JPH0868585A - ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置ならびにオープンショーケースおよび自動販売機 - Google Patents

ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置ならびにオープンショーケースおよび自動販売機

Info

Publication number
JPH0868585A
JPH0868585A JP19976194A JP19976194A JPH0868585A JP H0868585 A JPH0868585 A JP H0868585A JP 19976194 A JP19976194 A JP 19976194A JP 19976194 A JP19976194 A JP 19976194A JP H0868585 A JPH0868585 A JP H0868585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
air
showcase
vending machine
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19976194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2641394B2 (ja
Inventor
Hirofumi Kawaguchi
廣文 河口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Techno KK
Original Assignee
Nihon Techno KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Techno KK filed Critical Nihon Techno KK
Priority to JP6199761A priority Critical patent/JP2641394B2/ja
Priority to EP95302075A priority patent/EP0689017A1/en
Priority to AU16214/95A priority patent/AU1621495A/en
Priority to CA002152435A priority patent/CA2152435A1/en
Publication of JPH0868585A publication Critical patent/JPH0868585A/ja
Priority to US08/868,447 priority patent/US5911744A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2641394B2 publication Critical patent/JP2641394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ランニングコスト、イニシャルコストが低廉
で、しかもショーケースおよび自動販売機の本体内部を
商品収納のために有効に利用する。 【構成】 冷却ユニット11においてショーケース1の
設定温度より低温に冷却された冷却空気を冷却源として
ショーケース1内に供給配管を介して供給し、ショーケ
ース1内の空気と混合させてショーケース内の冷却を行
なうとともに、冷却源としてショーケースに供給された
前記冷却空気量と等しい量のショーケース1内の空気を
前記冷却ユニット11に回収配管を介して回収し、この
回収空気を冷却ユニットにおいて再冷却して再度冷却空
気として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品陳列用のショーケ
ースあるいは自動販売機などの商品収納ケースの冷却方
法および冷却装置に係り、特に、大型店舗に設置される
冷凍用または冷蔵用ショーケースの冷却に好適なショー
ケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】大型店舗法の緩和により店舗の大型化が
進む傾向にある昨今、食品業界では冷凍食品・チルド食
品が増勢を示している。それに伴い、冷凍食品を陳列す
るためのショーケースや、冷蔵食品用のショーケース
(以下、特記しない限り、これらの冷凍・冷蔵ショーケ
ースを合わせて「ショーケース」という)が店舗の売り
場面積を占める割合も増加している。
【0003】これらのショーケースは、冷凍サイクルを
構成する冷却ユニットにより冷却された冷却空気により
食品を冷凍または冷蔵するようになっている。この冷却
ユニットは、圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器か
らなる冷凍サイクルを構成する各種機器を冷媒を循環さ
せる配管をもって接続し、ファンにより蒸発器内の冷媒
と周囲の被冷却媒体との熱交換を行って被冷却媒体を冷
却するものである。
【0004】ここで、この冷却ユニットについて簡単に
説明する。
【0005】まず、冷媒を圧縮機に吸入して圧縮し、高
温高圧の状態にする。この高温高圧の冷媒をキャピラリ
チューブのような凝縮器に通過せしめて外気との間で熱
交換して冷媒から放熱させ、冷媒を液化させる。この液
冷媒を膨脹弁のような膨脹部材において断熱膨脹させて
低温低圧の液状態とし、この低温低圧の液冷媒を蒸発器
に通過せしめて蒸発器の周囲を通過する被冷却媒体より
冷媒が熱を奪うことにより、被冷却媒体を冷却するとと
もに冷媒を気化させて元の気化状態とする。そして、冷
媒を再び圧縮機に吸入するという工程を繰り返し、被冷
却媒体を冷却する。
【0006】つぎに、従来のショーケースの冷却装置に
ついて説明する。
【0007】店舗内に配置された従来の各ショーケース
は、その内部に前述した膨脹部材、蒸発器、ファンおよ
び各種制御機器を有していた。一方、前記圧縮機は、こ
の圧縮機を駆動するモータとともに店舗外に設けられた
機械室に配設され、また、前記凝縮器は屋上などの風通
しのよい場所に配設されており、これらの圧縮機および
凝縮器と各ショーケース内の前記膨脹部材、蒸発器と
は、冷媒を循環するための複数本の配管(冷媒配管)に
より接続されていた。
【0008】前記圧縮機を複数のショーケース内の機器
と接続するためには、圧縮機側から各ショーケースに至
るにつれて分岐するように複数本の配管を冷媒が漏洩し
ないように連結しなければならないが、銅管からなる配
管の連結手段としては隣接する配管を熔接することによ
って連結したり、ねじ等の連結部材をもって連結したり
していた。また、各配管の外周を断熱部材により被覆し
ていた。
【0009】そして、従来のショーケースの冷却装置に
おいては、機械室に配置された冷却ユニットから前記配
管を通じて送られる高温高圧の冷媒を、ショーケース内
の蒸発器において、ショーケースの商品陳列部の空気と
熱交換することによりショーケースの商品陳列部を冷却
するようにしていた。
【0010】ところで、ショーケース内に設置されショ
ーケースの商品陳列部の空気と熱交換を行う蒸発器の表
面温度は一般に氷点下であるため、蒸発器の表面には霜
が付着することになる。このため、デフロストといわれ
る霜取り作業が3〜4時間に1回程度の頻度で行なわれ
ていた。このデフロストは、ショーケースの冷却を一時
的に中断することにより、蒸発器の着霜を除去するもの
であり、このため、従来、各ショーケースには、除霜の
結果として生じるドレン水の水抜きのための排水管を1
本ずつ設置しなければならなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ショーケースの設置に
は、前述したような冷媒配管工事、断熱部材被覆作業の
他、各ショーケース近傍に排水管を設けるための排水管
工事、各ショーケースの機器に給電するための電気工事
などの大掛かりな工事が必要であり、そして、一旦、シ
ョーケースを設置した後は、排水管の確保や電気配線な
どの関係上、ショーケースの大幅な移動がしにくかった
し、ショーケースの配置替えを行おうとすると、大規模
な工事が必要となるため、その費用も高額なものとなっ
ているのが実情であった。
【0012】また、前記冷媒配管工事において、前記配
管の連結を熔接をもって行なった場合、外部からの何ら
かの衝撃で接続箇所に過度に負担が掛かって配管が破損
したり、前記配管の接続をねじをもって行なった場合に
も、温度変化による銅管たる配管の収縮でねじが緩み、
フロンガスからなる冷媒が漏洩することがあったが、こ
のフロンガスの漏洩はオゾン層の破壊を招来するため、
重大な環境問題となっていた。一方、前記配管の連結箇
所は、ショーケースの数が増すほど増大し、冷媒漏洩の
可能性も高くなるため、メンテナンスも煩雑であった。
【0013】さらに、前述したように蒸発器の着霜除去
のためデフロストを行なった場合、ショーケース内の温
度が10〜15℃上昇することは避けられないが、冷却
によってチルド状態に保たれている生鮮食料品のうち精
肉や鮮魚に、いわゆるドリップといわれる汁が染み出る
状態が生じるなど冷凍または冷蔵されている食品の品質
管理上の問題が生じていた。また、ショーケースに配置
された各機器に故障が生じた場合、店内での修理作業を
余儀なくされるため、営業上の支承をきたすことがあっ
た。
【0014】一方、全国的に多数のものが設置されてい
る自動販売機もそれぞれの内部に冷却ユニットを内蔵し
ているため同一の場所に複数台の自動販売機を設置する
場合には、前述したショーケースにおける諸問題と似た
問題が発生していた。
【0015】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、ランニングコスト、イニシャルコストが
低廉で、しかもショーケースおよび自動販売機の本体内
部を商品収納のために有効に利用することができるショ
ーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のショーケースの冷却方法
は、冷却ユニットにおいてショーケースの設定温度より
低温に冷却された冷却空気を冷却源としてショーケース
内に供給配管を介して供給し、ショーケース内の空気と
混合させてショーケース内の冷却を行なうとともに、冷
却源としてショーケースに供給された前記冷却空気量と
等しい量のショーケース内の空気を前記冷却ユニットに
回収配管を介して回収し、この回収空気を冷却ユニット
において再冷却して再度冷却空気として利用することを
特徴とする。
【0017】請求項2に記載のショーケースの冷却装置
は、冷却空気吹出口および冷却空気吸込口をそれぞれ有
する複数のショーケースと、各ショーケースから隔離し
て設置され圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器を有
し冷凍サイクルを構成する冷却ユニットと、前記冷却ユ
ニットにより製造された冷却空気を前記各ショーケース
の冷却空気吹出口から吹出すように供給する供給配管
と、前記各ショーケースの冷却空気吸込口から冷却空気
を前記冷却ユニットに回収する回収配管とを設けたこと
を特徴とする。
【0018】請求項3に記載のショーケースの冷却装置
は、冷却空気吹出口および冷却空気吸込口をそれぞれ有
する複数のショーケースと、各ショーケースから隔離し
て設置され、圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器を
有する冷凍サイクル、循環されるブラインの保冷を行な
う蓄冷槽およびこの蓄冷槽内のブラインが導入される熱
交換器を有し空気との熱交換を行い各ショーケース冷却
用の冷気を発生する冷気発生室から構成される冷却ユニ
ットと、前記冷却ユニットの冷気発生室内において製造
された冷却空気を前記各ショーケースの冷却空気吹出口
から吹出すように供給する供給配管と、前記各ショーケ
ースの冷却空気吸込口から冷却空気を前記冷気発生室内
の熱交換器に通過させるために前記冷却ユニットに回収
する回収配管とを設けたことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項3に記載のショーケースの冷却装置におい
て、前記蓄冷槽に、凍結されうるブラインを密閉容器内
に封入してなる蓄冷部材を固定配置したことを特徴とす
る。
【0020】請求項5に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のショーケ
ースの冷却装置において、前記供給配管および回収配管
は、それぞれ筒状に形成された断熱材からなる複数の断
熱風導管からなり、隣接する1対の断熱風導管の端部間
を内側から連結部材により接続して構成したことを特徴
とする。
【0021】請求項6に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項2乃至請求項5に記載のショーケースの冷却
装置において、前記供給配管および回収配管には、供給
冷気または回収冷気の風量を予め一定に設定するために
各配管の開度を調節しうる開度調節機能と、ショーケー
ス内に配設された温度制御装置によって冷気の流通を自
動的に制御する開閉機能とを有する少なくとも1つの弁
を配設したことを特徴とする。
【0022】請求項7に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のショーケ
ースの冷却装置において、前記冷気発生室内には前記熱
交換器が配設されるとともに回収配管が接続された2室
の相互に独立した熱交換室が設けられており、各熱交換
器には、前記ブラインと着霜除去用のホットブラインを
選択的に導入するようにされていることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項7に記載のショーケースの冷却装置におい
て、前記冷気発生室内には前記各熱交換室と隔壁を介し
て隣接し前記供給配管が接続された冷気供給室が設けら
れており、前記隔壁には前記各熱交換室と冷気収集室と
の通気を選択的に行なう開閉自在なシャッタを有した開
口が形成されていることを特徴とする。
【0024】請求項9に記載の自動販売機の冷却方法
は、冷却ユニットにおいて自動販売機の設定温度より低
温に冷却された冷却空気を冷却源として自動販売機内に
供給配管を介して供給し、自動販売機内の空気と混合さ
せて自動販売機内の冷却を行なうとともに、冷却源とし
て自動販売機に供給された前記冷却空気量と等しい量の
自動販売機内の空気を前記冷却ユニットに回収配管を介
して回収し、この回収空気を冷却ユニットにおいて再冷
却して再度冷却空気として利用することを特徴とする。
【0025】請求項10に記載の自動販売機の冷却装置
は、冷却空気吹出口および冷却空気吸込口をそれぞれ有
する複数の自動販売機と、各自動販売機から隔離して設
置され圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器を有し冷
凍サイクルを構成する冷却ユニットと、前記冷却ユニッ
トにより製造された冷却空気を前記各自動販売機の冷却
空気吹出口から吹出すように供給する供給配管と、前記
各自動販売機の冷却空気吸込口から冷却空気を前記冷却
ユニットに回収する回収配管とを設けたことを特徴とす
る。
【0026】請求項11に記載の自動販売機の冷却装置
は、冷却空気吹出口および冷却空気吸込口をそれぞれ有
する複数の自動販売機と、各自動販売機から隔離して設
置され、圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器を有す
る冷凍サイクル、循環されるブラインの保冷を行なう蓄
冷槽およびこの蓄冷槽内のブラインが導入される熱交換
器を有し空気との熱交換を行い各自動販売機冷却用の冷
気を発生する冷気発生室から構成される冷却ユニット
と、前記冷却ユニットの冷気発生室内において製造され
た冷却空気を前記各自動販売機の冷却空気吹出口から吹
出すように供給する供給配管と、前記各自動販売機の冷
却空気吸込口から冷却空気を前記冷気発生室内の熱交換
器に通過させるために前記冷却ユニットに回収する回収
配管とを設けたことを特徴とする。
【0027】請求項12に記載の自動販売機の冷却装置
は、請求項11に記載の自動販売機の冷却装置におい
て、前記蓄冷槽は、凍結されうるブラインを密閉容器内
に封入してなる蓄冷部材を固定配置したことを特徴とす
る。
【0028】請求項13に記載の自動販売機の冷却装置
は、請求項10乃至請求項12のうちいずれかに記載の
自動販売機の冷却装置において、前記供給配管および回
収配管は、それぞれ筒状に形成された断熱材からなる複
数の断熱風導管からなり、隣接する1対の断熱風導管の
端部間を内側から連結部材により接続して構成したこと
を特徴とする。
【0029】請求項14に記載の自動販売機の冷却装置
は、請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の自動
販売機の冷却装置において、前記供給配管および回収配
管には、供給冷気または回収冷気の風量を予め一定に設
定するために開度を調節しうる開度調節機能と、自動販
売機内に配設された温度制御装置によって冷気の流通を
制御する弁の開閉を自動的に行なう開閉機能とを有する
少なくとも1つの弁を配設したことを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明の冷却方法および冷却装置によれば、各
ショーケースの冷却空気を回収配管により冷却ユニット
に導入して蒸発器内の冷媒または熱交換器内のブライン
との間で熱交換してさらに冷却し、この冷却空気を供給
配管を通じて各ショーケースに供給するようにしたの
で、各ショーケースに冷凍サイクルを構成する機器を設
置することなくショーケース内に陳列した食品を冷却す
ることができる。また、自動販売機についても同様にし
て、各自動販売機内の食品を冷却することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0032】図1は本発明のショーケースの冷却装置の
概略を示すものであり、スーパーマーケットなどの店舗
S内には、複数のショーケース1が設置されているが、
図1には代表する1つのみのショーケース1が示されて
いる。このショーケース1は、図2に詳示するように、
前面の一部が商品取出し口2として広く開放された箱型
に形成されており、ショーケース1の商品取出し口2内
には、商品陳列部3が商品取出し口2と連通するように
形成されている。この商品陳列部3には、複数枚の着脱
可能な棚板4,4…が上下方向に間隔を隔てて配設され
るとともに、商品陳列部3の下端部には、箱型の商品収
納部5が形成されている。なお、このショーケース1に
は、従来のものにおける凝縮器、膨脹部材、蒸発器、フ
ァンなどは設置されてなく、また、ドレン水回収のため
の配水管も接続されていない。さらに、このショーケー
ス1の商品陳列部3は、図2の構成に限定されるもので
はない。
【0033】また、前記ショーケース1の商品陳列部3
の前部上壁6には、冷却空気を冷風として吹出すための
冷却空気吹出口7が形成されている。同じく商品陳列部
3の前部下壁8には、商品陳列部3の冷却に使用された
空気を回収するための冷却空気吸込口9が形成されてお
り、この冷却空気吸込口9は、商品陳列部3の背部に形
成されている空気通路10と連通されている。
【0034】この空気通路10内は、その中間部には前
記ショーケース1の背面を貫通する冷却空気の供給配管
12の先端部12aが接続されており、前記冷却空気吸
込孔9の近傍には、空気通路10を連通させるファン1
0aを有する仕切板10bが設けられている。そして、
前記ファン10aと供給配管12の先端部12aの配設
位置の中間部には、前記ショーケース1の背面を貫通す
るように冷却空気の回収配管13の先端部13aが接続
されている。
【0035】図1に戻って、前記各ショーケース1が設
置されている店舗S内と隔離した機械室M内には、前記
各ショーケース1の商品収納部5を冷却するための冷却
ユニット11が設置されている。この冷却ユニット11
内には、冷凍サイクルを構成する図示しない圧縮機、膨
脹部材および蒸発器、ならびに前記圧縮機を駆動するモ
ータなどが配設されている。また、図示しない室外の風
通しのよい場所には凝縮器が設置されている。なお、前
記圧縮機およびモータを前記膨脹部材、蒸発器などから
分離して機械室M内に設置してもよい。
【0036】さらに、前記冷却ユニット11内において
蒸発器内の冷媒との熱交換により冷却された冷却空気を
前記各ショーケース1の商品収納部5に供給するための
供給配管12が前記冷却ユニット11と接続されてお
り、この供給配管12の各先端は前述したように各ショ
ーケース1の空気通路10と連通されている。さらにま
た、前記各ショーケース1の空気通路10と連通する回
収配管13が前記冷却ユニット11と接続されており、
各ショーケース1の空気通路10内の空気を前記冷却ユ
ニット11に回収するようになっている。このように、
供給配管12と回収配管13を介して冷却ユニット11
と各ショーケース1間における冷却空気の循環をはかる
ため、前記冷却ユニット11内には、供給用の大容量の
ファン61ならびに図示しない回収用の大容量のファン
が配設されている。
【0037】また、前記供給配管12および回収配管1
3は、多数の断熱風導管14を順次連結して構成されて
いる。前記断熱風導管14は、図3に示すように、ウレ
タンなどの断熱材料を発泡させた円筒状の風導管本体1
5を有しており、この風導管本体15の中央部内周に
は、塩化ビニールその他の樹脂からなる円筒状の芯体1
6が空気抵抗を小さくするために形成されており、前記
風導管本体15の一端部の内周縁部には、塩化ビニール
その他の樹脂からなる円筒状の連結部材17が前記芯体
16と連接するように形成されている。そして、隣接す
る1対の断熱風導管14,14の端部間を内側から連結
部材17により接着などにより接続することにより前記
供給配管12および回収配管13が形成されることにな
る。なお、隣接する1対の断熱風導管14,14の外周
の接続部は図示しない粘着テープなどにより封止するこ
とが望ましい。また、前記風導管本体15の一例として
は、長さが1〜1.2m、内径が50〜600cm、厚
さが30〜75mm程度、望ましくは50〜75mmの
ものが考えられるが、この各種寸法は、冷却ユニット1
1側の幹管とショーケース1側の枝管とで異なることに
なる。また、前記風導管本体15の肉厚は冷気温度の低
いものほど厚いものが望ましい。
【0038】一方、前記供給配管12および回収配管1
3の分岐部あるいは集合部には、図4に示すようなT字
筒状の断熱風導管14Aや、図示しないL管、45度L
管、Y管等を使用すればよい。この断熱風導管14Aや
その他の形状の風導管は、前記断熱風導管14と同様、
ウレタンなどの断熱材料を発泡させた円筒状の風導管本
体15Aを有しており、その中央部内周には、図3に示
す風導管(直管)と同様に、芯体16Aが形成されてい
る。なお、この断熱風導管14Aも連結部材17のよう
な連結部材17Aを接着することにより他の断熱風導管
14,14Aと連結される。
【0039】図4に示した断熱風導管14Aの3つ端部
の全てに連結部材を装着してあるが、この断熱風導管1
4Aには他の断熱風導管14、14Aの連結部材17が
設けられていない端部が連結される。また、必ずしも前
記断熱風導管14Aの3つ端部の全てに連結部材17が
設けられている必要はないことは勿論である。
【0040】そして、機械室M内に配設された冷却ユニ
ット11と店舗S内に配設されたショーケース1との間
を循環するように、冷却ユニット11により製造された
冷却空気を前記ショーケース1に供給する供給配管12
と、前記ショーケース1から冷凍空気を回収する回収配
管13の配管作業を行う。この作業は、前記断熱風導管
14,14Aの連結部材17を隣接する断熱風導管1
4,14Aの風導管本体15,15Aの端部に挿入し
て、接着剤により連結部材17を断熱風導管14,14
Aと接着することにより連結し、さらに、断熱風導管1
4,14Aの接続部を粘着テープで封止させ補強をはか
る。なお、この配管14,14Aは天井裏のように、人
目に触れにくく、買物客の歩行や商品の搬入に邪魔にな
らないところに施すものとする。
【0041】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0042】まず、冷却ユニット11内において低温低
圧とされた液冷媒を蒸発器(図示せず)に供給する。そ
して、回収配管13を介して冷却ユニット11内に回収
された各ショーケース1からの冷却空気を、蒸発器を通
過する液冷媒と熱変換させることによってさらに冷却
し、冷却ユニット11内に設けられたファンによって供
給配管12内に供給する。この供給配管12内に供給さ
れた冷却空気は供給配管12を通ってその開口部である
各ショーケース1の冷却空気吹出口7から商品陳列部5
へ吹出される。各冷却空気吹出口7はショーケース1の
前面上部に設けられているため、冷却された空気はショ
ーケース1の商品陳列部5の上方から下方に向かって下
降することになるが、その際に商品陳列部5や商品は冷
却されることになる。そして、冷却ユニット11に設け
られた他のファンの吸引力によってショーケース1の前
面下方に設けられた冷却空気吸込口9から冷却に供せら
れた空気が商品陳列部5の背部を介して回収配管13へ
吸込まれ、回収配管5を通って再び冷却ユニット11に
戻される。このように、冷却空気は冷却ユニット11と
各ショーケース1との間を断熱風導管14,14Aから
なる供給配管4と回収配管5とを通ることによって循環
させられ、各ショーケース1の商品陳列部5内の商品を
所定の温度に冷却する。
【0043】なお、食品管理上、冷却の希望温度にも差
があり、前記ショーケース1を冷凍庫としての利用する
場合には−25℃程度が好ましく、また、精肉・鮮魚等
の生鮮食料品は−3℃程度に、牛乳や豆腐等の日配品は
冷蔵庫として10℃程度に冷却することが好ましいとい
われている。
【0044】そこで、本実施例においては前述した冷却
ユニット11を冷凍食料品冷凍庫用、生鮮食料品冷凍庫
・日配品冷蔵庫共用の2基用意して、所定温度の冷却空
気を所望のショーケース1に供給配管12によって導
き、ショーケース1を冷凍庫もしくは冷蔵庫として用い
るものとする。なお、このように、3基の冷却ユニット
11を設ける場合でも、圧縮機は共用することが可能で
ある。
【0045】前述したように、本実施例のショーケース
の冷却装置においてショーケース1は、冷却空気の吹出
口7および吸込口9を有するだけの簡単な構成の陳列棚
であり、蒸発器を備えていないため排水管の工事や特別
な電気工事ならびに冷媒配管工事を必要としないため、
ショーケース1の移動を希望の位置に容易に行なうこと
ができる。また、機械室Mの冷却ユニット1と店舗S内
のショーケース1とを連結する断熱風導管14,14A
は簡単な作業で配管することができ、しかも前記断熱風
導管14,14Aは安価に形成することができる。
【0046】そして本実施例においては、従来、ショー
ケースごとに配設されていた膨脹部材、蒸発器、ファン
などの機器を機械室Mに集中させて冷凍サイクルを機械
室M内に一体化したため、ショーケース自体の製造部品
が削減され、製造コストを抑えることが可能となる。つ
まり、従来は100基のショーケースを使用するとした
場合には、蒸発器や膨脹部材なども各ショーケースの数
分の100個が必要であったのに対し、本実施例におい
ては、ショーケースの数に限らず、機械室Mに配設する
1個(1種の設定温度につき)で十分な機能を果たすこ
とができる。さらに、ショーケース自体の構造が簡素化
されたことでショーケース1の設置スペースが小さくな
り、店舗の売場面積を有効に利用することができる。
【0047】さらにまた、冷凍サイクルを機械室Mに集
中させたことで、冷却ユニット11の冷媒配管、排水
管、電気配線の工事も各ショーケース毎に行う必要がな
くなり、設備費を削減することができるとともに、故障
を未然防止するメンテナンス等の運転維持費も低減させ
ることが可能となる。また、冷媒配管は機械室中で行わ
れ、ほぼ常設的なものとなるため、従来のようにショー
ケース1の移動の際に冷媒としてのフロンガスが漏洩す
るといったことはなく、しかも、冷媒配管の距離は従来
より格段に短くなるため、冷媒配管の接続箇所も少なく
なり、冷媒のガス洩れも減少させることができるし、さ
らには、冷媒の配管内圧力損失を能力計算にいれる必要
がないので、能力を25〜30%程度高めることができ
る。
【0048】そして、機械室における集中制御によりシ
ョーケース内のデフロストを行なう必要がないのでショ
ーケース内の温度管理が良好となり、よってドリップも
起こらず、商品の品質管理も万全を期することができ
る。
【0049】なお、本実施例は自動販売機の冷却にも適
用できることはもちろんである。
【0050】図5乃至図13は本発明の第2実施例を示
すものであり、図5は本発明の第2実施例に用いるため
のショーケースの一例を示し、図6は同じく第2実施例
の冷却ユニット11の概略を示すものである。
【0051】本実施例においては、図5に示すように、
前記ショーケース1の商品陳列部3の裏側には、この商
品陳列部3の上面、背面および下面に沿ってコ字状に形
成された冷却空気通路18が配設されており、この冷却
空気通路18の中間部には、前記ショーケース1の背面
を貫通する冷却空気の供給配管12の先端部12aが接
続されており、前記先端部12aには、例えば図7に示
すようなウレタン等の発泡性の断熱部材により円筒状に
成型された冷気吹出ダクト19がショーケース1の幅方
向に水平に配設されるように90度折曲して接続されて
いる。前記冷気吹出ダクト19は、円筒状に形成された
断熱部材の上部には、前記供給配管12から供給される
冷気を上方に向かって吹き出すように形成された複数の
冷気吹出孔20,20…を有し、同じく下部には、冷気
を下方に向かって吹き出すとともに、冷気吹出ダクト1
9内の水抜きを行なえるように形成された複数の排出孔
21,21…を有している。
【0052】また、前記冷却空気通路18の上端部は、
前記商品陳列部3の前方に開口し前記冷却空気通路18
の冷却空気を下方に吹出す冷却空気吹出口22とされて
おり、前記冷却空気通路18の下端部に連なる前端部
は、前記商品陳列部3の前方に開口し前記冷却空気通路
18の冷却空気を吸込む冷却空気吸込口23とされてい
る。そして、冷却空気通路18の前記冷却空気の供給配
管12の先端部12aに接続された冷気吹出ダクト19
の配設位置より冷却空気吸込口23側には、仕切板24
が形成されており、前記仕切板24には冷却空気通路1
8を連通させるファン25が設けられている。
【0053】そして、空気通路18内の前記ファン25
と供給配管12の先端部12aの配設位置の中間部に
は、前記ショーケース1の背面を貫通するように配設さ
れている冷却空気の回収配管13の先端部13aが接続
されている。そして、前記先端部13aには発泡性の断
熱部材により円筒状に成型された図示しない空気回収用
ダクトがショーケース1の幅方向に水平に配設されるよ
うに90度折曲して接続されている。この空気回収用ダ
クトは、円筒状に形成された断熱部材の下部に、前記フ
ァン25によって冷却空気通路18内に回収されたショ
ーケース1内の空気を吸込むための複数の吸込孔を有し
ている。なお、この吸込孔はその配設面積が、前記冷気
吹出しダクト19に設けられた冷気吹出孔20および排
出孔21の総配設面積と等しくなるように形成されてい
るものとする。
【0054】なお、前記冷気吹出しダクト19および空
気回収用ダクトは、前述の第1実施例に示した空気通路
10内に接続される供給配管12の先端部12aおよび
回収配管13の先端部13aに、それぞれ同様にして接
続することができる。
【0055】前記ショーケース1の前記冷却空気通路1
8の背部には、この冷却空気通路18に沿って同じくコ
字状に形成されたガイドエア通路26が配設されてお
り、前記ガイドエア通路26の上端部は、前記冷却空気
吹出口22の前方隣に開口し前記ガイドエア通路26の
エアを下方に吹出すガイドエア吹出口27とされてお
り、前記ガイドエア通路26の下端部に連なる前端部
は、前記冷却空気吸込口23の前方隣に開口し商品陳列
部3内のエアを吸込むガイドエア吸込口28とされてい
る。また、ガイドエア通路26内の前記ガイドエア吸込
口28の近傍には、ガイドエアを循環させるファン30
が支持板29に支持されるようにして設けられている。
なお、前記ガイドエア通路26はショーケース1のタイ
プによっては設けなくてもよい。
【0056】ショーケース1内の上端部となる前記ガイ
ドエア通路26の上方には、外部エア通路31が配設さ
れており、外部エア通路31の一端部は、前記ガイドエ
ア吹出口27の前方隣に開口し前記外部エア通路31に
供給される外部エアを下方に吹出す外部エア吹出口32
とされており、外部エア通路31の上面を構成するショ
ーケース1の天板の背面側には、外部エアを前記外部エ
ア通路31内に取込むファン33が配設されている。
【0057】そして、ショーケース1の商品陳列部3内
の背面最上部には、前記商品陳列部3内の温度を制御管
理するサーモスタットTの検知部34が配設されてい
る。
【0058】前記供給配管12および回収配管13に
は、最初の運転開始前に供給配管12および回収配管1
3内の内圧を測定したうえで、供給分冷却空気量と回収
分空気量とがほぼ等しくなるようにその開度を調整する
ための手動の開度調節弁49と、ショーケース1内に配
設された前記サーモスタットTと連結されたモータMo
により自動的に開閉される開閉弁50がそれぞれ配設さ
れている。そして、供給配管12および回収配管13に
配設された開閉弁50は、ショーケース1内に配設され
たサーモスタットTの検知部34により検知したショー
ケース1内の温度が上限設定温度より上昇した場合に、
供給配管12および回収配管13の開閉弁50を同時に
開き、また、前記サーモスタットTが下限設定温度を検
知したら、供給配管12および回収配管13の開閉弁5
0を同時に閉じるように制御されている。なお、弁の開
度を調節する手動の前記開度調節弁49とショーケース
1内に配設された前記サーモスタットTと連動して弁の
開閉を自動的に行なう開閉弁50とは、前記サーモスタ
ットTと連結されたモータMoをステップモータとし、
前記ステップモータに接続され弁の開度の調節機能と開
閉機能を併有する1つの開度自動調節弁に代えることが
できる。また、前記開度調節弁49および開閉弁50は
ショーケース1内に設けるようにしてもよい。
【0059】また、図6に示すように、本実施例におい
ても第1実施例と同様に、各ショーケース1が設置され
ている店舗S内と隔離した機械室M内には、前記各ショ
ーケース1の商品収納部5を冷却するための冷却ユニッ
ト11が設置されている。
【0060】この冷却ユニット11は、圧縮機、凝縮
器、膨脹部材および蒸発器からなる冷凍サイクル35を
収納しているケーシング35aと、前記冷凍サイクル3
5によって冷却されたブラインの保冷を行なう蓄冷槽3
6と、熱交換器39内を循環するブラインと周囲の被冷
却媒体との熱交換を行うことにより冷却空気を発生させ
る冷気発生室37とから構成されている。なお、前記冷
凍サイクル35の凝縮器は屋上等にクーリングタワー等
として別設されている。
【0061】本実施例における冷却ユニット11は、圧
縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器からなる冷凍サイ
クル35を構成する各種機器を、冷媒を循環させるため
の図示しない2本の配管をもって接続し、前記冷凍サイ
クル35を蓄冷部材38を配設する蓄冷槽36と、ブラ
インを循環させるための2本の配管P1,P1をもって
接続し、さらに、前記蓄冷槽36を冷気発生室37内の
各熱交換器39と、ブラインを循環させるための2本の
配管P2,P2をもってそれぞれ接続するものである。
なお、前記ブラインは図示しないポンプによりケーシン
グ35a、蓄冷槽36および冷気発生室37間を循環す
るようになっている。
【0062】ここで、この冷却ユニット11についてさ
らに説明する。
【0063】まず、前述した冷凍サイクル35をもって
冷却冷媒たるブラインを冷却するため、図示は省略した
がケーシング35a内において、ブラインは冷凍サイク
ル35の蒸発器と接触して熱交換を行なうようにように
構成されている。本実施例においては、前記ブラインと
して、粘性が出にくい特性を有する塩化カルシウム溶液
を用いるか、あるいはエチレングリコール溶液を用いる
ことが望ましい。
【0064】前記冷凍サイクル35には、ブラインを循
環させる2本の配管P1,P1をもって蓄冷槽36が接
続されており、前記蓄冷槽36内には、他のブライン、
例えばエチレングリコールを水と調合し、冷却された前
記塩化カルシウム溶液より若干高い温度(−30℃〜−
40℃)で凍結するようにしたものを封入した複数の蓄
冷容器38a,38aが整列状に配設されている。この
蓄冷容器38aの整列方向は、ブラインがケーシング3
5a、蓄冷槽36および冷気発生室37間において流通
しやすくするため、配管P1,P2が接続されている蓄
冷槽36の対向壁面36a,36aに平行する方向とさ
れている。なお、ブラインとしては、前記塩化カルシウ
ム、エチレングリコールの他に、ポリプレングリコー
ル、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム等がある。
【0065】そして、前記蓄冷槽36には、ブラインを
循環させる2本の配管P2,P2をもって熱交換器39
が接続されており、前記各配管P2には、冷気収集室4
1内に配設された前記サーモスタットTと連結されたモ
ータ(図示せず)により自動的に開閉される開閉弁50
Aと前記蓄冷槽36に保冷されたブラインを循環させる
ためのポンプ51とが配設されている。この配管P2に
配設された開閉弁50Aおよびポンプ51は、冷気収集
室41内に配設されたサーモスタットTが検知した発生
冷気の温度が上限設定温度より上昇した場合に、配管P
2の開閉弁50Aを開くとともにポンプの駆動を開始
し、また、前記サーモスタットTが下限設定温度を検知
したら、配管P2の開閉弁50Aを閉じるとともにポン
プ51の駆動を停止するように構成されている。
【0066】また、本実施例において、前記冷気発生室
37には、図8に示すように、前記ブラインを循環させ
る冷却フィンコイル39aをそれぞれ有する2室の熱交
換室40,40が設けられている。そして、隔壁42を
介して前記熱交換室40,40に隣接するように冷気収
集室41が設けられており、前記熱交換室40,40と
冷気収集室41との隔壁42には冷気の流通を行なうフ
ァン43が形成されている。前記ファン43は、図9に
示すように、冷気発生室37内の隔壁42の上方に配設
されており、熱交換室40と冷気収集室41との一切の
通気を遮断可能とする遠隔操作により開閉し得るシャッ
タ44を有している。
【0067】前記熱交換室40,40において発生する
冷気は、前記熱交換室40,40と冷気収集室41との
隔壁42に配設されたファン43を駆動させることによ
って冷気収集室41に集められる。
【0068】前記熱交換室40,40は2室で同時に冷
却動作させることも、もちろん可能であるが、本実施例
においては、どちらか一方の熱交換室40の熱交換器3
9を使用して空気の冷却を行ない、他方の熱交換室40
は、必要に応じて熱交換器39のデフロスト等の保守を
おこなったり、非常時に備えた待機状態とするようにし
て、前記2室の熱交換室40,40を交互に使用するも
のとする。
【0069】また、前記デフロストの際には、デフロス
トが行なわれている熱交換室40と冷気収集室41との
隔壁42に配設されたファン43に設けられたシャッタ
44を閉ざすことにより、デフロストの際に発生する暖
気が冷気収集室41へ侵入することを防止することがで
きる。
【0070】なお、前記熱交換器39にブラインを循環
させる配管P2にはデフロスト用に別設されたホットブ
ラインの供給・回収用の配管P3が接続されており、こ
の配管P3に介装されているデフロスト用弁45の開閉
操作をもってデフロストを行なうようになされている。
前記配管P3内には、前記ブラインたる塩化カルシウム
溶液が封入されており、この配管P3内のブラインは、
前記冷凍サイクル35において凝縮器に到達する前の高
温高圧の冷媒ガスが流通するコイルと熱交換されるよう
になっており、この冷媒ガスとの熱交換によりホットブ
ラインを約40℃前後の温度に保持するようになってい
る。なお、このホットブラインの温度制御は配管P3に
迂回路を設け、冷媒ガスとの熱処理を必要に応じて行な
うことで達成される。なお、前記デフロスト用弁45に
代えてデフロスト用弁45と手動の開度調整弁49を組
み合わせた三方弁を使用してもよい。
【0071】さらに、前記冷気発生室37内の熱交換室
40においてブラインとの熱交換により冷却され、冷気
収集室41内に導入された冷却空気を前記各ショーケー
ス1の商品陳列部3に供給するための供給配管12が前
記冷却ユニット11の冷気収集室41と接続されてお
り、この供給配管12の先端12aは前述したように前
記各ショーケース1の冷却空気通路18と連通されてい
る。
【0072】また、前記冷気収集室41の近傍の供給配
管12には風量センサ60が配設されており、冷却空気
の供給が設定値以下の通気量となった場合に、風量セン
サ60が冷気収集室41内に設置され供給配管12に冷
却空気を送り込むファン61のモータMoの駆動をイン
バータ制御し、前記ファン61のモータMoが過負荷と
なることを防止するように構成されている。
【0073】さらにまた、前記各ショーケース1の商品
収納部5と連通する回収配管13が前記冷気発生室37
の熱交換室40と接続されており、各ショーケース1の
商品収納部5内の空気を前記冷却ユニット11の冷気発
生室37に回収するようになっている。このように、供
給配管12と回収配管13を介して冷却ユニット11と
各ショーケース1間における冷却空気の循環をはかるた
め、前記冷却ユニット11内には、前記ファン43以外
にも図示しない供給用ならびに回収用の大容量のファン
が配設されている。
【0074】また、前記冷気発生室37の周壁46は断
熱パネルによって形成されており、天井47には、図9
に示すように着霜を防止するセラミック板47aが表面
に貼着されている。このセラミック板47aに冷気が当
たると、セラミック板47aのセラミックが冷気中に含
まれている氷の結晶の発達を阻止する物性を有している
ので、天井47への着霜を防止することができる。そし
て、冷気収集室41の天井47には、前記セラミック板
47aを表面に貼着した風当板48が傾斜状に配設され
ており、前記風当板48が冷気発生室37内の隔壁42
に配設された前記ファン43から吹出す冷気を直接受け
るようになされている。こうすることにより、冷気収集
室41内外の天井以外の各箇所に着霜することを防止す
ることができる。
【0075】また、冷気収集室41には、前述したよう
に、発生した冷気の温度を検知して配管P2に配設され
た開閉弁50Aの開閉およびポンプ51の駆動を制御す
るサーモスタットTが配設されている。
【0076】前記供給配管12および回収配管13は、
多数の断熱風導管14を順次連結して構成されており、
その断熱風導管14等の構造は前述の第1実施例と同様
である。そして、機械室M内に配設された冷気発生室3
7と店舗S内に配設されたショーケース1との間を循環
するように、冷気発生室37の冷気収集室41に導入さ
れた冷却空気を前記ショーケース1に供給する供給配管
12と、前記ショーケース1から冷却空気を回収する回
収配管13の配管作業を行う。ただし、本実施例におい
ては、芯体16としてステンレス等の金属部材を用いた
断熱風導管14は、結露の畏れがあるため、供給配管に
は一切使用しないものとする。
【0077】図10は、前記開閉弁50を示す斜視図で
あり、図11はそのa−a断面図であり、図12は図1
1のb−b断面図である。
【0078】前記開閉弁50の弁本体52は、前記風導
管14に装着されており、前記本体52内には断熱風導
管14を閉塞し通気の遮断を可能とした円形の弁板53
が後述するインスレーションシャフト(断熱性軸)54
を軸として水平方向に回転自在に配設されている。そし
て、前記弁板53の配設された断熱風導管14の内周部
分には半円弁座55が、図13に示すように、前記イン
スレーションシャフト54によって分割される弁板53
の半円周部分に弁板53の片面方向から当接し、残りの
半円周部分に弁板53の他方の面側から当接するように
配設されている。この半円弁座55は、弁板53の開時
には、前記弁板53の回転をほぼ90度の一方向の回転
とするストッパとして機能し、弁板53の閉時には、弁
板53の円周部分に当接して弁板53周囲からの通気を
遮断するとともに、ショーケース1に供給される冷却空
気により弁板53が閉じた状態で凍結するのを防止する
シール部材として機能するようになっている。
【0079】また、前記インスレーションシャフト54
は前記弁板53の上端から上方に延在して前記本体52
を貫通するように配設されており、インスレーションシ
ャフト54の上端には前記モータの回転軸56が接続さ
れている。また、前記インスレーションシャフト54お
よび回転軸56は前記本体52の上方に一体形成された
断熱部材からなる断面略方形のモータ載置台57の内部
に収納されるようになされている。
【0080】尚、前記断熱風導管14は、この開閉弁5
0を設置する部位においては、上下において半割りされ
ており、開閉弁50の弁板53等を断熱風導管14内に
装着した後に半割りされた断熱風導管14を接着して円
環状に形成される。
【0081】そして、前記モータ載置台57の近傍に
は、風量測定口58として風導管14の中心方向に向う
小径の孔が形成されており、最初の運転開始前にこの風
量測定口58から風速計を風導管14に差し入れ、風量
および風速を検出するようになされている。そして、こ
の検出結果によって前記風導管14に配設された開度調
節弁49の開度を手動により調節し、適切な冷気の供給
量・回収量を得るようにする。なお、この風量測定口5
8は一度、開度調節弁49を適切に設定した後は、通常
は、適宜な栓体59により塞ぐものとする。
【0082】なお、前記開閉弁50を構成する風量調節
ダンパのインスレーションシャフト等の各種部品も熱伝
導率の低いウレタン、ポリエステル等の断熱材により形
成するものとする。
【0083】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0084】まず、冷却ユニット11内の冷凍サイクル
35において低温低圧とされた液冷媒を蒸発器(図示せ
ず)に供給し、ブラインと接触させることによってブラ
インたる塩化カルシウム溶液を−40℃〜−50℃に冷
却する。そして、冷却したブラインを配管P1を介して
蓄冷槽36に循環させ、冷却したブラインを蓄冷槽36
において保冷する。
【0085】蓄冷槽36においては、−40℃〜−50
℃に冷却した塩化カルシウム溶液により、塩化カルシウ
ム溶液よりも多少高い−30℃〜−40℃で凍結するよ
うに調整されたエチレングリコールと水の調合液が封入
された前記蓄冷容器38aが凍結するため、前記塩化カ
ルシウム溶液がブラインとしての循環使用により冷却の
度合いが多少緩んだ場合に、前記蓄冷容器38aが、今
度は逆に前記塩化カルシウム溶液を−40℃〜−50℃
程度に冷却する蓄冷部材38として機能することにな
る。よって、前記冷凍サイクル35を常に駆動し続ける
必要はない。つまり、塩化カルシウム溶液が冷気発生室
37において所定温度の冷却空気を発生させることがで
きない程の温度となった場合にのみ前記冷凍サイクル3
5を駆動させて塩化カルシウム溶液を冷却させるととも
に、配管P2に配置された開閉弁50の開閉を行って塩
化カルシウム溶液の循環をおこなう。したがって、安価
な深夜電力を利用して蓄冷容器38a内のエチレングリ
コールと水の調合液を凍結しておき、昼間はブライン温
度が設定温度より下回った時にのみ、冷凍サイクル35
を駆動すればよい。
【0086】そして、回収配管13を介して冷却ユニッ
ト11の冷気収集室41内に回収された各ショーケース
1からの冷却空気を、冷気発生室37内の冷却フィンコ
イル39aを通過するブラインと熱交換させることによ
ってさらに冷却し、冷却ユニット11内に設けられた図
示しないファンによって供給配管12内に供給する。こ
の供給配管12内に供給された冷却空気は供給配管12
を通ってその開口部である各ショーケース1の冷却空気
通路18の冷気吹出ダクト19から冷却空気通路18内
に均一に吹出され、さらに冷却空気吹出口7から商品陳
列部5へ吹出されることになる。各冷却空気吹出口7は
ショーケース1の前面上部に設けられているため、冷却
された空気はショーケース1の商品陳列部5の上方から
下方に向かって下降することになるが、その際に商品陳
列部5や商品は冷却されることになる。そして、冷却ユ
ニット11に設けられた他のファンの吸引力によってシ
ョーケース1の商品収納部に設けられた冷却空気吸込口
9から冷却に供せられた空気が回収配管13へ吸込ま
れ、回収配管5を通って再び冷却ユニット11に戻され
ることになる。
【0087】このように、冷却空気は冷却ユニット11
と各ショーケース1との間を断熱風導管14,14Aか
らなる供給配管4と回収配管5とを通ることによって循
環させられ、各ショーケース1の商品陳列部5内の商品
を所定の温度に冷却する。一方、冷却に供せられた空気
は、商品陳列部3の前部下壁8に設けられた冷却空気吸
込口9aから冷却空気通路18内にファン25によって
吸込まれ、冷却空気通路18内で供給配管12から送り
込まれる冷却空気と混合され再び冷却空気として使用さ
れることになる。
【0088】また、前記ショーケース1の商品陳列部3
の前部上壁6に設けられたガイドエア吹出口7bおよび
外気エア吹出口7cからは、冷却空気と外気との圧力の
バランスを保障するエアカーテンとしてガイドエアおよ
び外気エアが吹出される。そして、前記ガイドエアおよ
び周辺の半冷却空気は、商品陳列部3の前部下壁8に設
けられたガイドエア吸込口9bからガイドエア通路26
内にファン30によって吸込まれ、ガイドエア通路26
内を通って再びガイドエア吹出口27からガイドエアと
して供される。
【0089】なお、供給配管12および回収配管13の
各開度調節弁49の開度調節により前述の冷却空気の供
給量と回収量はほぼ等しくされており、ショーケース1
の前方に吹き出すエアカーテンとしてのガイドエアおよ
び外気エアと伴って、外気と冷気との圧力のバランスの
崩れの調整が行われている。
【0090】また、冷却ユニット11内の冷凍サイクル
35を駆動させてショーケース1内の冷却を行い、ショ
ーケース1内の温度が一旦、下限設定温度まで下降した
ら、ショーケース1内の温度を管理するサーモスタット
Tと連結され供給配管12および回収配管13に配設さ
れた開閉弁50のモータMoを駆動を停止させて開閉弁
50内の弁板53を前記弁座55に当接させることによ
って断熱風導管14の通気を遮断する。また、ショーケ
ース1内の温度が設定温度以上に上昇した場合には、シ
ョーケース1内の温度を管理するサーモスタットTと連
結され供給配管12および回収配管13に配設された開
閉弁の図示しないモータが駆動することによって、開閉
弁50内の弁板53が、ほぼ90度回転することにより
断熱風導管14の通気が行なわれ、ショーケース1内に
冷気を供給するとともにショーケース内の冷却に供され
た冷気を回収する。
【0091】なお、本実施例においても前述した第1実
施例と同様に、冷却ユニット11を冷凍食料品冷凍庫
用、生鮮食料品冷凍庫および日配品冷蔵庫共用の2基用
意することにより、所定温度の冷却空気を所望のショー
ケース1に供給配管12によって導き、ショーケース1
を冷凍庫もしくは冷蔵庫として用いることができる。
【0092】また、ショーケース1の移動を希望の位置
に容易に行なうことができ、また、機械室Mの冷却ユニ
ット1と店舗S内のショーケース1とを連結する断熱風
導管14,14Aも簡単な作業で配管することができ
る。
【0093】そして、従来、ショーケース1ごとに配設
されていた冷凍サイクル35を機械室M内に一体化した
ため、ショーケース1自体の製造部品が削減され、製造
コストを抑えることが可能となる。さらに、ショーケー
ス自体の構造が簡素化されたことでショーケース1の設
置スペースが小さくなり、店舗Sの売場面積を有効に利
用することができる。
【0094】また、冷凍サイクルを機械室Mに集中させ
たことで、冷却ユニット11の冷媒配管、排水管、電気
配線の工事も各ショーケース1毎に行う必要がなくな
り、設備費を削減することができるとともに、故障を未
然防止するメンテナンス等の運転維持費も低減させるこ
とが可能となる。また、冷媒配管は機械室M中で行わ
れ、ほぼ常設的なものとなるため、従来のようにショー
ケース1の移動の際に冷媒としてのフロンガスが漏洩す
るといったことはなく、しかも、冷媒配管の距離は従来
より格段に短くなるため、冷媒配管の接続箇所も少なく
なり、冷媒のガス洩れも減少させることができる。
【0095】また、従来の冷却装置ではかなりの距離の
冷媒配管が必要であり、10馬力以下で冷却装置を駆動
させたとしても、例えば80mの冷媒配管を行なった場
合には30%程度の能力ダウンを見越さなければならな
かったのに対して、本実施例の冷却装置はコンパクトで
あり、しかも配管長の圧力損失が生じないため能力ダウ
ンを考慮しなくてよい設計となっている。
【0096】そして、機械室Mにおける集中制御により
各ショーケース1内のデフロストを行なう必要がないの
でショーケース1内の温度管理が良好となり、よってド
リップも起こらず、商品の品質管理も万全を期すること
ができる。
【0097】さらに、本実施例において用いるブライン
の冷却は、深夜電力を用いて行なうことができ、なおか
つ、蓄冷槽36内で凍結した蓄冷容器38aをブライン
の蓄冷部材38として用いることによって冷凍サイクル
35の駆動を常時行う必要がなくなり、電力用トータル
費用を従来のショーケースの40〜50%に抑えること
が可能となる。
【0098】さらにまた、冷却空気を発生させる熱交換
に冷却フィンコイル39aを用いてブラインと空気との
熱交換を行う方法は、冷媒たるブラインが液体であるた
め熱交換効率が良好となり、従来の蒸発器を1/3程度
の寸法に小型化することができる。
【0099】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。例え
ば、本発明は、実施例において説明したショーケースの
冷却に限定されるものではなく、自動販売機の冷却にも
そのまま適用できるし、また、ショーケースとしても前
面に扉を配設したクローズタイプのものを使用すること
もできる。但し、自動販売機の冷却装置においては、必
ずしも前記冷気発生室を2室設ける必要はない。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、冷却装置を機械室に集
中することができるし、冷却装置の冷媒配管長の圧力損
失が生じないし、さらには深夜電力を利用してブライン
の蓄冷を行なえるので、電力費用をトータル的に40〜
50%少なくすることができる。また、ショーケースの
場合、店内においての冷媒配管工事、電気工事あるいは
排水管工事を不要にできるし、ショーケースの店内の移
動やそれに伴う配管工事も容易に行なうことができる。
そして、本発明の冷却装置は冷却空気をショーケースに
循環させるものであるので、冷媒が途中の配管において
洩れ出すことはなく環境問題にも貢献できる。また、構
造が簡略化されたショーケースあるいは自動販売機は、
同一体積においては商品収納量を増大できるし、また、
商品収納量を同一とした場合は体積を減少できるので、
ショーケースの場合、店舗の売り場面積を広く確保する
ことができる。そして、機械室に冷却ユニットとして冷
凍サイクルを集中して配置することによって、各ショー
ケースおよび各自動販売機におけるデフロストの必要が
ないので、収納している商品の鮮度管理が良好になる。
さらに、冷却関連部品を削減できるし、故障の頻度も激
減させることができるし、メンテナンス等の運転維持費
も削減できること等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの冷却方法を実施するた
めのショーケースの冷却装置の第1実施例を示す概略説
明図
【図2】本発明の第1実施例のショーケースの縦断面図
【図3】本発明の断熱風導管の斜視図
【図4】本発明の他種の断熱風導管の斜視図
【図5】本発明のショーケースの冷却装置の第2実施例
を示すショーケースの縦断面図
【図6】本発明の第2実施例の冷却ユニットの構成を示
す説明図
【図7】冷気吹出しダクトの構成を示す斜視図
【図8】冷気発生室の構造を示す平面図
【図9】冷気収集室内のファンと風当板との関係を示す
説明図
【図10】風量調節ダンパの構成を示す斜視図
【図11】図10のa−a線断面図
【図12】図11のb−b線による一部縦断面図
【図13】弁板の回転を示す説明図
【符号の説明】
1 ショーケース 5 商品収納部 7 冷却空気吹出口 9 冷却空気吸込口 10 空気通路 10a ファン 10b 仕切板 11 冷却ユニット 12 供給配管 13 回収配管 14,14A 断熱風導管 15,15A 風導管本体 16 芯体 17 連結部材 18 冷却通気通路 19 冷気吹出ダクト 22 冷却空気吹出口 23 冷却空気吸込口 24 仕切板 25 ファン 26 ガイドエア通路 27 ガイドエア吹出口 28 ガイドエア吸込口 29 仕切板 30 ファン 31 外部エア通路 32 外部エア吹出口 33 ファン 35 冷凍サイクル 36 蓄冷槽 37 冷気発生室 38 蓄冷部材 38a 蓄冷容器 39 熱交換器 39a 冷却フィンコイル 40 熱交換室 41 冷気収集室 42 隔壁 43 ファン 44 シャッタ 47a セラミック板 48 風当板 49 開度調節弁 50 開閉弁 51 ポンプ 53 弁板 54 インスレーションシャフト 55 弁座 56 回転軸 57 モータ載置台 58 風量測定口 59 栓体 60 風量センサ 61 ファン S 店舗 M 機械室 T サーモスタット Mo モータ P1,P2 配管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ショーケースおよび自動販売機の冷却
方法および冷却装置ならびにオープンショーケース
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品陳列用のショーケ
ースあるいは自動販売機などの商品収納ケースの冷却方
法および冷却装置に係り、特に、大型店舗に設置される
冷凍用または冷蔵用ショーケースの冷却に好適なショー
ケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置なら
びにオープンショーケースに関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、ランニングコスト、イニシャルコストが
低廉で、しかもショーケースおよび自動販売機の本体内
部を商品収納のために有効に利用することができるショ
ーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置
らびにオープンショーケースを提供することを目的とす
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】請求項14に記載の自動販売機の冷却装置
は、請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の自動
販売機の冷却装置において、前記供給配管および回収配
管には、供給冷気または回収冷気の風量を予め一定に設
定するために開度を調節しうる開度調節機能と、自動販
売機内に配設された温度制御装置によって冷気の流通を
制御する弁の開閉を自動的に行なう開閉機能とを有する
少なくとも1つの弁を配設したことを特徴とする。請求
項15に記載のオープンショーケースは、開放状態にあ
る商品取出し口の内部に形成された商品陳列部と、この
商品陳列部に連通し外部から冷却空気を前記商品陳列部
に供給する冷却空気供給口と、前記商品取出し口からの
冷却空気の漏洩を防止するため前記商品陳列部に連通し
外部へ冷却空気を回収する冷却空気回収口とを設けたこ
とを特徴とする。請求項16に記載のオープンショーケ
ースは、請求項15に記載のオープンショーケースにお
いて、前記冷却空気供給口から供給される冷却空気量と
前記冷却空気回収口から回収される冷却空気量とをほぼ
等しくするための空気量制御手段と、設定温度に対する
前記商品陳列部内の温度に対応し、商品陳列部内の温度
が設定温度以下になったときに前記空気供給口への冷却
空気の供給ならびに前記空気回収口からの冷却空気の回
収を停止するとともに、前記商品陳列部内の温度が設定
温度以上になったときに前記空気供給口への冷却空気の
供給ならびに前記空気回収口からの冷却空気の回収を行
うように開閉する冷気流通自動開閉手段とを設けたこと
を特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図1は本発明のショーケースの冷却装置の
概略を示すものであり、スーパーマーケットなどの店舗
S内には、複数のショーケース1が設置されているが、
図1には代表する1つのみのショーケース1が示されて
いる。このショーケース1は、図2に詳示するように、
前面の一部が商品取出し口2として広く開放された箱型
に形成された、いわゆるオープンショーケース(以下、
特に示さない限り「ショーケース」と略称する)とされ
ており、前記ショーケース1の商品取出し口2内には、
商品陳列部3が商品取出し口2と連通するように形成さ
れている。この商品陳列部3には、複数枚の着脱可能な
棚板4,4…が上下方向に間隔を隔てて配設されるとと
もに、商品陳列部3の下端部には、箱型の商品陳列部を
なす商品収納部5が形成されている。なお、このショー
ケース1には、従来のものにおける凝縮器、膨脹部材、
蒸発器、ファンなどは設置されてなく、また、ドレン水
回収のための配水管も接続されていない。さらに、この
ショーケース1の商品陳列部3は、図2の構成に限定さ
れるものではない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。例え
ば、本発明は、実施例において説明したオープンショー
ケースの冷却に限定されるものではなく、自動販売機の
冷却にもそのまま適用できるし、また、ショーケースと
しても前面に扉を配設したクローズタイプのものを使用
することもできる。但し、自動販売機の冷却装置におい
ては、必ずしも前記冷気発生室を2室設ける必要はな
い。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図1は本発明のショーケースの冷却装置の
概略を示すものであり、スーパーマーケットなどの店舗
S内には、複数のショーケース1が設置されているが、
図1には代表する1つのみのショーケース1が示されて
いる。このショーケース1は、図2に詳示するように、
前面の一部が商品取出し口2として広く開放された箱型
に形成されており、ショーケース1の商品取出し口2内
には、商品陳列部3が商品取出し口2と連通するように
形成されている。この商品陳列部3には、複数枚の着脱
可能な棚板4,4…が上下方向に間隔を隔てて配設され
るとともに、商品陳列部3の下端部には、箱型の商品収
納部5が形成されている。なお、このショーケース1に
は、従来のものにおける凝縮器、膨脹部材、蒸発器など
は設置されてなく、また、ドレン水回収のための配水管
も接続されていない。さらに、このショーケース1の商
品陳列部3は、図2の構成に限定されるものではない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】そして本実施例においては、従来、ショー
ケースごとに配設されていた膨脹部材、蒸発器などの機
器を機械室Mに集中させて冷凍サイクルを機械室M内に
一体化したため、ショーケース自体の製造部品が削減さ
れ、製造コストを抑えることが可能となる。つまり、従
来は100基のショーケースを使用するとした場合に
は、蒸発器や膨脹部材なども各ショーケースの数分の1
00個が必要であったのに対し、本実施例においては、
ショーケースの数に限らず、機械室Mに配設する1個
(1種の設定温度につき)で十分な機能を果たすことが
できる。さらに、ショーケース自体の構造が簡素化され
たことでショーケース1の設置スペースが小さくなり、
店舗の売場面積を有効に利用することができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月26日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ショーケースおよび自動販売機の冷却
方法および冷却装置ならびにオープンショーケースおよ
び自動販売機
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品陳列用のショーケ
ースあるいは自動販売機などの商品収納ケースの冷却方
法および冷却装置に係り、特に、大型店舗に設置される
冷凍用または冷蔵用ショーケースの冷却に好適なショー
ケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置なら
びにオープンショーケースおよび自動販売機に関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、ランニングコスト、イニシャルコストが
低廉で、しかもショーケースおよび自動販売機の本体内
部を商品収納のために有効に利用することができるショ
ーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置な
らびにオープンショーケースおよび自動販売機を提供す
ることを目的とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項7に記載のショーケースの冷却装置
は、請求項乃至請求項6のいずれかに記載のショーケ
ースの冷却装置において、前記冷気発生室内には前記熱
交換器が配設されるとともに回収配管が接続された2室
の相互に独立した熱交換室が設けられており、各熱交換
器には、前記ブラインと着霜除去用のホットブラインを
選択的に導入するようにされていることを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】請求項14に記載の自動販売機の冷却装置
は、請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の自動
販売機の冷却装置において、前記供給配管および回収配
管には、供給冷気または回収冷気の風量を予め一定に設
定するために開度を調節しうる開度調節機能と、自動販
売機内に配設された温度制御装置によって冷気の流通を
制御する弁の開閉を自動的に行なう開閉機能とを有する
少なくとも1つの弁を配設したことを特徴とする。請求
項15に記載のオープンショーケースは、開放状態にあ
る商品取出し口の内部に形成された商品陳列部と、この
商品陳列部に連通し外部から冷却空気を前記商品陳列部
に供給する冷却空気供給口と、前記商品取出し口からの
冷却空気の漏洩を防止するため前記商品陳列部に連通し
外部へ冷却空気を回収する冷却空気回収口とを設けたこ
とを特徴とする。請求項16に記載のオープンショーケ
ースは、請求項15に記載のオープンショーケースにお
いて、前記冷却空気供給口から供給される冷却空気量と
前記冷却空気回収口から回収される冷却空気量とをほぼ
等しくするための空気量制御手段と、設定温度に対する
前記商品陳列部内の温度に対応し、商品陳列部内の温度
が設定温度以下になったときに前記空気供給口への冷却
空気の供給ならびに前記空気回収口からの冷却空気の回
収を停止するとともに、前記商品陳列部内の温度が設定
温度以上になったときに前記空気供給口への冷却空気の
供給ならびに前記空気回収口からの冷却空気の回収を行
うように開閉する冷気流通自動開閉手段とを設けたこと
を特徴とする。請求項17に記載の自動販売機は、開放
状態にある商品取出し口の内部に形成された商品収納部
と、この商品収納部に連通し外部から冷却空気を前記商
品収納部に供給する冷却空気供給口と、前記商品取出し
口からの冷却空気の漏洩を防止するため前記商品収納部
に連通し外部へ冷却空気を回収する冷却空気回収口とを
設けたことを特徴とする。請求項18に記載の自動販売
機は、請求項17に記載の自動販売機において、前記冷
却空気供給口から供給される冷却空気量と前記冷却空気
回収口から回収される冷却空気量とをほぼ等しくするた
めの空気量制御手段と、設定温度に対する前記商品収納
部内の温度に対応し、商品収納部内の温度が設定温度以
下になったときに前記空気供給口への冷却空気の供給な
らびに前記空気回収口からの冷却空気の回収を停止する
とともに、前記商品収納部内の温度が設定温度以上にな
ったときに前記空気供給口への冷却空気の供給ならびに
前記空気回収口からの冷却空気の回収を行うように開閉
する冷気流通自動開閉手段とを設けたことを特徴とす
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図4に示した断熱風導管14Aの3つ端部
の全てに連結部材17を装着してあるが、この断熱風導
管14Aには他の断熱風導管14、14Aの連結部材1
7が設けられていない端部が連結される。また、必ずし
も前記断熱風導管14Aの3つ端部の全てに連結部材1
7が設けられている必要はないことは勿論である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】そこで、本実施例においては前述した冷却
ユニット11を冷凍食料品冷凍庫用、生鮮食料品冷凍庫
・日配品冷蔵庫共用の2基用意して、所定温度の冷却空
気を所望のショーケース1に供給配管12によって導
き、ショーケース1を冷凍庫もしくは冷蔵庫として用い
るものとする。なお、このように、基の冷却ユニット
11を設ける場合でも、圧縮機は共用することが可能で
ある。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】前記供給配管12および回収配管13に
は、最初の運転開始前に供給配管12および回収配管1
3内の内圧を測定したうえで、供給分冷却空気量と回収
分空気量とがほぼ等しくなるように、空気量制御手段と
して、その開度を調整するための手動の開度調節弁49
と、ショーケース1内に配設された前記サーモスタット
Tと連結されたモータMoにより自動的に開閉される
気流通自動開閉手段としての開閉弁50がそれぞれ配設
されている。そして、供給配管12および回収配管13
に配設された開閉弁50は、ショーケース1内に配設さ
れたサーモスタットTの検知部34により検知したショ
ーケース1内の温度が上限設定温度より上昇した場合
に、供給配管12および回収配管13の開閉弁50を同
時に開き、また、前記サーモスタットTが下限設定温度
を検知したら、供給配管12および回収配管13の開閉
弁50を同時に閉じるように制御されている。なお、弁
の開度を調節する手動の前記開度調節弁49とショーケ
ース1内に配設された前記サーモスタットTと連動して
弁の開閉を自動的に行なう開閉弁50とは、前記サーモ
スタットTと連結されたモータMoをステップモータと
し、前記ステップモータに接続され弁の開度の調節機能
と開閉機能を併有する1つの開度自動調節弁に代えるこ
とができる。また、前記開度調節弁49および開閉弁5
0はショーケース1内に設けるようにしてもよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】そして、回収配管13を介して冷却ユニッ
ト11の冷気収集室41内に回収された各ショーケース
1からの冷却空気を、冷気発生室37内の冷却フィンコ
イル39aを通過するブラインと熱交換させることによ
ってさらに冷却し、冷却ユニット11内に設けられた図
示しないファンによって供給配管12内に供給する。こ
の供給配管12内に供給された冷却空気は供給配管12
を通ってその開口部である各ショーケース1の冷却空気
通路18の冷気吹出ダクト19から冷却空気通路18内
に均一に吹出され、さらに冷却空気吹出口7から商品陳
列部へ吹出されることになる。各冷却空気吹出口7は
ショーケース1の前面上部に設けられているため、冷却
された空気はショーケース1の商品陳列部の上方から
下方に向かって下降することになるが、その際に商品陳
列部や商品は冷却されることになる。そして、冷却ユ
ニット11に設けられた他のファンの吸引力によってシ
ョーケース1の商品収納部に設けられた冷却空気吸込口
9から冷却に供せられた空気が回収配管13へ吸込ま
れ、回収配管13を通って再び冷却ユニット11に戻さ
れることになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】このように、冷却空気は冷却ユニット11
と各ショーケース1との間を断熱風導管14,14Aか
らなる供給配管12と回収配管13とを通ることによっ
て循環させられ、各ショーケース1の商品陳列部内の
商品を所定の温度に冷却する。一方、冷却に供せられた
空気は、商品陳列部3の前部下壁8に設けられた冷却空
気吸込口9aから冷却空気通路18内にファン25によ
って吸込まれ、冷却空気通路18内で供給配管12から
送り込まれる冷却空気と混合され再び冷却空気として使
用されることになる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】また、冷却ユニット11内の冷凍サイクル
35を駆動させてショーケース1内の冷却を行い、ショ
ーケース1内の温度が一旦、下限設定温度まで下降した
ら、ショーケース1内の温度を管理するサーモスタット
Tと連結され供給配管12および回収配管13に配設さ
れた開閉弁50のモータMoを駆動を停止させて開閉弁
50内の弁板53を前記弁座55に当接させることによ
って断熱風導管14の通気を遮断する。また、ショーケ
ース1内の温度が設定温度以上に上昇した場合には、シ
ョーケース1内の温度を管理するサーモスタットTと連
結され供給配管12および回収配管13に配設された開
閉弁50の図示しないモータが駆動することによって、
開閉弁50内の弁板53が、ほぼ90度回転することに
より断熱風導管14の通気が行なわれ、ショーケース1
内に冷気を供給するとともにショーケース内の冷却に供
された冷気を回収する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】本発明の他種の断熱風導管の平面図
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 17/08 318 B G07F 9/10 101 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ユニットにおいてショーケースの設
    定温度より低温に冷却された冷却空気を冷却源としてシ
    ョーケース内に供給配管を介して供給し、ショーケース
    内の空気と混合させてショーケース内の冷却を行なうと
    ともに、冷却源としてショーケースに供給された前記冷
    却空気量と等しい量のショーケース内の空気を前記冷却
    ユニットに回収配管を介して回収し、この回収空気を冷
    却ユニットにおいて再冷却して再度冷却空気として利用
    することを特徴とするショーケースの冷却方法。
  2. 【請求項2】 冷却空気吹出口および冷却空気吸込口を
    それぞれ有する複数のショーケースと、 各ショーケースから隔離して設置され圧縮機、凝縮器、
    膨脹部材および蒸発器を有し冷凍サイクルを構成する冷
    却ユニットと、 前記冷却ユニットにより製造された冷却空気を前記各シ
    ョーケースの冷却空気吹出口から吹出すように供給する
    供給配管と、 前記各ショーケースの冷却空気吸込口から冷却空気を前
    記冷却ユニットに回収する回収配管と、 を設けたことを特徴とするショーケースの冷却装置。
  3. 【請求項3】 冷却空気吹出口および冷却空気吸込口を
    それぞれ有する複数のショーケースと、 各ショーケースから隔離して設置され、圧縮機、凝縮
    器、膨脹部材および蒸発器を有する冷凍サイクル、循環
    されるブラインの保冷を行なう蓄冷槽およびこの蓄冷槽
    内のブラインが導入される熱交換器を有し空気との熱交
    換を行い各ショーケース冷却用の冷気を発生する冷気発
    生室から構成される冷却ユニットと、 前記冷却ユニットの冷気発生室内において製造された冷
    却空気を前記各ショーケースの冷却空気吹出口から吹出
    すように供給する供給配管と、 前記各ショーケースの冷却空気吸込口から冷却空気を前
    記冷気発生室内の熱交換器に通過させるために前記冷却
    ユニットに回収する回収配管と、 を設けたことを特徴とするショーケースの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄冷槽に、凍結されうるブラインを
    密閉容器内に封入してなる蓄冷部材を固定配置したこと
    を特徴とする請求項3に記載のショーケースの冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記供給配管および回収配管は、それぞ
    れ筒状に形成された断熱材からなる複数の断熱風導管か
    らなり、隣接する1対の断熱風導管の端部間を内側から
    連結部材により接続して構成したことを特徴とする請求
    項2乃至請求項4のいずれかに記載のショーケースの冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 前記供給配管および回収配管には、供給
    冷気または回収冷気の風量を予め一定に設定するために
    各配管の開度を調節しうる開度調節機能と、ショーケー
    ス内に配設された温度制御装置によって冷気の流通を自
    動的に制御する開閉機能とを有する少なくとも1つの弁
    を配設したことを特徴とする請求項2乃至請求項5のい
    ずれかに記載のショーケースの冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記冷気発生室内には前記熱交換器が配
    設されるとともに回収配管が接続された2室の相互に独
    立した熱交換室が設けられており、各熱交換器には、前
    記ブラインと着霜除去用のホットブラインを選択的に導
    入するようにされている請求項2乃至請求項6のいずれ
    かに記載のショーケースの冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記冷気発生室内には前記各熱交換室と
    隔壁を介して隣接し前記供給配管が接続された冷気供給
    室が設けられており、前記隔壁には前記各熱交換室と冷
    気収集室との通気を選択的に行なう開閉自在なシャッタ
    を有した開口が形成されていることを特徴とする請求項
    7に記載のショーケースの冷却装置。
  9. 【請求項9】 冷却ユニットにおいて自動販売機の設定
    温度より低温に冷却された冷却空気を冷却源として自動
    販売機内に供給配管を介して供給し、自動販売機内の空
    気と混合させて自動販売機内の冷却を行なうとともに、
    冷却源として自動販売機に供給された前記冷却空気量と
    等しい量の自動販売機内の空気を前記冷却ユニットに回
    収配管を介して回収し、この回収空気を冷却ユニットに
    おいて再冷却して再度冷却空気として利用することを特
    徴とする自動販売機の冷却方法。
  10. 【請求項10】 冷却空気吹出口および冷却空気吸込口
    をそれぞれ有する複数の自動販売機と、 各自動販売機から隔離して設置され圧縮機、凝縮器、膨
    脹部材および蒸発器を有し冷凍サイクルを構成する冷却
    ユニットと、 前記冷却ユニットにより製造された冷却空気を前記各自
    動販売機の冷却空気吹出口から吹出すように供給する供
    給配管と、 前記各自動販売機の冷却空気吸込口から冷却空気を前記
    冷却ユニットに回収する回収配管と、 を設けたことを特徴とする自動販売機の冷却装置。
  11. 【請求項11】 冷却空気吹出口および冷却空気吸込口
    をそれぞれ有する複数の自動販売機と、 各自動販売機から隔離して設置され、圧縮機、凝縮器、
    膨脹部材および蒸発器を有する冷凍サイクル、循環され
    るブラインの保冷を行なう蓄冷槽およびこの蓄冷槽内の
    ブラインが導入される熱交換器を有し空気との熱交換を
    行い各自動販売機冷却用の冷気を発生する冷気発生室か
    ら構成される冷却ユニットと、 前記冷却ユニットの冷気発生室内において製造された冷
    却空気を前記各自動販売機の冷却空気吹出口から吹出す
    ように供給する供給配管と、 前記各自動販売機の冷却空気吸込口から冷却空気を前記
    冷気発生室内の熱交換器に通過させるために前記冷却ユ
    ニットに回収する回収配管と、 を設けたことを特徴とする自動販売機の冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却槽に、凍結されうるブライン
    を密閉容器内に封入してなる蓄冷部材を固定配置したこ
    とを特徴とする請求項11に記載の自動販売機の冷却装
    置。
  13. 【請求項13】 前記供給配管および回収配管は、それ
    ぞれ筒状に形成された断熱材からなる複数の断熱風導管
    からなり、隣接する1対の断熱風導管の端部間を内側か
    ら連結部材により接続して構成したことを特徴とする請
    求項10乃至請求項12のうちいずれかに記載の自動販
    売機の冷却装置。
  14. 【請求項14】 前記供給配管および回収配管には、供
    給冷気または回収冷気の風量を予め一定に設定するため
    に開度を調節しうる開度調節機能と、自動販売機内に配
    設された温度制御装置によって冷気の流通を制御する弁
    の開閉を自動的に行なう開閉機能とを有する少なくとも
    1つの弁を配設したことを特徴とする請求項10乃至請
    求項13のいずれかに記載の自動販売機の冷却装置。
JP6199761A 1994-06-23 1994-08-24 ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置 Expired - Fee Related JP2641394B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6199761A JP2641394B2 (ja) 1994-06-23 1994-08-24 ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置
EP95302075A EP0689017A1 (en) 1994-06-23 1995-03-28 Refrigerating method and apparatus
AU16214/95A AU1621495A (en) 1994-06-23 1995-03-31 Refrigerating method and apparatus for showcases and vending machines as well as open type showcases and vending machines utilizing said method and apparatus
CA002152435A CA2152435A1 (en) 1994-06-23 1995-06-22 Refrigerating method and apparatus for showcases and vending machines as well as open type showcases and vending machines utilizing said method and apparatus
US08/868,447 US5911744A (en) 1994-06-23 1997-06-03 Refrigerating method and apparatus for showcases and vending machines as well as open type showcases and vending machines utilizing said method and apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14190994 1994-06-23
JP6-141909 1994-06-23
JP6199761A JP2641394B2 (ja) 1994-06-23 1994-08-24 ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0868585A true JPH0868585A (ja) 1996-03-12
JP2641394B2 JP2641394B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=26474067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6199761A Expired - Fee Related JP2641394B2 (ja) 1994-06-23 1994-08-24 ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2641394B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012160716A1 (ja) * 2011-05-23 2012-11-29 ナサコア株式会社 商品収納庫および蓄熱パネル構造体
WO2015029469A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 富士電機株式会社 自動販売機
CN110657623A (zh) * 2019-11-01 2020-01-07 浙江合马商用设备有限公司 一种带热风除露和倾斜展示货架的小巧玻璃冷藏柜
KR20210102597A (ko) * 2020-02-12 2021-08-20 주식회사 프레시고 스마트 자동 판매 시스템

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691166A (en) * 1979-12-20 1981-07-23 Yamamoto Reidan Kk Display case for food
JPS5697766A (en) * 1979-12-29 1981-08-06 Yamamoto Reidan Kk Displaying device for food
JPS5715488U (ja) * 1980-06-27 1982-01-26
JPS5965384U (ja) * 1982-10-26 1984-05-01 永井 勝 二以上複数基のユニツトク−ラを備えた冷凍庫の霜取り装置
JPS62149764U (ja) * 1986-03-15 1987-09-22
JPH01160290U (ja) * 1988-04-27 1989-11-07
JPH03177771A (ja) * 1989-12-07 1991-08-01 Sanden Corp 冷凍・冷蔵オープンショーケースを備えた店舗構造
JPH03127893U (ja) * 1990-04-09 1991-12-24
JPH06318285A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Kubota Corp 自動販売機の冷凍設備

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691166A (en) * 1979-12-20 1981-07-23 Yamamoto Reidan Kk Display case for food
JPS5697766A (en) * 1979-12-29 1981-08-06 Yamamoto Reidan Kk Displaying device for food
JPS5715488U (ja) * 1980-06-27 1982-01-26
JPS5965384U (ja) * 1982-10-26 1984-05-01 永井 勝 二以上複数基のユニツトク−ラを備えた冷凍庫の霜取り装置
JPS62149764U (ja) * 1986-03-15 1987-09-22
JPH01160290U (ja) * 1988-04-27 1989-11-07
JPH03177771A (ja) * 1989-12-07 1991-08-01 Sanden Corp 冷凍・冷蔵オープンショーケースを備えた店舗構造
JPH03127893U (ja) * 1990-04-09 1991-12-24
JPH06318285A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Kubota Corp 自動販売機の冷凍設備

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012160716A1 (ja) * 2011-05-23 2012-11-29 ナサコア株式会社 商品収納庫および蓄熱パネル構造体
WO2015029469A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 富士電機株式会社 自動販売機
JP2015046014A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 富士電機株式会社 自動販売機
CN110657623A (zh) * 2019-11-01 2020-01-07 浙江合马商用设备有限公司 一种带热风除露和倾斜展示货架的小巧玻璃冷藏柜
KR20210102597A (ko) * 2020-02-12 2021-08-20 주식회사 프레시고 스마트 자동 판매 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2641394B2 (ja) 1997-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3210957A (en) System for refrigerating display cases
US20040031280A1 (en) Refrigeration system
US5911744A (en) Refrigerating method and apparatus for showcases and vending machines as well as open type showcases and vending machines utilizing said method and apparatus
US20030084676A1 (en) Methods of reducing energy and maintenance costs associated with a refrigeration system
US20090314021A1 (en) Supermarket refrigerator
CN105874290A (zh) 冷冻柜
CA2754768A1 (en) Refrigeration unit with tube in channel evaporator coil
JPH0688668A (ja) 生鮮食品をスーパーマーケットに陳列して販売すべく開放冷蔵ケースに冷気を供給する方法
CN106979628A (zh) 空气调节器及空气调节器的冷却贮液器
JP2641394B2 (ja) ショーケースおよび自動販売機の冷却方法および冷却装置
JPH07190604A (ja) 低温ショーケース
JP2000314580A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2957909B2 (ja) ショーケースの冷却方法および冷却装置ならびにショーケース
JP2000161835A (ja) 冷却装置
JPH10213330A (ja) 可搬式冷房装置
JP2875510B2 (ja) 冷却機器の冷却方法および冷却装置
JP2957923B2 (ja) ショーケースの冷却方法および冷却装置
JP6630495B2 (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
JP2840571B2 (ja) ショーケースの冷却方法およびショーケース
JPH09126624A (ja) ショーケースの冷却方法およびショーケース
JP3600009B2 (ja) 冷蔵庫の制御方法
JP3611424B2 (ja) 冷蔵空調装置および冷蔵空調方法
JP2009148355A (ja) ショーケース
JP3083447B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH0989444A (ja) オープンショーケースの冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140502

Year of fee payment: 17

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees