JPH0870534A - 単独運転検出装置 - Google Patents
単独運転検出装置Info
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Abstract
より、連系されている負荷容量とインバータの出力電力
との状態に関係なく系統停電を確実に検出する。 【構成】 太陽電池10と、該太陽電池10から発生する直
流電力を交流電力に変換するインバータ20と、該インバ
ータ20の出力に商用周波数に比べて低い周波数で振幅変
調させたゆらぎ成分を含ませるゆらぎ成分発生部223を
備え、前記インバータ20を商用電力系統2に連系して負
荷Zへ電力を供給する太陽光発電システムであって、前
記商用電力系統2との連系点での電圧または電流の高調
波成分の急増を検知する高調波急増検出部41と、前記連
系点における前記ゆらぎ成分の増加を検知する出力変動
検出部42と、前記高調波急増検出部41および出力変動検
出部42による検出結果に基づいて前記インバータ20の単
独運転状態を検出する単独運転判定部43と、を有する単
独運転検出装置40である。
Description
散電源設備と商用電力系統との並列運転によって負荷に
電力を供給する太陽光発電システムに関し、特にその商
用電力系統の停電時におけるインバータの単独運転検出
装置に関する。
流電源と、その出力を交流に変換するインバータとを備
えた分散電源設備を商用電力系統と連系し、家電製品な
どの負荷に給電する太陽光発電システムが種々提案され
ている。
保全作業の安全を確保するため、商用電力系統の不測の
停電時及び作業停電時において、直ちにインバータの動
作を停止させるか、又は直ちに開閉器を作動させて連系
を解除することにより、インバータを商用電力系統から
解列させる機能、即ちインバータの単独運転を防止する
機能が不可欠である。
々の能動的検出法及び受動的検出法が提案されており、
その代表的な検出法として、受動的検出法では高調波急
増検出法が、能動的検出法では出力変動検出法が挙げら
れる。
ランスの励磁特性に起因して第3次高調波成分が急増す
ることに着目し、系統との連系点電圧の高調波成分を検
出して、その高調波成分の平常時に対する増加の度合い
を判定することにより、インバータの単独運転状態を検
出するものである。
に数Hz程度の商用周波数に比べて低い周波数で振幅変
調されたゆらぎ成分を含ませておき、系統停電時に連系
点に現れるこのゆらぎ成分を検出して、インバータの単
独運転状態を検出するものである。
増検出方法によれば、インバータの出力電力が連系点に
接続されている負荷容量より小さい場合には、図3に示
すように、系統停電時に一時的に第3次高調波成分が増
加して、すぐに減少する場合があリ、突発的なノイズと
の区別ができず、確実に系統停電を検出できない虞れが
あった。
ら、上記高調波急増検出法と出力変動検出法を併用して
の系統停電を検出し、インバータの単独運転を防止する
ことが考えられている。この併用方式を採用することに
より、上記高調波急増検出法による不具合は解消できる
が、通常連系運転時においてインバータから出力される
有効電力または無効電力を変動させるため、太陽電池か
ら得られる最大電力を常にインバータから送出すること
ができず、システム効率の低下を招来していた。
であって、高調波急増検出法と出力変動検出法の併用に
より、連系されている負荷容量とインバータの出力電力
との状態に関係なく系統停電を確実に検出すると共に、
通常連系運転時のシステム効率を低下を防ぐことを目的
としている。
該太陽電池から発生する直流電力を交流電力に変換する
インバータと、該インバータの出力に商用周波数に比べ
て低い周波数で振幅変調させたゆらぎ成分を含ませるゆ
らぎ成分発生部を備え、前記インバータを商用電力系統
に連系して負荷へ電力を供給する太陽光発電システムで
あって、前記商用電力系統との連系点での電圧または電
流の高調波成分の急増を検知する高調波急増検出部と、
前記連系点における前記ゆらぎ成分の増加を検知する出
力変動検出部と、前記高調波急増検出部および出力変動
検出部による検出結果に基づいて前記インバータの単独
運転状態を検出する単独運転判定部と、を有する単独運
転検出装置である。
成分は第3次高調波成分である。更に、具体的な構成に
おいて、前記単独運転判定部は前記高調波急増検出部に
より高調波成分の急増状態が一定時間以上継続したこと
を検知して前記インバータの単独運転状態を検出し、前
記ゆらぎ成分発生部は、前記高調波成分の急増状態が前
記一定時間以上継続しなかった場合にのみ動作するもの
である。
調波急増検出部により高調波成分の急増状態が一定時間
以上継続したことを検知して前記インバータの単独運転
状態を検出し、前記ゆらぎ成分発生部は、前記高調波成
分の急増状態が前記一定時間以上継続しなかった場合
に、振幅変調の割合を大きくするものである。
ゆらぎ成分発生部は、前記インバータの出力電流を振幅
変調させ、該インバータから流れる有効電力を変動させ
ているものである。
電圧または電流の高調波成分の急増検知と、連系点にお
ける出力のゆらぎ成分の増加検知に基づいて、単独運転
判定部においてインバータの単独運転状態が検出され
る。
成分を用いることにより、より正確な単独運転検出を行
い得る。更に、前記単独運転判定部は高調波急増検出部
により高調波成分の急増状態が一定時間以上継続したこ
とを検知してインバータの単独運転状態を検出し、ゆら
ぎ成分発生部を前記高調波成分の急増状態が前記一定時
間以上継続しなかった場合にのみ動作させることによ
り、連系されている負荷容量とインバータの出力電力と
の状態に関係なく系統停電を確実に検出すると共に、通
常連系運転時のシステム効率を向上させることができ
る。
調波成分の急増状態が前記一定時間以上継続しなかった
場合に、振幅変調の割合が大きくなるようにすることに
より、通常連系運転時のシステム効率の低下を極力防ぐ
と共に、インバータの単独運転検出の精度を一層向上さ
せることができる。
インバータの出力電流を振幅変調させ、該インバータか
ら流れる有効電力を変動させることにより、通常連系運
転時にはインバータから常に有効電力のみが供給され
る。
を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用
した単独運転検出装置40を有する太陽光発電システム
1のブロック図であり、図2は単独運転検出処理のフロ
−チャ−トである。
定格電圧が200Vの太陽電池10と、太陽電池10の
直流出力を交流出力に電力変換して所定交流電圧を供給
する電圧形電流制御インバータ20と、系統保護用の開
閉装置30と、単独運転検出装置40とから構成され、
図示しない配電盤や電力計などを介して商用電力系統2
に連系されている。
子からなるインバータ回路21と、その制御部22を有
している。制御部22は、後述するように、太陽電池1
0の出力電流および電圧と、インバータ回路21の出力
電流および電圧とに基づいて、運転力率が1になり且つ
太陽電池10から最大電力を引き出すように、インバー
タ回路21のスイッチング素子にPWM制御信号を供給
して、インバータ回路21の出力電流を制御している。
検出する変流器からなる第1電流検出手段、24は太陽
電池10の出力電圧を検出する変圧器からなる第1電圧
検出手段、25はインバータ回路21の出力電流を検出
する変流器からなる第2電流検出手段、26はインバー
タ回路21の出力電圧、即ち連系点電圧を検出する変圧
器からなる第2電圧検出手段である。
0の単独運転検出部45からの解列信号の入力に呼応し
て作動し、インバータ20と商用電力系統2との連系を
解除する。これにより、太陽光発電システム1が商用電
力系統2から解列される。
部41と、出力変動検出部42と、マイクロコンピュー
タからなる単独運転判定部43と、から構成されてい
る。高調波急増検出部41は、第2電圧検出手段26に
より検出された連系点電圧の第3次高調波成分を抽出す
るバンドパスフィルタからなる第3次高調波成分抽出部
411と、抽出された第3次高調波成分の全波整流を行
う絶対値回路412と、第3次高調波成分の振幅に応じ
たレベルの信号Shを単独運転判定部43に入力する積
分回路413と、から構成されている。
26により検出された連系点電圧の各サイクルのピーク
値を検出するピーク検出部421と、ピーク検出部42
1で検出された複数個のピーク値を周波数解析し、10
Hzのゆらぎ成分を抽出する周波数解析部422と、周
波数解析部422により抽出された連系点電圧の10H
zのゆらぎ成分のレベル値が、予め設定された基準レベ
ル以上となっているかどうか比較し、基準レベル以上の
場合に単独運転検出信号を単独運転判定部43に入力す
るレベル比較部423と、から構成されている。
ルとしては、後述するようにインバータ20の単独運転
時に連系点電圧に現れる10Hzのゆらぎ成分の電圧変
動値に基づいて設定されている。
41の出力を取り込んで第3次高調波成分の急増を検出
し、その検出時間に応じて制御部22にゆらぎ成分発生
信号を送出するか、或るいは開閉装置30に解列信号を
送出している。また、単独運転判定部43は、出力変動
検出部42からの単独運転検出信号の入力に従い、開閉
装置30に解列信号を送出している。
波急増検出部41からの信号Shの入力に基づき連系点
電圧の第3次高調波成分急増が一定時間にわたって継続
して検出された場合に、系統停電状態であると判断し、
開閉装置30に解列信号を送出する。また、単独運転判
定部43は、連系点電圧の第3次高調波成分急増が一時
的に検出された場合に、制御部22へゆらぎ成分発生信
号を送出し、出力変動検出部42からの単独運転検出信
号の入力に従い、系統停電状態であると判断し、開閉装
置30に解列信号を送出する。
する。制御部22は、電力指令部221と、乗算手段2
22と、ゆらぎ成分発生部223と、誤差増幅器224
と、PWMコンパレータ225(パルス幅変調手段)と
から構成されている。
23による検出電流及び第1電圧検出手段24による検
出電圧が所定のサンプリング周期(本実施例では50μ
s)毎に入力され、その入力値に基づいて太陽電池10
の出力電力Ps及び電力変化量ΔPsを算出し、その電力
変化量ΔPsの符号に基づいて太陽電池10の動作電圧
の制御目標値となる電圧指令値Vsbの変化方向を決定
し、一定の変化幅ΔV(本実施例では1.5V)にて電
圧指令値Vsbを変化させて、その電圧指令値Vsbに基づ
いてインバータ回路21の出力電流Iの制御目標値とな
る電流指令値Ibを算出し、その電流指令値Ibを乗算手
段222の一端に入力している。
電池10の電圧指令値Vsbを、太陽電池10の最大電力
点となる出力電圧より高い電圧値(本実施例では210
Vに設定)から上記サンプリング周期で変化幅ΔVづつ
減少させ、その電圧指令値Vsbに基づいた電流指令値I
bを設定している。この間、電力変化量ΔPsは正の値を
取り、太陽電池の10の出力電力Psが増加して行く。
した場合、即ち電圧指令値Vsbが最大電力点電圧を越え
た場合には、動作点の変化方向を逆転させて電圧指令値
Vsbを変化幅ΔVづつ増加させ、その電圧指令値Vsbに
基づいた電流指令値Ibを設定している。同様にして、
電力変化量ΔPsの符号の変化に基づいて動作点の変化
方向を逆転させる。以上の動作を繰り返し行わせること
により、太陽電池10の動作電圧が最大電力点近傍に維
持され、太陽電池10の動作点が最大電力点を常に追従
することになる。
の出力と、第2電圧検出手段26による検出電圧波形と
の乗算を行い、その乗算結果をゆらぎ成分信号発生部2
23に入力している。この乗算手段222では、電力指
令部221において設定された電流指令値Ibと、系統
電圧に対応する基準波形とが入力され、その両者の乗算
を行っているので、電流指令値Ibに応じた振幅を有
し、系統電圧波形に同期した商用周波数の正弦波形の信
号が乗算手段222から出力される。
部43からゆらぎ成分発生信号が入力された場合、乗算
手段222からの出力信号を10Hzにて振幅変調し、
そのゆらぎ成分を含ませた信号を出力する。一方、単独
運転判定部43からゆらぎ成分発生信号の入力されてい
ない場合、乗算手段222からの出力信号をそのまま出
力する。
23からの出力と、第2電流検出手段25による検出電
流との差を増幅した後、PWMコンパレータ225に入
力している。
224からの誤差信号と、予め設定された基準三角波と
を比較して、誤差増幅器224からの誤差信号が零にな
るようにインバータ回路21のスイッチング素子にスイ
ッチング制御信号を供給する。
システム1の単独運転判定部43が実行する単独運転検
出の処理動作内容について図2のフローチャートに従い
説明する。
抽出信号Shを、一定周期(本実施例では10msに設
定)でサンプリングし、その複数回分(本実施例では3
回分に設定)のサンプリング値の平均値を求め、その平
均値を第3次高調波成分の検出値Vinとして取り込む
(S1)。つまり、このステップS1の実行により、3
0(=10×3)msの周期で第3次高調波成分が検出
されることになる。
圧値Vrefとの差分(=Vin−Vref)が所定の閾値eo
より大きいかどうかを判断し(S3)、YESの場合に
は次のステップS5に進み、NOの場合にはステップS
15に進む。尚、基準電圧値Vrefは、通常運転時に連
系点に発生している第3次高調波成分の電圧レベルに基
づいて設定されている。また、閾値eoとしては、商用
電力系統2の系統電圧が101V(実効値)の場合に、
連系点での電圧レベルに換算して1V程度となる値に設
定してある。
たカウンタによりカウント動作中かどうかを判断し、Y
ESの場合にはステップS9に進み、NOの場合にはカ
ウント動作を開始させて(S7)、ステップS9に進
む。
より一定時間T1(本実施例ではT1=240ms)のカ
ウント動作を行ったかどうかを判断し、YESの場合に
はステップS11に進み、NOの場合にはステップS1
に戻る。
3次高調波成分の急増状態が一定時間T1にわたって継
続したかどうか、即ち連続した複数回の差分判定で同様
の結果が得られたかどうかによって、系統停電に起因す
る第3次高調波成分の急増状態の判断を行っているの
で、ノイズの影響を抑えて確実にインバータ20の単独
運転検出を行うことができる。
出フラグをセットし、開閉装置30に解列信号を出力し
て、太陽光発電システム1を商用電力系統2から解列さ
せ、ステップS13に進む。
ト動作を停止させ、カウント値をリセットし、単独運転
検出処理を終了させる。一方、ステップS3においてN
Oの場合には、ステップS15に進み、時限タイマによ
るカウント動作中かどうかを判断し、YESの場合には
ステップS17に進み、NOの場合、即ち、系統正常時
にはステップS1に戻る。
定時間T1のカウント動作を行ったかどうか判断し、Y
ESの場合にはステップS19に進み、NOの場合には
ステップS1に戻る。このステップS17では、第3次
高調波成分の急増検出により時限タイマによるカウント
動作が開始され、一定時間T1の経過時点において第3
次高調波成分が減少した状態であるかどうかを判断して
いる。つまり、インバータ回路21の出力電力より容量
が大きい負荷が連系された状態での系統停電に起因する
第3次高調波成分の急増検出の可能性がある状態である
かどうかを判断している。
判断された場合、即ち、インバータ回路21の出力電力
より容量が大きい負荷が連系された状態での系統停電に
起因する第3次高調波成分の急増検出の虞れがあると判
断された場合には、ステップS19に進み、ゆらぎ成分
発生部223へゆらぎ成分発生信号を送出する。
生部223へのゆらぎ成分発生信号の入力に従い、ゆら
ぎ成分発生部223では、乗算手段222からの出力信
号を10Hzにて振幅変調し、そのゆらぎ成分を含ませ
た信号を出力している。これにより、インバータ回路2
1から10Hzのゆらぎ成分を含むインバータ出力電流
を送出し、インバータ回路21から供給する有効電力を
10Hz周期で変動させている。
42から単独運転検出信号が入力されたかどうかを判断
し、YESの場合にはステップS11に進み、単独運転
検出フラグをセットして開閉装置30に解列信号を出力
してステップS13に進み、NOの場合にはステップS
23に進む。
1からの有効電力の変動による負荷電圧の変動を招き、
一方、系統連系時には前記有効電力の変動分が商用電力
系統2に吸収されるため、ほとんど負荷電圧に変動が発
生しないことを利用して系統停電の有無を判断してい
る。
定時間T2(本実施例ではT2=300ms)のカウント
動作を行ったかどうか判断し、YESの場合にはステッ
プS25に進み、NOの場合にはステップS19に戻
る。
ト動作を停止させ、カウント値をリセットし、ステップ
S1に戻る。以上の単独運転検出処理を行わせることに
より、インバータ回路21の出力電力が負荷容量より小
さく、系統停電時に一時的に第3次高調波成分が増加す
る場合においても、突発的なノイズに起因する第3次高
調波成分の急増との区別を確実に行うことができ、系統
停電によるインバータ20の単独運転を確実に検出する
ことができる。
らの出力を単独運転検出のために変動させること無く、
太陽電池から得られる最大電力を常にインバータから送
出するため、系統連系運転時のシステム効率を向上させ
ることができ、一方、系統停電状態時には、高調波急増
検出法と出力変動検出法の併用により系統停電を確実に
検出することができる。
1により第3次高調波成分の急増が一時的に検出された
場合に、ゆらぎ成分発生部223を動作させてインバー
タ回路21からのインバータ電流の大きさを微小に振動
させ、有効電力を周期的に変動させる場合について説明
したが、この他に、インバータ電流の位相を微小に振動
させ、無効電力を周期的に変動させても構わない。
一層向上させるために、ゆらぎ成分発生部223を常に
動作させ、ゆらぎ成分発生部223によるインバータ回
路21からの出力変動幅を通常連系運転時には小さく
し、高調波急増検出部41により第3次高調波成分の急
増が一時的に検出された場合には大きくするようにして
もよい。但し、この場合には上記実施例に比べて通常連
系運転時のシステム効率が若干低下することになる。
波成分の急増検出によりインバータの単独運転を検出す
る場合について説明したが、連系点電流の高調波成分の
急増検出により行っても構わない。
ータの出力電力が負荷容量より大きい場合には、系統停
電に起因する連系点での高調波成分の急増状態が一定時
間継続するため、それを検知することによりインバータ
の単独運転が検出される。一方、インバータの出力電力
が負荷容量より小さい場合には、系統停電に起因する連
系点での高調波成分の急増状態が一定時間継続しない
が、連系点に表れる出力中のゆらぎ成分の増加を検知す
ることにより、インバータの単独運転が検出される。従
って、連系されている負荷容量とインバータの出力電力
との状態に関係なく、突発的なノイズに起因する高調波
成分の急増による誤検出を防止し、系統停電の検出精度
を高め、確実にインバータの単独運転を検出することが
できる。
らの出力を単独運転検出のために変動させること無く、
高調波成分の急増状態が一定時間以上継続しなかった場
合にのみ、出力を微小周期で変動させているので、通常
連系運転時には太陽電池から得られる最大電力が常にイ
ンバータから送出され、システム効率を向上させること
ができる。
出力の振幅変調幅を小さくし、高調波成分の急増状態が
一定時間以上継続しなかった場合にのみ、振幅変調幅を
大きくするので、通常連系運転時のシステム効率の低下
を極力防ぐと共に、インバータの単独運転検出の精度を
一層向上させることができる。
陽光発電システムのブロック図である。
めのフローチャートである。
の変化を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】太陽電池と、該太陽電池から発生する直流
電力を交流電力に変換するインバータと、該インバータ
の出力に商用周波数に比べて低い周波数で振幅変調させ
たゆらぎ成分を含ませるゆらぎ成分発生部を備え、前記
インバータを商用電力系統に連系して負荷へ電力を供給
する太陽光発電システムであって、 前記商用電力系統との連系点での電圧または電流の高調
波成分の急増を検知する高調波急増検出部と、 前記連系点における前記ゆらぎ成分の増加を検知する出
力変動検出部と、 前記高調波急増検出部および出力変動検出部による検出
結果に基づいて前記インバータの単独運転状態を検出す
る単独運転判定部と、を有することを特徴とする単独運
転検出装置。 - 【請求項2】前記高調波成分は、第3次高調波成分であ
ることを特徴とする請求項1記載の単独運転検出装置。 - 【請求項3】前記単独運転判定部は、前記高調波急増検
出部により高調波成分の急増状態が一定時間以上継続し
たことを検知して前記インバータの単独運転状態を検出
し、 前記ゆらぎ成分発生部は、前記高調波成分の急増状態が
前記一定時間以上継続しなかった場合にのみ動作するこ
とを特徴とする請求項1または2記載の単独運転検出装
置。 - 【請求項4】前記単独運転判定部は、前記高調波急増検
出部により高調波成分の急増状態が一定時間以上継続し
たことを検知して前記インバータの単独運転状態を検出
し、 前記ゆらぎ成分発生部は、前記高調波成分の急増状態が
前記一定時間以上継続しなかった場合に、振幅変調の割
合を大きくすることを特徴とする請求項1または2記載
の単独運転検出装置。 - 【請求項5】前記ゆらぎ成分発生部は、前記インバータ
の出力電流を振幅変調させ、該インバータから流れる有
効電力を変動させていることを特徴とする請求項1ない
し4記載の単独運転検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06202288A JP3108282B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 単独運転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06202288A JP3108282B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 単独運転検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0870534A true JPH0870534A (ja) | 1996-03-12 |
JP3108282B2 JP3108282B2 (ja) | 2000-11-13 |
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ID=16455064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06202288A Expired - Fee Related JP3108282B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 単独運転検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108282B2 (ja) |
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