JPH0869624A - ディジタル情報の記録再生方法,その装置,記録媒体 - Google Patents
ディジタル情報の記録再生方法,その装置,記録媒体Info
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- JPH0869624A JPH0869624A JP6227263A JP22726394A JPH0869624A JP H0869624 A JPH0869624 A JP H0869624A JP 6227263 A JP6227263 A JP 6227263A JP 22726394 A JP22726394 A JP 22726394A JP H0869624 A JPH0869624 A JP H0869624A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マーク有無検出信号とマーク変位検出信号を
同程度の品質で検出して、システムとしての余裕度の向
上を図る。 【構成】 図(C)のマーク変位検出信号は図(B)のマ
ーク有無検出信号と比較して約0.4倍程度の信号レベル
しかない。マーク変位検出信号は通常差動検出されるの
で、S/Nが前記0.4倍の1.5倍相当程度有利となる。す
ると、マーク変位検出信号の品質は、0.4×1.5=0.6倍
が期待できる。このような点から、マークの有無に担わ
せる情報量を基準としたとき、マークの存在する部分に
おいてマークの変位に担わせる情報量をその0.6倍以
下としてディジタル情報を記録することが適正であるこ
とを見出した。これにより、マークの有無と変位の信号
品質と情報量とが比例し、両者のバランスがとれるよう
になる。
同程度の品質で検出して、システムとしての余裕度の向
上を図る。 【構成】 図(C)のマーク変位検出信号は図(B)のマ
ーク有無検出信号と比較して約0.4倍程度の信号レベル
しかない。マーク変位検出信号は通常差動検出されるの
で、S/Nが前記0.4倍の1.5倍相当程度有利となる。す
ると、マーク変位検出信号の品質は、0.4×1.5=0.6倍
が期待できる。このような点から、マークの有無に担わ
せる情報量を基準としたとき、マークの存在する部分に
おいてマークの変位に担わせる情報量をその0.6倍以
下としてディジタル情報を記録することが適正であるこ
とを見出した。これにより、マークの有無と変位の信号
品質と情報量とが比例し、両者のバランスがとれるよう
になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル情報の記
録再生方法,その装置,及び記録媒体にかかり、更に具
体的には、マークの有無と変位とに情報を担わせる記録
手法を用いて高密度の情報記録や伝送を行う場合に好適
なディジタル情報の記録再生手法の改良に関するもので
ある。
録再生方法,その装置,及び記録媒体にかかり、更に具
体的には、マークの有無と変位とに情報を担わせる記録
手法を用いて高密度の情報記録や伝送を行う場合に好適
なディジタル情報の記録再生手法の改良に関するもので
ある。
【0002】
【背景技術】ディジタルデータを媒体に記録したり、あ
るいは通信路を用いて伝送するような場合、通常それら
の記録系や伝送系の特性に整合するように、データの符
号変換(いわゆるChannel Coding)が行われる。このよ
うな符号化のための変調方式としては、例えば、特開昭
57-132461号公報,特開昭58-220212号公報,特公平4-77
991号公報などに各種の方式が開示されている。
るいは通信路を用いて伝送するような場合、通常それら
の記録系や伝送系の特性に整合するように、データの符
号変換(いわゆるChannel Coding)が行われる。このよ
うな符号化のための変調方式としては、例えば、特開昭
57-132461号公報,特開昭58-220212号公報,特公平4-77
991号公報などに各種の方式が開示されている。
【0003】他方、特開平4-74317号公報には、記録媒
体におけるトラック方向のピットの有無と、トラックに
直交する方向のピットの微小量の変位との両方に情報を
乗せるようにした光学的記録再生方式が開示されてい
る。これによれば、従来のピットの有無のみによる2値
記録方式と比較して、記録密度を実質的に1.5倍とす
ることが可能となる。従って、この手法を利用すれば、
更なる高密度の情報記録,再生が期待できる。このよう
な光ディスク上におけるマーク(ピット)の有無と横方
向に離散値である所定量の変位とでディジタル情報を記
録再生する方式としては、他に特開平4-13321号公報,
特開平5-347026号公報にも類似のものが開示されてい
る。
体におけるトラック方向のピットの有無と、トラックに
直交する方向のピットの微小量の変位との両方に情報を
乗せるようにした光学的記録再生方式が開示されてい
る。これによれば、従来のピットの有無のみによる2値
記録方式と比較して、記録密度を実質的に1.5倍とす
ることが可能となる。従って、この手法を利用すれば、
更なる高密度の情報記録,再生が期待できる。このよう
な光ディスク上におけるマーク(ピット)の有無と横方
向に離散値である所定量の変位とでディジタル情報を記
録再生する方式としては、他に特開平4-13321号公報,
特開平5-347026号公報にも類似のものが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような背景技術では、マークのトラック方向の有無を検
出した信号の品質と、マークのトラック直交方向の変位
を検出した信号の品質との差が考慮されていない。別言
すれば、一方の信号の検出精度は高く、他方の信号の検
出精度が低い。このため、例えばデフォーカスなどが発
生した場合、マーク変位検出信号の方がマーク有無検出
信号よりも急速に劣化するようになる。すると、マーク
有無に含まれた情報は得られるものの、マーク変位に含
まれた情報が得られなくなるため、全体として良好に情
報が再生されないことになってしまう。
ような背景技術では、マークのトラック方向の有無を検
出した信号の品質と、マークのトラック直交方向の変位
を検出した信号の品質との差が考慮されていない。別言
すれば、一方の信号の検出精度は高く、他方の信号の検
出精度が低い。このため、例えばデフォーカスなどが発
生した場合、マーク変位検出信号の方がマーク有無検出
信号よりも急速に劣化するようになる。すると、マーク
有無に含まれた情報は得られるものの、マーク変位に含
まれた情報が得られなくなるため、全体として良好に情
報が再生されないことになってしまう。
【0005】また、このような信号品質の差があるた
め、品質の悪い方に光学系などの性能を合せなければな
らず、記録再生システム構成上余裕がなくなってしま
う。このため、生産性の低下や不要なコスト負担を招く
ことになる。この発明は、以上のような点に着目したも
ので、その目的は、マーク有無の検出信号とマーク変位
の検出信号を同程度の品質で検出して、システムとして
の余裕度の向上を図ることができる実用性の高い光記録
再生システムを提供することである。
め、品質の悪い方に光学系などの性能を合せなければな
らず、記録再生システム構成上余裕がなくなってしま
う。このため、生産性の低下や不要なコスト負担を招く
ことになる。この発明は、以上のような点に着目したも
ので、その目的は、マーク有無の検出信号とマーク変位
の検出信号を同程度の品質で検出して、システムとして
の余裕度の向上を図ることができる実用性の高い光記録
再生システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】この発明は、マー
クの有無の検出信号の品質と、トラック直交方向の変位
の検出信号の品質との差を比較したところ、特にCDの
ような現在得られる量産可能な記録再生システムと記録
媒体を用いる際には、マーク有無検出信号の品質に対し
て、マーク変位検出信号の品質が劣っていることに着目
したものである。そこで、前記目的を達成するため、マ
ーク有無検出信号に対してマーク変位検出信号の信号品
質が劣っている分に情報量を適合させて、ディジタル情
報が記録再生される。
クの有無の検出信号の品質と、トラック直交方向の変位
の検出信号の品質との差を比較したところ、特にCDの
ような現在得られる量産可能な記録再生システムと記録
媒体を用いる際には、マーク有無検出信号の品質に対し
て、マーク変位検出信号の品質が劣っていることに着目
したものである。そこで、前記目的を達成するため、マ
ーク有無検出信号に対してマーク変位検出信号の信号品
質が劣っている分に情報量を適合させて、ディジタル情
報が記録再生される。
【0007】マーク有無検出信号に関しては、例えば従
来より開発されている記録密度の記録方式,例えばCD
システムが用いられる。この記録密度をA[μm/bit]
とすると、Aは数値が小さいほど高記録密度である。他
方、マークのトラック直交方向の変位に担わせる情報量
については、マークの出現率Kを考慮する必要がある。
例としてCDでは、マーク出現率Kは0.5である。1
1チャンネルビット中に4個のチャンネルビット長のマ
ークを記録する公知の4アウト・オブ11コードでは、
マーク出現率Kは4/11である。
来より開発されている記録密度の記録方式,例えばCD
システムが用いられる。この記録密度をA[μm/bit]
とすると、Aは数値が小さいほど高記録密度である。他
方、マークのトラック直交方向の変位に担わせる情報量
については、マークの出現率Kを考慮する必要がある。
例としてCDでは、マーク出現率Kは0.5である。1
1チャンネルビット中に4個のチャンネルビット長のマ
ークを記録する公知の4アウト・オブ11コードでは、
マーク出現率Kは4/11である。
【0008】このようなマークの出現率Kを考慮する
と、マークのトラック直交方向の変位に担わせる情報分
の記録密度は、A/Kが主要な基準値となる。A/K
も、数値が小さいほど高密度記録である。CDでは、K
=0.5を代入して、2A[μm/bit]が主要な基準値
となる。A/Kを小さくするためにマークの出現率Kを
大きくする例は、前記特開平4-74617号公報に述べられ
ている。
と、マークのトラック直交方向の変位に担わせる情報分
の記録密度は、A/Kが主要な基準値となる。A/K
も、数値が小さいほど高密度記録である。CDでは、K
=0.5を代入して、2A[μm/bit]が主要な基準値
となる。A/Kを小さくするためにマークの出現率Kを
大きくする例は、前記特開平4-74617号公報に述べられ
ている。
【0009】本発明では、マークの有無に担わせる情報
量を基準としたとき、マークの存在する部分においてマ
ークの変位に担わせる情報量を基準の例えば0.6倍以
下としてディジタル情報が記録される。このため、CD
システムのようにマークの出現率Kが0.5の場合、マ
ークの変位に担わせる情報の線密度は、マークのない部
分も考慮して0.6×K=0.6×0.5=0.3
(倍)となる。
量を基準としたとき、マークの存在する部分においてマ
ークの変位に担わせる情報量を基準の例えば0.6倍以
下としてディジタル情報が記録される。このため、CD
システムのようにマークの出現率Kが0.5の場合、マ
ークの変位に担わせる情報の線密度は、マークのない部
分も考慮して0.6×K=0.6×0.5=0.3
(倍)となる。
【0010】他方、マークの有無に担わされている情報
の線密度は基準の1倍であるから、両者の合計で1.3
倍の情報が記録できることになる。前記公報の背景技術
が合計で1.5倍であることと比較すると、この発明で
は情報量は多少犠牲になる。しかし、マーク有無とマー
ク変位の検出信号間の品質が均一となり、全体としてシ
ステムの余裕度が向上する。この発明の前記及び他の目
的,特徴,利点は、次の詳細な説明及び添付図面から明
瞭になろう。
の線密度は基準の1倍であるから、両者の合計で1.3
倍の情報が記録できることになる。前記公報の背景技術
が合計で1.5倍であることと比較すると、この発明で
は情報量は多少犠牲になる。しかし、マーク有無とマー
ク変位の検出信号間の品質が均一となり、全体としてシ
ステムの余裕度が向上する。この発明の前記及び他の目
的,特徴,利点は、次の詳細な説明及び添付図面から明
瞭になろう。
【0011】
【好ましい実施例の説明】この発明には数多くの実施例
が有り得るが、ここでは適切な数の実施例を示し、詳細
に説明する。なお、光ディスク上の情報トラックの周期
よりも十分小さく且つ離散値である微少量のトラック直
交方向へのマークの変位は、通常は2値を取る。原理上
は、3値,4値,5値,…を取り得るが、現実的には検
出信号のS/Nが不足するので、以下2値を例として説
明する。
が有り得るが、ここでは適切な数の実施例を示し、詳細
に説明する。なお、光ディスク上の情報トラックの周期
よりも十分小さく且つ離散値である微少量のトラック直
交方向へのマークの変位は、通常は2値を取る。原理上
は、3値,4値,5値,…を取り得るが、現実的には検
出信号のS/Nが不足するので、以下2値を例として説
明する。
【0012】<実施例1>最初に、図1を参照しなが
ら、マーク有無とマーク変位の両信号の品質について説
明する。図1(B)には、同図(A)に示すマーク列に対
するピット有無の検出信号の一例が示されており、同図
(C)にはピット変位の検出信号の一例が示されてい
る。これらの信号波形は、光学シュミレーション及び実
測によって得たものであり、縦軸の信号出力振幅の数字
は同一単位となっている。
ら、マーク有無とマーク変位の両信号の品質について説
明する。図1(B)には、同図(A)に示すマーク列に対
するピット有無の検出信号の一例が示されており、同図
(C)にはピット変位の検出信号の一例が示されてい
る。これらの信号波形は、光学シュミレーション及び実
測によって得たものであり、縦軸の信号出力振幅の数字
は同一単位となっている。
【0013】再生条件は、読み取りレーザ光波長が67
0nm,読み取りレンズの開口率NAが0.6となって
おり、ディスクは、マーク長が0.48μm,マークの
横方向の変位量が±60nmの高密度ディスクである。
マーク長0.48μmは、マークエッジ記録法の3Tに
対応している。また、マーク記録には、カッティングマ
シンと呼ばれている装置でガスレーザ光と高NAレンズ
を用いており、その分解能は再生装置よりも十分微細で
ある。
0nm,読み取りレンズの開口率NAが0.6となって
おり、ディスクは、マーク長が0.48μm,マークの
横方向の変位量が±60nmの高密度ディスクである。
マーク長0.48μmは、マークエッジ記録法の3Tに
対応している。また、マーク記録には、カッティングマ
シンと呼ばれている装置でガスレーザ光と高NAレンズ
を用いており、その分解能は再生装置よりも十分微細で
ある。
【0014】このような条件で得られた図1(B),
(C)の検出信号の品質(信号レベル)を比べると、前
者は40〜60の範囲で信号が検出されているのに対
し、後者は±4となっており、前者の約0.4倍程度の
大きさである。つまり、マーク変位検出信号はマーク有
無検出信号と比較して約0.4倍程度の信号レベルしか
ないことになる。
(C)の検出信号の品質(信号レベル)を比べると、前
者は40〜60の範囲で信号が検出されているのに対
し、後者は±4となっており、前者の約0.4倍程度の
大きさである。つまり、マーク変位検出信号はマーク有
無検出信号と比較して約0.4倍程度の信号レベルしか
ないことになる。
【0015】他方、S/Nの観点からすると、後者のマ
ーク変位検出信号は、公知のように典型的には差動検出
が行われるので、S/N値は前記0.4倍よりは有利に
なる。これを1.5倍相当程度とすると、マーク変位検
出信号の品質は0.4×1.5=0.6倍が期待でき
る。
ーク変位検出信号は、公知のように典型的には差動検出
が行われるので、S/N値は前記0.4倍よりは有利に
なる。これを1.5倍相当程度とすると、マーク変位検
出信号の品質は0.4×1.5=0.6倍が期待でき
る。
【0016】この点を考慮すると、マークの有無に担わ
せる単位長さ当りの情報量(情報の線密度)を基準(つ
まり1倍)としたとき、マークの存在する部分において
マークの変位に担わせる情報量を基準の0.6倍以下と
してディジタル情報を記録することが適正であると判断
できる。別言すれば、マーク有無検出信号の品質とマー
ク変位検出信号の品質は1:0.6の関係となっている
のであるから、その比率で情報を担わせるようにすれ
ば、信号品質と情報量とが比例し、両者のバランスがと
れるようになる。
せる単位長さ当りの情報量(情報の線密度)を基準(つ
まり1倍)としたとき、マークの存在する部分において
マークの変位に担わせる情報量を基準の0.6倍以下と
してディジタル情報を記録することが適正であると判断
できる。別言すれば、マーク有無検出信号の品質とマー
ク変位検出信号の品質は1:0.6の関係となっている
のであるから、その比率で情報を担わせるようにすれ
ば、信号品質と情報量とが比例し、両者のバランスがと
れるようになる。
【0017】なお、CD(コンパクトディスク)システ
ムのようにマークの出現率Kが0.5の場合、マークの
変位に担わせる情報の線密度は、マークのない部分も考
慮して0.6(倍)×K=0.6×0.5=0.3
(倍)となる。他方、マークの有無に担わされている情
報の線密度は基準の1倍であるから、両者の合計で1.
3倍の情報が記録できることになる。上述した背景技術
が合計で1.5倍であることと比較すると、この実施例
では情報量は多少犠牲になる。しかし、マーク有無とマ
ーク変位の検出信号間の品質が均一となり、全体として
システムの余裕度が向上する。
ムのようにマークの出現率Kが0.5の場合、マークの
変位に担わせる情報の線密度は、マークのない部分も考
慮して0.6(倍)×K=0.6×0.5=0.3
(倍)となる。他方、マークの有無に担わされている情
報の線密度は基準の1倍であるから、両者の合計で1.
3倍の情報が記録できることになる。上述した背景技術
が合計で1.5倍であることと比較すると、この実施例
では情報量は多少犠牲になる。しかし、マーク有無とマ
ーク変位の検出信号間の品質が均一となり、全体として
システムの余裕度が向上する。
【0018】マークの存在する部分においてマーク変位
に担わせる情報量をマーク有無に担わせる情報量に対し
て0.6倍未満としてもよい。犠牲になる情報量が多少
増えるものの、同様の効果が得られる。
に担わせる情報量をマーク有無に担わせる情報量に対し
て0.6倍未満としてもよい。犠牲になる情報量が多少
増えるものの、同様の効果が得られる。
【0019】次に、図2を参照しながら検出信号の周波
数特性について説明する。図2には、マーク有無検出信
号及びマーク変位検出信号の周波数特性が示されてい
る。マークの記録と再生の条件は図1と同じであり、マ
ークの有無に関してはマークエッジ記録法を考慮し、マ
ークの変位についてはマークポジション記録法を考慮し
ている。同図中、横軸はマーク長であり、マーク長が大
きいほど周波数は低く、マーク長が短いほど周波数は高
い。縦軸は、出力信号振幅を最大時に対する%で示した
ものである。また、実線のグラフGAはマークの変位の
検出信号の場合を示し、破線のグラフGBはマークの有
無の検出信号の場合を示す。
数特性について説明する。図2には、マーク有無検出信
号及びマーク変位検出信号の周波数特性が示されてい
る。マークの記録と再生の条件は図1と同じであり、マ
ークの有無に関してはマークエッジ記録法を考慮し、マ
ークの変位についてはマークポジション記録法を考慮し
ている。同図中、横軸はマーク長であり、マーク長が大
きいほど周波数は低く、マーク長が短いほど周波数は高
い。縦軸は、出力信号振幅を最大時に対する%で示した
ものである。また、実線のグラフGAはマークの変位の
検出信号の場合を示し、破線のグラフGBはマークの有
無の検出信号の場合を示す。
【0020】これらのグラフに示すように、マーク有無
検出信号の再生周波数特性と、典型的には差動検出を行
うマーク変位検出信号の再生周波数特性とは、ほぼ等し
くなっている。最短マーク長を良く知られているCDの
ように3Tとすると、3Tマークの変位検出信号の出力
振幅は、点PAで示すように8T〜11Tの低周波数領
域の出力振幅の65%となっている。このように、マー
クの有無検出信号の再生周波数特性と典型的には差動検
出を行うマークの変位検出信号の再生周波数特性は、ほ
ぼ等しい劣化を示している。
検出信号の再生周波数特性と、典型的には差動検出を行
うマーク変位検出信号の再生周波数特性とは、ほぼ等し
くなっている。最短マーク長を良く知られているCDの
ように3Tとすると、3Tマークの変位検出信号の出力
振幅は、点PAで示すように8T〜11Tの低周波数領
域の出力振幅の65%となっている。このように、マー
クの有無検出信号の再生周波数特性と典型的には差動検
出を行うマークの変位検出信号の再生周波数特性は、ほ
ぼ等しい劣化を示している。
【0021】以上の点から明らかなように、マークの有
無についてはマークの始端と終端に情報を担わせるマー
クエッジ記録法を用い、マークの変位についてはマーク
の中央部に情報を担わせるマークポジション記録法を用
いてディジタル情報を記録すると、情報の記録線密度は
前者:後者=1:約0.5であり、上述した情報量0.
6倍以下の条件に適合する。このように、マーク有無検
出信号よりもマーク変位検出信号のほうが品質で劣って
いることに対応して記録情報量を減らすことにより、両
者の信号品質をほぼ同等のものとすることが可能とな
る。また、マークエッジ記録法とマークポジション記録
法は、いずれも広く用いられている記録法であり、シス
テム構成も容易である。
無についてはマークの始端と終端に情報を担わせるマー
クエッジ記録法を用い、マークの変位についてはマーク
の中央部に情報を担わせるマークポジション記録法を用
いてディジタル情報を記録すると、情報の記録線密度は
前者:後者=1:約0.5であり、上述した情報量0.
6倍以下の条件に適合する。このように、マーク有無検
出信号よりもマーク変位検出信号のほうが品質で劣って
いることに対応して記録情報量を減らすことにより、両
者の信号品質をほぼ同等のものとすることが可能とな
る。また、マークエッジ記録法とマークポジション記録
法は、いずれも広く用いられている記録法であり、シス
テム構成も容易である。
【0022】<実施例2>次に、マーク長を長くした実
施例について説明する。図2によれば、マーク長が長く
なると検出出力が大きくなり、マークポジション記録法
によって記録されたマークを再生する際のS/Nの観点
からすると、相当の余裕が生まれる。この点からする
と、マーク最小長さの2倍以上の長さのマークをマーク
の中点(1箇所)で2区間に分け、トラック直交方向に
独立の変位を与えるようにすれば、検出出力を希望の大
きさに保ったまま、情報量を増やすことができる。
施例について説明する。図2によれば、マーク長が長く
なると検出出力が大きくなり、マークポジション記録法
によって記録されたマークを再生する際のS/Nの観点
からすると、相当の余裕が生まれる。この点からする
と、マーク最小長さの2倍以上の長さのマークをマーク
の中点(1箇所)で2区間に分け、トラック直交方向に
独立の変位を与えるようにすれば、検出出力を希望の大
きさに保ったまま、情報量を増やすことができる。
【0023】具体例を示すと、例えばマーク最小長さが
3Tの場合、その2倍の長さのマークは6Tである。こ
の6T長以上のマークをその中点(1箇所)で2区間に
分け、トラック直交方向に独立の変位を与える。マーク
変位を+と−で表現すると、図3に示すように4通りに
なる。前半の3Tの部分と後半の3Tの部分の変位が、
同図(A)では(+,+)、同図(B)では(+,−)、
同図(C)では(−,+)、同図(D)では(−,−)と
なっている。
3Tの場合、その2倍の長さのマークは6Tである。こ
の6T長以上のマークをその中点(1箇所)で2区間に
分け、トラック直交方向に独立の変位を与える。マーク
変位を+と−で表現すると、図3に示すように4通りに
なる。前半の3Tの部分と後半の3Tの部分の変位が、
同図(A)では(+,+)、同図(B)では(+,−)、
同図(C)では(−,+)、同図(D)では(−,−)と
なっている。
【0024】同図(A),(D)に示すような前後2区間
に同方向の変位を与えたときに検出出力が大きくなるは
明らかであるが、同図(B),(C)で示すような前後2
区間に逆方向の変位を与えたときの検出出力は、図2に
(3,3)で示す点PBとなる。この検出出力は53%
であり、最短マークの有無の検出信号よりは劣化が若干
多いが、十分に使用できる範囲である。
に同方向の変位を与えたときに検出出力が大きくなるは
明らかであるが、同図(B),(C)で示すような前後2
区間に逆方向の変位を与えたときの検出出力は、図2に
(3,3)で示す点PBとなる。この検出出力は53%
であり、最短マークの有無の検出信号よりは劣化が若干
多いが、十分に使用できる範囲である。
【0025】次に、更にマーク長を長くすると、マーク
の2箇所で3区間に分けてトラック直交方向にそれぞれ
独立の変位を与え、検出出力を希望の大きさに保ったま
ま、情報量を増やすことができる。しかしながら、例え
ばマーク最小長さの3倍のマークである9Tマークを2
箇所で3区間に分けてトラック直交方向に独立の変位を
与えたとする。
の2箇所で3区間に分けてトラック直交方向にそれぞれ
独立の変位を与え、検出出力を希望の大きさに保ったま
ま、情報量を増やすことができる。しかしながら、例え
ばマーク最小長さの3倍のマークである9Tマークを2
箇所で3区間に分けてトラック直交方向に独立の変位を
与えたとする。
【0026】このような場合であって、図4(A),
(B)に示すように3区間のうちの中央の区間が両隣の
区間と逆方向に変位しているときは、中央の区間の検出
出力が図2中に(3,3,3)で示す点PCのように2
9%程度となる。この値は、他と比べてかなり小さいの
で、その使用は好ましくない。
(B)に示すように3区間のうちの中央の区間が両隣の
区間と逆方向に変位しているときは、中央の区間の検出
出力が図2中に(3,3,3)で示す点PCのように2
9%程度となる。この値は、他と比べてかなり小さいの
で、その使用は好ましくない。
【0027】これに対し、マーク最小長さの3.3倍の
長さのマークである10Tマークを2箇所で(3,4,
3)の3区間に分け、トラック直交方向に独立の変位を
与えるとする。この場合、図5(A),(B)に示すよう
に、3区間のうちの中央の区間が両隣の区間と逆方向に
変位しているときの中央の区間の検出出力は53%程度
((図示せず)となり、他と比べてほぼ同等となる。従
って、このマーク長の使用は可能である。
長さのマークである10Tマークを2箇所で(3,4,
3)の3区間に分け、トラック直交方向に独立の変位を
与えるとする。この場合、図5(A),(B)に示すよう
に、3区間のうちの中央の区間が両隣の区間と逆方向に
変位しているときの中央の区間の検出出力は53%程度
((図示せず)となり、他と比べてほぼ同等となる。従
って、このマーク長の使用は可能である。
【0028】更に、マーク最小長さの2.6倍以上の長
さのマークを、変化点2箇所で2区間として変位させ、
1個のマークに2区間の変位を記録するようにしてもよ
い。マーク最小長さが3Tの例では、8T以上のマーク
が該当する。例えば、8Tマークでは、(3,2,3)
と分ける。そして、変位の向きは、2区間で変位させる
から、図6(A)の(+,+,+)、同図(B)の(+,
+,−)、同図(C)の(+,−,−)、同図(D)の
(−,+,+)、同図(E)の(−,−,+)、同図
(F)の(−,−,−)と6通りになる。
さのマークを、変化点2箇所で2区間として変位させ、
1個のマークに2区間の変位を記録するようにしてもよ
い。マーク最小長さが3Tの例では、8T以上のマーク
が該当する。例えば、8Tマークでは、(3,2,3)
と分ける。そして、変位の向きは、2区間で変位させる
から、図6(A)の(+,+,+)、同図(B)の(+,
+,−)、同図(C)の(+,−,−)、同図(D)の
(−,+,+)、同図(E)の(−,−,+)、同図
(F)の(−,−,−)と6通りになる。
【0029】なお、8Tマークは、中点1箇所で2区間
に(4,4)と分けた場合は、変位の向きは4通りにな
る。前記3区分とした場合は、上述したように6通りと
なるので、変位によって担われる情報量を増やすことが
できる。
に(4,4)と分けた場合は、変位の向きは4通りにな
る。前記3区分とした場合は、上述したように6通りと
なるので、変位によって担われる情報量を増やすことが
できる。
【0030】<実施例3>この実施例は、同期信号に関
するものである。マークの有無で担われる同期信号は、
通常元のディジタルデータを直接的には担っていない。
そこで、マークのトラック直交方向の変位にも、同様に
元のディジタルデータを直接的には担わせず、代わり
に、参照信号(検出電圧基準信号)を担わせるようにす
る。具体的には、マークの変位の最も内側の変位と最も
外側の変位に同期信号を多重するようにする。
するものである。マークの有無で担われる同期信号は、
通常元のディジタルデータを直接的には担っていない。
そこで、マークのトラック直交方向の変位にも、同様に
元のディジタルデータを直接的には担わせず、代わり
に、参照信号(検出電圧基準信号)を担わせるようにす
る。具体的には、マークの変位の最も内側の変位と最も
外側の変位に同期信号を多重するようにする。
【0031】<実施例4>この実施例は、記録装置の実
施例である。図7において、記録対象のディジタル信号
は分配回路10に供給され、ここで例えば1:0.3の
情報量比率のディジタル信号D1,D2に分配される。
これらのディジタル信号D1,D2は、ディジタル変調
器12,14にそれぞれ供給されてディジタル変調さ
れ、2つのチャンネル信号C1,C2がそれぞれ出力さ
れる。チャンネル信号C1は、ディジタル変調器14と
ともに光変調器駆動回路16に供給され、チャンネル信
号C2は、偏向器駆動回路18に供給される。
施例である。図7において、記録対象のディジタル信号
は分配回路10に供給され、ここで例えば1:0.3の
情報量比率のディジタル信号D1,D2に分配される。
これらのディジタル信号D1,D2は、ディジタル変調
器12,14にそれぞれ供給されてディジタル変調さ
れ、2つのチャンネル信号C1,C2がそれぞれ出力さ
れる。チャンネル信号C1は、ディジタル変調器14と
ともに光変調器駆動回路16に供給され、チャンネル信
号C2は、偏向器駆動回路18に供給される。
【0032】他方、ディスク製造装置は、光源20,光
変調器22,偏向器24,対物光学系26を含んでい
る。光変調器22は、光源20から放射された平行光束
を光変調器駆動回路16からの出力信号に応じて透過す
る光スイッチとして作用する。これにより、平行光束が
ディジタル信号C1によって光変調される。この変調
は、マークの有無に対応している。
変調器22,偏向器24,対物光学系26を含んでい
る。光変調器22は、光源20から放射された平行光束
を光変調器駆動回路16からの出力信号に応じて透過す
る光スイッチとして作用する。これにより、平行光束が
ディジタル信号C1によって光変調される。この変調
は、マークの有無に対応している。
【0033】偏向器24は、偏向器駆動回路18の出力
信号に応じて入射光束の方向を偏向させる作用をする。
これにより、変調光束がディジタル信号C2によって偏
向される。詳述すると、ディジタル信号C2に基づき、
情報トラックの直交方向に情報トラックの周期よりも十
分小さく且つ離散値である微少量だけ異なる複数の所定
位置のいずれかに選択的に平行光束が変位する。
信号に応じて入射光束の方向を偏向させる作用をする。
これにより、変調光束がディジタル信号C2によって偏
向される。詳述すると、ディジタル信号C2に基づき、
情報トラックの直交方向に情報トラックの周期よりも十
分小さく且つ離散値である微少量だけ異なる複数の所定
位置のいずれかに選択的に平行光束が変位する。
【0034】変調,偏向後の光束は、対物光学系26に
よって記録媒28上に収束する。このようなディジタル
信号C1,C2による変調,偏向を受けた光束により、
記録媒体28上の情報トラックに沿ってあるいは情報ト
ラックを記録しつつ、ピット,つまり読出光に実質的に
反射光量の変化を与えるマークが形成されてゆく。
よって記録媒28上に収束する。このようなディジタル
信号C1,C2による変調,偏向を受けた光束により、
記録媒体28上の情報トラックに沿ってあるいは情報ト
ラックを記録しつつ、ピット,つまり読出光に実質的に
反射光量の変化を与えるマークが形成されてゆく。
【0035】なお、このようにして情報が記録された記
録媒体から多量の市販用媒体を製造する手法は、例えば
コンバクトディスクなどの製造方法として公知である。
このような記録装置は、上述した実施例1〜3に示した
各種の記録方法と対応して、次のように動作する。
録媒体から多量の市販用媒体を製造する手法は、例えば
コンバクトディスクなどの製造方法として公知である。
このような記録装置は、上述した実施例1〜3に示した
各種の記録方法と対応して、次のように動作する。
【0036】(1)マークの変位に担わせる情報量を、
マークの有無に担わせる情報量の0.3倍以下とする場
合 この場合は、分配回路10において、出力信号の情報量
がD1:D2=1:0.3となるように信号の分配が行
われる。
マークの有無に担わせる情報量の0.3倍以下とする場
合 この場合は、分配回路10において、出力信号の情報量
がD1:D2=1:0.3となるように信号の分配が行
われる。
【0037】(2)マークの有無についてはマークの始
端と終端に情報を担わせるマークエッジ記録法を用い、
マークの変位についてはマークの中央部に情報を担わせ
るマークポジション記録法を用いる場合 この場合は、ディジタル変調器12でマークエッジ記録
のパターンが生成され、ディジタル変調器14でマーク
ポジション記録のパターンが生成される。なお、分配回
路10では、上述したように1:0.3の割合で情報量
がディジタル信号D1,D2に分配される。
端と終端に情報を担わせるマークエッジ記録法を用い、
マークの変位についてはマークの中央部に情報を担わせ
るマークポジション記録法を用いる場合 この場合は、ディジタル変調器12でマークエッジ記録
のパターンが生成され、ディジタル変調器14でマーク
ポジション記録のパターンが生成される。なお、分配回
路10では、上述したように1:0.3の割合で情報量
がディジタル信号D1,D2に分配される。
【0038】(3)マークエッジ記録法のマーク最小長
さとマークポジション記録法のマーク変位の最小長さを
同一とする場合 この場合は、ディジタル変調器12,14で変調を行う
際に、マーク最小長さを考慮した変調処理が行われる。
さとマークポジション記録法のマーク変位の最小長さを
同一とする場合 この場合は、ディジタル変調器12,14で変調を行う
際に、マーク最小長さを考慮した変調処理が行われる。
【0039】(4)マーク最小長さの2倍以上の長さの
マークを中点1箇所で変位させ、1個のマークに2区間
で独立した変位を与えて記録する場合 この場合も、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの2倍以上の長さのマークをマークの中点(1箇
所)で2区間に分け、トラック直交方向に独立の変位を
与える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタ
ル変調器12の出力がディジタル変調器14に供給され
ている。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器
12の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの2倍
以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えてい
る。
マークを中点1箇所で変位させ、1個のマークに2区間
で独立した変位を与えて記録する場合 この場合も、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの2倍以上の長さのマークをマークの中点(1箇
所)で2区間に分け、トラック直交方向に独立の変位を
与える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタ
ル変調器12の出力がディジタル変調器14に供給され
ている。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器
12の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの2倍
以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えてい
る。
【0040】(5)マーク最小長さの3.3倍以上の長
さのマークを2箇所,3区間で変位させ、1個のマーク
に3区間の独立した変位を与えて記録する場合 この場合は、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの3.3倍以上の長さのマークを2箇所で3区間
に分け、各区間毎にトラック直交方向の変位を独立に与
える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタル
変調器12の出力がディジタル変調器14に供給されて
いる。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器1
2の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの3.3
倍以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えて
いる。
さのマークを2箇所,3区間で変位させ、1個のマーク
に3区間の独立した変位を与えて記録する場合 この場合は、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの3.3倍以上の長さのマークを2箇所で3区間
に分け、各区間毎にトラック直交方向の変位を独立に与
える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタル
変調器12の出力がディジタル変調器14に供給されて
いる。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器1
2の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの3.3
倍以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えて
いる。
【0041】(6)マーク最小長さの2.6倍以上の長
さのマークを2箇所,2区間で変位させ、1個のマーク
に2区間の独立した変位を与えて記録する場合 この場合は、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの2.6倍以上の長さのマークを2箇所で2区間
に分け、各区間毎にトラック直交方向の変位を独立に与
える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタル
変調器12の出力がディジタル変調器14に供給されて
いる。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器1
2の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの2.6
倍以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えて
いる。
さのマークを2箇所,2区間で変位させ、1個のマーク
に2区間の独立した変位を与えて記録する場合 この場合は、ディジタル変調器14によって、マーク最
小長さの2.6倍以上の長さのマークを2箇所で2区間
に分け、各区間毎にトラック直交方向の変位を独立に与
える変調処理が行われる。この処理のため、ディジタル
変調器12の出力がディジタル変調器14に供給されて
いる。ディジタル変調器14では、ディジタル変調器1
2の出力チャンネル信号C1がマーク最小長さの2.6
倍以上の長さを有する場合にのみ、前記の変位を与えて
いる。
【0042】(7)マークの有無で担われる同期信号
に、マークの変位の最も内側の変位と最も外側の変位を
多重して記録する場合 この場合は、ディジタル変調器12において、マークの
有無が同期信号を担うように記録パターンが生成され
る。そして、ディジタル変調器14において、ディジタ
ル変調器12から供給された同期信号のマークの変位の
最も内側の変位と最も外側の変位を多重して記録するよ
うに、記録パターンが生成される。
に、マークの変位の最も内側の変位と最も外側の変位を
多重して記録する場合 この場合は、ディジタル変調器12において、マークの
有無が同期信号を担うように記録パターンが生成され
る。そして、ディジタル変調器14において、ディジタ
ル変調器12から供給された同期信号のマークの変位の
最も内側の変位と最も外側の変位を多重して記録するよ
うに、記録パターンが生成される。
【0043】<実施例5>この実施例は、再生方法及び
再生装置の実施例である。図8において、半導体レーザ
などの光源50から出力された読出光は、ビームスプリ
ッタ52を透過し、読取光学系54を介して記録媒体2
8に入射する。そして、記録媒体28のマーク列による
変調を受けた読出光は、再びビームスプリッタ52に入
射し、ここで反射されて2分割の光検出器56に入射す
る。光検出器56の各分割検出部の出力は、加算器5
8,減算器60にそれぞれ入力されており、加算,減算
の演算がそれぞれ行われる。加算器58の出力はマーク
の有無を検出した再生信号であり、減算器60の出力は
マークの変位を検出した再生信号である。
再生装置の実施例である。図8において、半導体レーザ
などの光源50から出力された読出光は、ビームスプリ
ッタ52を透過し、読取光学系54を介して記録媒体2
8に入射する。そして、記録媒体28のマーク列による
変調を受けた読出光は、再びビームスプリッタ52に入
射し、ここで反射されて2分割の光検出器56に入射す
る。光検出器56の各分割検出部の出力は、加算器5
8,減算器60にそれぞれ入力されており、加算,減算
の演算がそれぞれ行われる。加算器58の出力はマーク
の有無を検出した再生信号であり、減算器60の出力は
マークの変位を検出した再生信号である。
【0044】スライス回路62では、マークの有無の検
出再生信号が2値化され、これに基づいてPLL回路6
4でクロックパルスが得られる。PLL回路64の入出
力はAND回路66でANDされ、これによってマーク
の有る部分のみのクロックパルスが取り出される。この
クロックパルスは、サンプルホールド回路68に供給さ
れ、ここでサンプリングパルスとして動作する。なお、
スライス回路62の出力は、同期信号抽出回路74に供
給され、ここで検出された同期信号がメモリ及び判定回
路72に供給されている。また、スライス回路62から
出力された第1の検出信号,つまりトラック方向のマー
クの有無の検出信号は、ディジタル復調器76に供給さ
れる。
出再生信号が2値化され、これに基づいてPLL回路6
4でクロックパルスが得られる。PLL回路64の入出
力はAND回路66でANDされ、これによってマーク
の有る部分のみのクロックパルスが取り出される。この
クロックパルスは、サンプルホールド回路68に供給さ
れ、ここでサンプリングパルスとして動作する。なお、
スライス回路62の出力は、同期信号抽出回路74に供
給され、ここで検出された同期信号がメモリ及び判定回
路72に供給されている。また、スライス回路62から
出力された第1の検出信号,つまりトラック方向のマー
クの有無の検出信号は、ディジタル復調器76に供給さ
れる。
【0045】他方、サンプルホールド回路68の出力
は、A/D変換器70でA/D変換されてメモリ及び判
定回路72に格納されるとともに、トラック直交方向の
内側の変位であるか、外側の変位であるかが判定され
る。この判定によって得られた第2の検出信号,つまり
トラック直交方向のピットの変位の検出信号は、ディジ
タル復調器78に供給される。これらディジタル復調器
76,78では、入力信号の復調が行われ、復調された
ディジタル信号は合成回路80において元のディジタル
データに合成される。
は、A/D変換器70でA/D変換されてメモリ及び判
定回路72に格納されるとともに、トラック直交方向の
内側の変位であるか、外側の変位であるかが判定され
る。この判定によって得られた第2の検出信号,つまり
トラック直交方向のピットの変位の検出信号は、ディジ
タル復調器78に供給される。これらディジタル復調器
76,78では、入力信号の復調が行われ、復調された
ディジタル信号は合成回路80において元のディジタル
データに合成される。
【0046】なお、図8の装置は典型的な例であり、例
えばディジタル復調器76,78の復調を経ることなく
信号を合成し、合成後に復調する方法もある。いずれの
処理順序とするかは、記録媒体28に記録されている信
号のフォーマットに従って決められる。以上の再生手法
につき、更に詳細に説明する。
えばディジタル復調器76,78の復調を経ることなく
信号を合成し、合成後に復調する方法もある。いずれの
処理順序とするかは、記録媒体28に記録されている信
号のフォーマットに従って決められる。以上の再生手法
につき、更に詳細に説明する。
【0047】(1)マーク有無あるいはマーク変位の検
出信号からサンプリングパルスを得るための手法 上述したように、マーク有無の検出信号からPLL回路
64によってサンプリングパルスを生成し、これによっ
てサンプルホールド回路68でマーク変位検出信号がサ
ンプリングされている。このように、信号品質のよい方
からサンプリングパルスを得ることで、上述したマーク
有無検出信号とマーク変位検出信号の品質の差に適合し
た再生処理が可能となる。
出信号からサンプリングパルスを得るための手法 上述したように、マーク有無の検出信号からPLL回路
64によってサンプリングパルスを生成し、これによっ
てサンプルホールド回路68でマーク変位検出信号がサ
ンプリングされている。このように、信号品質のよい方
からサンプリングパルスを得ることで、上述したマーク
有無検出信号とマーク変位検出信号の品質の差に適合し
た再生処理が可能となる。
【0048】(2)マークの変位を2値化するためのし
きい値を得るための手法 典型的には2値であるトラック直交方向へのマークの変
位は、アナログ量である光検出器56の出力において常
に正と負に対応するとは限らない。例えば、読取光学系
54のレンズが記録媒体28の偏心を追いかけて半径方
向に変位するレンズシフトや、読出光のトレースが理想
点からずれているオフトラックトレースの場合には、2
値であるトラック直交方向のマークの変位が、アナログ
量である検出電圧値で正と正,あるいは負と負になる場
合も有り得る。このようなときに、同期信号に多重され
ているマークの変位の最も内側の変位と最も外側の変位
の検出値を参照信号として取り出し、それらの平均値を
算出してマーク変位を2値化するためのしきい値とす
る。
きい値を得るための手法 典型的には2値であるトラック直交方向へのマークの変
位は、アナログ量である光検出器56の出力において常
に正と負に対応するとは限らない。例えば、読取光学系
54のレンズが記録媒体28の偏心を追いかけて半径方
向に変位するレンズシフトや、読出光のトレースが理想
点からずれているオフトラックトレースの場合には、2
値であるトラック直交方向のマークの変位が、アナログ
量である検出電圧値で正と正,あるいは負と負になる場
合も有り得る。このようなときに、同期信号に多重され
ているマークの変位の最も内側の変位と最も外側の変位
の検出値を参照信号として取り出し、それらの平均値を
算出してマーク変位を2値化するためのしきい値とす
る。
【0049】例えば、公知のCDシステムでは、11T
長のマークと11T長のマーク無しの組が同期信号とし
て用いられている。同期信号抽出回路74では、そのよ
うな同期信号の到来が判別され、メモリ及び判定回路7
2に伝達される。同期信号にはマークの変位の最も内側
の変位と最も外側の変位が多重されているので、それら
変位の検出信号を参照信号として取り出し、それら変位
検出信号の値の平均値を算出してマークの変位を2値化
するためのしきい値とする。このようにすることで、レ
ンズシフトなどが生じても良好にマーク変位を2値化で
きる。
長のマークと11T長のマーク無しの組が同期信号とし
て用いられている。同期信号抽出回路74では、そのよ
うな同期信号の到来が判別され、メモリ及び判定回路7
2に伝達される。同期信号にはマークの変位の最も内側
の変位と最も外側の変位が多重されているので、それら
変位の検出信号を参照信号として取り出し、それら変位
検出信号の値の平均値を算出してマークの変位を2値化
するためのしきい値とする。このようにすることで、レ
ンズシフトなどが生じても良好にマーク変位を2値化で
きる。
【0050】(3)読出用の光スポットの位置を制御す
るトラッキング制御の手法 記録媒体28上における読出用の光スポットのトレース
が理想点からずれているオフトラックレースの場合に
は、2値であるトラック直交方向へのマークの変位の検
出電圧値が、上述したように、正と正あるいは負と負に
なる場合が有り得る。このような場合は、同期信号に多
重されているマークの変位の最も内側の変位と最も外側
の変位を検出した検出値がほぼ等しくなるように、光ス
ポットの位置を制御すれば、変位の検出値が理想的な値
に近づくようなトレースが可能となる。このようなトラ
ッキング制御手段を、図8の再生装置に設けるようにす
る。
るトラッキング制御の手法 記録媒体28上における読出用の光スポットのトレース
が理想点からずれているオフトラックレースの場合に
は、2値であるトラック直交方向へのマークの変位の検
出電圧値が、上述したように、正と正あるいは負と負に
なる場合が有り得る。このような場合は、同期信号に多
重されているマークの変位の最も内側の変位と最も外側
の変位を検出した検出値がほぼ等しくなるように、光ス
ポットの位置を制御すれば、変位の検出値が理想的な値
に近づくようなトレースが可能となる。このようなトラ
ッキング制御手段を、図8の再生装置に設けるようにす
る。
【0051】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例では、ディスクに対するデータの記
録,再生にこの発明を適用したが、他のテープなどの記
録媒体に対するデータの記録,再生や、あるいはデータ
を伝送するような場合にも、この発明は適用可能であ
る。 (2)前記実施例では、照射された光に実質的に反射光
量の変化を与えるピットのようなマークを例としたが、
情報記録可能なものであれば、光学的,磁気的など、各
種のマークを用いてよい。 (3)装置構成も、同様の作用を奏するように各種設計
変更が可能である。
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例では、ディスクに対するデータの記
録,再生にこの発明を適用したが、他のテープなどの記
録媒体に対するデータの記録,再生や、あるいはデータ
を伝送するような場合にも、この発明は適用可能であ
る。 (2)前記実施例では、照射された光に実質的に反射光
量の変化を与えるピットのようなマークを例としたが、
情報記録可能なものであれば、光学的,磁気的など、各
種のマークを用いてよい。 (3)装置構成も、同様の作用を奏するように各種設計
変更が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。 (1)マークの有無とトラック直交方向のマークの変位
との両方に情報を担わせる際に、両者の信号品質の差に
注目して最適な情報量の配分としたので、光記録再生シ
ステムとしての余裕度が確保でき、ひいては、記録装置
の設計,製造にゆとりが生ずる,使用上における管理幅
が広くなる,記録媒体や再生装置の生産上の歩留りがよ
い,などの効果が得られる。また、同じシステム余裕度
で比較すると、情報の記録密度の向上を図ることができ
る。
ば、次のような効果がある。 (1)マークの有無とトラック直交方向のマークの変位
との両方に情報を担わせる際に、両者の信号品質の差に
注目して最適な情報量の配分としたので、光記録再生シ
ステムとしての余裕度が確保でき、ひいては、記録装置
の設計,製造にゆとりが生ずる,使用上における管理幅
が広くなる,記録媒体や再生装置の生産上の歩留りがよ
い,などの効果が得られる。また、同じシステム余裕度
で比較すると、情報の記録密度の向上を図ることができ
る。
【0053】(2)マークの有無についてはマークの始
端と終端に情報を担わせるマークエッジ記録法を用い、
マークの変位についてはマークの中央部に情報を担わせ
るマークポジション記録法を用いることとしたので、両
者の信号品質の差に注目した最適な情報量の配分を確保
でき、システム構成も容易である。
端と終端に情報を担わせるマークエッジ記録法を用い、
マークの変位についてはマークの中央部に情報を担わせ
るマークポジション記録法を用いることとしたので、両
者の信号品質の差に注目した最適な情報量の配分を確保
でき、システム構成も容易である。
【0054】(3)マーク長を長くすることとしたの
で、マークポジション記録法によって記録されたマーク
を再生する際に相当の余裕が生ずるようになり、検出出
力を希望の大きさに保ったまま情報量を増やすことがで
きる。
で、マークポジション記録法によって記録されたマーク
を再生する際に相当の余裕が生ずるようになり、検出出
力を希望の大きさに保ったまま情報量を増やすことがで
きる。
【0055】(4)マークの変位の最も内側の変位と最
も外側の変位に同期信号を多重することとしたので、こ
れを再生時に利用することによって、マーク変位の検出
信号の2値化のしきい値を良好に得る,マーク変位の検
出信号の値が理想的な値に近づくようにトラッキング制
御を行う,などが可能となる。
も外側の変位に同期信号を多重することとしたので、こ
れを再生時に利用することによって、マーク変位の検出
信号の2値化のしきい値を良好に得る,マーク変位の検
出信号の値が理想的な値に近づくようにトラッキング制
御を行う,などが可能となる。
【図1】マークの有無検出信号の品質と、トラック直交
方向のマーク変位検出信号の品質を示すグラフである。
方向のマーク変位検出信号の品質を示すグラフである。
【図2】マーク有無検出信号及びマーク変位検出信号の
マーク長に対する周波数特性を示すグラフである。
マーク長に対する周波数特性を示すグラフである。
【図3】マークのトラック直交方向変位の一例を示す図
である。
である。
【図4】マークのトラック直交方向変位の一例を示す図
である。
である。
【図5】マークのトラック直交方向変位の一例を示す図
である。
である。
【図6】マークのトラック直交方向変位の一例を示す図
である。
である。
【図7】記録装置の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】再生装置の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
10…分配回路 12,14…ディジタル変調器 16…光変調器駆動回路 18…偏向器駆動回路 20…光源 22…光変調器 24…偏向器 26…対物光学系 28…記録媒体 50…光源 52…ビームスプリッタ 54…読取光学系 56…光検出器 58…加算器 60…減算器 62…スライス回路 64…PLL回路 66…AND回路 68…サンプルホールド回路 70…A/D変換器 72…メモリ及び判定回路 74…同期信号検出回路 76,78…ディジタル復調器 80…合成回路
Claims (13)
- 【請求項1】 マークの有無、及び、情報トラックの周
期よりも十分小さく且つ離散値である微少量のトラック
直交方向への前記マークの変位の両方に情報を担わせ
て、記録媒体の情報トラックにディジタル情報を記録す
る場合に、 マークの存在する部分におけるマーク変位に担わせる情
報量を、マークの有無に担わせる情報量に対して0.6
倍以下としたディジタル情報の記録方法。 - 【請求項2】 マークの有無、及び、情報トラックの周
期よりも十分小さく且つ離散値である微少量のトラック
直交方向への前記マークの変位の両方に情報を担わせ
て、記録媒体の情報トラックにディジタル情報を記録す
る場合に、 マークの有無についてはマークの始端と終端に情報を担
わせるマークエッジ記録法を用い、マークの変位につい
てマークの中央部に情報を担わせるマークポジション記
録法を用いるディジタル情報の記録方法。 - 【請求項3】 前記マークエッジ記録法のマーク最小長
さとマークポジション記録法のマーク変位の最小長さと
を同一とした請求項2記載のディジタル情報の記録方
法。 - 【請求項4】 マーク最小長さの2倍以上の長さのマー
クに対し、その中点1箇所,2区間に変位を与える請求
項1,2,又は3記載のディジタル情報の記録方法。 - 【請求項5】 マーク最小長さの3.3倍以上の長さの
マークに対し、その2箇所,3区間に変位を与える請求
項1,2,又は3記載のディジタル情報の記録方法。 - 【請求項6】 マーク最小長さの2.6倍以上の長さの
マークに対し、その2箇所,2区間に変位を与える請求
項1,2,又は3記載のディジタル情報の記録方法。 - 【請求項7】 マークの有無で担われる同期信号に、マ
ークの変位の最も内側の変位と最も外側の変位を多重す
る請求項1,2,3,4,5,又は6記載のディジタル
情報の記録方法。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6,又は7
記載のディジタル情報の記録方法のマークに対応するデ
ィジタル信号に基づいて、マークの有無及び変位に対応
した情報記録を行う記録手段を備えたディジタル情報の
記録装置。 - 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,又は7
記載のディジタル情報の記録方法によってマークが記録
された記録媒体。 - 【請求項10】 請求項9記載の記録媒体を再生する際
に、マーク有無検出信号からサンプリングパルスを生成
し、これに基づいてマーク変位検出信号をサンプリング
するディジタル情報の再生方法。 - 【請求項11】 請求項7記載のディジタル情報の記録
方法でマークが記録された記録媒体を再生する際に、同
期信号に多重されているマークの変位の最も内側の変位
と最も外側の変位の検出値を参照して、マーク変位を2
値化するためのしきい値を得るディジタル情報の再生方
法。 - 【請求項12】 請求項7記載のディジタル情報の記録
方法でマークが記録された記録媒体を再生する際に、同
期信号に多重されているマークの変位の最も内側の変位
と最も外側の変位の検出値がほぼ等しくなるように再生
トラッキング制御を行うディジタル情報の再生方法。 - 【請求項13】 請求項10,11,又は12記載のデ
ィジタル情報の再生方法によって、記録媒体に記録され
たマークの有無と変位からディジタル情報を再生する再
生手段を備えたディジタル情報の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227263A JPH0869624A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ディジタル情報の記録再生方法,その装置,記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227263A JPH0869624A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ディジタル情報の記録再生方法,その装置,記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869624A true JPH0869624A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16858085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6227263A Pending JPH0869624A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ディジタル情報の記録再生方法,その装置,記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0869624A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193664A (ja) * | 1998-12-07 | 2009-08-27 | Sony Corp | データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、並びに記録媒体 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6227263A patent/JPH0869624A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193664A (ja) * | 1998-12-07 | 2009-08-27 | Sony Corp | データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、並びに記録媒体 |
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