JPH0868865A - 金属検出装置の検出ヘッド - Google Patents
金属検出装置の検出ヘッドInfo
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- JPH0868865A JPH0868865A JP20663294A JP20663294A JPH0868865A JP H0868865 A JPH0868865 A JP H0868865A JP 20663294 A JP20663294 A JP 20663294A JP 20663294 A JP20663294 A JP 20663294A JP H0868865 A JPH0868865 A JP H0868865A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイル枠に充填される充填材の硬化に影響さ
れず、かつ簡単な調整手段により容易に受信コイルの信
号を平衡させうる。 【構成】 送信コイル3を励磁して磁束を発生させ、該
磁束と鎖交する2個の受信コイル4,4から出力される
差信号により、前記送、受信コイル3,4,4の内側空
間を通過する被検査体に混入する金属を検出する金属検
出装置の検出ヘッド1であり、絶縁体からなるコイル枠
5に、前記送信コイル3を間にして、前記2個の受信コ
イル4,4のそれぞれを前記コイル枠5の軸心上の前後
方向に等間隔に、前記送、受信コイル3,4,4を巻回
するとともに、前記送信コイル3の一部を、前記コイル
枠5の軸心上の前後方向に調整手段8により移動させ
て、前記2個の受信コイル4,4から出力される信号を
平衡させる。
れず、かつ簡単な調整手段により容易に受信コイルの信
号を平衡させうる。 【構成】 送信コイル3を励磁して磁束を発生させ、該
磁束と鎖交する2個の受信コイル4,4から出力される
差信号により、前記送、受信コイル3,4,4の内側空
間を通過する被検査体に混入する金属を検出する金属検
出装置の検出ヘッド1であり、絶縁体からなるコイル枠
5に、前記送信コイル3を間にして、前記2個の受信コ
イル4,4のそれぞれを前記コイル枠5の軸心上の前後
方向に等間隔に、前記送、受信コイル3,4,4を巻回
するとともに、前記送信コイル3の一部を、前記コイル
枠5の軸心上の前後方向に調整手段8により移動させ
て、前記2個の受信コイル4,4から出力される信号を
平衡させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属検出装置の検出ヘ
ッドに関する。
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の金属検出装置の検出ヘッ
ドとしては、通常、金属材からなる金属ケース内に収容
され、該検出ヘッドの主要部の構成としては、例えば、
図10に示すものがある。図10において、前記検出ヘ
ッド100は、磁束を発生するための送信コイル101
と、該磁束と鎖交するように配設された2個の受信コイ
ル102,103とからなり、混入金属の検出対象とな
る被検査体104を、前記送、受信コイル101,10
2,103の内側空間105を貫通する通路106上を
矢印方向に通過させる。
ドとしては、通常、金属材からなる金属ケース内に収容
され、該検出ヘッドの主要部の構成としては、例えば、
図10に示すものがある。図10において、前記検出ヘ
ッド100は、磁束を発生するための送信コイル101
と、該磁束と鎖交するように配設された2個の受信コイ
ル102,103とからなり、混入金属の検出対象とな
る被検査体104を、前記送、受信コイル101,10
2,103の内側空間105を貫通する通路106上を
矢印方向に通過させる。
【0003】前記送信コイル101は、図示しない高周
波発生装置により励磁され、高周波磁束を発生する。前
記2個の受信コイル102,103はこの磁束の一部を
等量に鎖交するように配置されている。そして、該2個
の受信コイル102,103の一端は互いに逆極性に、
すなわち差動的に接続され、それぞれの出力信号V1,
V2の差により、前記送、受信コイル101,102,
103の内側空間105を通過する被検査体104に混
入する金属を検出するものがある。
波発生装置により励磁され、高周波磁束を発生する。前
記2個の受信コイル102,103はこの磁束の一部を
等量に鎖交するように配置されている。そして、該2個
の受信コイル102,103の一端は互いに逆極性に、
すなわち差動的に接続され、それぞれの出力信号V1,
V2の差により、前記送、受信コイル101,102,
103の内側空間105を通過する被検査体104に混
入する金属を検出するものがある。
【0004】ところで、この検出ヘッド100は、図1
1に示すように、絶縁体からなるコイル枠107の外周
に前記送、受信コイル101,102,103を巻回し
た後、該コイル枠107を図示しない金属ケース内に配
設し、該金属ケースの外部で、前記被検査体104が通
過する前後方向から位置決め機構により、前記2個の受
信コイル102,103のそれぞれからの出力信号が等
しくなるように位置決めし、その後、前記金属ケースと
前記コイル枠107との間の空間に、樹脂系の充填材を
充填したものが開示されている。(実開平5ー28984 号公
報)
1に示すように、絶縁体からなるコイル枠107の外周
に前記送、受信コイル101,102,103を巻回し
た後、該コイル枠107を図示しない金属ケース内に配
設し、該金属ケースの外部で、前記被検査体104が通
過する前後方向から位置決め機構により、前記2個の受
信コイル102,103のそれぞれからの出力信号が等
しくなるように位置決めし、その後、前記金属ケースと
前記コイル枠107との間の空間に、樹脂系の充填材を
充填したものが開示されている。(実開平5ー28984 号公
報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の金属検出装置の検出ヘッド100は、充填された前
記充填材の硬化に際し、熱収縮などの作用により前記コ
イル枠107に位置ずれが発生するため、前記受信コイ
ル102,103からの出力信号の平衡がくずれるとい
う問題点があった。このため、従来から知られている平
衡用可変抵抗器を付加したり、または前記コイルに内側
の被検査体の通過空間に、金属片を貼り付たりして、再
調整しなければならなかった。
来の金属検出装置の検出ヘッド100は、充填された前
記充填材の硬化に際し、熱収縮などの作用により前記コ
イル枠107に位置ずれが発生するため、前記受信コイ
ル102,103からの出力信号の平衡がくずれるとい
う問題点があった。このため、従来から知られている平
衡用可変抵抗器を付加したり、または前記コイルに内側
の被検査体の通過空間に、金属片を貼り付たりして、再
調整しなければならなかった。
【0006】また、前記コイルに内側の被検査体の通過
空間に、金属片を貼り付けた場合は、前記空間内の磁束
分布が不均一となり、混入された金属の検出感度が著し
く低下するという問題点があった。
空間に、金属片を貼り付けた場合は、前記空間内の磁束
分布が不均一となり、混入された金属の検出感度が著し
く低下するという問題点があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、コイル枠に充填される
充填材の硬化に影響されず、かつ簡単な調整手段により
容易に受信コイルの信号を平衡させうる金属検出装置の
検出ヘッドを提供することにある。
その目的は前記問題点を解消し、コイル枠に充填される
充填材の硬化に影響されず、かつ簡単な調整手段により
容易に受信コイルの信号を平衡させうる金属検出装置の
検出ヘッドを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、金属検出感度が極め
て良好な金属検出装置の検出ヘッドを提供することにあ
る。
て良好な金属検出装置の検出ヘッドを提供することにあ
る。
【0009】本発明のさらに他の目的は、検出ヘッドの
組立に際し充填材の充填前に、コイル枠を金属ケースに
容易に位置決めしうる金属検出装置の検出ヘッドを提供
することにある。
組立に際し充填材の充填前に、コイル枠を金属ケースに
容易に位置決めしうる金属検出装置の検出ヘッドを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、次のとおりである。
の本発明の構成は、次のとおりである。
【0011】(1) 送信コイルを励磁して磁束を発生
させ、該磁束と鎖交する2個の受信コイルから出力され
る差信号により、前記送、受信コイルの内側空間を通過
する被検査体に混入する金属を検出する金属検出装置の
検出ヘッドにおいて、絶縁体からなるコイル枠に、前記
送信コイルを間にして、前記2個の受信コイルのそれぞ
れを前記コイル枠の軸心上の前後方向に等間隔に、前記
送、受信コイルを巻回するとともに、前記送信コイルの
一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方向に調整手段に
より移動させて、前記2個の受信コイルから出力される
信号を平衡させることを特徴とする。
させ、該磁束と鎖交する2個の受信コイルから出力され
る差信号により、前記送、受信コイルの内側空間を通過
する被検査体に混入する金属を検出する金属検出装置の
検出ヘッドにおいて、絶縁体からなるコイル枠に、前記
送信コイルを間にして、前記2個の受信コイルのそれぞ
れを前記コイル枠の軸心上の前後方向に等間隔に、前記
送、受信コイルを巻回するとともに、前記送信コイルの
一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方向に調整手段に
より移動させて、前記2個の受信コイルから出力される
信号を平衡させることを特徴とする。
【0012】(2) 前記(1)において、前記調整手
段が、前記コイル枠の外側面に形成されるとともに、前
記軸心に沿って平行な底面を有する凹部空間内に配設さ
れ、かつ前記送信コイルの一部を保持しながら前記底面
に摺動可能な調整部材であり、移動、調整後は、前記底
面に固着手段にて固着させることを特徴とする。
段が、前記コイル枠の外側面に形成されるとともに、前
記軸心に沿って平行な底面を有する凹部空間内に配設さ
れ、かつ前記送信コイルの一部を保持しながら前記底面
に摺動可能な調整部材であり、移動、調整後は、前記底
面に固着手段にて固着させることを特徴とする。
【0013】(3) 前記(2)において、前記凹部空
間の外側面からみた形状が、前記送信コイルの巻回方向
に平行な辺を有する矩形であることを特徴とする。
間の外側面からみた形状が、前記送信コイルの巻回方向
に平行な辺を有する矩形であることを特徴とする。
【0014】(4) 前記(2)において、前記凹部空
間の外側面からみた形状が、前記送信コイルの巻回方向
に対し、傾斜した辺を有する平行四辺形であることを特
徴とする。
間の外側面からみた形状が、前記送信コイルの巻回方向
に対し、傾斜した辺を有する平行四辺形であることを特
徴とする。
【0015】(5) 金属ケース内に収容され、送信コ
イルを励磁して磁束を発生させ、該磁束と鎖交する2個
の受信コイルから出力される差信号により、前記送、受
信コイルの内側空間を通過する被検査体に混入する金属
を検出する金属検出装置の検出ヘッドにおいて、絶縁体
からなるコイル枠に、前記送信コイルを間にして、前記
2個の受信コイルのそれぞれを前記コイル枠の軸心上の
前後方向に等間隔に、前記送、受信コイルを巻回するた
め、前記コイル枠の外側面に軸心上の前後方向に等間隔
に設けられた周溝内に前記送、受信コイルが巻回される
とともに、前記金属ケース内に収容させるため、該コイ
ル枠に、その軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位
置決め部を形成し、かつ該位置決め部には、前記周溝に
連通し、かつ前記コイルの巻回のとき、該コイルが通過
できるスリットが形成されることを特徴とする。
イルを励磁して磁束を発生させ、該磁束と鎖交する2個
の受信コイルから出力される差信号により、前記送、受
信コイルの内側空間を通過する被検査体に混入する金属
を検出する金属検出装置の検出ヘッドにおいて、絶縁体
からなるコイル枠に、前記送信コイルを間にして、前記
2個の受信コイルのそれぞれを前記コイル枠の軸心上の
前後方向に等間隔に、前記送、受信コイルを巻回するた
め、前記コイル枠の外側面に軸心上の前後方向に等間隔
に設けられた周溝内に前記送、受信コイルが巻回される
とともに、前記金属ケース内に収容させるため、該コイ
ル枠に、その軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位
置決め部を形成し、かつ該位置決め部には、前記周溝に
連通し、かつ前記コイルの巻回のとき、該コイルが通過
できるスリットが形成されることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、前
記送信コイルの一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方
向に調整手段により移動させて、前記2個の受信コイル
が鎖交する磁束の量を等量にして、該2個の受信コイル
から出力される信号を平衡させる。このため、前記送信
コイルの一部の移動を、前記コイル枠に充填される充填
材の硬化後に行えば、前記2個の受信コイルからの出力
信号の平衡について、充填材の硬化に影響されない。
記送信コイルの一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方
向に調整手段により移動させて、前記2個の受信コイル
が鎖交する磁束の量を等量にして、該2個の受信コイル
から出力される信号を平衡させる。このため、前記送信
コイルの一部の移動を、前記コイル枠に充填される充填
材の硬化後に行えば、前記2個の受信コイルからの出力
信号の平衡について、充填材の硬化に影響されない。
【0017】前記送、受信コイルを巻回するため、前記
コイル枠の外側面に周溝を設けるとともに、該コイル枠
を金属ケース内に収容させるため、該コイル枠に、その
軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位置決め部を形
成するので、検出ヘッドの組立に際し、前記充填材の充
填前に、該コイル枠を、特に金属ケースの外側面の一方
から位置決め機構により、該金属ケースに容易に位置決
めすることができる。
コイル枠の外側面に周溝を設けるとともに、該コイル枠
を金属ケース内に収容させるため、該コイル枠に、その
軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位置決め部を形
成するので、検出ヘッドの組立に際し、前記充填材の充
填前に、該コイル枠を、特に金属ケースの外側面の一方
から位置決め機構により、該金属ケースに容易に位置決
めすることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明の金属検出
装置の検出ヘッドについての一実施例を示す斜視図、図
2は図1の中央部における横断面図、図3は図1の一部
を破断した正面図、図4はコイル枠を示す斜視図であ
る。
を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明の金属検出
装置の検出ヘッドについての一実施例を示す斜視図、図
2は図1の中央部における横断面図、図3は図1の一部
を破断した正面図、図4はコイル枠を示す斜視図であ
る。
【0019】図1ないし図4において、金属検出装置の
検出ヘッド1は、金属材からなるほぼ直方体形状で、し
かも中央部分に四角形状の貫通穴2a,2bが形成され
た金属ケース2と、該金属ケース2内に収納されるとと
もに、送、受信コイル3,4が巻回されたコイル枠5と
から構成されている。
検出ヘッド1は、金属材からなるほぼ直方体形状で、し
かも中央部分に四角形状の貫通穴2a,2bが形成され
た金属ケース2と、該金属ケース2内に収納されるとと
もに、送、受信コイル3,4が巻回されたコイル枠5と
から構成されている。
【0020】前記コイル枠5は、絶縁体、例えばフェノ
ール樹脂系材からなり、しかも中央部分に四角形状の貫
通路5aが形成された角形状のもので、その外側面に巻
回される前記送信コイル3を間にして、前記2個の受信
コイル4,4のそれぞれを前記コイル枠5の軸心上の前
後方向に等間隔に巻回するため、前記コイル枠の外側面
に軸心上の前後方向に等間隔に3本の周溝6を設け、該
周溝6内に前記送、受信コイル3,4,4が、所謂同軸
形式に巻回されている。なお、前記送信コイル3の図示
しない高周波発生装置との接続端子、および前記受信コ
イル4,4の外部引出し線との接続端子の図示は省略す
る。
ール樹脂系材からなり、しかも中央部分に四角形状の貫
通路5aが形成された角形状のもので、その外側面に巻
回される前記送信コイル3を間にして、前記2個の受信
コイル4,4のそれぞれを前記コイル枠5の軸心上の前
後方向に等間隔に巻回するため、前記コイル枠の外側面
に軸心上の前後方向に等間隔に3本の周溝6を設け、該
周溝6内に前記送、受信コイル3,4,4が、所謂同軸
形式に巻回されている。なお、前記送信コイル3の図示
しない高周波発生装置との接続端子、および前記受信コ
イル4,4の外部引出し線との接続端子の図示は省略す
る。
【0021】そして、図5および図6に示すように、前
記コイル枠5の外側の一側面5bで、前記送信コイル3
が巻回される部分に、前記コイル枠5の軸心に沿って平
行に、前記周溝6の深さと同じ深さをもつ底面7aを有
する外側面形状が矩形状の凹部空間7が形成されてい
る。そして該空間7内に、前記コイル枠5と同一材から
なる断面がU字形状の調整部材8を使用して、該調整部
材8の溝8aで前記送信コイル3の一部を保持しながら
前記コイル枠5の軸心に沿って、矢印に示すように前記
受信コイル4,4のいずれか一方の方向に、前記底面7
a上を移動、調整させるようにする。
記コイル枠5の外側の一側面5bで、前記送信コイル3
が巻回される部分に、前記コイル枠5の軸心に沿って平
行に、前記周溝6の深さと同じ深さをもつ底面7aを有
する外側面形状が矩形状の凹部空間7が形成されてい
る。そして該空間7内に、前記コイル枠5と同一材から
なる断面がU字形状の調整部材8を使用して、該調整部
材8の溝8aで前記送信コイル3の一部を保持しながら
前記コイル枠5の軸心に沿って、矢印に示すように前記
受信コイル4,4のいずれか一方の方向に、前記底面7
a上を移動、調整させるようにする。
【0022】前記調整部材8による移動、調整は、前記
2個の受信コイル4,4からの出力信号を互いに等しく
なるように平衡させるためで、該調整完了後、前記調整
部材8を前記底面7a上に樹脂系の接着剤にて固着する
か、または公知の固定手段にて固定する。この場合、該
固定手段には前記コイル枠5と同一材を使用するのが好
ましい。
2個の受信コイル4,4からの出力信号を互いに等しく
なるように平衡させるためで、該調整完了後、前記調整
部材8を前記底面7a上に樹脂系の接着剤にて固着する
か、または公知の固定手段にて固定する。この場合、該
固定手段には前記コイル枠5と同一材を使用するのが好
ましい。
【0023】また、前記コイル枠5に、前記側面5bの
反対側で、その軸心とほぼ直角方向に単数または複数
(本実施例では、2箇所)の位置決め部9a,9bを形
成し、かつ該位置決め部9a,9bには、前記周溝6に
連通し、かつ前記コイル3,4,4の巻回のとき、該コ
イル3,4,4が通過できる3本のスリット10が形成
されている。
反対側で、その軸心とほぼ直角方向に単数または複数
(本実施例では、2箇所)の位置決め部9a,9bを形
成し、かつ該位置決め部9a,9bには、前記周溝6に
連通し、かつ前記コイル3,4,4の巻回のとき、該コ
イル3,4,4が通過できる3本のスリット10が形成
されている。
【0024】前記コイル枠5を、前記金属ケース2内に
収容するときは、前記コイル枠5の位置決め部9a,9
bの先端を前記金属ケース2の一方の内壁に当接させる
とともに、該コイル枠5の軸心上の前後方向の前端面5
cと後端面5dを該金属ケース2の貫通穴2a,2bが
設けられた内壁に近接するように、収容する。このと
き、前記コイル枠5の貫通路5aは、該金属ケース2の
前記貫通穴2a,2bに同じ大きさで、連通される。ま
た、前記コイル枠5の位置決め部9a,9bの先端が当
接する前記金属ケース2の内壁に対向する側面は、開口
されており、外蓋11により密閉される。
収容するときは、前記コイル枠5の位置決め部9a,9
bの先端を前記金属ケース2の一方の内壁に当接させる
とともに、該コイル枠5の軸心上の前後方向の前端面5
cと後端面5dを該金属ケース2の貫通穴2a,2bが
設けられた内壁に近接するように、収容する。このと
き、前記コイル枠5の貫通路5aは、該金属ケース2の
前記貫通穴2a,2bに同じ大きさで、連通される。ま
た、前記コイル枠5の位置決め部9a,9bの先端が当
接する前記金属ケース2の内壁に対向する側面は、開口
されており、外蓋11により密閉される。
【0025】前記金属ケース2の角形状の貫通穴2aの
縁部には、該金属ケース2の外側から内側に貫通する複
数のねじ穴12が設けられており、該各ねじ穴12には
固定ねじ13が螺着され、前記コイル枠5を一方向から
前記金属ケース2内に固定する。なお、14はシール部
材である。
縁部には、該金属ケース2の外側から内側に貫通する複
数のねじ穴12が設けられており、該各ねじ穴12には
固定ねじ13が螺着され、前記コイル枠5を一方向から
前記金属ケース2内に固定する。なお、14はシール部
材である。
【0026】しかる後、前記検出ヘッド1は、前記金属
ケース2の内壁と前記コイル枠5の外側面との間に、樹
脂系の充填材により、相互に堅く固定される。
ケース2の内壁と前記コイル枠5の外側面との間に、樹
脂系の充填材により、相互に堅く固定される。
【0027】次いで、前記検出ヘッド1の組立手順につ
いて、以下に説明する。
いて、以下に説明する。
【0028】最初に、前記金属ケース2の外蓋11を開
け、開口された外側面を上に向けて、該金属ケース2内
のほぼ中央位置に、前記コイル枠5を、その位置決め部
材9a,9bが下側になるように配置、収容する。
け、開口された外側面を上に向けて、該金属ケース2内
のほぼ中央位置に、前記コイル枠5を、その位置決め部
材9a,9bが下側になるように配置、収容する。
【0029】そして、前記金属ケース2の角形状の貫通
穴2aの縁部に螺着された複数の固定ねじ13を使用
し、前記シール部材14,14を介して、該金属ケース
2の外側から締め付け、前記コイル枠5をその軸心方向
に固定する。
穴2aの縁部に螺着された複数の固定ねじ13を使用
し、前記シール部材14,14を介して、該金属ケース
2の外側から締め付け、前記コイル枠5をその軸心方向
に固定する。
【0030】次に、前記金属ケース2の角形状の貫通穴
2a,2bにおける該金属ケース2と前記シール部材1
4,14と前記コイル枠5との各隙間を塞ぎ、該金属ケ
ース2とコイル枠5の間に、樹脂系の充填材15を注入
する。この場合、注入する前記充填材15は、コイル枠
5の前記凹部空間7が設けられている側面5bを除いた
前記コイル枠5と金属ケース2の間に充填され、所定時
間経過後、完全に硬化させる。
2a,2bにおける該金属ケース2と前記シール部材1
4,14と前記コイル枠5との各隙間を塞ぎ、該金属ケ
ース2とコイル枠5の間に、樹脂系の充填材15を注入
する。この場合、注入する前記充填材15は、コイル枠
5の前記凹部空間7が設けられている側面5bを除いた
前記コイル枠5と金属ケース2の間に充填され、所定時
間経過後、完全に硬化させる。
【0031】前記充填材15が硬化した後、前記コイル
枠5の側面5bの前記凹部空間7内に設けられている前
記調整部材8を使用して、該調整部材8の溝8aで前記
送信コイル3の一部を保持しながら前記コイル枠5の軸
心に沿って、前記受信コイル4,4のいずれか一方の方
向に、前記底面7a上を移動させ、前記受信コイル4,
4の出力信号、すなわち該受信コイル4,4に誘起され
る電圧が等しくなる位置に調整して、固定する。したが
って、このように前記送信コイル3の一部を移動させ、
前記受信コイル4,4に誘起される電圧が等しくなるよ
うに調整するため、従来のような前記コイル枠5の前記
金属ケース2内での位置決め調整は必要ない。
枠5の側面5bの前記凹部空間7内に設けられている前
記調整部材8を使用して、該調整部材8の溝8aで前記
送信コイル3の一部を保持しながら前記コイル枠5の軸
心に沿って、前記受信コイル4,4のいずれか一方の方
向に、前記底面7a上を移動させ、前記受信コイル4,
4の出力信号、すなわち該受信コイル4,4に誘起され
る電圧が等しくなる位置に調整して、固定する。したが
って、このように前記送信コイル3の一部を移動させ、
前記受信コイル4,4に誘起される電圧が等しくなるよ
うに調整するため、従来のような前記コイル枠5の前記
金属ケース2内での位置決め調整は必要ない。
【0032】前記調整部材8固定後、前記コイル枠5の
側面5bと金属ケース2との間に、同一樹脂系の充填材
15を充填して、所定時間経過後、完全に硬化させる。
この2回目の充填材15の硬化の際におこる該充填材1
5の熱収縮などの作用による前記コイル枠5の位置ずれ
は、すでに硬化している1回目の充填材15の硬化力に
よって、従来より格段に少なく、硬化後の前記受信コイ
ル4,4の磁気的な平衡のずれは殆ど発生しない。
側面5bと金属ケース2との間に、同一樹脂系の充填材
15を充填して、所定時間経過後、完全に硬化させる。
この2回目の充填材15の硬化の際におこる該充填材1
5の熱収縮などの作用による前記コイル枠5の位置ずれ
は、すでに硬化している1回目の充填材15の硬化力に
よって、従来より格段に少なく、硬化後の前記受信コイ
ル4,4の磁気的な平衡のずれは殆ど発生しない。
【0033】図7は、図4の変形例を示すコイル枠を示
す斜視図で、図8および図9はそれぞれ図5および図6
に対応する。図7ないし図9において、図4ないし図6
と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
す斜視図で、図8および図9はそれぞれ図5および図6
に対応する。図7ないし図9において、図4ないし図6
と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0034】図7ないし図9において、前記コイル枠5
の外側の一側面5bで、前記送信コイル3が巻回される
部分に、前記コイル枠5の軸心に沿って平行に、前記周
溝6の深さと同じ深さをもつ底面17aを有する外側面
形状が平行四辺形状の凹部空間17が形成されている。
この平行四辺形状は、前記送信コイル3の巻回方向に対
し、ある角度傾斜した辺を有する平行四辺形である。そ
して該凹部空間17内に、前記コイル枠5と同一材から
なる断面がU字形状で、前記傾斜した2辺間を摺動可能
な平行四辺形状の調整部材18を使用して、該調整部材
18の溝18aで前記送信コイル3の一部を保持しなが
ら前記コイル枠5の軸心に沿って、前記受信コイル4,
4のいずれか一方の方向に、前記底面17a上を移動、
調整させるようにする。そして、前記調整完了後、前記
調整部材18を前記底面17a上に樹脂系の接着剤にて
固着するか、または公知の固定手段にて固定する。
の外側の一側面5bで、前記送信コイル3が巻回される
部分に、前記コイル枠5の軸心に沿って平行に、前記周
溝6の深さと同じ深さをもつ底面17aを有する外側面
形状が平行四辺形状の凹部空間17が形成されている。
この平行四辺形状は、前記送信コイル3の巻回方向に対
し、ある角度傾斜した辺を有する平行四辺形である。そ
して該凹部空間17内に、前記コイル枠5と同一材から
なる断面がU字形状で、前記傾斜した2辺間を摺動可能
な平行四辺形状の調整部材18を使用して、該調整部材
18の溝18aで前記送信コイル3の一部を保持しなが
ら前記コイル枠5の軸心に沿って、前記受信コイル4,
4のいずれか一方の方向に、前記底面17a上を移動、
調整させるようにする。そして、前記調整完了後、前記
調整部材18を前記底面17a上に樹脂系の接着剤にて
固着するか、または公知の固定手段にて固定する。
【0035】前記凹部空間17の外側面からみた平行四
辺形の前記傾斜した辺を、前記コイル枠5の軸心方向の
辺より長くして、該傾斜した辺に沿って、前記調整部材
18を摺動させれば、該調整部材18の溝18aで前記
送信コイル3の一部を保持しながら前記コイル枠5の軸
心に沿って移動する範囲を、所定倍率拡大して、前記底
面17a上を移動、調整させることができる。すなわ
ち、微調整することができる。
辺形の前記傾斜した辺を、前記コイル枠5の軸心方向の
辺より長くして、該傾斜した辺に沿って、前記調整部材
18を摺動させれば、該調整部材18の溝18aで前記
送信コイル3の一部を保持しながら前記コイル枠5の軸
心に沿って移動する範囲を、所定倍率拡大して、前記底
面17a上を移動、調整させることができる。すなわ
ち、微調整することができる。
【0036】前記実施例では、送信コイルの一部を移動
させて、受信コイルの誘起電圧の平衡調整する例につい
て説明したが、前記受信コイルの一部を移動させて前記
平衡調整させることもできる。
させて、受信コイルの誘起電圧の平衡調整する例につい
て説明したが、前記受信コイルの一部を移動させて前記
平衡調整させることもできる。
【0037】なお、前記実施例では、同軸形式の検出ヘ
ッドに本発明を適用した例について説明したが、同一面
に並設した2個の受信コイルと1個の送信コイルとを、
被検査体の通過空間を挟んで対向させた対向形式の検出
ヘッドについても、本発明を適用することができる。
ッドに本発明を適用した例について説明したが、同一面
に並設した2個の受信コイルと1個の送信コイルとを、
被検査体の通過空間を挟んで対向させた対向形式の検出
ヘッドについても、本発明を適用することができる。
【0038】また、前記した交番磁界だけでなく、直流
電源や永久磁石による一方向の磁界や、該一方向磁界の
強さを所定周波数で変調させた脈流磁界を検査磁界とす
る検出ヘッドについても、本発明を同様に適用すること
ができる。
電源や永久磁石による一方向の磁界や、該一方向磁界の
強さを所定周波数で変調させた脈流磁界を検査磁界とす
る検出ヘッドについても、本発明を同様に適用すること
ができる。
【0039】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
金属検出装置の検出ヘッドによれば、請求項1、2、
3、4については、絶縁体からなるコイル枠に、前記送
信コイルを間にして、前記2個の受信コイルのそれぞれ
を前記コイル枠の軸心上の前後方向に等間隔に、前記
送、受信コイルを巻回するとともに、前記送信コイルの
一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方向に調整手段に
より移動させて、前記2個の受信コイルから出力される
信号を平衡させるので、前記送信コイルの一部の移動
を、充填材の硬化後に行えば、前記コイル枠に充填され
る充填材の硬化に影響されず、かつ簡単な調整手段によ
り容易に受信コイルの信号を平衡させることができる。
金属検出装置の検出ヘッドによれば、請求項1、2、
3、4については、絶縁体からなるコイル枠に、前記送
信コイルを間にして、前記2個の受信コイルのそれぞれ
を前記コイル枠の軸心上の前後方向に等間隔に、前記
送、受信コイルを巻回するとともに、前記送信コイルの
一部を、前記コイル枠の軸心上の前後方向に調整手段に
より移動させて、前記2個の受信コイルから出力される
信号を平衡させるので、前記送信コイルの一部の移動
を、充填材の硬化後に行えば、前記コイル枠に充填され
る充填材の硬化に影響されず、かつ簡単な調整手段によ
り容易に受信コイルの信号を平衡させることができる。
【0041】また、前記送信コイルからの磁束の磁束分
布が均一化され、金属検出感度が極めて良好になる。
布が均一化され、金属検出感度が極めて良好になる。
【0042】請求項5については、絶縁体からなるコイ
ル枠に、前記送信コイルを間にして、前記2個の受信コ
イルのそれぞれを前記コイル枠の軸心上の前後方向に等
間隔に、前記送、受信コイルを巻回するため、前記コイ
ル枠の外側面に軸心上の前後方向に等間隔に設けられた
周溝内に前記送、受信コイルが巻回されるとともに、前
記金属ケース内に収容させるため、該コイル枠に、その
軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位置決め部を形
成し、かつ該位置決め部には、前記周溝に連通し、かつ
前記コイルの巻回のとき、該コイルが通過できるスリッ
トが形成されるので、検出ヘッドの組立に際し充填材の
充填前に、コイル枠を金属ケースに容易に位置決めする
ことができる。
ル枠に、前記送信コイルを間にして、前記2個の受信コ
イルのそれぞれを前記コイル枠の軸心上の前後方向に等
間隔に、前記送、受信コイルを巻回するため、前記コイ
ル枠の外側面に軸心上の前後方向に等間隔に設けられた
周溝内に前記送、受信コイルが巻回されるとともに、前
記金属ケース内に収容させるため、該コイル枠に、その
軸心とほぼ直角方向に単数または複数の位置決め部を形
成し、かつ該位置決め部には、前記周溝に連通し、かつ
前記コイルの巻回のとき、該コイルが通過できるスリッ
トが形成されるので、検出ヘッドの組立に際し充填材の
充填前に、コイル枠を金属ケースに容易に位置決めする
ことができる。
【図1】本発明の金属検出装置の検出ヘッドについての
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の中央部における横断面図である。
【図3】図1の一部を破断した正面図である。
【図4】コイル枠を示す斜視図である。
【図5】図4のコイル枠の平衡調整部の構造を示す正面
図である。
図である。
【図6】図5のVI-VI 線による断面図である。
【図7】図4の変形例を示すコイル枠を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】図7のコイル枠の平衡調整部の構造を示す正面
図である。
図である。
【図9】図8のIX-IX 線による断面図である。
【図10】従来の金属検出装置の検出ヘッドの同軸形式
検出ヘッドの検出原理を説明するための図である。
検出ヘッドの検出原理を説明するための図である。
【図11】図10の検出ヘッドの全体構成を示す図であ
る。
る。
1 検出ヘッド 2 金属ケース 2a,2b 貫通穴 3 送信コイル 4 受信コイル 5 コイル枠 5a 貫通路 5b 側面 6 周溝 7,17 凹部空間 7a,17a 底面 8,18 調整部材 8a,18a 溝 9a,9b 位置決め部 10 スリット 12 ねじ穴 13 固定ねじ 15 充填材 104 被検査体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外山 正明 埼玉県浦和市常盤2−15−5 (72)発明者 松橋 直規 埼玉県鴻巣市天神4−5−60
Claims (5)
- 【請求項1】 送信コイルを励磁して磁束を発生させ、
該磁束と鎖交する2個の受信コイルから出力される差信
号により、前記送、受信コイルの内側空間を通過する被
検査体に混入する金属を検出する金属検出装置の検出ヘ
ッドにおいて、 絶縁体からなるコイル枠に、前記送信コイルを間にし
て、前記2個の受信コイルのそれぞれを前記コイル枠の
軸心上の前後方向に等間隔に、前記送、受信コイルを巻
回するとともに、前記送信コイルの一部を、前記コイル
枠の軸心上の前後方向に調整手段により移動させて、前
記2個の受信コイルから出力される信号を平衡させるこ
とを特徴とする金属検出装置の検出ヘッド。 - 【請求項2】 前記調整手段が、前記コイル枠の外側面
に形成されるとともに、前記軸心に沿って平行な底面を
有する凹部空間内に配設され、かつ前記送信コイルの一
部を保持しながら前記底面に摺動可能な調整部材であ
り、移動、調整後は、前記底面に固着手段にて固着させ
ることを特徴とする請求項1に記載の金属検出装置の検
出ヘッド。 - 【請求項3】 前記凹部空間の外側面からみた形状が、
前記送信コイルの巻回方向に平行な辺を有する矩形であ
ることを特徴とする請求項2に記載の金属検出装置の検
出ヘッド。 - 【請求項4】 前記凹部空間の外側面からみた形状が、
前記送信コイルの巻回方向に対し、傾斜した辺を有する
平行四辺形であることを特徴とする請求項2に記載の金
属検出装置の検出ヘッド。 - 【請求項5】 金属ケース内に収容され、送信コイルを
励磁して磁束を発生させ、該磁束と鎖交する2個の受信
コイルから出力される差信号により、前記送、受信コイ
ルの内側空間を通過する被検査体に混入する金属を検出
する金属検出装置の検出ヘッドにおいて、 絶縁体からなるコイル枠に、前記送信コイルを間にし
て、前記2個の受信コイルのそれぞれを前記コイル枠の
軸心上の前後方向に等間隔に、前記送、受信コイルを巻
回するため、前記コイル枠の外側面に軸心上の前後方向
に等間隔に設けられた周溝内に前記送、受信コイルが巻
回されるとともに、前記金属ケース内に収容させるた
め、該コイル枠に、その軸心とほぼ直角方向に単数また
は複数の位置決め部を形成し、かつ該位置決め部には、
前記周溝に連通し、かつ前記コイルの巻回のとき、該コ
イルが通過できるスリットが形成されることを特徴とす
る金属検出装置の検出ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20663294A JPH0868865A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属検出装置の検出ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20663294A JPH0868865A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属検出装置の検出ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868865A true JPH0868865A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16526585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20663294A Pending JPH0868865A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属検出装置の検出ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0868865A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019215458A1 (en) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | The University Of Manchester | Metal detector and method of manufacturing the same |
JP2021169980A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | 株式会社 システムスクエア | 金属検出装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6154287U (ja) * | 1984-09-13 | 1986-04-11 | ||
JPH0587941A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-09 | Anritsu Corp | 金属検出機 |
JPH0528984U (ja) * | 1991-09-29 | 1993-04-16 | アンリツ株式会社 | 金属検出機の検出ヘツド |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20663294A patent/JPH0868865A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6154287U (ja) * | 1984-09-13 | 1986-04-11 | ||
JPH0528984U (ja) * | 1991-09-29 | 1993-04-16 | アンリツ株式会社 | 金属検出機の検出ヘツド |
JPH0587941A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-09 | Anritsu Corp | 金属検出機 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019215458A1 (en) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | The University Of Manchester | Metal detector and method of manufacturing the same |
JP2021169980A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | 株式会社 システムスクエア | 金属検出装置 |
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