JPH0870213A - 無線通信用アンテナ - Google Patents

無線通信用アンテナ

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JPH0870213A
JPH0870213A JP24126594A JP24126594A JPH0870213A JP H0870213 A JPH0870213 A JP H0870213A JP 24126594 A JP24126594 A JP 24126594A JP 24126594 A JP24126594 A JP 24126594A JP H0870213 A JPH0870213 A JP H0870213A
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Hirofumi Tayama
洋文 多山
Tsuneo Ito
恒夫 伊藤
Tetsuo Sasaki
鉄雄 佐々木
Mitsuyuki Itou
光雪 伊藤
Junji Taniguchi
淳二 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業員の昇降柱に支障がなく、都市美観を損
うことがなく、容易かつ確実に取付けることができる無
線通信用アンテナを提供する。 【構成】 2本のアンテナ本体2の上端および下端にそ
れぞれ固定用サドル3を固定する。次に、2本のアンテ
ナ本体2が電柱31の頭部の架空地線用腕金39の対向
する角に沿うようにして、固定用サドル3を腕金39に
取付けバンド9で取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無線通信用アンテナに
関し、特に、商用電力配電用の電柱上に設けられる無線
通信用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、携帯電話機が普及してきてお
り、街中においても自由に通話できるようになってきて
いる。しかしながら、従来の携帯電話機は、比較的出力
が大きく(600mW)、このために、電池の消費が大
きく、1回の充電で通話できる時間が短く、しばしば充
電をしなければならないという不便さがある。そこで、
携帯電話機の出力を小さく(10mW)することによっ
て電池の消費を少なくした簡易型携帯電話機(パーソナ
ルハンディホン)が開発されている。
【0003】ところで、このような出力が小さな簡易型
携帯電話機の使用を可能にするためには、エリアが狭い
多数の基地局を街中に配置する必要がある。図8は電柱
31上に設けられた従来の簡易型携帯電話機の基地局の
構成を示す一部破断した斜視図である。図において、こ
の基地局は、送受信機51と、その上面に立設されたア
ンテナ52とを含み、送受信機51は自在ベルト付きの
固定金具53によって電柱31に固定される。送受信機
51は通信伝送線36によって電話局に接続される。
【0004】送受信機51は、アンテナ52によって簡
易型携帯電話機からの電波を受信し、受信した電波を所
定の電気信号に変換し、通信伝送線36を介して電話局
に伝送する。また、送受信機51は、通信伝送線36を
介して電話局から伝送された電気信号を電波に変換して
アンテナ52から出射する。したがって、簡易型携帯電
話機の使用者は、他の簡易型携帯電話機の使用者とはも
ちろんのこと一般固定電話機の使用者とも通話すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基地局にあっては、電柱31の上部に支持されている高
圧配電線などの保守工事の際、アンテナ52が作業員の
昇降柱や工事の邪魔になり、また、アンテナ52が作業
員によって破損されるおそれがあった。また、アンテナ
52が風などによって大きく揺れないように送受信機5
1を電柱31に強固に固定する必要があり、そのための
固定金具53が高価なものになっていた。また、作業員
が誤ってアンテナ52に胴綱をかけた場合、作業員を支
えるほどの強度がないためアンテナ52が破損し、作業
員の墜落事故が生じるおそれもあった。また、上方に高
圧配電線がある関係で比較的低い位置に取付けられるた
め、アンテナ52が人目につき、都市美観を損うという
問題もあった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、保
守工事の際に作業員の昇降柱の邪魔になったり、作業員
によって破損されたり、作業員の墜落事故を招いたり、
都市美観を損ったりせず、低コストで容易かつ確実に取
付けられる無線通信用アンテナを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の無線通
信用アンテナは、電柱の頭部に架空地線を支持するため
の腕金に取付けられる無線通信用アンテナであって、ア
ンテナ本体と、前記アンテナ本体の上端と下端を前記腕
金に取付けるためのバンド部材とを備えたことを特徴と
している。
【0008】また、前記腕金は角柱であって、前記アン
テナ本体は前記腕金の対向する角に沿うようにして2本
設けられ、前記腕金と前記アンテナ本体との間に設けら
れる滑り止め部材を含むこととしてもよい。
【0009】また、この発明の第2の無線通信用アンテ
ナは、電柱の頭部に設けられる無線通信用アンテナであ
って、前記電柱の頭部に設けられ、架空地線を支持する
ための絶縁体で形成されたアームと、前記アームに内蔵
されたアンテナ本体とを備えたことを特徴としている。
【0010】また、前記アームは中空の角柱であって、
前記アンテナ本体の上端と下端を前記角柱の中空部に支
持するための支持部材を含むこととしてもよい。
【0011】
【作用】この発明の第1の無線通信用アンテナにあって
は、アンテナ本体を電柱の頭部に架空地線を支持するた
めの腕金に取付けるので、配電線などの保守工事の際に
アンテナ本体が作業員の昇降柱や工事の邪魔になった
り、アンテナ本体が作業員によって破損されることがな
い。また、アンテナ本体を高い位置に設けるので、アン
テナ本体が人目につかず、都市美観を損うこともない。
また、アンテナ本体と送受信機とを別々に設けるので、
従来のように送受信機を電柱に強固に固定する必要がな
く、たとえば通信伝送線に吊下げれば足りる。したがっ
て、高価な固定金具が不要になるばかりでなく、固定金
具やアンテナに起因して作業員の墜落事故が発生する可
能性もなくなる。また、アンテナ本体の上端と下端をバ
ンド部材によって腕金に取付けるので、アンテナ本体を
腕金に容易かつ確実に取付けることができる。
【0012】また、腕金が角柱の場合は、腕金の対向す
る角に沿うようにしてアンテナ本体を2本設ければ、ア
ンテナを無指向性にすることができる。また、腕金とア
ンテナ本体の間に滑り止め部材を設ければ、アンテナ本
体を一層容易かつ確実に取付けることができる。
【0013】また、この発明の第2の無線通信用アンテ
ナにあっては、架空地線用腕金を絶縁体製のアームで置
換し、そのアーム内にアンテナ本体を設ける。したがっ
て、架空地線用の腕金で電波がシールドされることがな
く、1本のアンテナ本体で無指向性のアンテナを構成で
きる。また、アーム内にアンテナ本体を設けるので、ア
ンテナ本体が作業の邪魔になったり、都市美観を損なっ
たりすることがない。
【0014】また、アームを中空の角柱で形成し、アン
テナ本体の上端と下端を支持部材によって角柱の中空部
に支持すれば、アンテナ本体をアームに容易かつ確実に
取付けることができる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による簡易型携帯
電話機の基地局の構成を示す一部破断した斜視図、図2
(a)は基地局のアンテナ1の構成を示す一部破断した
斜視図、図2(b)はアンテナ1の要部断面図である。
図において、一般に電柱31は、中空コンクリート柱で
あって、その上部に電話用の通信伝送路32を支持し、
その上端部に高圧配電線用腕金37を介して高圧配電線
38を支持し、その上方に落雷事故防止用の架空地線4
1を架空地線用腕金39を介して支持している。架空地
線用腕金39は、一般には断面形状が四角の鉄柱であ
り、その下端部が電柱31の頭部に固定され、その上端
部にコマがいし40を介して架空地線41を支持してい
る。また、通信伝送路32は、電柱31に自在ベルト3
3によって固定された架線用ワイヤ34と、架線金具3
5によってワイヤ線34に架線された通信伝送線36と
を含む。
【0016】この実施例の基地局は、このような電柱3
1に設けられるものである。すなわち、この基地局はア
ンテナ1と送受信機11とを含み、アンテナ1は架空地
線用腕金39に設けられ、送受信機11は通信伝送路3
2に吊下げられ、アンテナ1と送受信機11は電柱31
の中空部を挿通するケーブル10によって接続される。
【0017】アンテナ1は、図2に示すように、2本の
アンテナ本体2と、各アンテナ本体2の上端と下端にそ
れぞれ固定される4つの固定用サドル3と、上端側と下
端側の固定用サドル3をそれぞれ腕金39に取付けるた
めの2本の取付バンド9とを含む。
【0018】アンテナ本体2は、細長い円筒状であり、
腕金39の対向する角に沿うようにして設けられる。ア
ンテナ本体2間の距離は無線通信用電波の波長の1/4
に設定される。アンテナ本体2をこのように配置するこ
とにより、アンテナ1を無指向性にすることができる。
また、送受信機11にダイバーシティ機能を付加すれ
ば、良好な受信感度を得ることができる。
【0019】固定用サドル3は、たとえばポリエステル
・プリミックス製の成型品であって、サドル部4、固定
部5、アンテナ受け6およびアンテナ押え7を含む。サ
ドル部4は、直角に曲げられた板状であり、その内面が
腕金39の角に密着するようなっている。また、その内
面には滑り止めラバー4aが設けられている。
【0020】固定部5は、サドル部4とアンテナ受け6
の背面同士を結合する部分であり、その中央部には取付
バンド挿入口5aが開口されている。
【0021】アンテナ受け6は、その内周面がアンテナ
本体2の外周面に密着する半円筒部6aと、その半円筒
部6aの両側にそれぞれ設けられたフランジ6bを含
む。アンテナ受け6の半円筒部6aの背面は、上述した
とおり、固定部5を介してサドル部4の背面に固定され
る。
【0022】アンテナ押え7は、アンテナ受け6と同
様、その内周面がアンテナ本体2の外周面に密着する半
円筒部7aと、その半円筒部7aの両側にそれぞれ設け
られたフランジ7bを含む。
【0023】アンテナ押え7は、その半円筒部7aの内
周面がアンテナ受け6の半円筒部6aの内周面に対向す
るようにして、かつ、そのフランジ7bの内面がアンテ
ナ受け6のフランジ6bの内面に密着するようにして設
けられる。密着したフランジ6b,7b同士は、フラン
ジ6b,7bを貫通する孔に挿通される締付けボルト8
によって固定される。
【0024】取付バンド9は、たとえば66ナイロン製
であって、バンド部9aとその一端に設けられた頭部9
bを含む。頭部9bの孔にそのバンド部9aの他端を挿
入して頭部9bの孔の内面およびバンド部9aに設けら
れた凹凸部同士をひっかけることにより、頭部9bとベ
ルト部9aの他端を簡単に固定できる構造になってい
る。
【0025】次に、この基地局の取付方法を説明する。
まず、作業が容易な場所でアンテナ本体2の上端および
下端に固定用サドル3を固定する。すなわち、固定用サ
ドル3のアンテナ受け6の内周面にアンテナ本体2の一
端を嵌込み、そのアンテナ本体2の一端をアンテナ押え
7で押え、締付けボルト8を締付ける。このとき、アン
テナ本体2の上端に固定した固定用サドル3と下端に固
定した固定用サドル3が同方向を向くようにする。ま
た、各アンテナ本体2の下端に所定の長さのケーブル1
0を接続する。
【0026】次に、電柱31の通信伝送路32の近傍の
側壁にたとえばドリルによってケーブル取出口31bを
開口する。次いで、上述の固定用サドル3が固定され、
ケーブル10が接続されたアンテナ本体2と取付バンド
9をもって昇柱する。
【0027】次に、2本のアンテナ本体2が腕金39の
対向する角に沿うようにして、取付バンド9を固定用サ
ドル3の取付バンド挿入口5aに挿入し、取付バンド9
を腕金9に巻付け、取付バンド9の頭部9aと他端9b
を固定する。
【0028】次に、図3に示すように、電柱31の頂部
の開口部31aから先端が曲がったケーブル入線管12
を挿入し、その曲がった部分をケーブル取出口31bに
内側から挿入する。次いで、その他方端がアンテナ本体
2の下端に接続されたケーブル10の一方端をケーブル
入線管12の上端開口部から挿入し、ケーブル入線管1
2を通してケーブル取出し口31bから取出す。
【0029】一方、送受信機11を通信伝送路32の架
線用ワイヤ34に吊金具11aによって吊下げ、通信伝
送線36を送受信機11に接続する。最後に、ケーブル
取出口31bから取出したケーブル10の一方端を送受
信機11に接続して、取付工事を終了する。
【0030】なお、アンテナ1とケーブル10を着脱容
易なコネクタで接続すれば、アンテナ1の交換を容易に
行なうことができる。したがって、アンテナ1の仕様変
更が簡単にでき、周囲の状況の変化に柔軟に対応するこ
とができる。
【0031】また、電柱31の開口部31a,31bを
蓋部材や防水用樹脂で閉蓋すれば、電柱31の内部に雨
水などが入るのを防止できる。
【0032】また、この実施例においては、架空地線用
腕金39の断面形状が四角であるとしたが、これに限る
ものではなく、丸型などどのような形状でもよい。但
し、その場合は固定用サドル3のサドル部4の形状を腕
金39の断面形状に応じた形状にする必要がある。
【0033】また、この実施例では、発明を簡易型携帯
電話機の基地局に適用したが、架空地線41上を移動す
る配電設備巡視ロボット用の通信局や、現場保守用の無
線基地局などにも適用できることは言うまでもない。
【0034】図4(a)はこの発明の他の実施例による
簡易型携帯電話機の基地局のアンテナ13の構成を示す
一部破断した斜視図、図4(b)はその要部断面図であ
る。
【0035】図において、このアンテナ13は、それぞ
れがアンテナ本体2を内蔵する2つの固定用サドル14
と、固定用サドル14を腕金39に取付けるための取付
バンド17を含む。
【0036】固定用サドル14は、アンテナ本体2を柔
軟性・絶縁性を持つ樹脂で一体成型したものであり、サ
ドル部15およびアンテナ保護部16を含む。サドル部
15は、直角に折曲げられた板状であり、その内面が腕
金39の角に密着するようなっている。アンテナ保護部
16は、たとえば円柱状であり、その中心にアンテナ本
体2を内蔵している。アンテナ保護部16は、サドル部
15の背面の角に沿うようにして設けられる。
【0037】取付バンド17は、固定用サドル14と一
体に成型したものでもよいし、固定用サドル14の内面
に形成された溝に接着剤で張付けたものでもよいし、固
定用サドル14を貫通する取付バンド挿入口を挿通させ
たものでもよい。
【0038】また、取付バンド17は、その一端と他端
またはその一端と固定用サドル14を止め具で止めるよ
うにしてもよいし、その一端をビスで腕金39に固定す
るようにしてもよい。
【0039】他の構成は図1に示した実施例と同じであ
るので、説明は省略される。この実施例では、アンテナ
本体2を固定用サドル14内に一体成型したので、図1
の実施例のように、アンテナ本体2を固定用サドル3に
締付ボルト8などで固定する必要がない。したがって、
取扱いが容易である。
【0040】また、アンテナ本体2を樹脂で保護したの
で、アンテナの長寿命化を図ることができる。また、ア
ンテナ本体2が高圧配電線38に接触して、漏電する可
能性もなくなる。
【0041】図5はこの発明のさらに他の実施例による
簡易型携帯電話機の基地局のアンテナ18の構成を示す
一部破断した斜視図である。図において、このアンテナ
18は、アンテナ本体2、架空地線用アーム19、アン
テナ取付基台20およびセパレータ21を含む。
【0042】架空地線用アーム19は、絶縁性の繊維強
化複合材(たとえばグラスファイバ)で形成された断面
形状が四角のパイプからなる。架空地線用アーム19
は、通常の架空地線用腕金39と同様、その下端部が自
在ベルト22a付の固定金具22によって電柱31の頭
部に固定され、その上端部にコマがいし40を介して架
空地線41を支持する。
【0043】アンテナ本体2は、アンテナ取付基台20
およびセパレータ21によって、架空地線用アーム19
の中空部の中心線に沿うようにして設けられる。
【0044】アンテナ取付基台20およびセパレータ2
1は、たとえば中央にアンテナ挿入口が開口された樹脂
製の四角の板部材であり、それぞれアンテナ本体の下端
部および上端部に設けられる。また、アンテナ本体の下
端にはコネクタ10a付のケーブル10が接続される。
【0045】ケーブル10、アンテナ本体2、アンテナ
取付基台20およびセパレータ21は、架空地線用アー
ム19の上端の開口部から挿入される。アンテナ取付基
台20は、架空地線用アーム19の内面に設けられた段
部に支持される。コネクタ10a付のケーブル10の先
端部は、架空地線用アーム19の下端の開口部から取出
され、バンド23によって電柱31の外周面に固定され
る。ケーブル10のコネクタ10aは、図1に示した送
受信機11からのケーブル10のコネクタと接続され
る。
【0046】この実施例においては、絶縁体製の架空地
線用アーム19を使用したので、図1や図4の実施例の
ように架空地線用腕金39によって電波がシールドされ
ることがない。したがって、1本のアンテナ本体2で無
指向性のアンテナ18を構成できる。
【0047】また、架空地線用アーム19内にアンテナ
本体2を設けたので、アンテナ本体2は全く人目につか
なくなり、都市美観を損なうことがない。また、アンテ
ナ本体2が作業の邪魔になることもない。
【0048】なお、図6に示すように、電柱3の頭部に
ケーブル挿入口31cを開口し、そのケーブル挿入口3
1cにケーブル10の自由端を挿入してもよい。
【0049】また、図7に示すように、架空地線用アー
ム19の側面にケーブル取出口19aを開口するととも
に電柱31頂部の蓋24にケーブル挿入口24aを開口
し、ケーブル取出口19aからケーブル10の自由端を
取出してケーブル挿入口24aに挿入してもよい。
【0050】なお、図6および図7の改良例において
は、ケーブル10の自由端は、図1に示したケーブル取
出口31bから取出され送受信機11に接続される。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の無線通
信用アンテナにあっては、アンテナ本体を電柱の頭部の
架空地線用腕金に取付けるので、配電線などの保守工事
の際にアンテナ本体が作業員の昇降柱や工事の邪魔にな
ったり、アンテナ本体が作業員によって破損されること
がない。また、アンテナ本体を高い位置に設けるので、
アンテナ本体が人目につかず、都市美観を損うこともな
い。また、アンテナ本体と送受信機とを別々に設けるの
で、従来のように送受信機を電柱に強固に固定する必要
がなく、たとえば通信伝送線に吊下げれば足りる。した
がって、高価な固定金具が不要になるばかりでなく、固
定金具やアンテナに起因して作業員の墜落事故が発生す
る可能性もなくなる。また、アンテナ本体の上端と下端
をバンド部材によって腕金に取付けるので、腕金に容易
かつ確実に取付けることができる。
【0052】また、腕金が角柱の場合は、腕金の対向す
る角に沿うようにしてアンテナ本体を2本設ければ、ア
ンテナを無方向性にすることができる。また、腕金とア
ンテナ本体の間に滑り止め部材を設ければ、アンテナ本
体を一層容易かつ確実に取付けることができる。
【0053】また、この発明の第2の無線通信用アンテ
ナにあっては、架空地線用腕金を絶縁体製のアームで置
換し、そのアーム内にアンテナ本体を設けたので、架空
地線用の腕金で電波がシールドされることがなく、1本
のアンテナ本体で無指向性のアンテナを構成できる。ま
た、アーム内にアンテナ本体を設けるので、アンテナ本
体は作業の邪魔になったり、都市美観を損なったりする
ことがない。
【0054】また、アームを中空の角柱で形成し、アン
テナ本体の上端と下端を支持部材によって角柱の中空部
に支持すれば、アンテナ本体をアームに容易かつ確実に
取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による簡易型携帯電話機の
基地局の構成を示す一部破断した斜視図である。
【図2】(a)は図1に示した簡易型携帯電話機の基地
局のアンテナの構成を示す一部破断した斜視図、(b)
はその要部断面図である。
【図3】図1に示した簡易型携帯電話機の基地局の取付
方法を説明するための一部破断した斜視図である。
【図4】(a)はこの発明の他の実施例による簡易型携
帯電話機の基地局のアンテナの構成を示す一部破断した
斜視図、(b)はその要部断面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例による簡易型携帯
電話機の基地局のアンテナの構成を示す一部判断した斜
視図である。
【図6】図5に示した簡易型携帯電話機の基地局の改良
例を示す一部破断した斜視図である。
【図7】図5に示した簡易型携帯電話機の基地局の他の
改良例の構成を示す一部破断した斜視図である。
【図8】電柱上に設けられた従来の簡易型携帯電話機の
基地局の構成を示す一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
1,13 アンテナ 2 アンテナ本体 3,14 固定用サドル 4,15 サドル部 4a 滑り止めラバー 5 固定部 5a 取付バンド挿入口 6 アンテナ受け 7 アンテナ押え 9,17 取付バンド 10 ケーブル 11 送受信機 12 ケーブル入線管 16 アンテナ保護部 31 電柱 39 架空地線用腕金 41 架空地線
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 光雪 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 谷口 淳二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱の頭部に架空地線を支持するための
    腕金に取付けられる無線通信用アンテナであって、 アンテナ本体と、 前記アンテナ本体の上端と下端を前記腕金に取付けるた
    めのバンド部材とを備えたことを特徴とする、無線通信
    用アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記腕金は角柱であって、 前記アンテナ本体は前記腕金の対向する角に沿うように
    して2本設けられ、 前記腕金と前記アンテナ本体との間に設けられる滑り止
    め部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の無線
    通信用アンテナ。
  3. 【請求項3】 電柱の頭部に設けられる無線通信用アン
    テナであって、 前記電柱の頭部に設けられ、架空地線を支持するための
    絶縁体で形成されたアームと、 前記アームに内蔵されたアンテナ本体とを備えたことを
    特徴とする、無線通信用アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記アームは中空の角柱であって、 前記アンテナ本体の上端と下端を前記角柱の中空部に支
    持するための支持部材を含むことを特徴する、請求項3
    に記載の無線通信用アンテナ。
JP6241265A 1994-06-20 1994-10-05 無線通信用アンテナ Expired - Lifetime JP2707218B2 (ja)

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