JPH0868401A - アキュムレータ用ブラダの製造方法 - Google Patents

アキュムレータ用ブラダの製造方法

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JPH0868401A
JPH0868401A JP6130866A JP13086694A JPH0868401A JP H0868401 A JPH0868401 A JP H0868401A JP 6130866 A JP6130866 A JP 6130866A JP 13086694 A JP13086694 A JP 13086694A JP H0868401 A JPH0868401 A JP H0868401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bladder
shielding layer
gas shielding
burr
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP6130866A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kurita
義之 栗田
Takafumi Saito
貴文 斉藤
Minoru Yoshida
実 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Publication of JPH0868401A publication Critical patent/JPH0868401A/ja
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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス遮蔽層12の端部12a端面が弾性材料
層11の端部11a端面に達するようにブラダを製造す
ることが可能であり、またガス遮蔽層12に皺が無い状
態でブラダを製造することが可能なアキュムレータ用ブ
ラダの製造方法を提供する。 【構成】 成形部の端部にバリ成形部を有する成形型の
前記成形部に成形材料とガス遮蔽層12を配置するとと
もに、少なくともバリ成形部にガス遮蔽層12の端部1
2aを配置した状態でブラダを成形し、次いで、バリ成
形部で成形されたバリ部11dをブラダから切除するこ
とにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アキュムレータの構成
部品であるブラダの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の製造方法により製造した
アキュムレータ用ブラダの一部断面を示している。この
ブラダには、ガス遮蔽層32が設けられており、このガ
ス遮蔽層32によって、ブラダをアキュムレータに取り
付けたときに、ガス室41A側のガスが液体室41B側
へ透過するのを防止するようになされている。しかしな
がら、このブラダにおいては、ガス遮蔽層32の端部端
面32bが弾性材料層31の端部端面31bに達してい
ないために、ガス遮蔽層32が無い弾性材料層31の部
分から矢示するようにガスが透過する問題がある。そし
て、このようにガス遮蔽層32の端部端面32bが弾性
材料層31の端部端面31bに達していないのは、その
製造方法に原因がある。
【0003】すなわち、従来の製造方法は、弾性材料層
31となる成形材料と図8に示すガス遮蔽層32を成形
型内に配置してブラダを成形しているが、ブラダにシー
ル機能を付与するために、弾性材料層31は、その端部
31aを厚肉に成形しなければならない。このため成形
時に、成形材料の流れによりガス遮蔽層32が図上下方
へ引っ張られることになり、このため弾性材料層31の
端部端面31bに対してガス遮蔽層32の端部端面32
bを合わせるように成形しても、ガス遮蔽層32が、図
7に示したように、弾性材料層31の内部に埋没され
て、その端部端面32bを弾性材料層31の端部端面3
1bに合わせることが不可能となる。
【0004】またガス遮蔽層32は、予備成形時に、初
め、図8(A)に示すように平板状のシート32Aであ
ったものを、同図(B)に示すように湾曲成形するが、
このとき端部32aに皺32cが発生する。そして、こ
の皺32cを残したままの状態でブラダが製造されるた
めに、ブラダの作動時に、この皺32cの部分から剥離
が発生し、遂にはブラダに亀裂が惹起せしめられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ガス遮蔽層の端部端面が弾性材料層の端部端面に達
するようにブラダを製造することが可能であり、またガ
ス遮蔽層に皺が無い状態でブラダを製造することが可能
なアキュムレータ用ブラダの製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアキュムレータ用ブラダの製造方法は、成
形部の端部にバリ成形部を有する成形型の前記成形部に
成形材料とガス遮蔽層を配置するとともに、少なくとも
前記バリ成形部に前記ガス遮蔽層の端部を配置した状態
でブラダを成形し、次いで、前記バリ成形部で成形され
たバリ部を前記ブラダから切除することにした。
【0007】
【作用】上記構成の本発明の製造方法によると、ブラダ
を成形した後、バリ部を切除した時点で、ガス遮蔽層の
切断端面を弾性材料層の切断端面に対して面一の状態で
露出させることになる。またガス遮蔽層の端部を切除す
ることにより、予備成形時に皺が発生した部分を実質的
に除去することが可能となる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0009】図1は、当該実施例に係る製造方法により
製造したアキュムレータ用ブラダの断面を示しており、
このブラダには、所定のゴム状弾性材により膜状に成形
された弾性材料層11と、平板状のシートを湾曲するこ
とにより成形されたガス遮蔽層12と、弾性材料層11
の一面(液体室側の一面)中央に取り付けられたポペッ
ト13とが設けられており、ガス遮蔽層12の端部12
a端面が全周に亙って、弾性材料層11の端部11a端
面に対して面一の状態で露出している。ガス遮蔽層12
は、その端部12aにおいてのみ、弾性材料層11の肉
厚内に埋設されており、端部12a以外の部分は、弾性
材料層11の一面(ガス室側の一面)に露出した状態で
積層されている。また、このガス遮蔽層12は、平板状
のシートを湾曲成形したものであるとともに、図2に示
すように、織布(例えば、メリヤス)または不織布等よ
りなる補強材12cの両面に、ポリビニルアルコール、
ポリ弗化ビニルもしくは塩化ビニリデン等のガス透過性
の低い樹脂膜または金属箔等よりなるガス遮蔽膜12d
を被着したものであって、これを三層、積層した状態で
備えている。また弾性材料層11の端部11a外周面に
は、シール補強用の環状の突部11cが一体的に設けら
れている。
【0010】上記構成のブラダを製造するに際しては、
先ず、ガス遮蔽層12を予備成形する。すなわち、ガス
遮蔽層12を、後にその端部12aの一部を切除するこ
とを予定して大きめに成形し、更に具体的には、平面的
に大きめの平板状のシートを湾曲成形して、先ず、上記
した三層のガス遮蔽層12を成形する。次いで、成形部
の端部にバリ成形部を有する成形型(図示せず)の前記
成形部に、成形材料(図示せず)と、このガス遮蔽層1
2とを配置し、特に、バリ成形部に、このガス遮蔽層1
2の端部12aを配置した状態で成形材料を加硫してブ
ラダを成形する。すると、図3(A)に示すように、弾
性材料層11の端部11aにバリ部11dが一体成形さ
れることになり、次いで、このバリ部11dを、適宜の
切除治具(図示せず)を使用して図上X−X線で示すと
ころで寸法通りに切断し、これにより、図3(B)に示
すように、ガス遮蔽層12の切断端面12bが弾性材料
層11の切断端面11bに対して面一の状態で露出した
ブラダを製造する。切断の角度θは、当該ブラダの中心
軸線に対して直角の基準面14に対して、45度以内で
あることが好ましい。
【0011】上記製造方法により製造されたブラダは、
図4に示すように、環状の取付部材22によりシェル2
1の内壁に取り付けられて、全体としてシエル21の内
部に架設され、このシェル21の内部空間を、窒素ガス
等のガスを封入するガス室21Aと、圧油配管等に連通
される液体室21Bとに仕切るものであって、ガス遮蔽
層12の切断端面12bを弾性材料層11の切断端面1
1bに対して面一の状態で露出させることになるため
に、弾性材料層11の切断端面11bのみならず、ガス
遮蔽層12の切断端面12bが取付部材22の内面に接
触する。したがって、これにより従来技術に係る図7に
示したようなガスの透過迂回路が形成されるのを、ガス
遮蔽層12の切断端面12bが取付部材22の内面に接
触することにより、防止することが可能であるために、
この透過迂回路を通ってガスがガス室21Aから液体室
21Bへ漏洩するのを防止することができる。
【0012】また上記製造方法においては、成形材料が
成形型の内部に充満する際に、バリ成形部へ向けての成
形材料の流れが発生する。したがって、この流れに載せ
るようにしてガス遮蔽層12を弛みの無い、張りを持っ
た状態で弾性材料層11に対して積層することができ
る。また上記製造方法においては、バリ部11dがガス
遮蔽層12の端部12bの一面のみに設けられているた
めに、この端部12aは、成形時に、成形型に直接、接
触する。したがって、この接触による摩擦によっても、
ガス遮蔽層12を弛みの無い、張りを持った状態で弾性
材料層11に対して積層することができる。また上記製
造方法においては、その過程で、切除されるガス遮蔽層
12の端部12aがバリ部11dとともに外周方向に向
けて設けられ、すなわち、ガス遮蔽層12が、この端部
12aに限っては湾曲成形されていない。したがって、
この端部12aには皺が発生しにくくなっているが、仮
に、この端部12aを、図5に示すように、略円筒形と
なるように湾曲成形することにして、ここに実際に皺が
発生したとしても、この端部12aは、これを切除して
しまうものである。したがってブラダにおいては、ガス
遮蔽層12の、皺が無い部分のみが使われることになる
ために、これにより剥離または亀裂等の問題が発生する
のを未然に防止することができる。尚、この図5の例で
は、ガス遮蔽層12の端部12aが全て、切除される部
分も含めて弾性材料層11の肉厚内に埋設されている。
また、この図5の例においては、ガス遮蔽層12が樹脂
製の一層膜とされている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0014】すなわち、成形部の端部にバリ成形部を有
する成形型の前記成形部に成形材料とガス遮蔽層を配置
するとともに、少なくともバリ成形部にガス遮蔽層の端
部を配置した状態でブラダを成形し、次いで、バリ成形
部で成形されたバリ部をブラダから切除することにした
ために、バリ部をブラダから切除した時点で、ガス遮蔽
層の切断端面が弾性材料層の切断端面に対して面一の状
態で露出することになる。したがってガス遮蔽層の端部
端面が弾性材料層の端部端面に達するようにブラダを製
造することが可能となり、ガスの透過による漏洩を防止
することができる。また本発明の製造方法においては、
成形材料が成形型の内部に充満する際に、バリ成形部へ
向けての成形材料の流れが発生する。したがって、この
流れに載せるようにしてガス遮蔽層を弛みの無い、張り
を持った状態で弾性材料層に対して積層することができ
る。また本発明の製造方法においては、ガス遮蔽層の端
部が切除されることにより、予備成形時に皺が発生した
部分を実質的に除去することが可能であるために、この
皺による剥離または亀裂の問題が発生するのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る製造方法により製造され
たブラダの断面図
【図2】図1の一部拡大図
【図3】同図(A)および(B)とも、同製造方法の手
順を示すブラダの一部断面図
【図4】同ブラダを装着したアキュムレータの一部切欠
した正面図
【図5】本発明の他の実施例に係る製造方法の手順を示
すブラダの一部断面図
【図6】同製造方法により製造されたブラダの断面図
【図7】従来例に係る製造方法により製造されたブラダ
の一部断面図
【図8】同図(A)は平板状の素材シートの一部断面
図、同図(B)は湾曲成形を終了した状態のガス遮蔽層
の一部断面図
【符号の説明】
11 弾性材料層 11a,12a 端部 11b,12b 切断端面 11c 突部 11d バリ部 12 ガス遮蔽層 12c 補強材 12d ガス遮蔽膜 13 ポペット 14 基準面 21 シェル 21A ガス室 21B 液体室 22 取付部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形部の端部にバリ成形部を有する成形
    型の前記成形部に成形材料とガス遮蔽層(12)を配置
    するとともに、少なくとも前記バリ成形部に前記ガス遮
    蔽層(12)の端部(12a)を配置した状態でブラダ
    を成形し、次いで、前記バリ成形部で成形されたバリ部
    (11d)を前記ブラダから切除するアキュムレータ用
    ブラダの製造方法。
JP6130866A 1994-05-23 1994-05-23 アキュムレータ用ブラダの製造方法 Pending JPH0868401A (ja)

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JP6130866A JPH0868401A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 アキュムレータ用ブラダの製造方法

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JP6130866A JPH0868401A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 アキュムレータ用ブラダの製造方法

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JPH0868401A true JPH0868401A (ja) 1996-03-12

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ID=15044537

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JP6130866A Pending JPH0868401A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 アキュムレータ用ブラダの製造方法

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JP (1) JPH0868401A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102261463A (zh) * 2010-05-26 2011-11-30 上海一核阀门制造有限公司 长寿橡胶隔膜

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970722