JPH0870523A - 床配線装置 - Google Patents

床配線装置

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JPH0870523A
JPH0870523A JP6202522A JP20252294A JPH0870523A JP H0870523 A JPH0870523 A JP H0870523A JP 6202522 A JP6202522 A JP 6202522A JP 20252294 A JP20252294 A JP 20252294A JP H0870523 A JPH0870523 A JP H0870523A
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JP
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box
electric wire
floor
wiring device
opening
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Kunikazu Tanaka
邦一 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手間取ることなく簡易に設置することができる
床配線装置を提供する。 【構成】床配線装置は既設の床面の上方に設置された二
重床用床材1の開口部2に嵌入設置される。床配線装置
には接続器や開閉器等の配線器具3が収納配置される。
ボックスAは配線器具3が取付けられる器具プレート4
を備える。ボックスAは器具プレート4が収納配置され
るボックス本体5を備える。ボックスAは配線器具3の
背面を覆うようにボックス本体5に取着されるボックス
カバー6を備える。配線器具3の端子部3aに接続され
る電線7を固定する張力止め部8をボックスAの外郭よ
り内側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の床面の上方に設
置された二重床用床材の開口部を介して既設の床面と二
重床用床材との間に埋め込むように設置される床配線装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床配線装置として例えば、特開平
2−119518号公報に示されるようなものがある。
これらの床配線装置においては、図18、図19に示さ
れるように上面が開口する受け箱状のボックス本体5
と、開閉自在な蓋板14を備えた蓋部材15をボックス
本体5の上部開口に取付けるための受け枠13と、コン
セント等の配線器具3が取着されると共に受け枠13を
介してボックス本体5内に収納配置される器具プレート
4を備えており、器具プレート4からはボックス本体5
の端部に設けられた開口よりボックス本体5外に突出す
るように配置される受け片30が突設され、この受け片
30には配線器具3に接続される電線7を固定する張力
止め部8が設けられている。この張力止め部8は逆U字
状の張力止め具11を受け片30の先部に連結固定する
ようになっており、張力止め具11を器具プレート4の
受け片30にねじ12止め固定する場合に電線7を挟み
込んで電線7の張力止めを行うことができるようになっ
ている。また、受け枠13はボックス本体5に固着具1
6にて固定されるようになっており、器具プレート4は
受け枠13に固着具16にて固定されるようになってお
り、蓋部材15は受け枠13に固着具にて固定されるよ
うになっている。
【0003】そして、このような床配線装置において、
施工するにあたっては、受け枠13をボックス本体5に
固着具16にて固定した状態で図20に示されるように
二重床用床材1の開口部2に嵌入設置し、図21に示さ
れるように二重床用床材1の下方の床下空間内に配置さ
れた電線7をボックス本体5を通して床上に取り出す。
次いで図22に示されるように器具プレート4にねじ止
め固定されている配線器具3に電線7を接続し、器具プ
レート4に張力止め具11をねじ12止め固定して電線
7を挟持固定する。次いで図23、図24に示されるよ
うに電線7を床下に押し戻しながら器具プレート4をボ
ックス本体5内に収納配置すると共に器具プレート4を
受け枠13に固着具16にて固定する。そして、図25
に示されるように受け枠13に蓋部材15を固着具16
にて固定することによって施工が完了するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、器具プレート4を受け枠13に固定
した状態では張力止め部8がボックス本体5より外側に
大きく飛び出すので、二重床用床材1の開口部2に収ま
らない。すなわち、器具プレート4を受け枠13に固定
した状態において、受け枠13とボックス本体5とを連
結一体化した状態では開口部2に設置することはできな
いものとなっている。したがって、床下の電線7をボッ
クス本体5より取り出す作業が行いにくいものとなって
おり、また、器具プレート4をボックス本体5内に挿入
する作業はボックス本体5内の限られた空間内に手を入
れて行わなければならず、結線後の器具プレート4を電
線7を押し戻しながらボックス本体5内に挿入配置する
作業が行いにくいものとなっており、この結果、設置す
るにあたり手間及び時間を要するという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、手間取ることなく簡易に設置することができ
る床配線装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、既設の床面の上方に設置され
た二重床用床材1の開口部2に嵌入設置されると共に接
続器や開閉器等の配線器具3を収納配置する床配線装置
であって、配線器具3が取付けられる器具プレート4
と、器具プレート4が収納配置されるボックス本体5
と、配線器具3の背面を覆うようにボックス本体5に取
着されるボックスカバー6を有するボックスAからな
り、配線器具3の端子部3aに接続される電線7を固定
する張力止め部8をボックスAの外郭より内側に設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明では、請求項1においてボ
ックスカバー6は断面L字状に形成され、電線7が挿通
配置される電線挿通穴9の近辺にボックスAの内側に突
出する突出片10を備え、突出片10に電線7を挟持固
定する張力止め具11をねじ12止めして張力止め部8
を構成したことを特徴とするものである。請求項3の発
明では、請求項1において上部開口5aが受け枠13を
介して開閉自在な蓋板14を備えた蓋部材15にて閉塞
されるボックス本体5の両端部に側方及び下方に開口す
る側部開口5bを設け、この側部開口5bを断面L字状
のボックスカバー6にて閉塞したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】しかして、器具プレート4を受け枠13に固定
したままで電線7を接続することができ、しかも、器具
プレート4を介してボックスAに取付けられた配線器具
3に電線7を接続した状態でボックスAを二重床用床材
1の開口部2に嵌入設置することができるものであり、
施工性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における床配線装置は、図1に示され
るように既設の床面の上方に設置された二重床用床材1
の開口部2に嵌入するようにして設置されるものであ
り、上面部及び両側部が開口する受け箱状のボックス本
体5と、ボックス本体5の上部開口5aの開口縁に取着
される受け枠13と、受け枠13に取着される蓋部材1
5と、受け枠13に取着される器具プレート4と、ボッ
クス本体5の側部開口5bを閉塞するようにボックス本
体5の両側部に取着されるボックスカバー6とで主体が
構成されている。25は二重床用床材1の表面層を形成
するカーペットである。
【0010】ボックス本体5は図3に示されるように上
面部及び両側部が開口する受け箱状に形成されており、
上面部には上部開口5aが設けられ、両側部には側方及
び下方に開口する側部開口5bが設けられている。ボッ
クス本体5の上部開口5aの開口縁の四隅にはねじ孔5
cが穿設されており、このねじ孔5cを介してタッピン
ビス等の固着具16にてボックス本体5の上部に受け枠
13が取付けられるようになっている。
【0011】受け枠13は平面視略ロ字状に形成されて
おり、内周縁の四隅からは内方に向けて第1連結片17
が突設されており、第1連結片17には後述する器具プ
レート4を固着具16にて固定する場合に固着具16が
挿通されるねじ孔17aがそれぞれ穿設されている。こ
のねじ孔17aの外方にはねじ孔17aと隣合うように
ねじ孔18が穿設されており、このねじ孔18を介して
ボックス本体5の上部四隅に穿設されたねじ孔5aに固
着具16を挿入することで受け枠13がボックス本体5
の上部に取付けられるようになっている。第1連結片1
7と隣合うように受け枠13の内周縁の四隅にはねじ孔
19aを有する第2連結片19が突設されている。この
第2連結片19のねじ孔19aに固着具16を螺着する
ようにして受け枠13に蓋部材15が取付けられるよう
になっている。受け枠13の長手方向の上縁部には側方
に突出するフランジ片13aが突設されており、このフ
ランジ片13aにはフランジ片13aを固着具16にて
二重床用床材1に連結する場合に固着具16が挿入され
るねじ孔13bが複数穿設されている。
【0012】受け枠13に取付けられる器具プレート4
は横片4bと縦片4aとによって略L字状に形成されて
おり、横片4bに穿設されたねじ孔4cを受け枠13に
設けられた第1連結片17のねじ孔17aに合致させ、
両ねじ孔17a,4cに固着具16を打入することによ
って受け枠13に器具プレート4が取付けられるように
なっている。器具プレート4の縦片4aにはコンセント
等の配線器具3が取付けられるようになっている。
【0013】蓋部材15は図17に示されるように枠材
15aに開閉自在な蓋板14を設けて構成されており、
枠体15aの内側四隅にはねじ孔20aを有する連結片
20が内方に突設されており、この連結片20を固着具
16によって受け枠13の第2連結片19に連結固定す
ることで蓋部材15が受け枠13の上面側に取付けられ
るようになっている。
【0014】ボックス本体5の両側部に設けられた側部
開口5bの上部両側にはねじ孔21aが穿設された連結
片21が設けられており、この連結片21を介して側部
開口5bを閉塞するようにボックス本体5の両側部にボ
ックスカバー6が取付けられるようになっている。ボッ
クスカバー6は縦片6aと横片6bとで断面略L字状に
形成されており、角部中央には縦片6aと横片6bに跨
がるようにして電線挿通穴9が設けられている。電線挿
通穴9の上部に位置するように縦片6aに設けられた切
り欠き部22の上縁からは内側方に向けて突出片10が
突設されており、この突出片10は張力止め具11を固
定するための固着具としてのねじ12が螺着されるねじ
孔10aが設けられている。ボックスカバー6は縦片6
aの両端に設けられたねじ孔6cをボックス本体5に設
けられた連結片21のねじ孔21aに合致させて各ねじ
孔6c,21に固着具16を打入することによってボッ
クス本体5の側部開口5bを閉塞するようにボックス本
体5の両側部にそれぞれ取付けられるものであり、縦片
6aにて側部開口5bのうち側方に開放する開口部分を
閉塞し、横片6bにて側部開口5bのうち下方に開放す
る開口部分を閉塞するようになっている。また、ボック
スカバー6を取付けることによって器具プレート4に取
付けられた配線器具3の背面を覆うようにボックス本体
5に取着される。ボックスカバー6の突出片10には図
4に示されるようにU字状に形成されると共に一端に連
結片11aを備えた張力止め具11がねじ12止めにて
取付けられるようになっており、これによって張力止め
部8が形成されている。ここで、張力止め部8はボック
スカバー6より内側方に突設された突出片10の下面に
張力止め具11をねじ12止めして形成されていること
からボックスAの外郭よりも内側に配置された状態とな
っており、張力止め部8はボックスAの外郭よりも外側
に突出しないように配置されている。この張力止め具1
1は図4、図5に示されるように電線挿通穴9に挿通配
置された電線7を突出片10の下面に当てた状態で電線
7を挟み込むようにしてねじ12止めにて突出片10に
取付けられるようになっており、ねじ12を締め込んで
突出片10と張力止め具11とで電線7を挟持すること
によって電線7は抜け止めされた状態で固定されるよう
になっている。すなわち、この張力止め部8によって電
線7が何らかの原因によって引っ張られた場合に配線器
具3の端子部3aに引っ張り力が作用しないようになっ
ている。
【0015】上記した張力止め部8を構成する突出片1
0は略水平に内側方に向けて突設されたものである場合
を示しているが、図6に示されるように斜め上方に向け
て突出するようにしてあってもよいものである。しかし
て、電線7をコンセント等の配線器具3に接続しながら
床配線装置を設置するにあたっては、図7に示されるよ
うに二重床用床材1の下側に配線された電線7を二重床
用床材1の開口部2より床上に引き出し、電線挿通穴9
内に電線7を挿通させるようにしてボックスカバー6を
先に配設し、図13に示されるように組み立てられたボ
ックスAの配線器具3の端子部3aに図8に示されるよ
うに電線7を接続する。ここで、配線器具3の端子部3
aはボックス本体5の側部開口5bより露出した状態と
なっているために端子部3aへの電線7の接続作業は二
重床用床材1の上方において広く作業スペースを利用し
て手間取ることなく迅速に行うことができる。次いで図
9、図14に示されるようにボックスカバー6をボック
ス本体5の両側部に取付けて配線器具3の背面を覆うよ
うにボックス本体5の側部開口5bを閉じる。次いで、
図5に示されるように電線挿通穴9を利用して張力止め
具11と突出片10とで電線7を挟持するように張力止
め具11を突出片10にねじ12止めする。そして、電
線7を二重床用床材1の下方の床下空間内に押し戻すよ
うにしながらボックスAを二重床用床材1の開口部2に
嵌入配置するものである。ここで、張力止め部8はボッ
クスAの外郭の内側に配置されていることからボックス
Aから導出される電線7を真下に向けて配置することが
でき、張力止め部8や電線7が開口部2の開口縁に引っ
掛かったりするようなことなくボックスAを開口部2内
に嵌入配置することができるものである。そして、受け
枠13を固着具にて二重床用床材1に連結固定し、受け
枠13に蓋部材15を取付けることで作業が完了するも
のである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、既設の床面の上方に設置され
た二重床用床材の開口部に嵌入設置されると共に接続器
や開閉器等の配線器具を収納配置する床配線装置であっ
て、配線器具が取付けられる器具プレートと、器具プレ
ートが収納配置されるボックス本体と、配線器具の背面
を覆うようにボックス本体に取着されるボックスカバー
を有するボックスからなり、配線器具の端子部に接続さ
れる電線を固定する張力止め部をボックスの外郭より内
側に設けてあるので、器具プレートを受け枠に固定した
ままで電線を接続することができ、しかも、張力止め部
を設けて配線器具に接続された電線の抜け止めを図るよ
うにした構造を採用したものにおいて張力止め部がボッ
クスの外郭より内側に配置されているために器具プレー
トを介してボックスに取付けられた配線器具に電線を接
続した状態でボックスを二重床用床材の開口部に嵌入設
置することができるものであり、施工性を大幅に向上さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるイ部の部分拡大断面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】張力止め部を示す分解斜視図である。
【図5】電線の保持状態を示す側面図である。
【図6】(a)(b)は張力止め部の他の実施例を示す
側面図である。
【図7】施工手順を説明する説明図である。
【図8】施工手順を説明する説明図である。
【図9】施工手順を説明する説明図である。
【図10】施工手順を説明する説明図である。
【図11】施工手順を説明する説明図である。
【図12】ボックス本体への受け枠と器具プレートとボ
ックスカバーの取付位置を示す分解斜視図である。
【図13】同上の斜視図である。
【図14】電線の接続状態を示す斜視図である。
【図15】二重床用床材への設置状態を示す斜視図であ
る。
【図16】蓋部材の取付前の状態を示す分解斜視図であ
る。
【図17】蓋板を開いた状態における蓋部材の取付前の
状態を示す斜視図である。
【図18】従来例を示す断面図である。
【図19】同上の分解斜視図である。
【図20】(a)(b)は同上の施工手順を説明する説
明図である。
【図21】同上の施工手順を説明する説明図である。
【図22】同上の施工手順を説明する説明図である。
【図23】同上の施工手順を説明する説明図である。
【図24】同上の施工手順を説明する説明図である。
【図25】(a)(b)は同上の施工手順を説明する説
明図である。
【符号の説明】
A ボックス 1 二重床用床材 2 開口部 3 配線器具 3a 端子部 4 器具プレート 5 ボックス本体 5a 上部開口 5b 側部開口 6 ボックスカバー 7 電線 8 張力止め部 9 電線挿通穴 10 突出片 11 張力止め具 12 ねじ 13 受け枠 14 蓋板 15 蓋部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の床面の上方に設置された二重床用
    床材の開口部に嵌入設置されると共に接続器や開閉器等
    の配線器具を収納配置する床配線装置であって、配線器
    具が取付けられる器具プレートと、器具プレートが収納
    配置されるボックス本体と、配線器具の背面を覆うよう
    にボックス本体に取着されるボックスカバーを有するボ
    ックスからなり、配線器具の端子部に接続される電線を
    固定する張力止め部をボックスの外郭より内側に設けた
    ことを特徴とする床配線装置。
  2. 【請求項2】 ボックスカバーは断面L字状に形成さ
    れ、電線が挿通配置される電線挿通穴の近辺にボックス
    の内側に突出する突出片を備え、突出片に電線を挟持固
    定する張力止め具をねじ止めして張力止め部を構成して
    成ることを特徴とする請求項1記載の床配線装置。
  3. 【請求項3】 上部開口が受け枠を介して開閉自在な蓋
    板を備えた蓋部材にて閉塞されるボックス本体の両端部
    に側方及び下方に開口する側部開口を設け、この側部開
    口を断面L字状のボックスカバーにて閉塞して成ること
    を特徴とする請求項1記載の床配線装置。
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