JPH0869592A - 警報発出制御方式 - Google Patents

警報発出制御方式

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JPH0869592A
JPH0869592A JP20486594A JP20486594A JPH0869592A JP H0869592 A JPH0869592 A JP H0869592A JP 20486594 A JP20486594 A JP 20486594A JP 20486594 A JP20486594 A JP 20486594A JP H0869592 A JPH0869592 A JP H0869592A
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JP
Japan
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package
alarm
detecting means
electronic device
internal circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20486594A
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English (en)
Inventor
Satoshi Hirose
智 広瀬
Yuzo Sasaki
雄三 佐々木
Tamotsu Oi
有 大井
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子装置における警報発出制御方式に関し、
パッケージの活線挿抜に伴う過渡的な警報発出を経済的
かつ確実に防止することを目的とする。 【構成】 内部回路の動作状態に異常を検出した場合
に、警報監視手段(300)に異常検出を通知する異常
検出手段(201)を具備するパッケージ(200)か
ら構成される電子装置において、パッケージの挿入完了
を検出するパッケージ挿入検出手段(202)と、抜去
開始を検出するパッケージ抜去検出手段(203)と、
電子装置に挿入完了した後、内部回路の動作が安定した
ことを検出する安定動作状態検出手段(205)と、パ
ッケージの挿入完了および内部回路の動作安定を検出し
てから、パッケージの抜去開始を検出する迄の間、異常
通知の有効性を警報監視手段に通知する有効性通知手段
(206)とを設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、警報発出制御方式に関
し、特に給電状態の儘で挿抜するパッケージから構成さ
れる電子装置における警報発出制御方式に関する。
【0002】なお給電状態の儘で挿抜することを、活線
挿抜と称する。電子装置を構成するパッケージには、パ
ッケージに実装されている内部回路の動作状態を監視
し、異常が検出された場合に、外部に設けられた警報監
視部に通知する異常検出機能を具備している。
【0003】
【従来の技術】図6はこの種の電子装置における従来あ
る警報発出制御方式の一例を示す図である。
【0004】図6において、パッケージ(1)内には、
外部から動作に必要な低電圧(+5V)および低電圧地
気(E)を給電されて、所定の動作を実行する内部回路
(11)と、内部回路(11)の動作状態を監視し、動
作に異常を検出した場合に警報検出信号(AD)を生成
し、外部に送出する警報検出部(12)とが設けられて
いる。
【0005】なお内部回路(11)は、外部から低電圧
(+5V)および低電圧地気(E)を給電される代わり
に、外部から電子装置の主電圧(−48V)および主電
圧地気(G)を給電され、内部回路(11)内で動作に
必要な低電圧(+5V)および低電圧地気(E)を生成
する場合もある。
【0006】一方、電子装置に設けられている、パッケ
ージ(1)を挿抜するコネクタ(2)には、常時低電圧
(+5V)および低電圧地気(E)、または主電圧(−
48V)および主電圧地気(G)が供給されており、パ
ッケージ(1)はコネクタ(2)に挿入することにより
直ちに給電開始され、またコネクタ(2)から抜去する
ことにより給電を停止される、所謂活線挿抜を実行して
いる。
【0007】またコネクタ(2)には、警報監視制御部
(3)に至る信号線(4)が接続されている。警報監視
制御部(3)内には、警報処理表示部(31)およびタ
イマ部(32)が設けられており、警報処理表示部(3
1)は、パッケージ(1)から送出される警報検出信号
(AD)を、信号線(4)およびタイマ部(32)を経
由して受信すると、所定の警報処理を実行し、警報検出
信号(AD)の送出元のパッケージ(1)を識別し、警
報検出の通報と、障害発生パッケージ(1)とを保守者
等に表示する。
【0008】なお、パッケージ(1)を電子装置に挿入
する過程で、コネクタ端子部(13)はコネクタ(2)
に不規則に接触および切断を繰返した後、安定した接触
状態に達する為、パッケージ(1)を電子装置に完全に
挿入し終わる迄、内部回路(11)への低電圧(+5
V)および低電圧地気(E)〔または主電圧(−48
V)および主電圧地気(G)〕の供給は不安定状態とな
り、従って内部回路(11)も不安定状態となる。
【0009】また内部回路(11)は、低電圧(+5
V)および低電圧地気(E)〔または主電圧(−48
V)および主電圧地気(G)〕を供給開始されてから、
直ちに動作が安定する単純な回路種別から、例えば記憶
装置等の初期化処理を実行した後、初めて動作が安定す
る複雑な回路種別迄、種々存在する。
【0010】従って、パッケージ(1)を電子装置に挿
入開始してから、低電圧(+5V)および低電圧地気
(E)〔または主電圧(−48V)および主電圧地気
(G)〕が安定して供給され、内部回路(11)の動作
が安定する迄の間、内部回路(11)は過渡的に異常状
態を呈する可能性があり、警報検出部(12)がこの過
渡的な異常を検出すると、警報検出信号(AD)を警報
監視制御部(3)に転送することとなる。
【0011】然し内部回路(11)が正常であれば、過
渡的な異常状態はやがて正常状態に達し、警報検出部
(12)は警報検出信号(AD)の送出を停止すること
となる。
【0012】従って、警報監視制御部(3)はこの様に
過渡的に転送される警報検出信号(AD)で、警報検出
通報を表示することは適当では無い。なお、電子装置に
挿入されているパッケージ(1)を抜去する場合にも、
パッケージ(1)の抜去を開始してから、パッケージ
(1)が完全にコネクタ(2)から抜去され終わる迄
に、低電圧(+5V)および低電圧地気(E)は不規則
に断続を繰返し、その結果、内部回路(11)は不安定
状態となり、警報検出部(12)が内部回路(11)内
に異常が発生したと見做し、警報検出信号(AD)を警
報監視制御部(3)に転送する可能性もあるが、パッケ
ージ(1)を電子装置から完全に抜去し終われば、警報
検出信号(AD)も警報監視制御部(3)に転送されな
くなる為、警報検出信号(AD)の転送期間はパッケー
ジ(1)の抜去操作により左右されることとなる。
【0013】この様な不適切な警報表示を防止する為
に、警報監視制御部(3)にはタイマ部(32)が設け
られている。タイマ部(32)は、パッケージ(1)か
ら実装情報〔=低電圧地気(E)〕を転送されると計時
を開始し、予め定められた時間〔以後マスク時間と称す
る〕が経過する迄に、警報検出信号(AD)が継続して
転送されていなければ、受信した警報検出信号(AD)
を過渡的に検出されたものと判定し、警報処理表示部
(31)へ警報検出信号(AD)を転送しないが、予め
定められた時間が経過した後も、警報検出信号(AD)
が継続して転送されている場合には、初めて受信した警
報検出信号(AD)を真の警報検出と判定し、警報処理
表示部(31)へ警報検出信号(AD)を転送し、前述
の如き警報検出の通報と、障害発生パッケージ(1)と
を表示する。
【0014】然し、パッケージ(1)を挿入する際に、
内部回路(11)が安定な状態に到達する迄に要する時
間は、パッケージ(1)の挿入操作により、或いは内部
回路(11)の種別により種々様々であり、警報検出部
(12)が警報検出信号(AD)を警報監視制御部
(3)に転送する期間も種々様々となり、またパッケー
ジ(1)を抜去する際に、警報検出部(12)が警報検
出信号(AD)を警報監視制御部(3)に転送する期間
も、パッケージ(1)の抜去操作により種々様々とな
る。
【0015】従って、タイマ部(32)のマスク時間を
短く設定すると、前述の如きパッケージ(1)の挿抜に
伴う過渡的な警報検出表示が充分に防止出来ず、またタ
イマ部(32)のマスク時間を充分長く設定すると、総
てのパッケージ(1)の挿抜に伴う過渡的な警報検出表
示は防止出来るが、パッケージ(1)に真の障害が発生
した場合に警報検出の通報が遅れ、障害の影響範囲が拡
大する恐れがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある電子装置においては、パッケージ
(1)を挿抜する過程で、内部回路(11)に発生する
過渡的に異常状態を、警報処理表示部(31)が表示す
るのを防止する目的で、警報監視制御部(3)にタイマ
部(32)を設けていたが、パッケージ(1)が過渡的
な異常状態を転送する期間は、パッケージ(1)の挿抜
操作過程、並びに内部回路(11)の種別により種々様
々であり、一律なマスク時間を計時するタイマ部(3
2)で確実に防止することは困難であった。
【0017】かかる問題を解決する為に、警報検出信号
(AD)の転送元のパッケージ(1)の種別を警報監視
制御部(3)で識別し、パッケージ(1)の種別に応じ
て異なるマスク時間を計時させることも考慮されるが、
パッケージ(1)の種別が多様化するに伴い、多様なマ
スク時間を設定する必要が生じ、警報監視制御部(3)
の構成が複雑となり、経済性を損なうのみならず、警報
検出信号(AD)の継続期間は挿抜操作によっても左右
される可能性があり、パッケージ(1)の種別により一
義的に決定しても、必ずしも充分な解決策とはならぬ可
能性もある。
【0018】本発明は、パッケージの活線挿抜に伴う過
渡的な警報発出を、極力経済的に、且つ確実に防止する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図であり、同図(a) は本発明(請求項1)の原理を示
し、同図(b) は本発明(請求項2)の原理を示す。
【0020】図1において、200は本発明の対象とな
る活線挿抜を実行するパッケージ、201はパッケージ
(200)に設けられた異常検出手段、300は警報監
視手段である。
【0021】異常検出手段(201)は、パッケージ
(1)の内部回路の動作状態を監視し、動作状態に異常
を検出した場合に、外部に設けられた警報監視手段(3
00)に異常検出を通知する。
【0022】202は、本発明によりパッケージ(20
0)に設けられたパッケージ挿入検出手段である。20
3は、本発明によりパッケージ(200)に設けられた
パッケージ抜去検出手段である。
【0023】204は、本発明(請求項1)によりパッ
ケージ(200)に設けられた有効性通知手段である。
205は、本発明(請求項2)によりパッケージ(20
0)に設けられた安定動作状態検出手段である。
【0024】206は、本発明(請求項2)によりパッ
ケージ(200)に設けられた有効性通知手段である。
【0025】
【作用】パッケージ挿入検出手段(202)は、パッケ
ージ(200)を電子装置に挿入完了したことを検出す
る。
【0026】パッケージ抜去検出手段(203)は、パ
ッケージ(200)を電子装置から抜去開始したことを
検出する。有効性通知手段(204)は、パッケージ挿
入検出手段(202)がパッケージ(200)の挿入完
了を検出してから、パッケージ抜去検出手段(203)
がパッケージ(200)の抜去開始を検出する迄の間、
異常検出手段(201)から送出される異常通知の有効
性を警報監視手段(300)に通知する。
【0027】安定動作状態検出手段(205)は、パッ
ケージ(200)を電子装置に挿入完了した後、内部回
路の動作状態を監視し、内部回路の動作が安定したこと
を検出する。
【0028】有効性通知手段(206)は、パッケージ
挿入検出手段(202)がパッケージ(200)の挿入
完了を検出し、且つ安定動作状態検出手段(205)が
内部回路の動作安定を検出してから、パッケージ抜去検
出手段(203)がパッケージ(200)の抜去開始を
検出する迄の間、異常検出手段(201)から送出され
る異常通知の有効性を警報監視手段(300)に通知す
る。
【0029】なおパッケージ挿入検出手段(202)お
よびパッケージ抜去検出手段(203)は、パッケージ
(200)の取扱者がパッケージ(200)を電子装置
に挿入完了する際と、パッケージ(200)を電子装置
から抜去し始める際とに操作する、イジェクタに連動す
るスイッチにより構成することが考慮される。
【0030】またパッケージ挿入検出手段(202)お
よびパッケージ抜去検出手段(203)は、パッケージ
(200)の取扱者がパッケージ(200)を電子装置
に挿入完了した後に動作させ、且つパッケージ(20
0)を電子装置から抜去するに先立ち復旧させる手動ス
イッチにより構成することが考慮される。
【0031】またパッケージ挿入検出手段(202)お
よびパッケージ抜去検出手段(203)は、前述のスイ
ッチが動作または復旧する際に発生する異常信号を吸収
する手段を前述のスイッチに付加することが考慮され
る。
【0032】またパッケージ挿入検出手段(202)
は、パッケージ(200)を電子装置に挿入した際に、
内部回路に供給される電源電圧を監視し、該電源電圧が
予め定められた安定値に達したことにより、パッケージ
(200)が挿入完了したことを検出することが考慮さ
れる。
【0033】またパッケージ挿入検出手段(202)
は、パッケージ(200)を電子装置に挿入完了する際
に操作するイジェクタに連動する接点で、内部回路で使
用する内部電源を生成する電源部に外部から供給される
電源を供給開始し、該内部電源電圧が予め定められた安
定値に達したことにより、パッケージ(200)が挿入
完了したことを検出することが考慮される。
【0034】また安定動作状態検出手段(205)は、
パッケージ(200)の内部回路の動作状態を監視し、
内部回路の動作が安定したことを検出するプロセッサに
より構成することが考慮される。
【0035】また安定動作状態検出手段(205)は、
外部から供給されるクロック信号を計数し、予め定めら
れた計数値に達した場合に、内部回路の動作が安定した
と見做す計数回路により構成することが考慮される。
【0036】また安定動作状態検出手段(205)は、
パッケージ(200)の電子装置内における挿入位置を
示す識別情報を受信し、識別情報により定まる時間の経
過を監視し、該時間が経過した場合に、内部回路の動作
が安定したと見做す時限回路により構成することが考慮
される。
【0037】従って、本発明によれば、パッケージが確
実に挿入されている期間が識別可能となり、更に本発明
(請求項2)によれば、パッケージが確実に挿入され、
且つ内部回路の動作が安定している期間が識別可能とな
り、前記期間以外に検出される過渡的な異常に起因する
警報の発出を確実に防止可能となり、当該電子装置の信
頼性および保守性が大幅に向上する。
【0038】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による警報発出制御方式
(その一)を示す図であり、図3は本発明の一実施例に
よる警報発出制御方式(その二)を示す図であり、図4
は本発明の一実施例による警報発出制御方式(その三)
を示す図であり、図5は本発明の一実施例による警報発
出制御方式(その四)を示す図である。なお、全図を通
じて同一符号は同一対象物を示す。
【0039】最初に、本発明(請求項1)の実施例を、
本発明(請求項3乃至請求項7)と対応させ乍ら、図3
を用いて説明する。最初に、本発明(請求項3)の実施
例(その一)を、図2(a) を用いて説明する。
【0040】図2(a) においては、図1(a) におけるパ
ッケージ(200)としてパッケージ(1)が示され、
また図1(a) における警報監視手段(300)として警
報監視制御部(3)が示され、また図1(a) における異
常検出手段(201)として警報検出部(12)が示さ
れ、また図1(a) におけるパッケージ挿入検出手段(2
02)、パッケージ抜去検出手段(203)および有効
性通知手段(204)として、挿抜スイッチ(101)
が設けられている。
【0041】挿抜スイッチ(101)は、例えば保守者
等がパッケージ(1)を電子装置に挿入する際に、最後
に操作することにより、パッケージ(1)をコネクタ
(2)に確実に挿入し終わる操作部品〔通称イジェク
タ〕に連動して動作し〔即ち導通状態に設定され〕、ま
たパッケージ(1)を電子装置から抜去する際に、最初
に操作することにより、パッケージ(1)をコネクタ
(2)から抜去する操作部品〔前述のイジェクタ〕に連
動して復旧する〔即ち遮断状態に設定される〕。
【0042】動作した挿抜スイッチ(101)は、低電
圧地気(E)を警報有効信号(RD)としてコネクタ端
子部(13)に送出し、挿入されているコネクタ
(2)、並びに信号線(5)を経由して警報監視制御部
(3)に伝達し、また復旧した挿抜スイッチ(101)
は、それ迄コネクタ端子部(13)に警報有効信号(R
D)として送出していた低電圧地気(E)の送出を停止
する。
【0043】警報監視制御部(3)内の警報処理表示部
(31)は、パッケージ(1)から信号線(5)を経由
して転送される警報有効信号(RD)を受信していない
場合には消勢され、パッケージ(1)から信号線(4)
を経由して転送される警報検出信号(AD)を受信して
も、何等の警報表示処理を実行しないが、パッケージ
(1)から信号線(5)を経由して転送される警報有効
信号(RD)を受信すると付勢され、パッケージ(1)
から信号線(4)を経由して転送される警報検出信号
(AD)を受信すると、所定の警報表示処理を実行し、
警報検出、並びに警報検出信号(AD)の送出元のパッ
ケージ(1)を表示する。
【0044】従って、例えは保守者等がパッケージ
(1)を電子装置に挿入する為に、パッケージ(1)を
電子装置の所定棚の所定溝に沿って徐々に挿入すると、
パッケージ(1)のコネクタ端子部(13)がコネクタ
(2)に接触し始める。
【0045】そこでコネクタ(2)に常時供給されてい
る低電圧(+5V)および低電圧地気(E)が、パッケ
ージ(1)の内部回路(11)に不安定に供給され始
め、内部回路(11)も不安定に初期化および動作開始
を繰返す。
【0046】かかる状態では、内部回路(11)は当然
不安定な状態となり、従って警報検出部(12)が、内
部回路(11)に異常状態を検出すると、警報検出信号
(AD)をコネクタ端子部(13)に不安定に送出し、
不安定に接触するコネクタ(2)および信号線(4)を
経由して警報監視制御部(3)に転送する。
【0047】然し、かかる段階では、パッケージ(1)
に設けられている図示されぬイジェクタは未だ操作され
ていない為、挿抜スイッチ(101)は復旧しており、
警報有効信号(RD)をコネクタ端子部(13)に送出
しない為、コネクタ端子部(13)が幾ら不安定な接触
をコネクタ(2)と繰返しても、警報有効信号(RD)
が警報監視制御部(3)に転送されることは無く、その
結果警報処理表示部(31)は消勢状態にある為、不安
定に転送される警報検出信号(AD)を受信しても警報
表示処理を実行することは無く、警報検出が表示される
ことは無い。
【0048】最後に保守者等が、パッケージ(1)に設
けられている図示されぬイジェクタを操作すると、パッ
ケージ(1)が電子装置に押込まれ、コネクタ端子部
(13)がコネクタ(2)に確実に挿入され、コネクタ
端子部(13)はコネクタ(2)と安定した接触状態を
維持する。
【0049】その結果、内部回路(11)は低電圧(+
5V)および低電圧地気(E)を確実に供給され、安定
して初期化および動作開始を実行し、警報検出部(1
2)も安定して警報検出信号(AD)をコネクタ端子部
(13)に送出しなくなる。
【0050】一方挿抜スイッチ(101)は、操作され
たイジェクタに連動して動作して警報有効信号(RD)
をコネクタ端子部(13)に送出し、コネクタ(2)お
よび信号線(5)を経由して警報監視制御部(3)に転
送する。
【0051】ここで、内部回路(11)は、挿抜スイッ
チ(101)が警報有効信号(RD)を送出開始する迄
には初期化を終了し、正常に動作を開始しているものと
すると、警報検出部(12)は内部回路(11)の動作
に異常を検出せず、従って警報検出信号(AD)をコネ
クタ端子部(13)に送出してはいない。
【0052】警報監視制御部(3)においては、警報処
理表示部(31)がパッケージ(1)から転送される警
報有効信号(RD)を受信すると付勢され、以後パッケ
ージ(1)から警報検出信号(AD)が転送された場合
には、所定の警報処理を実行するが、目下の所、パッケ
ージ(1)からは警報検出信号(AD)が転送されてい
ない為、所定の警報処理を実行することは無い。
【0053】次に、例えば保守者等が、電子装置に挿入
されているパッケージ(1)を抜去する場合には、最初
にパッケージ(1)に設けられている図示されぬイジェ
クタを操作すると、コネクタ端子部(13)がコネクタ
(2)から抜去されると共に、連動する挿抜スイッチ
(101)が復旧する。
【0054】コネクタ端子部(13)がコネクタ(2)
から抜去される過程で、低電圧(+5V)および低電圧
地気(E)は不安定に内部回路(11)に供給されなく
なり、その結果、内部回路(11)は不安定な状態とな
り、異常状態を発生する可能性もあり、警報検出部(1
2)も、内部回路(11)の異常状態を検出すると、警
報検出信号(AD)をコネクタ端子部(13)に送出す
るが、復旧した挿抜スイッチ(101)は、送出してい
た警報有効信号(RD)を送出停止する為、警報監視制
御部(3)の警報処理表示部(31)も消勢され、警報
処理も実行不可能となる。
【0055】保守者等は、イジェクタを操作し終わった
後、パッケージ(1)を電子装置の所定棚の所定溝から
徐々に抜去し、パッケージ(1)の抜去操作を終了す
る。以上の説明から明らかな如く、図2(a) に示される
本発明(請求項3)の実施例によれば、パッケージ
(1)を電子装置に挿入する最終段階で操作され、また
パッケージ(1)を電子装置から抜去する最初の段階で
操作されるイジェクタに連動する挿抜スイッチ(10
1)が動作中に、コネクタ端子部(13)に送出される
警報有効信号(RD)を利用して、警報監視制御部
(3)の警報処理表示部(31)を付勢することによ
り、パッケージ(1)の挿抜過程で、内部回路(11)
に発生する可能性のある異常状態に起因する、警報監視
制御部(3)の警報処理表示部(31)における警報処
理および表示が実行される可能性が大幅に低下すること
となり、特にパッケージ(1)を挿入した場合に、内部
回路(11)が実行する初期化処理が比較的単純なパッ
ケージ(1)に適合した警報発出制御方式が実現可能と
なる。
【0056】なお、図2はあく迄本発明(請求項1)の
一実施例に過ぎず、例えば挿抜スイッチ(101)はイ
ジェクタに連動するものに限定されることは無く、イジ
ェクタとは独立に動作する手動スイッチを挿抜スイッチ
(101)の代わりにパッケージ(1)に設け、例えば
保守者等が、パッケージ(1)を電子装置に確実に挿入
し終わった後に、頃合を見計らって手動スイッチを動作
させ〔即ち導通状態に設定し〕、またパッケージ(1)
を電子装置から抜去するに先立ち、手動スイッチを復旧
させた後〔即ち遮断状態に設定した後〕、頃合を見計ら
ってパッケージ(1)を電子装置から抜去する〔請求項
4〕等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合に
も本発明の効果は変わらない。
【0057】次に、本発明(請求項3)の実施例(その
二)を、図2(b) を用いて説明する。なお図2(b) 以降
においては、パッケージ(1)内の警報有効信号(R
D)の生成に関連する部分のみが異なり、パッケージ
(1)内のその他の部分〔即ち内部回路(11)および
警報検出部(12)に関連する部分〕、コネクタ
(2)、信号線(4)および(5)、並びに警報監視制
御部(3)は同一である為、警報有効信号(RD)の生
成に関連する部分のみを図示し、その他の部分は省略さ
れている。
【0058】図2(b) においては、図2(a) に示される
挿抜スイッチ(101)に直列に、抵抗(102)を挿
入した点が、図2(a) と異なる。抵抗(102)は、挿
抜スイッチ(101)に流れる電流の制限の役割を果た
すと共に、挿抜スイッチ(101)の動作および復旧に
伴い、挿抜スイッチ(101)に発生する機械的振動
〔所謂チャッタリング〕、並びに警報有効信号(RD)
の転送経路に発生する電気的過渡現象を減衰させる役割
も果たす。
【0059】但し、抵抗(102)の挿入により、コネ
クタ端子部(13)に送出される警報有効信号(RD)
は、完全に低電圧地気(E)とはならず、警報監視制御
部(3)内に設けられているプルアップ抵抗(33)と
抵抗(102)とで、低電圧(+5V)を分圧した電圧
値となる為、警報処理表示部(31)の警報有効信号
(RD)に許容する電圧範囲内に収まる如く、抵抗(1
02)の抵抗値を設定する必要がある。
【0060】その他の動作は、総て図2(a) と変わらな
いので、説明を省略する。次に、本発明(請求項5)の
実施例(その一)を、図2(c) を用いて説明する。
【0061】図2(c) においては、図2(a) に示される
挿抜スイッチ(101)に直列に、フィルタ(103)
を挿入した点が、図2(a) と異なる。フィルタ(10
3)は、挿抜スイッチ(101)の動作および復旧に伴
い、警報有効信号(RD)に重畳される電気的・機械的
過渡現象を減衰させ、警報処理表示部(31)の誤動作
を防止する役割も果たす。
【0062】なお図2(c) に示されるフィルタ(10
3)は、抵抗(104)およびコンデンサ(105)か
ら構成されるが、他に能動フィルタ、受動フィルタ等、
種々の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効
果は変わらない。
【0063】その他の動作は、総て図2(a) と変わらな
いので、説明を省略する。次に、本発明(請求項5)の
実施例(その二)を、図3(a) を用いて説明する。
【0064】図3(a) においては、図1におけるパッケ
ージ挿入検出手段(202)およびパッケージ抜去検出
手段(203)として、切替接点型の挿抜スイッチ(1
01)およびセット・リセット型のフリップフロップ
(FF)(106)が使用され、更に図1(a) における
有効性通知手段(204)としてバッファ回路(10
9)が使用されている。
【0065】図示されぬパッケージ(1)が電子装置か
ら抜去されている状態では、挿抜スイッチ(101)は
復旧状態〔即ち図3(a) に示される状態〕にあるが、パ
ッケージ(1)が電子装置に挿入され、イジェクタが操
作されると、パッケージ(1)のコネクタ端子部(1
3)がコネクタ(2)に確実に挿入されると共に、イジ
ェクタに連動する挿抜スイッチ(101)が動作する
〔即ち図3(a) から切替わった状態に設定される〕。
【0066】かかる状態では、フリップフロップ(F
F)(106)のリセット端子(R)には、外部から供
給開始された低電圧地気(E)が入力され、またセット
端子(S)には、外部から供給開始された低電圧(+5
V)が抵抗(107)を経由して入力される為、フリッ
プフロップ(FF)(106)はリセット状態に設定さ
れ、反転出力端子(QN )には低電圧地気(E)が、警
報有効信号(RD)として出力される。
【0067】警報有効信号(RD)は、バッファ回路
(109)を介してコネクタ端子部(13)に送出され
る。次に、例えば保守者等がパッケージ(1)を電子装
置から抜去する場合に、先ず図示されぬイジェクタを操
作すると、前述の如く、コネクタ端子部(13)がコネ
クタ(2)から抜去されると共に、イジェクタに連動す
る挿抜スイッチ(101)が復旧するが〔即ち図3(a)
に示される状態に復帰するが〕、ここでコネクタ端子部
(13)がコネクタ(2)から抜去され、低電圧(+5
V)および低電圧地気(E)が安定してフリップフロッ
プ(FF)(106)等に供給されなくなる直前に、挿
抜スイッチ(101)が復旧状態に設定されるものと仮
定すると、フリップフロップ(FF)(106)のセッ
ト端子(S)には低電圧地気(E)が入力され、またリ
セット端子(R)には低電圧(+5V)が抵抗(10
8)を経由して入力される為、フリップフロップ(F
F)(106)はセット状態に設定され、反転出力端子
(QN )には低電圧(+5V)が出力され、出力中の警
報有効信号(RD)が出力されなくなる。
【0068】但し、コネクタ端子部(13)がコネクタ
(2)から抜去されると、パッケージ(1)に対する低
電圧(+5V)および低電圧地気(E)の供給も、パッ
ケージ(1)からコネクタ端子部(13)に出力される
可能性のある警報検出信号(AD)および警報有効信号
(RD)も完全に遮断される。
【0069】以上の説明から明らかな如く、図3(a) に
示される本発明(請求項5)の実施例(その二)によれ
ば、挿抜スイッチ(101)をフリップフロップ(F
F)(106)に入力することにより、警報有効信号
(RD)がフリップフロップ(FF)(106)により
出力および出力停止を切替えられる為、機械的な挿抜ス
イッチ(101)に比して機械的な過渡現象は除去され
る。
【0070】次に、本発明(請求項5)の実施例(その
三)を、図3(b) を用いて説明する。図3(b) において
は、図1(a) におけるパッケージ挿入検出手段(20
2)、パッケージ抜去検出手段(203)および有効性
通知手段(204)として、挿抜スイッチ(101)、
ホトカプラ(112)および抵抗(113)が使用され
ている。
【0071】なおパッケージ(1)は、電子装置に挿入
されると、外部からコネクタ(2)を介して主電圧(−
48V)および主電圧地気(G)を供給されるものとす
る。挿抜スイッチ(101)、ホトカプラ(112)の
発光ダイオード部(112 D )および抵抗(113)
は、主電圧(−48V)および主電圧地気(G)に直列
に接続されている。
【0072】図3(b) において、パッケージ(1)が電
子装置に挿入され、最後にイジェクタが操作されると、
パッケージ(1)のコネクタ端子部(13)がコネクタ
(2)に確実に挿入され、主電圧(−48V)および主
電圧地気(G)がパッケージ(1)に供給されると共
に、イジェクタに連動する挿抜スイッチ(101)が動
作する。
【0073】その結果、ホトカプラ(112)の発光ダ
イオード部(112D )には、主電圧(−48V)およ
び主電圧地気(G)が、導通状態に設定された挿抜スイ
ッチ(101)を介して印加されて発光し、光トランジ
スタ部(112Q )を導通状態に設定され、内部回路
(11)内で生成される低電圧地気(E)が警報有効信
号(RD)として、導通状態に設定された光トランジス
タ部(112Q )を介して出力される。
【0074】次に、電子装置に挿入されているパッケー
ジ(1)が抜去される場合に、最初にパッケージ(1)
に設けられている図示されぬイジェクタが操作される
と、コネクタ端子部(13)がコネクタ(2)から抜去
されると共に、連動する挿抜スイッチ(101)が復旧
する。
【0075】挿抜スイッチ(101)が復旧し、またコ
ネクタ端子部(13)がコネクタ(2)から抜去される
ことにより、主電圧(−48V)および主電圧地気
(G)が発光ダイオード部(112D )に印加されなく
なり、その結果光トランジスタ部(112Q )も遮断状
態となり、警報有効信号(RD)を出力しなくなるが、
コネクタ端子部(13)がコネクタ(2)から抜去され
ることにより、パッケージ(1)からコネクタ端子部
(13)に出力される可能性のある警報検出信号(A
D)および警報有効信号(RD)も、信号線(4)およ
び(5)に送出されることは無くなる。
【0076】以上の説明から明らかな如く、図3(b) に
示される本発明(請求項5)の実施例(その三)によれ
ば、挿抜スイッチ(101)をホトカプラ(112)に
入力することにより、警報有効信号(RD)がホトカプ
ラ(112)により出力および出力停止を切替えられる
為、機械的な挿抜スイッチ(101)に比して機械的な
過渡現象は除去される。
【0077】次に、本発明(請求項6)の一実施例を、
図3(c) を用いて説明する。図3(c) においては、図1
(a) におけるパッケージ挿入検出手段(202)および
パッケージ抜去検出手段(203)として低電圧検出部
(111)が使用され、また図1(a) における有効性通
知手段(204)としてバッファ回路(109)が使用
されている。
【0078】低電圧検出部(111)は、パッケージ
(1)が電子装置に挿入された場合に、外部からコネク
タ(2)を介して供給される低電圧(+5V)および低
電圧地気(E)を監視し、安定した規定値の低電圧(+
5V)および低電圧地気(E)が供給されることを検出
すると、警報有効信号(RD)を出力し、バッファ回路
(109)に入力する。
【0079】バッファ回路(109)は、低電圧検出部
(111)から入力される警報有効信号(RD)を出力
する。またパッケージ(1)が電子装置から抜去される
場合には、低電圧検出部(111)は、外部からコネク
タ(2)を介して供給される低電圧(+5V)および低
電圧地気(E)が供給停止されたことにより、一切の機
能を失い、警報有効信号(RD)も出力停止するが、コ
ネクタ端子部(13)がコネクタ(2)から抜去される
ことにより、パッケージ(1)からコネクタ端子部(1
3)に出力される可能性のある警報検出信号(AD)お
よび警報有効信号(RD)も、信号線(4)および
(5)に送出されることは無くなる。
【0080】以上の説明から明らかな如く、図3(c) に
示される本発明(請求項6)の実施例によれば、低電圧
検出部(111)が外部からパッケージ(1)に対する
低電圧(+5V)および低電圧地気(E)の供給状況を
監視し、パッケージ(1)の挿抜を確認することとな
り、内部回路(11)の初期化および動作安定に余り時
間を要しない、単純な内部回路(11)に対して好適な
警報発出制御方式が実現可能となる。
【0081】次に、本発明(請求項7)の実施例(その
一)を、図3(d) を用いて説明する。図3(d) において
は、図1(a) におけるパッケージ挿入検出手段(20
2)およびパッケージ抜去検出手段(203)として挿
抜スイッチ(101)および電源部(110)が使用さ
れ、また図1(a) における有効性通知手段(204)と
してバッファ回路(109)が使用されている。
【0082】電源部(110)は、パッケージ(1)が
電子装置に挿入された場合に、外部から主電圧(−48
V)および主電圧地気(G)をコネクタ(2)を介して
供給されると、パッケージ(1)内の内部回路(11)
〔図2(a) 参照〕が使用する低電圧(+5V)および低
電圧地気(E)を生成するものである。
【0083】電源部(110)が生成する低電圧(+5
V)および低電圧地気(E)は、バッファ回路(10
9)にも供給される。バッファ回路(109)は、電源
部(110)から規定値の低電圧(+5V)および低電
圧地気(E)が生成されたことを確認すると、低電圧地
気(E)を警報有効信号(RD)として出力する。
【0084】またパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、電源部(110)は、外部からコネク
タ(2)を介して供給される主電圧(−48V)および
主電圧地気(G)が供給停止されたことにより、一切の
機能を失い、低電圧(+5V)および低電圧地気(E)
も出力停止するが、コネクタ端子部(13)がコネクタ
(2)から抜去されることにより、パッケージ(1)か
らコネクタ端子部(13)に出力される可能性のある警
報検出信号(AD)および警報有効信号(RD)も、信
号線(4)および(5)に送出されることは無くなる。
以上の説明から明らかな如く、図3(d) に示される本発
明(請求項7)の実施例(その一)によれば、パッケー
ジ(1)に外部から主電圧(−48V)および主電圧地
気(G)を供給されて低電圧(+5V)および低電圧地
気(E)を生成する電源部(110)が設けられていた
場合に、低電圧(+5V)および低電圧地気(E)の出
力状況により、パッケージ(1)の挿抜を確認すること
となり、内部回路(11)の初期化および動作安定に余
り時間を要しない、単純な内部回路(11)に対して好
適な警報発出制御方式が実現可能となる。
【0085】次に、本発明(請求項7)の実施例(その
二)を、図3(e) を用いて説明する。図3(e) において
は、図1(a) におけるパッケージ挿入検出手段(20
2)およびパッケージ抜去検出手段(203)として挿
抜スイッチ(101)、電源部(110)および低電圧
検出部(111)が使用され、また図1(a) における有
効性通知手段(204)としてバッファ回路(109)
が使用されている。
【0086】図3(e) において、挿抜スイッチ(10
1)および電源部(110)は、図3(d) におけると同
様に、パッケージ(1)が電子装置に挿入された場合
に、外部から主電圧(−48V)および主電圧地気
(G)を供給されると、低電圧(+5V)および低電圧
地気(E)を生成し、またパッケージ(1)が電子装置
から抜去された場合に、低電圧(+5V)および低電圧
地気(E)の生成を停止する。
【0087】電源部(110)が生成する低電圧(+5
V)および低電圧地気(E)は、低電圧検出部(11
1)にも供給される。低電圧検出部(111)は、図3
(c) におけると同様に、電源部(110)から供給され
る低電圧(+5V)および低電圧地気(E)を監視し、
監視結果に基づき警報有効信号(RD)を、バッファ回
路(109)を介して出力する。
【0088】以上の説明から明らかな如く、図3(e) に
示される本発明(請求項7)の実施例(その二)によれ
ば、パッケージ(1)に外部から主電圧(−48V)お
よび主電圧地気(G)を供給されて低電圧(+5V)お
よび低電圧地気(E)を生成する電源部(110)が設
けられていた場合に、低電圧検出部(111)が低電圧
(+5V)および低電圧地気(E)の出力状況により、
パッケージ(1)の挿抜を確認することとなり、内部回
路(11)の初期化および動作安定に余り時間を要しな
い、単純な内部回路(11)に対して好適な警報発出制
御方式が実現可能となる。
【0089】次に、本発明(請求項2)の実施例を、本
発明(請求項8乃至請求項10)と対応させ乍ら、図4
および図5を用いて説明する。なお図4および図5に示
される各実施例においては、図1(b) におけるパッケー
ジ挿入検出手段(202)およびパッケージ抜去検出手
段(203)として、図3(a) に示されると同様に、切
替接点型の挿抜スイッチ(101)およびフリップフロ
ップ(FF)(106)により構成されるものを採用す
る。
【0090】最初に、本発明(請求項8)の実施例(そ
の一)を、図4(a) を用いて説明する。図4(a) におい
ては、図1(b) における安定動作状態検出手段(20
5)としてプロセッサ(CPU)(10B)が使用さ
れ、更に図1(b) における有効性通知手段(206)と
して、論理積回路(AND)(10A)およびバッファ
回路(109)が使用されている。
【0091】図4(a) において、挿抜スイッチ(10
1)およびフリップフロップ(FF)(106)は、図
3(a) におけると同様に動作し、パッケージ(1)の電
子装置に対する挿抜を確認する。
【0092】またパッケージ(1)が電子装置に挿入さ
れると、低電圧(+5V)および低電圧地気(E)がパ
ッケージ(1)に供給開始され、内部回路(11)〔図
2(a) 参照〕の初期化が実行された後、内部回路(1
1)が動作を開始し、次第に安定した動作に移行する。
【0093】一方プロセッサ(CPU)(10B)は、
内部回路(11)の動作状態を監視し、初期化が完了
し、動作が安定したことを検出すると、自プロセッサ
(CPU)(10B)の一出力端子から、初期化完了・
動作安定検出信号(OK)を出力する。
【0094】フリップフロップ(FF)(106)から
出力される警報有効信号(RD)と、プロセッサ(CP
U)(10B)から出力される初期化完了・動作安定検
出信号(OK)とは、論理積回路(AND)(10A)
に入力される。
【0095】論理積回路(AND)(10A)は、フリ
ップフロップ(FF)(106)から警報有効信号(R
D)が入力され、且つプロセッサ(CPU)(10B)
から初期化完了・動作安定検出信号(OK)が入力され
た場合に、警報有効信号(RD)を出力端子から出力し
てバッファ回路(109)に入力し、また警報有効信号
(RD)および初期化完了・動作安定検出信号(OK)
の何れかが入力停止されると、直ちに警報有効信号(R
D)の出力を停止する。
【0096】なおパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、プロセッサ(CPU)(10B)は低
電圧(+5V)および低電圧地気(E)を供給停止され
る為、初期化完了・動作安定検出信号(OK)の出力を
停止するが、フリップフロップ(FF)(106)から
の警報有効信号(RD)もパッケージ(1)の抜去が確
認されると出力停止している為、論理積回路(AND)
(10A)から出力される警報有効信号(RD)は、フ
リップフロップ(FF)(106)からの警報有効信号
(RD)の出力停止、またはプロセッサ(CPU)(1
0B)からの初期化完了・動作安定検出信号(OK)の
出力停止と同時に、出力停止される。
【0097】更にパッケージ(1)がコネクタ(2)か
ら抜去された後は、警報検出信号(AD)および警報有
効信号(RD)が信号線(4)および(5)に送出され
ることはない。
【0098】以上の説明から明らかな如く、図4(a) に
示される本発明(請求項8)の実施例(その一)によれ
ば、挿抜スイッチ(101)およびフリップフロップ
(FF)(106)が、図3(a) におけると同様に、パ
ッケージ(1)の挿抜を確認すると共に、プロセッサ
(CPU)(10B)が内部回路(11)の初期化完了
および動作安定化を確認した後に、警報有効信号(R
D)を警報監視制御部(3)に転送する為、特に初期化
処理および安定動作に達する迄に長時間を要する内部回
路(11)を内蔵するパッケージ(1)に好適の警報発
出制御方式が実現可能となる。
【0099】次に、本発明(請求項8)の実施例(その
二)を、図4(b) を用いて説明する。図4(b) に示され
るプロセッサ(CPU)(10B)が、図4(a) に示さ
れるプロセッサ(CPU)(10B)と異なる点は、図
4(a) に示されるプロセッサ(CPU)(10B)がパ
ッケージ(1)を電子装置に挿入し、低電圧(+5V)
および低電圧地気(E)を供給されると起動し、内部回
路(11)の初期化完了および動作安定検出監視処理を
開始するのに対し、図4(b) に示されるプロセッサ(C
PU)(10B)は、フリップフロップ(FF)(10
6)から出力される警報有効信号(RD)を受信すると
起動され、図4(a) におけると同様の、内部回路(1
1)の初期化完了および動作安定検出監視処理を開始す
ることのみであり、その他は総て図4(a) におけるプロ
セッサ(CPU)(10B)と同様である。
【0100】論理積回路(AND)(10A)は、図4
(a) におけると同様に、フリップフロップ(FF)(1
06)から警報有効信号(RD)が入力され、且つプロ
セッサ(CPU)(10B)から初期化完了・動作安定
検出信号(OK)が入力された場合に、警報有効信号
(RD)を出力端子から出力してバッファ回路(10
9)に入力し、また警報有効信号(RD)および初期化
完了・動作安定検出信号(OK)の何れかが入力停止さ
れると、直ちに警報有効信号(RD)の出力を停止す
る。
【0101】なおパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、プロセッサ(CPU)(10B)は低
電圧(+5V)および低電圧地気(E)を供給停止され
る為、初期化完了・動作安定検出信号(OK)の出力を
停止するが、フリップフロップ(FF)(106)から
の警報有効信号(RD)もパッケージ(1)の抜去が確
認されると出力停止している為、論理積回路(AND)
(10A)から出力される警報有効信号(RD)は、フ
リップフロップ(FF)(106)からの警報有効信号
(RD)の出力停止、またはプロセッサ(CPU)(1
0B)からの初期化完了・動作安定検出信号(OK)の
出力停止と同時に、出力停止される。
【0102】更にパッケージ(1)がコネクタ(2)か
ら抜去された後は、警報検出信号(AD)および警報有
効信号(RD)が信号線(4)および(5)に送出され
ることはない。
【0103】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項8)の実施例(その二)によれば、プロセッサ(C
PU)(10B)は、パッケージ(1)の挿抜が確認さ
れた上で、内部回路(11)の初期化完了および動作安
定検出監視処理を実行する為、信頼性の高い初期化完了
・動作安定検出信号(OK)を出力することとなる。
【0104】次に、本発明(請求項8)の実施例(その
三)を、図4(c) を用いて説明する。図4(c) が図4
(a) と異なる点は、図4(a) においては、初期化完了・
動作安定検出信号(OK)がプロセッサ(CPU)(1
0B)の一出力端子から直接出力されたのに対し、図4
(c) においては、プロセッサ(CPU)(10B)が内
部回路(11)等にアドレス、データおよび各種制御信
号を転送しているプロセッサバス(10C)に初期化完
了・動作安定検出信号(OK)を出力し、新たに設けら
れたレジスタ(REG)(10D)が、プロセッサ(C
PU)(10B)からプロセッサバス(10C)に出力
された初期化完了・動作安定検出信号(OK)を受信・
蓄積し、論理積回路(AND)(10A)に入力してい
ることのみであり、その他は総て図4(a) におけると同
様である。
【0105】論理積回路(AND)(10A)は、図4
(a) におけると同様に、フリップフロップ(FF)(1
06)から警報有効信号(RD)が入力され、且つレジ
スタ(REG)(10D)に初期化完了・動作安定検出
信号(OK)が蓄積された場合に、警報有効信号(R
D)を出力端子から出力してバッファ回路(109)に
入力し、また警報有効信号(RD)および初期化完了・
動作安定検出信号(OK)の何れかが入力停止される
と、直ちに警報有効信号(RD)の出力を停止する。
【0106】なおパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、レジスタ(REG)(10D)は低電
圧(+5V)および低電圧地気(E)を供給停止される
為、初期化完了・動作安定検出信号(OK)の蓄積を停
止するが、フリップフロップ(FF)(106)からの
警報有効信号(RD)もパッケージ(1)の抜去が確認
されると出力停止している為、論理積回路(AND)
(10A)から出力される警報有効信号(RD)は、フ
リップフロップ(FF)(106)からの警報有効信号
(RD)の出力停止、またはレジスタ(REG)(10
D)における初期化完了・動作安定検出信号(OK)の
蓄積停止と同時に、出力停止される。
【0107】更にパッケージ(1)がコネクタ(2)か
ら抜去された後は、警報検出信号(AD)および警報有
効信号(RD)が信号線(4)および(5)に送出され
ることはない。
【0108】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項8)の実施例(その三)によれば、プロセッサ(C
PU)(10B)は、初期化完了・動作安定検出信号
(OK)を、内部回路(11)等にデータを転送すると
同様に、プロセッサバス(10C)に出力することとな
り、図4(a) に示される如く、初期化完了・動作安定検
出信号(OK)の出力の為に専用の出力端子を一つ設け
る必要が無くなる。
【0109】次に本発明(請求項9)の一実施例を、図
5(a) を用いて説明する。図5(a) においては、安定動
作状態検出手段(205)として、計数部(CNT)
(10E)が設けられている。
【0110】計数部(CNT)(10E)は、パッケー
ジ(1)が電子装置に挿入された場合に、外部からコネ
クタ(2)を経由して供給されるクロック信号(CL
K)を計数し、内部回路(11)が初期化を完了し、安
定動作を開始するに要する時間を考慮して定められたク
ロック周期数を計数し終わると、初期化完了・動作安定
検出信号(OK)を出力し、論理積回路(AND)(1
0A)に入力する。
【0111】論理積回路(AND)(10A)は、前述
と同様に、フリップフロップ(FF)(106)から警
報有効信号(RD)が入力され、且つ計数部(CNT)
(10E)から初期化完了・動作安定検出信号(OK)
が入力された場合に、警報有効信号(RD)を出力端子
から出力してバッファ回路(109)に入力し、また警
報有効信号(RD)および初期化完了・動作安定検出信
号(OK)の何れかが入力停止されると、直ちに警報有
効信号(RD)の出力を停止する。
【0112】なおパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、計数部(CNT)(10E)は低電圧
(+5V)および低電圧地気(E)を供給停止される
為、初期化完了・動作安定検出信号(OK)の出力を停
止するが、フリップフロップ(FF)(106)からの
警報有効信号(RD)もパッケージ(1)の抜去が確認
されると出力停止している為、論理積回路(AND)
(10A)から出力される警報有効信号(RD)は、フ
リップフロップ(FF)(106)からの警報有効信号
(RD)の出力停止、または計数部(CNT)(10
E)からの初期化完了・動作安定検出信号(OK)の出
力停止と同時に、出力停止される。
【0113】更にパッケージ(1)がコネクタ(2)か
ら抜去された後は、警報検出信号(AD)および警報有
効信号(RD)が信号線(4)および(5)に送出され
ることはない。
【0114】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項9)の一実施例によれば、専用に設けられた計数部
(CNT)(10E)が、自パッケージ(1)の内部回
路(11)の初期化終了および動作安定化に充分な時間
が経過した後に、初期化完了・動作安定検出信号(O
K)を出力する為、初期化完了・動作安定検出信号(O
K)の出力の為に、内部回路(11)内で汎用されるプ
ロセッサ(CPU)(10B)の処理能力が圧迫される
恐れが無くなる。
【0115】次に本発明(請求項10)の一実施例を、
図5(b) を用いて説明する。図5(b) においては、安定
動作状態検出手段(205)として、時限発生部(TM
G)(10F)が設けられている。
【0116】時限発生部(TMG)(10F)は、パッ
ケージ(1)が電子装置に挿入された場合に、挿入され
た装置の種別〔例えば現用系装置および予備系装置の何
れか等〕を識別する識別信号(LOC)を、外部からコ
ネクタ(2)を介して入力され、入力された識別信号
(LOC)に対応した種別のタイミング時間を計時開始
し、所定のタイミング時間を計時すると、初期化完了・
動作安定検出信号(OK)を出力し、論理積回路(AN
D)(10A)に入力する。
【0117】論理積回路(AND)(10A)は、前述
と同様に、フリップフロップ(FF)(106)から警
報有効信号(RD)が入力され、且つ時限発生部(TM
G)(10F)から初期化完了・動作安定検出信号(O
K)が入力された場合に、警報有効信号(RD)を出力
端子から出力してバッファ回路(109)に入力し、ま
た警報有効信号(RD)および初期化完了・動作安定検
出信号(OK)の何れかが入力停止されると、直ちに警
報有効信号(RD)の出力を停止する。
【0118】なおパッケージ(1)が電子装置から抜去
される場合には、時限発生部(TMG)(10F)は低
電圧(+5V)および低電圧地気(E)を供給停止され
る為、初期化完了・動作安定検出信号(OK)の出力を
停止するが、フリップフロップ(FF)(106)から
の警報有効信号(RD)もパッケージ(1)の抜去が確
認されると出力停止している為、論理積回路(AND)
(10A)から出力される警報有効信号(RD)は、フ
リップフロップ(FF)(106)からの警報有効信号
(RD)の出力停止、または時限発生部(TMG)(1
0F)からの初期化完了・動作安定検出信号(OK)の
出力停止と同時に、出力停止される。
【0119】更にパッケージ(1)がコネクタ(2)か
ら抜去された後は、警報検出信号(AD)および警報有
効信号(RD)が信号線(4)および(5)に送出され
ることはない。
【0120】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項10)の実施例によれば、パッケージ(1)が挿入
される装置の種別〔例えば現用系装置および予備系装置
の何れか等〕に応じて初期化終了並びに安定動作を開始
する迄の時間が異なる場合に、各装置に適合した警報有
効信号(RD)を出力することが可能となる。
【0121】なお、図2乃至図5はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば本発明(請求項2)の実施例にお
けるパッケージ挿入検出手段(202)およびパッケー
ジ抜去検出手段(203)は、図4および図5に示され
る如く、図3(a) に示されるものに限定されることは無
く、図2および図3に示される如く、他に幾多の変形が
考慮されるが、何れのパッケージ挿入検出手段(20
2)およびパッケージ抜去検出手段(203)と組合わ
せた場合にも本発明の効果は変わらない。更に、本発明
の対象となるパッケージ(1)は、図示されるものに限
定されぬことは言う迄も無い。
【0122】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記電子装置に
おいて、パッケージが確実に挿入されている期間が識別
可能となり、更に本発明(請求項2)によれば、パッケ
ージが確実に挿入され、且つ内部回路の動作が安定して
いる期間が識別可能となり、前記期間以外に検出される
過渡的な異常に起因する警報の発出を確実に防止可能と
なり、当該電子装置の信頼性および保守性が大幅に向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図で、同図(a) は本発明
(請求項1)の原理を示し、同図(b) は本発明(請求項
2)の原理を示す
【図2】 本発明の一実施例による警報発出制御方式
(その一)を示す図
【図3】 本発明の一実施例による警報発出制御方式
(その二)を示す図
【図4】 本発明の一実施例による警報発出制御方式
(その三)を示す図
【図5】 本発明の一実施例による警報発出制御方式
(その四)を示す図
【図6】 従来ある警報発出制御方式の一例を示す図
【符号の説明】
1、200 パッケージ 2 コネクタ 3 警報監視制御部 4、5 信号線 11 内部回路 12 警報検出部 13 コネクタ端子部 31 警報処理表示部 32 タイマ部 33、102、104、107、108、113 抵抗 101 挿抜スイッチ 103 フィルタ 105 コンデンサ 106 フリップフロップ(FF) 109 バッファ回路 10A 論理積回路(AND) 10B プロセッサ(CPU) 10C プロセッサバス 10D レジスタ(REG) 10E 計数部(CNT) 10F 時限発生部(TMG) 110 電源部 111 低電圧検出部 112 ホトカプラ 112D 発光ダイオード部 112Q 光トランジスタ部 201 異常検出手段 202 パッケージ挿入検出手段 203 パッケージ抜去検出手段 204、206 有効性通知手段 205 安定動作状態検出手段 300 警報監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 有 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路の動作状態を監視し、前記動作
    状態に異常を検出した場合に、外部に設けられた警報監
    視手段(300)に異常検出を通知する異常検出手段
    (201)を具備し、且つ活線挿抜を行うパッケージ
    (200)から構成される電子装置において、 前記パッケージ(200)に、前記パッケージ(20
    0)を前記電子装置に挿入完了したことを検出するパッ
    ケージ挿入検出手段(202)と、 前記パッケージ(200)を前記電子装置から抜去開始
    したことを検出するパッケージ抜去検出手段(203)
    と、 前記パッケージ挿入検出手段(202)が前記パッケー
    ジ(200)の挿入完了を検出してから、前記パッケー
    ジ抜去検出手段(203)が前記パッケージ(200)
    の抜去開始を検出する迄の間、前記異常検出手段(20
    1)から送出される異常通知の有効性を前記警報監視手
    段(300)に通知する有効性通知手段(204)とを
    設けることを特徴とする警報発出制御方式。
  2. 【請求項2】 内部回路の動作状態を監視し、前記動作
    状態に異常を検出した場合に、外部に設けられた警報監
    視手段(300)に異常検出を通知する異常検出手段
    (201)を具備し、且つ活線挿抜を行うパッケージ
    (200)から構成される電子装置において、 前記パッケージ(200)に、前記パッケージ(20
    0)を前記電子装置に挿入完了したことを検出するパッ
    ケージ挿入検出手段(202)と、 前記パッケージ(200)を前記電子装置から抜去開始
    したことを検出するパッケージ抜去検出手段(203)
    と、 前記パッケージ(200)を前記電子装置に挿入完了し
    た後、前記内部回路の動作状態を監視し、前記内部回路
    の動作が安定したことを検出する安定動作状態検出手段
    (205)と、 前記パッケージ挿入検出手段(202)が前記パッケー
    ジ(200)の挿入完了を検出し、且つ前記安定動作状
    態検出手段(205)が前記内部回路の動作安定を検出
    してから、前記パッケージ抜去検出手段(203)が前
    記パッケージ(200)の抜去開始を検出する迄の間、
    前記異常検出手段(201)から送出される異常通知の
    有効性を前記警報監視手段(300)に通知する有効性
    通知手段(206)とを設けることを特徴とする警報発
    出制御方式。
  3. 【請求項3】 前記パッケージ挿入検出手段(202)
    および前記パッケージ抜去検出手段(203)は、前記
    パッケージ(200)の取扱者が前記パッケージ(20
    0)を前記電子装置に挿入完了する際と、前記パッケー
    ジ(200)を前記電子装置から抜去し始める際とに操
    作する、イジェクタに連動するスイッチにより構成する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の警報発
    出制御方式。
  4. 【請求項4】 前記パッケージ挿入検出手段(202)
    および前記パッケージ抜去検出手段(203)は、前記
    パッケージ(200)の取扱者が前記パッケージ(20
    0)を前記電子装置に挿入完了した後に動作させ、且つ
    前記パッケージ(200)を前記電子装置から抜去する
    に先立ち復旧させる手動スイッチにより構成することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の警報発出制御
    方式。
  5. 【請求項5】 前記パッケージ挿入検出手段(202)
    および前記パッケージ抜去検出手段(203)は、前記
    スイッチが動作または復旧する際に発生する異常信号を
    吸収する手段を前記スイッチに付加することを特徴とす
    る請求項3または請求項4記載の警報発出制御方式。
  6. 【請求項6】 前記パッケージ挿入検出手段(202)
    は、前記パッケージ(200)を前記電子装置に挿入し
    た際に、前記内部回路に供給される電源電圧を監視し、
    該電源電圧が予め定められた安定値に達したことによ
    り、前記パッケージ(200)が挿入完了したことを検
    出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    警報発出制御方式。
  7. 【請求項7】 前記パッケージ挿入検出手段(202)
    は、前記パッケージ(200)を前記電子装置に挿入完
    了する際に操作するイジェクタに連動するスイッチで、
    前記内部回路で使用する内部電源を生成する電源部に外
    部から供給される電源を供給開始し、該内部電源電圧が
    予め定められた安定値に達したことにより、前記パッケ
    ージ(200)が挿入完了したことを検出することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の警報発出制御方
    式。
  8. 【請求項8】 前記安定動作状態検出手段(205)
    は、前記パッケージ(200)の内部回路の動作状態を
    監視し、前記内部回路の動作が安定したことを検出する
    プロセッサにより構成することを特徴とする請求項2記
    載の警報発出制御方式。
  9. 【請求項9】 前記安定動作状態検出手段(205)
    は、外部から供給されるクロック信号を計数し、予め定
    められた計数値に達した場合に、前記内部回路の動作が
    安定したと見做す計数回路により構成することを特徴と
    する請求項2記載の警報発出制御方式。
  10. 【請求項10】 前記安定動作状態検出手段(205)
    は、前記パッケージ(200)の前記電子装置内におけ
    る挿入位置を示す識別情報を受信し、前記識別情報によ
    り定まる時間の経過を監視し、該時間が経過した場合
    に、前記内部回路の動作が安定したと見做す時限回路に
    より構成することを特徴とする請求項2記載の警報発出
    制御方式。
JP20486594A 1994-08-30 1994-08-30 警報発出制御方式 Withdrawn JPH0869592A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185934A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Seiko Instruments Inc 電子部品パッケージ

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