JPH117668A - 光記録媒体及び光記憶装置における再生光量制御装置 - Google Patents

光記録媒体及び光記憶装置における再生光量制御装置

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JPH117668A
JPH117668A JP9263322A JP26332297A JPH117668A JP H117668 A JPH117668 A JP H117668A JP 9263322 A JP9263322 A JP 9263322A JP 26332297 A JP26332297 A JP 26332297A JP H117668 A JPH117668 A JP H117668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アパーチャの大きさを正確に制御できないと
いう問題点があった。 【解決手段】 記録層と再生層を備える光記録媒体に光
ビームを照射する事により再生層に光スポット径よりも
小さい検出口を発生させ、この検出口から情報を再生す
る光記憶装置における再生光量制御装置において、前記
光記録媒体に前記検出口の径よりも長い第1マーク及び
第1スペースと、前記検出口の径よりも短く、互いに長
さの異なる第2マークおよび第2スペースとからなる再
生光量制御用の記録パターンを記録する記録手段と、前
記記録パターンを再生する再生手段と、前記再生手段の
出力信号に基づいて、再生光量を制御する制御手段を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録層と再生層を
備える光記録媒体と、これに光ビームを照射する事によ
り情報を再生する光記憶装置における再生光量制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体に光スポット径よりも
小さい検出口(以後アパーチャと呼ぶ)を発生させるこ
とにより、高記録密度を行う技術が開発されている。例
えば、記録層と再生層とを備える光磁気記録媒体に光ビ
ームを照射し、中心の高温部における再生層にアパーチ
ャを発生させることにより記録層の記録マークを高い分
解能で再生するいわゆる磁気的超解像再生が良く知られ
ている。特開平8−3817号公報には、このアパーチ
ャの大きさを光ビームの光量によって制御する装置が開
示されている。
【0003】まず、図7(a)において、(1、7)R
LL変調方式における最短マークm2’(長さ(4/
3)T)と、最短スペースs2’(長さ(4/3)T)
の繰り返しを記録し、再生信号の振幅v2’を検出す
る。ここでTは変調前のデータ記録長であり、記録密度
を表す指標である。同図(b)において、同じく(1、
7)RLL変調方式における最長マークm1’(長さ
(16/3)T)と最長スペースs1’(長さ(16/
3)T)の繰り返しを記録し、再生信号の振幅v1’を
検出する。v2’/v1’は再生分解能を表すので、こ
の値が所定の値となるように再生光量を制御することに
より、アパーチャの大きさを一定に保ち、高密度の記録
再生を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、データの転送速
度を上げるためには、記録周波数を上げる必要がある。
つまりレーザードライバの立ち上がり時間や、磁気ヘッ
ドコイルの立ち上がり時間が転送速度の上限を決めるこ
とになる。このとき、上記立ち上がり時間に起因する記
録マーク長のジッタに対しては検出窓幅の広い変調方式
が高密度記録に適する。良く知られているNRZI変調
方式の検出窓幅Tは、(1、7)RLL変調方式の検出
窓幅(2/3)Tよりも大きいので、NRZI変調方式
の方が立ち上がり時間に対する検出窓幅に余裕が生じ、
高密度記録に適している。ところが、上記従来の装置に
おいてNRZI変調方式を用いて再生パワーを制御しよ
うとすると、アパーチャの大きさを正確に制御できない
という問題点が発生した。
【0005】図7(c)および(d)を用いて、(1、
7)RLL変調方式と同じ記録密度の時のNRZI変調
方式の最短マークの記録例を説明する。最短マークm3
の長さおよび最短スペースs3の長さはそれぞれTとな
り、(1、7)RLL変調方式の最短マーク長および最
短スペース長(4/3)Tよりも短くなる。従って、こ
れを読み出した再生信号の振幅v3は従来に比べて小さ
くなるため、S/N比が低下する。従って、図7(d)
における長マークm1と長スペースs1を再生した再生
信号振幅v1との比(v3/v1)によって再生分解能
を検出すると、アパーチャの大きさを正確に制御できな
いという問題点が発生した。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光記録
媒体は、記録層と再生層を備え、光ビームを照射するこ
とにより前記再生層に発生した検出口から前記記録層に
記録された記録マークを再生する光記録媒体において、
前記検出口の径よりも長い第1マーク及び第1スペース
と、前記検出口の径よりも短く、互いに長さの異なる第
2マークおよび第2スペースとからなる再生光量制御用
の記録パターンを記録するための再生光量制御パターン
記録領域を有することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の光記録媒体は、前記第2
マークまたは第2スペースの短い方が最短記録長であっ
て、それ以外のマーク及びスペースは、前記最短記録長
の整数倍の長さを有することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の光記録媒体は、前記第2
マークまたは第2スペースの短い方の長さはチャンネル
ビット長であって、他方の長さはチャンネルビット長の
2倍であることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の光記憶装置における再生
光量制御装置は、記録層と再生層を備える光記録媒体に
光ビームを照射する事により前記再生層に発生した検出
口から情報を再生する光記憶装置における再生光量制御
装置において、前記光記録媒体に前記検出口の径よりも
長い第1マーク及び第1スペースと、前記検出口の径よ
りも短く、互いに長さの異なる第2マークおよび第2ス
ペースとからなる再生光量制御用の記録パターンを記録
する記録手段と、前記記録パターンを再生する再生手段
と、前記再生手段の出力信号に基づいて、再生光量を制
御する制御手段を有することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の光記憶装置における再生
光量制御装置は、記録層と再生層を備える光記録媒体に
光ビームを照射する事により前記再生層に発生した検出
口から情報を再生する光記憶装置における再生光量制御
装置において、前記光記録媒体から前記検出口の径より
も長い第1マークと第1スペースの再生信号量を出力す
る第1信号量出力手段と、前記光記録媒体から前記検出
口の径よりも短く、互いに長さの異なる第2マークと第
2スペースの再生信号量を出力する第2信号量出力手段
と、前記第1信号量出力手段の出力信号と、第2信号量
出力手段の出力信号との比較結果に基づいて再生光量の
制御信号を出力する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】請求項6に記載の光記憶装置における再生
光量制御装置は、請求項4または請求項5に記載の光記
憶装置における再生光量制御装置において、前記第2マ
ークまたは第2スペースの短い方が最短記録長であっ
て、それ以外のマーク及びスペースは、前記最短記録長
の整数倍の長さを有することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の光記憶装置の再生光量制
御装置は、請求項6において、前記第2マークまたは第
2スペースの短い方の長さはチャンネルビット長であっ
て、他方の長さはチャンネルビット長の2倍であること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の実施例1について図1〜図5を用
いて、以下に説明する。
【0014】図1(a)と(b)は本実施例1の再生光
量制御用の記録パターンを示す図である。図1(a)
は、長さTの最短マークm2と長さ2Tの短スペースs
2を交互に並べた記録パターンである。ここでTはNR
ZI変調方式におけるチャンネルビット長であり、変調
前のデータ長と等しくなる。最短マークm2と短スペー
スs2の長さは、再生層に発生したアパーチャの径より
も短く設定される。
【0015】図1(b)に示す長マークm1と長スペー
スs1の長さは、アパーチャの径よりも長く設定され
る。ここでアパーチャの径を、記録マークを長くしてい
き再生信号が飽和する時点の記録マーク長と同じ長さと
定義する。従って、最短マークm2と短スペースs2を
読み出した再生信号振幅v2は、長マークm1と長スペ
ースs1を読みだした再生信号振幅v1まで達すること
はない。この振幅比v2/v1は、再生分解能を表して
いるため、この値が所定値に近づくように再生光量を制
御することにより、アパーチャの径を常に最適に保つこ
とができる。
【0016】なお、図1(a)に示したパターンに代え
て、同図(c)に示すように、マークm2とスペースs
2の長さを2T、T入れ替えてもよい。この場合も同様
な再生信号振幅が得られる。
【0017】図1(d)には、比較のため最短マークm
3と最短スペースs3(共に長さはT)を記録したパタ
ーンを示す。同図(e)には、共に長さ2Tで記録した
短マークm4と短スペースs4のパターンを示す。マー
クとスペースの繰り返しピッチを比較すると、図1
(a)は3Tであり、同図(d)の2Tよりも長く、同
図(e)の4Tよりも短い。同図(d)では、最短マー
クと最短スペースの繰り返しであるため、再生信号振幅
v3は小さくなり、S/N比が低下する。また、同図
(e)の記録パターンの繰り返しピッチは同図(a)の
繰り返しピッチよりも長いためアパーチャ径に近くな
り、分解能の変化が検出しにくく、検出感度が低下す
る。
【0018】そこで図1(a)では、同図(d)と
(e)の中間の繰り返しピッチにより、記録パターンを
構成する。これにより、同図(a)の再生信号振幅v2
は、同図(d)の再生信号振幅v3よりも大きくなり、
S/N比が大きくなる。また、同図(e)の繰り返しピ
ッチよりも短いため、高い検出感度が得られる。さら
に、この記録パターンは長さTと2Tにより構成される
ため、NRZI変調方式における変調規則に従う。な
お、NRZI変調方式により記録可能な種々のピッチの
中で、この記録パターンの繰り返しピッチ3Tが図7
(a)における従来の繰り返しピッチ(8/3T)に最
も近いものであり、これにより高いS/N比と検出感度
が得られている。
【0019】図2は、図1(a)と(b)に示した記録
パターンの記録動作と、これを読み出して再生光量の制
御動作を行う光記憶装置の再生光量制御装置を示す図で
ある。まず、図1(a)と(b)に示した再生光量制御
用の記録パターンの記録時について説明する。
【0020】記録パワー設定回路11から出力された記
録パワー制御信号iはスイッチ回路12を介して駆動回
路13に送られ、駆動電流hにより半導体レーザー2か
ら強いレーザビームb1が光磁気ディスク1に照射され
る。同時に、制御パターン発生回路15からは、図3に
示す再生光量制御用の記録パターン信号mが発生され
る。図3(a)にしめす記録信号により長さTの最短マ
ークと長さ2Tの短スペースを記録し、図3(b)にし
めす記録信号により長さ8Tの長マークと長スペースを
記録する。この記録信号mは駆動回路16に送られ、駆
動電流nによって磁気ヘッド17から記録磁界oが発生
され、光磁気ディスク1に上記記録パターンを記録す
る。
【0021】次に、再生光量の制御時について説明す
る。半導体レーザ2から出射された弱いレーザビームb
1は、再生層と記録層とを有する光磁気ディスク1に照
射され、反射光b2がフォトダイオード3へ導かれる。
光磁気ディスク1の再生層に発生したアパーチャから読
み出された読み出し信号aは増幅器4によって増幅さ
れ、再生信号cがA/D変換器5とクロック抽出回路6
に入力される。クロック抽出回路6において、再生信号
cから再生クロックdを生成し、A/D変換器5におい
て再生信号cをディジタル値eに変換する。長マーク・
スペース信号検出回路7aにおいて、図1(b)に示し
た信号振幅v1を検出し、短マーク・スペース信号検出
回路7bにおいて、図1(a)に示した信号振幅v2を
検出する。この2つの信号は割り算回路8に入力され、
分解能検出信号Rが検出される。この信号Rと目標値設
定手段9からの出力値Roを差動増幅器10に入力し、
その出力信号hをスイッチ回路12を介して駆動回路1
3に入力し、駆動電流kを半導体レーザー2に送る。こ
れにより、分解能検出信号Rが設定値Roに近づくよう
に、レーザビームb1の再生光量が制御される。
【0022】CPU14からはスイッチ指示信号fがス
イッチ回路12に送られる。図1(a)と(b)に示し
た再生光量制御用の記録パターンを記録するときは、記
録パワー設定回路11の出力信号iが選択される。他
方、再生光量制御時は差動増幅器10の出力信号hが選
択される。また、再生光量制御用の記録パターンを記録
するときは指示信号lが制御パターン発生回路15に送
られ、磁気ヘッド17を介して上記記録パターンが記録
される。
【0023】図4は、光磁気ディスク1における上記記
録パターンの記録領域を示す図である。スパイラル状ま
たは同心円状に設けられた記録トラック18に、制御パ
ターン記録領域19、19・・が周期的に設けられる。
同図(b)に示す記録パターンはこの領域19、19・
・に記録され、再生信号振幅をサンプリングする事によ
り、アパーチャの大きさを検出し、再生光量の制御を行
う。その他の領域にはアドレス情報や記録データが記録
される。上記制御パターン記録領域19、19・・以外
には、記録パターンの記録は行わないため、アドレス情
報や記録データを破壊することなく、再生光量の制御を
行う。また、上記制御パターン記録領域19、19・・
を所定の間隔で周期的に設けることにより、常時再生光
量の制御を行い、また光磁気ディスク1の2次元的な感
度むらを救済する。
【0024】図5は、図2に示した光記憶装置における
光量制御装置の動作を説明するフローチャートである。
まず、光量制御用の記録パターンを記録するための記録
パワーを設定する(s1)。図1(a)、(b)に示し
た光量制御用の記録パターンを図4に示した記録領域1
9、19・・に記録する(s2)。次に再生光量を制御
するために再生パワーを初期値に設定する(s3)。上
記記録領域に記録された記録パターンを再生する(s
4)。図1(b)に示した長マーク・スペースの再生信
号振幅v1を検出する(s5)。同図(a)に示した短
マーク・スペースの再生信号v2を検出する(s6)。
分解能R=v2/v1を計算する(s7)。分解能Rを
目標値Roと比較する(s8)。R<Roであれば再生
光量を下げた後に(s9)、R>Roであれば再生光量
を上げた後に(s10)、R=Roであればそのまま制
御パターンの再生動作に戻る(s4)。上記動作によれ
ば、アパーチャ径が大きくなることにより分解能Rが小
さくなると、再生光量を下げることによってアパーチャ
径が一定に制御される。逆にアパーチャ径が小さくなる
ことにより分解能Rが大きくなると、再生光量をあげる
ことによってアパーチャ径が一定に制御される。このよ
うに分解能Rが所定の値に近づくように再生光量が制御
されるため、常にアパーチャの大きさを最適に保ち、高
密度再生を行う。
【0025】(実施例2)本発明の実施例2について図
6を用いて、以下に説明する。本実施例2は、変調方式
として実施例1のNRZIの代わりに、良く知られてい
る8/10NRZI方式を使用したものである。図6
(a)と(b)は8/10NRZI方式を使用したとき
の再生光量制御用の記録パターンを示す図である。
【0026】図6(a)は、長さ(4/5)Tの最短マ
ークm12と長さ(8/5)Tの短スペースs12を交
互に並べた記録パターンである。この変調方式は、8ビ
ットのデータビットを10ビットのチャンネルビットに
変換するため、チャンネルビット長は(4/5)Tとな
り、変調前のデータ長Tの4/5倍となる。最短マーク
m12と短スペースs12の長さは、再生層に発生した
アパーチャの径よりも短く設定される。同図(b)に示
す長マークm11と長スペースs11の長さはいづれも
(32/5)Tに設定され、アパーチャの径よりも長
い。ここでも同様にアパーチャの径の定義を、記録マー
クを長くしていき再生信号が飽和する時点の記録マーク
長と同じ長さとする。
【0027】従って、最短マークm12と短スペースs
12を読み出した再生信号振幅v12は、長マークm1
1と長スペースs11を読みだした再生信号振幅v11
まで達することはない。この振幅比v12/v11は、
再生分解能を表しているため、この値が所定値に近づく
ように再生光量を制御することにより、アパーチャの径
を常に最適に保つことができる。なお、実施例1と同様
に、図6(a)に示したパターンに代えて、同図(c)
に示すようにマークm12とスペースs12の長さを
(8/5)、(4/5)と入れ替えても、同様な再生信
号振幅が得られる。
【0028】図6(d)には、比較のため最短マークm
13と最短スペースs13(共に長さは(4/5)T)
を記録したパターンを示す。同図(e)には、短マーク
m14と短スペースs14(共に長さは(8/5)T)
を記録したパターンを示す。
【0029】マークとスペースの繰り返しピッチを比較
すると、図6(a)は(12/5)Tであり、同図
(d)の(8/5)Tよりも長く、同図(e)の(16
/5)Tよりも短い。同図(d)では、最短マークと最
短スペースの繰り返しであるため、再生信号振幅v13
は小さくなり、S/N比が低下する。また、同図(e)
の記録パターンの繰り返しピッチは、同図(a)の繰り
返しピッチよりも長いためアパーチャ径に近くなり、分
解能の変化が検出しにくく、検出感度が低下する。
【0030】そこで図6(a)では、同図(d)と
(e)の中間の繰り返しピッチにより、記録パターンを
構成する。これにより、同図(a)の再生信号振幅v1
2は、同図(d)の再生信号振幅v13よりも大きくな
り、S/N比が大きくなる。また、同図(e)の繰り返
しピッチよりも短いため、高い検出感度が得られる。さ
らに、この記録パターンは長さ(4/5)Tと(8/
5)Tにより構成されるため、8/10NRZI変調方
式における変調規則に従う。また、NRZI変調方式に
より記録可能な種々のピッチの中で、この記録パターン
の繰り返しピッチ(12/5)Tが図7(a)における
従来の繰り返しピッチ(8/3T)に最も近いものであ
り、これにより高いS/N比と検出感度が得られてい
る。
【0031】上記の実施例1と実施例2に見られるよう
に、全てのマークの長さが最短マーク長の正数倍となる
ような変調方式においては、短マークと短スペースの一
方の長さをチャンネルビット長に設定し、他方の長さを
チャンネルビット長の2倍に設定するほうが好ましい。
これにより、高いS/N比が得られ、高感度の記録パタ
ーンを得る。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の光記録媒
体は、記録層と再生層を備え、光ビームを照射すること
により前記再生層に発生した検出口から前記記録層に記
録された記録マークを再生する光記録媒体において、前
記検出口の径よりも長い第1マーク及び第1スペース
と、前記検出口の径よりも短く、互いに長さの異なる第
2マークおよび第2スペースとからなる再生光量制御用
の記録パターンを記録するための再生光量制御パターン
記録領域を有することを特徴とする。
【0033】請求項4に記載の光記憶装置の再生光量制
御装置は、記録層と再生層を備える光記録媒体に光ビー
ムを照射する事により前記再生層に発生した検出口から
情報を再生する光記憶装置における再生光量制御装置に
おいて、前記光記録媒体に前記検出口の径よりも長い第
1マーク及び第2スペースと、前記検出口の径よりも短
く、互いに長さの異なる第2マークおよび第2スペース
とからなる再生光量制御用の記録パターンを記録する記
録手段と、前記記録パターンを再生する再生手段と、前
記再生手段の出力信号に基づいて、再生光量を制御する
制御手段を有することを特徴とする。
【0034】これらによれば、第2マークと第2スペー
スからの再生信号振幅が大きくなり、記録パターンの再
生信号振幅のS/N比が高くなる。また、アパーチャの
変化も感度良く検出できる。したがって、再生光量の制
御が正確に行なわれる。
【0035】請求項5に記載の光記憶装置の再生光量制
御装置は、記録層と再生層を備える光記録媒体に光ビー
ムを照射する事により前記再生層に発生した検出口から
情報を再生する光記憶装置における再生光量制御装置に
おいて、前記光記録媒体から前記検出口の径よりも長い
第1マークと第1スペースの再生信号量を出力する第1
信号量出力手段と、前記光記録媒体から前記検出口の径
よりも短く、互いに長さの異なる第2マークと第2スペ
ースの再生信号量を出力する第2信号量出力手段と、前
記第1信号量出力手段の出力信号と第2信号量出力手段
の出力信号との比較結果に基づいて再生光量の制御信号
を出力する制御手段とを有することを特徴とする。
【0036】これによれば、第1信号量出力手段の出力
信号と、第2信号量出力手段の出力信号に基づいて分解
能を検出するので、この分解能が所定の値に近づくよう
に制御を行うことにより、アパーチャの制御を正確に行
うことができる。
【0037】請求項2に記載の光記録媒体または請求項
6に記載の光記憶装置の再生光量制御装置は、前記第2
マークまたは第2スペースの短い方が最短記録長であっ
て、それ以外のマーク及びスペースは、前記最短記録長
の整数倍の長さを有することを特徴とする。
【0038】これによれば、NRZI記録における変調
規則を満足する再生光量制御用の記録パターンを得る。
したがって、記録パターン発生回路を簡略化することが
できる。
【0039】請求項3に記載の光記録媒体または請求項
7に記載の光記憶装置の再生光量制御装置によれば、全
てのマークの長さが最短マーク長の正数倍となるような
変調方式において、短マークと短スペースの一方の長さ
をチャンネルビット長に設定し、他方の長さをチャンネ
ルビット長の2倍に設定するものであり、高いS/N比
が得られ、高感度の記録パターンを得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における記録パターン例を説
明する図である。
【図2】本発明の光記憶装置における光量制御装置を示
す図である。
【図3】図2の光量制御装置における記録パターンの記
録波形を示す図である。
【図4】本発明の光記録媒体を示す図である。
【図5】図2の光量制御装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】本発明の実施例2における記録パターン例を説
明する図である。
【図7】従来の光記憶装置における光量制御装置の記録
パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 半導体レーザ 3 フォトダイオード 7a 長マーク・スペース信号検出回路 7b 短マーク・スペース信号検出回路 8 割り算回路 9 目標値設定回路 10 差動増幅器 13 駆動回路 15 制御パターン発生回路 17 磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 7/125 G11B 7/125 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層と再生層を備え、光ビームを照射
    することにより前記再生層に発生した検出口から前記記
    録層に記録された記録マークを再生する光記録媒体にお
    いて、 前記検出口の径よりも長い第1マーク及び第1スペース
    と、前記検出口の径よりも短く、互いに長さの異なる第
    2マークおよび第2スペースとからなる再生光量制御用
    の記録パターンを記録するための再生光量制御パターン
    記録領域を有することを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第2マークまたは第2スペースの短
    い方が最短記録長であって、それ以外のマーク及びスペ
    ースは、前記最短記録長の整数倍の長さを有することを
    特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第2マークまたは第2スペースの短
    い方の長さはチャンネルビット長であって、他方の長さ
    はチャンネルビット長の2倍であることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録層と再生層を備える光記録媒体に光
    ビームを照射する事により前記再生層に発生した検出口
    から情報を再生する光記憶装置における再生光量制御装
    置において、 前記光記録媒体に前記検出口の径よりも長い第1マーク
    及び第1スペースと、前記検出口の径よりも短く、互い
    に長さの異なる第2マークおよび第2スペースとからな
    る再生光量制御用の記録パターンを記録する記録手段
    と、 前記記録パターンを再生する再生手段と、 前記再生手段の出力信号に基づいて、再生光量を制御す
    る制御手段を有することを特徴とする光記憶装置におけ
    る再生光量制御装置。
  5. 【請求項5】 記録層と再生層を備える光記録媒体に光
    ビームを照射する事により前記再生層に発生した検出口
    から情報を再生する光記憶装置における再生光量制御装
    置において、 前記光記録媒体から前記検出口の径よりも長い第1マー
    クと第1スペースの再生信号量を出力する第1信号量出
    力手段と、 前記光記録媒体から前記検出口の径よりも短く、互いに
    長さの異なる第2マークと第2スペースの再生信号量を
    出力する第2信号量出力手段と、 前記第1信号量出力手段の出力信号と、第2信号量出力
    手段の出力信号との比較結果に基づいて再生光量の制御
    信号を出力する制御手段とを有することを特徴とする光
    記憶装置における再生光量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2マークまたは第2スペースの短
    い方が最短記録長であって、それ以外のマーク及びスペ
    ースは、前記最短記録長の整数倍の長さを有することを
    特徴とする請求項4または請求項5記載の光記憶装置に
    おける再生光量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第2マークまたは第2スペースの短
    い方の長さはチャンネルビット長であって、他方の長さ
    はチャンネルビット長の2倍であることを特徴とする請
    求項6記載の光記憶装置の再生光量制御装置。
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