JPH087031Y2 - たたみ込みシャッターのスラット昇降装置 - Google Patents
たたみ込みシャッターのスラット昇降装置Info
- Publication number
- JPH087031Y2 JPH087031Y2 JP1988056879U JP5687988U JPH087031Y2 JP H087031 Y2 JPH087031 Y2 JP H087031Y2 JP 1988056879 U JP1988056879 U JP 1988056879U JP 5687988 U JP5687988 U JP 5687988U JP H087031 Y2 JPH087031 Y2 JP H087031Y2
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- JP
- Japan
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- sprocket
- chain
- guide
- slat
- lifting device
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Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] この考案は家屋の出入口や窓等に設置され、開放時に
はスラットを上部へ積層してたたみ込むたたみ込みシャ
ッターのスラット昇降装置に関するものである。
はスラットを上部へ積層してたたみ込むたたみ込みシャ
ッターのスラット昇降装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、シャッターの一種類として独立した多数段のス
ラットの両側をリンク機構で連結支持し、このリンク機
構をガイドレール内で伸縮させることによりスラットを
水平方向に保持した状態で昇降させるとともにスラット
を最下限まで下降させた時には各スラットを同位相で垂
直方向に回動して上下のスラットを連接させることによ
りシャッターを全閉状態とするたたみ込みシャッターが
実用化されている。このようなたたみ込みシャッターの
スラット昇降装置は通常モータで駆動され、例えば両ガ
イドレール上端に設けられた軸受ブラケットに軸受部を
設け、その軸受部にチェーンを掛装したスプロケットを
回転可能に支持するとともにそのスプロケットを駆動軸
で回転駆動し、同スプロケットの回転に基いてガイドレ
ール内を昇降するチェーンでリンク機構を駆動するよう
になっている。
ラットの両側をリンク機構で連結支持し、このリンク機
構をガイドレール内で伸縮させることによりスラットを
水平方向に保持した状態で昇降させるとともにスラット
を最下限まで下降させた時には各スラットを同位相で垂
直方向に回動して上下のスラットを連接させることによ
りシャッターを全閉状態とするたたみ込みシャッターが
実用化されている。このようなたたみ込みシャッターの
スラット昇降装置は通常モータで駆動され、例えば両ガ
イドレール上端に設けられた軸受ブラケットに軸受部を
設け、その軸受部にチェーンを掛装したスプロケットを
回転可能に支持するとともにそのスプロケットを駆動軸
で回転駆動し、同スプロケットの回転に基いてガイドレ
ール内を昇降するチェーンでリンク機構を駆動するよう
になっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のようなスラット昇降装置ではチェー
ンが無端状ではないためテンションを掛けることができ
ない。従って、チェーンに作用する負荷が大きくなった
場合にはチェーンがスプロケットから外れる虞れがある
とともに、スプロケットとチェーンのとの噛み合いが円
滑に行なわれない場合には軸受ブラケット内でチェーン
の噛み込みが発生するという問題点があった。この考案
の目的は上記のようなたたみ込みシャッターにおいてス
プロケットからのチェーンの外れやチェーンの噛み込み
を未然に防止し得るスラット昇降装置を提供するにあ
る。
ンが無端状ではないためテンションを掛けることができ
ない。従って、チェーンに作用する負荷が大きくなった
場合にはチェーンがスプロケットから外れる虞れがある
とともに、スプロケットとチェーンのとの噛み合いが円
滑に行なわれない場合には軸受ブラケット内でチェーン
の噛み込みが発生するという問題点があった。この考案
の目的は上記のようなたたみ込みシャッターにおいてス
プロケットからのチェーンの外れやチェーンの噛み込み
を未然に防止し得るスラット昇降装置を提供するにあ
る。
考案の構成 [課題を解決するための手段] この考案は上記問題点を解決するために、スラットの
両側に位置するガイドレール内にスラット昇降装置を内
装し、上下に多数段のスラットをそのスラット昇降装置
にそれぞれ支持し、ガイドレール上端に軸受部を備えた
軸受ブラケットを設け、その軸受部にスプロケットを回
転可能に支持し、そのスプロケットに駆動軸を連結し、
駆動軸の回転に基いて前記スプロケットにより軸受ブラ
ケットの挿通孔からガイドレール内へ駆動されるチェー
ンで前記スラット昇降装置を駆動可能としたたたみ込み
シャッターにおいて、スプロケットに掛装されたチェー
ンの外周をスプロケットから挿通孔にかけて案内する外
側ガイドと、チェーンの内周をスプロケットから挿通孔
にかけて案内する内側ガイドとを備え、該内側ガイドを
軸受ブラケットに設け、前記外側ガイドを線材を湾曲形
成して構成すると共に内側ガイド上にスプロケット及び
チェーンを配置した状態で該チェーンの外周を覆うよう
にして前記線材の両端を前記軸受ブラケットに係止させ
た構成としている。
両側に位置するガイドレール内にスラット昇降装置を内
装し、上下に多数段のスラットをそのスラット昇降装置
にそれぞれ支持し、ガイドレール上端に軸受部を備えた
軸受ブラケットを設け、その軸受部にスプロケットを回
転可能に支持し、そのスプロケットに駆動軸を連結し、
駆動軸の回転に基いて前記スプロケットにより軸受ブラ
ケットの挿通孔からガイドレール内へ駆動されるチェー
ンで前記スラット昇降装置を駆動可能としたたたみ込み
シャッターにおいて、スプロケットに掛装されたチェー
ンの外周をスプロケットから挿通孔にかけて案内する外
側ガイドと、チェーンの内周をスプロケットから挿通孔
にかけて案内する内側ガイドとを備え、該内側ガイドを
軸受ブラケットに設け、前記外側ガイドを線材を湾曲形
成して構成すると共に内側ガイド上にスプロケット及び
チェーンを配置した状態で該チェーンの外周を覆うよう
にして前記線材の両端を前記軸受ブラケットに係止させ
た構成としている。
[作用] 上記手段により、内側ガイド上にスプロケット及びチ
ェーンを配置した状態で該チェーンの外周を覆うように
して線材からなる外側ガイドの両端を係止すれば、チェ
ーンのガイドのための組付が完了するので、組付作業が
容易となる。そして、このように組付けられると、スプ
ロケットに掛装されたチェーンはその外周を外側ガイド
に案内され、内周を内側ガイドに案内されて挿通孔に導
かれる。
ェーンを配置した状態で該チェーンの外周を覆うように
して線材からなる外側ガイドの両端を係止すれば、チェ
ーンのガイドのための組付が完了するので、組付作業が
容易となる。そして、このように組付けられると、スプ
ロケットに掛装されたチェーンはその外周を外側ガイド
に案内され、内周を内側ガイドに案内されて挿通孔に導
かれる。
[実施例] 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に従って
説明すると、第3図に示すようにたたみ込みシャッター
1は両側に一対のガイドレール2が立設され、それらの
上端には軸受ブラケット3a,3bが固定され、その軸受ブ
ラケット3a,3b間にヘッドボックス4が支持されてい
る。そして、そのヘッドボックス4内にモータ(図示し
ない)が配設され、ヘッドボックス4内に回転可能に支
持された後記駆動軸がそのモータにより回転駆動される
と、ガイドレール2内のスラット昇降装置によりガイド
レール2間において上下に多数段支持された各スラット
5が昇降及び回動されるようになっている。そのモータ
は操作スイッチ(図示しない)の操作に基いて正逆転可
能であり、作動時以外には駆動軸の回転を阻止するもの
である。また、ヘッドボックス4内には前記従来例と同
様な自動停止装置が設けられ、スラット5が最上限ある
いは最下限まで昇降されたときモータの動作を自動的に
停止させるようになっている。
説明すると、第3図に示すようにたたみ込みシャッター
1は両側に一対のガイドレール2が立設され、それらの
上端には軸受ブラケット3a,3bが固定され、その軸受ブ
ラケット3a,3b間にヘッドボックス4が支持されてい
る。そして、そのヘッドボックス4内にモータ(図示し
ない)が配設され、ヘッドボックス4内に回転可能に支
持された後記駆動軸がそのモータにより回転駆動される
と、ガイドレール2内のスラット昇降装置によりガイド
レール2間において上下に多数段支持された各スラット
5が昇降及び回動されるようになっている。そのモータ
は操作スイッチ(図示しない)の操作に基いて正逆転可
能であり、作動時以外には駆動軸の回転を阻止するもの
である。また、ヘッドボックス4内には前記従来例と同
様な自動停止装置が設けられ、スラット5が最上限ある
いは最下限まで昇降されたときモータの動作を自動的に
停止させるようになっている。
ガイドレール2左右の軸受ブラケット3a,3bは対称状
に形成されてその内部構造も対称状であるので左方の軸
受ブラケット3aについてその構造を説明すると、第1図
及び第2図に示すように軸受ブラケット3aのケース6は
その一方にヘッドボックス4を連結するための連結片7
が形成され、他方には後記するトルク伝達装置を収容す
る第一の収容部8が形成され、中間部に後記スプロケッ
トを収容する第二の収容部9が形成されている。また、
ケース6には第一及び第二の収容部8,9を貫通する伝達
軸10が回転可能に支持され、その伝達軸10の基端には連
結具11が嵌着され、その連結具11でヘッドボックス4内
の駆動軸12に連結されている。従って、駆動軸12がモー
タにより回転駆動されると、伝達軸10が一体に回転され
るようになっている。
に形成されてその内部構造も対称状であるので左方の軸
受ブラケット3aについてその構造を説明すると、第1図
及び第2図に示すように軸受ブラケット3aのケース6は
その一方にヘッドボックス4を連結するための連結片7
が形成され、他方には後記するトルク伝達装置を収容す
る第一の収容部8が形成され、中間部に後記スプロケッ
トを収容する第二の収容部9が形成されている。また、
ケース6には第一及び第二の収容部8,9を貫通する伝達
軸10が回転可能に支持され、その伝達軸10の基端には連
結具11が嵌着され、その連結具11でヘッドボックス4内
の駆動軸12に連結されている。従って、駆動軸12がモー
タにより回転駆動されると、伝達軸10が一体に回転され
るようになっている。
前記第一の収容部8内において伝達軸10先端にはトル
ク伝達装置13が取着されている。そのトルク伝達装置13
は伝達軸10に対し円盤状の駆動側及び被動側伝達部材1
4,15が対向するように支持され、駆動側伝達部材14は伝
達軸10先端にネジ16で固定されている。従って、駆動側
伝達部材14は伝達軸10と一体に回転するようになってい
る。
ク伝達装置13が取着されている。そのトルク伝達装置13
は伝達軸10に対し円盤状の駆動側及び被動側伝達部材1
4,15が対向するように支持され、駆動側伝達部材14は伝
達軸10先端にネジ16で固定されている。従って、駆動側
伝達部材14は伝達軸10と一体に回転するようになってい
る。
被動側伝達部材15はその外側面中央部に形成された軸
部17で第一の収容部8と第二の収容部9との間の仕切り
部18に回転可能に支持され、その軸部17は第二の収容部
9まで突出されるとともに、その軸部17内に前記伝達軸
10が回転可能に貫通されている。
部17で第一の収容部8と第二の収容部9との間の仕切り
部18に回転可能に支持され、その軸部17は第二の収容部
9まで突出されるとともに、その軸部17内に前記伝達軸
10が回転可能に貫通されている。
駆動側伝達部材14の内側面にはその周縁に沿って断面
半円状の案内溝19が形成され、その案内溝19を2か所で
分断する断面半円状の突部20が同駆動側伝達部材14の中
心を挟んで対向する位置に形成されている。各突部20の
頂部には被動側伝達部材15に向かって突出するガイド突
起21が形成され、各突部20両側の案内溝19内にはそれぞ
れ透孔22が形成されている。そして、駆動側伝達部材14
の外側面には第5図に示すように中心を挟んで対向する
透孔22近傍に「L」あるいは「R」の識別記号23が刻印
され、前記透孔22とともに表示手段を構成している。
半円状の案内溝19が形成され、その案内溝19を2か所で
分断する断面半円状の突部20が同駆動側伝達部材14の中
心を挟んで対向する位置に形成されている。各突部20の
頂部には被動側伝達部材15に向かって突出するガイド突
起21が形成され、各突部20両側の案内溝19内にはそれぞ
れ透孔22が形成されている。そして、駆動側伝達部材14
の外側面には第5図に示すように中心を挟んで対向する
透孔22近傍に「L」あるいは「R」の識別記号23が刻印
され、前記透孔22とともに表示手段を構成している。
被動側伝達部材15の内側面には駆動側伝達部材14と同
様にその周縁に沿って断面半円状の案内溝24が形成さ
れ、その案内溝24を2か所で分断する断面半円状の突部
25が同被動側伝達部材15の中心を挟んで対向する位置に
形成されている。また、各案内溝24の底部には同案内溝
24に沿ってガイド孔26が形成され、各突部25の頂部には
中心方向に向かう矢印27が刻印されている。
様にその周縁に沿って断面半円状の案内溝24が形成さ
れ、その案内溝24を2か所で分断する断面半円状の突部
25が同被動側伝達部材15の中心を挟んで対向する位置に
形成されている。また、各案内溝24の底部には同案内溝
24に沿ってガイド孔26が形成され、各突部25の頂部には
中心方向に向かう矢印27が刻印されている。
上記のように構成された駆動側及び被動側伝達部材1
4,15は、第1図に示す組立状態では駆動側伝達部材14の
突部20が被動側伝達部材15の案内溝24内に位置するとと
もにガイド突起21がガイド孔26内に突出し、第2図に示
すように被動側伝達部材15の突部25は駆動側伝達部材14
の案内溝19内に位置する。また、第6図に示すように両
突部20,25間にはコイルスプリング28が挿入され、その
付勢力により常には被動側伝達部材15の突部25が駆動側
伝達部材14の突部20に圧接され、この状態では第5図に
示すように「L」が刻印された透孔22内に被動側伝達部
材15の突部25に刻印された矢印27が露出されるようにな
っている。そして、伝達軸10により駆動側伝達部材14が
第6図矢印A方向すなわちスラット引上げ方向に回転さ
れると、両突部20,25が直接係合して両伝達部材14,15が
一体に回転し、駆動側伝達部材14が同図矢印B方向すな
わちスラット下降方向に回転されると、突部20の回転ト
ルクはコイルスプリング28を介して突部25に伝達される
ようになっている。
4,15は、第1図に示す組立状態では駆動側伝達部材14の
突部20が被動側伝達部材15の案内溝24内に位置するとと
もにガイド突起21がガイド孔26内に突出し、第2図に示
すように被動側伝達部材15の突部25は駆動側伝達部材14
の案内溝19内に位置する。また、第6図に示すように両
突部20,25間にはコイルスプリング28が挿入され、その
付勢力により常には被動側伝達部材15の突部25が駆動側
伝達部材14の突部20に圧接され、この状態では第5図に
示すように「L」が刻印された透孔22内に被動側伝達部
材15の突部25に刻印された矢印27が露出されるようにな
っている。そして、伝達軸10により駆動側伝達部材14が
第6図矢印A方向すなわちスラット引上げ方向に回転さ
れると、両突部20,25が直接係合して両伝達部材14,15が
一体に回転し、駆動側伝達部材14が同図矢印B方向すな
わちスラット下降方向に回転されると、突部20の回転ト
ルクはコイルスプリング28を介して突部25に伝達される
ようになっている。
一方、右方の軸受ブラケット3b内に収容されるトルク
伝達装置では、駆動側及び被動側伝達部材14,15と弾性
部材としてのコイルスプリング28とが第8図に示すよう
に組立てられ、この状態では第9図に示すように近傍に
「R」が刻印された透孔22内に被動側伝達部材15の突部
に刻印された矢印27が露出されるようになっている。そ
して、駆動側伝達部材14が第8図矢印C方向へ回転され
てスラット5が引上げられるとともに、矢印D方向へ回
転されてスラット5が下降され、このとき前記左方の軸
受ブラケット3a内のトルク伝達装置13と同様の作用をな
す。
伝達装置では、駆動側及び被動側伝達部材14,15と弾性
部材としてのコイルスプリング28とが第8図に示すよう
に組立てられ、この状態では第9図に示すように近傍に
「R」が刻印された透孔22内に被動側伝達部材15の突部
に刻印された矢印27が露出されるようになっている。そ
して、駆動側伝達部材14が第8図矢印C方向へ回転され
てスラット5が引上げられるとともに、矢印D方向へ回
転されてスラット5が下降され、このとき前記左方の軸
受ブラケット3a内のトルク伝達装置13と同様の作用をな
す。
第二の収容部9内に突出される被動側伝達部材15の軸
部17にはその中間部が六角軸29に形成され、その六角軸
29にスプロケット30が嵌合されて、同スプロケット30が
被動側伝達部材15と一体に回転されるようになってい
る。第11図に示すように、第二の収容部9の底面9aはス
プロケット30に沿って湾曲されるとともに、スプロケッ
ト30の両側に相当する位置に挿通孔31,32が形成され、
スプロケット30に掛装されたチェーン33がその挿通孔3
1,32から下方のガイドレール2内へ案内されている。そ
して、スプロケット30の回転によりガイドレール2内の
チェーン33が昇降されると、同ガイドレール2内でスラ
ット昇降装置が作動して各スラット5が昇降及び回動さ
れるようになっている。
部17にはその中間部が六角軸29に形成され、その六角軸
29にスプロケット30が嵌合されて、同スプロケット30が
被動側伝達部材15と一体に回転されるようになってい
る。第11図に示すように、第二の収容部9の底面9aはス
プロケット30に沿って湾曲されるとともに、スプロケッ
ト30の両側に相当する位置に挿通孔31,32が形成され、
スプロケット30に掛装されたチェーン33がその挿通孔3
1,32から下方のガイドレール2内へ案内されている。そ
して、スプロケット30の回転によりガイドレール2内の
チェーン33が昇降されると、同ガイドレール2内でスラ
ット昇降装置が作動して各スラット5が昇降及び回動さ
れるようになっている。
スプロケット30の下方において両挿通孔31,32の内側
には底面9aから上方へ突出する内側ガイド34が形成さ
れ、その内側ガイド34はチェーン33の内周面に当接して
同チェーン33をスプロケット30に噛み合う状態から挿通
孔31あるいは同32に向かって円滑に案内し、その内側ガ
イド34間にはスプロケット30を回転させ得る間隙35が形
成されている。また、内側ガイド34の下端部は挿通孔3
1,32の開口部から若干後退しているので、底面9a両端は
チェーン33に向かって斜め上方に突出する突部36とな
り、この突部36がチェーン33の内周面に当接して前記内
側ガイド34で下方へ案内されたチェーン33を挿通孔31,3
2内へ案内するようになっている。
には底面9aから上方へ突出する内側ガイド34が形成さ
れ、その内側ガイド34はチェーン33の内周面に当接して
同チェーン33をスプロケット30に噛み合う状態から挿通
孔31あるいは同32に向かって円滑に案内し、その内側ガ
イド34間にはスプロケット30を回転させ得る間隙35が形
成されている。また、内側ガイド34の下端部は挿通孔3
1,32の開口部から若干後退しているので、底面9a両端は
チェーン33に向かって斜め上方に突出する突部36とな
り、この突部36がチェーン33の内周面に当接して前記内
側ガイド34で下方へ案内されたチェーン33を挿通孔31,3
2内へ案内するようになっている。
チェーン33の周囲には線材を折曲げて形成された外側
ガイド37が配設されている。その外側ガイド37は中間部
がスプロケット30の掛装されたチェーン33に沿うように
逆U字状に折曲げられ、両端部が側方へ折曲げられて取
付部38が形成され、その取付部38が挿通孔31,32下部に
設けられた係止凹部39に支持されている。そして、外側
ガイド37は第二の収容部9内のチェーン33の外周に密接
して位置し、チェーン33は外側ガイド37に摺接しながら
移動するようになっている。
ガイド37が配設されている。その外側ガイド37は中間部
がスプロケット30の掛装されたチェーン33に沿うように
逆U字状に折曲げられ、両端部が側方へ折曲げられて取
付部38が形成され、その取付部38が挿通孔31,32下部に
設けられた係止凹部39に支持されている。そして、外側
ガイド37は第二の収容部9内のチェーン33の外周に密接
して位置し、チェーン33は外側ガイド37に摺接しながら
移動するようになっている。
次に、上記のように構成されたたたみ込みシャッター
1の作用を説明する。
1の作用を説明する。
さて、このたたみ込みシャッター1のスラット5を引
上げるためにモータで駆動軸12をスラット引上げ方向に
回転駆動すると、連結具11及び伝達軸10を介して駆動側
伝達部材14が第6図矢印A方向に回転される。すると、
駆動側伝達部材14の突部20は被動側伝達部材15の突部25
に直接当接するため、両伝達部材14,15が一体に回転
し、被動側伝達部材15と一体に回転するスプロケット30
によりチェーン33が駆動される。そして、チェーン33が
駆動されるとガイドレール2内のスラット昇降装置が作
動してスラット5が引上げられ、最上限まで引上げられ
ると自動停止装置が作動してモータの作動が停止され
る。
上げるためにモータで駆動軸12をスラット引上げ方向に
回転駆動すると、連結具11及び伝達軸10を介して駆動側
伝達部材14が第6図矢印A方向に回転される。すると、
駆動側伝達部材14の突部20は被動側伝達部材15の突部25
に直接当接するため、両伝達部材14,15が一体に回転
し、被動側伝達部材15と一体に回転するスプロケット30
によりチェーン33が駆動される。そして、チェーン33が
駆動されるとガイドレール2内のスラット昇降装置が作
動してスラット5が引上げられ、最上限まで引上げられ
ると自動停止装置が作動してモータの作動が停止され
る。
一方、スラット5を下降させるためにモータで駆動軸
12をスラット下降方向へ回転駆動すると、駆動側伝達部
材14が第6図矢印B方向に回転される。すると、駆動側
伝達部材14の回転トルクはコイルスプリング28を介して
被動側伝達部材15に伝達される。そして、スラット下降
時には被動側伝達部材15に作用する負荷は小さいのでコ
イルスプリング28をほとんど縮ませることなく回転トル
クが伝達され、スプロケット30を介してチェーン33が駆
動される。そして、チェーン33が駆動されるとスラット
5が下降される。このようにしてスラット5が下降され
て最下段のスラットが水切り面に当接してスラット昇降
装置のそれ以上の動作が阻止されると、チェーン33の同
方向への移動が阻止されるため、被動側伝達部材15の第
6図矢印B方向への回転が阻止される。このとき、自動
停止装置が未だ作動しないとモータの駆動力により駆動
側伝達部材14だけが同方向へ回転され、第7図に示すよ
うに両伝達部材14の突部20,25間でコイルスプリング28
が圧縮され、ここで自動停止装置が作動すると駆動側伝
達部材14は同図に示す状態で停止する。
12をスラット下降方向へ回転駆動すると、駆動側伝達部
材14が第6図矢印B方向に回転される。すると、駆動側
伝達部材14の回転トルクはコイルスプリング28を介して
被動側伝達部材15に伝達される。そして、スラット下降
時には被動側伝達部材15に作用する負荷は小さいのでコ
イルスプリング28をほとんど縮ませることなく回転トル
クが伝達され、スプロケット30を介してチェーン33が駆
動される。そして、チェーン33が駆動されるとスラット
5が下降される。このようにしてスラット5が下降され
て最下段のスラットが水切り面に当接してスラット昇降
装置のそれ以上の動作が阻止されると、チェーン33の同
方向への移動が阻止されるため、被動側伝達部材15の第
6図矢印B方向への回転が阻止される。このとき、自動
停止装置が未だ作動しないとモータの駆動力により駆動
側伝達部材14だけが同方向へ回転され、第7図に示すよ
うに両伝達部材14の突部20,25間でコイルスプリング28
が圧縮され、ここで自動停止装置が作動すると駆動側伝
達部材14は同図に示す状態で停止する。
従って、このたたみ込みシャッター1ではスラット下
降時に自動停止装置の作動がスラット5の最下限到達時
より若干遅れても、モータの駆動力を両突部20,25間の
コイルスプリング28で吸収することができるので、モー
タに対する過負荷の作用を防止して同モータ及びスラッ
ト昇降装置の故障を未然に防止することができる。この
結果、自動停止装置の初期設定を厳密に行なうことな
く、その作動時期を若干遅らせた状態でラフな初期設定
を行なっても支障が生じることはない。
降時に自動停止装置の作動がスラット5の最下限到達時
より若干遅れても、モータの駆動力を両突部20,25間の
コイルスプリング28で吸収することができるので、モー
タに対する過負荷の作用を防止して同モータ及びスラッ
ト昇降装置の故障を未然に防止することができる。この
結果、自動停止装置の初期設定を厳密に行なうことな
く、その作動時期を若干遅らせた状態でラフな初期設定
を行なっても支障が生じることはない。
一方、この軸受ブラケット3aではスプロケット30に掛
装されたチェーン33の外周が外側ガイド37で支持されて
いるので、同チェーン33のスプロケット30からの脱落が
確実に防止される。また、チェーン33の内周はスプロケ
ット30の下方で内側ガイド34及び突部36でスプロケット
30から挿通孔31あるいは同32に向かって真下に案内され
るので、同スプロケット30と第二の収容部9の底面9aと
の間へのチェーン33の噛み込みが確実に防止され、チェ
ーン33を円滑に駆動することができる。
装されたチェーン33の外周が外側ガイド37で支持されて
いるので、同チェーン33のスプロケット30からの脱落が
確実に防止される。また、チェーン33の内周はスプロケ
ット30の下方で内側ガイド34及び突部36でスプロケット
30から挿通孔31あるいは同32に向かって真下に案内され
るので、同スプロケット30と第二の収容部9の底面9aと
の間へのチェーン33の噛み込みが確実に防止され、チェ
ーン33を円滑に駆動することができる。
また、このたたみ込みシャッター1では軸受ブラケッ
ト3a,3b内のトルク伝達装置13に共通の駆動側及び被動
側伝達部材14,15が使用されている。すなわち、左方の
軸受ブラケット3aでは両伝達部材14,15の各突部20,25及
びコイルスプリング28が第6図に示す位置で組立てら
れ、この状態では第5図に示すように駆動側伝達部材14
の外側面において「L」が刻印された透孔22に矢印27が
露出される。右方の軸受ブラケット3bでは各突部20,25
及びコイルスプリング28が第8図に示す位置で組立てら
れ、この状態では第9図に示すように被動側伝達部材15
の外側面において「R」が刻印された透孔22に矢印27が
露出される。そして、このように構成したトルク伝達装
置13では駆動軸12の回転に基いて左右の軸受ブラケット
3a,3b内で同様な動作が同期して行なわれる。従って、
左右の軸受ブラケット3a,3b内のトルク伝達装置13の部
品を共通化してコストを削減することができるととも
に、その組立に際しても駆動側伝達部材14の透孔22に露
出される矢印27とその透孔22近傍に刻印された「L」あ
るいは「R」の識別記号23により左用あるいは右用のい
ずれかが表示されるので、組立作業を容易にかつ正確に
行なうことができる。
ト3a,3b内のトルク伝達装置13に共通の駆動側及び被動
側伝達部材14,15が使用されている。すなわち、左方の
軸受ブラケット3aでは両伝達部材14,15の各突部20,25及
びコイルスプリング28が第6図に示す位置で組立てら
れ、この状態では第5図に示すように駆動側伝達部材14
の外側面において「L」が刻印された透孔22に矢印27が
露出される。右方の軸受ブラケット3bでは各突部20,25
及びコイルスプリング28が第8図に示す位置で組立てら
れ、この状態では第9図に示すように被動側伝達部材15
の外側面において「R」が刻印された透孔22に矢印27が
露出される。そして、このように構成したトルク伝達装
置13では駆動軸12の回転に基いて左右の軸受ブラケット
3a,3b内で同様な動作が同期して行なわれる。従って、
左右の軸受ブラケット3a,3b内のトルク伝達装置13の部
品を共通化してコストを削減することができるととも
に、その組立に際しても駆動側伝達部材14の透孔22に露
出される矢印27とその透孔22近傍に刻印された「L」あ
るいは「R」の識別記号23により左用あるいは右用のい
ずれかが表示されるので、組立作業を容易にかつ正確に
行なうことができる。
考案の効果 以上詳述したように、この考案はスラットの両側に位
置するガイドレール内にスラット昇降装置を内装し、上
下に多数段のスラットをそのスラット昇降装置にそれぞ
れ支持し、ガイドレール上端に軸受部を備えた軸受ブラ
ケットを設け、その軸受部にスプロケットを回転可能に
支持し、そのスプロケットに駆動軸を連結し、駆動軸の
回転に基いて前記スプロケットにより軸受ブラケットの
挿通孔からガイドレール内へ駆動されるチェーンで前記
スラット昇降装置を駆動可能としたたたみ込みシャッタ
ーにおいて、スプロケットからのチェーンの外れやチェ
ーンの噛み込みを未然に防止することができると共に、
そのチェーンのガイドのための組付作業をきわめて簡単
に行なうことができる優れた効果を発揮する。
置するガイドレール内にスラット昇降装置を内装し、上
下に多数段のスラットをそのスラット昇降装置にそれぞ
れ支持し、ガイドレール上端に軸受部を備えた軸受ブラ
ケットを設け、その軸受部にスプロケットを回転可能に
支持し、そのスプロケットに駆動軸を連結し、駆動軸の
回転に基いて前記スプロケットにより軸受ブラケットの
挿通孔からガイドレール内へ駆動されるチェーンで前記
スラット昇降装置を駆動可能としたたたみ込みシャッタ
ーにおいて、スプロケットからのチェーンの外れやチェ
ーンの噛み込みを未然に防止することができると共に、
そのチェーンのガイドのための組付作業をきわめて簡単
に行なうことができる優れた効果を発揮する。
第1図はこの考案を具体化したたたみ込みシャッターの
一方のトルク伝達装置を示す正面図、第2図はその縦断
面図、第3図はこの考案に関するたたみ込みシャッター
の正面図、第4図はトルク伝達装置を構成する駆動側及
び被動側伝達部材の斜視図、第5図は一方のトルク伝達
装置の側面図、第6図及び第7図はそのトルク伝達装置
の動作を示す内部側面図、第8図は他方のトルク伝達装
置の内部側面図、第9図は他方のトルク伝達装置の側面
図、第10図は軸受ブラケットのケースを示す縦断面図、
第11図は第10図におけるE−E線断面図である。 ガイドレール2、軸受ブラケット3a,3b、ヘッドボック
ス4、スラット5、駆動軸12、スプロケット30、挿通孔
31,32、チェーン33、内側ガイド34、外側ガイド37。
一方のトルク伝達装置を示す正面図、第2図はその縦断
面図、第3図はこの考案に関するたたみ込みシャッター
の正面図、第4図はトルク伝達装置を構成する駆動側及
び被動側伝達部材の斜視図、第5図は一方のトルク伝達
装置の側面図、第6図及び第7図はそのトルク伝達装置
の動作を示す内部側面図、第8図は他方のトルク伝達装
置の内部側面図、第9図は他方のトルク伝達装置の側面
図、第10図は軸受ブラケットのケースを示す縦断面図、
第11図は第10図におけるE−E線断面図である。 ガイドレール2、軸受ブラケット3a,3b、ヘッドボック
ス4、スラット5、駆動軸12、スプロケット30、挿通孔
31,32、チェーン33、内側ガイド34、外側ガイド37。
Claims (1)
- 【請求項1】スラットの両側に位置するガイドレール内
にスラット昇降装置を内装し、上下に多数段のスラット
をそのスラット昇降装置にそれぞれ支持し、ガイドレー
ル上端に軸受部を備えた軸受ブラケットを設け、その軸
受部にスプロケットを回転可能に支持し、そのスプロケ
ットに駆動軸を連結し、駆動軸の回転に基いて前記スプ
ロケットにより軸受ブラケットの挿通孔からガイドレー
ル内へ駆動されるチェーンで前記スラット昇降装置を駆
動可能としたたたみ込みシャッターにおいて、 スプロケット(30)に掛装されたチェーン(33)の外周
をスプロケット(30)から挿通孔(31,32)にかけて案
内する外側ガイド(37)と、チェーン(33)の内周をス
プロケット(30)から挿通孔(31,32)にかけて案内す
る内側ガイド(34)とを備え、該内側ガイド(34)を軸
受ブラケット(3a,3b)に設け、前記外側ガイド(37)
を線材を湾曲形成して構成すると共に内側ガイド(34)
上にスプロケット(30)及びチェーン(33)を配置した
状態で該チェーン(33)の外周を覆うようにして前記線
材の両端を前記軸受ブラケット(3a,3b)に係止させた
ことを特徴とするたたみ込みシャッターのスラット昇降
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988056879U JPH087031Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | たたみ込みシャッターのスラット昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988056879U JPH087031Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | たたみ込みシャッターのスラット昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01162592U JPH01162592U (ja) | 1989-11-13 |
JPH087031Y2 true JPH087031Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31282740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988056879U Expired - Lifetime JPH087031Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | たたみ込みシャッターのスラット昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087031Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6131336A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-13 | 東京新素材株式会社 | 無機繊維質断熱材 |
JPH0324000Y2 (ja) * | 1985-10-01 | 1991-05-24 |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP1988056879U patent/JPH087031Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01162592U (ja) | 1989-11-13 |
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