。又、第1ガイド孔の上部終端及び外
筒の螺旋溝の上部終端にはそれぞれ水平部が形成されて
いる。
長に形成されており、ホルダに設けた係合突起が第1ガ
イド孔を挿通して外筒の螺旋溝に係合し、突き出し部材
に設けた係合突起が第2ガイド孔を挿通して外筒の螺旋
溝に係合している。又、第1ガイド孔の上部終端及び外
筒の螺旋溝の上部終端にはそれぞれ水平部が形成されて
いる。
【0005】この繰出容器では、内筒を外筒に対して回
動すると、ホルダの係合突起が第1ガイド孔の上端に達
するまでは、ホルダと突き出し部材が同期して昇降し、
棒状化粧料が外筒に対して突没する。
動すると、ホルダの係合突起が第1ガイド孔の上端に達
するまでは、ホルダと突き出し部材が同期して昇降し、
棒状化粧料が外筒に対して突没する。
【0006】そして、ホルダの係合突起が第1ガイド孔
の水平部及び螺旋溝の水平部に進入すると、ホルダは上
動を阻止されて同一高さ位置で回転だけ行うようにな
る。これに対して、突き出し部材は上動を続けるので、
突き出し部材がホルダ内に進入して棒状化粧料を突き上
げる。
の水平部及び螺旋溝の水平部に進入すると、ホルダは上
動を阻止されて同一高さ位置で回転だけ行うようにな
る。これに対して、突き出し部材は上動を続けるので、
突き出し部材がホルダ内に進入して棒状化粧料を突き上
げる。
【0007】尚、実公昭60−41847号公報に開示
されたものは、上記第1ガイド孔と第2ガイド孔を一つ
にまとめたものであり、基本的な構成は実公昭60−4
1846号公報のものと同じである。
されたものは、上記第1ガイド孔と第2ガイド孔を一つ
にまとめたものであり、基本的な構成は実公昭60−4
1846号公報のものと同じである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の繰出容器に
は次のような問題があった。即ち、ホルダの係合突起と
突き出し部材の係合突起の両方を外筒の螺旋溝に係合さ
せているので、両部材の相対位置関係は、螺旋溝のピッ
チやリード角、及び第1ガイド孔と第2ガイド孔の周方
向位置に左右されることとなり、設計上の制約が大きか
った。
は次のような問題があった。即ち、ホルダの係合突起と
突き出し部材の係合突起の両方を外筒の螺旋溝に係合さ
せているので、両部材の相対位置関係は、螺旋溝のピッ
チやリード角、及び第1ガイド孔と第2ガイド孔の周方
向位置に左右されることとなり、設計上の制約が大きか
った。
【0009】外筒の螺旋溝に水平部を設けなければなら
ないなど構造が複雑になる。又、構造上、第1ガイド孔
及び螺旋溝に設けた水平部の長さが棒状化粧料の突き上
げ寸法を決定することとなるので、必然的に水平部には
ある程度の長さが必要となる。
ないなど構造が複雑になる。又、構造上、第1ガイド孔
及び螺旋溝に設けた水平部の長さが棒状化粧料の突き上
げ寸法を決定することとなるので、必然的に水平部には
ある程度の長さが必要となる。
【0010】ところが、突き出し部材により棒状化粧料
を突き上げた後で、内筒を逆回転して棒状化粧料を内筒
内に引き込み操作する場合、ホルダの係合突起が第1ガ
イド孔の水平部を戻りきるまでの間は、内筒を逆回転さ
せていても棒状化粧料が内筒内に引き込まれないので、
水平部の長さを長くすれば長くするほど引き込み操作性
が悪くなり、水平部を短くして引き込み操作性をよくす
ると棒状化粧料の突き上げ量が小さくなってしまうとい
う問題があった。
を突き上げた後で、内筒を逆回転して棒状化粧料を内筒
内に引き込み操作する場合、ホルダの係合突起が第1ガ
イド孔の水平部を戻りきるまでの間は、内筒を逆回転さ
せていても棒状化粧料が内筒内に引き込まれないので、
水平部の長さを長くすれば長くするほど引き込み操作性
が悪くなり、水平部を短くして引き込み操作性をよくす
ると棒状化粧料の突き上げ量が小さくなってしまうとい
う問題があった。
【0011】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、設計上の自
由度が大きく、操作性にも優れ、棒状化粧料を無駄なく
使用することができる棒状化粧料繰出容器を提供するこ
とを目的とする。
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、設計上の自
由度が大きく、操作性にも優れ、棒状化粧料を無駄なく
使用することができる棒状化粧料繰出容器を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。 〈本発明の要旨〉本発明は、(イ)内周面に螺旋溝を有
する外筒と、(ロ)前記外筒に挿入され、外筒に対し軸
線方向に移動不能で且つ周方向に回動可能に取り付けら
れ、周壁には軸線方向へ延びる第1ガイド孔及び第2ガ
イド孔を有する内筒と、(ハ)前記内筒内に昇降可能に
挿入されていて、上下を開口させた筒状をなし内部が棒
状化粧料の基部を支持する支持凹部になっていて、前記
内筒の第1ガイド孔に摺動可能に係合する係合突起を有
するホルダと、(ニ)前記ホルダの下側に配されてホル
ダに連結され且つ前記支持凹部内に進入可能になってい
て、前記内筒の第2ガイド孔を挿通して前記外筒の螺旋
溝に摺動可能に係合する係合突起を有する突き出し部
材、とを備え、前記外筒と内筒とを相対回転することに
よって前記ホルダと突き出し部材とが内筒内を昇降し、
前記ホルダの係合突起が上記内筒の第1ガイド孔の上端
に突き当たって上動を規制されるまではホルダと突き出
し部材とが同期して上動し、ホルダが上動を規制された
後は突き出し部材だけが上動してホルダの支持凹部内に
進入することを特徴とする棒状化粧料繰出容器である
(請求項1に対応)。
するために、以下の手段を採用した。 〈本発明の要旨〉本発明は、(イ)内周面に螺旋溝を有
する外筒と、(ロ)前記外筒に挿入され、外筒に対し軸
線方向に移動不能で且つ周方向に回動可能に取り付けら
れ、周壁には軸線方向へ延びる第1ガイド孔及び第2ガ
イド孔を有する内筒と、(ハ)前記内筒内に昇降可能に
挿入されていて、上下を開口させた筒状をなし内部が棒
状化粧料の基部を支持する支持凹部になっていて、前記
内筒の第1ガイド孔に摺動可能に係合する係合突起を有
するホルダと、(ニ)前記ホルダの下側に配されてホル
ダに連結され且つ前記支持凹部内に進入可能になってい
て、前記内筒の第2ガイド孔を挿通して前記外筒の螺旋
溝に摺動可能に係合する係合突起を有する突き出し部
材、とを備え、前記外筒と内筒とを相対回転することに
よって前記ホルダと突き出し部材とが内筒内を昇降し、
前記ホルダの係合突起が上記内筒の第1ガイド孔の上端
に突き当たって上動を規制されるまではホルダと突き出
し部材とが同期して上動し、ホルダが上動を規制された
後は突き出し部材だけが上動してホルダの支持凹部内に
進入することを特徴とする棒状化粧料繰出容器である
(請求項1に対応)。
【0013】突き出し部材の初期位置はホルダの完全に
下方であってもよいし、ホルダ内に挿入されていてもよ
い。突き出し部材の初期位置をホルダ内とした場合に
は、突き出し部材とホルダとが軸線方向に相対移動した
時に突き出し部材の係合突起がホルダと干渉しないよ
う、ホルダに軸線方向に延びる縦孔を設け、この縦孔に
前記係合突起を挿通させればよい。
下方であってもよいし、ホルダ内に挿入されていてもよ
い。突き出し部材の初期位置をホルダ内とした場合に
は、突き出し部材とホルダとが軸線方向に相対移動した
時に突き出し部材の係合突起がホルダと干渉しないよ
う、ホルダに軸線方向に延びる縦孔を設け、この縦孔に
前記係合突起を挿通させればよい。
【0014】〈本発明の付加的構成要素〉本発明は以下
の構成を付加した上でも成立する。その付加的構成要素
とは、前記ホルダと突き出し部材との間に、突き出し部
材のホルダ内への進入を段階的に停止せしめる制動機構
を設けることである(請求項2に対応)。
の構成を付加した上でも成立する。その付加的構成要素
とは、前記ホルダと突き出し部材との間に、突き出し部
材のホルダ内への進入を段階的に停止せしめる制動機構
を設けることである(請求項2に対応)。
【0015】制動機構は、前記突き出し部材とホルダの
両対向面のいずれか一方の面に上下方向に互いに離間し
て設けられた複数の掛止溝と、残る他方の面に設けられ
た掛止突起で構成することが可能である(請求項3に対
応)。
両対向面のいずれか一方の面に上下方向に互いに離間し
て設けられた複数の掛止溝と、残る他方の面に設けられ
た掛止突起で構成することが可能である(請求項3に対
応)。
【0016】〈本発明の利用可能性〉本発明は、リップ
スティック等の化粧品の分野に利用可能である。
スティック等の化粧品の分野に利用可能である。
【0017】
〈本発明の作用〉外筒と内筒とを相対回転すると、突き
出し部材の係合突起が外筒の螺旋溝及び内筒の第2ガイ
ド孔に係合していることによって、突き出し部材が内筒
内を昇降する。ホルダは突き出し部材に連結されている
ので、ホルダも突き出し部材と同期して内筒内を昇降す
る。
出し部材の係合突起が外筒の螺旋溝及び内筒の第2ガイ
ド孔に係合していることによって、突き出し部材が内筒
内を昇降する。ホルダは突き出し部材に連結されている
ので、ホルダも突き出し部材と同期して内筒内を昇降す
る。
【0018】前記ホルダの係合突起が上記内筒の第1ガ
イド孔の上端に突き当たると、ホルダは上動を規制され
て停止する。この後、更に外筒と内筒を相対回転する
と、突き出し部材だけが内筒内を更に上動し、突き出し
部材の先部がホルダの支持凹部内に進入する。突き出し
部材の進入によって、支持凹部内に収容されていた棒状
化粧料が突き上げられる。
イド孔の上端に突き当たると、ホルダは上動を規制され
て停止する。この後、更に外筒と内筒を相対回転する
と、突き出し部材だけが内筒内を更に上動し、突き出し
部材の先部がホルダの支持凹部内に進入する。突き出し
部材の進入によって、支持凹部内に収容されていた棒状
化粧料が突き上げられる。
【0019】外筒の螺旋溝には突き出し部材の係合突起
だけが係合しており、ホルダの係合突起は螺旋溝に係合
していないので、設計の自由度が大きい。第1ガイド孔
の上部終端に水平部を設ける必要がなく、あるいは、設
けたとしても極めて短くて済むので、棒状化粧料の突き
出し後の引き込み操作において無駄な動きがなくなる。
だけが係合しており、ホルダの係合突起は螺旋溝に係合
していないので、設計の自由度が大きい。第1ガイド孔
の上部終端に水平部を設ける必要がなく、あるいは、設
けたとしても極めて短くて済むので、棒状化粧料の突き
出し後の引き込み操作において無駄な動きがなくなる。
【0020】〈付加的構成要素を付加した場合の作用〉
制動機構を設けると、棒状化粧料の突き出し量を節目感
を持って段階的に設定することができる。
制動機構を設けると、棒状化粧料の突き出し量を節目感
を持って段階的に設定することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図7の図面
に基いて説明する。 〔第1実施例〕図1から図3の図面は第1実施例の棒状
化粧料繰出容器(以下、繰出容器という)の断面図であ
る。
に基いて説明する。 〔第1実施例〕図1から図3の図面は第1実施例の棒状
化粧料繰出容器(以下、繰出容器という)の断面図であ
る。
【0022】繰出容器は、外筒10と、内筒20と、ホ
ルダ40と、突き出し部材50を備えている。 外筒1
0は金属製で、上下を開口させた円筒状の化粧筒11
と、この化粧筒11の内側に固定された円筒状の螺旋溝
筒12とから構成されており、螺旋溝筒12の内周面に
螺旋溝13が形成されている。
ルダ40と、突き出し部材50を備えている。 外筒1
0は金属製で、上下を開口させた円筒状の化粧筒11
と、この化粧筒11の内側に固定された円筒状の螺旋溝
筒12とから構成されており、螺旋溝筒12の内周面に
螺旋溝13が形成されている。
【0023】内筒20は金属製で有底筒状をなし、その
下端に大径の操作摘み部21を備え、操作摘み部21か
ら小径筒部(周壁部)22が上方に延びており、小径筒
部22の先端縁に掛止環23が設けられている。
下端に大径の操作摘み部21を備え、操作摘み部21か
ら小径筒部(周壁部)22が上方に延びており、小径筒
部22の先端縁に掛止環23が設けられている。
【0024】外筒10の下端を内筒20の操作摘み部2
1に掛止し、螺旋溝筒12の先端を内筒10の掛止環2
3に掛止することによって、外筒10と内筒20は互い
に、軸線方向に相対移動不能で、且つ、周方向に相対回
転可能に組み付けられている。
1に掛止し、螺旋溝筒12の先端を内筒10の掛止環2
3に掛止することによって、外筒10と内筒20は互い
に、軸線方向に相対移動不能で、且つ、周方向に相対回
転可能に組み付けられている。
【0025】図4は内筒20の正面図である。内筒20
の小径筒部22には2つのガイド孔が設けられている。
第1ガイド孔31と第2ガイド孔32は互いに周方向に
若干ずれて配置されている。
の小径筒部22には2つのガイド孔が設けられている。
第1ガイド孔31と第2ガイド孔32は互いに周方向に
若干ずれて配置されている。
【0026】第1ガイド孔31は小径筒部22の中間部
やや下方を始端とし、この始端から掛止環23の近くま
で軸線方向に沿って直線的に延びる縦孔31aと、縦孔
31aの上端から第2ガイド孔32に接近する側に水平
方向に延びる横孔(水平部)31b、とから構成されて
いる。
やや下方を始端とし、この始端から掛止環23の近くま
で軸線方向に沿って直線的に延びる縦孔31aと、縦孔
31aの上端から第2ガイド孔32に接近する側に水平
方向に延びる横孔(水平部)31b、とから構成されて
いる。
【0027】第2ガイド孔32は、小径筒部22の下端
を始端として、この始端から小径筒部22の中間部やや
上方まで軸線方向に沿って直線的に延びる小幅縦孔32
aと、小幅縦孔32aよりも第1ガイド孔31から離反
する方向に幅広で小幅縦孔32aの上端から掛止環23
の近くまで軸線方向に沿って直線的に延びる幅広縦孔3
2b、とから構成されており、幅広縦孔32bの下縁で
あって小幅縦孔32aとの連設部に段部32cを有して
いる。
を始端として、この始端から小径筒部22の中間部やや
上方まで軸線方向に沿って直線的に延びる小幅縦孔32
aと、小幅縦孔32aよりも第1ガイド孔31から離反
する方向に幅広で小幅縦孔32aの上端から掛止環23
の近くまで軸線方向に沿って直線的に延びる幅広縦孔3
2b、とから構成されており、幅広縦孔32bの下縁で
あって小幅縦孔32aとの連設部に段部32cを有して
いる。
【0028】内筒20の内側にはプラスチック製のホル
ダ40が昇降可能に挿入されている。図5はホルダ40
の斜視図であり、ホルダ40は上下を開口させた円筒状
をなしている。ホルダ40の中間部の内側には鍔部41
が設けられており、鍔部41よりも上側に位置するホル
ダ40内は支持凹部45になっている。又、ホルダ40
の内面であって鍔部41よりも下側には内方に突出する
掛止突起42が設けられている。
ダ40が昇降可能に挿入されている。図5はホルダ40
の斜視図であり、ホルダ40は上下を開口させた円筒状
をなしている。ホルダ40の中間部の内側には鍔部41
が設けられており、鍔部41よりも上側に位置するホル
ダ40内は支持凹部45になっている。又、ホルダ40
の内面であって鍔部41よりも下側には内方に突出する
掛止突起42が設けられている。
【0029】又、鍔部41よりも上側に位置するホルダ
40の外周面からは係合突起43が突出している。この
係合突起43は内筒20の第1ガイド孔31にのみ係合
している。ホルダ40の外周面には、係合突起43から
周方向に離間した位置に、縦孔44が鍔部41の下側か
らホルダ40の下縁まで延びている。
40の外周面からは係合突起43が突出している。この
係合突起43は内筒20の第1ガイド孔31にのみ係合
している。ホルダ40の外周面には、係合突起43から
周方向に離間した位置に、縦孔44が鍔部41の下側か
らホルダ40の下縁まで延びている。
【0030】ホルダ40の下部内側にはプラスチック製
の突き出し部材50が挿入されている。図6は突き出し
部材50の斜視図である。突き出し部材50は下部を開
口させた有頂の円筒状をなしている。突き出し部材50
はホルダ40の鍔部41内側を通って支持凹部45内に
進入可能な大きさに形成されている。
の突き出し部材50が挿入されている。図6は突き出し
部材50の斜視図である。突き出し部材50は下部を開
口させた有頂の円筒状をなしている。突き出し部材50
はホルダ40の鍔部41内側を通って支持凹部45内に
進入可能な大きさに形成されている。
【0031】突き出し部材50の外周面には周方向水平
に延びる掛止溝51が互いに平行に等間隔に複数設けら
れている。突き出し部材50の下部外周面には矩形突起
52が設けられ、この矩形突起52の上部からは係合突
起53が突出している。
に延びる掛止溝51が互いに平行に等間隔に複数設けら
れている。突き出し部材50の下部外周面には矩形突起
52が設けられ、この矩形突起52の上部からは係合突
起53が突出している。
【0032】この突き出し部材50は突き出し部材50
の矩形突起52をホルダ40の縦孔44に係合させ、係
合突起53を縦孔44から突出させている。更に、この
係合突起53は内筒20の第2ガイド孔32を挿通して
外筒10の螺旋溝13に係合している。
の矩形突起52をホルダ40の縦孔44に係合させ、係
合突起53を縦孔44から突出させている。更に、この
係合突起53は内筒20の第2ガイド孔32を挿通して
外筒10の螺旋溝13に係合している。
【0033】そして、ホルダ40と突き出し部材50は
当初、図1に示すようにホルダ40の掛止突起42を突
き出し部材50の最上位の掛止溝51に掛止して連結さ
れており、この時に突き出し部材50の上面とホルダ4
0の鍔部41はほぼ面一に位置している。このように組
み付けられたホルダ40の支持凹部45内に棒状化粧料
Aの基部が収納固定されている。
当初、図1に示すようにホルダ40の掛止突起42を突
き出し部材50の最上位の掛止溝51に掛止して連結さ
れており、この時に突き出し部材50の上面とホルダ4
0の鍔部41はほぼ面一に位置している。このように組
み付けられたホルダ40の支持凹部45内に棒状化粧料
Aの基部が収納固定されている。
【0034】次に、この繰出容器の作用について説明す
る。 〈棒状化粧料の残量が十分にある場合〉図1は棒状化粧
料Aを内筒20内に完全に収納した状態であり、この
時、ホルダ40の係合突起43は第1ガイド孔31の下
端に位置し、突き出し部材50の係合突起53は第2ガ
イド孔32の下端に位置している。
る。 〈棒状化粧料の残量が十分にある場合〉図1は棒状化粧
料Aを内筒20内に完全に収納した状態であり、この
時、ホルダ40の係合突起43は第1ガイド孔31の下
端に位置し、突き出し部材50の係合突起53は第2ガ
イド孔32の下端に位置している。
【0035】この状態から、外筒10を非回転側とし、
操作摘み部21を持って内筒20を回転すると、突き出
し部材50の係合突起53が外筒10の螺旋溝13と内
筒20の第2ガイド孔32に係合しているので、突き出
し部材50は内筒20内を上昇する。この時、内筒20
と突き出し部材50との間に相対回転はない。
操作摘み部21を持って内筒20を回転すると、突き出
し部材50の係合突起53が外筒10の螺旋溝13と内
筒20の第2ガイド孔32に係合しているので、突き出
し部材50は内筒20内を上昇する。この時、内筒20
と突き出し部材50との間に相対回転はない。
【0036】突き出し部材50にはホルダ40が連結さ
れているので、突き出し部材50の上昇に同期してホル
ダ40も内筒20内を上昇する。この時、ホルダ40の
係合突起43が内筒20の第1ガイド孔31に係合して
いるので、内筒20とホルダ40との間に相対回転はな
い。これによって、棒状化粧料Aが内筒20及び外筒1
0の先端から突出し露出する。
れているので、突き出し部材50の上昇に同期してホル
ダ40も内筒20内を上昇する。この時、ホルダ40の
係合突起43が内筒20の第1ガイド孔31に係合して
いるので、内筒20とホルダ40との間に相対回転はな
い。これによって、棒状化粧料Aが内筒20及び外筒1
0の先端から突出し露出する。
【0037】ホルダ40と突き出し部材50の上昇は、
ホルダ40の係合突起43が第1ガイド孔31の上端に
突き当たった時に停止する。図2はこの状態を示してい
る。この時、突き出し部材50の係合突起53は第2ガ
イド孔32の段部32cより若干上方に位置する。
ホルダ40の係合突起43が第1ガイド孔31の上端に
突き当たった時に停止する。図2はこの状態を示してい
る。この時、突き出し部材50の係合突起53は第2ガ
イド孔32の段部32cより若干上方に位置する。
【0038】棒状化粧料Aがホルダ40から十分に突出
し露出している時には、上述のようにホルダ40と突き
出し部材50とを同時に上昇させて使用する。これが通
常操作である。
し露出している時には、上述のようにホルダ40と突き
出し部材50とを同時に上昇させて使用する。これが通
常操作である。
【0039】〈棒状化粧料の残量が少ない場合〉棒状化
粧料Aの残量が少なくなり、ホルダ40からの突出量が
短くなって使いにくくなった時には、次のように操作す
る。
粧料Aの残量が少なくなり、ホルダ40からの突出量が
短くなって使いにくくなった時には、次のように操作す
る。
【0040】まず、上述と同様の操作により、ホルダ4
0の係合突起43を第1ガイド孔31の上端に位置させ
る。この後、内筒20を更に回転すると、ホルダ40は
係合突起43と第1ガイド孔31との係合により上昇を
阻止されているので、係合突起43が横孔31bの図4
における左端に突き当たるまで水平回転するだけであ
る。
0の係合突起43を第1ガイド孔31の上端に位置させ
る。この後、内筒20を更に回転すると、ホルダ40は
係合突起43と第1ガイド孔31との係合により上昇を
阻止されているので、係合突起43が横孔31bの図4
における左端に突き当たるまで水平回転するだけであ
る。
【0041】これに対して、突き出し部材50は、係合
突起53が幅広縦孔32b内に位置しているので、内筒
20の回転によって係合突起53が幅広縦孔32bの図
4において左端に突き当たるまでは水平回転するが、左
端に突き当たった後は、係合突起53と螺旋溝13との
係合によって係合突起53が幅広縦孔32bの左端面に
沿って上昇し、これによって突き出し部材50は再び内
筒20内を上昇する。
突起53が幅広縦孔32b内に位置しているので、内筒
20の回転によって係合突起53が幅広縦孔32bの図
4において左端に突き当たるまでは水平回転するが、左
端に突き当たった後は、係合突起53と螺旋溝13との
係合によって係合突起53が幅広縦孔32bの左端面に
沿って上昇し、これによって突き出し部材50は再び内
筒20内を上昇する。
【0042】その結果、突き出し部材50の先部がホル
ダ40の鍔部42よりも上方に突き出て、棒状化粧料A
を徐々に突き出す。これが突き上げ操作である。尚、突
き上げ操作を行う際には、ホルダ40の掛止突起42を
突き上げ部材50の掛止溝51から脱出させなければな
らないが、それには、前述通常操作時にホルダ40と突
き出し部材50を上昇せしめるのに必要な操作力よりも
大きい操作力が必要となる。
ダ40の鍔部42よりも上方に突き出て、棒状化粧料A
を徐々に突き出す。これが突き上げ操作である。尚、突
き上げ操作を行う際には、ホルダ40の掛止突起42を
突き上げ部材50の掛止溝51から脱出させなければな
らないが、それには、前述通常操作時にホルダ40と突
き出し部材50を上昇せしめるのに必要な操作力よりも
大きい操作力が必要となる。
【0043】又、掛止突起42を掛止溝51から脱出さ
せた後においても、この掛止突起42の存在はホルダ4
0と突き出し部材50との間の摩擦力を増大させるの
で、その後の突き上げ操作においても通常操作時よりも
大きな操作力が必要となる。
せた後においても、この掛止突起42の存在はホルダ4
0と突き出し部材50との間の摩擦力を増大させるの
で、その後の突き上げ操作においても通常操作時よりも
大きな操作力が必要となる。
【0044】更に、突き上げ操作を行うには、棒状化粧
料Aとホルダ40との間の摩擦力に抗して支持凹部45
内の棒状化粧料Aを上昇させなければならない。このよ
うに、突き上げ操作時には通常操作時よりも大きな操作
力が必要となる。この操作力の増大が使用者をして感覚
的に通常操作との区別を容易ならしめる。
料Aとホルダ40との間の摩擦力に抗して支持凹部45
内の棒状化粧料Aを上昇させなければならない。このよ
うに、突き上げ操作時には通常操作時よりも大きな操作
力が必要となる。この操作力の増大が使用者をして感覚
的に通常操作との区別を容易ならしめる。
【0045】掛止突起42は突き出し部材50の上昇に
伴って上側の掛止溝51から下側の掛止溝51に順次係
合・脱出を繰り返す。掛止突起42と各掛止溝51との
係合は突き出し部材50の上昇動作にブレーキをかける
こととなり、一種の制動機構となる。そして、再び掛止
突起42を掛止溝51から脱出させるには若干大きな操
作力が必要とされる。使用者はこの節目感によって、棒
状化粧料Aの突き出し量を段階的に設定することがで
き、使い勝手がよい。
伴って上側の掛止溝51から下側の掛止溝51に順次係
合・脱出を繰り返す。掛止突起42と各掛止溝51との
係合は突き出し部材50の上昇動作にブレーキをかける
こととなり、一種の制動機構となる。そして、再び掛止
突起42を掛止溝51から脱出させるには若干大きな操
作力が必要とされる。使用者はこの節目感によって、棒
状化粧料Aの突き出し量を段階的に設定することがで
き、使い勝手がよい。
【0046】図3は掛止突起42が最下部の掛止溝51
に係合した状態を示しており、これが棒状化粧料Aを最
大に突き出せる状態である。尚、このように棒状化粧料
Aを突き出した後、棒状化粧料Aを内筒20内に引き込
むために内筒20を逆方向に回転すると、ホルダ40が
若干水平回転して係合突起43が第1ガイド孔31の右
端面に突き当たるとともに、突き出し部材50が若干水
平回転して係合突起53が第2ガイド孔32の右端面に
突き当たる。引き続き内筒20を回転すると、ホルダ4
0と突き出し部材50が同期して下降し、棒状化粧料A
を内筒20内に引き込む。
に係合した状態を示しており、これが棒状化粧料Aを最
大に突き出せる状態である。尚、このように棒状化粧料
Aを突き出した後、棒状化粧料Aを内筒20内に引き込
むために内筒20を逆方向に回転すると、ホルダ40が
若干水平回転して係合突起43が第1ガイド孔31の右
端面に突き当たるとともに、突き出し部材50が若干水
平回転して係合突起53が第2ガイド孔32の右端面に
突き当たる。引き続き内筒20を回転すると、ホルダ4
0と突き出し部材50が同期して下降し、棒状化粧料A
を内筒20内に引き込む。
【0047】尚、ホルダ40及び突き出し部材50の前
記水平回転は極めて小角度であり、引き込みの操作性に
悪影響を及ぼすほどではない。
記水平回転は極めて小角度であり、引き込みの操作性に
悪影響を及ぼすほどではない。
【0048】ここで、第1ガイド孔31の横孔31bを
設けず、又、第2ガイド孔32の幅広縦孔32bを小幅
縦孔32aと同一幅で小幅縦孔32aをそのまま延長さ
せたように形成することも可能である。そのようにする
と、上述のように内筒20を逆方向に回転して棒状化粧
料Aを引き込み操作した時に、ホルダ40及び突き出し
部材50は水平回転することなく直ちに下降するように
なり、より操作性がよくなる。
設けず、又、第2ガイド孔32の幅広縦孔32bを小幅
縦孔32aと同一幅で小幅縦孔32aをそのまま延長さ
せたように形成することも可能である。そのようにする
と、上述のように内筒20を逆方向に回転して棒状化粧
料Aを引き込み操作した時に、ホルダ40及び突き出し
部材50は水平回転することなく直ちに下降するように
なり、より操作性がよくなる。
【0049】以上のように、この繰出容器においては、
ホルダ40の係合突起43を内筒20の第1ガイド孔3
1にのみ係合させ、外筒10の螺旋溝13には係合して
いないので、螺旋溝13に水平部分を設ける必要がな
く、外筒10の構造が簡単になる。
ホルダ40の係合突起43を内筒20の第1ガイド孔3
1にのみ係合させ、外筒10の螺旋溝13には係合して
いないので、螺旋溝13に水平部分を設ける必要がな
く、外筒10の構造が簡単になる。
【0050】又、ホルダ40の係合突起43を螺旋溝1
3に係合していないので、ホルダ40と突き出し部材5
0との相互位置関係や、第1ガイド孔31と第2ガイド
孔32の周方向の相互位置関係等を設定するにあたり、
設計の自由度が広がる。
3に係合していないので、ホルダ40と突き出し部材5
0との相互位置関係や、第1ガイド孔31と第2ガイド
孔32の周方向の相互位置関係等を設定するにあたり、
設計の自由度が広がる。
【0051】〔第2実施例〕図7は第2実施例の繰出容
器の縦断面図である。第2実施例の繰出容器が第1実施
例のものと大きく相違する点は、突き出し部材50に掛
止溝51が上下2本しかないところである。
器の縦断面図である。第2実施例の繰出容器が第1実施
例のものと大きく相違する点は、突き出し部材50に掛
止溝51が上下2本しかないところである。
【0052】この第2実施例の繰出容器では、棒状化粧
料Aの突き出し量を節目感を持って段階的に設定するこ
とができないだけで、それ以外の点では第1実施例の繰
出容器と全く同様の作用・効果を得ることができる。
料Aの突き出し量を節目感を持って段階的に設定するこ
とができないだけで、それ以外の点では第1実施例の繰
出容器と全く同様の作用・効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外筒の螺旋溝には突き出し部材の係合突起だけが係合し
ており、ホルダの係合突起は螺旋溝に係合していないの
で、構造が簡単になり、しかも設計の自由度が大きいと
いう優れた効果が奏される。
外筒の螺旋溝には突き出し部材の係合突起だけが係合し
ており、ホルダの係合突起は螺旋溝に係合していないの
で、構造が簡単になり、しかも設計の自由度が大きいと
いう優れた効果が奏される。
【0054】又、棒状化粧料を突き出した後の引き込み
操作において、無駄な動きがなく、操作性がよいという
効果もある。制動機構を付加することにより、棒状化粧
料の突き出し量を節目感を持って段階的に設定すること
ができ、使い勝手がよいという効果がある。
操作において、無駄な動きがなく、操作性がよいという
効果もある。制動機構を付加することにより、棒状化粧
料の突き出し量を節目感を持って段階的に設定すること
ができ、使い勝手がよいという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器の縦
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器の縦
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器にお
ける内筒の正面図である。
ける内筒の正面図である。
【図5】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器にお
けるホルダの斜視図である。
けるホルダの斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例の棒状化粧料繰出容器にお
ける突き出し部材の斜視図である。
ける突き出し部材の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例の棒状化粧料繰出容器の縦
断面図である。
断面図である。
10 外筒 13 螺旋溝 20 内筒 22 小径筒部(周壁) 31 第1ガイド孔 32 第2ガイド孔 40 ホルダ 42 掛止突起 43 係合突起 45 支持凹部 50 突き出し部材 51 掛止溝 53 係合突起
Claims (3)
- 【請求項1】 (イ)内周面に螺旋溝を有する外筒と、
(ロ)前記外筒に挿入され、外筒に対し軸線方向に移動
不能で且つ周方向に回動可能に取り付けられ、周壁には
軸線方向へ延びる第1ガイド孔及び第2ガイド孔を有す
る内筒と、(ハ)前記内筒内に昇降可能に挿入されてい
て、上下を開口させた筒状をなし内部が棒状化粧料の基
部を支持する支持凹部になっていて、前記内筒の第1ガ
イド孔に摺動可能に係合する係合突起を有するホルダ
と、(ニ)前記ホルダの下側に配されてホルダに連結さ
れ且つ前記支持凹部内に進入可能になっていて、前記内
筒の第2ガイド孔を挿通して前記外筒の螺旋溝に摺動可
能に係合する係合突起を有する突き出し部材、とを備
え、 前記外筒と内筒とを相対回転することによって前記ホル
ダと突き出し部材とが内筒内を昇降し、前記ホルダの係
合突起が上記内筒の第1ガイド孔の上端に突き当たって
上動を規制されるまではホルダと突き出し部材とが同期
して上動し、ホルダが上動を規制された後は突き出し部
材だけが上動してホルダの支持凹部内に進入することを
特徴とする棒状化粧料繰出容器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の棒状化粧料繰出容器に
おいて、前記ホルダと突き出し部材との間に、突き出し
部材のホルダ内への進入を段階的に停止せしめる制動機
構を備えたことを特徴とする棒状化粧料繰出容器。 - 【請求項3】 請求項2に記載の棒状化粧料繰出容器に
おいて、前記制動機構は、前記突き出し部材とホルダの
両対向面のいずれか一方の面に上下方向に互いに離間し
て設けられた複数の掛止溝と、残る他方の面に設けられ
た掛止突起で構成されていることを特徴とする棒状化粧
料繰出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20858994A JPH0870931A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 棒状化粧料繰出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20858994A JPH0870931A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 棒状化粧料繰出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0870931A true JPH0870931A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16558700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20858994A Pending JPH0870931A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 棒状化粧料繰出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0870931A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200484721Y1 (ko) * | 2017-07-24 | 2017-10-18 | 송매화 | 립스틱 용기 |
KR102281199B1 (ko) * | 2020-03-31 | 2021-07-26 | 주식회사 신우 | 잔량 사용이 용이한 화장품 용기 |
JP2022026694A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
CN114867382A (zh) * | 2019-12-23 | 2022-08-05 | 株式会社资生堂 | 化妆料送出容器 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20858994A patent/JPH0870931A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200484721Y1 (ko) * | 2017-07-24 | 2017-10-18 | 송매화 | 립스틱 용기 |
CN114867382A (zh) * | 2019-12-23 | 2022-08-05 | 株式会社资生堂 | 化妆料送出容器 |
CN114867382B (zh) * | 2019-12-23 | 2024-04-19 | 株式会社资生堂 | 化妆料送出容器 |
KR102281199B1 (ko) * | 2020-03-31 | 2021-07-26 | 주식회사 신우 | 잔량 사용이 용이한 화장품 용기 |
JP2022026694A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
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