JPH0868480A - アンカー設定方法とアンカーピン - Google Patents

アンカー設定方法とアンカーピン

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Publication number
JPH0868480A
JPH0868480A JP20486094A JP20486094A JPH0868480A JP H0868480 A JPH0868480 A JP H0868480A JP 20486094 A JP20486094 A JP 20486094A JP 20486094 A JP20486094 A JP 20486094A JP H0868480 A JPH0868480 A JP H0868480A
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JP
Japan
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anchor
anchor pin
slot
insert hole
base part
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Pending
Application number
JP20486094A
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English (en)
Inventor
Toshio Ozawa
利雄 小澤
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Individual
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Publication date
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

Abstract

(57)【要約】 【目的】配管等の吊持固定工事に付き物とされるアンカ
ーピン打ち込みのドリル削孔と打ち込みによる振動と騒
音、衝撃を回避し、これを行うことなく、簡便に天井や
支持壁に取付け固定することのできるアンカーピンの提
供を目的とする。 【構成】振動と騒音の少ないカット用具を用いて天井や
支持壁にアンカー設定位置に溝孔を切ったうえで、溝孔
の中心位置にアンカーピンの固定基部挿入孔を穿設し、
アンカーピン固定基部を挿入して挿入孔内にその先端部
を拡開させて支持力を得るようにした。 【効果】振動、騒音の少ないコンクリートカッターによ
って造成できる溝孔S、Sによってドリル削孔の振動と
騒音が吸収されるので、静穏のうちにアンカーピンの基
部挿入孔を穿掘することができ、作業環境が大幅に改善
されて、吊持固定具の配置調整を簡単に行える等の効果
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調管、衛生管、給排水
管など、建物内の配備施設を建物の天井や壁面に吊持固
定するために設定されるアンカーの設定方法とアンカー
ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建物内の配備施設を吊持
固定するアンカーの設定には、天井や支持壁面にドリル
で先導孔を削孔し、アンカーピンを打ち込んで支持基礎
を造ったうえで、アンカーピンの端部に刻設された螺子
に配管等設備の抱持体を螺合して設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンカー設定方
法は、上記のように支持基礎の造成が天井や壁面への先
導孔の削孔とアンカーピンの打ち込みによるため、ドリ
ル削孔による振動と騒音、加えてアンカーピン打ち込み
の衝撃が建物内の配備施設の吊持固定工事には付き物と
されてきた。
【0004】この振動と騒音、衝撃が激しいため、工事
中は人が建物内で通常の業務を行うのにも支障を生じる
ので、配管等設備の吊持固定工事は建物内に人の居ない
休日や深夜を選んで行わなければならないという問題が
あった。
【0005】特に、空調管や衛生管など多くの配管設備
が必要な病院では、振動と騒音、衝撃を最も忌み嫌う入
院患者がおり、病院建物の改装、改修などのときは莫大
な費用を掛けて患者を退避させなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の問題点に
対応して、ドリル削孔の振動と騒音を最小限に押さえ、
アンカーピン打ち込みを行うことなく、設備品を天井や
支持壁に取付け固定することのできるアンカーの設定方
法とアンカーピンの提供を目的としたもので、比較的小
さな振動と騒音で支持壁にカットすることができる溝孔
を利用し、楔体の強制挿入によって支持孔内に拡開する
鞘管先端部の孔内壁圧迫力によって位置固定を図ること
により、その目的を達成したものである。
【0007】すなわち、コンクリートを切断するベビー
サンダーやハンドグラインダーのように薄刃で、少ない
振動と騒音でコンクリートをカットできるカット用具を
用いて天井や支持壁の設定位置に十文字状等適宜に交叉
する交叉溝孔を切ったうえで、その交叉中心点にアンカ
ーピンの固定基部挿入孔を穿設し、アンカーピン固定基
部を挿入して挿入孔内にその先端部を拡開させて固定
し、挿入孔にモルタル等を詰め込み充填してアンカーの
支持力を得るようにしたものである。
【0008】アンカーピンは、先端側が楔体の強制挿入
によって拡開する鞘管と、鞘管を挿通して先端に楔体を
設けた螺子杆と、螺子杆と螺合して鞘管の底部を押し上
げることにより鞘管内に楔体の強制挿入を行う緊締体と
によって構成し、衝撃を伴う打ち込みによることなくピ
ン挿入端の拡開により支持力を得るようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】天井や支持壁に切り込み設定された溝孔S、S
が十文字に交叉する交叉中心点Pに従来からある回転の
みのドリルで施工できるので振動ドリルなどで施工する
より騒音がなくなる利点がある。
【0010】溝孔Sは十文字に交叉させることにより縦
方向及び横方向の振動伝播を阻止されて効果的である
が、最少限一筋の溝孔Sを設定すれば不完全ではあって
も消音と振動吸収効果を得ることができる。
【0011】アンカーピン固定基部1は先端に楔体3を
設けた螺子杆2と先端側に放射状に切り込みノッチ41、
・・を入れた鞘管4からなり、孔内に挿入された基部1
は緊締ナット5の螺締により楔体3が鞘管4内に強制的
に押し下げられて、拡開片42、42・・が拡開し挿入孔内
壁面を強圧して支持力を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に従って本発明の実施例を説明す
る。
【0013】1はアンカーピン本体で、先端に楔体3を
設けた螺子杆2と先端側に放射状に切り込みノッチ41、
・・を入れた鞘管4からなり、螺子杆2が鞘管4を挿通
し外径が鞘管4の内径より若干大きく構成された楔体3
の頂部31が、鞘管4の先端拡開部上に露出される。
【0014】鞘管4は、若干弾性のあるSSスチール、
軟鋼SS41などを素材とし、開拡端の外側表面には挿
入孔内壁面に食い込み滑り留めとなる凹凸粗面43が形成
されている。
【0015】また、楔体3の頂部31の下部テーパー面に
は、鞘管4の内面を円滑に案内する多数の細かい条溝32
が模様状に楔体の下降軌跡に沿って形成されている。
【0016】先ず、天井等の支持コンクリートRに、ベ
ビーサンダーのダイヤモンドカッター等、刃厚2.7 ミリ
程度のカット用具を用いて深さ30ミリ程度の溝孔S、S
を十文字状に交叉させてカットする。この交叉角度や溝
孔の本数については施工環境に応じて適宜決定し、カッ
ト時の粉塵は掃除機等の適宜の吸入機で吸引する。
【0017】カットした溝孔S、Sの交叉中心点Pに基
部挿入孔Hをドリル穿孔すると共に鞘管4を挿通した螺
子杆2を挿入孔Hに挿入し、挿入孔H及び溝孔Sには必
要に応じてコンクリートボンドやモルタルなどを注入
し、ワッシャー6を当接して下部から緊締ナット5を螺
締して行く。
【0018】緊締ナット5を螺締して鞘管4の底部を押
し上げると楔体3が鞘管4内に強制的に押し下げられ
て、拡開片42、42・・が拡開し挿入孔内壁面を強圧して
コンクリートR面にアンカーピン本体1が支持固定され
る。
【0019】配管等の吊持について天井等の支持コンク
リートR上の所定の吊持固定位置にアンカーピン本体1
を、上記により支持固定し、螺子杆2の下端にターンバ
ックル等を介して吊持環境に応じた配管抱持体を連結し
て配管を抱持させ、位置確定を行った後、溝孔S、Sに
はコンクリートボンド等の注入剤を注入して仕上げ補修
する。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、振
動、騒音の少ないコンクリートカッターによって造成で
きる溝孔を予備穿掘することによってドリル穿孔の振
動、騒音を吸収させ、更に振動、騒音を伴わない緊締ナ
ット5の螺締により鞘管4の拡開させて天井等の支持コ
ンクリートR上に吊持固定具の極めて強固な支持拠点を
得ることができる。
【0021】また、静穏のうちにアンカーピンの基部挿
入孔を穿掘することができるので、作業環境が大幅に改
善されて、吊持固定具の配置調整を簡単に行える等の効
果がある。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンカーピンの基部挿入孔内にお
ける支持構造実施例を示す一部を切欠断面とした要部拡
大正面図
【図2】本発明によるアンカーピンの実施例を示す正面
【図3】本発明によるアンカーピン基部挿入孔穿掘の実
施例を示す説明図
【符号の説明】
1 アンカーピン本体 2 螺子杆 3 楔体 31 頂部 32 条溝 4 鞘管 41 切り込みノッチ 42 拡開片 43 凹凸粗面 5 緊締ナット 6 ワッシャー H 基部挿入孔 P 交叉中心点 R 支持コンクリート S 溝孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー設定位置に溝孔を切ったうえ
    で、溝孔の中心位置にアンカーピンの固定基部挿入孔を
    穿設し、アンカーピン固定基部を挿入して挿入孔内にそ
    の先端部を拡開させて固定することを特徴とするアンカ
    ー設定方法
  2. 【請求項2】 先端側が楔体の強制挿入によって拡開す
    る鞘管と、鞘管を挿通して先端に楔体を設けた螺子杆
    と、螺子杆と螺合して鞘管の底部を押し上げることによ
    り鞘管内に楔体の強制挿入を行う緊締体とから成るアン
    カーピン
JP20486094A 1994-08-30 1994-08-30 アンカー設定方法とアンカーピン Pending JPH0868480A (ja)

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JP20486094A JPH0868480A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 アンカー設定方法とアンカーピン

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JPH0868480A true JPH0868480A (ja) 1996-03-12

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ID=16497598

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JP20486094A Pending JPH0868480A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 アンカー設定方法とアンカーピン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107575527A (zh) * 2017-08-03 2018-01-12 安徽奥睿德科技发展有限公司 抗震支架螺杆加劲装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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