JPH0868713A - 圧力計器校正装置 - Google Patents

圧力計器校正装置

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JPH0868713A
JPH0868713A JP23081394A JP23081394A JPH0868713A JP H0868713 A JPH0868713 A JP H0868713A JP 23081394 A JP23081394 A JP 23081394A JP 23081394 A JP23081394 A JP 23081394A JP H0868713 A JPH0868713 A JP H0868713A
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博一 中曽根
Yasushi Ishikawa
安 石川
Hiroshi Oshima
容 尾嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 校正精度、信頼性及び経済性を高める。 【構成】 圧力空気供給源Aと校正する圧力計器(被校
正計器)P間に接続して被校正計器Pに付与する空気A
dの圧力を調整する空気圧調整部3と、校正圧力を設定
する圧力設定部4と、被校正計器Pに付与する空気Ad
の圧力を検出する空気圧検出部5と、空気圧検出部5か
ら得る圧力検出値Sdと圧力設定部4により設定した圧
力設定値Ssの偏差が零となるように空気圧調整部3を
制御する比較制御部6を具備する圧力計器校正装置にお
いて、特に、空気圧検出部5を除く装置本体2と、この
装置本体2に対してコネクタ部7、8により着脱可能に
構成した少なくとも測定レンジの異なる複数の空気圧検
出ユニット部5a…を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種圧力計器を校正する
際に用いる圧力計器校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブルドン管式圧力計、圧力伝送
器、差圧伝送器、圧力スイッチ等の圧力計器(被校正計
器)を校正する際は、一次圧力計(基準器)である液柱
型圧力計(マノメータ)や重錘型圧力計(ピストンゲー
ジ)により計測した圧力検出値に対して、被校正計器に
より計測した圧力検出値を比較し、被校正計器の圧力検
出値が一次圧力計の圧力検出値に一致するように被校正
計器を校正する。しかし、これらの一次圧力計は取扱い
が煩雑になるとともに、可搬性に欠けるため、計測現場
における被校正計器の校正には適さない。
【0003】このため、従来、計測現場における校正で
は取扱いが容易で可搬性に優れ、しかも、使い勝手と信
頼性に優れた図6に示す自動平衡方式の圧力計器校正装
置を用いていた。図6中、60は圧力計器校正装置、A
oは圧力空気供給源、Poは校正する被校正計器をそれ
ぞれ示し、圧力計器校正装置60に内蔵する空気圧調整
部61の空気入力側は圧力空気供給源Aoに、空気出力
側は被校正計器Poにそれぞれ接続される。そして、空
気圧調整部61の空気出力側における空気圧力は、空気
圧検出部62によって検出され、得られた圧力検出値S
doは比較制御部63に付与される。一方、圧力設定部
64には校正圧力が設定され、設定された圧力設定値S
soも比較制御部63に付与される。これにより、圧力
検出値Sdoと圧力設定値Ssoは比較制御部63によ
り比較され、その偏差が得られる。また、この偏差に基
づく制御信号が比較制御部63から空気圧調整部61に
付与され、被校正計器Poに付与される空気の圧力が圧
力設定値Ssoに一致するようにフィードバック制御さ
れる。
【0004】また、被校正計器Poから得る検出信号
は、測定部65により処理され、表示器66で表示され
るとともに、プリンタ67からプリントアウトされる。
なお、圧力計器校正装置60における各部及び被校正計
器Poには、電源部68から給電される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧力計
器校正装置60は、次のような問題があった。
【0006】即ち、空気圧検出部62には、通常、ダイ
ヤフラム部を利用した圧力センサを内蔵するため、適正
な検出範囲が存在する。したがって、例えば、被校正計
器Poの測定レンジが0〜0.01MPaの場合、測定
レンジが0.1MPaの圧力計器校正装置60により校
正しようとしても、校正に用いる圧力計器校正装置60
のレンジは被校正計器Poにおける測定レンジの10倍
以上となり、その校正精度及び信頼性は大きく低下す
る。
【0007】また、被校正計器Poの測定レンジが0〜
0.2MPaの場合、測定レンジが0.1MPaの圧力
計器校正装置60により校正しようとしても、事実上、
0.1MPaを越える範囲は校正できない。結局、この
場合には、測定レンジの高い他の圧力計器校正装置を使
用せざるを得ないことから、被校正計器Poの種類に対
応した複数台の圧力計器校正装置を用意する必要があ
り、非経済的となる。
【0008】加えて、空気圧調整部61では精密な空気
圧調整を行う必要があるが、従来は圧力空気供給源Ao
から圧力空気Adoが直接付与されていたため、圧力空
気Adoを安定化させ、かつ正確に規定しにくい問題が
あった。
【0009】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、校正精度及び信頼性、さら
には、経済性を高めることができる圧力計器校正装置の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は圧力空気供給源
Aと被校正計器(校正する圧力計器)P間に接続して被
校正計器Pに付与する空気Adの圧力を調整する空気圧
調整部3と、校正圧力を設定する圧力設定部4と、被校
正計器Pに付与する空気Adの圧力を検出する空気圧検
出部5と、空気圧検出部5から得る圧力検出値Sdと圧
力設定部4により設定した圧力設定値Ssの偏差が零と
なるように空気圧調整部3を制御する比較制御部6を具
備してなる圧力計器校正装置1において、特に、空気圧
検出部5を除く装置本体2と、この装置本体2に対して
コネクタ部7、8により着脱可能に構成した少なくとも
測定レンジの異なる複数の空気圧検出ユニット部5a、
5b、5c…を具備してなることを特徴とする。
【0011】この場合、最適な実施形態によって、空気
圧調整部3の空気入力側には、空気圧調整部3に供給す
る空気Adの圧力を圧力設定値Ssよりも所定の大きさ
だけ高くする減圧弁9を接続する。また、各空気圧検出
ユニット部5a、5b、5c…には、識別データ及び
(又は)圧力検出値を補正するための補正データを記憶
する記憶部10を備える。なお、補正データは温度補正
を行うための補正データ、圧力基準器に対する補正を行
うための補正データを含む。一方、装置本体2には各空
気圧検出ユニット部5a…の補正データに基づいて圧力
設定値Ssを補正する補正機能部11を備える。
【0012】
【作用】本発明に係る圧力計器校正装置1によれば、少
なくとも測定レンジの異なる複数の空気圧検出ユニット
部5a、5b、5c…を具備するとともに、各空気圧検
出ユニット部5a、5b、5c…は、空気圧検出部5を
除く装置本体2に対し、コネクタ部7、8を介して着脱
可能となる。したがって、被校正計器Pの測定レンジと
同じ(或いは略合致する)測定レンジを有する任意の空
気圧検出ユニット部5a…を選択して、装置本体2に接
続することができる。
【0013】これにより、圧力設定部4に校正圧力を設
定すれば、設定された圧力設定値Ssは比較制御部6に
付与される。また、空気圧検出部5a…からは被校正計
器Pに付与される空気Adの圧力が検出され、得られた
圧力検出値Sdは比較制御部6に付与されるため、比較
制御部6により圧力検出値Sdと圧力設定値Ssの偏差
が得られるとともに、この偏差に基づいて空気圧調整部
3が制御され、被校正計器Pに付与される空気Adの圧
力が圧力設定値Ssに一致するようにフィードバック制
御される。
【0014】よって、被校正計器Pの測定レンジと選択
した任意の空気圧検出ユニット部5a…の測定レンジは
同じとなる(或いは略合致する)ため、校正精度及び信
頼性が高められる。また、複数の圧力計器校正装置を用
意する必要がないため、経済性も高められる。
【0015】この場合、空気圧調整部3の空気入力側に
接続した減圧弁9により、空気圧調整部3に供給する空
気Adの圧力は圧力設定値Ssよりも所定の大きさだけ
高くなるように調整されるため、安定した圧力が得られ
る。一方、各空気圧検出ユニット部5a…に備える記憶
部10には、識別データ及び(又は)圧力検出値を補正
するための補正データが記憶されるため、識別データは
コネクタ部7を介して装置本体2に付与され、装着した
各空気圧検出ユニット部5a…を識別するためのデータ
として利用される。また、補正データは温度補正を行う
ための補正データ、圧力基準器に対する補正を行うため
の補正データを含むため、圧力検出値Sdは温度に対し
て補正されるとともに、圧力基準器に対する補正がなさ
れ、これにより、正確な圧力検出値Sdが得られる。さ
らに、装置本体2には補正機能部11を備えるため、各
空気圧検出ユニット部5a…の補正データにより圧力設
定部4により設定された圧力設定値Ssが補正され、空
気圧検出ユニット部5a…の誤差が排除される。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0017】まず、本実施例に係る圧力計器校正装置の
構成について、図1〜図4を参照して説明する。
【0018】図1中、1は圧力計器校正装置、Aは圧力
空気供給源、Pは校正するための被校正計器である。ま
た、圧力計器校正装置1において、2は装置本体、5
a、5b、5c…は装置本体2とは別体に構成した複数
の空気圧検出ユニット部であり、空気圧検出ユニット部
5a…は空気圧検出部5を構成する。
【0019】装置本体2は、例えば、サーボ弁等を利用
した空気調整部3を備え、この空気調整部3の空気入力
側は減圧弁9を介して圧力空気供給源Aに接続するとと
もに、空気調整部3の空気出力側は出力コネクタ部2
1、さらに、三ポートの分岐用コネクタ部8を介して被
校正計器Pに接続する。
【0020】一方、4は校正圧力を設定する圧力設定部
であり、減圧弁9及び比較制御部6の一方の入力部に接
続する。また、比較制御部6の他方の入力部はアナログ
入力ラインLaiを介してコネクタ部7におけるコネク
タソケット7xに接続するとともに、比較制御部6の出
力部は空気圧調整部3に接続する。他方、22は測定部
であり、入力側には被校正計器Pにおける検出信号出力
を付与するとともに、出力側は演算部23の入力側に接
続する。また、24はマイクロプロセッサであり、演算
部23及び圧力設定部4に接続するとともに、演算部2
3及びマイクロプロセッサ24はディジタル入力ライン
Ldiを介してコネクタソケット7xに接続する。さら
に、演算部23の出力側は表示器25及びプリンタ26
に接続する。なお、27は装置本体2における各部に給
電を行う電源部であり、この電源部27は電源出力ライ
ンLeoを介してコネクタソケット7x及び被校正計器
Pに接続する。また、マイクロプロセッサ24は圧力設
定値Ssを補正する補正機能部11を構成する。
【0021】他方、任意の空気圧検出ユニット部5aは
図2のように構成する。空気圧検出ユニット部5aはコ
ネクタソケット7xに着脱するコネクタソケット7yを
備え、このコネクタソケット7xと7yの装着時には、
装置本体2と空気圧検出ユニット部5aがコネクタ部7
を介して接続される。また、空気圧検出ユニット部5a
は圧力センサ31を内蔵し、この圧力センサ31がコネ
クタ部8を介して空気圧調整部3の空気出力側に着脱式
に接続される。
【0022】ところで、各空気圧検出ユニット部5a…
に内蔵する圧力センサ31は、測定レンジに対応して最
適な形態を選定する。即ち、空気圧検出ユニット部5a
…の測定レンジが比較的低圧領域及び中圧領域となる場
合には、図3に示す静電容量検出形式の圧力センサ31
を用いる。図3において、41は一方の電極を構成する
ベース部であり、セパレータ部42を介してダイヤフラ
ム部43を支持する。なお、ダイヤフラム部43は低圧
領域の場合、シリコン膜を、また、中圧領域の場合、セ
ラミック板を使用する。これにより、ダイヤフラム部4
3に圧力空気Adを加えれば、ダイヤフラム部43が相
対変位し、ベース部41とダイヤフラム部43間の静電
容量変化により圧力を検出できる。
【0023】一方、高圧領域の場合には、図4に示す歪
ゲージ検出形式の圧力センサ31を用いる。図4におい
て、45はベース部であり、ステンレス製のダイヤフラ
ム部46を支持するとともに、ダイヤフラム部46には
ブリッジ接続された複数の歪ゲージ47…を形成する。
これにより、ベース部45とダイヤフラム部46間の空
間に圧力空気Adを供給すれば、ダイヤフラム部46が
変位し、歪ゲージ47…による歪検出により圧力を検出
できる。
【0024】他方、図2において、32は増幅部であ
り、この入力側は圧力センサ31に接続する。また、増
幅部32の出力側は、アナログ出力ラインLaoを介し
てコネクタソケット7yに接続するとともに、アナログ
−ディジタル変換部33を介してマイクロプロセッサ3
4に接続する。一方、35はマイクロプロセッサ34に
接続した不揮発性メモリ(記憶部10)であり、各空気
圧検出ユニット部5a…を識別するための識別データ、
圧力検出値を補正するための補正データを記憶する。こ
の場合、補正データとは各空気圧検出ユニット部5a…
に対して予め基準圧力を加えてキャリブレーションした
際に求めた補正データであり、この補正データには、温
度補正を行うための補正データ、圧力基準器に対する補
正を行うための補正データを含む。なお、記憶する識別
データ及び補正データは各空気圧検出ユニット部5a…
毎に異なる。また、36は温度センサであり、アナログ
−ディジタル変換部37を介してマイクロプロセッサ3
4に接続する。さらにまた、マイクロプロセッサ34は
ディジタル出力ラインLdoを介してコネクタソケット
7yに接続する。なお、Leiはコネクタ部7xに接続
した電源入力ラインであり、空気圧検出ユニット部5a
における各部に対して給電を行う。
【0025】よって、空気圧検出ユニット部5aを装置
本体2に装着した際には、アナログ入力ラインLaiと
アナログ出力ラインLaoが、ディジタル入力ラインL
diとディジタル出力ラインLdoが、電源出力ライン
Leoと電源入力ラインLeiがそれぞれ接続される。
【0026】次に、本実施例に係る圧力計器校正装置1
の動作及び使用方法について、各図を参照して説明す
る。
【0027】まず、各空気圧検出ユニット部5a、5
b、5c…は、装置本体2に対して、コネクタ部7及び
8により着脱可能となるため、校正する被校正計器Pの
測定レンジと同じ(或いはほぼ合致する)測定レンジを
有する任意の空気圧検出ユニット部5a…を選択して、
装置本体2に接続する。また、装置本体2には図1に示
すように、圧力空気供給源A及び校正する被校正計器P
を接続する。
【0028】一方、圧力設定部4には校正圧力を設定す
る。これにより、設定された圧力設定値Ssは比較制御
部6に付与される。他方、圧力空気供給源Aから供給さ
れる空気Adは減圧弁9及び空気圧調整部3を介して、
被校正計器Pに付与される。この場合、空気圧調整部3
の空気入力側に接続した減圧弁9により、空気圧調整部
3に供給する空気Adの圧力は圧力設定値Ssよりも所
定の大きさだけ高くなるように、予め圧力設定部4に設
定した操作量に基づいて減圧弁9が制御される。これに
より、広範囲に安定した圧力が得られる。
【0029】また、被校正計器Pに付与される空気Ad
の圧力は空気圧検出ユニット部5a…により検出され
る。この場合、空気Adの圧力は圧力センサ31により
検出され、さらに、増幅部32により増幅されるととも
に、得られた圧力検出値Sdはアナログ出力ラインLa
o、コネクタ部7、アナログ入力ラインLaiを介して
比較制御部6に付与される。
【0030】これにより、比較制御部6において圧力検
出値Sdと圧力設定値Ssの偏差が得られるとともに、
この偏差に基づいて空気圧調整部3が制御される。即
ち、被校正計器Pに付与される空気Adの圧力が圧力設
定値Ssに一致するようにフィードバック制御される。
なお、このときの圧力検出値Sdはアナログ信号である
ため、高速処理が行われる。
【0031】一方、各空気圧検出ユニット部5a…に備
える不揮発性メモリ35には、識別データ及び圧力検出
値を補正するための補正データを記憶する。したがっ
て、識別データはコネクタ部7を介して装置本体2に付
与され、装着した各空気圧検出ユニット部5a…、即
ち、測定レンジを識別するためのデータとして利用され
る。これにより、装置本体2は識別した測定レンジに対
応して機能するようにセットされる。
【0032】また、補正データは温度補正を行うための
補正データを含むため、圧力検出値Sdは温度に対して
補正される。具体的には、温度センサ36により測定時
の温度が検出され、この検出信号はアナログ−ディジタ
ル変換部37によりディジタル信号に変換された後、マ
イクロプロセッサ34に付与される。一方、増幅部32
から得る圧力検出値Sdはアナログ−ディジタル変換部
33によりディジタル信号の圧力検出値Sddに変換さ
れた後、マイクロプロセッサ34に付与されるため、不
揮発性メモリ35に予め記憶した温度補正のための補正
データに基づいて、圧力検出値Sddが温度補正され
る。さらにまた、補正データには圧力基準器に対する補
正データを含むため、予め不揮発性メモリ35に記憶し
た圧力基準器に対する補正データにより、圧力検出値S
ddに対する補正が行われる。
【0033】これにより、正確な圧力検出値Sddが得
られるため、この圧力検出値Sddは、ディジタル出力
ラインLdo、コネクタ部7、ディジタル入力ラインL
diを介して、装置本体2のマイクロプロセッサ24及
び演算部23に転送される。そして、演算部23におい
て被校正計器Pの圧力レンジと検出結果及び圧力検出値
Sddから誤差等の校正のためのデータが算出され、得
られたデータは表示器25により表示されるとともに、
プリンタ26からプリントアウトされる。
【0034】さらに、装置本体2には補正機能部11を
備えるため、前述した補正データにより圧力設定部4に
より設定された圧力設定値Ssが補正され、空気圧検出
ユニット部5a…の誤差が排除される。
【0035】よって、本実施例に係る圧力計器校正装置
1によれば、被校正計器Pの測定レンジと選択した任意
の空気圧検出ユニット部5a…の測定レンジは同じとな
る(或いは略合致する)ため、校正精度及び信頼性を高
めることができるとともに、複数の圧力計器校正装置を
用意する必要がないため、経済性を高めることができ
る。
【0036】なお、図5には応用実施例を示す。応用実
施例は装置本体2内における空気圧調整部3を使用しな
い場合、あるいは使用できない高圧力レンジを有する場
合、さらに、空気以外の圧力媒体(液体)で校正する場
合に利用できる。図5において、三ポートの分岐用コネ
クタ部8は、空気圧検出ユニット5a…、被校正計器P
及び印加圧力源50にそれぞれ接続される。なお、他の
構成及び作用は図1〜図4に示した実施例と同様になる
ため、図5における図1と同一部分については同一符号
を付し、その構成を明確にするとともに詳細な説明は省
略した。
【0037】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、本発明に使用した「空気」とは広くは流体を意
味し、ガスや液体等を含む概念である。その他、細部の
構成、手法等において本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
【0038】
【発明の効果】このように、本発明は圧力空気供給源と
校正する圧力計器(被校正計器)間に接続して被校正計
器に付与する空気の圧力を調整する空気圧調整部と、校
正圧力を設定する圧力設定部と、被校正計器に付与する
空気の圧力を検出する空気圧検出部と、空気圧検出部か
ら得る圧力検出値と圧力設定部により設定した圧力設定
値の偏差が零となるように空気圧調整部を制御する比較
制御部を具備してなる圧力計器校正装置において、空気
圧検出部を除く装置本体と、この装置本体に対してコネ
クタ部により着脱可能に構成した少なくとも測定レンジ
の異なる複数の空気圧検出ユニット部を具備するため、
校正精度及び信頼性、さらには、経済性を高めることが
できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力計器校正装置のブロック系統
図、
【図2】同圧力計器校正装置における空気圧検出ユニッ
ト部のブロック系統図、
【図3】同空気圧検出ユニット部に内蔵する圧力センサ
の原理構成図、
【図4】同空気圧検出ユニット部に内蔵する他の圧力セ
ンサの原理構成図、
【図5】応用実施例に係る圧力計器校正装置の一部を示
すブロック系統図、
【図6】従来の技術に係る圧力計器校正装置のブロック
系統図、
【符号の説明】
1 圧力計器校正装置 2 装置本体 3 空気圧調整部 4 圧力設定部 5 空気圧検出部 5a… 空気圧検出ユニット部 6 比較制御部 7 コネクタ部 8 コネクタ部 9 減圧弁 10 記憶部 11 補正機能部 A 圧力空気供給源 Ad 空気 P 校正する圧力計器(被校正計器) Sd 圧力検出値 Ss 圧力設定値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力空気供給源と校正する圧力計器(被
    校正計器)間に接続して被校正計器に付与する空気の圧
    力を調整する空気圧調整部と、校正圧力を設定する圧力
    設定部と、被校正計器に付与する空気の圧力を検出する
    空気圧検出部と、空気圧検出部から得る圧力検出値と圧
    力設定部により設定した圧力設定値の偏差が零となるよ
    うに空気圧調整部を制御する比較制御部を具備してなる
    圧力計器校正装置において、空気圧検出部を除く装置本
    体と、この装置本体に対してコネクタ部により着脱可能
    に構成した少なくとも測定レンジの異なる複数の空気圧
    検出ユニット部を具備してなることを特徴とする圧力計
    器校正装置。
  2. 【請求項2】 空気圧調整部の空気入力側には、空気圧
    調整部に供給する空気の圧力を前記圧力設定値よりも所
    定の大きさだけ高くする減圧弁を接続することを特徴と
    する請求項1記載の圧力計器校正装置。
  3. 【請求項3】 各空気圧検出ユニット部には、識別デー
    タ及び(又は)圧力検出値を補正するための補正データ
    を記憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項1又
    は2記載の圧力計器校正装置。
  4. 【請求項4】 補正データは温度補正を行うための補正
    データであることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の圧力計器校正装置。
  5. 【請求項5】 補正データは圧力基準器に対する補正を
    行うための補正データであることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の圧力計器校正装置。
  6. 【請求項6】 装置本体には各空気圧検出ユニット部の
    補正データに基づいて圧力設定値を補正する補正機能部
    を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載の圧力計器校正装置。
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