JP2010220406A - 発電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発電システム100において、目標値設定部203は、電源装置104の出力電力Pの増加傾向又は減少傾向が所定の期間TTにわたって継続した場合に、所定の期間TTにおける出力電力Pの値に基づいて、逆潮流電力PREVの第1目標値PSET1を設定する。充放電制御部204は、第1目標値PSET1に基づいて、蓄電装置106の充放電制御を実行する。
【選択図】図3
Description
以下において、実施形態に係る配電システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る配電システム1の構成を示す概略図である。
以下において、実施形態に係る発電システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る発電システム100の構成を示すブロック図である。
以下において、実施形態に係る系統連系装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係る系統連系装置200の構成を示すブロック図である。
検出部201は、検出周期TD(例えば、1分)ごとに電源装置104の出力電力Pを検出する。図4は、出力電力Pの推移の一例を示すグラフである。図4に示すグラフにおける検出周期TDは、1分である。なお、検出部201は、出力電力Pが電源装置104の定格出力PCAPの所定割合(例えば、10%)以上である場合に出力電力Pを検出することとしてもよい。
判定部202は、出力電力Pの増加傾向又は減少傾向が所定の期間TTにわたって継続したか否かを判定する。
目標値設定部203は、判定部202からの通知に応じて、逆潮流電力PREVの目標値を設定する。なお、本発明において、逆潮流電力PREVは、需要家30から配電系統50へ逆潮流する電力であり、電源装置104の出力電力Pと蓄電装置106の放電電力との合成電力であることに留意すべきである。
充放電制御部204は、目標値設定部203によって設定された逆潮流電力PREVの目標値に基づいて、電源装置104から蓄電装置106への充電、及び蓄電装置106から配電系統50への放電の制御である充放電制御を実行する。これによって、充放電制御部204は、電源装置104の出力電力Pの変動を平滑化する。
〔数1〕
放電電力Q1=逆潮流電力PREV−出力電力P(i) …(1)
=(出力電力PT+第1目標値PSET1×i/T1)−出力電力P(i)
ただし、式(1)において、iは、時刻tTからの経過時間であり、出力電力P(i)は、時刻tTからi経過時における出力電力Pである。なお、式(1)に基づいて算出される放電電力Q1が負の値である場合、算出値は充電電力Rを表していることに留意すべきである。充放電制御部204は、算出された放電電力Q1に従って、蓄電装置106の充放電を制御する。
〔数2〕
放電電力Q2=逆潮流電力PREV−出力電力P(j) …(2)
=(第1目標値PSET1+第2目標値PSET2×j/T2)−出力電力P(j)
ただし、式(2)において、jは、時刻t1からの経過時間であり、出力電力P(j)は、時刻t1からj経過時における出力電力Pである。なお、式(1)と同様に、式(2)に基づいて算出される放電電力Q2が負の値である場合、算出値は充電電力Rを表していることに留意すべきである。充放電制御部204は、算出された放電電力Q2に従って、蓄電装置106の充放電を制御する。
〔数3〕
放電電力Q3=逆潮流電力PREV(k)−出力電力P(k) …(3)
=逆潮流電力PREV(k)+(第3目標値PSET3−逆潮流電力PREV(k))×l/k)
ただし、式(3)において、kは、時刻t1から第3目標値PSET3設定までに経過した時間であり、逆潮流電力PREV(k)及び出力電力P(k)は、時刻t1からk経過時における逆潮流電力PREV及び出力電力Pである。lは、第3目標値PSET3設定後からの経過時間である。 充放電制御部204は、算出された放電電力Q3に従って、蓄電装置106の充放電を制御する。
〔数4〕
放電電力Q4=初期化用目標値PSETS−出力電力P(m) …(4)
ただし、式(4)において、mは、時刻t2からの経過時間であり、出力電力P(m)は、時刻t2からm経過時における出力電力Pである。充放電制御部204は、算出された放電電力Q4に従って、蓄電装置106の充放電を制御する。具体的には、充放電制御部204は、蓄電容量Cが初期容量CSTART以上の場合には放電することによって、また、蓄電容量Cが初期容量CSTART未満である場合には充電することによって、蓄電容量Cを初期化する。
DC/DC変換部205は、電源装置104又は配電系統50と蓄電装置106との間での適切な入出力のために電圧の昇降圧を行う。
以下において、実施形態に係る系統連系装置による変動の検出について、図面を参照しながら説明する。変動検出とは、平滑化を行う必要のある変動(短周期変動を生じさせる変動)を検出することである。図6は、実施形態に係る系統連系装置200の変動検出処理を示すフロー図である。
以下において、実施形態に係る系統連系装置による平滑化について、図面を参照しながら説明する。図7は、実施形態に係る系統連系装置200の平滑化処理を示すフロー図である。
以下において、実施形態に係る系統連系装置による蓄電装置の初期化について、図面を参照しながら説明する。図8は、実施形態に係る系統連系装置200の初期化処理を示すフロー図である。
実施形態に係る発電システム100において、目標値設定部203は、電源装置104の出力電力Pの増加傾向又は減少傾向が所定の期間TTにわたって継続した場合に、所定の期間TTにおける出力電力Pの値に基づいて、逆潮流電力PREVの第1目標値PSET1を設定する。充放電制御部204は、第1目標値PSET1に基づいて、蓄電装置106の充放電制御を実行する。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
所定の天候変動が発生した場合の、太陽光発電装置の出力電力P、蓄電装置の放電電力Q、逆潮流電力PREV(P+Q)、蓄電装置の蓄電容量Cの推移についてシミュレーションを行った。図10は、実施例1に係るシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例2では、晴れ(−3分〜−2分)、曇り(−2分〜0分)、晴れ(0分〜10分)、曇り(10分〜17分)の順で天候変動が発生したものとした。その他の条件は、実施例1と同じに設定した。
実施例3では、曇り(−3分〜−2分)、晴れ(−2分〜0分)、曇り(0分〜10分)、晴れ(10分〜16分)の順で天候変動が発生したものとした。その他の条件は、実施例1と同じに設定した。
C…蓄電容量
CCAP…定格容量
CSTART…初期容量
P…出力電力
PCAP…定格出力
PREV…逆潮流電力
PSETS…初期化用目標値
Q…放電電力
R…充電電力
T1…第1到達時間
T2…第2到達時間
TD…検出周期
TT…所定の期間
1…配電システム
10…高圧電力供給源
20…変電所
30…需要家
40…高圧送電線
50…配電系統
100…発電システム
102…電力消費装置
104…電源装置
106…蓄電装置
200…系統連系装置
201…検出部
202…判定部
203…目標値設定部
204…充放電制御部
205…DC/DC変換部
206…パワーコンディショナー
206a…最大化制御部
206b…電力調整部
206c…DC/AC変換部
Claims (4)
- 交流電力が配電される配電系統に接続された発電システムであって、
自然エネルギーを利用することによって出力電力を生成する電源装置と、
充放電する蓄電装置と、
前記出力電力を検出する検出部と、
前記出力電力の増加傾向又は減少傾向が所定の期間にわたって継続した場合、前記所定の期間における前記出力電力の値に基づいて、前記電源装置及び前記蓄電装置から前記配電系統へ逆潮流される電力の目標値を設定する目標値設定部と、
前記目標値に基づいて、前記電源装置から前記蓄電装置への充電及び前記蓄電装置から前記配電系統への放電の制御である充放電制御を実行する充放電制御部と
を備えることを特徴とする発電システム。 - 前記所定の期間は、前記配電系統におけるガバナフリー運転の対象となる負荷変動の周期の1/4より大きく、前記配電系統における負荷周波数制御の対象となる負荷変動の周期の1/4より小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の発電システム。 - 前記目標値設定部は、前記充放電制御の開始から所定の時間経過後における前記蓄電装置の蓄電容量に基づいて、新たな目標値を設定し、
前記充放電制御部は、設定された前記新たな目標値に基づいて、前記充放電制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の発電システム。 - 前記充放電制御部は、前記充放電制御の終了後において、前記蓄電装置の蓄電容量を所定の初期容量に調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
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