JPH0869362A - 出力方法及び装置 - Google Patents

出力方法及び装置

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JPH0869362A
JPH0869362A JP6204977A JP20497794A JPH0869362A JP H0869362 A JPH0869362 A JP H0869362A JP 6204977 A JP6204977 A JP 6204977A JP 20497794 A JP20497794 A JP 20497794A JP H0869362 A JPH0869362 A JP H0869362A
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JP6204977A
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English (en)
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Yoshiyuki Koshiro
芳行 小城
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Canon Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力装置の現時点の環境情報が初期化される
場合、外部機器に元の環境情報を伝送して待避できる出
力方法及び装置を提供することを目的とする。 【構成】 ホストコンピュータ3000よりの出力デー
タを入力し、環境情報に従って出力するプリンタ装置1
000であって、環境情報をRAM19に記憶してお
き、その環境情報の初期化が指示されると、その指示に
応じて、RAM19に記憶されている環境情報をホスト
コンピュータ3000に伝送して待避する。また必要に
応じて外部メモリ14にも不揮発に記憶することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器より出力デー
タを入力し、環境情報に応じて出力する出力方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ環境情報を設定し、
この設定されている環境情報に従ってプリントを行うプ
リンタ装置が知られている。このようなプリンタ装置で
は、例えば電源断などにより環境情報を初期化する事態
が発生した時、即座に現在設定されている環境情報を初
期化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、例えば複数
のオペレータ或は、複数の外部機器(ホストコンピュー
タ等)に共有される環境下で使用されるプリンタ等で
は、接続しているオペレータ或は外部機器等が予期しな
い時に、そのプリンタに設定されている環境情報が、他
のオペレータにより初期化されてしまい、元の出力環境
に戻すことができなくなってしまう。または、例え戻す
ことができても、その復旧の作業のために全体の作業効
率が低下するという問題があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、出力装置の現時点の環境情報が初期化される場合、
外部機器に元の環境情報を伝送して待避できる出力方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0005】また本発明の他の目的は、環境情報が予期
しない時に初期化されても、その情報を不揮発に記憶し
て待避できる出力方法及び装置を提供することにある。
【0006】また本発明の他の目的は、環境情報を記憶
する不揮発メモリの無駄な使用を無くした出力方法及び
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の出力装置は以下のような構成を備える。即
ち、外部機器よりの出力データを入力し、環境情報に従
って出力する出力装置であって、前記環境情報を記憶す
る記憶手段と、前記環境情報の初期化を指示する指示手
段と、前記指示手段による指示に応じて、前記環境情報
を前記外部機器に伝送して待避する伝送手段とを有す
る。
【0008】上記目的を達成するために本発明の出力方
法は以下のような工程を備える。即ち、外部機器よりの
出力データを入力し環境情報に従って出力する出力装置
における出力方法であって、前記環境情報の初期化を指
示する工程と、その指示に応じて、前記環境情報を前記
外部機器に伝送して待避する工程とを有する。
【0009】
【作用】かかる構成において、環境情報の初期化処理が
発生すると、その環境情報を外部機器に伝送して待避す
る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。本実施例の構成を説明する前
に、本実施例を適用する好適なレーザビームプリンタ及
びインクジェットプリンタの構成について図1を参照し
ながら説明する。なお、本実施例を適用するプリンタ
は、レーザビームプリンタ及びインクジェットプリンタ
に限られるものではなく、他のプリンタ方式のプリンタ
でも良いことは言うまでもない。また、本発明はこのよ
うなプリンタ装置に限定されるものでなく、指定された
仕様或いは環境情報に従って画像等を出力するディスプ
レイ等にも適用できる。
【0011】図1は本実施例の出力装置の一例を示すレ
ーザビームプリンタ(LBP)の構成を示す構造断面図
である。
【0012】図1において、1000はLBP本体を示
し、外部に接続されているホストコンピュータ(図2の
3000で示す)から供給される印刷情報(文字コード
等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記
憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パ
ターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である
記録紙等に像を形成する。1012は操作のためのスイ
ッチ及びLED表示器等が配されている操作パネル、1
001はCPU等を有し、LBP1000全体の制御及
びホストコンピュータから供給される文字情報等を解析
するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユ
ニット1001は、主に文字情報を対応する文字パター
ンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出
力する。レーザドライバ1002は半導体レーザ100
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光
1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光1004
は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ドラ
ム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム
1006上には文字パターンの静電潜像が形成されるこ
とになる。
【0013】この潜像は、静電ドラム1006周囲に配
設された現像ユニット1007により現像された後、記
録紙に転写される。この記録紙にはカットシートが用い
られ、このカットシート記録紙はLBP1000に装着
した用紙カセット1008に収納されている。このカッ
トシートは、給紙ローラ1009及び搬送ローラ101
0と搬送ローラ1011とにより装置内に取り込まれ
て、静電ドラム1006に供給される。またLBP本体
1000には、図示しない拡張用インターフェースを少
なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプショ
ンフォントROM、言語系の異なる制御用ROM(エミ
ュレーション等)、大容量の不揮発性記憶素子を接続で
きるように構成されている。
【0014】図2は本実施例のLBP1000とホスト
コンピュータ3000との接続を示すブロック図である 図2において、本実施例のLBP1000に接続される
ホストコンピュータ3000は、制御部2000のCP
U1は、ROM3のプログラムROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表
(表計算等を含む)等が混在した文書情報を処理し、シ
ステムバス4に接続されている各デバイスを総括的に制
御している。また、このROM3のプログラムROM
は、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3の
フォントROMは、上記文書処理の際に使用されるフォ
ントデータ等を記憶している。ROM3のデータ用RO
Mは上記文書処理等を行う際に使用されるデフォルトデ
ータ、或は各種設定値等の各種データを記憶する。2は
RAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として
使用される。5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスか
らの入力情報の処理を行っている。6はCRTコントロ
ーラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)1
0への表示を制御する。7はメモリコントローラ(M
C)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、
フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記
憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク
(FD)等の外部メモリ11との間のアクセスを制御す
る。8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の
双方向インターフェース(インターフェース)21を介
してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1000
との間の通信制御処理を実行している。
【0015】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスターライズ)処理を実行し、CRT10に可視
画像を表示している。またCPU1は、CRT10上の
不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づ
いて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ
処理を実行する。
【0016】プリンタ1000において、12はプリン
タCPUで、プリンタ制御ユニット1001全体を制御
している。即ち、ROM13のプログラムROMに記憶
された制御プログラム等、あるいは外部メモリ14に記
憶された制御プログラムをRAM19にロードし、その
制御プログラムに基づいてシステムバス15に接続され
る各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷
部インターフェース(I/F)16を介して接続される
印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画
像信号を出力する。
【0017】また、このROM13のプログラムROM
には、図3〜図13のフローチャートで示されるような
CPU12の制御プログラム等が記憶されている。RO
M13のフォントROMには、上記出力情報を生成する
際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13の
データROMにはハードディスク等の外部メモリ14が
無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ3000
で利用する情報等を記憶している。CPU12は入力部
18を介してホストコンピュータ3000との間での通
信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホス
トコンピュータ3000に通知可能に構成されている。
19はCPU12の主メモリ、ワークメモリ等として機
能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオ
プションRAMを追加することにより、そのメモリ容量
を拡張することができるように構成されている。なお、
RAM19は、出力情報の展開領域、環境データの格納
領域としても使用され、これらの情報を不揮発に記憶す
ることができる。前述したハードディスク(HD)、I
Cカード等の外部メモリ14は、オプションとしてプリ
ンタ装置に接続することができ、フォントデータ、エミ
ュレーション・プログラム、フォームデータ等を記憶す
ることができる。また操作パネル1012は、操作する
ためのスイッチ及びLED表示器等を備えている。
【0018】また、前述した外部メモリ14は1個に限
らず、1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプション
フォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解
釈するプログラムを格納した外部メモリを複数枚接続で
きるように構成されていても良い。さらに図示しないN
VRAMを有し、操作パネル1012からのプリンタモ
ードの各種設定情報を記憶するようにしても良い。
【0019】このように構成されたプリンタ制御ユニッ
ト1001において、CPU12がデータ処理中、また
はホストコンピュータ3000からのデータ待ちの状態
にある時、その状態における印刷環境を初期化するよう
な事象、例えば操作部1012を介して、初期設定の指
示等が入力された場合、CPU12は現在の環境を入力
部18を介してホストコンピュータ3000に通知す
る。
【0020】図3は、本実施例のLBP1000のプリ
ンタ制御ユニット1001により実行される処理の一例
を示すフローチャートである。この処理を実行する制御
プログラムはプログラムROMに記憶され、CPU12
の制御の下に実行される。
【0021】まずステップS1において、プリンタ装置
1000の電源が遮断された(環境の初期化を伴う)か
否かをチェックする。電源遮断でないときはステップS
2に進むが、電源が遮断されたときはステップS5(図
5のフローチャート参照)に進む。ステップS2では、
操作パネル1012から、印刷環境の初期化指示が入力
されたか否かをチェックし、初期化指示が入力されると
ステップS6に進み、指示された初期化処理(図6のフ
ローチャート参照)を実行する。
【0022】初期化指示の入力でないときはステップS
3に進み、ホストコンピュータ3000よりのデータが
入力されているか否かをチェックし、データが存在する
場合はステップS4に進み、その受信ししているデータ
を処理して印刷する通常のデータ処理へ移行する。
【0023】図4は、図のステップS4で示された通常
の印刷データの処理を示すフローチャートである。
【0024】ステップS11で、ホストコンピュータ3
000より受信したデータの解析処理を行い、次にステ
ップS12に進み、解析後のデータをイメージデータに
展開する展開処理を行う。次にステップS13に進み、
イメージデータに展開した後のデータをプリンタエンジ
ンに出力する出力処理を実施して、印刷処理を終了す
る。
【0025】図5は、図3のステップS5で示された電
源遮断処理を示すフローチャートである。
【0026】操作パネル1012より電源遮断が指示さ
れるとステップS21に進み、電源を完全に遮断(オ
フ)する前に、ホストコンピュータ3000に対して現
在の印刷環境情報の一覧を入力部18を介して通知す
る。その後、ステップS22に進んで、プリンタ装置1
000の電源を遮断して処理を終了する。
【0027】図6は図4のステップS4で示された初期
化処理を示すフローチャートである。
【0028】操作パネル1012より初期化処理が指示
されるとステップS31に進み、入力部18を介してホ
ストコンピュータ3000に現在の印刷環境情報の一覧
を通知する。次にステップS32に進み、現在設定され
ている印刷環境を初期化する。例えば、ROM13のデ
ータROMに記憶されている環境設定に戻る。
【0029】本実施例では、初期化とは、現在の印刷環
境情報を、固定の値(デフォルト値)または出力装置に
固定的に設定されている印刷環境情報に戻すことを意味
している。また、予めオペレータによって定められてい
る印刷環境に戻すことであってもよい。
【0030】図7は、本実施例のLBP1000により
実施される、ホストコンピュータ3000よりの印刷環
境情報のロード処理を示すフローチャートで、この処理
を実行する制御プログラムはROM13に記憶されてい
る。
【0031】図7のフローチャートで示された処理はL
BP1000の電源投入或は操作パネル1012の印刷
環境情報のダウンロードを指示するキーが押下されるこ
とにより開始され、まずステップS41では、ホストコ
ンピュータ3000よりの印刷環境情報のダウンロード
処理が指示されたかどうかを調べ、ダウンロードが指示
されるとステップS42に進み、入力部18を介してホ
ストコンピュータ3000に印刷環境情報をダウンロー
ドするように指示する。尚、この指示情報には、プリン
タ1000を特定する番号及びユーザ名等が含まれてい
る。
【0032】この情報を、プリンタコントローラ(PR
TC)8を介して受け取ったホストコンピュータ300
0は、そのコマンドを発行したプリンタ番号及びユーザ
名等に基づいて、そのプリンタ装置1000より指示さ
れた印刷環境情報を読み出し、それをPRTC8を介し
てプリンタ装置1000に送信する。
【0033】これにより、プリンタ装置1000におけ
る処理はステップS43からステップS44に進み、ホ
ストコンピュータ1000より受け取った印刷環境情報
をRAM19に記憶する。これにより、これ以降は、ホ
ストコンピュータ3000よりダウンロードした印刷環
境情報に従って印刷を行うことができる。
【0034】[第2実施例]前述の第1実施例のステッ
プS6の初期化処理において、ホストコンピュータ30
00に印刷環境情報を通知するようにしたが、プリンタ
装置1000がハードディスクや不揮発性の記憶装置等
の外部メモリ14を装着している場合、その外部メモリ
14に現在の印刷環境情報を退避し、それをホストコン
ピュータ3000に通知することも可能である。もちろ
ん、その退避用のメモリを、プリンタ制御ユニット10
01に直接取り付けることも可能である。
【0035】この場合のメイン処理は図3のフローチャ
ートと同様に、第2実施例では図8のフローチャートで
示された電源遮断処理(S5)を説明する。
【0036】図8において、まずステップS46で、不
揮発性外付けメモリ、例えばハードディスクや不揮発性
の大容量の記憶素子が外部メモリとして接続されている
か否かをチェックする。接続されているときはステップ
S47に進み、印刷環境情報を、例えばファイル形式で
外部メモリ14に退避する。そしてステップS48に進
み、ホストコンピュータ3000に電源遮断が実行され
たこと、及びステップS47で退避した印刷環境情報の
内容をホストコンピュータ3000に通知する。
【0037】図9は本発明の第2実施例において、プリ
ンタ装置1000の電源を投入した時の処理を示すフロ
ーチャートである。つまり、電源遮断時に退避した印刷
環境がどのような手順で復帰されるかを示している。
【0038】プリンタ装置1000の電源が投入される
と、まずステップS51において、プリンタ装置100
0の全体の初期化処理、例えばRAM19、不揮発性メ
モリのクリア、プリンタ制御ユニット1001の初期化
等を行う。次にステップS52に進み、例えば外部メモ
リ14として接続されている、外付けの不揮発性メモリ
があるか否かを判断する。外付け不揮発性メモリがある
と判断された時はステップS53に進み、そのメモリに
印刷環境情報が待避されているか否かを判断する。印刷
環境情報が待避されているときはステップS54に進
み、印刷環境情報の復帰が、ホストコンピュータ300
0または操作パネル1012より指示されたかどうかを
みる。
【0039】印刷環境情報の復帰指示が入力されるとス
テップS55に進み、外付けメモリに退避されている環
境情報を復帰して、RAM19に記憶し印刷環境を設定
する。次にステップS56に進み、外付けメモリに退避
されている印刷環境情報を削除する。
【0040】なお、この処理のステップS52で外付け
不揮発性メモリがない場合、或はステップS53でメモ
リ内に退避した印刷環境情報がない場合はステップS5
7に進み、前述した図7のフローチャートで示されたよ
うに、ホストコンピュータ3000に待避されている
(ホストコンピュータ3000に待避されていれば)印
刷環境情報をプリンタ装置1000にダウンロードし
て、印刷環境情報を復帰する。
【0041】次に、本実施例のステップS6における初
期化処理を図10のフローチャートを参照して説明す
る。
【0042】まずステップS61で、外付けの不揮発性
メモリがあるか否かを判断し、ある場合はステップS6
2に進み、印刷環境情報を外部メモリ14の外付け不揮
発性メモリに退避する。次にステップS63に進み、印
刷環境情報の初期化を実施する。そしてステップS64
に進み、ホストコンピュータ3000に印刷環境情報を
初期化した旨、及び初期化前の印刷環境情報を通知す
る。
【0043】尚、ステップS63の初期化処理におい
て、外部メモリ14に印刷環境情報がデフォルト値とし
て記憶されているか否かを判断し、記憶されているとき
は、その記憶されている印刷環境情報を初期情報として
復帰させるか否かを、ホストコンピュータ3000に通
知するか、或は操作パネル1012の表示部に表示して
オペレータからの指示により実行しても良い。
【0044】このように第2実施例によれば、外部メモ
リ14として不揮発メモリなどが接続されているとき
は、その不揮発メモリに現時点の印刷環境情報を待避さ
せることにより、ホストコンピュータ等が接続されてい
ないときに初期化処理や電源断等が実行されたときで
も、印刷環境情報を待避させて、必要に応じて復帰させ
ることができる。
【0045】[第3実施例]前述の第2実施例の初期化
処理においては、外部メモリ14が接続されていれば、
常に印刷環境情報を退避する例を示したが、外部メモリ
14のメモリ容量の節約、或はオペレータの意志による
初期化処理であった場合等を考えると、その環境情報を
待避させる必要があるか否かを選択できるようにするこ
とが必要となる。
【0046】次に図11のフローチャートを参照して、
第3実施例の電源遮断処理(図3のS5)を説明する。
【0047】まずステップS71で、外部メモリ14な
どの外付けメモリが接続されているか否かを判断し、接
続されていればステップS72に進み、現在の印刷環境
情報を、その外部メモリ14に退避するか否かを、ホス
トコンピュータ3000に問合わせるか、或は操作パネ
ル1012に表示してオペレータからの指示を待つ。待
避させるように指示された場合はステップS73に進
み、印刷環境情報を外部メモリ14に退避する。そして
ステップS74で、電源遮断が行われる旨と現在の印刷
環境情報をホストコンピュータ3000に通知する。
【0048】次に、第3実施例における初期化処理(図
3のS7)を図12のフローチャートを参照して説明す
る。
【0049】まずステップS81で、外付け不揮発性メ
モリがあるか否かを判断し、接続されているときはステ
ップS72に進み、現在の印刷環境情報を退避するか否
かをホストコンピュータ3000に問合わせるか、或は
操作パネル1012に表示してオペレータからの指示を
待つ。待避するように指示されるとステップS83に進
み、現時点の印刷環境情報を、その接続されている外付
け不揮発性メモリなどに退避する。次にステップS84
に進み、印刷環境情報の初期化を実施し、次にステップ
S85に進み、ホストコンピュータ3000に対して、
印刷環境情報を初期化した旨、及び初期化前の印刷環境
情報を通知する。
【0050】図13は印刷環境情報の復帰処理を示すフ
ローチャートで、この処理は電源投入時、或は操作パネ
ル1012により印刷環境復帰が指示されたときに実行
される。
【0051】まずステップS91で、外部メモリ14に
印刷環境情報が待避されているか否かを判断する。待避
されていればステップS92に進み、その退避されてい
る環境情報を復帰させるか否かをホストコンピュータ3
000に通知するか、または操作パネル1012に表示
して、オペレータからの指示を待つ。環境情報の復帰が
指示された場合はステップS93に進み、外付け不揮発
性メモリに退避されている環境情報を読み出して印刷環
境として設定する。そしてステップS94に進み、外付
けメモリに待避されている印刷環境情報を削除する。
【0052】尚、ステップS91で、外部メモリ14な
どに退避されている印刷環境情報が無い時は、例えばホ
ストコンピュータ3000に元の印刷環境情報が記憶さ
れているか否かを調べ、記憶されていれば、その環境情
報をダウンロードしてプリンタ装置1000の印刷環境
を設定しても良い。
【0053】このように第3実施例によれば、印刷環境
情報を外部メモリ14などに待避させるか否かを選択で
きるので、印刷環境情報を記憶するために外部メモリの
メモリ容量を無駄に使用するなどの不具合をなくすこと
ができる。
【0054】尚、前述の第2実施例の場合にも同様に、
図13のフローチャートのようにして印刷環境情報が復
帰できる。
【0055】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0056】以上述べたように本実施例によれば、プリ
ンタ装置等の出力装置の使用環境情報が変更されても、
簡単に元の情報に復帰できるという効果がある。
【0057】これにより、例えば複数のオペレータが出
力装置を共有している環境であっても、他のオペレータ
によって初期化処理や電源遮断が実施された場合でも、
以前の使用環境情報を確認して、容易に元の印刷環境に
復帰することができる。
【0058】また、プリンタ装置などの使用環境情報が
所望の情報と異なることによる、出力情報の誤りや、作
業の効率低下を防ぐことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力装置の現時点の環境情報が初期化される場合、外部機
器に元の環境情報を伝送して待避できる。
【0060】また本発明によれば、環境情報が予期しな
い時に初期化されても、その情報を不揮発に記憶して待
避できる。
【0061】また本発明によれば、環境情報を記憶する
不揮発メモリの無駄な使用を無くして記憶できる効果が
ある。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプリンタ装置(LBP)の構成を示
す構造断面図である。
【図2】本実施例のホストコンピュータの構成及びプリ
ンタ制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例のプリンタ装置のメイン処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】本実施例のプリンタ装置における通常の印刷処
理を示すフローチャートである。
【図5】本実施例のプリンタ装置における電源遮断処理
を示すフローチャートである。
【図6】本発明第1実施例の初期化処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】本実施例のプリンタ装置における印刷環境情報
の復帰処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例のプリンタ装置における電
源遮断処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例のプリンタ装置における電
源投入処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例のプリンタ装置における
初期化処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施例のプリンタ装置における
電源断処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例のプリンタ装置における
初期化処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施例のプリンタ装置における
印刷環境情報の復帰処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 12 CPU 13 ROM 14 外部メモリ 17 印刷部 18 入力部 19 RAM 1000 プリンタ 1001 プリンタ制御ユニット 1012 操作パネル 3000 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器よりの出力データを入力し、環
    境情報に従って出力する出力装置であって、 前記環境情報を記憶する記憶手段と、 前記環境情報の初期化を指示する指示手段と、 前記指示手段による指示に応じて、前記環境情報を前記
    外部機器に伝送して待避する伝送手段と、を有すること
    を特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】 前記外部機器に待避されている前記環境
    情報を前記外部機器より受信して復帰させる復帰手段を
    更に有することを特徴とする請求項1に記載の出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記環境情報を不揮発に記憶する不揮発
    記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載
    の出力装置。
  4. 【請求項4】 前記環境情報を前記外部機器に待避させ
    るか否かを指示する手段を更に有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の出力装置。
  5. 【請求項5】 前記環境情報を前記不揮発記憶手段に記
    憶されるか否かを指示する手段を更に有することを特徴
    とする請求項3に記載の出力装置。
  6. 【請求項6】 前記指示手段は装置の電源オフを検出す
    ることにより指示されることを特徴とする請求項1に記
    載の出力装置。
  7. 【請求項7】 前記指示手段は前記環境情報の初期化を
    指示する操作キーを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の出力装置。
  8. 【請求項8】 外部機器よりの出力データを入力し環境
    情報に従って出力する出力装置における出力方法であっ
    て、 前記環境情報の初期化を指示する工程と、 その指示に応じて、前記環境情報を前記外部機器に伝送
    して待避する工程と、を有することを特徴とする出力方
    法。
  9. 【請求項9】 前記外部機器に待避されている前記環境
    情報を前記外部機器より受信して復帰させる工程を更に
    有することを特徴とする請求項8に記載の出力方法。
  10. 【請求項10】 前記環境情報を出力装置内に不揮発に
    記憶する工程を更に有することを特徴とする請求項8に
    記載の出力方法。
  11. 【請求項11】 前記環境情報を前記外部機器に待避さ
    せるか否かを指示する工程を更に有することを特徴とす
    る請求項8に記載の出力方法。
  12. 【請求項12】 前記環境情報を不揮発に記憶されるか
    否かを指示する工程を更に有することを特徴とする請求
    項10に記載の出力方法。
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